JP2009238566A - 照明装置、液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる照明態様を可能とする複数の発光領域相互間の光学的影響を低減するとともに高い表示品位を実現する。
【解決手段】本発明の照明装置10は、第1の光源11と、前記第1の光源から光が出射され第1の発光領域L1を構成する第1の照明構造と、第2の光源14と、前記第2の光源から光が出射され前記第1の発光領域とは異なる領域の第2の発光領域L2を構成する第2の照明構造と、前記第1の照明構造と前記第2の照明構造の境界部に設けられ、前記第1の照明構造から出射される光と前記第2の照明構造から出射される光の混光を抑制する遮光部17とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は照明装置、液晶装置及び電子機器に係り、特に、メータークラスター等の車載用表示装置に用いる場合に好適な照明装置及びこれを備えた液晶装置の構成に関する。
近年、車両に搭載されるメータークラスターとして液晶表示体を組み込んだものが増加し、メータークラスター全体を液晶表示体で構成するものも提案されている。このような用途に用いる液晶表示体には、特殊な外縁形状を備えた表示範囲が設けられたり、警告灯などのように部分的に異なる色や態様の表示部が設けられるなどというように、一般的な表示体とは異なる種々の特別な表示態様を実現することが要求される。
従来の上記液晶表示体としては、液晶表示パネルの背後に白熱電球を配置して液晶表示パネルの全体を照明するとともに、液晶表示パネルの特定部位の背後に所定色のLEDを配置し、必要に応じて赤色、黄色、青色等の表示をスポット的に行うことのできる直下型の照明構造が知られている(例えば、以下の特許文献1参照)。
また、サイドライト型のバックライトを構成する導光板の一部に貫通孔を設け、当該貫通孔に小導光体を収容し、その背後にLED等の別光源を配置することで、部分的に異なる色の表示部を実現できるようにした、サイドライト型と直下型を組み合わせた照明構造も知られている(以下の特許文献2参照)。
特開平9−301065号公報 特開平8−62600号公報
しかしながら、前述の特許文献1に記載の構成では、構造上、白熱電球から放出される光とLEDから放出される光とを分離することができないので、表示態様において両者から放出される光が相互に影響を及ぼし合うことから、両光源から放出される光間の相対的な強度や色調を精密に調整しないと高い表示品位を得ることができないという問題点がある。
一方、前述の特許文献2に記載の構成では、別々の光源から放出された光を導く導光板と小導光体をそれぞれ設けることで両光源から放出される光相互間の光学的影響を特許文献1の構成より低減することはできる。しかし、それぞれ別の照明構造から出射された光は境界部付近で混ざってしまうという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、異なる照明態様を可能とする複数の発光領域を有する照明装置において、それぞれの照明構造から出射される光の混光を抑制することができるとともに、高い表示品位を実現することを可能とする照明装置及びこれを用いた液晶装置を実現することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の照明装置は、第1の光源と、前記第1の光源から光が出射され第1の発光領域を構成する第1の照明構造と、第2の光源と、前記第2の光源から光が出射され前記第1の発光領域とは異なる領域の第2の発光領域を構成する第2の照明構造と、前記第1の照明構造と前記第2の照明構造の境界部に設けられ、前記第1の照明構造から出射される光と前記第2の照明構造から出射される光の混光を抑制する遮光部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、第1の照明構造と第2の照明構造とを併用することにより、異なる光強度や色調の照明態様を容易に実現できるとともに光源数や消費電力を抑制することができる。特に、遮光部により第1の発光領域から出射される光と第2の発光領域から出射される光の混光を抑制することにより、両光源相互間の光強度や色調を調整する必要がなくなるとともに、それぞれの領域において必要とされる照明態様を確実に実現できる。
本発明の一の態様においては、前記第1の照明構造は、第1の光源に対向配置され側面より光を入射する導光板を有する。これによれば、第1の照明構造においては広い範囲を比較的少ない数の光源で均一に照明することが可能になる。
