JP2009236850A - 超音波流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路が直角に曲がる角部分を無くし、角部分により生じる被計測流体の流れの乱れ、せん断層や圧力境界面の発生を低減し、しかも、流路の製造を簡便とするとともに流量計測時に被計測流体が接触する部材数を極力減らした超音波流量計を提供する。
【解決手段】フッ素樹脂からなる単一の管部材Pを曲げ加工して、順次、上流直管部12、第1曲管部13、中央直管部14、第2曲管部15及び下流直管部16からなる流路部11を形成するとともに、第1曲管部及び第2曲管部の外周側に中央直管部の管方向に対向するように第1超音波送受信部41及び第2超音波送受信部42をそれぞれ配置するとともに、第1超音波送受信部を収容する第1収容部31及び第2超音波送受信部を収容する第2収容部32を合成樹脂のインサート成形により流路部に一体に結合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波流量計に関し、特に超音波が被計測流体中を伝播する時間差により流体の流量を計測する超音波流量計に関する。
超音波流量計は流路内に抵抗物を設ける必要がないため、流体を汚染することなく流体流量を計測できる。そこで、超音波流量計は、半導体製造分野におけるシリコンウエハーをはじめとする薬液、超純水等の高い清浄度が要求される各種流体の流量計測等の分野で広く普及している。
超音波流量計を設けた流体流路の管径が300mm前後の比較的大径である場合には、超音波送受信部を管路の反対側に対向して配置することも、あるいは管路の同じ側に距離を設けて配置することも可能である。いずれにしても超音波送受信部同士の間隔を長くできるため、正確な流量測定が容易である。しかし、例えば流体流路の管径が4mm程度の小径からなる少流量用の流体計である場合、前記の管径が大径の場合のような超音波送受信部の配置は困難である。超音波送受信部同士の間隔を長くできないため、超音波の伝播距離を十分に確保できない問題点があった。
この点に対応するため、例えば、図7に示す流路構造を備えた超音波流量計100が提案されている(例えば、特許文献1等参照。)。特許文献1の超音波流量計100では、超音波送受信部101を収容する収容部103、超音波送受信部102を収容する収容部104が用意され、当該各収容部の内部に流体の入口側106と出口側107に2本の流路108,109が形成される。そして、一方の収容部の出口と他方の収容部の入口に中央管路111が溶着される。符号112は上流管路、113は下流管路である。両管路112,113も収容部103,104に溶着されて接続される。こうして、上流から下流までの一連の流路が形成される。超音波送受信部同士は中央管路を介して対向する位置に配置され、超音波送受信部同士の間に十分な間隔ができる。この流量計の両収容部並びに各管路は、ともに薬液等の腐食性流体に耐性を有するフッ素樹脂からなる。
図示する超音波流量計の問題点として、収容部内の流路から把握されるように、収容部における流路同士は直角に曲がっている。流路が直角に曲がる部位(直交部位120)では、被計測流体の圧力損失が大きくなりやすい。図8から理解されるように、被計測流体の主流Fmは収容部103内の流路108,109の中央を進む。被計測流体は直交部位を通過する際に、流体の主流は狭められながら流通する。収容部104においても同様である。このとき、被計測流体の流速は直交部位で急に衰え、主流の層と直交部位付近の層の速度差が大きくなる。すると、被計測流体の主流の一部は主流から剥離して渦Fvを作る。直交部位付近に生じた渦の層はせん断層と称される。せん断層では流体の流れが激しく変動し不安定な状態が形成される。直交部位付近に生じた渦に起因するせん断層は超音波の伝播(伝搬)に影響を与え、伝播時間の正確な測定を妨げる。
また、被計測流体の性質上、直交部位ではいったん流体の流れに乱れが生じ、その後に安定した流れになるものの、途中の直交部位では圧力境界面PIが生じる。圧力境界面に超音波を照射すると反射波が生じる。反射波は、照射した送信波の周波数、振幅、波形を変化させる。従って、超音波の伝播時間差を利用して計測する流量計は反射波により大きな影響を受け、正確な流量測定に支障が生じていた。
