JP2009236160A - 積層支持体 - Google Patents

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JP2009236160A JP2008080573A JP2008080573A JP2009236160A JP 2009236160 A JP2009236160 A JP 2009236160A JP 2008080573 A JP2008080573 A JP 2008080573A JP 2008080573 A JP2008080573 A JP 2008080573A JP 2009236160 A JP2009236160 A JP 2009236160A
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Yasuhiro Kasahara
康宏 笠原
Hiroyuki Deura
宏幸 出浦
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Abstract

【課題】端部フランジ4の縁に貼り付けられている、ゴム層1やゴム保護層5の部分に亀裂が発生するのを抑えることのできる積層支持体10を提供する。
【解決手段】積層支持体10は、端部フランジ4の積層体3に隣接する側の面の縁を面取りし、この面取り部分について、端部フランジ厚さ方向の面取り深さを5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下とするとともに、端部フランジのフランジ面に直交する直線の方向を基準とした面取り角度を32〜72°とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物等の構造物を支持するための積層支持体に関する。
地震等によって建物等の構造物に作用する加振力を低減するため、この構造物を、ゴム層と剛性板とを積層してなる積層体で支持することが行われており、これらの積層体を有する支持体のうち、戸建て用など比較的軽量の構造物を支持する用途に用いられるものは、この積層体の両端に一体的に取り付けられる端部フランジとして、積層体と同じ径の、積層体と面一の外周面を有するものが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
図1は、このような積層支持体を模式的に示す断面図であり、図1(a)は、積層体の積層面内方向の加振力が作用していない状態を、図1(b)は、この方向の加振力が作用している状態を、それぞれ示し、積層支持体90は、ゴム層91および剛性板92を交互に積層してなる円柱状の積層体93と、この積層体93の両端に一体的に取り付けられ、積層体93と面一の外周面94aを有するそれぞれの端部フランジ94と、積層体93および両方の端部フランジ94の外周面94aに貼り付けられたゴム保護層95より構成されている。
そして、従来の積層支持体90においては、鉄等よりなる端部フランジ94は、通常、工程の都合上、面取りやR加工は殆ど施されてない。
特開2004−28302号公報
しかしながら、このような積層支持体90は、水平方向に大きな加振力を受け、ゴム層91およびゴム保護層95が大きく剪断変形したとき、剛体よりなる両端部フランジ94は、構造物に取り付けられていて水平方向に移動するだけなので、端部フランジ94のゴム層91に隣接する側の面の縁に貼り付けられている、ゴム層91やゴム保護層95のゴム部分96に応力が集中し、この部分で亀裂が発生して破壊に繋がる可能性がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、端部フランジの縁に貼り付けられている、ゴム層やゴム保護層のゴム部分に亀裂が発生するのを抑えることのできる積層支持体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ゴム層および剛性板を交互に積層してなる円柱状の積層体と、この積層体の両端に一体的に取り付けられ、積層体と面一の外周面を有するそれぞれの端部フランジと、前記積層体および両方の端部フランジの外周面に貼り付けられたゴム保護層とで構成された積層支持体において、
前記端部フランジの、前記積層体に隣接する側の面の縁を面取りし、この面取り部分について、端部フランジ厚さ方向の面取り深さを5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下とするとともに、端部フランジのフランジ面に直交する直線の方向を基準とした面取り角度を32〜72°としてなる積層支持体である。
請求項2に記載の発明は、ゴム層および剛性板を交互に積層してなる円柱状の積層体と、この積層体の両端に一体的に取り付けられ、積層体と面一の外周面を有するそれぞれの端部フランジと、前記積層体および両方の端部フランジの外周面に貼り付けられたゴム保護層とで構成された積層支持体において、
前記端部フランジの前記積層体に隣接する側の面の縁をR加工し、このR加工部分の曲率半径を5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下とした積層支持体である。
請求項1に記載の積層支持体によれば、前記端部フランジの、前記積層体に隣接する側の面の縁を面取りし、この面取り部分について、端部フランジ厚さ方向の面取り深さを5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下とするとともに、端部フランジのフランジ面に直交する直線の方向を基準とした面取り角度を32〜72°としたので、端部フランジのゴム層に隣接する側の面の縁に貼り付けられている、ゴム層やゴム保護層のゴム部分に応力が集中し、このゴム部分で亀裂が発生して破壊に繋がるのを防止することができる。
請求項2に記載の積層支持体によれば、前記端部フランジの前記積層体に隣接する側の面の縁をR加工し、このR加工部分の曲率半径を5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下ととしたので、同様に、端部フランジのゴム層に隣接する側の面の縁に貼り付けられている、ゴム層やゴム保護層のゴム部分に応力が集中し、このゴム部分で亀裂が発生して破壊に繋がるのを防止することができる。
図2は、本発明に係る実施形態の積層支持体を示す断面図であり、図2(a)は、積層体の積層面内方向の加振力が作用していない状態を、図2(b)は、この加振力が作用している状態を、それぞれ示し、また、図3は、その一部を拡大した断面図であり、積層支持体10は、ゴム層1および剛性板2を交互に積層してなる円柱状の積層体3と、この積層体3の両端に一体的に取り付けられ、積層体3と面一の外周面4aを有するそれぞれの端部フランジ4と、積層体3および両方の端部フランジ4の外周面4aに貼り付けられたゴム保護層5より構成されている。ここで、端部フランジ4の厚さはtfであり、ゴム保護層5の厚さはtである。
ゴム層1は、例えば、天然ゴムや合成ゴム中にカーボンブラック等の補強性充填材を分散させ加硫したものが用いられ、また、剛性板2および端部フランジ4としては、鋼板等の金属材や繊維強化プラスチックを含む硬質プラスチックなどの強度および剛性の高い材料で形成されている。
また、ゴム保護層5としては、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、EPDMなどの耐候性の高いゴムにカーボンブラック等の補強性充填材を分散させ加硫したものを用いることができる。
積層支持体10は、その特徴として、図4に、端部フランジを平面図および正面図で示すように、端部フランジ4の、積層体3に隣接する側の面の縁を面取りし、この面取り部分6について、端部フランジ厚さ方向の面取り深さbを5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下とするとともに、端部フランジのフランジ面に直交する直線の方向を基準とした面取り角度θを32〜72°とし、このことによって、図2(b)に示すように、積層体3が加振力によって大きく剪断変形して傾斜したとき、端部フランジ4のゴム層1に隣接する側の面の縁に貼り付けられている、ゴム層1やゴム保護層5のゴム部分に応力が集中し、このゴム部分で亀裂が発生して破壊に繋がるのを防止することができる。
ここで、面取り深さbを5mm未満としたり、面取り角度を面取り角度θを72°を越えるものとしたりした場合には、ゴム層やゴム保護層の部分に応力が集中するのを防止することが難しくなり、一方、面取り深さbを端部フランジ4の厚さtfからゴム保護層5の厚さtを差し引いた厚さを越えるものとした場合には、ゴム保護層5の端部がフランジに接着されている部分(図3におけるa部)でゴム保護層5が剥離したり、この部分に応力が集中するという問題を引き起こす可能性がある。
また、端部フランジ4の、積層体3に隣接する側の面の縁を面取りする代わりに、図5に他の態様の端部フランジを平面図および正面図で示すように、この縁をR加工しても同様の効果を得ることができ、この場合、R加工部分7の曲率半径を5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下ととすることが重要であり、この曲率半径rを、5mm未満とした場合には、ゴム層1やゴム保護層5の部分に応力が集中するのを防止することが難しくなり、一方、これを、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さを越えるものとした場合には、ゴム保護層5の端部が端部フランジに接着されている部分(図3におけるa部)でゴム保護層5が剥離する可能性を生じる。
従来の積層支持体を示す断面図である。 本発明の実施形態の積層支持体を示す断面図である。 図2の一部を拡大して示す断面図である。 端部フランジを示す平面図および正面図である。 他の実施形態の積層支持体における端部フランジを示す平面図および正面図である。
符号の説明
1 ゴム層
2 剛性板
3 積層体
4 端部フランジ
4a 端部フランジの外周面
5 ゴム保護層
6 面取り部分
7 R加工部分
10 積層支持体
14 端部フランジ

