JP2009240575A - 遊戯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化を図りつつ、よりリアルな遊戯を提供し得る遊戯装置を提供する。
【解決手段】伸縮可能な第1の駆動部12a〜12cと、第1の駆動部により支持された板状体16と、板状体上に設けられた伸縮可能な第2の駆動部19a〜19cと、第2の駆動部上に設けられた遊戯者支持手段20と有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊戯装置に係り、特に、駆動部を有する遊戯装置に関する。
近時、アミューズメント施設において人気のある遊戯装置として、乗り物に乗っていることを遊戯者が疑似体験できる遊戯装置が知られている。
また、異なる径のジャバラ管より成る伸縮管体を用いることにより、体重が異なる親子がシーソーを楽しむことができる遊具が提案されている(特許文献1参照)。
また、透水口が形成された昇降床を用いることにより、ボートに乗りやすくし得るボート昇降装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−328231号公報 実開平6−46787号公報
本発明の目的は、座席の高さや傾斜等をより大きく変動させ、よりリアルな遊戯を提供し得る遊戯装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、省スペース化を実現し得る遊戯装置を提供することにある。また、本発明の更に他の目的は、省エネルギー化を実現し得る遊戯装置を提供することにある。
本発明の一態様による遊戯装置は、伸縮可能な第1の駆動部と、前記第1の駆動部により支持された板状体と、前記板状体上に設けられた伸縮可能な第2の駆動部と、前記第2の駆動部上に設けられた遊戯者支持手段とを有することを特徴とする。
また、上述した遊戯装置において、前記板状体は、前記第1の駆動部により支持される第1の面と、前記第1の面よりも低い位置に位置する第2の面とを有し、前記第2の駆動部は、前記板状体の前記第2の面上に設けられていてもよい。
また、上述した遊戯装置において、前記第1の面と前記第2の面とが前記板状体の周縁部に沿って交互に配されていてもよい。
また、上述した遊戯装置において、前記板状体は、3つの前記第1の駆動部により支持されており、前記遊戯者支持手段は、3つの前記第2の駆動部上に設けられていてもよい。
また、上述した遊戯装置において、前記第1の駆動部及び前記第2の駆動部は、それぞれ空気の給排により伸縮する駆動部であってもよい。
また、上述した遊戯装置において、前記第1の駆動部は、回転駆動部により回転可能な回転台上に設けられていてもよい。
本発明によれば、板状体が伸縮可能な第1の駆動部により支持され、板状体上に第2の駆動部が設けられているため、駆動部の最大ストローク長の2倍の高さ変動を得ることができる。
また、本発明によれば、板状体の第1の面が第1の駆動部により支持され、第1の面より低い位置に位置する第2の面上に第2のアクチュエータが設けられているため、省スペース化を図りつつ、大きな高さ変動を得ることができる。
また、本発明によれば、駆動部が空気の給排により伸縮するため、リアルな乗り心地を得ることができる。
[一実施形態]
本発明の一実施形態による遊戯装置を図1乃至図13を用いて説明する。図1は、本実施形態による遊戯装置を示す側面図である。図2は、本実施形態による遊戯装置の一部を示す上面図、側面図及び背面図である。図2(a)は上面図であり、図2(b)は側面図であり、図2(c)は背面図である。図3は、本実施形態による遊戯装置を示すブロック図である。図4は、本実施形態による遊戯装置を示す背面図(その1)である。図5は、本実施形態による遊戯装置を示す背面図(その2)である。図6は、本実施形態による遊戯装置を示す上面図である。図7は、アクチュエータの動作を示す側面図である。図8は、本実施形態による遊戯装置の動作を示す正面図である。
図1、図4〜図6に示すように、本実施形態による遊戯装置2は、気球を模したものである。
図2に示すように、回転可能な回転台10上には、伸縮可能な駆動部(アクチュエータ)12aと伸縮可能な駆動部(アクチュエータ)12bと伸縮可能な駆動部(アクチュエータ)12cとから成る第1の駆動部群(第1のアクチュエータ群)12a〜12cが設けられている。アクチュエータ12a〜12cは、3箇所に分散して配置されている。アクチュエータ12a〜12cが配置された箇所の中心を結ぶ線は、正三角形を構成している。回転台10は、図示しない回転駆動部により回転可能に構成されており、入出力インターフェース72を介してCPU62に接続されている(図3参照)。回転台10は、制御部60からの制御信号に基づいて制御される。
ここで、本実施形態による遊戯装置の制御システムについて図3を用いて説明する。
遊戯装置における遊戯の進行を統括して制御する制御部60は、各部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)62と、CPU62の処理に用いるプログラムやデータ等を記憶するメモリ64やHDD(Hard Disk Drive)66と、CPU62と外部機器とを接続する入出力インターフェース72と、出音装置の駆動制御や出音データの生成を行うオーディオプロセッサ70と、画像表示装置の駆動制御や画像データの生成を行うグラフィックプロセッサ68等を有している。本実施形態による遊戯装置の制御システムとしては、例えばパーソナルコンピュータ等を用いることも可能である。
アクチュエータ12a〜12cとしては、例えば空気ばねが用いられている。空気ばねには、アクチュエータとしての用途と防振器としての用途とがある。ここでは、空気ばねをアクチュエータとして用いる。空気ばねを構成する容器内に対して空気の給排を行うことにより、空気ばねを伸縮させ、空気ばねをアクチュエータとして用いることができる。空気ばねには弾性があるため、気球の籠に乗っているような柔らかい乗り心地を実現することが可能となる。ここでは、アクチュエータ12a〜12cとして、ベローズ型の空気ばね(蛇腹管)を用いる。より具体的には、ベローズが3段になっているトリプルベローズ型の空気ばねを用いる。