このような問題に対して、被計測流体の流路の曲がり角を滑らかにすることも検討されてきた。例えば、図7のフッ素樹脂からなる収容部103,104の場合、流路108,109はドリルの切削により形成される。切削加工の場合、図9のとおり、ドリルDlの切削により直交部位の外回り部分121を滑らかにすることは可能である。しかし、ドリルDlの切削では直交部位の内回り部分122を滑らかにすることは困難である。特に、流路の管径が細い管路により超音波流量計を組み立てる場合、依然として角部分が存在するため、流体の流れの乱れ、せん断層や圧力境界面の発生を解消するには至らなかった。
加えて、前出の図7のとおり、収容部内の流路108,109と各管路111,112,113を溶着により接続するため、製造時の手間、コスト増の問題もある。さらに、高清浄度の流体を流通させるに当たり、流体流路において流体が接触する部材数を極力減らすことが望まれる。
特開2000−146645号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、被計測流体の流路中から流路が直角に曲がる角部分を無くし、当該角部分により生じる被計測流体の流れの乱れ、せん断層や圧力境界面の発生を低減し、しかも、流路の製造を簡便とするとともに流量計測時に被計測流体が接触する部材数を極力減らした超音波流量計を提供する。
すなわち、請求項1の発明は、単一の管部材を曲げ加工して、順次、上流直管部、第1曲管部、中央直管部、第2曲管部及び下流直管部からなる流路部を形成するとともに、前記第1曲管部及び第2曲管部の外周側に前記中央直管部の管方向に対向するように第1超音波送受信部及び第2超音波送受信部をそれぞれ配置したことを特徴とする超音波流量計に係る。
請求項2の発明は、前記管部材がフッ素樹脂からなる請求項1に記載の超音波流量計に係る。
請求項3の発明は、前記第1超音波送受信部を収容する第1収容部及び前記第2超音波送受信部を収容する第2収容部が合成樹脂のインサート成形により前記流路部に一体に結合されてなる請求項2に記載の超音波流量計に係る。
請求項1の発明に係る超音波流量計によると、単一の管部材を曲げ加工して、順次、上流直管部、第1曲管部、中央直管部、第2曲管部及び下流直管部からなる流路部を形成するとともに、前記第1曲管部及び第2曲管部の外周側に前記中央直管部の管方向に対向するように第1超音波送受信部及び第2超音波送受信部をそれぞれ配置したため、被計測流体の流路中から流路が直角に曲がる角部分を解消することができ、当該角部分により生じる被計測流体の流れの乱れ、せん断層や圧力境界面の発生を低減できる。また、被計測流体の流路の製造を簡便とするとともに流量計測時に被計測流体が接触する部材数を極力減らことも実現できた。
請求項2の発明に係る超音波流量計によると、請求項1の発明において、前記管部材がフッ素樹脂からなるため、流路部を流通する流体が腐食性の薬液である場合においても耐薬品性に優れ、超音波流量計の流路の耐久性を向上させる。
請求項3の発明に係る超音波流量計によると、請求項2の発明において、前記第1超音波送受信部を収容する第1収容部及び前記第2超音波送受信部を収容する第2収容部が合成樹脂のインサート成形により前記流路部に一体に結合されてなるため、収容部の製造を簡素化するとともに流路部(曲管部)との密着性も高めることができる。
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る超音波流量計の断面図、図2は流路部の曲げ加工の概略工程図、図3は曲管部の拡大断面図、図4は収容部の形成を示す模式図、図5は第2実施例の超音波流量計の断面図、図6は第3実施例の超音波流量計の概略斜視図である。
本発明の超音波流量計は、例えば、シリコンウエハー等の半導体製造設備における超純水、薬液等の流体の供給経路に接続され、流通する流体流量の計測に用いられる。とりわけ、本発明の超音波流量計は、極めて清浄度が高い流体の流量測定に用いられる。
