JP2009235862A - エンジン防振具 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱ごもりを解消し、防振体の劣化を遅らせ、長期間、防振機能を維持することができるエンジン防振具を提供すること。
【解決手段】機体4側に固定の基台20にボルト21を介してキャップ22を取り付け、前記基台20とキャップ22との間でボルト21に防振体23を嵌合し、この防振体23にエンジンEに取り付けられる取付ブラケット18を固定したエンジン防振具19において、前記キャップ22のボルト21の貫通部の周囲に放熱孔22eを形成している。前記防振体23をゴムで形成し、前記キャップ22の放熱孔22eを、ボルト21の貫通部の周囲に等間隔で複数形成するとともに、上方向及び径外方向に開放している。前記取付ブラケット18に、エンジンEに接続されたエンジンオイルフィルタFから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体23から離れる方向に流動案内するトレー25を設けている。
【選択図】図1
【解決手段】機体4側に固定の基台20にボルト21を介してキャップ22を取り付け、前記基台20とキャップ22との間でボルト21に防振体23を嵌合し、この防振体23にエンジンEに取り付けられる取付ブラケット18を固定したエンジン防振具19において、前記キャップ22のボルト21の貫通部の周囲に放熱孔22eを形成している。前記防振体23をゴムで形成し、前記キャップ22の放熱孔22eを、ボルト21の貫通部の周囲に等間隔で複数形成するとともに、上方向及び径外方向に開放している。前記取付ブラケット18に、エンジンEに接続されたエンジンオイルフィルタFから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体23から離れる方向に流動案内するトレー25を設けている。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジン防振具に関するものであり、特に、機体の前部に作業装置(掘削装置等)を備えたバックホー等の旋回作業機に好適に採用されるものである。
この種の旋回作業機は、クローラ形式等の走行装置上に上下方向の軸芯回りに旋回自在に旋回機体を備え、この旋回機体の前部に作業装置(掘削装置等)を、後部にカウンタウエイトをそれぞれ備え、旋回機体の上部にボンネットを搭載するとともに該ボンネット内に、エンジン、油圧ポンプ、ラジエータ、タンク類等の機器を配設したものとなっている。一般に、エンジンを備えた作業機では、エンジンの動作振動が機体側に伝わるのを防止するために該エンジンを防振体(防振ゴム)を介して支持するようになっているが、上述のようなバックホー等の旋回作業機にあっては、エンジンの動作振動だけでなく、作業現場における悪路走行や掘削作業等に伴って旋回機体に大きな上下方向の振動が発生するものとなっているため、その防振具も他の作業機等と比べて異なる構成とされている。
従来のエンジン防振具として、例えば、機体側に固定の基台にボルトを介してキャップを取り付け、前記基台とキャップとの間でボルトに防振体を嵌合し、この防振体にエンジンへの取付ブラケットを固定した構造のものが提案され、公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
上記キャップは、防振体の上面と上半部側面周囲を囲むような形状とされ、キャップの側面周囲下端は、エンジンへの取付ブラケットに対して、上下方向への過大変位を規制するストッパの機能が付与されている。また、エンジンへの取付ブラケットにも機体側への取付基台に対して、上下方向への過大変位を規制するストッパが防振体の下半部の側面周囲を囲むように垂設されている。
特開2002−88803号公報
上記キャップは、防振体の上面と上半部側面周囲を囲むような形状とされ、キャップの側面周囲下端は、エンジンへの取付ブラケットに対して、上下方向への過大変位を規制するストッパの機能が付与されている。また、エンジンへの取付ブラケットにも機体側への取付基台に対して、上下方向への過大変位を規制するストッパが防振体の下半部の側面周囲を囲むように垂設されている。
上記特許文献1のものは、機体側とエンジン側に介在される防振体(防振ゴム)の変形を所定範囲内に規制することによって破損を防止し、耐久性の向上を図るようにしたものであるが、防振体の上部に配されるキャップが防振体全体を覆い、振動吸収によって防振体に発生した熱の放熱を妨げて熱ごもりが発生し、高温による劣化が促進される不具合があった。
本発明は、熱ごもりを解消し、劣化を遅らせ、長期間、防振機能を維持することができるエンジン防振具を提供することを目的としている。
