JP2009236666A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張によって生じた熱応力の影響を軽減して圧力測定が可能な、壊れにくい構造の圧力センサを提供する。
【解決手段】一面の周縁部に周縁突出部001bが形成され、略中央部に圧力伝達突出部001dが形成され、外圧に応答して変位する感圧ダイアフラム001aを備える感圧部材001と、受圧突出部002bが形成された受圧ダイアフラム002aを備え、受圧ダイアフラム002aの変位により圧力を検出するセンサチップ002と、一面の周縁部に支持突出部003aが形成され、かつ略中央にセンサチップ002を搭載するベース部材003と、からなり、ベース部材003を感圧ダイアフラム001a側へと押圧する押圧機構と、を設け、該押圧機構で押圧されたときに、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bのそれぞれの先端が当接し、かつ周縁突出部001bと支持突出部003aのそれぞれの先端が当接する構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に気体、液体等の流体内の圧力を測定するための、耐腐食性の高い圧力センサに関する。特に、高温環境で使用される圧力センサに関する。
従来から、流体等の圧力を測定するために、圧力センサとして半導体センサチップ(例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照。)が用いられてきた。そして、流体等の圧力を測定する場合、特にその性質や温度環境により圧力センサが腐食する可能性がある。その腐食を防止するために様々な工夫がなされてきた。
図7は、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3を基に、模式的に従来の圧力センサの断面構造を表したものである。図7では、感圧ダイアフラム101は、受圧ダイアフラム104aを有するセンサチップ104を内部に収容するケース部材102の一部を成している。感圧ダイアフラム101は、流体からの圧力に直接応答してセンシングする。そして、感圧ダイアフラム101がセンシングした圧力は、突部101aを介して、中央が接着剤103により接着されている受圧ダイアフラム104aへと伝達される。そして、センシングされた圧力は、受圧ダイアフラム104a上に設けられた感圧素子(図示せず)により電気信号に変換される。そして、該電気信号は導電端子106により外部へ出力される。
ベース部材107は、台座105を介してセンサチップ104を保持するとともに、感圧ダイアフラム101の設けられたケース部材102を接着剤108を介して保持し、感圧ダイアフラム101、ケース部材102、及び接着剤108を含めて構成されるハウジングのベースとなっている。感圧ダイアフラム101は、ステンレス等の腐食に強い金属で構成され、ハウジングは流体からセンサチップ104を保護して、腐食するのを防止している。
上記例では、感圧ダイアフラム101とセンサチップ104との間の圧力の伝達は、それぞれが中央で接着剤103により固着されている突部101aを媒体として行われているが、この突部101aを媒体とする方法以外に、感圧ダイアフラム101とセンサチップ104との間の空間に、シリコンオイルを充填して、その充填したシリコンオイルを媒体として圧力を伝達する方法もある。
U.S. P6,612,178 B1 公報 特開2001−59792号公報 特開平10−122990号公報
上記のように、感圧ダイアフラム101とセンサチップ104との連接では、センサチップ104は台座105に搭載され、感圧ダイアフラム101とセンサチップ104との距離は固定されていた。しかし、このような構造では、高温環境下において、感圧ダイアフラム101、特に突部101aがセンサチップ104の受圧ダイアフラム104aを押圧する方向に膨張し、正確な圧力を測定することができなくなるとともに、センサチップ104を破壊するという問題があった。
本発明の目的は、熱膨張によって生じた熱応力の影響を軽減して正確な圧力測定が可能な、壊れにくい構造の圧力センサを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の圧力センサは、一面の周縁部に該一面と直交する方向に突出した周縁突出部が形成され、前記一面の略中央部に該方向に向けて突出する圧力伝達突出部が形成され、外圧に応答して変位する感圧ダイアフラムを備える感圧部材と、該感圧部材の圧力伝達突出部と当接するための受圧突出部が形成された受圧ダイアフラムを備え、該受圧ダイアフラムの変位により圧力を検出するセンサチップと、一面の周縁部に該一面と直交する方向に向けて突出する支持突出部が形成され、かつ該一面の略中央に前記センサチップをその受圧突出部を該方向へ向けた状態で搭載するベース部材と、からなり、前記感圧部材の圧力伝達突出部と前記センサチップの受圧突出部とを対向させた状態で、前記ベース部材を前記感圧ダイアフラム側へと押圧する押圧機構と、を設け、該押圧機構で押圧されたときに、前記圧力伝達突出部と前記受圧突出部のそれぞれの先端が当接し、かつ前記周縁突出部と前記支持突出部のそれぞれの先端が当接する構成とされていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の圧力センサは、外圧に応答して変位する平板状の感圧ダイアフラムと、その周縁部に形成され該外圧を受ける方向と反対方向に向けて突出した周縁突出部と、前記感圧ダイアフラムの略中央部に形成され該反対方向に向けて突出する圧力伝達突出部と、前記周縁突出部の外周部から該反対方向に向けて延出するケース部材と、からなる感圧部材と、前記ケース部材の内部に収容される平板状の受圧ダイアフラムと、該受圧ダイアフラムの略中央部に前記圧力伝達突出部と当接可能に前記外圧を受ける方向に向けて突出する受圧突出部と、前記圧力伝達突出部から前記受圧突出部を介して伝達される外圧を検出する検出素子とからなるセンサチップと、略中央部に前記センサチップを前記受圧ダイアフラムが変位可能な状態で、前記感圧部材と相対するように搭載可能な搭載部と、周縁部に前記周縁突出部と当接可能に前記外圧を受ける方向に向けて突出する支持突出部と、からなり、前記感圧ダイアフラムと略平行に配置されるベース部材と、前記搭載部の裏面を押圧する弾性部材と、前記ケース部材内に設けられ、前記弾性部材を支持する支持部と、からなる押圧機構と、を備え、前記ベース部材に前記センサチップが搭載された状態で、前記感圧部材と前記センサチップとを互いに平行に対向させた場合に、前記圧力伝達突出部と前記受圧突出部の対向距離が、前記周縁突出部と前記支持突出部の対向距離と等しくなるように形成されており、前記支持突出部と前記周縁突出部が当接し、かつ前記圧力伝達突出部と前記受圧突出部が当接するように、前記ベース部材を前記押圧機構により押圧したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の圧力センサは、請求項2に記載の圧力センサにおいて、前記ケース部材の開口端を、前記センサチップの電気信号を外部へと引き出す導電端子を備えるハウジングにより閉栓し、ケース内部を真空状態にするとともに、ケース内部の真空状態を維持する真空ゲッタを該ケース内部に配置したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の圧力センサは、請求項2又は請求項3に記載の圧力センサにおいて、前記支持突出部と前記周縁突出部の当接面、及び前記受圧突出部と前記圧力伝達突出部の当接面に潤滑部材を配設し、該潤滑部材を介して当接させたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の圧力センサは、請求項2又は請求項3に記載の圧力センサにおいて、前記受圧突出部と前記圧力伝達突出部の当接部分を固着したことを特徴とするものである。
請求項6に記載の圧力センサは、請求項2乃至請求項5のいずれか一つに記載の圧力センサにおいて、前記ケース部材の内側に、前記支持部の固定位置を調整する位置調整機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項1及び請求項3に記載の圧力センサは、感圧ダイアフラムが熱によって膨張した時に、周縁突出部からの押圧力をベース部材を介して弾性部材が吸収することで、感圧ダイアフラムからの熱膨張によって受圧ダイアフラムが受ける圧力を軽減する構成となっている。これにより、高温環境下における感圧ダイアフラムの熱膨張の影響を回避でき、正確な圧力測定を可能にするとともに、受圧ダイアフラムの破損防止が可能となる。
請求項4に記載の圧力センサは、感圧ダイアフラムの圧力伝達突出部と受圧ダイアフラムの受圧突出部との当接面に潤滑部材を配設したため、横方向の摺動摩擦を低減することができる構成になっている。これにより、感圧ダイアフラムと受圧ダイアフラムとの熱膨張係数の相違によって、高圧環境下で圧力伝達突出部と受圧突出部とが横方向に摺動したとしても、正確な圧力測定が可能となるとともに、受圧ダイアフラムの破損防止が可能となる。
請求項6に記載の圧力センサは、支持部の固定位置を調整することができる。これにより、弾性部材によるベース部材への押圧力を調整することが可能となる。
〔第1の実施形態〕
以下、この発明の第1の実施形態に係る圧力センサについて説明する。図1は本実施形態に係る圧力センサの断面構造図である。以下では、説明の都合上図1における上下方向の位置を高さといい、上下方向の位置(高さ)が同じ状態を水平という。
本発明圧力センサは、略逆U字状の断面を有する感圧部材001と、この感圧部材001の内部に収容されたセンサチップ002と、このセンサチップ002を搭載支持するベース部材003と、前記感圧部材001の下方に連結された散熱管010を備えるハウジング012とを主として構成されている。
前記ベース部材003は、感圧部材001の内側面に突出形成された円環状の支持部005の上に円環状の弾性部材004を介して支持されている。感圧部材001とハウジング012との連結によって画成された空間部には、真空ゲッタ007が配置されている。散熱管010内には、一対の導電ピン006cを貫通させた絶縁体009aが収納されている。
