JP2009238279A - 不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】書込み効率を向上させることのできる不揮発性半導体記憶装置およびその書込み方法を提供する。
【解決手段】同一列方向の複数の前記不揮発性メモリセルのドレイン領域が共通に接続されるビット線と、同一行方向の複数の前記不揮発性メモリセルのゲート電極が共通に接続されるワード線と、を有し、同一列方向の不揮発性メモリセルのソース領域が共通に接地されるメモリセルアレイと、行アドレス信号に基づいて前記ワード線を選択し、選択されたワード線に電圧を印加するワード線駆動回路と、書き込みデータに基づいて書き込み電圧を生成するとともに、列アドレス信号に基づいて前記ビット線を選択し、選択されたビット線に前記書き込み電圧を印加する書き込み回路と、を備え、書込み動作中において、ドレイン領域と制御ゲートに電圧をそれぞれ所定の電圧を印加した後、制御ゲートに印加する電圧を開放する。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法に関し、特にNOR型フラッシュメモリおよびその書き込み方法に関する。
一般的に、NOR型フラッシュメモリは、マトリクス状に配列された複数のメモリセルを有している。各メモリセルは、半導体基板に形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間のチャネル領域となる半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、このフローティングゲート上に形成された電極間絶縁膜と、この電極間絶縁膜上に形成された制御ゲートとを備えている。
同一列のメモリセルは、同じ列内の隣接するメモリセルと、ソース領域またはドレイン領域を共有している。そして、同一列のメモリセルのドレイン領域は、ビット線コンタクトを介し、共通のビット線に並列接続されている。また、同一行のメモリセルのそれぞれの制御ゲートは、共通のワード線に接続されている。
このように構成されたNOR型フラッシュメモリにおいては、各メモリセルの閾値調整(書き込み)は、制御ゲートとドレイン領域とに所定の電圧を印加し、ソース領域と半導体基板とを接地電位とすることで生じるチャネルホットエレクトロンをフローティングゲートに注入することによって行われる。したがって、NOR型フラッシュメモリにおいては、ドレイン電圧によってチャネルホットエレクトロンを発生させることが書込み効率に対して重要である。書き込み効率を増大させる技術の一つとして、ドレイン領域にバイポーラトランジスタを形成して、ホットエレクトロンを増大させることが行われている(例えば、非特許文献1参照)。
Liyang Pan, Jun Zhu, Zhihong Liu, Ying Zeng, and Jianzhao Liu,"Novel Self-Convergent Programming Method Using Source-Induced Band-to-Band Hot Electron Injection",IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, VOL. 23, NO. 11, P. 652, NOVEMBER 2002
しかしながら、NOR型フラッシュメモリにおいて、高集積化を実現するために、ゲート電極長を微細化した結果、相対的に拡散層抵抗、コンタクト抵抗などの寄生抵抗が大きくなることによって、チャネル領域に印加される、実効的なドレイン電圧は低下する一方である。その結果、書込み効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであって、書込み効率を向上させることのできる不揮発性半導体記憶装置およびその書込み方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による不揮発性半導体記憶装置は、
半導体基板に形成された複数の不揮発性メモリセルであって、各不揮発性メモリセルが、前記半導体基板に離間して形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間のチャネル領域となる半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された電極間絶縁膜と、前記電極間絶縁膜上に形成された制御ゲートと、を有する複数の不揮発性メモリセルと、
同一列方向の複数の前記不揮発性メモリセルのドレイン領域が共通に接続されるビット線と、
同一行方向の複数の前記不揮発性メモリセルのゲート電極が共通に接続されるワード線と、を有し、同一列方向の不揮発性メモリセルのソース領域が共通に接地されるメモリセルアレイと、
行アドレス信号に基づいて前記ワード線を選択し、選択されたワード線に電圧を印加するワード線駆動回路と、
書き込みデータに基づいて書き込み電圧を生成するとともに、列アドレス信号に基づいて前記ビット線を選択し、選択されたビット線に前記書き込み電圧を印加する書き込み回路と、
を備え、
前記ワード線駆動回路は、書き込み動作中に、選択された前記ワード線に所定の電圧を印加した後、選択された前記ワード線に印加する電圧を開放することを特徴とする。