本発明は、熱ごもりを解消し、劣化を遅らせ、長期間、防振機能を維持することができるエンジン防振具を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために本発明は、機体側に固定の基台にボルトを介してキャップを取り付け、前記基台とキャップとの間でボルトに防振体を嵌合し、この防振体にエンジンに取り付けられる取付ブラケットを固定したエンジン防振具において、前記キャップのボルト貫通部の周囲に放熱孔を形成していることを特徴としている。
この構成によれば、防振体に発生した熱を速やかに放熱可能とし、また、キャップの軽量化を行うことができる。
また、本発明は、前記防振体をゴムで形成し、前記キャップの放熱孔を、ボルト貫通部の周囲に等間隔で複数形成するとともに、上方向及び径外方向に開放していることを特徴としている。
この構成によれば、防振体に発生した熱を速やかに放熱可能とし、また、キャップの軽量化を行うことができる。
また、本発明は、前記防振体をゴムで形成し、前記キャップの放熱孔を、ボルト貫通部の周囲に等間隔で複数形成するとともに、上方向及び径外方向に開放していることを特徴としている。
この構成によれば、キャップの放熱性を一層向上させて熱ごもりを解消し、防振ゴムの高温劣化を遅らせ、長期間、防振ゴムとしての機能を維持させることができる。
さらに、本発明は、前記取付ブラケットに、前記エンジンに接続されたエンジンオイルフィルタから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体から離れる方向に流動案内するトレーを設けていることを特徴としている。
この構成によれば、防振体をトレーで被覆保護していることになり、エンジンオイルフィルタのフィルタエレメント交換時等においてフィルタキャップを取り外した際、エンジンオイルが滴下してもトレーで受け止めて防振体から離れる方向に流動案内するため、防振体にはオイルが付着せず、防振体のオイル劣化を防止することができる。また、受け止めたオイルを1箇所から排出することで、オイルトレーの清掃が容易となる。
さらに、本発明は、前記取付ブラケットに、前記エンジンに接続されたエンジンオイルフィルタから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体から離れる方向に流動案内するトレーを設けていることを特徴としている。
この構成によれば、防振体をトレーで被覆保護していることになり、エンジンオイルフィルタのフィルタエレメント交換時等においてフィルタキャップを取り外した際、エンジンオイルが滴下してもトレーで受け止めて防振体から離れる方向に流動案内するため、防振体にはオイルが付着せず、防振体のオイル劣化を防止することができる。また、受け止めたオイルを1箇所から排出することで、オイルトレーの清掃が容易となる。
本発明によれば、熱ごもりを解消し、また、オイル付着も防止して防振体の劣化を遅らせ、長期間、防振機能を維持することができるエンジン防振具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図5において、1はバックホーで例示する旋回作業機であり、該バックホー1は、左右一対のクローラ走行体で例示する走行装置3上に、上下方向の軸芯Xまわりに旋回自在に旋回機体4を備え、この旋回機体4の前部に、ブーム5、アーム6、バケット7を有する掘削装置8を揺動自在に備えたものとなっている。
また、このバックホー1は、旋回機体4の後端が旋回軸芯Xをほぼ中心とした平面視円弧状に形成され(図6、図7参照)、この後端の旋回軌跡が走行装置3の前後左右幅内に収まるように構成された後方小旋回タイプとされている。旋回機体4の底部には、板材よりなるベースフレーム9が設けられ、このベースフレーム9の後部に掘削装置8との重量バランスを図るカウンタウエイト10が設けられている。また、ベースフレーム9の左右側部及び前部には、カバー部材11が設けられ、このカバー部材11とカウンタウエイト10によって旋回機体4の外郭が構成されている。
また、このバックホー1は、旋回機体4の後端が旋回軸芯Xをほぼ中心とした平面視円弧状に形成され(図6、図7参照)、この後端の旋回軌跡が走行装置3の前後左右幅内に収まるように構成された後方小旋回タイプとされている。旋回機体4の底部には、板材よりなるベースフレーム9が設けられ、このベースフレーム9の後部に掘削装置8との重量バランスを図るカウンタウエイト10が設けられている。また、ベースフレーム9の左右側部及び前部には、カバー部材11が設けられ、このカバー部材11とカウンタウエイト10によって旋回機体4の外郭が構成されている。
ベースフレーム9の後部上には、エンジンEが横向きに配置され、このエンジンEの一側に油圧ポンプ12が直結され(図8参照)、他側にラジエータ、オイルクーラー、バッテリー等が配置され、これらの前側に作動油タンク、コントロールバルブが配設されている。そして、これらの各機器は、ボンネット13によって覆われている。また、旋回機体4上の前部左側には、運転席14及び操縦部15が配設され、その下側に燃料タンクが配設されている。