本発明の他の態様においては、前記第2の照明構造は、第2の光源から出射された光を拡散させる光拡散部材を有する。これによれば、光拡散部材によって第2の光源から出射された光が拡散され、均一な照明光を得ることができる。
本発明の別の態様においては、前記遮光部は、前記第1の照明構造あるいは前記第2の照明構造に設けられる光学部材を配置するための段差部を含む。当該段差部によって光学部材を位置決めし、保持することが可能になる。ここで、光学部材とは、導光板、光拡散部材等の光学的作用をなす各種部材を言う。
本発明の更に別の態様においては、遮光部の端部に弾性体が設けられる。当該弾性体は遮光部と、その視認側に配置される被照明体(表示パネル)との緩衝を可能にする。
本発明の具体的な態様においては、面状の発光範囲を備えた照明装置において、前記発光範囲の側方に配置された第1の光源と、該第1の光源に対向配置される端面を備えた導光板とを有し、該導光板の表面が前記発光範囲に含まれる第1の発光領域を構成する第1の照明構造と、前記発光範囲の背後に配置された第2の光源と、該第2の光源に対し視認側に離間して配置された光拡散板とを有し、該光拡散板の表面が前記発光範囲に含まれる第2の発光領域を構成する第2の照明構造と、を具備し、前記第1の発光領域と前記第2の発光領域とが相互に遮光されて分離されるとともに、前記第1の光源の1又は複数の発光部が前記第1の発光領域において平面的に前記第2の発光領域に妨げられて影となる部分が生じない位置に配置される。なお、このように構成すると、第1の発光領域が複雑な平面形状を有している場合、第1の発光領域と第2の発光領域とが複雑に入り組んだ照明範囲となっている場合などにおいて、両発光領域間の遮光による各発光領域への光学的影響が避けられないが、本発明では前記第1の光源の1又は複数の発光部が前記第1の発光領域において平面的に前記第2の発光領域に妨げられて影となる部分が生じない位置に配置されることにより、第1の発光領域において均一な照明光を出射させることが可能になる。
なお、上述の第1の光源の1又は複数の発光部が第1の発光領域において平面的に第2の発光領域に妨げられて影となる部分が生じない位置に配置されるとは、第1の光源の発光部から平面方向に直進する光が遮光された第2の発光領域によって妨げられることで、第1の発光領域の一部に光の到達しない平面部分が生ずるといったことがなく、当該光の到達範囲が第1の発光領域全体をカバーするように1又は複数の発光部が配置されていることを言う。
本発明の一の態様においては、前記発光範囲において前記第1の発光領域の発光面積が前記第2の発光領域より大きく、かつ、前記第1の発光領域の凹状に形成された外縁に前記第2の発光領域が隣接する。これによれば、第1の発光領域と第2の発光領域よりなる発光範囲を平面的に一体性を有するものとすることができる。ここで、第1の発光領域の凹状に形成された外縁に第2の発光領域が隣接する構成には、たとえば、第1の発光領域の外縁の一部に第2の発光領域が組み込まれた態様、或いは、第1の発光領域の内部に第2の発光領域が包摂された態様のいずれもが含まれる。
本発明の他の態様においては、前記第1の光源、前記導光板及び前記光拡散板を保持するとともに前記第1の発光領域と前記第2の発光領域とを相互に遮光する保持枠を有し、該保持枠は前記光拡散板の背後に離間した位置に開口を備え、該開口内に前記第2の光源が配置される。これによれば、保持枠によって導光板と光拡散板を保持できるとともに、光拡散板に対する第2の光源の位置決めを行うことが可能になる。
この場合に、前記第2の光源が前記保持枠の背後に配置された基板上に取り付けられ、前記第2の光源が背後より前記開口内に挿入配置されることが好ましい。これによれば、第2の光源を取付けてなる基板を保持枠の背後に配置することで、第2の光源に対する給電が容易になるとともに、背面側から基板ごと取り付けることで第2の光源の組立・交換等を容易に行うことが可能になる。
本発明の別の態様においては、前記第2の光源が複数色の発光部を含み、該複数色の発光部の光の放出態様の組み合わせにより複数の異なる色の光を放出可能に構成される。これによれば、直下型の構成を有する第2の照明構造において複数色の発光部を設け、これらの発光部の発光態様を組み合わせて複数の異なる色の光を放出可能に構成されることで、照明態様のバリエーションを大幅に広げることが可能になる。
次に、本発明の電気光学装置は、上記のいずれかに記載の照明装置と、前記照明装置に対向配置され、第1の表示領域と第2の表示領域を含む表示パネルとを備え、前記照明装置の前記第1の照明構造から出射される光は前記表示パネルの前記第1の表示領域に照射され、前記照明装置の前記第2の照明構造から出射される光は前記表示パネルの前記第2の表示領域に照射され、前記照明装置の前記遮光部は、前記第1の照明構造から出射される光と前記第2の照明構造から出射される光の混光を抑制することを特徴とする。