ハウジング012及び散熱管010は、感圧部材001と同じ熱膨張係数を有する材料で形成されている。そして、ハウジング012は溶接により感圧部材001のケース部材001cに接合されている。ハウジング012の感圧部材001と接合する端部は高温になるが、反対側の端部、すなわち散熱管010の下端部は環境空気の対流冷却効果により150度以下の低温になる。ハウジング012の低温側の温度は、周囲の環境温度や空気の対流効率、散熱管010の長さなどによって決められる。散熱管010は5〜10cmの長さが好ましい。また、散熱管010の外側に冷却水パイプを設ければ、散熱管010をより短くすることが可能である。散熱管010の低温端部には貫通電極付絶縁体009b及び低膨張金属部材011を設けることで気密構造となっている。低膨張金属部材011は貫通電極付絶縁体009b及び散熱管010の低温端部と溶接やろう付けなどの方法で接合される。
真空ゲッタ007は、水分や金属から排出されるガスを吸収する吸着剤で形成されている。真空ゲッタ007は、感圧部材001及びハウジング012とで構成された空間を圧力計測基準真空室の状態に保つ。
絶縁体009a及び貫通電極付絶縁体009bは、高熱環境下にさらされている感圧部材001の内部空間の温度が外部の機器に伝わらないように温度を下げる働きをする。絶縁体009aは、ハウジングキャップ008で固定され散熱管010内に収められる。
図1において、感圧部材001は、感圧ダイアフラム001a、周縁突出部001b、及びケース部材001c、及び圧力伝達突出部001dで構成されている。感圧部材001は、耐腐食性の金属、例えば、ステンレスの薄い板で構成されている。
感圧ダイアフラム001aは、圧力のセンシングの対象である流動体に直接触れてその圧力に応答して形状を変化させる、或いは形状を歪ませるダイアフラムである。板の面形状は円形又は四角形でもよいが、ここでは円形として説明する。
感圧ダイアフラム001aの内底部の略中央部にはベース部材003方向(図1の下方向)へ延出する圧力伝達突出部001dが形成されている。また、感圧ダイアフラム001aの周縁部にはケース部材001cに沿ってベース部材003方向へ延出する周縁突出部001bが形成されている。そして、感圧ダイアフラム001aの表面から圧力伝達突出部001dの底部までの距離L1と感圧ダイアフラム001aの表面から周縁突出部001bの底部までの距離L2とは同じ長さである。したがって、圧力伝達突出部001dの底面と周縁突出部001bの底面とは略水平な位置にある。そして、圧力伝達突出部001dは、センサチップ002の受圧突出部002bに接しており、さらに固着されている。
感圧ダイアフラム001aは、上方から圧力(本発明における「外圧」)を受けることで感圧ダイアフラム001aの中央を囲む平面部分がたわむ。これにより、感圧ダイアフラム001aは、上方からの圧力をセンシングすることができるダイアフラムとしての機能を有する。そして、外圧を受けてたわむのは感圧ダイアフラム001aの圧力伝達突出部001d付近のみであり、後述するベース部材003の上下動には影響しない。これは、圧力伝達突出部001dが設けられている部分は薄くなっておりたわみやすくなっているが、その周囲は厚く外圧に影響されないからである。
センサチップ002は、断面略山形状を成しており、中央突出部(受圧突出部002b)とその周囲を取り囲む円環状または四角形状の凹部(受圧ダイアフラム002a)を有している。そして、受圧突出部002bは圧力伝達突出部001dに固着されている。さらに、センサチップ002はその周縁部がベース部材003の上側凹部に載置固定されている。センサチップ002の底面側でベース部材003との間には空間が設けられている。この空間があることにより、受圧ダイアフラム002aは下方向にたわむことが可能となる。受圧ダイアフラム002aは、感圧ダイアフラム001aから圧力伝達突出部001d及び受圧突出部002bを介して伝達された圧力を受けて感圧ダイアフラム001aと反対側の方向(下の方向)にたわむ。これにより、受圧ダイアフラム002aは感圧部材001からの圧力をセンシングすることができるダイアフラムとしての機能を有する。
さらに、センサチップ002は、下側の面に歪ゲージ002cを有する。歪ゲージ002cは、受圧ダイアフラム002aがたわむことによる圧力変化を電気の変化に変換して導電端子006aへ出力する。歪ゲージ002cの取り付け態様は、図1に限らず、その全体として設計上、感度の良い位置に配置されることが肝要である。この歪ゲージ002cが本発明における「検出素子」である。この検出素子は「感圧素子」とも呼ばれる。
