JP2009231866A - 相互発見装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】相互発見の動作時間を、時刻の精度に基づき限定することで、少ない電力で相互発見機能を実現可能とする。また、時間帯や位置に基づき相互発見機能の動作を抑制し、プライバシーにも配慮可能とする。
【解決手段】計時機能およびその想定誤差に応じて、相互発見の動作時間や起動間隔を調整する。計時機能の想定誤差が大きくなっている場合は、他の機器の信号を受信し損ねることの無いよう、相互発見動作の動作時間を長くする。また、想定誤差が所定の値以上に大きくなった場合は、相互発見動作の起動間隔をランダムに変動させることで相互発見の確率を上げる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信により相互に発見可能な情報機器に関するものである。
無線機器同士が相互に通信を行い、データの送受を行うことで情報を共有したり、一方の無線機器の情報内容を他方の無線機器が取得したりすることができる。そのような無線機器を用いた相互コミュニケーション装置は、近年知られているものである。
このように、無線機器同士が、相互に相手を発見することを相互発見動作という。相互発見動作は、他無線機器が通信可能範囲内に存在すること発見し、発見した無線機器と情報をやり取りし、無線機器間に共通する属性があることを互いに認識することも含む。
属性とは、その無線機器の所有者が属する組織やコミュニティであったり、所有者の趣味や欲求であったり、所有者の出身地や身体的特徴(例えば花粉症であるなど)であったり、相互発見の利用目的に応じて任意に定めることができる。このような相互発見動作を利用すれば、互いに共通性を持つ人との出会いを促すことが可能である。
無線機器同士が相互に発見するには、まずは一方が発信した情報を他方が受信する必要がある。すなわち、情報の発信側、受信側の双方が、同時に動作可能になっている瞬間が必要である。このため、相互発見可能なシステムでは、以下の2つのうちいずれかの状態となっている。
第1の状態は、確実に相互発見可能であるように、無線機器のいずれかが常に受信可能な状態(以下「受信待機状態」と称する)となっている状態である。
無線機器のいずれかが常に受信待機状態であれば、送信側は適当に間欠動作して、起動したときだけ信号を送出すればよい。
このようにすることで、受信側が常に受信待機状態であるので、送信側の信号送出頻度が低くても、信号を受信することができる。
第2の状態は、無線機器の一方が非常に短い間隔で標識情報を発信しつづける状態である。
信号を受信する側の無線機器は、適当に間欠動作し、起動したら標識情報が発信される間隔よりわずかでも長い時間だけ受信を試みればよい。
このようにすることで、受信側が常に動作しているのに比較して、大幅な省電力化とすることができる。
IEEE802.11で規定される無線LAN(ローカルエリアネットワーク)は、第2の状態の一例である。基地局は、常に稼働中であると想定され、基地局が短い1秒間隔でビーコンパケットと呼ばれる標識情報を発信している。移動局(携帯情報機器)は、ビーコンパケットが送出される間隔よりわずかでも長い時間だけ受信可能となっていれば、周囲に基地局があるかどうか(すなわちビーコンパケットが送出されているか否か)を判定できる。
非特許文献1には、上述の無線LANのビーコンパケットを受信することで、基地局との近接を検出する装置が記載されている。
非特許文献1に記載の情報機器は、ビーコンパケットが基地局から短い間隔で連続的に発信されていることを前提とし、間欠動作することで省電力化を実現している。すなわち、数分に1回の割合で、数秒間だけ起動すれば、基地局からのビーコンパケット送出の有無を判定できるため、常に動作しているのに比較し大幅な省電力化を実現している。
このように、無線機器を用いて相互に情報を送受するには、一方の無線装置が常に受信待機状態となって情報の到来を待つか、信号を受信する側の無線機器が間欠動作し、情報の到来に合わせて受信を試みる必要がある。こうした状況では、常に無線機器の低消費電力化という問題がついて回るため、その問題を解決するため多くの提案をみるものである(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
次に、特許文献1に示した従来技術を説明する。図14は、特許文献1に示した従来技術を説明しやすいようにその主旨を変更しない程度に書き直した図である。図14において、1401は送信バッファ、1402はパラメータ計算部、1403はビーコン生成部である。
特許文献1に示した従来技術は、IEEE802.11で規定される無線LAN技術を用いることを前提としている。この無線LANの基地局は、前述のようにビーコンパケットを送出し続けており、ビーコンパケットには、他の装置に向けて送出される情報が存在するか否かを示す情報を含めることが許されている。図14は、ビーコンパケットを送出する基地局側装置の一部の構成を示している。