なお、ボンネット13内の各機器の配置は、上記に限定されるものではなく、例えば、作動油タンクと燃料タンクを旋回機体4の右側に前後に並べて配設したり、エンジンEを逆向きに配置(油圧ポンプとラジエータを左右逆に配置)することができ、また、運転席14の周囲を覆うキャビン16の代わりにキャノピを備えた構成としてもよい。
なお、ボンネット13内の各機器の配置は、上記に限定されるものではなく、例えば、作動油タンクと燃料タンクを旋回機体4の右側に前後に並べて配設したり、エンジンEを逆向きに配置(油圧ポンプとラジエータを左右逆に配置)することができ、また、運転席14の周囲を覆うキャビン16の代わりにキャノピを備えた構成としてもよい。
前記エンジンEは、その前面側の左右2箇所と後面側の左右2箇所との計4箇所においてベースフレーム9に支持されている(図7、図8参照)。
具体的には、図8〜図10に示すように、ベースフレーム9上に支持台17を立設し、エンジンEの側面に取付ブラケット18をボルト固定し、この取付ブラケット18を前記支持台17に防振具19を介して支持するようにしている。
防振具19は、旋回機体4のベースフレーム9上に立設された支持台17にボルトを介して取り付けられた基台20と、この基台20にボルト21を介して取り付けられたキャップ22と、これら基台20とキャップ22との間に配置された防振体23と、この防振体23に固定した取付ブラケット18とから構成されている。
具体的には、図8〜図10に示すように、ベースフレーム9上に支持台17を立設し、エンジンEの側面に取付ブラケット18をボルト固定し、この取付ブラケット18を前記支持台17に防振具19を介して支持するようにしている。
防振具19は、旋回機体4のベースフレーム9上に立設された支持台17にボルトを介して取り付けられた基台20と、この基台20にボルト21を介して取り付けられたキャップ22と、これら基台20とキャップ22との間に配置された防振体23と、この防振体23に固定した取付ブラケット18とから構成されている。
防振体23は、図1に示すように、略半球形の上部防振ゴム23aと下部防振ゴム23bとに分割して構成され、中心部に上下方向に貫通する筒体23c、23dが焼き付け固着されており、分割面23e、23fの外周部に略L形環状の補強リング23g、23hが焼き付け固着されている。筒体23c、23dは、ボルト21を挿通可能とされている。また、補強リング23g、23hは、取付ブラケット18の取付部とされる。
一方、前記取付ブラケット18は、図1〜図3に示すように、エンジンEの側面にボルト固定された基板18aと、この基板18aの上下中途部から側方に突出した連結板18bと、これら基板18aと連結板18bとの間に形成されたリブ18cとを備えており、連結板18bには、前記防振体23の補強リング23g、23hを上下方向から嵌合させて挟持させるための挿通孔18dが上下方向に貫通して形成されている。
一方、前記取付ブラケット18は、図1〜図3に示すように、エンジンEの側面にボルト固定された基板18aと、この基板18aの上下中途部から側方に突出した連結板18bと、これら基板18aと連結板18bとの間に形成されたリブ18cとを備えており、連結板18bには、前記防振体23の補強リング23g、23hを上下方向から嵌合させて挟持させるための挿通孔18dが上下方向に貫通して形成されている。
前記キャップ22は、図1〜図3に示すように、円盤状の天板部22aと、この天板部22aの周囲から下方に延設された周壁部22bとを備えており、全体が防振体23の上半部を覆う半球ドーム形状とされている。そして、天板部22aの中央下面は、防振体23の上端側の当接座面22cとされ、この座面22cの中央部には、ボルト21を挿通する挿通孔22dが上下方向に貫通して形成されている。また、天板部22aから周壁部22bにかけて放熱孔22eが形成されている。この放熱孔22eは、キャップ22の周囲に等間隔で複数(図示例では4個)形成されており、キャップ22の上方向及び径外方向に開放されている。キャップ22の周壁部22bの下端は、取付ブラケット18の連結板18bの上面に対して、エンジンEの上方向への移動を規制するストッパとしての機能が付与されている。
前記基台20の中央部上面には、防振体23の下端側を支持する支持座面20aが形成されており、この支持座面20aの中央部には、上下方向に貫通するボルト孔20bが形成されており、このボルト孔20bにボルト21の下端が螺合固定される。ボルト21は、キャップ22の天板部22aの中央の挿通孔22dから挿通され、防振体23の筒体23c、23dを貫通して基台20のボルト孔20bに螺合固定される。なお、防振体23は、取付ブラケット18の連結板18bに形成された挿通孔18dに予め嵌合装着され、この状態でボルト21により基台20に取り付けられる。この基台20の上面周囲には、周壁部20c、20dが周方向に分離して形成されており、この周壁部20c、20dの上端は、取付ブラケット18の連結板18bの下面に対して、エンジンEの下方向への移動を規制するストッパとしての機能が付与されている。なお、周壁部20c、20dが周方向に分離して形成してある理由は、防振体23の放熱孔としての機能を付与するためと基台20の軽量化を図るためである。