ベース部材003は、支持突出部003a及び搭載部003bからなる。さらに、ベース部材003はガラスで構成されている。そして、ベース部材003の搭載部を下側に窪ますことによってセンサチップ002がたわむための空間(変位空間)が形成されている。この窪みはセンサチップ002と同程度の大きさに形成されており、センサチップ002の周縁部は搭載部003bの窪みの外縁部に固定されている。これにより、センサチップ002は、ベース部材003に対して水平方向にずれないよう構成されることになる。また、ベース部材003の材料であるガラスはセンサチップ002の材料であるシリコンと同程度の熱膨張係数を有する。そのため、高温環境下でセンサチップ002及びベース部材003が膨張しても熱膨張の差はわずかしか発生しない。そこで、前述のようにセンサチップ002がベース部材003に固定されていても破損する危険は少ない。また、ベース部材003の外縁はケース部材001cに接しており、感圧ダイアフラム001aに対して水平方向に固定されている。したがって、ベース部材003に固定されたセンサチップ002も、感圧ダイアフラム001aに対して水平方向に移動しないよう構成されていることになり、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bは相対する位置にほぼ固定されることになる。ここで、本実施形態では図1に示すようにケース部材001cに内側に向けて突部を設け、該突部とベース部材003の外縁とを接触させているが、これは該突部を設けずに直接ケース部材001cの内側面とベース部材003とを接触させる構成でもよい。
また、ベース部材003の周縁部は感圧ダイアフラム001aの方向(図1の上の方向)に延出して支持突出部003aを形成している。この支持突出部003aは感圧部材001の周縁突出部001bの内底面に接する位置に設けられている。そして、該支持突出部003aの底面から先端までの距離L3と、該支持突出部003aの中央部底面から前記受圧突出部002bの先端までの距離L4は等しい長さを有する。
上述のように、距離L1と距離L2が等しく、距離L3と距離L4が等しいため、支持突出部003aと周縁突出部001bが接した時に、受圧突出部002bと圧力伝達突出部001dとも接し、それぞれの接触点が水平に位置することになる。また、距離L1及び距離L2の部分はいずれも感圧ダイアフラム001aの一部であるため同じ材質で構成されており膨張率は同じである。そのため、熱膨張により感圧部材001が膨張し、距離L1及び距離L2が伸長した場合、距離L1及び距離L2は同じ長さになる。したがって、熱膨張でL1及びL2が伸長した場合でも、支持突出部003aと周縁突出部001bが接する位置と、受圧突出部002bと圧力伝達突出部001dが接する位置は水平の位置を保つことになる。
前記ベース部材003の底面とケース部材001cの内側面に設けられた支持部005との間には、弾性部材004が配置されている。弾性部材004は、図2に示すようなコイルを環状にした形状の部材である。図2は弾性部材004の平面図である。弾性部材004は、ニッケル基かコバルト基の耐熱合金材料で形成されることが好ましい。特にNi基超耐熱合金であることが好ましい。また、弾性部材004の断面は、中空開口部を有する「C」字状のものか、または中空螺旋線のようなものが望ましい。さらに、弾性部材004は、支持部005とベース部材003とに挟まれベース部材003を感圧ダイアフラム001a方向に押圧する。ここで、本実施形態ではケース部材001cが内面も円形状の筒型であり、かつベース部材003の底面もケース部材001cの内面に合わせて円形状であるため、弾性部材004をケース部材001cの内面の形状に合わせ円形の環状にしている。ただし、弾性部材004は、ベース部材003の底面を感圧ダイアフラム001a方向に均等に押圧できればよく、均等に押圧できる条件であればどのような形状でもよい。例えば、ケース部材001cの内面及びベース部材003の底面の形状が四角形であれば、弾性部材004を四角形の環状にすることが好ましい。また、ベース部材003の底面を均等に押圧できるのであればコイルを縦方向にいくつか配置した構成でもよい。
前記支持部005は、ケース部材001cの内側面に上下方向に移動可能(調整可能)に設けられている。これは、例えば支持部005とケース部材001cとの接する面にねじ構造を設けることにより実現することができる。これにより、支持部005を回転させることで、ねじの溝にそって上下に移動することが可能となる。そして、支持部005を回し支持部005が感圧ダイアフラム001a方向へ移動することにより、弾性部材004のベース部材003を押す押圧力は強くなる。逆に、支持部005を回し支持部005が感圧ダイアフラム001aと反対の方向へ移動することにより、弾性部材004のベース部材003を押す押圧力は弱くなる。したがって、支持部005の上下方向の位置を調整することで適切な押圧力をベース部材003に与えることができる。この適切な押圧力とは、後述するように熱膨張により周縁突出部001bがベース部材003の方向への伸長による力によりベース部材003を介して弾性部材004を押圧したときに、弾性部材004が収縮することによりベース部材003にかかる余分な圧力を吸収して軽減できる程度であることが望ましい。さらに、適切な押圧力は、熱膨張した周縁突出部001bが冷却され収縮した時に、弾性部材004が伸長しベース部材003を持ち上げ周縁突出部001bに接することができる程度であることが望ましい。さらに、適切な押圧力は、弾性部材004の弾性力によって感圧ダイアフラム001aがたわまない程度であることが望ましい。
ここで、支持部005と弾性部材004で構成される機構が本発明における「押圧機構」にあたる。
