JP2009237234A - 液晶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりもセルギャップが小さく、周辺領域に比較的膜厚の大きい樹脂遮光膜が形成されている場合であっても、周辺領域における基板の間隔を保持することができ、かつ液晶層に真空気泡が発生することを防止できる液晶装置を提供する。
【解決手段】素子基板10および対向基板10の少なくとも一方の液晶層50側には、柱状スペーサ40が配置された領域Dr,10bで比較した場合に、表示領域10aの外側の周辺領域10bにおける基板間隔Sbを表示領域10aにおける基板間隔Saよりも大きくするようなギャップ調整層15が形成され、表示領域10aに配置された柱状スペーサ40は、素子基板10および対向基板20の双方に接し、周辺領域10bに配置された柱状スペーサ40は、素子基板10および対向基板20のいずれか一方に接していることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、液晶装置に関するものである。
従来から、複数の表示素子がマトリクス状に配置された素子基板と、この素子基板に対向配置された対向基板と、素子基板と対向基板との間に挟持された液晶層と、を備え、対向基板には表示領域を囲む額縁状の樹脂遮光膜が形成され、素子基板と対向基板との基板間隔を規定する複数の柱状スペーサを備えた液晶装置が知られている。
このような液晶装置として、一画素に対応して複数本の柱状スペーサを用い、スペーサの高さを変えて、高い方のスペーサが外部荷重により収縮したときに、低い方のスペーサもともに外部荷重を受けるようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、一画素内に反射部と透過部とを備えたマルチギャップ半透過型液晶表示装置において、柱状スペーサの高さの違いに起因するセルギャップ不良をなくすものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−84289号公報 特開2004−20946号公報
しかしながら、上記従来の液晶装置では、液晶の応答速度の向上等、液晶の表示特性向上の要求から、液晶を挟持して対向する一対の基板間隔であるセルギャップを小さくした場合には、柱状スペーサの高さが十分に確保できなくなる。
また、基板強度や環境対策の観点から液晶装置の表示領域の外側の周辺領域には樹脂遮光膜が用いられる。樹脂遮光膜の厚さは、クロム等の金属からなるブラックマトリクスやカラーフィルタ層等、表示領域における他の層の厚さと比較して大きく形成される。そのため、周辺領域における基板の間隔が表示領域における基板の間隔よりも小さくなる。
このように、スペーサの高さが十分に確保できず、周辺領域における基板間隔が表示領域よりも小さい状態で基板の外面を押す力が作用すると、表示領域の柱状スペーサが弾性変形して圧縮され、周辺領域において基板の間隔を保持しきれなくなるという課題がある。基板間隔を保持しきれずに基板同士が接触すると、各基板が導通して輝点や液晶の配向の乱れが発生してしまう。
これを避けるために柱状スペーサの配置密度を増加させると、基板の外面に衝撃力を受けた場合に、液晶層に真空気泡が発生しやすくなるという課題がある。このような課題を解決するためには、特許文献1のように、柱状スペーサの配置密度を増加させるとともに、高さを異ならせることが有効である。
しかし、セルギャップが小さく、柱状スペーサの高さが十分に確保できない場合には、製造工程による制約や製造装置等の制約から、高さの異なる柱状スペーサを製造するのは困難である。
そこで、この発明は、従来よりもセルギャップが小さく、周辺領域に膜厚の大きい樹脂遮光膜が形成されている場合であっても、周辺領域における基板の間隔を保持することができ、かつ液晶層に真空気泡が発生することを防止できる液晶装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の液晶装置は、複数の表示素子がマトリクス状に配置された素子基板と、前記素子基板に対向配置された対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に挟持された液晶層と、を備え、前記対向基板には表示領域を囲む額縁状の樹脂遮光膜が形成され、前記素子基板と前記対向基板との基板間隔を規定する複数の柱状スペーサを備えた液晶装置であって、前記素子基板および前記対向基板の少なくとも一方の前記液晶層側には、前記柱状スペーサが配置された領域で比較した場合に、前記表示領域の外側の周辺領域における基板間隔を前記表示領域における基板間隔よりも大きくするようなギャップ調整層が形成され、前記表示領域に配置された前記柱状スペーサは、前記素子基板および前記対向基板の双方に接し、前記周辺領域に配置された前記柱状スペーサは、前記素子基板および前記対向基板のいずれか一方に接していることを特徴とする。
このように構成することで、ギャップ調整層により、周辺領域の柱状スペーサと素子基板および対向基板のいずれかとの間に間隙を形成することができる。