ところで、エンジンEは、その複数箇所において、防振具19によって防振支持され、また、エンジンEには、エンジンオイルを濾過するためのオイルフィルタFが付設される(図8〜図10参照)。このオイルフィルタFが付設される付近に配置されることになる防振具19に対しては、従来、エンジンオイル等の付着を防止する保護手段が設けられていない。そのため、エンジンオイルフィルタFのフィルタエレメント交換時等においてフィルタキャップを取り外した際、オイルが滴下して防振具19に付着し、劣化(防振ゴムのオイル付着による劣化)を促進する不具合がある。
上記不具合を解消するため、本発明は、前記取付ブラケット18に、図1〜図3に示すように、前記エンジンEに接続されたエンジンオイルフィルタFから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体23から離れる方向に流動案内するトレー25を設けている。
このトレー25は、図4(A)〜(C)に示すように、略水平な受け皿部25aと、略垂直な排出皿部25bとからなり、全体が略逆L字形とされ、取付ブラケット18の一部に形成された取付座部18eにボルト付けされている。受け皿部25aは、凹部25a1と、周辺堤防凸部25a2とが設けられている。また、排出皿部25bには、上下方向に延びる凹部25b1と、両側堤防凸部25b2とが設けられている。受け皿部25aの凹部25a1と、排出皿部25bの凹部25b1とは連通状態で形成されている。本実施形態では、排出皿部25bの一方の堤防凸部25b2にボルト挿通孔25cを形成してトレー25を取付ブラケット18の一部の取付座部18eに取り付けた場合を例示しているが、受け皿部25aの堤防凸部25a2の一部を取付ブラケット18の一部に取り付けるようにしてもよい。
このトレー25は、図4(A)〜(C)に示すように、略水平な受け皿部25aと、略垂直な排出皿部25bとからなり、全体が略逆L字形とされ、取付ブラケット18の一部に形成された取付座部18eにボルト付けされている。受け皿部25aは、凹部25a1と、周辺堤防凸部25a2とが設けられている。また、排出皿部25bには、上下方向に延びる凹部25b1と、両側堤防凸部25b2とが設けられている。受け皿部25aの凹部25a1と、排出皿部25bの凹部25b1とは連通状態で形成されている。本実施形態では、排出皿部25bの一方の堤防凸部25b2にボルト挿通孔25cを形成してトレー25を取付ブラケット18の一部の取付座部18eに取り付けた場合を例示しているが、受け皿部25aの堤防凸部25a2の一部を取付ブラケット18の一部に取り付けるようにしてもよい。
本発明の実施形態は、以上の構成からなり、次にその作用効果を説明する。
本発明は、旋回機体4側に固定の基台20にボルト21を介してキャップ22を取り付け、前記基台20とキャップ22との間でボルト21に防振体23を嵌合し、この防振体23にエンジンEに取り付けられる取付ブラケット18を固定したエンジン防振具19において、前記キャップ22のボルト21の貫通部の周囲に放熱孔22eを形成していることによって、防振体23に発生した熱を速やかに放熱可能とし、また、キャップ22の軽量化を行うことができる。
本発明は、旋回機体4側に固定の基台20にボルト21を介してキャップ22を取り付け、前記基台20とキャップ22との間でボルト21に防振体23を嵌合し、この防振体23にエンジンEに取り付けられる取付ブラケット18を固定したエンジン防振具19において、前記キャップ22のボルト21の貫通部の周囲に放熱孔22eを形成していることによって、防振体23に発生した熱を速やかに放熱可能とし、また、キャップ22の軽量化を行うことができる。
また、本発明は、前記防振体23をゴムで形成し、前記キャップ22の放熱孔22eを、ボルト21の貫通部の周囲に等間隔で複数形成するとともに、上方向及び径外方向に開放していることによって、キャップ22の放熱性を一層向上させて熱ごもりを解消し、防振ゴム23a、23bの高温劣化を遅らせ、長期間、防振ゴム23a、23bとしての機能を維持させることができる。
さらに、本発明は、前記取付ブラケット18に、前記エンジンEに接続されたエンジンオイルフィルタFから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体23から離れる方向に流動案内するトレー25を設けていることによって、防振体23をトレー25で被覆保護していることになり、エンジンオイルフィルタFのフィルタエレメント交換時等においてフィルタキャップを取り外した際、エンジンオイルが滴下してもトレー25で受け止めて防振体23から離れる方向に流動案内するため、防振体23にはオイルが付着せず、防振体23のオイル劣化を防止することができる。また、受け止めたオイルを1箇所から排出することで、オイルトレー25の清掃が容易となる。