以上で説明した構成により、高温環境下での感圧部材001の上下方向の熱膨張によるセンサチップ002の破損を防止することが可能となる。そこで、次に感圧部材001が膨張した時の動きを具体的に説明する。
感圧部材001が上下方向に膨張した時、周縁突出部001b及び支持突出部003aが膨張することによりそれぞれが感圧ダイアフラム001aから離れる方向(下の方向)に押される。このとき、弾性部材004は、ベース部材003からの押圧を受けて収縮する。そのため、ベース部材003は、周縁突出部001bが膨張した分だけ下に移動する。このとき、圧力伝達突出部001dも熱膨張により、前期同様に下方に移動する。これにより、ベース部材003が感圧ダイアフラム001aに対して上下方向に固定されている場合と異なり、受圧突出部002bは、圧力伝達突出部001dの熱膨張による押圧力の受圧を回避することができ、センサチップ002の破損を防止することができる。さらに、距離L1及び距離L2は感圧ダイアフラム001aの一部であるため同じ材質で構成されており膨張率は同じである。熱膨張により感圧部材001が上下方向に膨張し、距離L1及び距離L2が伸びた場合でも、距離L1及び距離L2は同じ長さになる。したがって、熱膨張で距離L1及び距離L2が伸びた場合でも、支持突出部003aと周縁突出部001bが接する位置と、受圧突出部002bと圧力伝達突出部001dが接する位置は水平の位置となる。そのため、感圧部材001が上下方向に膨張した場合でも、受圧突出部002bと圧力伝達突出部001dは互いに無理な力がかからない高さに位置しており、感圧ダイアフラム001aが外圧を受けた場合、その圧力が圧力伝達突出部001d及び受圧突出部002bを介して受圧ダイアフラム002aに伝達され、センサチップ002がたわむことで、歪ゲージ002cによるセンシングが行われる。また、外圧を受けてたわむのは、感圧ダイアフラム001aのみであり、ベース部材003の上下動には影響しないようになっているので、精度よくセンシングができる。
さらに、熱膨張がおさまることで感圧部材001が収縮した場合、周縁突出部001bと圧力伝達突出部001dの長さが元の長さに戻る。この場合、弾性部材004がベース部材003を感圧部材001の方向へ押圧することで、ベース部材003は元の位置(熱膨張が発生する前の位置)に戻る。この場合も、距離L1及び距離L2は同じ長さになるため、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとは互いに力をかけない地点に位置することになる。したがって、感圧部材001が冷却され熱膨張がおさまった後にも、歪ゲージ002cによるセンシングは元通り行うことが可能である。
歪ゲージ002cで出力された電気の変化は、導電端子006a、耐熱導線006b、及び、導電ピン006cを介して外部へ出力される。
以上で説明したように、本実施形態に係る圧力センサにおいては、熱膨張による感圧部材001の上下方向の伸長が生じた場合に、周縁突出部001bからの押圧を支持突出部003aを介して弾性部材004が受け、この弾性部材004が収縮することで熱膨張による上下方向の伸長を吸収することができる構成である。これにより、熱膨張により上下方向に熱応力が生じた場合にも、受圧突出部002bは圧力伝達突出部001dからの押圧を受けることを回避でき、センサチップ002の破損を防止することが可能となる。
また、本実施形態ではより確実に熱膨張率の影響を軽減するためL1=L2及びL3=L4としている。しかし、L1及びL2の熱膨張による寸法変化は許容できる範囲内に抑えることが可能であり、実際には周縁突出部001bと支持突出部003aとの対向距離、及び圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの対向距離が等しければ、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとが当接するとともに、周縁突出部001bと支持突出部003aとが当接する。これにより、センサチップ002の破損を防止することができる。したがって、本発明は周縁突出部001bと支持突出部003aとの対向距離、及び圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの対向距離が等しく形成されていれば動作可能である。
〔第2の実施形態〕
以下、この発明の第2の実施形態に係る圧力センサについて説明する。第2の実施形態に係る圧力センサの断面構造図も図1で示されるものである。以下では、説明の都合上図1における上下方向の位置を高さといい、上下方向の位置(高さ)が同じ状態を水平という。本実施形態に係る圧力センサは、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの接触部分が固着されておらず、水平方向に互いにズレることができる構成であるところが第1の実施形態と異なる。そこで、以下では、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bの構成について主に説明する。