アクチュエータ12a〜12cは、アクチュエータ12a〜12cに対して空気の給排を行う給排手段14(図3参照)に接続されている。給排手段14は、図示しないコンプレッサ、吸気弁及び排気弁等を有している。給排手段14は、制御部60に接続されている。給排手段14は、制御部60からの制御信号に基づいて空気の給排を制御する。アクチュエータ12a〜12c内に空気を供給すべき旨の制御信号が給排手段14に入力された際には、給排手段14はアクチュエータ12a〜12c内に空気を供給する。アクチュエータ12a〜12c内に空気を供給すると、供給された空気の量に応じて、アクチュエータ12a〜12cの長さが長くなる。一方、アクチュエータ12a〜12c内から空気を排出すべき旨の制御信号が給排手段14に入力された際には、給排手段14はアクチュエータ12a〜12c内から空気を排出する。アクチュエータ12a〜12c内から空気を排出すると、排出された空気の量に応じて、アクチュエータ12a〜12cの長さが短くなる。
3箇所に分散して配置されたアクチュエータ12a〜12c上には、板状体16が設けられている。板状体16には、アクチュエータ12a〜12cに対応するように上段部(第1の面)17aが形成されている。上段部17aが形成されている箇所は、アクチュエータ12a〜12cが配置される箇所に対応するように、3箇所に分散している。下段部(第2の面)17bは、上段部17aに対して低い位置に位置している。上段部17aと下段部17bとの間には、壁部17cが形成されている。上段部17aと壁部17cとにより、下段部17bから上方に突出する突出部(凸部)が構成されている。下段部17bと壁部17cとにより、上段部17aに対して凹んだ凹部が構成されている。
アクチュエータ12a〜12cの上部は、板状体16の上段部17aの下面に接している。板状体16は、3つのアクチュエータ12a〜12cにより、3点支持されている。
本実施形態において、3つのアクチュエータ12a〜12cにより板状体16を支持しているのは、4つ以上のアクチュエータを用いる場合と比較して制御が容易であり、安定性が高く、しかも、省スペース化を図ることが可能であるためである。
板状体16の下段部17b上には、伸縮可能な駆動部(アクチュエータ)19aと伸縮可能な駆動部(アクチュエータ)19bと伸縮可能な駆動部(アクチュエータ)19cとがそれぞれ設けられている。アクチュエータ19aとアクチュエータ19bとアクチュエータ19cとは、上段部17aと上段部17aとの間における下段部17b上にそれぞれ設けられている。アクチュエータ19a〜19cは、3箇所に分散して配置されている。アクチュエータ19a〜19cは、アクチュエータ12a〜12c上の位置からずらして配置されている。アクチュエータ19a〜19cをアクチュエータ12a〜12c上の位置からずらして配置しているのは、互いにじゃまにならないようにして省スペース化を実現するためである。アクチュエータ19aとアクチュエータ19bとアクチュエータ19cとにより、第2のアクチュエータ群19a〜19cが構成されている。アクチュエータ19a〜19cが配置された箇所の中心を結ぶ線は、正三角形を構成している。アクチュエータ12a〜12cが配置された箇所の中心を結ぶ線より成る正三角形と、アクチュエータ19a〜19cが配置された箇所の中心を結ぶ線より成る正三角形とは、60度ずれている。アクチュエータ12a〜12cとアクチュエータ19a〜19cとがこのように配置されているため、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを2段構成にしているにもかかわらず、定常状態における座席装置20の高さを1段分にすることができる。
アクチュエータ19a〜19cとしては、アクチュエータ12a〜12cと同様に、空気ばねが用いられている。ここでは、アクチュエータ19a〜19cとして、アクチュエータ12a〜12cと同様に、ベローズ型の空気ばね(蛇腹管)を用いる。より具体的には、ベローズが3段になっているトリプルベローズ型の空気ばねを、アクチュエータ19a〜19cとして用いる。
アクチュエータ19a〜19cは、空気の給排を行う給排手段14(図3参照)に接続されている。給排手段14は、制御部60に接続されている。給排手段14は、制御部60からの制御信号に基づいて空気の給排を制御する。
アクチュエータ19a〜19c内に空気を供給すべき旨の制御信号が給排手段14に入力された際には、給排手段14はアクチュエータ19a〜19c内に空気を供給する。アクチュエータ19a〜19cに空気を供給すると、供給された空気の量に応じて、アクチュエータ19a〜19cの長さが長くなる。一方、アクチュエータ19a〜19c内から空気を排出すべき旨の制御信号が給排手段14に入力された際には、給排手段14はアクチュエータ19a〜19c内から空気を排出する。アクチュエータ19a〜19c内から空気を排出すると、排出された空気の量に応じて、アクチュエータ19a〜19cの長さが短くなる。
図2に示すように、アクチュエータ19a〜19c上には、遊戯者18が着席する座席(図示せず)が設けられた座席装置(遊戯者支持手段)20が設けられている。座席装置20は、例えば気球の籠を模したものである。座席には、遊戯者18が座席に着席したことを検出するためのセンサ21(図3参照)が設けられている。センサ21は、制御部60に接続されている。座席装置20は、3箇所に分散して配置されたアクチュエータ19a〜19cにより3点支持されている。
本実施形態において3つのアクチュエータ19a〜19cにより座席装置20を支持しているのは、4つ以上のアクチュエータを用いる場合と比較して制御が容易であり、安定性が高く、しかも、省スペース化を図ることが可能であるためである。
座席装置20内には、遊戯者18が気球の操作入力を行うための操作入力手段24(図3参照)が設けられている。操作入力手段24としては、例えば大型のジョイスティック等が用いられている。操作入力手段24の数は、単数であってもよいし、複数であってもよい。また、操作入力手段24としてペダル等を設けてもよい。遊戯者18は操作入力装置24を用いて、仮想空間上において気球の操作を行うことができる。操作入力手段24は、制御部60に接続されている。制御部60は、操作入力手段24からの操作信号に基づいて、回転台10や給排手段24等を制御する。
座席装置20内には、音響を提供するためのスピーカ25(図3参照)が設けられている。スピーカ25は、アンプ44を介してオーディオプロセッサ70に接続されている。制御部60は、メモリ64やHDD66に記憶された音声用データを用いてオーディオプロセッサ70により音声を生成し、アンプ44を介してスピーカ25から音声を出力する。