さらに、本発明は、前記取付ブラケット18に、前記エンジンEに接続されたエンジンオイルフィルタFから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体23から離れる方向に流動案内するトレー25を設けていることによって、防振体23をトレー25で被覆保護していることになり、エンジンオイルフィルタFのフィルタエレメント交換時等においてフィルタキャップを取り外した際、エンジンオイルが滴下してもトレー25で受け止めて防振体23から離れる方向に流動案内するため、防振体23にはオイルが付着せず、防振体23のオイル劣化を防止することができる。また、受け止めたオイルを1箇所から排出することで、オイルトレー25の清掃が容易となる。
本発明の実施形態は以上であるが、本発明は、上記した実施形態にのみ制約されるものではなく、種々変更して実施してもよい。例えば、エンジンEへの取付ブラケット18の基板18aの形状は、エンジンEの各部の取付位置に応じて適合形状が採用されている。基台20の形状も同様である。
1 バックホー
3 走行装置
4 旋回機体
5 ブーム
6 アーム
7 バケット
8 掘削装置
9 ベースフレーム
10 カウンタウエイト
11 カバー部材
12 油圧ポンプ
13 ボンネット
14 運転席
15 操縦部
16 キャビン
17 支持台
18 取付ブラケット
19 防振具
E エンジン
F エンジンオイルフィルタ
20 基台
21 ボルト
22 キャップ
23 防振体
25 トレー
3 走行装置
4 旋回機体
5 ブーム
6 アーム
7 バケット
8 掘削装置
9 ベースフレーム
10 カウンタウエイト
11 カバー部材
12 油圧ポンプ
13 ボンネット
14 運転席
15 操縦部
16 キャビン
17 支持台
18 取付ブラケット
19 防振具
E エンジン
F エンジンオイルフィルタ
20 基台
21 ボルト
22 キャップ
23 防振体
25 トレー
Claims (3)
- 機体側に固定の基台にボルトを介してキャップを取り付け、前記基台とキャップとの間でボルトに防振体を嵌合し、この防振体にエンジンに取り付けられる取付ブラケットを固定したエンジン防振具において、
前記キャップのボルト貫通部の周囲に放熱孔を形成していることを特徴とするエンジン防振具。 - 前記防振体をゴムで形成し、前記キャップの放熱孔を、ボルト貫通部の周囲に等間隔で複数形成するとともに、上方向及び径外方向に開放していることを特徴とする請求項1に記載のエンジン防振具。
- 前記取付ブラケットに、前記エンジンに接続されたエンジンオイルフィルタから下方に垂れるエンジンオイルを前記防振体から離れる方向に流動案内するトレーを設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン防振具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008086121A JP2009235862A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | エンジン防振具 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2008086121A JP2009235862A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | エンジン防振具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2009235862A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017160751A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
JP2019007255A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
JP7487241B2 (ja) | 2022-01-18 | 2024-05-20 | 株式会社竹内製作所 | 作業用車両 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008086121A patent/JP2009235862A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019007255A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
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