また、本発明の電子機器は、上記の液晶装置と、該液晶装置の駆動態様を制御する制御手段とを搭載してなる。電子機器は特に限定されないが、自動車のメータークラスターその他の車載用表示機器であることが好ましい。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
最初に、図1乃至図3を参照して本発明に係る第1実施形態の照明装置及び液晶装置について説明する。図1は本実施形態の照明装置の構造を模式的に示す概略平面図、図2は同照明装置の構造を模式的に示す概略縦断面図、図3は同照明装置及び液晶装置のより具体的な構成を示す概略縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態の照明装置10は、図示例では平面視矩形の発光範囲Lを有し、当該発光範囲L内に第1の発光領域L1と、第2の発光領域L2とが構成される。図示例の場合、第1の発光領域L1は平面視矩形の発光範囲Lから第2の発光領域L2を収容する図示下辺に設けられた凹状(矩形溝状)の部分を除いた平面形状を有し、第2の発光領域L2は上記凹状の部分に嵌合する形状の第1の発光領域L1より小面積の平面視矩形状に構成される。
図1及び図2に示すように、第1の発光領域L1は、発光範囲Lの側方に配置される第1の光源11と、この第1の光源11に対向する端面(光入射面)12aを備えた導光板12を有する第1の照明構造によって構成される。そして、当該導光板12の表面(光出射面)12bが第1の発光領域L1を形成する。図示例では、第1の光源11は、第2の発光領域L2が配置された側とは反対側の導光板12の端面に対向配置されている。また、第1の光源11は、複数の発光部(例えばLED(発光ダイオード)等で構成される。)11a,11b,11cで構成され、これらの複数の発光部11a,11b,11cは、上記反対側の導光板12の端面(矩形の平面形状の図示上側の一辺)に沿って配列されている。
導光板12はアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透光性を有し、好ましくは透明な素材で構成され、表面12b若しくは裏面12cのいずれかに散乱構造(印刷層や凹凸構造等によって構成される。)が設けられ、これによって第1の光源11から放射された光が側面12aから入射した後、内部を伝播していく過程で、徐々に表面12bから出射していくように構成される。また、裏面(光反射面)12cの背後に図2に示すように光反射板13を配置することで、より効率的に光を表面12bより出射させることができる。
また、第2の発光領域L2は、第2の光源14と、この第2の光源14の光放出側(視認側)に離間して配置された光拡散板15を有する第2の照明構造によって構成される。そして、当該光拡散板15の表面が第2の発光領域L2を形成する。第2の光源14はLED等で構成され、基板16上に実装されている。この第2の照明構造では、第2の光源14から放出された光が光拡散板15で平面的に均一化され、照明光として第2の発光領域L2から放出される。
第1の発光領域L1と第2の発光領域L2の間には遮光壁17が配置され、この遮光壁17によって導光板12と、光拡散板15及びその背後の空間とが相互に遮光されている。この遮光壁17は、第1の光源11から放出され、導光板12内を伝播した光が第2の発光領域L2内に入射せず、また、第2の光源14から放出された光及び光拡散板15に入射した光が第1の発光領域L1内に入射しないように光を遮断している。この遮光壁17は第1の光源11の出射する光と第2の光源14の出射する光の混光を抑制するものであり、両光を完全に分離する必要はない。ただし、図示例の場合には、少なくとも照明装置内において両光を完全に分離するように構成される。
本実施形態の照明装置10は上記のように面状の発光範囲Lを有するので、図2に示すように、照明装置10の発光範囲Lの視認側に透過型の液晶パネル20の駆動領域(表示領域)Gを平面的に重ねるように配置することにより、液晶装置100を構成できる。