他の装置に向けて送出される情報は、送信バッファ1401に蓄積されている。送信バッファ1401に蓄積された情報は、受信側である移動局からの要求により、送信部から送出される。
パラメータ計算部1402は、送信バッファ1401の内容を調べ、受信側の移動局ごとに受信を実行すべき頻度を表すパラメータを計算する。
計算されたパラメータは、ビーコン生成部1403に渡され、ビーコンパケットの一部として、送信部を経由して移動局の装置に向け送出される。
移動局側の装置は、基地局から指定された頻度で起動すればよいため、頻繁に起動してビーコンパケットを受信する必要がなくなり、消費電力を抑えられる。
次に、特許文献2に示した従来技術を説明する。図15は、特許文献2に示した従来技術を説明しやすいようにその主旨を変更しない程度に書き直した図である。図15も基地局側装置の一部の構成を示している。図15において、1501はキャリアセンス部、1502はスリープ時間設定部、1503はフレーム出力部、1504はスリープタイマ、1505は電源制御部、1506は電源供給部である。
特許文献2に示した従来技術も、IEEE802.11で規定される無線LAN技術を用いることを前提としている。特許文献2に示した従来技術は、キャリアセンス部1501により無線LAN上で授受されるデータの有無およびデータ授受の頻度を調べ、それに基づきスリープ時間設定部1502がスリープする時間を決定する。
スリープする時間とは、基地局側の装置が動作を休止する時間である。決定された休止時間は、フレーム出力部1503によりビーコンパケットの一部に入れられ、移動局側の装置に伝達される。このビーコンパケットを受信した移動局側の装置は、通知された休止時間内に無線LAN上にデータを送出することはない。
休止時間を含むビーコンパケットを送出した後、休止時間はスリープタイマ1504に渡される。また、電源制御部1505は、電源供給部1506からの電力供給を抑制して基地局側装置を休止状態とする。スリープタイマ1504は、渡された時間が経過したら、それを電源制御部1505に通知する。
電源制御部1505は、電源供給部1506からの電力供給を再開し、基地局側装置の動作を再開する。基地局は無線LAN上で授受されるデータが少ない時に、休止時間を長
く設定することができるため、消費電力を抑えられる。
すなわち、特許文献1および特許文献2には、無線LANにおいて、各装置が通信のために起動する間隔を、装置間で送受信されるデータの量に応じて調整するという考えが記載されている。
暦本純一、味八木崇,「WHEN−becomes−WHERE:WiFiセルフロギングによる継続的位置履歴取得とその応用」,情報処理学会,インタラクション2007論文集,2007年3月15日,p.223−230 特開2007−96898号公報(第6頁、数1) 特開2004−336401号公報(第19頁、図6)
解決しようとする問題点は、確実な相互発見を可能とするためには、無線機器のいずれかが常に受信待機状態にあるか、無線機器のいずれかが短い間隔で標識信号を送出し続けなければならないため、そのような無線機器の省電力化が困難である点である。これらの方式でも、無線機器のいずれかが固定局であり、電灯線などの電源に接続されている場合は問題はない。
しかし、相互発見が必要な無線機器の両方が移動機器であり、限られた電源容量で動作する場合には、大きな問題となる。
非特許文献1に記載の技術では、相互発見可能な無線機器の一方は固定局であるため、移動局の省電力化にのみ配慮している。また、特許文献1または特許文献2に記載の技術では、相互に通信が確立した後の省電力化に配慮するものであり、相互発見段階での省電力化には配慮されていない。
さらに、相互発見が可能な無線機器では、プライバシーに関する配慮も必要である。例えば、自宅の近くでは相互発見機能は動作して欲しくない、夜間や早朝の時間帯には動作して欲しくない、といった事情が考えられる。そのような動作抑制に対応した相互発見可能な無線機器は存在しない。
上記課題を解決するため、本発明の相互発見装置は、以下の構成を採用するものである。
無線通信機能を有して、互いの機器を相互に発見可能な相互発見装置において、
現在時刻を計時する計時手段と、間欠的に動作して相手の機器を発見する相互発見手段と、相互発見手段の動作を制御する相互発見動作制御手段と、を有し、
相互発見動作制御手段は、計時手段が出力する現在時刻に含まれる想定誤差の大きさに基づき、相互発見手段の動作開始時刻および動作時間を調整することを特徴とする。
相互発見動作制御手段は、相互発見手段の休止時間を現在時刻に含まれる想定誤差が0である場合と比較して、少なくとも想定誤差の時間だけ短くなるよう調整し、相互発見手段の動作時間を少なくとも上記想定誤差の2倍は長くなるよう調整することを特徴とする。