また、本発明の第2の態様による不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板に離間して形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間のチャネル領域となる半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された電極間絶縁膜と、前記電極間絶縁膜上に形成された制御ゲートと、を有し、前記ソース領域が接地される不揮発性メモリセルと、前記不揮発性メモリセルのドレイン領域に接続されるビット線と、前記不揮発性メモリセルのゲート電極に接続されるワード線と、前記ワード線に電圧を印加するワード線駆動回路と、書き込みデータに基づいて書き込み電圧を生成するとともに、前記ビット線に前記書き込み電圧を印加する書き込み回路と、を備え、前記ワード線駆動回路は、書き込み動作中に、前記ワード線に所定の電圧を印加した後、前記ワード線に印加する電圧を開放することを特徴とする。
また、本発明の第3の態様による不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法は、半導体基板に形成された複数の不揮発性メモリセルであって、各不揮発性メモリセルが、前記半導体基板に離間して形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間のチャネル領域となる半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された電極間絶縁膜と、前記電極間絶縁膜上に形成された制御ゲートとを有する複数の不揮発性メモリセルと、
同一列方向の複数の前記不揮発性メモリセルのドレイン領域が共通に接続されるビット線と、
同一行方向の複数の前記不揮発性メモリセルのゲート電極が共通に接続されるワード線と、
を有し、同一列方向の不揮発性メモリセルのソース領域が共通に接地されるメモリセルアレイを備えている不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、
行アドレス信号に基づいて前記ワード線を選択し、選択されたワード線に電圧を印加するステップと、
書き込みデータに基づいて書き込み電圧を生成するとともに、列アドレス信号に基づいて前記ビット線を選択し、選択されたビット線に前記書き込み電圧を印加するステップと、
書き込み動作中に、選択された前記ワード線に所定の電圧を印加した後、選択された前記ワード線に印加する電圧を開放するステップと、
を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、書込み効率を向上させることが可能な不揮発性半導体記憶装置およびその書込み方法を提供することができる。
本発明の実施形態を以下に図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による不揮発性半導体記憶装置を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、NOR型フラッシュメモリであって、図2に示すように、複数のメモリセルMCがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイと、書き込み回路20と、ワード線駆動回路30と、読み出し回路40とを備えている。
各メモリセルMCは、図1に示すように、例えばシリコンからなる半導体基板2に形成されたソース領域Sおよびドレイン領域Dと、ソース領域Sとドレイン領域Dとの間のチャネル領域4となる半導体基板2上に形成されたゲート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜6上に形成されたフローティングゲート8と、このフローティングゲート8上に形成された電極間絶縁膜10と、この電極間絶縁膜10上に形成された制御ゲート12とを備えている。
同一列のメモリセルMCは、図3に示すように、同じ列内の隣接するメモリセルMCと、ソース領域Sまたはドレイン領域Dを共有している。なお、図3においては、同一列のメモリセルMCのみを示している。そして、同一列のメモリセルMCのドレイン領域Dは、ビット線コンタクト(図示せず)を介し、共通のビット線BLに並列接続されている。また、同一行のメモリセルMCのそれぞれの制御ゲート12が、共通のワード線WLに接続されている。
図3においては、各メモリセルMCのソース領域Sを介して接地電位が供給される構造のNOR型フラッシュメモリを示しているが、図4に示すように、同一行のメモリセルMCのソース領域Sをビット線BL下のソース線SLで接続し、このソース線SLを介して接地電位が供給される構造であっても良い。
一般的に、このように構成されたNOR型フラッシュメモリにおいては、各メモリセルMCの閾値調整(書き込み)は、行アドレス信号に基づいてワード線駆動回路30によってワード線WLを選択し、この選択したワード線WLに接続されるメモリセルMCの制御ゲート12に所定の電圧(例えば10V)を印加するとともに列アドレス信号に基づいて書き込み回路20によってビット線BLを選択し、この選択されたビットBLに接続されるメモリセルMCのドレイン領域Dに、書き込みデータに基づいて所定の電圧(例えば5V)を印加し、ソース領域Sと半導体基板2とを接地電位とすることで生じるチャネルホットエレクトロンをフローティングゲートFGに注入することによって行われる。各メモリセルMCが1つのデータを記憶する場合は、ビット線BLには一定の電圧が印加され、多値データを記憶する場合は、ビット線BLには書き込みデータに応じた電圧が印加される。