本実施形態の照明装置10においては、第1の光源11の各発光部11a,11b,11cから放出された光が発光範囲Lの平面方向に直進したとき、第1の発光領域L1において第2の発光領域L2(実際には上記遮光壁17)の影となる部分(図1にハッチングで示す領域)が生じないように構成される。すなわち、第1の発光領域L1のいずれの場所においても、発光部11a,11b,11cのいずれかから所定の光放出角範囲で平面的に出射した光の一部が第2の発光領域L2に妨げられずに到達するように構成される。図示例の場合、第2の発光領域L2は図1に示す発光範囲Lの図示下辺の中央部に配置され、第1の光源11の発光部11a,11b,11cは発光範囲Lの上辺に沿って間隔をもって配列されており、これによって、例えば個々の発光部から放出される光には第1の発光領域L1の一部に到達しない領域部分が存在するものの、当該領域部分には他の発光部から放出される光が必ず到達するように構成される。
より具体的に述べると、図示例の場合、発光部11b単独では、光の当たらない(当たりにくい)領域(例えば図1にハッチングで示す領域)が発生してしまうため、第1の発光領域の輝度を均一にするために、本実施形態では、発光部11a、11cを設けている。ただし、発光部11b単独でも導光板12の側面に反射部材(反射膜やテープなど)を形成したり、光反射性材料で形成された保持枠110(図3参照)を用いたり、導光板12の形状を変えたり(例えば矩形状でなく図1の左右下側の角部を斜めにするなど)することで上記両域にも光が直接届くように構成し、光効率を高めることが可能になる。また、上記の各二以上の構成を組み合わせることでさらに効果を高めることも可能である。
図3は、上述の液晶装置100の概略構成をより具体的に設計した構造例を示す縦断面図である。液晶装置100は上述のように照明装置10と液晶パネル20とによって構成される。図示例では、白色樹脂(ポリエチレン樹脂等)、その他の光反射性材料によって一体に成形された保持枠110が設けられる。保持枠110は、上記発光範囲Lを取り囲むように枠状に構成され、背後から視認側に立設されてなる外枠部111を備えている。外枠部111は平面視矩形状に構成されるが、その一部壁面の内側に、上記第1の光源11の各発光部11a,11b,11cを実装した基板18が固定される。
また、保持枠110には、上記外枠部111と連続して設けられ、第1の発光領域L1の平面範囲に重なるように形成された第1の背面部112が設けられ、当該背面部112は上記導光板12の背後に配置され、好ましくは導光板12を支持する。図示例の場合、当該背面部112は上記反射板13を兼ねたものとして用いられる。ただし、導光板12と背面部112の間に白色ポリエチレン等よりなる反射シート、アルミニウムその他の反射層などといった光反射性素材で構成される反射板13を別途配置してもよい。
保持枠110には、第2の発光領域L2を取り囲む遮光部113が設けられ、この遮光部113は、光軸方向と平行な筒状(図示例では角筒状)に構成された側壁部113aと、側壁部113aの背後に回り込むように設けられた背面部113bとを有する。側壁部113aの視認側端部は上記外枠部111と略同じ高さ位置にあり、その開口縁部に上記光拡散板15が取り付けられる。また、背面部113bは上記背面部112よりさらに背後に突出し、その一部に開口部113cが設けられる。開口部113c内には第2の光源14が配置され、当該第2の光源14を実装した基板16は背面部113bの背後に固定される。基板16の固定は、例えば、図示のように背面部113bに突起113dを設け、この突起113dが基板16に形成された貫通孔16dに嵌合するようにしてもよい。この場合、突起113dと貫通孔16dのような嵌合構造を複数個所(少なくとも二つ)設けることが望ましい。
ここで、保持枠110に保持された導光板12の表面と光拡散板15の表面とがほぼ同じ高さとなるように構成される。すなわち、本実施形態では、側壁部113aの視認側端部には段差が設けられ、この段差に光拡散板15が係合することで、光拡散板15の視認方向の高さが設定される。また、保持枠110の背面部112は、側壁部113との間に所定の段差が設けられ、これによって導光板12の表面が光拡散板15と同一高さに設定されるように構成される。
なお、図3に示す例では、上記の遮光壁17が保持枠110の一部である上記側壁部113aによって構成されるが、保持枠110とは別に上記の遮光壁17を設けても構わない。
側壁部113aの視認側端部は図示例の場合、液晶パネルとの間に隙間が生ずる高さに構成され、これによって液晶パネルと当接して基板が割れることを防止ししている。もっとも、当該視認側端部上に図示点線で示すように弾性体(ゴムなど)114を配置(取り付け)し、当該弾性体114を介して液晶パネルに接するように構成してもよい。また、通常は弾性体114と液晶パネルとの間に隙間が存在するように構成すればなおさら好ましい。