図1は第1実施例の超音波流量計10Aを示す。流量が計測される流体(被計測流体F)は、単一の管部材Pを曲げ加工により屈曲して形成した流路部11を流通する。図示の超音波流量計10Aの流路部11によると、直線状の管部材Pを曲げ加工することにより、順次上流側から下流側にかけて、上流直管部12、第1曲管部13、中央直管部14、第2曲管部15、及び下流直管部16が形成される。こうして、単一の管部材Pの流路部11において直線状の中央直管部14が形成され、超音波の伝播(伝搬)、計測に必要とされる管路長が得られる。上流直管部12及び下流直管部16は、図示しない流体供給路に適宜接続される。
この流路部11の第1曲管部13の外周側21に第1超音波送受信部41、また、第2曲管部15の外周側22に第2超音波送受信部42がそれぞれ配置される。第1超音波送受信部41及び第2超音波送受信部42は、超音波を発信する発信部と、一方の超音波送受信部側から発信され流路部11内を伝播した超音波を受信する受信部とを備えた公知装置である。実施例の超音波送受信部は、発信部(超音波振動子)と受信部を組み合わせた装置である。なお、これに代えて、発信部と受信部を別々に配置した装置とすることもできる。符号43は超音波送受信部のケーブルである。
図示のとおり、第1超音波送受信部41及び第2超音波送受信部42は、流路部11の中央直管部14を挟んで双方が互いに対向する位置Liを成して配置される。第1超音波送受信部41と第2超音波送受信部42の対向位置Liは、直線状の中央直管部14の管方向Ltとほぼ平行を保つ。このため、第1曲管部13に設けられた第1超音波送受信部41、及び第2曲管部15に設けられた第2超音波送受信部42は、流路部11の中央直管部14を挟んで双方ともほぼ対称な配置となる。従って、超音波送受信部間おける超音波の伝播の偏りが低減される。
流路部11の元となる管部材Pの材質は、曲げ加工、成形の容易さを考慮して各種の樹脂材料から選択される。ただし、流路部を流通する流体の性質上、純水の他に、アルカリ性や酸性の腐食性薬液の使用もある。このため、管部材Pの材質には、耐腐食、耐候性にも優れている樹脂が望まれる。
そこで、請求項2の発明に規定するように、管部材Pはフッ素樹脂からなる。材料となるフッ素樹脂は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、FEP(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)等である。これらのフッ素樹脂は、内部を流通する流体の性質、曲げ加工のしやすさを考慮して選択される。図示の第1実施例、並びに後述する第2,第3実施例の超音波流量計に用いられている管部材はPFA製である。
管部材Pから実施例の流路部11を形成する曲げ加工の工程は、一例として、図2のとおり示すことができる。はじめに、図2(a)のように、曲面部を有する公知の曲げ加工治具60が、管部材Pの第1曲管部または第2曲管部を形成する予定位置に挿入される。次に管部材Pの曲管部の予定位置付近が適度に加熱され、当該部位の管部材は軟化する。続いて同図(b)のとおり、管部材Pが熱で軟化した状態を維持している間に、管部材Pは曲げ加工治具60を用いて徐々に屈曲変形される。その後、同図(c)のように、さらに管部材Pの屈曲が進み、所望の曲げ角度まで屈曲変形される。加工に際し、曲げ加工治具60の他に曲げ加工型65も用いられる。
図2の各工程から理解されるように、前出の図1に示した第1曲管部13(第1曲面部17)または第2曲管部15(第2曲面部18)が形成される。図2(c)の左右方向の管路は中央直管路14であり、上下方向の管路は上流直管部12または下流直管部16となる。開示の曲げ加工の曲げ角度は、管部材の長さ方向に対して直角である。むろん、管部材Pからの曲げ加工は、図示の例に限らず、適宜の手法を用いることができる。