相互発見動作制御手段は、現在時刻に含まれる想定誤差が所定の誤差以上になった場合に、相互発見手段の休止時間をランダムになるよう決定することを特徴とする。
入力手段と記憶手段とを有し、相互発見動作制御手段は、入力手段から入力される相互発見手段の動作を抑制する時間情報もしくは位置情報を記憶手段に格納し、時間情報もしくは位置情報、または双方の情報に基づいて、相互発見手段の動作を抑制することを特徴とする。
位置情報取得手段を有し、相互発見動作制御手段は、位置情報取得手段から得られる現在地情報を記憶手段に格納し、位置情報と現在地情報とに基づいて、相互発見手段の動作を抑制することを特徴とする。
本発明の相互発見装置によれば、機器は自身の計時機能の示す時刻と想定誤差に応じて、他の機器との近接を検出するために必要最小限の時間帯だけ動作する。常に動作し続けることと比較し、大幅に動作時間を短くすることが可能であり、省電力化できるという効果がある。
また、相互発見動作を抑制することもできる。時間帯および位置を指定できるため、望ましくない時間や場所で相互発見動作が働き、プライバシーを損なうことを防止できる。
本発明の相互発見装置は、近接した機器同士が確実に互いを発見可能とするため、相互発見動作の起動タイミングと動作時間を、機器の持つ計時機能が示す時刻と、その時刻に含まれる想定誤差の大きさによって調整する相互発見動作制御手段を持つ。
相互発見が必要な機器同士で、それぞれの計時機能が示す時刻が一致していれば、あらかじめ決められた時刻に相互発見動作を開始すれば良い。しかしながら、計時機能が示す時刻には誤差が含まれるため、互いの想定する時刻が一致することを期待するのは適切ではない。
本発明では、相互発見動作制御手段が、計時機能が示す時刻の想定誤差に応じて、相互発見動作の起動タイミングを調整し、さらに動作している時間の長さも調整する。具体的には、時刻の想定誤差分だけ、相互発見動作の起動タイミングを早め、想定誤差の2倍分だけ動作時間を長くする。この方式では、想定誤差が大きくなると、機器の動作時間が長くなり、消費電力が大きくなってしまう。したがって、想定誤差が所定の値以上になった場合には、起動タイミングをランダムに変動させ、動作時間は一定の長さに固定する。これにより、想定誤差が所定の値より大きい場合でも、0でない確率で相互発見できる可能性がある。
また、プライバシーに配慮するための手段として、相互発見動作を抑制する時間帯、および相互発見動作を抑制する位置を指定する機能を設けている。
以下、本発明の相互発見装置を図面を基にして詳述する。なお、図面にあっては、同一の構成には同一の番号を付与することとし、その説明は省略する。また、説明にあっては、発明に関係のない部分は省略する。
[全体構成の説明:図1、図2]
まず、本発明の相互発見装置の構成を説明する。図1は、本発明の相互発見装置を説明する全体構成図である。図2は、サービス記憶手段の内容を説明する図である。
図1において、101は相互発見装置、102はパーソナルコンピュータ(以下「PC」と略)、103は携帯電話、104はインターネット、105はセンターサービス、111は実行制御手段、112は外部接続手段、113は計時手段、114は自動時刻合せ手段、115は位置情報取得手段、116は位置情報記憶手段、117は受信手段、11
8は送信手段、119は近接情報記憶手段、120はプログラム記憶手段、121はNG時間帯記憶手段、122はNG位置記憶手段、123はサービス記憶手段、124は出力手段、125は入力手段、151は相互発見動作制御手段、152は相互発見手段である。
図1に示す相互発見装置101は、情報処理装置の一種であり、相互発見装置101の内部に存在する手段のうち、実行制御手段111、相互発見動作制御手段151、相互発見手段152は、ソフトウェアとして実現されているものとする。ソフトウェアは、プログラム記憶手段120に記録されているプログラムが、適宜読み込まれて実行されるものとする。
相互発見動作制御手段151の動作は、後に図5、図6、図7のフロー図を用いて説明する。相互発見手段152の動作は、後に図9のシーケンス図、図10、図11、図12、図13のフロー図を用いて説明する。
また、位置情報記録手段116、近接情報記憶手段119、プログラム記憶手段120、NG時間帯記憶手段122、NG位置記憶手段122、サービス記憶手段123は、情報処理装置が持つメモリ装置の領域として実現されているものとする。
また、外部接続手段112、計時手段113、自動時刻合せ手段114、位置情報取得手段115、受信手段117、送信手段118、出力手段124、入力手段125は、それぞれ対応するハードウェアとして実現されているものとする。
図1に示すように、相互発見装置101は、装置全体の動作を実行する実行制御手段111を有する。実行制御手段111は、外部接続手段112を介して、PC102もしくは携帯電話103と通信可能である。また、PC102および携帯電話103は、インターネット104を介して、センターサービス105と通信可能である。