上記保持枠110には視認側から白色樹脂等で構成された中間枠120が嵌合し、この中間枠120の内側に液晶パネル20が位置決め保持される。図示例では、中間枠120の内側に張り出した内縁部上に両面テープ27等を介して液晶パネル20の外縁部が固定される。
液晶パネル20は、ガラス等よりなる透明基板21、22をシール材23を介して貼り合わせ、両基板21,22の間に図示しない液晶を封入したものである。液晶がTN(ツイステッドネマチック)液晶等よりなり、基板21、22の外面上に偏光板25,26が配置(貼着)される。このように構成された液晶パネル20はゴム等で構成された緩衝材28を介して視認側から取り付けられる前面枠130によって保持された状態とされる。前面枠130は例えばアルミニウム、ステンレス等の金属板よりなり、上記中間枠120又は保持枠110に取付固定される。
図示例では、導光板12が液晶パネル20に直接対面しているが、導光板12と液晶パネル20との間に光拡散板、集光シート(プリズムシート)等の光学シートを配置してもよい。
以上説明した構成を有する本実施形態の照明装置10では、サイドライト型の構成を有する第1の照明構造が第1の発光領域L1を構成し、直下型の構成を有する第2の照明構造が第2の発光領域L2を構成して、これらの第1の発光領域L1と第2の発光領域L2が発光範囲Lを構成することにより、第1の発光領域L1では数少ない発光部及び低い消費電力で、広い範囲に亘り、或いは、複雑な形状範囲の全体を比較的均一に照明できるとともに、第2の発光領域L2では背後に配置された第2の光源14により光強度及び色調の制御性が良好な態様で確実に照明することができ、しかも、図示例のように第2の発光領域L2が小面積であるために数少ない発光部及び低い消費電力で足りる。したがって、自動車のメータークラスターなど、警告灯や多種の表示灯を含む複雑な表示パネルであっても容易に構成でき、しかも、異なる照明光の態様(光強度や色調)を自在に構成できる。
また、本実施形態の場合、第1の発光領域L1と第2の発光領域L2の間が遮光されるので、それぞれの照明光の独立性を確保して、照明光の光強度の混和、色調の混色などを防止できるため、複雑な表示態様を有する表示体でも高い表示品位を実現できる。この場合に問題となるのは、第1の発光領域L1と第2の発光領域L2とが複雑に入り組んだ照明範囲Lを有する場合に、上記遮光による光学的影響として、光強度や色調の不均一化を生ずることがあるという点である。しかしながら、本実施形態では、第1の発光領域L1において第2の発光領域L2の影となる部分が生じないように第1の光源11の発光部11a,11b,11cが配置されているので、第1の発光領域L1を光強度及び色調のいずれの面においても均一化することができる。
[第2実施形態]
次に、図4を参照して本発明に係る第2実施形態の照明装置10′について説明する。この実施形態では、第1実施形態と同様の、第1の光源11(発光部11a、11b、11c)と、導光板12と、光拡散板15と、遮光壁17とを有するが、第2の光源14′に複数の発光部14a,14bが設けられている点で異なる。なお、その他の構成については上記第1実施形態の説明及び図1乃至図3の構成と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態では、第2の光源14′に設けられた複数の発光部14aと14bが相互に異なる色(波長分布)を有する発光素子で構成される。例えば、発光部14aが赤色光を放出するLEDで構成され、発光部14bが緑色光を放出するLEDで構成される。なお、この場合に、各発光部の放出光の色(波長分布)は任意であり、異なる色の光を放出する発光部の数もまた任意である。
上記のように構成すると、例えば、発光部14aのみを点灯させることで赤色の照明光が得られ、発光部14bのみを点灯させることで緑色の照明光が得られ、さらには、発光部14aと14bを同時に点灯させることで両色の中間色(オレンジ色、黄色など)を得ることができる。したがって、第2の発光領域L2の照明光の色を適宜に切り替えることが可能になるため、例えば、水温表示において、正常な温度範囲にあるときには緑色、低温の場合には黄色、高温の場合には赤色などで表すことが可能になる。
[第3実施形態]