図3は曲げ加工により形成された管路の拡大断面図である。図1の実施例の第1曲管部、第2曲管部はともに同形状であるため、第1曲管部13の近傍のみを示し説明する。上流直管部12の上流より流路部11に流入してきた被計測流体Fは、図示の矢印のとおり、上流直管部12内を直進する。前述の曲げ加工により、第1曲管部13の流路内部に第1曲面部17が形成される。第1曲面部17は緩やかな円弧状の曲面形状となり、外第1曲面部17oと内第1曲面部17iを有する。
図3の第1曲管部13の第1曲面部17において、被計測流体Fは、その流れの向きを外第1曲面部17o、内第1曲面部17iの曲面に沿って徐々に変える。外第1曲面部17o、内第1曲面部17i付近では、背景技術にて説明した図7、図8から理解されるように、急な方向変化が緩和される。このため、被計測流体Fの流れに発生する乱れは減少する。また、背景技術の同図との対比より、被計測流体Fの主流から剥離して生じる渦の発生も抑制され、せん断層の発生も低減される。従って、被計測流体の流れの乱れやせん断層の発生等に起因した超音波の伝播の障害が解消される。そこで、正確な流量測定に大きく貢献することができる。
第1実施例の超音波流量計10Aによると、超音波送受信部は直接ではなく収容部を介して流路部11に配置される。図1に開示するとおり、第1超音波送受信部41は第1収容部31の内部に収容され第1曲管部13の外周側21に固定され、第2超音波送受信部42は第2収容部32の内部に収容され第1曲管部15の外周側22に固定される。第1収容部31と第2収容部32はともに対称な同形状である。
図1からよくわかるように、第1収容部31は第1曲管部13(その外周側21)を包含し、上流直管部12の一部と中央直管部14の一部にも及ぶ。第1収容部31の第1空間部33には保持具36が収容され、第1超音波送受信部41の収容部内の位置決めに用いられる。同様に、第2収容部32は第2曲管部15(その外周側22)を包含し、中央直管部14の一部と下流直管部16の一部にも及ぶ。第2収容部32の第2空間部34にも保持具36が収容され、第2超音波送受信部42の収容部内の位置決めに用いられる。第1,第2空間部33,34は蓋35により封止される。実施例の超音波送受信部のケーブル43は蓋35に設けられた孔から外部に導き出される。
第1収容部31、第2収容部32は、複数個の部材の組み合わせにより形成することも可能である。ただし、収容部を形成する部品を個々に製造する煩雑さを考慮して、第1収容部31及び第2収容部32は、請求項3の発明に規定するように、合成樹脂のインサート成形により流路部11に一体に結合されて形成される。特に収容部を合成樹脂のインサート成形とすることにより、流路部(曲管部)との密着性は強固となる。この結果、超音波送受信部の位置ずれは解消され、収容部と管路部にノイズも生じにくくなることが予想される。
実施例の第1曲管部と第2曲管部はともに同形状である。そこで、図4を用い流路部11における第1収容部31の形成を例示し説明する。はじめに、第1収容部を成形するための一対の成形型51,52が用意される。成形型51(その内部の型内空間53)に流路部11の第1曲管部13が収容され、同時に上流直管部12、中央直管部14も成形型51の所定位置に固定される。流路部11が収容された成形型51に成形型52が張り合わされる。図4では説明の便宜上、成形型52を透視して示す。成形型内の凸設部54は、事後的に第1空間部を形成する。
一対の成形型51,52同士が張り合わされた後、樹脂射出機55より型内空間53へ合成樹脂Rが注入され、型内空間53は合成樹脂Rにより充満される。樹脂の冷却後、成形型51,52は分離される。こうして、第1空間部を備えた第1収容部が得られる。むろん、第2空間部を備えた第2収容部の場合であっても同様に成形される。
合成樹脂Rは樹脂射出機55内で加熱されるため、熱可塑性樹脂が用いられる。加えて、既に管部材の曲げ加工により得られた樹脂製の流路部(その曲管部)を熱変形させないため、当該管部材の樹脂よりも融点が低い熱可塑性樹脂から選択される。超音波流量計の使用環境を勘案すると、温度耐性、耐薬品性を備えた樹脂が好ましい。具体的に合成樹脂Rは、塩化ビニル樹脂の他に、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等のエンジニアリングプラスチックから選択される。