したがって、相互発見装置101は、PC102もしくは携帯電話103、またはセンターサービス105が保持する情報を参照またはダウンロード可能であり、逆に相互発見装置101が持つ情報を、PC102もしくは携帯電話103、またはセンターサービス105にアップロードすることも可能である。
実行制御手段111は、その内部に相互発見動作制御手段151と相互発見手段152とを有する。相互発見動作制御手段151の処理内容は、図5を用いて後に詳しく説明する。また、相互発見手段152の処理内容は、図10を用いて後に詳しく説明する。
相互発見装置101は、時刻を知るための手段である計時手段113を有する。計時手段113は、自動時刻合せ手段114により、正確さを保つように時刻修正される。自動時刻合せ手段114は、標準電波を受信して時刻修正する公知の技術を用いることができる。また、自動時刻合せ手段114は、公知の技術であるGPS(グローバルポジショニングシステム)を用いることもできる。さらに、携帯電話の基地局が発する時刻情報を用いることができる。本発明の実施形態では、いずれの方式を用いても良い。
計時手段113は、現在時刻を保持する以外に、その現在時刻の想定誤差を保持する。
想定誤差とは、自身が持つ時刻が、正確な時刻からどれだけずれていそうかを表す数値である。例えば、自動時刻合せ手段114が標準電波を用いる方式であり、1日1回、午前0時に時刻合わせをすると仮定する。計時機能本来の精度で、1日で1秒ずれる可能性があるものとすると、N時(すなわち時刻合わせからN時間後)に計時手段113が示す時刻には、最大でN÷24秒の誤差が存在すると想定できる。このように計算される数値が、想定誤差である。想定誤差は、頻繁に自動時刻合わせできれば小さく保てる。逆に、電波の受信状態が悪い場合など、自動時刻合わせできる間隔が長くなれば、想定誤差は大きくなる。
相互発見装置101は、位置情報取得手段115を有する。位置情報取得手段115は、公知の技術であるGPSを用いることができる。また、携帯電話の基地局が発する電波強度を利用することもできる。さらに、無線通信規格であるIEEE802.11に準拠した通信機器のビーコンパケットを利用することもできる。本発明の実施形態では、いずれの方式を用いても良い。
位置情報取得手段115で得られた位置情報は、位置情報記憶手段116に記録される。
相互発見装置101は、他の相互発見装置との近接を検出するための通信手段である受信手段117および送信手段118も有する。本発明の実施形態では、近接を検出するために無線通信が用いられる。近接検出の結果は、近接情報記憶手段119に記録される。
相互発見装置101は、プログラム記憶手段120を有する。プログラム記憶手段120には、実行制御手段111が実行する動作が記録されている。プログラム記憶手段120の内容は、相互発見装置101が製造される過程で書き込まれても良いし、後に外部接続手段112を介して、PC102もしくは携帯電話103、またはサービスセンタ105からダウンロードされても良い。
相互発見装置101は、近接検出動作を抑制する時間帯を指定するためのNG時間帯記憶手段121を有する。NG時間帯記憶手段121に記録される時間帯は、後に述べるように利用者により指定される。
同じく相互発見装置101は、近接検出動作を抑制する場所を指定するためのNG位置記憶手段122も有する。NG位置記憶手段122に記録される位置は、後に述べるように利用者により指定される。
相互発見装置101は、サービス記憶手段123を有する。サービス記憶手段123には、サービスを特定するためのサービスIDと、サービスの内容を表すスクリプトが、組になって記録される。この記録内容は、相互発見装置101の製造過程で書き込まれても良いし、後に外部接続手段112を介して、PC102もしくは携帯電話103、またはサービスセンタ105からダウンロードされても良い。
[サービスIDおよびスクリプトの説明:図2]
この様子を図2を用いて説明する。図2はサービスIDおよびスクリプトを説明するための図である。図2において、201はサービスID、202はスクリプト、203,204はスクリプトの行である。図2(a)に示すように、サービスID201とスクリプト202の組を、複数個記録可能である。すなわち、1つの相互発見装置101で、複数のサービスに対応可能である。
図2(b)は、サービスIDに対応するスクリプトの一例である。この例では、1行目203で「○○コミュニティの仲間発見!」という文字列を出力手段124に表示し、2行目204で相互発見装置101が持つ発光ダイオード(以下「LED」と略、これも出力手段124である)を指定したパターンで点滅させ続けることを指示している。