図2に示すように、回転台10、第1のアクチュエータ群12a〜12c、板状体16及び第2のアクチュエータ群19a〜19cの周囲には、カバー26が設けられている。カバー26の材料としては、例えばFRP(Fiber-Reinforced Plastics、繊維強化プラスチック)が用いられている。カバー26には開口部28が形成されており、座席装置20は開口部28上に突出している。遊戯者18は、カバー26の上部を伝わって座席装置20に搭乗することができる。
カバー26の側部には、階段30が設けられている。
図1に示すように、座席装置20の上方には、例えば気球を模した構造物32が設けられている。気球を模した構造物32は、ワイヤ(図示せず)により保持されている。
気球を模した構造物32の上方には、モータ34(図3参照)が設けられている。モータ34は、ワイヤを巻き取ったり送り出したりすることにより、気球を模した構造物32を昇降させる。モータ34は、制御部60の入出力インターフェース72に接続されている。モータ34によるワイヤの巻き取り及び送り出しは、制御部60により制御される。制御部60は、回転台10、第1のアクチュエータ群12a〜12c、第2のアクチュエータ群19a〜19c等の動作と連動させて、気球を模した構造物32を昇降させる。
座席装置20の前方には、大型のスクリーン36が設けられている。スクリーン36は、湾曲している。スクリーン36が湾曲しているため、より立体的な映像表現が可能となる。
座席装置20の上方には、スクリーン36に画像を投影するプロジェクタ38が設けられている。プロジェクタ38はグラフィックプロセッサ68に接続されており、グラフィックプロセッサ68はCPU62に接続されている。CPU62はメモリ64やHDD66に記憶された映像用データを用いてグラフィックプロセッサ68により画像を生成し、プロジェクタ38を用いてスクリーン36に画像を投影する。
スクリーン36の上方には、座席装置20に向かって風を送るための送風手段40が設けられている。送風手段40は、座席装置20に着席した遊戯者18に向かって送風を適宜行う。送風手段40は、制御部60の入出力インターフェース72に接続されている。送風手段40は、制御部60より制御される。
座席装置20の上方には、カメラ46が設けられている。カメラ46は、遊戯者18の位置の確認等を行うためのものである。カメラ46は、制御部60に接続されている。
なお、カメラ46を用いて遊戯中の遊戯者18を撮影するようにしてもよい。
図5及び図6に示すように、アミューズメント施設内には、複数の遊戯装置2が設けられる。遊戯装置2と遊戯装置2との間には、例えば樹木を模した構造物80が設けられる。
図7の左側は、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを伸ばしていない状態、即ち、0%ストロークの状態を示している。アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを伸ばしていない状態では、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの長さはLとなっている。
図7の右側は、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを最大限に伸ばした状態、即ち、100%ストロークの状態を示している。最大限に伸ばした際におけるアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの伸び(最大ストローク長)をLSL(max)とすると、最大限に伸ばした状態におけるアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの長さは、L+LSL(max)となる。
図8(a)は定常状態を示している。図8(a)に示すように、定常状態においては、いずれのアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cも、長さはLとなっている。本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12cの上部が板状体16の上段部17aに接しており、アクチュエータ19a〜19cが板状体16の下段部17b上に設けられているため、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを2段構成にしているにもかかわらず、座席装置20の高さは1段分となっている。
図8(b)は、アクチュエータ12a〜12cを最大限に伸ばし、アクチュエータ19a〜19cを伸ばしていない状態を示している。アクチュエータ12a〜12cの長さは、L+LSL(max)である。アクチュエータ19a〜19cの長さは、Lである。図8(b)における座席装置20の高さは、図8(a)における座席装置の高さと比較して、LSL(max)だけ高くなる。
図8(c)は、アクチュエータ12a〜12cを最大限に伸ばすとともに、アクチュエータ19a〜19cも最大限に伸ばした状態を示している。いずれのアクチュエータ12a〜19cの長さも、L+LSL(max)である。図8(c)における座席装置20の高さは、図8(a)における座席装置の高さと比較して、2×LSL(max)だけ高くなっている。即ち、本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの最大ストローク長LSL(max)の2倍の高さの変動を得ることができる。
このように、本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cが2段構成になっているため、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの最大ストローク長LSL(max)の2倍の変動量を得ることができる。このため、高さや傾斜をより大きくすることが可能となり、リアルな遊戯を提供することが可能となる。
また、本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12cの上部が板状体16の上段部17aに接しており、アクチュエータ19a〜19cが板状体16の下段部17b上に設けられているため、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを2段構成にしているにもかかわらず、定常状態における座席装置20の高さを1段分にすることができる。このため、本実施形態によれば、省スペース化を実現することが可能となる。