次に、図5を参照して本発明に係る第3実施形態の照明装置10″について説明する。この実施形態では、第1実施形態と同様の、第2の光源14と、光拡散板15と、遮光壁17とを有するが、発光範囲L″において第1の発光領域L1″の内部に第2の発光領域L2″が包摂され、これに応じて導光板12″の形状が枠状(リング状)とされ、また、第1の光源11″が第1の発光領域L1″の上下両側の外縁の側方にそれぞれ発光部11aと11b及び11c、11dを配置している点で異なる。なお、その他の構成については上記第1実施形態の説明及び図1乃至図3の構成と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態では、第2の発光領域L2″が第1の発光領域L1″の内側に包摂されているので、第1の発光領域L1″(導光板12″)の上辺の側方にのみ発光部11a、11bを配置するだけでは、第2の発光領域L2″の影になる部分(図5でハッチングで示した領域)が第1の発光領域L1″内の図示下部に形成されてしまう。そこで、上記発光部11a、11bの第2の発光領域L2″を挟んだ反対側に発光部11c、11dを配置し、これによって上記影となる部分が第1の発光領域L1″内に存在しないように構成している。
より具体的に述べると、図示例の場合、発光部11a、11bのみでは、光の当たらない(当たりにくい)領域(例えば図5にハッチングで示す領域)が発生してしまうため、第1の発光領域の輝度を均一にするために、本実施形態では、発光部11c、11dを設けている。ただし、発光部11a、11bのみでも導光板12″の側面に反射部材(反射膜やテープなど)を形成したり、光反射性材料で形成された保持枠110(図3参照)を用いたり、導光板12″の形状を変えたり(例えば矩形状でなく図5の左右下側の角部を斜めにするなど)することで上記両域にも光が直接届くように構成し、光効率を高めることが可能になる。また、上記の各二以上の構成を組み合わせることでさらに効果を高めることも可能である。
なお、上記各実施形態では、第2の発光領域を一つだけ設けた例について説明したが、相互に分離された第2の発光領域を複数配置してもかまわない。
[電子機器]
最後に、上記照明装置10、10′、10″のいずれかを有する液晶装置100を搭載した電子機器について説明する。図6は、電子機器の実施形態である自動車のメータークラスター(車載用表示装置)に用いた例を示す平面図、図7は液晶装置100及びその表示制御系を示す概略構成図である。
図6に示すように、図示例のメータークラスターでは、左右にアナログ式の速度計Sと回転数計(タコメータ)Tが配置され、速度計Sと回転数計Tの間に液晶装置100の表示面(駆動領域G)が配置される。液晶装置100には、上記の照明装置10と液晶パネル20とが重ねて配置され、液晶パネル20の駆動領域(表示領域)Gの背後に発光範囲Lが配置される。第1の発光領域L1は例えば全体が白色の照明光を出射し、その視認側に表示される画像を白黒表示で視認可能とする。一方、第2の発光領域L2は例えば第2の光源14から放出された光を光拡散板15で均一化することで赤色、黄色、青色等の各色の照明光を出射し、その視認側に表示される画像を赤色、黄色、青色等で表示する。
なお、この図示例では、上記と同様に、第1の光源11の発光部11a,11b,11cから放出される光だけで第2の発光領域L2の影となる部分が生じないように構成され、第1の発光領域L1の全体を直接に照明できるように構成されているが、図示左右下部の領域の光量不足を補うために追加の発光部11d、11eを第1の発光領域L1の左右下部の側方にそれぞれ設置している。
より具体的に述べると、図6において、発光部11b単独では、光の当たらない(当たりにくい)領域(例えば図6にハッチングで示す領域、すなわち、第2の発光領域の左右側部及びそのさらに左右にある第1の発光領域の左右下部)が発生してしまう。これを回避するために、本実施形態では、発光部11a、11cを設けている。ただし、導光板12の側面を曲面にする、さらには反射部材(反射膜やテープなど)を形成することで曲面で光が反射するようにする、光反射性材料で形成された保持枠110(図3参照)を設ける、さらには図示例のように発光部11d、11eを追加するなどの各種方法で、上記領域にも光が直接届き、光効率を高めることができる。また、上記の各構成を適宜に組み合わせることでさらに効果を高めることも可能である。
一方、図7に示すように、本実施形態は、表示情報出力源291と、表示情報処理回路292と、電源回路293と、タイミングジェネレータ294と、バックライト50への電力供給を行う光源制御回路295とを含む表示制御回路290を有する。また、液晶装置100には、上述の構成を有する液晶表示体である液晶パネル20と、この液晶パネル20を駆動する駆動回路50と、液晶パネル20を照明するバックライトである照明装置10とが設けられている。この駆動回路50は、液晶パネル20に直接実装されているICチップ等で構成される。