そのため、いずれかの基板の外面を押す力が作用すると、まず、双方の基板に接した表示領域の柱状スペーサが弾性変形して圧縮され、表示領域及び周辺領域の基板間隔が徐々に小さくなっていく。そして、周辺領域において柱状スペーサと基板との間に間隙がなくなり、柱状スペーサが双方の基板に接すると、基板の外面を押す力に対して周辺領域の柱状スペーサによる抗力が作用する。
すなわち、所定値よりも小さい外力に対しては表示領域の柱状スペーサのみによって抗力を発生させ、所定値以上の外力に対しては表示領域および周辺領域の双方の柱状スペーサによって抗力を発生させることができる。
したがって、本発明の液晶装置によれば、従来よりも基板間隔(セルギャップ)が小さく、周辺領域に膜厚の大きい樹脂遮光膜が形成されている場合であっても、基板の間隔を保持し、かつ液晶層に真空気泡が発生することを防止できる。
また、本発明の液晶装置は、前記柱状スペーサの高さは均一であることを特徴とする。
このように構成することで、従来よりもセルギャップが小さい場合に、高さの異なる柱状スペーサを形成する場合と比較して、柱状スペーサの製造を容易にすることができる。
また、本発明の液晶装置は、前記ギャップ調整層は、前記素子基板の液晶層側に形成された反射凹凸形成層を有することを特徴とする。
また、前記反射凹凸形成層は、前記表示領域のみに形成されていることを特徴とする。
また、前記反射凹凸形成層は、前記周辺領域における層厚が前記表示領域における層厚よりも小さく形成されていることを特徴とする
このように構成することで、反射凹凸形成層を利用して周辺領域における基板間隔を表示領域における基板間隔よりも大きくすることができる。
また、本発明の液晶装置は、前記ギャップ調整層は、前記対向基板の液晶層側に形成されて前記液晶層の層厚を調整する液晶層厚調整層を有し、前記液晶層厚調整層は、前記表示領域のみに形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、液晶層厚調整層を利用して周辺領域における基板間隔を表示領域における基板間隔よりも大きくすることができる。
また、本発明の液晶装置は、前記ギャップ調整層は、前記樹脂遮光膜上に形成されたカラーフィルタ層を有することを特徴とする。
また、本発明の液晶装置は、前記ギャップ調整層は、前記樹脂遮光膜上に形成されたオーバーコート層を有することを特徴とする。
このように構成することで、カラーフィルタ層を利用して周辺領域における基板間隔を調整することができる。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図面では、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材ごとに縮尺を適宜変更している。
図1(a)は液晶装置100を対向基板20側から見た平面図である。図1(b)は、図1(a)のH−H′線に沿う断面図である。図2は、液晶装置100を構成するTFTアレイ基板10の等価回路図である。図3は、表示領域10aの一画素領域におけるTFTアレイ基板10の平面図である。
図1(a)および図1(b)に示すように、液晶装置100は、TFTアレイ基板(素子基板)10と、対向基板20と、これらの間に挟持された液晶層50とを備えている。TFTアレイ基板10と対向基板20とは、対向基板20の縁に沿って額縁状に配置されたシール材52によって貼り合わされている。そしてシール材52によって囲まれた領域に液晶が注入されてシール材52の開口部が封止されることにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が挟持されている。
図1(a)に示すように、TFTアレイ基板10上のシール材52によって囲まれた領域の外側には、図示下側の一辺に沿ってデータ線駆動回路101が配置されている。また、図示左右の各辺に沿って、それぞれ走査線駆動回路104が配置されている。また、TFTアレイ基板10上のデータ線駆動回路101が形成された張り出し領域には多数の端子102が形成されている。また、図示上側の一辺に沿って複数の配線105が形成されている。これらの配線105は、表示領域10aの両側に設けられた走査線駆動回路104同士を電気的に接続している。矩形の対向基板20の角部に相当する部分には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための基板間導通材106が配置されている。
図1(b)に示すように、TFTアレイ基板10と対向基板20との間には、液晶層50が挟持されている。TFTアレイ基板10の液晶層50側には、画素電極9を備えた複数の表示素子が表示領域10aに対応してマトリクス状に配置されている。画素電極9は、例えば、ITO(インジウム錫酸化物)等の透明導電材料により形成されている。また、画素電極9を覆って配向膜16が形成されている。また、TFTアレイ基板10と対向基板20との間には、これらの間隔を規定する複数の柱状スペーサ40が配置されている。
対向基板20の液晶層50側でシール材52によって囲まれた領域には、液晶装置100の表示領域10aを囲み、表示領域10aを規定する周辺見切り用の周辺遮光膜(樹脂遮光膜)53が形成されている。周辺遮光膜53は、例えば、遮光性を有する樹脂材料により額縁状に形成されている。周辺遮光膜53によって囲まれた対向基板20の表示領域10aには、TFTアレイ基板10の画素電極9の縦横の境界領域に対応してブラックマトリクス23が格子状に形成されている。