また、本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cとして空気の給排により伸縮するアクチュエータが用いられている。空気の給排により伸縮するアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cは、駆動する際のエネルギーが比較的少なくて済む。従って、本実施形態によれば、省エネルギー化を実現することが可能となる。
また、本実施形態によれば、空気の給排により伸縮するアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cが用いられているため、よりリアルな乗り心地を提供することが可能となる。
次に、本発明の一実施形態による遊戯装置の動作について図1乃至図13を用いて説明する。図9乃至図13は、本実施形態による遊戯装置の動作例を示す上面図、背面図及び側面図である。図9(a)、図10(a)、図11(a)、図12(a)及び図13(a)は、上面図である。図9(b)、図10(b)、図11(b)、図12(b)及び図13(b)は、遊戯装置をa方向から見た図である。図9(c)、図10(c)、図11(c)、図12(c)及び図13(c)は、遊戯装置をb方向から見た図である。
本実施形態によるゲームのストーリーは、遊戯者18が気球に乗って旅をするというものである。
まず、遊戯者18は、階段30を上がり、カバー26の上を伝わって、座席装置20に到達する。遊戯者18は、図1に示すように、座席装置20に設けられた座席(図示せず)に着席する。アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cがそれぞれ空気ばねにより構成されているため、遊戯者18が座席装置20に搭乗した際にアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cにより衝撃が吸収され、遊戯者18は本物の気球の籠に乗ったような感覚を味わうことができる。制御部60は、遊戯者18が座席に着席したか否かを、センサ21とカメラ46とを用いて確認する。
次に、制御部60は、ゲームのストーリーや遊戯者18による操作入力手段24の操作に応じて、座席装置20を昇降させたり、座席装置20を傾斜させたりする。座席装置20の昇降や傾斜は、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cに対して空気を給排することによって行われる。
遊戯者18が座席装置20に搭乗した際には、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cは、図9に示すように定常状態になっている。最大ストローク長LSL(max)に対するそれぞれのアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの伸びは、0%となっている。即ち、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの長さは、いずれもLとなっている。
遊戯者18が、気球が上昇するように操作入力手段24(図3参照)を操作した場合には、制御部60は、座席装置20を上昇させる。この際、スクリーン36には、気球に乗って上昇していく様子が映し出される。スクリーン36に表示される画像は、制御部60に設けられたグラフィックプロセッサ68により生成される。座席装置20の上昇は、例えばアクチュエータ12a〜12c、19a〜19c内に空気を適宜供給して、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの長さを適宜伸ばすことにより行われる。アクチュエータ12a〜12c、19a〜19c内への空気の供給は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。空気ばねより成るアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cにより座席装置20を上昇させるため、遊戯者18は、気球の籠に乗ってふわりと上昇していく感覚を味わうことができる。
図10は、最大高さ変動(2×LSL(max))の50%だけ座席装置を上昇させた状態を示す図である。
図10に示すような状態になっている座席装置20を図11に示すような状態まで上昇させる場合には、制御部60は、例えば以下のような制御を行う。
アクチュエータ12a〜12cについては、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが100%になるまで空気を注入する。アクチュエータ12a〜12cの長さは、いずれもL+LSL(max)となる。アクチュエータ19a〜19cに対しては空気を注入しないため、アクチュエータ19a〜19cの長さはいずれもLのままである。アクチュエータ12a〜12cがLSL(max)だけ伸びるため、座席装置20の高さは、定常状態に対してLSL(max)だけ高くなる。即ち、座席装置20の高さは、最大高さ変動(2×LSL(max))の50%だけ上昇する。
なお、ここでは、最大ストローク長LSL(max)の100%までアクチュエータ12a〜12cを伸ばす場合を例に説明したが、アクチュエータ12a〜12cを伸ばす長さは、最大ストローク長LSL(max)の100%に限定されるものではない。座席装置20の高さを上昇させる分だけ、アクチュエータ12a〜12cの長さを長くすればよい。例えば、座席装置20の高さを0.5LSL(max)だけ上昇させる場合には、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが50%になるまで空気を注入すればよい。
また、ここでは、アクチュエータ19a〜19cの長さを伸ばさず、アクチュエータ12a〜12cの長さを伸ばすことにより、座席装置20を上昇させる場合を例に説明したが、アクチュエータ12a〜12cの長さを伸ばさず、アクチュエータ19a〜19cの長さを伸ばすことにより座席装置20を上昇させてもよい。例えば、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19a〜19cの伸びが100%になるまでアクチュエータ19a〜19cに空気を注入してもよい。