Claims (2)

  1. ゴム層および剛性板を交互に積層してなる円柱状の積層体と、この積層体の両端に一体的に取り付けられ、積層体と面一の外周面を有するそれぞれの端部フランジと、前記積層体および両方の端部フランジの外周面に貼り付けられたゴム保護層とで構成された積層支持体において、
    前記端部フランジの、前記積層体に隣接する側の面の縁を面取りし、この面取り部分について、端部フランジ厚さ方向の面取り深さを5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下とするとともに、端部フランジのフランジ面に直交する直線の方向を基準とした面取り角度を32〜72°としてなる積層支持体。
  2. ゴム層および剛性板を交互に積層してなる円柱状の積層体と、この積層体の両端に一体的に取り付けられ、積層体と面一の外周面を有するそれぞれの端部フランジと、前記積層体および両方の端部フランジの外周面に貼り付けられたゴム保護層とで構成された積層支持体において、
    前記端部フランジの前記積層体に隣接する側の面の縁をR加工し、このR加工部分の曲率半径を5mm以上、かつ、端部フランジ厚さからゴム保護層の厚さを差し引いた厚さ以下としてなる積層支持体。
JP2008080573A 2008-03-26 2008-03-26 積層支持体 Withdrawn JP2009236160A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101466239B1 (ko) * 2012-03-30 2014-11-28 포인텍이앤씨(주) 탄성고무의 손상을 방지하는 탄성받침

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