ここで、本実施形態のブラックマトリクス23は、例えばクロム等の遮光性を有する材料により形成され、周辺遮光膜53や後述するカラーフィルタ層の層厚よりも膜厚が薄く形成されている。ブラックマトリクス23および周辺遮光膜53の上層側には、ITO等の透明導電材料からなる対向電極21がベタ状に形成されている。対向電極21上には、対向電極21を覆って配向膜26が形成されている。
また、TFTアレイ基板10の外側(液晶層50の反対側)には、LED(発光ダイオード)、冷陰極管等を光源とするバックライト120が配設されている。
なお、図1(b)では図示を省略しているが、本実施形態の液晶装置100は、対向基板20の液晶層50側に、各々の画素電極9に対応して、RGBのカラーフィルタ層24が設けられている(図4(a)及び図4(b)参照)。
液晶装置100の表示領域10aには、図2に示すように、複数の走査線3aと、走査線3aに対して交差する方向に延びる複数のデータ線6aと、各々の走査線3aと並列に延びる容量線3bとがそれぞれ配線されている。走査線3aとデータ線6aとによって囲まれる領域には、サブ画素Dが形成されている。サブ画素Dの各々には、画素電極9と、画素スイッチング素子としてのTFT(薄膜トランジスタ)30とが形成されている。TFT30のソースには画像信号が供給されるデータ線6aが電気的に接続され、TFT30のゲートには走査線3aが電気的に接続されている。また、TFT30のドレインには、画素電極9が電気的に接続されている。
また、画素電極9に書き込まれた画像信号のリークを防止するために、画素電極9と並列に保持容量70が設けられている。保持容量70を構成する一方の電極は容量線3bと電気的に接続されている。
このような構成の液晶装置100においては、走査線3aから供給した走査信号によってTFT30をスイッチングすることで、データ線6aから供給される画像信号が所定のタイミングで画素電極9に書き込まれる。そして、図1(b)に示すように、液晶層50を挟持して対向する画素電極9と対向電極21との間で画像信号を保持するよう構成されている。
表示領域10aには、図3に示すように、液晶装置100の1表示単位を構成するサブ画素Dであるサブ画素D1、サブ画素D2、サブ画素D3が、平面視でマトリクス状に複数配置されている。本実施形態の対向基板20は、サブ画素D1,D2,D3に、それぞれ、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)等の異なる色の着色部が形成されている。これら異なる色の着色部が対向基板上に周期的に配列されて、後述するカラーフィルタ層24が形成されている(図4(a)及び図4(b)参照)。そして、これら3つ異なる色の着色部を備えたサブ画素D1,D2,D3により、液晶装置100の一画素が構成されている。
液晶装置100の一画素を構成するサブ画素D1,D2,D3は、平面視で略矩形状の透明な画素電極9が形成された領域を区画する透過表示領域Dtと反射表示領域Drとを有している。反射表示領域Drには、画素電極9の下層側に光反射手段である反射層29が形成されている。透過表示領域Dtには、反射層29は形成されず透明な画素電極9のみが形成されている。すなわち、画素電極9の形成領域のうち、反射層29が形成された領域が反射表示領域Drに対応し、反射層29の形成されていない領域が透過表示領域Dtに対応している。
サブ画素D1,D2,D3の境界には、データ線6aと走査線3aとが、それぞれサブ画素D1,D2,D2の縦横の境界に沿って延びるように形成されている。そして、データ線6aと走査線3aとの交差部の近傍には、TFT30が形成されている。
図4(a)は、図3のJ−J’線に沿う部分断面図である。図4(b)は、図1(b)のA部に対応する部分断面図である。
図4(a)に示すように、TFTアレイ基板10は、例えば、ガラスや石英、プラスチック等の透光性を有する材料により形成された基板本体10Aを備えている。基板本体10Aの液晶層50側には、酸化シリコン等からなる下地絶縁膜11が形成されている。下地絶縁膜11上には、TFT30が形成されている。
TFT30は、下地絶縁膜11上に形成され、所定の平面形状にパターニングされた半導体層30sを備えている。半導体層30sは、例えば、アモルファスシリコン薄膜をレーザ結晶化法により結晶化した低温ポリシリコン薄膜等により構成されている。また、TFT30は、ソース電極36aと、ドレイン電極36bと、ゲート電極30gとを備えている。画素電極9および反射層29は、コンタクトホール13a,15aを介してドレイン電極36bと電気的に接続されている。画素電極9は反射層29を覆って形成されており、反射層29は液晶層50に電界を印加する電極の一部を構成している。なお、図3および図4(a)では図示は省略したが、サブ画素D1,D2,D3には、それぞれ図2に示した保持容量70が形成されている。