図1に示す相互発見装置101は、利用者に情報を提示する出力手段124、利用者の操作を受け付ける入力手段125を有する。出力手段124は、液晶表示装置などを用いるディスプレイ、LEDなどの光の点滅で状態を表示する手段を含んでいる。入力手段125は、スイッチやボタンなどで構成する。
[概観および操作の説明:図3、図4]
次に、相互発見装置101の概観および操作を図を用いて説明する。図3は、本発明の相互発見装置の外観を説明する図である。図4は、ユーザインタフェースを説明する図で
ある。
図3に示すように、図1に示す出力手段124は、この例では液晶表示装置(以下「LCD」と略)301、LED302である。また、入力手段125は、メニューボタン303、キャンセルボタン304、OKボタン305、上ボタン306、下ボタン307、左ボタン308、右ボタン309である。
次に、図4を用いて利用者の操作を説明する。図4(a)〜図4(i)は、相互発見装置101のLCD301の表示内容を表している。図4(a)は、平常動作時のLCD301の表示内容である。この例では、時刻表示411が表示されており、図示の例では12時34分と表示されている。
この図4(a)の状態で利用者がメニューボタン303を押すと、LCD301の表示内容は、図4(b)のようになり、操作内容を選択するメニューが表示される。メニューの項目を上下に移動するためには、利用者は上ボタン306または下ボタン307を使用する。メニュー表示中は、キャンセルボタン304を押すことで、何時でも直前の画面の状態に戻れる。
近接検出を抑制するためには、画面が図4(b)の状態でメニューの近接検出停止項目421を選択する。選択したい項目、この場合は近接検出停止項目421を反転表示にし、OKボタン305を押せばよい。近接検出停止項目421が選択されると、LCD301の表示内容は図4(c)に示す状態となる。利用者に近接検出動作が抑制されていることを伝える、近接検出停止メッセージ431が表示される。
この状態で、利用者がメニューボタン303を押すと、LCD301の表示内容は、図4(d)に示す状態となる。利用者が、近接検出再開項目441を選択すると、近接検出動作が再開され、LCD301の表示内容は初期の図4(a)の状態に戻る。
近接検出を抑制すべき位置を記録するには、通常状態の図4(a)の状態でメニューボタン303を押してメニューを表示させ、図4(e)のようにNG位置記録モード項目451を選択する。
近接検出を抑制すべき位置を記録する処理を、「NG位置記録動作」と呼ぶ。NG位置記録モード項目451が選択されると、LCD301の表示内容は図4(f)に示す状態となり、NG位置記録動作中であることを利用者に伝えるためのNG位置記録メッセージ461が表示される。
NG位置記録動作で記録された位置を「NG位置」と呼ぶ。NG位置は、NG位置記憶手段122に記録される。NG位置記録動作を終了したい場合は、メニューボタン303を押して図4(g)に示すメニューを表示し、NG位置記録解除項目471を選択する。NG位置記録動作が終了し、LCD301の表示内容は初期の図4(a)の状態に戻る。
近接検出を抑制すべき時間帯を指定するには、通常状態の図4(a)の状態でメニューボタン303を押してメニューを表示させ、図4(h)のようにNG時間帯編集項目481を選択する。
LCD301の表示内容は、図4(i)のようになり、時間帯を編集可能な状態となる。利用者は、右ボタン309または左ボタン308を用いて、反転表示箇所491を編集したい数字の場所に移動させる。目的の場所が反転表示されたら、そこにある数値を、上ボタン306または下ボタン307を用いて変更する。
本発明の実施形態では、図4(i)に示すように、近接検出を抑制すべき時間帯は3つ
まで指定可能である。時間帯の指定が終了したら、利用者はOKボタン305を押す。設定した時間帯がNG時間帯記憶手段121に記録され、LCD301の表示内容は初期の図4(a)の状態に戻る。
[実行制御手段111の処理の説明:図5〜図13]
次に、図5から図13の図を用いて、相互発見装置101の実行制御手段111が実行する相互発見動作制御手段151の処理を説明する。
図5は、本発明の相互発見装置の近接検出動作を説明するフロー図である。図6は、終了時刻決定の処理を説明するフロー図である。図7は、休止時間決定の処理を説明するフロー図である。図8は、装置間で送受信されるパケットのデータ形式を説明する図である。
図9は、処理シーケンスを説明する図である。図10は、相互発見動作の処理を説明するフロー図である。図11は、時刻修正の処理を説明するフロー図である。
図12は、相互発見動作の一部であるマスタ動作の処理を説明するフロー図である。図13は、相互発見動作の一部であるスレーブ動作の処理を説明するフロー図である。
図5において、501〜514は動作ステップである。相互発見動作制御手段151は、予定された時刻に起動される。起動される間隔は、図5のフロー図のステップ513で決定され、設定される。
