JP2009238505A - メス端子 - Google Patents

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強 濱井
Tomihiko Nagayoshi
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Abstract

【課題】 製造費の大幅な上昇を伴うことなく、接触荷重を大きくすることが可能なメス端子を提供する。
【解決手段】 メス端子1は、オス端子10が挿入される挿入口1a内で、オス端子10と接触する。接触部2は、挿入口1aの下壁部7側で、オス端子10の挿入方向に延び、オス端子10と接触する。2つの接続部3a,bは、接触部2におけるオス端子10の挿入方向への両端部分と、挿入口1aの左壁部8側とを接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オス端子(タブ状の端子)が挿入される挿入口内で、オス端子と接触するメス端子に関する。
従来から知られたこの種のメス端子の一つでは、オス端子との接点を上面に有する接触片が、挿入口の開口付近で折り返されて形成されている(特許文献1参照)。接触片は挿入口の開口側から奥側へ延びていて、この接触片の奥側の端部は自由端である。このような接触片を有する挿入口にオス端子を挿入すると、接触片では、開口側の折り返し部分に応力集中が生じて、折り返し部分が変形する。この変形によって、メス端子とオス端子との間で、所定の接触荷重(接触片の付勢力)が得られるようになっている。
特開平9−45404号公報(図7、段落0002〜0004)
しかしながら、上述した従来のメス端子では、端子間の接触の信頼性を向上させること等を目的として、接触荷重を大きくすると、接触片の折り返し部分に永久変形が生じることがあった。つまり、所望の接触荷重が初期状態で得られていても、その後の永久変形により、接触荷重は初期の値に届かなくなった。当然ながら、メス端子を同様の形状として、永久変形が生じ難い材料を用いることも検討され得るが、そのような材料は高価である。
本発明の目的は、このような課題を解決することができるメス端子を提供することである。
請求項1に係るメス端子は、オス端子が挿入される挿入口内で、前記オス端子と接触する。本メス端子は、前記挿入口の下内面側で、前記オス端子の挿入方向に延び、該オス端子と接触する接触部と、該接触部における前記オス端子の挿入方向への両端部分と、前記挿入口の一つの側方内面側とを接続する2つの接続部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係るメス端子は、請求項1に係るメス端子において、前記接触部は、2つの前記接続部を折り曲げ部分として、一枚の金属片を前記挿入口の前記側方内面側から折り曲げることにより形成されることを特徴とする。
本メス端子では、挿入口の下内面側にある接触部の支持が、その両端部分で、挿入口の一つの側方内面側から延びる2つの接続部により行われるため、従来の開口側の折り返し部分によるよりも接触荷重を大きくすることが可能である。接触部に高価な材料を用いる必要もないため、製造費の大幅な上昇が避けられている。
以下、本発明に係る実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(最良の実施の形態)
本発明の最良の実施の形態であるメス端子について説明する。図1に示すこのメス端子1は、オス端子10が挿入される挿入口1a内で、オス端子10と接触する。(図1(a)は、挿入口1aの開口周辺の断面図である。同図(b)は、図(a)のA−Aにおける断面図であり、同図(c)は、図(a)のA−Aで切断したメス端子1の斜視図である。)メス端子1は、接触部2と、2つの接続部3a,3bとを有する。接触部2は、挿入口1aの下内面側で、即ち下壁部7の上方で、オス端子10の挿入方向に向かって延びている。接触部2は、その上面に形成された接点2aで、オス端子10の下面と接触する。接続部3a,bは、この接触部2におけるオス端子10の挿入方向への両端部分と、挿入口1aの一つの側方内面側、即ちここでは左壁部4とを接続する。具体的に、接続部3aは、挿入口1aの開口側で、左壁部4から延びていて、左壁部4と、接触部2の開口側の端部とを繋いでいる。接続部3bは、挿入口1aの奥側で、左壁部4から延び、左壁部4と、接触部2の奥側の端部とを繋ぐ。これら2つの接続部3a,bにより、上述した接触部2が支持されている。
これらの構成のメス端子1において、オス端子10が挿入された際の接触部2の周辺の応力集中は、大よそ、次の図2に示すようになる。同図2(a)は前図1(a)の断面図に、図2(b)は前図1(c)の斜視図に対応するものであり、これら図2(a)、(b)において、オス端子10の挿入時に応力が特に大きくなっている部分を斜線で示している。即ち、応力が特に大きな部分は、接点2aの左壁部4側周辺、接続部3aの内側部分の辺り、及び、接続部3bの内側辺りの計3箇所である。オス端子10の挿入時に、これら3箇所が、接触部2全体を下方へ撓ませながら弾性変形するわけである。
これに対し、従来のメス端子(特開平9−45404号公報に記載がある上述したメス端子と同様のもの)は、オス端子の挿入時に、詳細には、次の図3のように変形する。先ず、初期状態のこの従来のメス端子11へのオス端子の挿入前に、接触部12の折り返し部分13に変形は認められない(同図3(a))。初期状態でオス端子を挿入すると、折り返し部分13が変形し、接点12aの下方へのその変位量をAとする(同図(b))。ここでは、オス端子の挿入時において、接触部12の自由端側の先端部14が挿入口11aの下壁部15に接しているが、先端部14の変形量は、折り返し部分13に比べて小さい。また、接点12aの周辺は、ほとんど変形しない。メス端子11では、オス端子挿入時に、主として、折り返し部分13に変形が生じる。
そうして、今、オス端子の挿入によって、折り返し部分13の変形が弾性域を超え、永久変形が残ったものとし、その変形量をΔAとする(同図(c))。この永久変形が残った状態では、次に、オス端子が挿入されたときの接点12aの変位量は、(A−ΔA)となってしまう(同図(d))。即ち、接触荷重が、初期状態から変形量ΔA分だけ小さくなってしまう。