半導体層30s上を含む下地絶縁膜11上には、ゲート絶縁膜2が形成されており、このゲート絶縁膜2を介して半導体層30sと対向するようにゲート電極30gが形成されている。TFT30を構成する半導体層30sには、ゲート電極30gと対向する領域にチャネル領域30aが形成されており、チャネル領域30aを挟んで両側にそれぞれ低濃度ソース領域30d、低濃度ドレイン領域30eが形成されている。低濃度ソース領域30dの外側に高濃度ソース領域30bが形成され、低濃度ドレイン領域30eの外側に高濃度ドレイン領域30cが形成されている。ゲート電極30gは、図3に示すように、分岐された走査線3aの一部により形成されている。
ゲート電極30gを含むゲート絶縁膜2上には、例えば酸化シリコン等により第一層間絶縁膜12が形成されている。第一層間絶縁膜12には、第一層間絶縁膜12とゲート絶縁膜2とを貫通して半導体層30sに到達するコンタクトホール12a、12bが開口されている。そして、ソース電極36aは、一方のコンタクトホール12aを介して半導体層30sの高濃度ソース領域30bと電気的に接続されている。ドレイン電極36bは、他方のコンタクトホール12bを介して半導体層30sの高濃度ドレイン領域30cと電気的に接続されている。
ここで、ソース電極36aは、図3に示すように、データ線6aの一部を画素電極9側へ分岐して形成されている。また、ドレイン電極36bは矩形の島状に形成され、その一部が半導体層30sと平面的に重なるように配置されている。
第一層間絶縁膜12上には、ソース電極36a、ドレイン電極36b等を覆うように、例えば酸化シリコン等により第二層間絶縁膜13が形成されている。第二層間絶縁膜13には、第二層間絶縁膜13を貫通してドレイン電極36bに到達するコンタクトホール13aが形成されている。第二層間絶縁膜13を覆って、反射凹凸形成層(ギャップ調整層)15が形成されている。
反射凹凸形成層15は、例えばアクリル樹脂等の透光性樹脂材料により形成されている。反射凹凸形成層15には、反射凹凸形成層15を貫通して第二層間絶縁膜13のコンタクトホール13aと連通するコンタクトホール15bが形成されている。反射凹凸形成層15の表面には、多数の凹部15aが、平面視でランダムに、かつ互いに隣接するように形成されている。
また、図4(b)に示すように、本実施形態の反射凹凸形成層15は、液晶装置100のTFT30及び画素電極9が配置された表示領域10aのみに形成されている。すなわち、表示領域10aの外側である周辺領域10bにおいては、反射凹凸形成層15が形成されていない。
また、図4(a)に示すように、反射凹凸形成層15上の凹部15aにより凹凸形状が形成された部分には、その凹凸形状に沿って反射層29が形成されている。反射層29は、例えばアルミニウムや銀等の光反射性を有する金属膜により形成されている。反射層29の液晶層50側の表面には、反射凹凸形成層15の凹凸形状の影響により凹凸が形成されている。また、反射層29の一部は、コンタクトホール13a、15bを介してドレイン電極36bに接続されている。反射凹凸形成層15上には、反射層29を覆って、画素電極9が形成されている。
画素電極9は、例えばITO等の透明導電材料により、平面視で略矩形状に形成されている(図3参照)。また、画素電極9の一部は、コンタクトホール13a、15bを介してドレイン電極36bに電気的に接続されている。画素電極9上には、配向膜16が形成されている。
配向膜16は、例えばポリイミド等の有機材料や無機透明酸化膜等、液晶層50の液晶の特性に応じた材料により形成されている。また、基板本体10Aの外側(液晶層50と反対側)には、偏光板や位相差板等の光学フィルム17が接合されている。
対向基板20は、TFTアレイ基板10の基板本体10Aと同様の基板本体20Aを備えている。基板本体20Aの液晶層50側で表示領域10a内には、上述のようにサブ画素D1,D2,D3毎にRGBの異なる色の着色部を備えたカラーフィルタ層24が形成されている。
図4(b)に示すように、基板本体20Aの内側で表示領域10aの外側の周辺領域には、上述の周辺遮光膜53が形成されている。本実施形態では、周辺遮光膜53の膜厚は、例えば、約1.0μm程度であり、上述のブラックマトリクス23(図1(b)参照)の膜厚や、カラーフィルタ層24の層厚よりも大きい膜厚に形成されている。周辺遮光層53上及びカラーフィルタ層24上の一部には、液晶層厚調整層25が形成されている。
液晶層厚調整層25は、例えば、アクリル樹脂等の透光性樹脂材料により形成され、表示領域10aにおいては、上述の反射表示領域Drに対応して形成されている。液晶層厚調整層25の層厚や屈折率等は、TFTアレイ基板10の外側から透過表示領域Dtの液晶層50に入射して対向基板20の外側に射出される透過光と、対向基板20の外側から反射表示領域Drの液晶層50に入射して反射層29により反射されて対向基板20の外側に射出される反射光との関係を最適化するように調整されている。また、本実施形態の液晶層厚調整層25は、周辺領域10bの周辺遮光膜53上にも形成されている。表示領域10aの液晶層厚調整25の層厚と周辺領域10bの液晶層厚調整層25の層厚は同等に形成されている。