この書き込み時におけるホットエレクトロンの温度分布(すなわち運動エネルギー分布)を図5に示す。なお、図5は、後述する本実施形態の書き込み方法と異なり、書き込み動作中は制御ゲートに印加する電圧は所定の電圧に維持されたままとなっている。この図5からわかるように、フローティングゲートに注入される直前のドレイン領域D付近におけるホットエレクトロンは、1400K程度の温度を有している。NOR型フラッシュメモリにおいては、ドレイン領域Dに印加した電圧によって、ソース領域Sから走行してきた電子を過熱し、制御ゲート12に印加する電圧によってフローティングゲート8にホットエレクトロンを注入することにより書き込みが行われる。すなわち、図6に示すように、ドレイン領域Dに印加された電圧によって高エネルギーとなったホットエレクトロンは、ゲート絶縁膜6の障壁を越えるエネルギーを得て、フローティングゲート8に書き込まれる。
本実施形態のNOR型フラッシュメモリのメモリセルMCにおける書き込みの特徴は、書き込み動作中に制御ゲート12に印加している電圧を開放することである。例えば、書き込みデータに基づいて書き込み回路20によって、選択されたメモリセルMCのドレイン領域Dに電圧(例えば、5V)を印加し、ワード線駆動回路30によって、選択されたメモリセルMCの制御ゲートに所定の電圧(例えば、10V)を印加した後、ワード線駆動回路30によって制御ゲート12に印加する電圧を開放する。
これに対して、従来の書き込みは、ドレイン領域に5Vの電圧を印加し、制御ゲートに10Vの電圧を印加して、チャネル熱電子を発生させて、浮遊ゲートに電子を書き込む。すなわち、従来の書き込みは、制御ゲートに印加する電圧は、10Vのまま維持している。
本実施形態の書き込み動作のように制御ゲート12の印加電圧VCGを途中で開放する場合と、従来の書き込み動作のように制御ゲートの印加電圧VCGを一定のまま維持した場合のフローティングゲート8の電位VFGのシミュレーション結果を図7に示す。このシミュレーションにおいては、制御ゲート12への電圧印加の開始とともにドレイン領域Dへの電位Vを0Vから所定の速度で5Vまで上昇させている。なお、このシミュレーションに用いたメモリセルのサイズは、ゲート長Lが160nm、ゲート幅Wが100nmであった。本実施形態のように制御ゲート12の印加電圧VCGを途中で開放する場合は、実線で表示され、従来のように制御ゲートの印加電圧VCGを一定のまま維持した場合は、破線で表示されている。フローティングゲート8への書き込みは、フローティングゲート8にホットエレクトロンが注入されることにより、フローティングゲート8の電位VFGが低下することからわかる。図7からわかるように、本実施形態のように制御ゲート12の印加電圧VCGを途中で開放する場合のほうが、従来のように制御ゲートの印加電圧VCGを一定のまま維持した場合に比べて、低いドレイン電圧で書き込みが開始されている。フローティングゲートの電位VFGが早い時刻に低下するほど、書込み効率が高い。したがって、本実施形態のように、制御ゲートの電圧VCGを10Vに印加した後、開放する動作方式では、従来のように制御ゲートの電圧VCGを10Vに維持する方式よりも、書き込み効率が高いことになる。
次に、本実施形態および従来の書き込み動作中における、半導体基板2中の電子の最大温度の時間応答のシミュレーション結果を図8に示す。実線が本実施形態の書き込み動作中における時間応答を示し、破線が従来の書き込み動作中における時間応答を示す。図8からわかるように、本実施形態の書き込み動作方式の方が、早い時刻で高温になる。これは、図9に示すように、本実施形態の書き込み動作方式のほうが、従来の書き込み動作方式に比べて、チャネル表面の電位がいち早く上昇するためである。すなわち、制御ゲート12が開放状態になると、チャネル4に対する制御ゲート12の制御性が低下する。このことは、ドレイン領域D/ソース領域S間の短チャネル効果を助長する。短チャネル効果とは、チャネル領域にドレイン電圧の影響が及ぶ現象をいう。ホットエレクトロンは、ソース領域Sとチャネル領域4との電位差によって発生する。本実施形態のように、いち早くチャネル4の電位が上昇すれば、電子の温度の上昇も早い時刻で発生するので、書き込み効率が高い。
なお、本実施形態における読み出しは、読み出し回路40によって選択したワード線WLに読み出し電圧を印加し、ビット線BLに流れる選択したメモリセルの電流と、リファレンスセル(図示せず)を流れる参照電流とを比較することにより、メモリセルMCのデータを読み出す。
以上説明したように、本実施形態によれば、書込み効率が高い不揮発性半導体記憶装置およびその書込み方法を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による不揮発性半導体記憶装置を図10に示す。本実施形態の不揮発性半導体記憶装置はNOR型フラッシュメモリであって、図1に示す第1実施形態のNOR型フラッシュメモリに、基板電流モニタ回路50を付加した構成を有している。
基板電流モニタ回路50は、書き込み動作中に下記の式で表される演算を行い、制御ゲート12の電圧VFGが所定値に到達したら、書き込み回路20と、ワード線駆動回路30とに制御命令を送り、制御ゲートに印加する電圧の変更または開放を行う。
