JP2009239837A - 色変換装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の色空間を設定可能な入力データ形式の入力データに対し、効率的な色変換を行う。
【解決手段】 描画オブジェクトを示す入力データを入力する入力手段と、前記入力データから前記描画オブジェクトの入力色空間情報を取得する取得手段と、利用者の指示に応じて色空間を設定する色空間設定手段と、前記利用者の指示に応じて設定された色空間の色域情報と、出力装置の色域情報とを用いて、前記描画オブジェクトを入力データの入力色情報を、該出力装置に応じた出力色情報に変換する変換処理部と、前記出力色情報を用いて、前記描画オブジェクトを描画する描画手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 描画オブジェクトを示す入力データを入力する入力手段と、前記入力データから前記描画オブジェクトの入力色空間情報を取得する取得手段と、利用者の指示に応じて色空間を設定する色空間設定手段と、前記利用者の指示に応じて設定された色空間の色域情報と、出力装置の色域情報とを用いて、前記描画オブジェクトを入力データの入力色情報を、該出力装置に応じた出力色情報に変換する変換処理部と、前記出力色情報を用いて、前記描画オブジェクトを描画する描画手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、入力画像に含まれる描画オブジェクトの各々に対して異なる色空間を設定可能であるデータ形式を用いて表現されている入力色データを処理するものに関する。
従来、sRGB色空間がプリンタやモニタのような出力装置における標準色空間規格として用いられていた。最近、AdobeRGB、scRGBといったsRGB色空間よりも広い色空間を持つ拡張色空間規格が策定されており、これらの拡張色空間を入力データとして使用し、出力することが求められてきている。
そして、入力データ形式の中には特定の色空間のみを扱うのではなく、画像内の各描画オブジェクトに異なる色空間を指定可能にすることにより複数の色空間を同時に扱うことができるものもある。
その結果、入力データに対し色空間を任意に設定することが可能となり、色空間によって規定される色域によって入力データの色域を削減することがなくなる。しかし、入力データの色空間として大きな色域を持つ色空間を選択した場合、出力可能な色域が限られていると、入力データの色情報を出力データの色空間の色情報に色変換処理を行う際、使用している以上の色域が指定されていることにより問題になることがあった。このため、例えば以下の文献によれば入力データが実際に使用している色域を設定しなおすことを行う。
特開2007−166403
これにより入力データの色空間として大きな色域を持つ色空間が選択されている場合でも、適切な色域を使用して正しく色変換処理することが可能になる。一方、入力データ形式によっては、各描画オブジェクトに異なる色空間を指定できるものがある。このような場合、すべての描画オブジェクトに対して、色域を設定しなおすのは処理時間がかかるという課題があった。また、複数の描画オブジェクトが異なる色域をもつと指定された場合、全体としての出力が統一されなくなるという課題があった。
本発明は、各描画オブジェクトの色に対する色空間によって適切な色域に設定しなおしてから色変換を行うのか、そのまま色変換を行うのか、色空間を設定しなおしてから色変換を行うのかを切り替えることで、必要な描画オブジェクトに対してのみ色域を設定しなおすことを可能にする。
また、各描画オブジェクトに設定しなおす色域と、設定しなおす色空間として同じものを使用可能にすることで全体としての出力を統一することを可能にする。
本発明によれば、複数の色空間を設定可能な入力データ形式の入力データに対し、効率的な色変換を行うことができる。
(実施例1)
図面を用いて実施例について説明する。図1は、本実施例にかかるシステムの概略構成の一例を示した図である。
図面を用いて実施例について説明する。図1は、本実施例にかかるシステムの概略構成の一例を示した図である。
図1において、コンピュータ101は、入力データ102と設定情報103とを受け取り、出力データ110を出力する。なお、コンピュータ101は、プリンタなど他の機器でもかまわない。
入力データ処理部105は入力データ102を受け取り、入力データに含まれる複数の描画オブジェクトを取得し、各描画オブジェクトに対して入力色情報と入力色空間とを取得する。色空間情報付加部107は描画オブジェクトに対して入力色空間を追加する。色域処理部106は描画オブジェクトの色域を処理する。色変換処理部108は描画オブジェクトの入力色情報と入力色空間および出力データの出力色空間から入力色情報を出力色情報に変換する。出力データ生成部109は描画オブジェクトと出力色情報を出力データに変換し出力データを生成する。設定情報処理部104は設定情報を取得し、色空間情報付加部107と色域処理部106に設定情報を伝える。