また、ここでは、アクチュエータ12a〜12cの長さを伸ばし、アクチュエータ19a〜19cの長さを伸ばさない場合を例に説明したが、アクチュエータ12a〜12cとアクチュエータ19a〜19cの両方の長さを長くしてもよい。例えば、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが50%になるまでアクチュエータ12a〜12cに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19a〜19cの伸びが50%になるまでアクチュエータ19a〜19cに空気を注入してもよい。
遊戯者18が、気球が更に上昇するように操作入力手段24を操作した場合には、制御部60は、座席装置20を更に上昇させる。この際、スクリーン36には、気球に乗って更に上昇していく様子が映し出される。座席装置20の更なる上昇は、例えばアクチュエータ19a〜19c内に空気を注入して、アクチュエータ19a〜19cの長さを伸ばすことにより行うことができる。アクチュエータ19a〜19c内への空気の供給は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。空気ばねより成るアクチュエータ19a〜19cにより座席装置20を上昇させるため、遊戯者18は、気球に乗ってふわりと上昇していく感覚を味わうことができる。
図11は、最大高さ変動(2×LSL(max))の100%まで座席装置を上昇させた状態を示す図である。
図10に示すような状態になっている座席装置20を図11に示すような状態まで上昇させる場合には、制御部60は、例えば以下のような制御を行う。
アクチュエータ19a〜19cについては、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19a〜19cの伸びが100%になるまで空気を注入する。アクチュエータ19a〜19cの長さは、いずれもL+LSL(max)となる。アクチュエータ12a〜12cについては、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが100%になるになるように空気が既に注入されているため、更なる空気の注入は行わない。アクチュエータ19a〜19cがLSL(max)だけ伸びるため、座席装置20の高さは、図10に示す状態に対してLSL(max)だけ高くなる。即ち、座席装置20の高さは、最大高さ変動(2×LSL(max))の100%まで上昇することとなる。
なお、ここでは、最大ストローク長LSL(max)の100%までアクチュエータ19a〜19cを伸ばす場合を例に説明したが、アクチュエータ19a〜19cを伸ばす長さは、最大ストローク長LSL(max)の100%に限定されるものではない。座席装置20の高さを上昇させる分だけ、アクチュエータ19a〜19cの長さを長くすればよい。例えば、座席装置20の高さを0.5LSL(max)だけ上昇させる場合には、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19a〜19cの伸びが50%になるまで空気を注入すればよい。
また、ここでは、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが100%になるになるように空気が既に注入されている場合を例に説明したが、アクチュエータ19a〜19cに空気が既に注入されており、アクチュエータ12a〜12cには空気が注入されていない場合には、アクチュエータ12a〜12cに空気を注入することにより、座席装置20を上昇させればよい。
また、例えば、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが50%になるまでアクチュエータ12a〜12cに空気が既に注入されており、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19a〜19cの伸びが50%になるまでアクチュエータ19a〜19cにも空気が注入されている場合には、アクチュエータ12a〜12cに更に空気を注入するとともに、アクチュエータ19a〜19cにも更に空気を注入するようにしてもよい。
遊戯者18が、気球が降下するように操作入力手段24を操作した場合には、制御部60は、座席装置20を下降させる。この際、スクリーン36には、気球に乗って下降していく様子が映し出される。座席装置20の降下は、例えばアクチュエータ12a〜12c、19a〜19c内から空気を適宜排出して、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの長さを短くすることにより行われる。
図11に示すような状態になっている座席装置20を図10に示すような状態まで降下させる場合には、制御部60は、例えば以下のような制御を行う。
アクチュエータ19a〜19cについては、アクチュエータ19a〜19cの長さが定常状態の長さLになるまで空気を排出する。アクチュエータ19a〜19c内からの空気の排出は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。アクチュエータ12a〜12c内からは空気を排出しない。空気ばねより成るアクチュエータ19a〜19cから空気を排出することにより座席装置20を降下させるため、遊戯者18は、気球に乗ってふわりと降下していく感覚を味わうことができる。こうして、座席装置20は、例えば図10に示すような状態になる。
なお、ここでは、アクチュエータ19a〜19cの長さが定常状態の長さLになるまでアクチュエータ19a〜19c内から空気を排出する場合を例に説明したが、必ずしも定常状態の長さLになるまでアクチュエータ19a〜19c内から空気を排出しなくてもよい。座席装置20の高さを降下させる分だけ、アクチュエータ19a〜19cの長さを短くすればよい。例えば、座席装置20の高さを0.5LSL(max)だけ降下させる場合には、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19a〜19cの伸びが50%になるまで空気を排出すればよい。