対向基板20の液晶層50側には、上述のブラックマトリクス23、カラーフィルタ層24、液晶層厚調整層25及び周辺遮光膜53を覆うように、対向電極21が形成されている。対向電極21は、例えば、ITO等の透光性導電材料により対向基板20の略一面に形成された平面視でベタ状の導電膜である。対向電極21の液晶層50側には、TFTアレイ基板10側の配向膜16に対応する配向膜26が形成されている。
また、対向基板20の外側(液晶層50と反対側)には、TFTアレイ基板10側の光学フィルム17に対応する位相差板や偏光板等の光学フィルム27が接合されている。
ここで、本実施形態では、上述のように反射凹凸形成層15が表示領域10aのみに形成され、表示領域10aの外側である周辺領域10bにおいては形成されていない。このため、周辺領域10bにおけるTFTアレイ基板10と対向基板20の基板間隔Sbが、表示領域10aの反射表示領域DrにおけるTFTアレイ基板10と対向基板20の基板間隔Saよりも大きくなっている。すなわち、本実施形態では、反射凹凸形成層15の層厚Taとカラーフィルタ層24の層厚Tbとの和が、周辺領域10bに形成された周辺遮光膜53の膜厚Tcよりも大きく形成されている。
換言すると、反射凹凸形成層15は、層厚Taを周辺遮光膜53の膜厚Tcとカラーフィルタ層24の層厚Tbとの差ΔTよりも大きくすることで、周辺領域10bの基板間隔Sbを表示領域10aの反射表示領域Drにおける基板間隔Saよりも大きくするギャップ調整層として形成されている。なお、厳密には、画素電極9、対向電極21、反射層29及び配向膜16,26の層厚等も基板間隔Sa,Sbに影響を与えるが、本実施形態では、これらによる基板間隔Sa,Sbの変動は無視できる程度に小さいものとする。
また、本実施形態では、柱状スペーサ40の高さは均一に形成され、表示領域10aの反射表示領域Drに配置された柱状スペーサ40の高さHaと、周辺領域10bに配置された柱状スペーサ40の高さHbは略等しくなっている。
そのため、図4(a)に示すように、反射表示領域Drに配置された柱状スペーサ40は、TFTアレイ基板10と対向基板20との双方に接している。一方、図4(b)に示すように、表示領域10aの外側の周辺領域10bに配置された柱状スペーサ40は、対向基板20のみに接している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、上述のように反射凹凸形成層15を表示領域10aのみに形成して、表示領域10aの反射表示領域Drにおける基板間隔Saを周辺領域10bの基板間隔Sbよりも小さくするギャップ調整層として利用している。これにより、柱状スペーサ40の高さを均一に形成し、反射表示領域Drに配置された柱状スペーサ40の高さHaと、周辺領域10bに配置された柱状スペーサ40の高さHbを略等しくした場合であっても、周辺領域10bの柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間に間隙S1を形成することができる。
そのため、TFTアレイ基板10または対向基板20の外側に液晶層50方向に押す力が作用すると、まず、TFTアレイ基板10と対向基板20の双方に接した表示領域10aの柱状スペーサ40が弾性変形して圧縮される。そして、表示領域10a及び周辺領域10bの基板間隔Sa,Sbが徐々に小さくなっていく。これにより、周辺領域10bにおいて柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間に間隙S1がなくなり、柱状スペーサ40がTFTアレイ基板10に接触する。
このように、周辺領域10bにおいて柱状スペーサ40がTFTアレイ基板10と対向基板20の双方に接すると、TFTアレイ基板10または対向基板20の外側を押す力に対して、表示領域10aの柱状スペーサ40による抗力に加えて、周辺領域10bの柱状スペーサ40による抗力が作用する。すなわち、周辺領域10bの柱状スペーサ40をTFTアレイ基板10に接触させる外力よりも小さい外力や衝撃力に対しては、表示領域10aに配置された柱状スペーサ40のみによって抗力を発生させ、それ以上の外力に対しては表示領域10aおよび周辺領域10bの双方に配置された柱状スペーサ40によって抗力を発生させることができる。
したがって、本実施形態の液晶装置100によれば、従来よりも基板間隔(セルギャップ)Sa,Sbが小さく、周辺領域10bに比較的膜厚Tcの大きい周辺遮光膜53が形成されている場合であっても、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔を保持することができる。また、TFTアレイ基板10または対向基板20の外側に作用する衝撃力に対しては、柔軟性を維持して液晶層50に真空気泡が発生することを防止できる。
また、柱状スペーサの高さHa,Hbを均一にすることで、従来よりも基板間隔Sa,Sbが小さい場合に、高さの異なる柱状スペーサを形成する場合と比較して、柱状スペーサ40の製造を容易にすることができる。
また、TFTアレイ基板10の液晶層50側の表示領域10aのみに形成された反射凹凸形成層15をギャップ調整層として利用することで、周辺領域10bにおける基板間隔Sbを表示領域10aにおける基板間隔Saよりも大きくすることができる。