メス端子1の組み立て時における挿入口1aの形成について、その概要を説明する。メス端子1は、図4(a)に示した金属片21から組み立てられる。この金属片21は、銅や銅合金などの材質であり、その1枚の板材がせん断加工されて成型される。先ず、接触部2と左壁部4との接続部3a,bを折り曲げ部分として、金属片21上の接触部2が、左壁部4から略垂直に切り立つように折り曲げ加工される。そうして、金属片21の同図4(a)の下側の部分から、順次、左壁部4が上壁部5と略垂直になるように、この上壁部5が右壁部6と垂直になるように、右壁部6が下壁部7と垂直になるように折り曲げが行われる。その後、同図(a)の上側から、順次、上壁部9が左壁部8と垂直になるように、左壁部8が下壁部7と垂直になるように折り曲げられる。
これに対し、従来のメス端子11での挿入口11aの形成にあっては、同図4(b)の成型された金属片31で、先ず、接触部12が、折り返し部分13から、先端部14が挿入口11aの奥側で下壁部15の上方となる位置へとくるように折り返される。この後、金属片31の同図(b)の下側から、順次、上壁部16が右壁部17と略垂直になるように、右壁部17が下壁部15と垂直になるように折り曲げ加工される。金属片31の同図(b)の上側からは、順次、上壁部18が左壁部19と垂直になるように、左壁部19が下壁部15と垂直になるように折り曲げが行われる。同図4(a)及び(b)を比較すると、本発明のメス端子1が組み立てられる金属片21では、従来のメス端子11の接触部12のように突き出した部分がないことが確認される。メス端子1になる金属片21は、大きな突出部分のないその形状によって、せん断加工(打抜き)により板材に生じる不使用部分を、金属片31よりも少なくすることが可能である。
以上のように、本発明のメス端子1では、挿入口1aの下壁部7側にある接触部2の支持が、挿入口1aの開口側の接続部3a及び奥側の接続部3b(図1)により行われる。そして、オス端子10の挿入時には、これらに接点2aの近傍を合わせた3つの部分の変形によって、接触部2の撓みが支えられる。そのため、従来のメス端子11の折り返し部分13(図3)によるよりも、接触荷重を大きくすることが可能である。換言すれば、従来のメス端子11では、オス端子挿入時における接触部12の撓みを、折り返し部分13の変形により支えている。メス端子11の折り返し部分13の幅は、その上限が挿入口11aの開口部の幅と同程度になり、この幅の長さによって、その耐荷重の大きさにも限度がある。これに比べると、側方からの接続部3a,bの幅の大きさ(オス端子10の挿入方向への長さ)には自由度が高く、その幅を大きくすることにより耐荷重をより大きくすることも可能である。ここでは、メス端子1(接続部3a,b)に高価な材料を用いる必要がなく、製造費の大幅な上昇を免れている。
(他の実施の形態等)
以上、具体的な実施の形態により本発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施の形態を変更して実施することができる。
a. 例えば、メス端子1において、上述のように接続部3a,bの幅を変化させる以外に、当然に、接点2aの周辺の傾斜を変化させることにより、メス端子1の耐荷重値を調節することもできる。即ち、接触部2は、図1に示すように、挿入口1aの開口側から接点2aへと向かって上方になだらかに傾斜し、接点2aから奥側へと下方になだらかに傾斜している。これらの傾斜部分は、接触部2を塑性変形させることにより得られるが、その傾斜の度合いを変化させることによって、接点2aの周辺の応力集中と、この部分の変形とを調整可能である。
b. メス端子1は、オス端子10の挿入方向と垂直な面への断面が矩形状となるように、壁部が構成されるものとした。メス端子の断面の形状は、三角形若しくは五角形以上の多角形状、又は、円形状等であってもよい。
c. 接続部3a,bは少なくとも2つ構成されていればよい。3つ以上の接続部を設けることもできる。
d. 接続部3a,bは、左壁部4の下部で屈曲して、接触部2を支持するものとした。これとは異なり、左壁部の上下への長さを短くしつつ、接続部が、左壁部4の上下中央部又は上部から下方へ延び、屈曲して、接触部2を支持するようにしてもよい。
本発明に係るメス端子の概略構成を示す図 オス端子挿入時におけるメス端子での応力集中を表すイメージ図 従来のメス端子における永久変形を説明するための図 メス端子の組み立てに用いる金属片の平面図(メス端子の展開図)
符号の説明
1………………メス端子
1a……………挿入口
2………………接触部
2a……………接点
3a,3b……接続部
4………………左壁部(挿入口の一つの側方内面)
5,9…………上壁部
6………………右壁部
7………………下壁部(挿入口の下内面)
8………………左壁部
10……………オス端子
11……………従来のメス端子
11a…………挿入口
12……………接触部
12a…………接点
13……………折り返し部分
14……………接触部の先端部
15……………挿入口の下壁部
16,18……上壁部
17……………右壁部
19……………左壁部
21……………本発明のメス端子に組み立てられる金属片
31……………従来のメス端子に組み立てられる金属片

Claims (2)

  1. オス端子が挿入される挿入口内で、前記オス端子と接触するメス端子であって、
    前記挿入口の下内面側で、前記オス端子の挿入方向に延び、該オス端子と接触する接触部と、
    該接触部における前記オス端子の挿入方向への両端部分と、前記挿入口の一つの側方内面側とを接続する2つの接続部と
    を備えたことを特徴とするメス端子。
  2. 前記接触部は、2つの前記接続部を折り曲げ部分として、一枚の金属片を前記挿入口の前記側方内面側から折り曲げることにより形成されることを特徴とする請求項1に記載のメス端子。
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