Figure 2009238279
ここで、QFGはフローティングゲート8中の電荷量、CFGはフローティングゲート8から見た容量、αはゲート電流の書込み効率、Iはゲート電流、tは書込み時間、βはゲート電流に対する基板電流の量子効率、ISUBは基板電流である。すなわち、CFG、α、およびβはメモリセルのサイズ等が決まれば定数となるので、基板電流モニタ回路50は、基板電流ISUBを測定し、積分することにより、制御ゲート12の電圧VFGを得ることができる。
この基板電流モニタ回路50を用いることにより、フローティングゲート8中の電荷量を得ることができるので、ベリファイ動作を省略することができる。
なお、本実施形態のNOR型フラッシュメモリの書き込みは、第1実施形態で説明した書き込み方法と全く同じ方法で行う。すなわち、書き込み動作中に制御ゲート12に印加している電圧を開放する。
本実施形態も第1実施形態と同様に、書込み効率が高い不揮発性半導体記憶装置およびその書込み方法を提供することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による不揮発性半導体記憶装置の書込み方法を、図11を参照して説明する。
本実施形態の書き込み方法は、図10に示す第2実施形態のNOR型フラッシュメモリにおいて、ワード線駆動回路30によって制御ゲート12に印加されている電圧VCGを開放していち早く書込み動作を行った後、基板電流モニタ回路50によってフローティングゲート8の電位VFGが所定の値に到達したのを確認し、ワード線駆動回路30によって制御ゲート12に再度所定の電圧(例えば、10V)を印加するようにしたものである。
図11に、本実施形態のように、制御ゲート12の印加電圧VCGを途中で開放した後、フローティングゲート8の電位VFGが所定の値に到達したのを確認し、制御ゲート12の電圧を再度印加する場合(一点鎖線で示す)と、第1または第2実施形態のように、制御ゲート12の印加電圧VCGを途中で開放する場合(実線で示す)と、従来のように、制御ゲートの印加電圧VCGを一定のまま維持した場合のフローティングゲート8の電位VFGのシミュレーション結果を示す。このシミュレーションにおいては、制御ゲート12への電圧印加の開始とともにドレイン領域Dへの電位Vを0Vから所定の速度で5Vまで上昇させている。なお、このシミュレーションに用いたメモリセルのサイズは、ゲート長Lが160nm、ゲート幅Wが100nmであった。なお、図11において、本実施形態の書き込み方法によるフローティングゲート8の電位波形は、制御ゲート12に印加される電圧VCGが、開放後上昇する直前までは、第1実施形態の書き込み方法によるフローティングゲート8の電位波形と同じとなっている。
図11からわかるように、本実施形態の書き込み方法は、第1実施形態で説明した書き込み方法よりも、フローティングゲート8の電位を更に低下させることが可能となり、フローティングゲート8に注入されるホットエレクトロンの数を増やすことができる。本実施形態の書き込み方法は、例えば多値書込みにおいて書込み効率を向上させるのに有効である。
本実施形態も第2実施形態と同様に、書込み効率が高い不揮発性半導体記憶装置およびその書込み方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態による不揮発性半導体記憶装置のメモリセルを示す断面図。 第1実施形態による不揮発性半導体記憶装置を示す回路図。 一般的なNOR型フラッシュメモリの第1の例の構成を示す図。 一般的なNOR型フラッシュメモリの第2の例の構成を示す図。 従来の書き込み方法によるホットエレクトロンの温度分布を示す図。 NOR型フラッシュメモリのホットエレクトロンによる書き込みの概念を説明する図。 第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置における書き込みによるフローティングゲートの電位の変化を示すシミュレーション結果。 第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置における書き込みによる電子の最大温度の変化を示すシミュレーション結果。 第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置における書き込みによるチャネル表面電位の変化を示すシミュレーション結果。 第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置を示す回路図。 第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置における書き込みによるフローティングゲートの電位の変化を示すシミュレーション結果。
符号の説明
2 半導体基板(シリコン基板)
4 チャネル
6 ゲート絶縁膜
8 フローティングゲート
10 電極間絶縁膜
12 制御ゲート
20 書き込み回路
30 ワード線駆動回路
40 読み出し回路
50 基板電流モニタ回路
MC メモリセル
BL ビット線
WL ワード線
D ドレイン領域
S ソース領域

Claims (7)