また、本実施形態では、表示領域10aの液晶層厚調整層25の層厚と、周辺領域10bの液晶層厚調整層25の層厚を同等に形成したが、周辺領域10bの液晶層厚調整層25の層厚を調整することで、柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間の間隙S1を調整してもよい。
この場合には、作用する外力や衝撃力に応じて間隙S1を最適化し、より効果的にTFTアレイ基板10と対向基板20との間隔を保持し、かつ液晶層50に真空気泡が発生することを防止できる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図1〜図4(a)を援用し、図5を用いて説明する。本実施形態の液晶装置200では、周辺領域10bに反射凹凸形成層15Bが形成されている点で、上述の第一実施形態で説明した液晶装置100と異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態の液晶装置200では、表示領域10aに形成された反射凹凸形成層15から連続して、周辺領域10bに反射凹凸形成層15Bが延設されている。周辺領域10bの反射凹凸形成層15Bの層厚taは、表示領域10aの反射凹凸形成層15の層厚Taよりも小さく形成されている。ここで、本実施形態では、反射凹凸形成層15の層厚Taとカラーフィルタ層24の層厚Tbとの和が、周辺遮光膜53の膜厚Tcと周辺領域10bに形成された反射凹凸形成層15Bの層厚taとの和よりも大きく形成されている。
すなわち、反射凹凸形成層15Bの層厚taは、反射凹凸形成層15の層厚Taおよびカラーフィルタ層24の層厚Tbの和と周辺遮光膜53の膜厚Tcとの差よりも小さくなるように調整され、下記の式(1)を満たしている。
ta<Ta+Tb−Tc・・・(1)
なお、本実施形態においても、画素電極9、対向電極21、反射層29及び配向膜16,26の層厚等は、基板間隔Sa,Sbに対する影響を無視できる程度に小さいものとする。
これにより、第一実施形態と同様に、周辺領域10bにおけるTFTアレイ基板10と対向基板20の基板間隔Sbが、反射表示領域DrにおけるTFTアレイ基板10と対向基板20の基板間隔Saよりも大きくなっている。
換言すると、表示領域10aにおける反射凹凸形成層15の層厚Taを周辺領域10bにおける反射凹凸形成層15Bの層厚taよりも大きくすることで、反射凹凸形成層15,15Bが、周辺領域10bの基板間隔Sbを表示領域10aの反射表示領域Drにおける基板間隔Saよりも大きくするギャップ調整層として機能している。
したがって、本実施形態の液晶装置200によれば、上述の第一実施形態と同様に、柱状スペーサ40の高さを均一に形成して、反射表示領域Drに配置された柱状スペーサ40の高さHaと、周辺領域10bに配置された柱状スペーサ40の高さHbを略等しくした場合であっても、周辺領域10bの柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間に間隙S2を形成することができる。したがって、上述の第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、周辺領域10bにおける反射凹凸形成層15Bの層厚taを調整することで、柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間の間隙S2の大きさを調整することができる。したがって、作用する外力や衝撃力に応じて間隙S2を最適化し、より効果的に、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔を保持し、かつ液晶層50に真空気泡が発生することを防止できる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について、図1〜図4(a)を援用し、図6を用いて説明する。本実施形態の液晶装置300では、周辺領域10bの周辺遮光膜53上にカラーフィルタ層24が形成されている点で、上述の第一実施形態で説明した液晶装置100と異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態の液晶装置300では、周辺領域10bに形成された周辺遮光膜53上にもカラーフィルタ層24が形成されている。ここでは、周辺領域10bのカラーフィルタ層24の層厚Tb’は、表示領域10aのカラーフィルタ層24の層厚Tbと略等しく形成されているものとする。
そして、本実施形態では、反射凹凸形成層15の層厚Taを周辺遮光膜53の膜厚Tcよりも大きく形成し、周辺領域10bには反射凹凸形成層15を形成しないことで、反射凹凸形成層15が周辺領域10bの基板間隔Sbを反射表示領域Drの基板間隔Saよりも大きくするギャップ調整層として機能している。