図2は、設定情報103を生成するための画面例である。コンピュータ101のディスプレイ上に色設定UI(ユーザインタフェース)201を表示し、202を用いて利用者によって選択・指示された色空間に応じて設定情報103を生成する。
図3は、入力データ102の1例である。300において、1行目301は出力データのサイズが幅200、高さ200であることを示す。2行目302、3行目303、4行目304は各描画オブジェクトの情報を示す。例えば3行目303で示される描画オブジェクトは、色空間scRGBの色(1,0,0)で塗りつぶされる描画オブジェクトであり、開始位置(10,10)から幅20、高さ20であるような四角形である。
図4は、300で示される入力データ102が入力データ処理部105で処理された結果作成される描画オブジェクトの一覧表である。各描画オブジェクトは入力色401、入力色空間402、形状403、開始位置404、サイズ405で表現される。図3の2行目302が2行目406に、図3の3行目303が3行目407に、図3の4行目304が4行目408に変換されている。
図5のフローチャートを参照しながら、入力データに色変換を施して出力データを生成する処理の一例について説明する。
501において、入力データ処理部105は入力データ102を取得し、入力データを解析し、描画オブジェクトの一覧表400を生成する。502において、入力データ処理部105は501で作成した描画オブジェクトの一覧表400からまだ処理していない描画オブジェクトを取得する。
503において、入力データ処理部105は502で取得した描画オブジェクトの色空間を取得する。504において503で色空間が取得できたかどうかを調べ、色空間が取得できたときは505〜508、511の処理を行う。なお、ここでは色空間が取得できたかどうかを調べているが、sRGBなど特定の色空間でない場合のみ505〜508、511の処理を行うようにしてもかまわない。
505において、503で取得した色空間がscRGBかどうかを調べ、scRGBの場合は、506〜508の処理を行う。なお、ここではscRGBとしているが色域が広いあるいは色域の形状が特殊なため色変換処理部108で処理できない色空間あるいは処理することが困難な色空間なら他の色空間でもかまわない。そして、そのような複数の色空間に対して調べてもかまわない。さらには、常に506〜508の処理を行うようにしてもかまわない。
506において、設定情報処理部104は設定画面201を表示し、設定情報103を取得し、設定情報に応じた色空間情報を色域情報処理部106に伝える。なお、ここでは取得する色空間情報は単一としているが、条件によって複数の色空間を使い分けることも可能である。
507において色域情報処理部106は入力データ処理部から描画オブジェクトに対するscRGBの色情報を取得し、このscRGBの色情報を506で取得した色空間の色情報に変換する。ここでの変換処理は変換する色が506で取得した色空間の色域内に入っていると仮定して行うことが可能である。つまり、色変換処理部108のような色域マッピングを考慮する必要はない。一例としてscRGBの色情報をsRGBの色情報に変換する処理について説明する。まず、scRGBの色情報を0〜1にまるめ、RGB各色のガンマを1から2.4にする。
508において色変換処理部108は507において変換した色情報を入力色情報、506で取得した色空間を入力色空間として、入力色情報を出力色空間の出力色情報へ変換する。
505において取得した色空間がscRGBでなかった場合は、色変換処理部108は511において描画オブジェクトの色情報を入力色情報、描画オブジェクトの色空間を入力色空間として、入力色情報を出力色空間の出力色情報へ変換する。
504において色空間が取得できなかった場合は、512〜514の処理を行う。
512において設定情報処理部104は設定画面201を表示し、設定情報103を取得し、設計情報に応じた色空間情報を色空間情報付加部107に伝える。
513において色空間情報付加部107は512において取得した色空間を描画オブジェクトに対する色空間とする。514において色変換処理部108は、描画オブジェクトの色情報を入力色情報、513において付加した色空間を入力色空間として、入力色情報を出力色空間の出力色情報へ変換する。
509において508、511、514で変換した出力色情報と502で取得した描画オブジェクトの情報を使用してオブジェクトを描画(レンダリング)し、出力する。
510において、501で作成した描画オブジェクトの一覧表400に、未処理の描画オブジェクトがあるかどうか調べる。そして、未処理の描画オブジェクトがある場合は、この未処理の描画オブジェクトに対して502から処理を開始する。未処理の描画オブジェクトがない場合は、処理を終了する。
なお、507の処理は、前述のように入力色情報を変換することでも可能であるが、506で取得した色空間から色域を決定し、それを入力色域として色変換処理部108に渡し、508で色変換処理部108は507で取得した入力色域を使って入力色情報を出力色空間の出力色情報へ変換することも可能である。この場合、色変換処理部108で行う色変換処理は例えば以下のように行う。