相互発見動作制御手段151は、ステップ501で実行を開始し、ステップ502で計時手段113から現在時刻を取得する。次に、ステップ503で位置情報取得手段115から現在の位置情報を取得し、ステップ504で位置情報を位置情報記憶手段116に記録する。
ステップ505では、ステップ503で取得した現在の位置情報と、NG位置記憶手段122に記録されているNG位置が照合され、現在の位置がNG位置に相当すると判断されれば、ステップ513に進む。ステップ513以降の処理は後に説明する。
現在の位置が、NG位置でなければ、ステップ506に進む。ステップ506では、その時点での動作が、NG位置記録動作でないかが調べられる。NG位置記録動作中であれば、ステップ507に進み、現在の位置をNG位置としてNG位置記憶手段122に記録し、ステップ513に進む。
ステップ506においてNG位置記録動作中でないと判定されれば、ステップ508に進む。ステップ508では、現在の時刻とNG時間帯記憶手段121の内容が比較され、現在がNG時間帯に相当するか否かが判定される。NG時間帯と判定されれば、ステップ513へ進む。NG時間帯でなければ、ステップ509に進む。
ステップ509では、処理を終了すべき時刻が決定される。この決定処理の内容は、後に図6のフロー図を用いて説明する。ステップ509で終了時刻が決定されたら、ステップ510に進む。ステップ510では、その時点での現在時刻を、計時手段113から取得する。
ステップ511では、ステップ510で取得した現在時刻と、ステップ509で決定した終了時刻とが比較される。現在時刻が終了時刻よりも後であれば、終了と判定してステップ513へ進む。ステップ511の比較処理において、現在時刻が終了時刻より前であれば、ステップ512へ進み相互発見動作を実施する。
ステップ512の相互発見動作については、後に図8以降を用いて説明する。図8で説明されるステップ512の処理が、図1における相互発見手段152の処理内容である。
ステップ512の相互発見動作が終了したら、再びステップ510に戻り、その時点での現在時刻を計時手段113から取得する。ステップ現在時刻が、ステップ509で決定した終了時刻と比較される。ステップ511の比較処理において、現在時刻が終了時刻を過ぎていればステップ513へ進むのは、前述したとおりである。
ステップ513では、次に近接検出処理を起動するまでの休止時間が決定される。休止時間決定の決定については、後に図7を用いて説明する。休止時間が決定されると、ステップ514に進んで、近接検出処理は終了である。ステップ513で決定された時間が経過すると、再び相互発見動作制御手段151が起動され、ステップ501から実行される。
以上で、相互発見動作制御手段151の概略を説明した。次に、相互発見動作制御手段151の細部を説明する。
まずは、図6を用いて図5のステップ509に相当する終了時刻決定処理を説明する。図5に示す処理は、相互発見動作制御手段151が実行するものであり、図6に示す処理も、同じく相互発見動作制御手段151が実行するものである。図6において、601〜606は動作ステップである。
図6に示すように、ステップ601で実行を開始すると、ステップ602に進み、計時手段113から現在時刻と想定誤差とを取得する。次にステップ603に進み、ステップ602で、取得した想定誤差が所定の誤差より小さいか否かが判定される。本発明の実施形態では、所定の誤差を10秒とする。
想定誤差が所定の誤差である10秒より少なければ、ステップ604に進み終了時刻を計算によって決定する。式1が、この際に用いられる計算式である。
終了時間=現在時刻+一定時間+(想定誤差×2) :式1
式1において、現在時刻および想定誤差は、ステップ602で計時手段114から取得したものである。一定時間とは、近接検出を最低限実行する時間であり、本発明の実施形態では、5秒とする。すなわち、本発明の実施形態では、計時手段113の想定誤差がゼロである場合でも、最低限5秒間は相互発見手段152を実行するものとする。想定誤差を2倍したものを加える理由は、図7を用いて休止時間決定の処理を説明した後に説明する。
ステップ603において、取得した想定誤差が所定の誤差(10秒)より大きいと判定された場合はステップ605に進む。ステップ605では、式2を用いて終了時刻が計算される。
終了時間=現在時刻+一定時間+(所定の誤差×2) :式2
式2における一定時間とは、式1における一定時間と同じであり、本発明の実施形態では5秒とする。また、式2における所定の誤差とは、ステップ603での判定に用いた所定の誤差であり、本発明の実施形態では10秒である。したがって、本発明の実施形態では、ステップ605での終了時刻決定では、現在時刻に25秒を加えたものが終了時刻となる。ステップ604またはステップ605で終了時刻が決定されたら、ステップ606に進んで処理は終了である。