したがって、本実施形態の液晶装置300によれば、上述の第一実施形態と同様に、柱状スペーサ40の高さを均一に形成して、反射表示領域Drに配置された柱状スペーサ40の高さHaと、周辺領域10bに配置された柱状スペーサ40の高さHbを略等しくした場合であっても、周辺領域10bの柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間に間隙S3を形成することができる。したがって、上述の第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、周辺領域10bにおけるカラーフィルタ層24の層厚Tb’を調整して、周辺遮光膜53上のカラーフィルタ層24をギャップ調整層として利用することで、柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間の間隙S3の大きさを調整することができる。したがって、作用する外力や衝撃力に応じて間隙S3を最適化し、より効果的に、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔を保持し、かつ液晶層50に真空気泡が発生することを防止できる。
<第四実施形態>
次に、本発明の第四実施形態について、図1〜図3を援用し、図7(a)及び図7(b)を用いて説明する。本実施形態の液晶装置400は、対向基板20上にブラックマトリクス23、カラーフィルタ層24、および周辺遮光膜53を覆うオーバーコート層28を備え、周辺領域10bにおいて反射凹凸形成層15が形成され、周辺遮光膜53上には液晶層厚調整層25が形成されていない点で、上述の第一実施形態で説明した液晶装置100と異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、本実施形態の液晶装置400は、対向基板20上の表示領域10a及び周辺領域10bに亘って、ブラックマトリクス23、カラーフィルタ層24及び周辺遮光膜53を覆うオーバーコート層(被覆層)28が形成されている。オーバーコート層28は、例えば、アクリル樹脂等の光透過性を有する樹脂材料等により形成されている。オーバーコート層28の層厚は、表示領域10aから周辺領域10bまで均一に形成されている。
また、図7(b)に示すように、液晶装置400の周辺領域10bにおいては、対向基板20の周辺遮光膜53上に液晶層厚調整層(ギャップ調整層)25が形成されていない。また、TFTアレイ基板10には、表示領域10aから周辺領域10bまで連続して反射凹凸形成層15が形成されている。
また、本実施形態では、液晶層厚調整層25の層厚Tdは、周辺遮光膜53の膜厚Tcとカラーフィルタ層24の層厚Tbとの層厚差ΔTよりも大きく形成されている。
すなわち、本実施形態では、表示領域10aに液晶層厚調整層25を形成し、周辺領域10bには液晶層厚調整層25を形成しないことで、液晶層厚調整層25が周辺領域10bの基板間隔Sbを反射表示領域Drの基板間隔Saよりも大きくするギャップ調整層として機能している。
したがって、本実施形態の液晶装置400によれば、上述の第一実施形態と同様に、柱状スペーサ40の高さを均一に形成して、反射表示領域Drに配置された柱状スペーサ40の高さHaと、周辺領域10bに配置された柱状スペーサ40の高さHbを略等しくした場合であっても、周辺領域10bの柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間に間隙S4を形成することができる。したがって、上述の第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、表示領域における液晶層厚調整層25の層厚Tbを調整することで、柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間の間隙S4の大きさを調整することができる。したがって、作用する外力や衝撃力に応じて間隙S4を最適化し、より効果的に、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔を保持し、かつ液晶層50に真空気泡が発生することを防止できる。
<第五実施形態>
次に、本発明の第五実施形態について、図1〜図3、図7(a)を援用し、図8を用いて説明する。本実施形態の液晶装置500は、対向基板20上にブラックマトリクス23、カラーフィルタ層24、および周辺遮光膜53を覆うオーバーコート層28を備えている点で、上述の第一実施形態で説明した液晶装置100と異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図7(a)及び図8に示すように、本実施形態の液晶装置500は、対向基板20上にブラックマトリクス23、カラーフィルタ層24、および周辺遮光膜53を覆うオーバーコート層(ギャップ調整層)28を備えている。
したがって、周辺遮光膜53上においてオーバーコート層28の層厚Teを調整することで、オーバーコート層28をギャップ調整層として利用して、柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間の間隙S5を調整することができる。
したがって、本実施形態の液晶装置500によれば、上述の第一実施形態で説明した効果に加え、周辺遮光膜53上のオーバーコート層28をギャップ調整層として利用することで、柱状スペーサ40とTFTアレイ基板10との間の間隙S5の大きさを調整することができる。したがって、作用する外力や衝撃力に応じて間隙S5を最適化し、より効果的に、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔を保持し、かつ液晶層50に真空気泡が発生することを防止できる。