表示情報出力源291は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ294によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路292に供給するように構成されている。
表示情報処理回路292は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路50へ供給する。駆動回路50は、走査線駆動回路、信号線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路293は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
光源制御回路295は、電源回路293から供給される電圧に基づいて照明装置10の光源(上記第1の光源11及び第2の光源14)に電力を供給し、所定の制御信号に基づいて光源の点灯の有無及びその輝度等を制御するようになっている。
なお、本発明に係る電子機器としては、図6に示すメータークラスターの他に、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として本発明に係る液晶装置を用いることができる。ただし、本発明は液晶装置100の表示態様の自由度を拡大できるという特徴を有するため、特に、車載用表示体、各種機器の操作部の表示体などといった電子機器に用いる場合に有効である。
第1実施形態の照明装置の概略平面図。 第1実施形態の照明装置の概略縦断面図。 第1実施形態の液晶装置の詳細縦断面図。 第2実施形態の照明装置の概略平面図。 第3実施形態の照明装置の概略平面図。 第1実施形態の液晶装置を搭載した電子機器の例を示す概略平面図。 電子機器の内部構成を示す概略ブロック図。
符号の説明
10…照明装置、11…第1の光源、11a,11b,11c…発光部、12…導光板、14…第2の光源、15…光拡散板、16…基板、17…遮光壁、L…発光範囲、L1…第1の発光領域、L2…第2の発光領域

Claims (7)

  1. 第1の光源と、
    前記第1の光源から光が出射され第1の発光領域を構成する第1の照明構造と、
    第2の光源と、
    前記第2の光源から光が出射され前記第1の発光領域とは異なる領域の第2の発光領域を構成する第2の照明構造と、
    前記第1の照明構造と前記第2の照明構造の境界部に設けられ、前記第1の照明構造から出射される光と前記第2の照明構造から出射される光の混光を抑制する遮光部とを備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記第1の照明構造は、第1の光源に対向配置され側面より光を入射する導光板を有することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記第2の照明構造は、第2の光源から出射された光を拡散させる光拡散部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記遮光部は、前記第1の照明構造あるいは前記第2の照明構造に設けられる光学部材を配置するための段差部を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記遮光部は、端部に弾性体が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記照明装置に対向配置され、第1の表示領域と第2の表示領域を含む表示パネルとを備え、
    前記照明装置の前記第1の照明構造から出射される光は前記表示パネルの前記第1の表示領域に照射され、前記照明装置の前記第2の照明構造から出射される光は前記表示パネルの前記第2の表示領域に照射され、
    前記照明装置の前記遮光部は、前記第1の照明構造から出射される光と前記第2の照明構造から出射される光の混光を抑制することを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012161014A1 (ja) * 2011-05-20 2012-11-29 シャープ株式会社 照明装置、それを備えた表示装置、およびそれを備えたテレビ受信装置
JP2018189401A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 日本精機株式会社 表示装置
CN112470064A (zh) * 2018-08-30 2021-03-09 株式会社日本显示器 电子设备
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