次に、図7を用いて図5のステップ513に相当する休止時間決定処理を説明する。図
7に示す処理も、図6に示した処理と同様に、相互発見動作制御手段151が実行する処理である。図7において、701〜676は動作ステップである。
ステップ701で実行を開始すると、ステップ702に進んで計時手段113から現在時刻および想定誤差を取得する。ステップ703では、ステップ702で取得した想定誤差が、所定の誤差と比較される。所定の誤差は、図6での説明と同じく本発明の実施形態では10秒とする。想定誤差が所定の誤差(10秒)より小さければ、ステップ704に進み、式3を用いて休止時間が計算される。
休止時間=次の目標時刻−想定誤差−現在時刻 :式3
式3において、次の目標時刻とは、次に相互発見動作制御手段151を起動すべき時刻である。本発明の実施形態では、1分毎に近接検出処理を実行することとする。すなわち、秒の数字が0となる時点で近接検出処理を実行することとする。例えば、現在時刻が12時34分10秒であれば、次の目標時刻は12時35分00秒である。式3において、想定誤差と現在時刻は、ともにステップ702で計時手段113から取得したものである。
ここで、計時手段113から取得した現在時刻が12時34分10秒であり、想定誤差が8秒であったとする。想定誤差が8秒であるため、計時手段113が12時35分00秒になった瞬間は、正確な時刻では12時34分52秒から12時35分08秒の間のどこかと推定できる。したがって、正確な時刻で12時35分00秒の瞬間に、相互発見動作制御手段151を起動しておくためには、計時手段113の示す時刻が12時34分52秒になった時点で処理を起動しなくてはならない。これが、式3において想定誤差を減算している理由である。すなわち、計時手段113が示す時刻より、少なくとも想定誤差の分だけ、早く処理を始めなければならない。
また、計時手段113が12時34分52秒を示した瞬間は、想定誤差が8秒と仮定すると、正確な時刻では12時34分44秒から12時35分00秒の間のどこかである。
したがって、計時手段113が12時34分52秒を示した瞬間から処理を始めて、正確な現在時刻で12時35分00秒から始まる5秒間の処理に対応するためには、動作時間は5秒間に16秒を加えねばならない。この16秒は、想定誤差の2倍である。これが、式1において想定誤差の2倍を加算している理由である。すなわち、相互発見の動作時間は、所定の時間(本発明の実施形態では5秒)に、少なくとも想定誤差の2倍を加えた時間より長くなくてはならない。
図7の説明に戻る。ステップ703で、想定誤差が所定の誤差以上と判定された場合は、ステップ705に進む。ステップ705では、計算式ではなく、ランダムな時間を休止時間とする。本発明の実施形態では、計時手段113の想定誤差が小さい場合には、1分(60秒)毎に相互発見動作制御手段151を起動するので、ランダムな時間の範囲は、それと離れない適当な範囲とする。例えば、本発明の実施形態では、40秒から80秒の間のランダムな時間とする。ステップ704またはステップ705で休止時間が決定されたら、ステップ706に進んで処理は終了である。
計時手段113が示す時刻が、所定の誤差以上に合致していない装置同士の場合、お互いに式3で計算される時間だけ休止すると、永遠に互いを発見できない。想定誤差が所定の誤差以上の場合に、ステップ705でランダムな時間だけ休止するようにしておけば、ゼロでは無い確率で相互発見動作制御手段151の動作時間が重なり、互いを発見できる可能性が生じる。これが、ステップ705において休止時間をランダムな時間とする理由である。
次に、図5におけるステップ512の相互発見動作について説明する。このステップ512の処理が、図1における相互発見動作152の処理にあたる。
まずは、図8を用いて、装置間で送受信される情報の形式について説明する。図8(a)は、最初に送出されるビーコンパケットの形式を示している。ビーコンパケットは、ビーコン開始マーカで始まり、ビーコン終了マーカで終わる。受信側は、いずれかのマーカ部分だけでも受信できれば、そのパケットがビーコンパケットであると判別できる。
ビーコン開始マーカの次は、発信者IDである。発信者IDは、装置の識別に使用される番号であり、装置ごとに一意に定まっている。
次に、時刻と想定誤差が送出される。これは、計時手段113から取得できるものである。
次に、送出されるサービスIDの数と、その個数分のサービスIDが送出される。ここで送出されるサービスIDは、サービス記憶手段123に記録されているものである。サービス記憶手段123には、図2(a)に示したように、サービスIDとスクリプトが記録されているが、送出されるのはサービスIDの個数と、サービスIDの部分だけである(スクリプトは送出されない。)。