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、上述の実施形態において説明した各層、各基板の材料は、上述の材料に限られない。また、周辺領域の柱状スペーサは、初期状態において、対向基板ではなく、素子基板側であるTFTアレイ基板側に接していてもよい。
また、上述の実施形態では、半導体層にLTPS(Low Temperature Poly Silicon)を用いたTFTについて説明したが、半導体層にアモルファスシリコンを用いたTFT(α―TFT)を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、表示領域の柱状スペーサが配置された領域にカラーフィルタ層が形成されている場合について説明したが、表示領域の柱状スペーサが配置された領域には、カラーフィルタ層が形成されていなくてもよい。
本発明の第一実施形態における液晶装置を示す概略構成図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のH−H’線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態における液晶装置の等価回路図である。 本発明の第一実施形態における液晶装置の一画素を示す拡大平面図である。 本発明の第一実施形態における液晶装置の拡大断面図であり、(a)は図3のJ−J’線に沿う断面図、(b)は図1(b)のA部に相当する断面図である。 本発明の第二実施形態における液晶装置の図4(b)に相当する断面図である。 本発明の第三実施形態における液晶装置の図4(b)に相当する断面図である。 本発明の第四実施形態における液晶装置の拡大断面図であり、(a)は図4(a)に相当する断面図、(b)は図4(b)に相当する断面図である。 本発明の第五実施形態における液晶装置の図7(b)に相当する断面図である。
符号の説明
9 画素電極(表示素子)、10 TFTアレイ基板(素子基板)、10a 表示領域、10b 周辺領域、15,15B 反射凹凸形成層(ギャップ調整層)、20 対向基板、24 カラーフィルタ層(ギャップ調整層)、25 液晶層厚調整層(ギャップ調整層)、28 オーバーコート層(ギャップ調整層)、30 TFT(表示素子)、40 柱状スペーサ、50 液晶層、53 周辺遮光膜(樹脂遮光膜)、Ha,Hb 高さ、Sa,Sb 基板間隔、Ta,ta 層厚、100,200,300,400,500 液晶装置

Claims (8)

  1. 複数の表示素子がマトリクス状に配置された素子基板と、前記素子基板に対向配置された対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に挟持された液晶層と、を備え、前記対向基板には表示領域を囲む額縁状の樹脂遮光膜が形成され、前記素子基板と前記対向基板との基板間隔を規定する複数の柱状スペーサを備えた液晶装置であって、
    前記素子基板および前記対向基板の少なくとも一方の前記液晶層側には、前記柱状スペーサが配置された領域で比較した場合に、前記表示領域の外側の周辺領域における基板間隔を前記表示領域における基板間隔よりも大きくするようなギャップ調整層が形成され、
    前記表示領域に配置された前記柱状スペーサは、前記素子基板および前記対向基板の双方に接し、前記周辺領域に配置された前記柱状スペーサは、前記素子基板および前記対向基板のいずれか一方に接していることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記柱状スペーサの高さは均一であることを特徴とする請求項1記載の液晶装置。
  3. 前記ギャップ調整層は、前記素子基板の液晶層側に形成された反射凹凸形成層を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記反射凹凸形成層は、前記表示領域のみに形成されていることを特徴とする請求項3記載の液晶装置。
  5. 前記反射凹凸形成層は、前記表示領域における層厚が前記周辺領域における層厚よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項3記載の液晶装置。
  6. 前記ギャップ調整層は、前記対向基板の液晶層側に形成されて前記液晶層の層厚を調整する液晶層厚調整層を有し、
    前記液晶層厚調整層は、前記表示領域のみに形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶装置。
  7. 前記ギャップ調整層は、前記樹脂遮光膜上に形成されたカラーフィルタ層を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の液晶装置。
  8. 前記ギャップ調整層は、前記樹脂遮光膜上に形成されたオーバーコート層を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の液晶装置。
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