本実施形態に係る圧力センサでは、センサチップ002、感圧部材001の形状及び配置は第1の実施形態と同様である。そして、本実施形態に係る圧力センサでは、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの接点は固定されていない。したがって、熱を受けた時に圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとは水平方向に自由に膨張する、すなわち互いにズレることが可能である。また、周縁突出部001bは、ベース部材003の支持突出部003aと接している。周縁突出部001bと支持突出部003aとの接点も固定されていない。したがって、熱を受けた時に周縁突出部001bと支持突出部003aとも水平方向に自由に膨張する、すなわち互いにズレることが可能である。
以上の構成により、高温環境下での感圧部材001の水平方向の熱膨張によるセンサチップ002の破損を防止することが可能となる。そこで、次に感圧部材001が膨張した時の動きを具体的に説明する。
感圧部材001及びセンサチップ002ともに熱により水平方向の膨張が発生する。ここで、感圧部材001は耐食性の金属で構成されており、センサチップ002はシリコンで構成されている。そのため、感圧部材001とセンサチップ002との熱膨張率が異なる。そこで、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bが接している部分では膨張率の相違によるズレが生じる。このとき、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bが固着されている場合と異なり、本実施形態における圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bは互いに水平方向に自由に膨張できるため、水平方向における熱膨張率のズレによるセンサチップ002の破損を防止することができる。これは、感圧部材001が冷却され熱膨張がおさまる時も同様であり、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bは自由に縮小することができ、センサチップ002の破損も防止することができる。
以上で説明したように、本実施形態に係る圧力センサにおいては、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとの間を固着せずに、互いに水平方向にズレることができる構成である。これにより、熱膨張により水平方向に熱応力が生じた場合にも圧力伝達突出部001dと受圧突出部002b、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとがずれることができ、センサチップ002の破損を防止することが可能となる。
本実施形態においても、周縁突出部001bと支持突出部003aとの対向距離、及び圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの対向距離が等しく形成されていれば圧力センサは動作可能である。
〔第3の実施形態〕
以下、この発明の第3の実施形態に係る圧力センサについて説明する。図3は第3の実施形態に係る圧力センサの断面構造図である。以下では、説明の都合上図3における上下方向の位置を高さといい、上下方向の位置(高さ)が同じ状態を水平という。本実施形態に係る圧力センサは、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとの間に耐熱の潤滑剤を配置した部分が第2の実施形態と異なる(図1参照)。そこで、以下では、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bの構成、及び周縁突出部001bと支持突出部003aの構成について主に説明する。また、以下では図1と同様の符合を有する部材は同様の機能を有するものとする。
本実施形態に係る圧力センサでは、センサチップ002、感圧部材001の形状及び配置は第2の実施形態と同様である。そして、センサチップ002及びベース部材003と感圧部材001とは、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002b、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとで接している。この接している部分は熱膨張の差により高温環境下での熱膨張時に熱応力による水平方向のズレが生じることになる。そのため、この互いに接している部分の摩擦力が大きいと、センサチップ002の破損の原因になってしまう。そこで、本実施形態では、図3に示すように、圧力伝達突出部001dの受圧突出部002bと接する面に耐熱潤滑剤300をコーティングしている。また、周縁突出部001bの支持突出部003aと接する面に耐熱潤滑剤300をコーティングしている。耐熱潤滑剤300としては、窒化ホウ素(六方)、グラファイト、窒化ホウ素とアルミナとの混合物などの摩擦係数が低い材料が好ましい。ここで、本実施形態ではコーティングのし易さから金属である感圧部材001側に耐熱潤滑剤300のコーティングを施しているが、これは、センサチップ002側に耐熱潤滑剤300のコーティングを施す構成でもよい。また、潤滑剤として、パウダー状の材料を配置する構成でもよい。