図6は色変換処理部108の構成の一例を示した図である。
図6において、入力色処理部603は入力色空間情報606を使用して入力色情報601を色空間圧縮部603で使用する中間色空間の色に変換する。色域圧縮部603は入力色域情報607と出力色域情報608を使って色域圧縮条件を決定し、入力色処理部602で変換された入力色情報の色域圧縮を行う。出力色処理部604は出力色空間情報609を使用して色域圧縮部603で色域圧縮された色を出力色情報に変換するためのものである。
ここで図7のフローチャートを参照しながら、色変換処理部の一例について説明する。
701において入力色処理部603は入力色空間情報606を使用して入力色情報601を色空間圧縮部603で使用する中間色空間の色に変換する。702において色域圧縮部603は入力色域情報607と出力色域情報608とを使って色域圧縮条件を決定する。703において色域圧縮部603は702で決定した色域圧縮条件を使って、701において変換された色に対して色域圧縮を行う。704において出力色処理部604は出力色空間情報609を使用して703で色域圧縮された色を出力色情報に変換する。
図8は、以上のような機能を有する本実施形態で使用されるコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。801はRAM802に格納されている制御プログラムに従って本装置全体の制御を行うCPUである。802はCPU801が実行する本装置の制御プログラムや、文書、画像等のデータを格納するRAM等の内部記憶部である。803はCPU801の制御のもとにインターネット等のネットワークとの接続を行ってデータ等を送受信するネットワークインタフェースである。804はデータを保存する磁気ディスク等の外部記憶装置である。805はディスプレイ、806はキーボード、807はマウス等のポインティングデバイスである。RAM802に格納されているプログラムは、同じくRAM802に格納されているオペレーティングシステムの機能を必要に応じて使用し、RAM802に一時記憶するデータの内容を読み書きしたり、外部記憶装置804上でデータを読み書きしたり、ネットワークインタフェース803を通じてデータの送受信を行ったり、キーボード806やポインティングデバイス807からの入力を受け取ったり、ディスプレイ805に表示を行ったりすることで、所定の動作を行う。
Claims (3)
- 入力画像に含まれる描画オブジェクトの各々に対して異なる色空間を設定可能であるデータ形式を用いて表現されている入力色データを処理するための色変換装置において、
描画オブジェクトを示す入力データを入力する入力手段と、
前記入力データから前記描画オブジェクトの入力色空間情報を取得する取得手段と、
利用者の指示に応じて色空間を設定する色空間設定手段と、前記利用者の指示に応じて設定された色空間の色域情報と、出力装置の色域情報とを用いて、前記描画オブジェクトを入力データの入力色情報を、該出力装置に応じた出力色情報に変換する変換処理部と
前記出力色情報を用いて、前記描画オブジェクトを描画する描画手段とを有することを特徴とする色変換装置。 - 入力画像に含まれる描画オブジェクトの各々に対して異なる色空間を設定可能であるデータ形式を用いて表現されている入力色データを処理するための色変換方法において、
描画オブジェクトを示す入力データを入力する入力工程と、
前記入力データから前記描画オブジェクトの入力色空間情報を取得する取得工程と、
利用者の指示に応じて色空間を設定する色空間設定工程と、
前記利用者の指示に応じて設定された色空間の色域情報と、出力装置の色域情報とを用いて、前記描画オブジェクトを入力データの入力色情報を、該出力装置に応じた出力色情報に変換する変換処工程と、
前記出力色情報を用いて、前記描画オブジェクトを描画する描画工程とを有することを特徴とする色変換方法。 - 請求項2記載の色変換方法をコンピュータを用いて実現するために、コンピュータが読み取り可能であるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008086340A JP2009239837A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 色変換装置および方法 |
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JP2019195165A (ja) * | 2018-05-02 | 2019-11-07 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG | Cmyインキ層厚のシミュレーション |
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2008
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