図5は第2実施例の超音波流量計10Bを示す断面図である。超音波流量計10Bにおいては、第1実施例の超音波流量計10Aの上流直管部12、下流直管部16の向きと異なり、上流直管部12及び下流直管部16はともに同じ側を向けて曲げ加工された流路部11を備える。図中、図1と共通する箇所は同一符号とした。当該超音波流量計10Bにおいても、第1超音波送受信部41は流路部11を挟んで第1曲管部13の外周側21に、第2超音波送受信部42は流路部11を挟んで第2曲管部15の外周側22に対向して配置される(図示の対向位置Li参照)。また、第1超音波送受信部41は第1収容部31に、第2超音波送受信部42は第2収容部32にそれぞれ収容される。
流体の供給経路に超音波流量計を接続して被計測流体Fの流量を測定する場合、配管の施工上、第1実施例の超音波流量計10Aあるいは第2実施例の超音波流量計10Bが適切に選択される。図5から把握可能であるように、超音波流量計10Bも流体の管路に緩やかな円弧状の曲面が形成されていることには変わりないため、第1実施例の超音波流量計10Aと同一作用を発揮する。
開示の第1,第2実施例の超音波流量計においては、管部材を平面方向に曲げ加工して中央直管部、上流直管部及び下流直管部を形成する。加えて、図6の第3実施例の超音波流量計10Cとして開示するとおり、流路部11を構成する中央直管部14に対する上流直管部12p、下流直管部16qの曲げ方向(図中の矢印線参照)を立体的とすることも可能である。図示では曲げ加工により得た流路部を強調するため、第1収容部31,第2収容部32を破線とした。むろん、両収容部に音波送受信部が収容されている。図中、図1,図5と共通する箇所は同一符号とした。
これまでに図示し、詳述のとおり、本発明の超音波流量計から被計測流体の流路が直角に曲がる角部分を無くすことができた。そこで、当該角部分により生じる被計測流体の流れの乱れ、せん断層や圧力境界面の発生は低減される。この結果、測定精度の向上を実現することができる。また、流路の製造も簡便となり、流量計測時に被計測流体が接触する部材数も減少できる。よって、シリコンウエハー等の半導体製造設備における超純水、薬液等の極めて清浄度が高い流体の流体流量の計測に好適である。さらには、医薬品分野、生化学分野等における分析機器、製造機器等への適用も可能となる。
本発明の第1実施例に係る超音波流量計の断面図である。 流路部の曲げ加工の概略工程図である。 曲管部の拡大断面図である。 収容部の形成を示す模式図である。 第2実施例の超音波流量計の断面図である。 第3実施例の超音波流量計の概略斜視図である。 従来の超音波流量計の構造断面図である。 図7の直交部位の拡大断面図である。 収容部のドリル加工時を示す概念図である。
符号の説明
10A,10B,10C 超音波流量計
11 流路部
12 上流直管部
13 第1曲管部
14 中央直管部
15 第2曲管部
16 下流直管部
17 第1曲面部
18 第2曲面部
21 第1曲管部の外周側
22 第2曲管部の外周側
31 第1収容部
32 第2収容部
33 第1空間部
34 第2空間部
35 蓋
36 保持具
41 第1超音波送受信部
42 第2超音波送受信部
P 管部材

Claims (3)

  1. 単一の管部材(P)を曲げ加工して、順次、上流直管部(12)、第1曲管部(13)、中央直管部(14)、第2曲管部(15)及び下流直管部(16)からなる流路部(11)を形成するとともに、前記第1曲管部及び第2曲管部の外周側に前記中央直管部の管方向に対向するように第1超音波送受信部(41)及び第2超音波送受信部(42)をそれぞれ配置したことを特徴とする超音波流量計。
  2. 前記管部材がフッ素樹脂からなる請求項1に記載の超音波流量計。
  3. 前記第1超音波送受信部を収容する第1収容部(31)及び前記第2超音波送受信部を収容する第2収容部(32)が合成樹脂のインサート成形により前記流路部に一体に結合されてなる請求項2に記載の超音波流量計。
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