以上で説明したように、本実施形態に係る圧力センサにおいては、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとの間に耐熱潤滑剤を配置することで、その間の摩擦力を軽減することができる。これにより、熱膨張により水平方向に熱応力が生じた場合にも第2の実施形態に比べてスムースに圧力伝達突出部001dと受圧突出部002b、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとがずれることができ、センサチップ002の破損を防止することが可能となる。
また、本実施形態の変形例として、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとの間に、図4に示すようにスペーサ400を設けた構成がある。図4は第3の実施形態の変形例の断面構成図である。このスペーサ400は感圧部材001を構成する耐食金属又はベース部材003を構成するガラスと同じ熱膨張係数を持つ材料であることが好ましい。そして、このスペーサの形状としては、例えば、図5(A)に示すように、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間にボール501を配置し、周縁突出部001bと支持突出部003aとの間に環状のリング502を配置する構成が考えられる。また、図5(B)に示すように、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとの間にボール503を配置する構成でもよい。図5(B)では平面を支えるため、周縁突出部001bと支持突出部003aとの間の3点にボールを配置しているが、よりしっかりと平面を支えるように3点より多い点にボールを配置してもよい。さらに、図5(C)に示すように、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間にボール504を配置し、周縁突出部001bと支持突出部003aとの間に、中心から放射上に延びる線に沿って棒状の部材505を配置する構成でもよい。ここで、図5(A)(B)(C)はスペーサの一例の図である。
この変形例のように、リング状、ボール状、または棒状のスペーサは、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002bとの間、及び周縁突出部001bと支持突出部003aとの間にスペーサを配し、スペーサを介してそれぞれを点接触させた場合、圧力伝達突出部001dと受圧突出部002b、及び周縁突出部001bと支持突出部003aの接触面積を減らすことが可能となる。そして、接触面積が小さくなるため接触部分の摩擦力がスペーサを配置しない場合に比べ低下する。これにより、このような構成でも、水平方向の熱応力による各部材間のズレをスムースにすることができ、センサチップ002の破損を防止することが可能となる。
〔第4の実施形態〕
以下、この発明の第4の実施形態に係る圧力センサについて説明する。図6は第4の実施形態に係る圧力センサの断面構造図である。以下では、説明の都合上図6における上下方向の位置を高さといい、上下方向の位置(高さ)が同じ状態を水平という。本実施形態に係る圧力センサは、ベース部材003に直接センサチップ002を搭載せずに、間に支持板600を配置した構成であるところが第1の実施形態と異なる。そこで、以下では、ベース部材003及び支持板600の構成について主に説明する。また、以下では図1と同様の符合を有する部材は同様の機能を有するものとする。
ベース部材003は、周縁部に支持突出部003aを有し、中心部は平らな面となってお盆のような形状を有している。
支持板600は、センサチップ002と同じもしくは近い熱膨張係数を有する材料で形成されている。支持板600は、センサチップ002よりも小さい。そして、支持板600のセンサチップ002と反対側の面はベース部材003に密着し固定されている。さらに、支持板600のセンサチップ002側の面は周縁部が突出したお盆のような形状になっている。支持板600の周縁部の先端はセンサチップ002の底面の周縁部に固着されている。この支持板600がセンサチップ002に固着された後に、ベース部材003の上に搭載される順序で製造される。支持板600の窪みを利用することで、センサチップ002はたわむことができる。
以上で説明したように、本実施形態に係る圧力センサでは、製造工程において、支持板600をセンサチップ002に固着させた後に、センサチップ002のベース部材003への取り付けやケース部材001c中への配置がおこなわれる。これにより、センサチップ002と支持板600の間を密閉した状態で圧力センサを製造することができ、外部からのごみや水分がセンサチップ002と支持板600の間に入り込みにくくなる。また、支持板600を付けることで、その後の製造工程において、センサチップ002が取り扱い易くなる。