  1. 半導体基板に形成された複数の不揮発性メモリセルであって、各不揮発性メモリセルが、前記半導体基板に離間して形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間のチャネル領域となる半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された電極間絶縁膜と、前記電極間絶縁膜上に形成された制御ゲートと、を有する複数の不揮発性メモリセルと、
    同一列方向の複数の前記不揮発性メモリセルのドレイン領域が共通に接続されるビット線と、
    同一行方向の複数の前記不揮発性メモリセルのゲート電極が共通に接続されるワード線と、を有し、同一列方向の不揮発性メモリセルのソース領域が共通に接地されるメモリセルアレイと、
    行アドレス信号に基づいて前記ワード線を選択し、選択されたワード線に電圧を印加するワード線駆動回路と、
    書き込みデータに基づいて書き込み電圧を生成するとともに、列アドレス信号に基づいて前記ビット線を選択し、選択されたビット線に前記書き込み電圧を印加する書き込み回路と、
    を備え、
    前記ワード線駆動回路は、書き込み動作中に、選択された前記ワード線に所定の電圧を印加した後、選択された前記ワード線に印加する電圧を開放することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 半導体基板に離間して形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間のチャネル領域となる半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された電極間絶縁膜と、前記電極間絶縁膜上に形成された制御ゲートと、を有し、前記ソース領域が接地される不揮発性メモリセルと、
    前記不揮発性メモリセルのドレイン領域に接続されるビット線と、
    前記不揮発性メモリセルのゲート電極に接続されるワード線と、
    前記ワード線に電圧を印加するワード線駆動回路と、
    書き込みデータに基づいて書き込み電圧を生成するとともに、前記ビット線に前記書き込み電圧を印加する書き込み回路と、
    を備え、
    前記ワード線駆動回路は、書き込み動作中に、前記ワード線に所定の電圧を印加した後、前記ワード線に印加する電圧を開放することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記半導体基板を流れる基板電流をモニタし、このモニタした基板電流に基づいて、書き込み中におけるメモリセルのフローティングゲートの電位を測定する基板電流モニタ回路を更に備えていることを特徴とする請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記ワード線駆動回路は、書き込み動作中に、前記ワード線に印加する電圧を開放した後、前記基板電流モニタ回路によって測定されたフローティングゲートの電位が所定値に到達した場合に前記制御ゲートに前記所定の電圧を再度印加することを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 半導体基板に形成された複数の不揮発性メモリセルであって、各不揮発性メモリセルが、前記半導体基板に離間して形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間のチャネル領域となる半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された電極間絶縁膜と、前記電極間絶縁膜上に形成された制御ゲートとを有する複数の不揮発性メモリセルと、
    同一列方向の複数の前記不揮発性メモリセルのドレイン領域が共通に接続されるビット線と、
    同一行方向の複数の前記不揮発性メモリセルのゲート電極が共通に接続されるワード線と、
    を有し、同一列方向の不揮発性メモリセルのソース領域が共通に接地されるメモリセルアレイを備えている不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、
    行アドレス信号に基づいて前記ワード線を選択し、選択されたワード線に電圧を印加するステップと、
    書き込みデータに基づいて書き込み電圧を生成するとともに、列アドレス信号に基づいて前記ビット線を選択し、選択されたビット線に前記書き込み電圧を印加するステップと、
    書き込み動作中に、選択された前記ワード線に所定の電圧を印加した後、選択された前記ワード線に印加する電圧を開放するステップと、
    を備えていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  6. 前記半導体基板を流れる基板電流をモニタし、このモニタした基板電流に基づいて、書き込み中におけるメモリセルのフローティングゲートの電位を測定するステップを更に備えていることを特徴とする請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  7. 書き込み動作中に、選択された前記ワード線に印加する電圧を開放した後、前記フローティングゲートの測定された電位が所定値に到達した場合に前記制御ゲートに前記所定の電圧を再度印加するステップを更に備えていることを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
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