また、ここでは、アクチュエータ12a〜12cの長さを変化させず、アクチュエータ19a〜19cの長さを短くすることにより、座席装置20を降下させる場合を例に説明したが、アクチュエータ19a〜19cの長さを変化させず、アクチュエータ12a〜12cの長さを短くすることにより座席装置20を降下させてもよい。例えば、アクチュエータ12a〜12cの長さが定常状態の長さLになるまでアクチュエータ12a〜12c内の空気を排出してもよい。
また、ここでは、アクチュエータ12a〜12cの長さを変化させず、アクチュエータ19a〜19cの長さを短くする場合を例に説明したが、アクチュエータ12a〜12cとアクチュエータ19a〜19cの両方の長さを短くしてもよい。例えば、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが50%になるまでアクチュエータ12a〜12c内から空気を排出し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19a〜19cの伸びが50%になるまでアクチュエータ19a〜19c内から空気を排出してもよい。
気球が更に降下するように遊戯者18が操作入力手段24を操作した場合や、ゲームが終了になる際には、制御部60は、座席装置20を更に下降させる。この際、スクリーン36には、気球に乗って更に下降していく様子が映し出される。
図10に示すような状態になっている座席装置20を図9に示すような状態まで降下させる場合には、制御部60は、例えば以下のような制御を行う。
アクチュエータ12a〜12cについては、アクチュエータ12a〜12cの長さが定常状態の長さLになるまで空気を排出する。アクチュエータ12a〜12c内からの空気の排出は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。アクチュエータ12a〜12c内からは空気を排出しない。空気ばねより成るアクチュエータ12a〜12cから空気を排出することにより座席装置20を降下させるため、遊戯者18は、気球に乗ってふわりと降下していく感覚を味わうことができる。こうして、座席装置20は、例えば図9に示すような状態になる。
なお、ここでは、アクチュエータ12a〜12cの長さが定常状態の長さLになるまで空気を排出する場合を例に説明したが、必ずしもアクチュエータ12a〜12cの長さが定常状態の長さLになるまで空気を排出しなくてもよい。座席装置20の高さを降下させる分だけ、アクチュエータ12a〜12cの長さを短くすればよい。例えば、座席装置20の高さを0.5LSL(max)だけ降下させる場合には、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12a〜12cの伸びが50%になるまで空気を排出すればよい。
また、例えば、アクチュエータ19a〜19cには空気が注入されたままとなっており、アクチュエータ12a〜12cからは空気が既に排出されている場合には、アクチュエータ19a〜19c内から空気を排出することにより、座席装置20を降下させればよい。
また、例えば、アクチュエータ12a〜12cに排出可能な空気が残存しており、アクチュエータ19a〜19cにも排出可能な空気が残存している場合には、アクチュエータ12a〜12c内から空気を排出するとともに、アクチュエータ19a〜19c内からも空気を排出してもよい。
図9に示すような状態になっている座席装置20を図12に示すような状態まで傾斜させる場合には、制御部60は、例えば以下のような制御を行う。
アクチュエータ19aについては、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19aの伸びが例えば100%になるまで空気を注入する。アクチュエータ19cについては、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19cの伸びが例えば50%になるまで空気を注入する。アクチュエータ19cに対する空気の注入量は、アクチュエータ19aに対する空気の注入量の2分の1とする。アクチュエータ19a、19c内への空気の供給は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。アクチュエータ12a〜12c、19bに対しては、空気の注入を行わない。空気ばねより成るアクチュエータ19a、19cに空気を供給することにより座席装置20を傾斜させるため、遊戯者18は、気球の籠がふわりと傾斜していく感覚を味わうことができる。こうして、座席装置20は、例えば図12に示すような状態となる。
なお、ここでは、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19aの伸びが100%になるまでアクチュエータ19aに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19cの伸びが50%になるまでアクチュエータ19cに空気を注入する場合を例に説明したが、アクチュエータ19a、19cを伸ばす長さはこれに限定されるものではない。例えば、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19aの伸びが50%になるまでアクチュエータ19aに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19cの伸びが25%になるまでアクチュエータ19cに空気を注入してもよい。
また、ここでは、上段側のアクチュエータ19a〜19cに空気を適宜注入する場合を例に説明したが、下段側のアクチュエータ12a〜12cに空気を適宜注入してもよい。例えば、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12aの伸びが例えば100%になるまでアクチュエータ12aに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12cの伸びが例えば50%になるまでアクチュエータ12cに空気を注入するようにしてもよい。
また、ここでは、座席装置20を右側に傾斜させる場合を例に説明したが、傾斜方向はこれに限定されるものではない。例えば、座席装置20を左側に傾斜させる場合には、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19bの伸びが例えば100%になるまでアクチュエータ19bに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19cの伸びが例えば50%になるまでアクチュエータ19cに空気を注入すればよい。また、座席装置20を前方に傾斜させる場合には、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19aの伸びが例えば100%になるまでアクチュエータ19aに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19bの伸びが例えば100%になるまでアクチュエータ19bに空気を注入すればよい。