なお、前記本発明の各実施形態では、感圧部材の開口端を、散熱管を備えるハウジングにより閉栓し、その内部を真空化した絶対圧用の圧力センサについて説明したが、本発明はこれに限らず、感圧部材の開口端を閉栓しないゲージ圧用の圧力センサにも適用することができる。
第1及び第2の実施形態に係る圧力センサの構造断面図 弾性部材の平面図 第3の実施形態に係る圧力センサの構造断面図 第3の実施形態に係る圧力センサの変形例の構造断面図 (A)(B)(C)スペーサの一例を示した図 第4の実施形態に係る圧力センサの構造断面図 模式的に従来の圧力センサの断面構造を表した図
符号の説明
001 感圧部材
001a 感圧ダイアフラム
001b 周縁突出部
001c ケース部材
001d 圧力伝達突出部
002 センサチップ
002a 受圧ダイアフラム
002b 受圧突出部
002c 歪ゲージ
003 ベース部材
003a 支持突出部
003b 搭載部
004 弾性部材
005 支持部
006a 導電端子
006b 耐熱導線
006c 導電ピン
007 真空ゲッタ
008 ハウジングキャップ
009a 絶縁体
009b 貫通電極付絶縁体
010 散熱管
011 低膨張金属部材
012 ハウジング

Claims (6)

  1. 一面の周縁部に該一面と直交する方向に突出した周縁突出部が形成され、前記一面の略中央部に該方向に向けて突出する圧力伝達突出部が形成され、外圧に応答して変位する感圧ダイアフラムを備える感圧部材と、
    該感圧部材の圧力伝達突出部と当接するための受圧突出部が形成された受圧ダイアフラムを備え、該受圧ダイアフラムの変位により圧力を検出するセンサチップと、
    一面の周縁部に該一面と直交する方向に向けて突出する支持突出部が形成され、かつ該一面の略中央に前記センサチップをその受圧突出部を該方向へ向けた状態で搭載するベース部材と、からなり、
    前記感圧部材の圧力伝達突出部と前記センサチップの受圧突出部とを対向させた状態で、前記ベース部材を前記感圧ダイアフラム側へと押圧する押圧機構と、を設け、
    該押圧機構で押圧されたときに、前記圧力伝達突出部と前記受圧突出部のそれぞれの先端が当接し、かつ前記周縁突出部と前記支持突出部のそれぞれの先端が当接する構成とされていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 外圧に応答して変位する平板状の感圧ダイアフラムと、その周縁部に形成され該外圧を受ける方向と反対方向に向けて突出した周縁突出部と、前記感圧ダイアフラムの略中央部に形成され該反対方向に向けて突出する圧力伝達突出部と、前記周縁突出部の外周部から該反対方向に向けて延出するケース部材と、からなる感圧部材と、
    前記ケース部材の内部に収容される平板状の受圧ダイアフラムと、該受圧ダイアフラムの略中央部に前記圧力伝達突出部と当接可能に前記外圧を受ける方向に向けて突出する受圧突出部と、前記圧力伝達突出部から前記受圧突出部を介して伝達される外圧を検出する検出素子とからなるセンサチップと、
    略中央部に前記センサチップを前記受圧ダイアフラムが変位可能な状態で、前記感圧部材と相対するように搭載可能な搭載部と、周縁部に前記周縁突出部と当接可能に前記外圧を受ける方向に向けて突出する支持突出部と、からなり、前記感圧ダイアフラムと略平行に配置されるベース部材と、
    前記搭載部の裏面を押圧する弾性部材と、前記ケース部材内に設けられ、前記弾性部材を支持する支持部と、からなる押圧機構と、を備え、
    前記ベース部材に前記センサチップが搭載された状態で、前記感圧部材と前記センサチップとを互いに平行に対向させた場合に、前記圧力伝達突出部と前記受圧突出部の対向距離が、前記周縁突出部と前記支持突出部の対向距離と等しくなるように形成されており、前記支持突出部と前記周縁突出部が当接し、かつ前記圧力伝達突出部と前記受圧突出部が当接するように、前記ベース部材を前記押圧機構により押圧したことを特徴とする圧力センサ。
  3. 前記ケース部材の開口端を、前記センサチップの電気信号を外部へと引き出す導電端子を備えるハウジングにより閉栓し、ケース内部を真空状態にするとともに、ケース内部の真空状態を維持する真空ゲッタを該ケース内部に配置したことを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記支持突出部と前記周縁突出部の当接面、及び前記受圧突出部と前記圧力伝達突出部の当接面に潤滑部材を配設し、該潤滑部材を介して当接させたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の圧力センサ。
  5. 前記受圧突出部と前記圧力伝達突出部の当接部分を固着したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の圧力センサ。
  6. 前記ケース部材の内側に、前記支持部の固定位置を調整する位置調整機構を設けたことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一つに記載の圧力センサ。
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