図12に示すような状態になっている座席装置20を図13に示すような状態まで傾斜させる場合には、制御部60は、例えば以下のような制御を行う。
アクチュエータ12aについては、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12aの伸びが例えば100%になるまで空気を注入する。また、アクチュエータ12cについては、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12cの伸びが例えば50%になるまで空気を注入する。アクチュエータ12a、12c内への空気の供給は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。アクチュエータ12cに対する空気の注入量は、アクチュエータ12aに対する空気の注入量の2分の1とする。アクチュエータ12a、12c内への空気の供給は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。アクチュエータ12bに対しては、空気の注入を行わない。また、アクチュエータ19a〜19cに対しては更なる空気の注入は行わない。こうして、座席装置20は、例えば図13に示すような状態となる。
なお、ここでは、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ19aの伸びが100%になるまでアクチュエータ12aに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12cの伸びが50%になるまでアクチュエータ12cに空気を注入する場合を例に説明したが、アクチュエータ12a、12cを伸ばす長さはこれに限定されるものではない。例えば、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12aの伸びが50%になるまでアクチュエータ12aに空気を注入し、最大ストローク長LSL(max)に対するアクチュエータ12cの伸びが25%になるまでアクチュエータ12cに空気を注入してもよい。
また、下段側のアクチュエータ12a〜12cに既に空気が注入されている場合には、上段側のアクチュエータ19a〜19cに空気を注入することにより、座席装置20を傾斜させてもよい。
図13に示すように傾斜している座席装置20を例えば図12に示すような状態に戻す場合には、アクチュエータ12a、12c内から空気を適宜排出することにより、アクチュエータ12a、12cの長さを短くする。アクチュエータ12a、12c内からの空気の排出は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。こうして、座席装置20は、例えば図12に示すような状態となる。
図12に示すように傾斜している座席装置20を例えば図9に示すような状態に戻す場合には、アクチュエータ19a、19c内から空気を排出することにより、アクチュエータ19a、19cの長さを短くする。アクチュエータ19a、19c内からの空気の排出は、空気の給排を行う給排手段14により行われる。給排手段14は、制御部60により制御される。こうして、座席装置20は、例えば図9に示すような状態となる。
このように、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを適宜伸縮させることにより、座席装置20の高さや傾きを適宜変化させることができる。
また、ゲームのストーリーにおいて例えば気球の籠が障害物にぶつかった場合には、座席装置20を回転させる。座席装置20の回転は、回転台10を回転させることにより行われる。回転台10は、制御部60により制御される。座席装置20を回転させる角度は、例えば360度とする。
こうして、遊戯者18は、気球に乗って旅をするというゲームを楽しむことができる。
このように、本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cが2段構成になっているため、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cの最大ストローク長LSL(max)の2倍の変動量を得ることができる。このため、高さや傾斜をより大きくすることが可能となり、リアルな遊戯を提供することが可能となる。
また、本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12cの上部が板状体16の上段部17aに接しており、アクチュエータ19a〜19cが板状体16の下段部17b上に設けられているため、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cを2段構成にしているにもかかわらず、定常状態における座席装置20の高さを1段分にすることができる。このため、本実施形態によれば、省スペース化を実現することが可能となる。
また、本実施形態によれば、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cとして空気の給排により伸縮するアクチュエータが用いられている。空気の給排により伸縮するアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cは、駆動する際のエネルギーが比較的少なくて済む。従って、本実施形態によれば、省エネルギー化を実現することが可能となる。
また、本実施形態によれば、空気の給排により伸縮するアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cが用いられているため、よりリアルな乗り心地を提供することが可能となる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、駆動部12a〜12c、19a〜19cは空圧式のアクチュエータに限定されるものではない。例えば、駆動部12a〜12c、19a〜19cとして油圧式のアクチュエータを用いてもよい。また、駆動部12a〜12c、19a〜19cとして、電動式のアクチュエータ等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、第1のアクチュエータ群12a〜12c上に板状体16を設け、板状体16上に第2のアクチュエータ19a〜19cを設ける場合、即ち、アクチュエータを2段構成にする場合を例に説明したが、アクチュエータを3段構成以上にしてもよい。例えば、アクチュエータを3段構成にする場合には、第2のアクチュエータ群19a〜19c上に他の板状体を更に設け、他の板状体上に第3のアクチュエータ群を設け、第3のアクチュエータ上に座席装置20を設ければよい。
また、上記実施形態では、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cとして、トリプルベローズ型の空気ばねを用いる場合を例に説明したが、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cはトリプルベローズ型の空気ばねに限定されるものではない。例えば、ダブルベローズ型の空気ばねをアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cとして用いてもよい。また、シングルベローズ型の空気ばねをアクチュエータ12a〜12c、19a〜19cとして用いてもよい。また、スリーブ型の空気ばねやローリングロブ型の空気ばねを、アクチュエータ12a〜12c、19a〜19cとして用いてもよい。
また、上記実施形態では、3つのアクチュエータ12a〜12cを用いて板状体16を3点支持し、3つのアクチュエータ19a〜19cを用いて座席装置12を3点支持する場合を例に説明したが、4つ以上のアクチュエータを用いて板状体16を支持し、4つ以上のアクチュエータを用いて座席装置12を支持するようにしてもよい。但し、アクチュエータに対する制御の容易性や安定性等を考慮すると、3点支持が好ましい。
また、上記実施形態では、気球を模した遊戯装置を例に説明したが、遊戯装置は気球を模したものに限定されるものではない。例えば、二輪車を模した遊戯装置に本発明を適用してもよい。また、実際の乗り物を模したものではない遊戯装置に本発明を提供してもよい。例えば、雲を模した遊戯装置に本発明を適用してもよい。
また、天井に第1のアクチュエータを吊し、第1のアクチュエータにより板状体を保持し、板状体に第2のアクチュエータを吊し、第2のアクチュエータにより座席装置を保持するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、遊戯者支持手段20に座席が設けられている場合を例に説明したが、遊戯者支持手段20に座席が設けられていなくてもよい。
本発明の一実施形態による遊戯装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態による遊戯装置の一部を示す上面図、側面図及び背面図である。 本発明の一実施形態による遊戯装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による遊戯装置を示す背面図(その1)である。 本発明の一実施形態による遊戯装置を示す背面図(その2)である。 本発明の一実施形態による遊戯装置を示す上面図である。 アクチュエータの動作を示す側面図である。 本発明の一実施形態による遊戯装置の動作を示す正面図である。 本発明の一実施形態による遊戯装置の動作例を示す上面図、背面図及び側面図(その1)である。 本発明の一実施形態による遊戯装置の動作例を示す上面図、背面図及び側面図(その2)である。 本発明の一実施形態による遊戯装置の動作例を示す上面図、背面図及び側面図(その3)である。 本発明の一実施形態による遊戯装置の動作例を示す上面図、背面図及び側面図(その4)である。 本発明の一実施形態による遊戯装置の動作例を示す上面図、背面図及び側面図(その5)である。
符号の説明
10…回転台
12a〜12c…駆動部、アクチュエータ
14…給排手段
16…板状体
17a…上段部、第1の面
17b…下段部、第2の面
18…遊戯者
19a〜19c…アクチュエータ
20…座席装置、遊戯者支持手段
21…センサ
24…操作入力手段
25…スピーカ
26…カバー
28…開口部
30…階段
32…構造物
34…モータ
36…スクリーン
38…プロジェクタ
40…送風手段
44…アンプ
46…カメラ
60…制御部
62…CPU
64…メモリ
66…HDD
68…グラフィックプロセッサ
70…オーディオプロセッサ
72…入出力インターフェース

Claims (6)

  1. 伸縮可能な第1の駆動部と、
    前記第1の駆動部により支持された板状体と、
    前記板状体上に設けられた伸縮可能な第2の駆動部と、
    前記第2の駆動部上に設けられた遊戯者支持手段と
    を有することを特徴とする遊戯装置。
  2. 請求項1記載の遊戯装置において、
    前記板状体は、前記第1の駆動部により支持される第1の面と、前記第1の面よりも低い位置に位置する第2の面とを有し、
    前記第2の駆動部は、前記板状体の前記第2の面上に設けられている
    を有することを特徴とする遊戯装置。
  3. 請求項2記載の遊戯装置において、
    前記第1の面と前記第2の面とが前記板状体の周縁部に沿って交互に配されている
    ことを特徴とする遊戯装置。
  4. 請求項1又は2記載の遊戯装置において、
    前記板状体は、3つの前記第1の駆動部により支持されており、
    前記遊戯者支持手段は、3つの前記第2の駆動部上に設けられている
    ことを特徴とする遊戯装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊戯装置において、
    前記第1の駆動部及び前記第2の駆動部は、それぞれ空気の給排により伸縮する駆動部である
    ことを特徴とする遊戯装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊戯装置において、
    前記第1の駆動部は、回転駆動部により回転可能な回転台上に設けられている
    ことを特徴とする遊戯装置。
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