次にチェックデータが送出される。チェックデータとは、受信した内容が、送信側が送出した内容と合っているかを確かめるためのデータである。パケット全体のハッシュ値などが、チェックデータとして用いられる。チェックデータの後には、前述のビーコン終了マーカが続く。なお、ビーコンパケットを送出した装置を、マスタ装置と呼ぶことにする。
図8(b)は、ACKパケットの形式を示している。ACKパケットは、ビーコンパケットを受信した装置が、それに返事をするためのパケットである。ACKパケットは、ACK開始マーカで始まり、ACK終了マーカで終わる。
ACK開始マーカの直後には、発信者IDが続く。発信者IDは上述したとおり、装置を識別するための番号である。
次に、宛先IDが送出される。宛先IDは、ACKパケットの送り先であり、マスタ装置を表すIDとなる。宛先IDの後には、時刻と想定誤差が続く。さらに、チェックデータとACK終了マーカと続く。
図8(c)は、指名パケットの形式を示す。指名パケットは、ACKパケットを受け取った装置、すなわち最初にビーコンパケットを送信したマスタ装置が発信するパケットである。指名パケットは、マスタが送信したい相手を指定するために送出するパケットである。
指名パケットは、指名開始マーカで始まり、発信者ID、宛先ID、チェックデータと並び、指名終了マーカで終わる。宛先IDが、マスタが選んだ通信相手である。ACKパケットの送信者がこの通信相手になる。なお、宛先IDで指定された装置を、スレーブ装置と呼ぶことにする。
図8(d)は、NAKパケットの形式を示す。NAKパケットは、パケットが正常に受け取れなかったことを示すパケットである。NAK開始マーカ、発信者ID、チェックデータ、NAK終了マーカの順にデータを送出する。NAKパケットは、再送を要求するときに送出される。
図8(e)は、サービスパケットの形式を示す。サービスパケットは、スレーブ装置か
らマスタ装置に向けて、スレーブ装置が対応するサービスを通知するために送出される。
サービス開始マーカ、発信者ID、宛先ID、送出サービスID数、サービスIDの並び、チェックデータ、サービス終了マーカの順で送出される。
図8(f)は、コマンドパケットの形式を示す。コマンドパケットは、マスタからスレーブに向けて、処理するサービスを通知するために送出されるパケットである。コマンド開始マーカ、発信者ID、宛先ID、サービスID、チェックデータ、コマンド終了マーカの順でデータが送出される。なお、サービスIDが0であるコマンドパケットは、終了を表すものとする。
以上のパケットがやり取りされる様子を、図9のシーケンス図に示す。図9において、901〜907は処理シーケンスである。
ただし、NAKパケットは、図9のシーケンス図が示す処理では使用されない。この図で示す状態は、通信可能範囲内で近接状態にある装置が2機のみであり、通信誤りが起きない場合の処理である。
図9に示す処理シーケンスは、相互発見手段152の処理により実現される。それについては、図10、図12、図13を用いて後述する。
一方の相互発見装置(「装置A」とする)からビーコンパケットが送出(シーケンス901)されると、もう一方の相互発見装置(「装置B」とする)がそのビーコンパケットを受信し、ACKパケットを送出する(シーケンス902)。
装置Aは、それに答えて指名パケットを送出する(シーケンス903)。これで、装置Aがマスタ装置、装置Bがスレーブ装置となる。装置Bは、指名パケットに答えて、自身の対応するサービスを通知するサービスパケットを送出する(シーケンス904)。
装置Aは、自身と装置Bが共通に対応するサービスを抽出し、そのサービスIDをシーケンスコマンドパケットで送出する(シーケンス905)。
装置Aと装置Bは、それぞれサービスIDに対応する処理を実行し、装置Bは処理が終わるとACKパケットを送出する(シーケンス906)。コマンドパケットとACKパケットのやり取りは、装置Aと装置Bとで共通して対応するサービスの数だけ続く。共通するサービスがなくなると、装置Aは終了を表すコマンドパケット、すなわちサービスIDが0であるコマンドパケットを送出し(シーケンス907)、装置Aも装置Bも近接検出動作を終了する。
次に、図10を用いて、図5におけるステップ512に相当する相互発見動作のフローを説明する。この処理が、図1における相互発見手段152の処理である。図10において、1001〜1011は動作ステップである。
ステップ1001で処理を開始すると、ステップ1002に進み所定の時間だけパケット受信を試みる。受信には、受信手段117を用いる。ここで言う所定の時間とは、他にパケットを送出中の機器が無いかを確認するために必要な時間であり、本発明の実施形態では10ミリ秒とする。
ステップ1002の処理では、所定の時間が経過しても、他の機器からのパケットを受信できなければ、ステップ1003に進み、さらにステップ1004に進む。すなわち、他に信号を送出している機器が無いので、自らがマスタ装置として信号を送出しようとする。
ステップ1004のマスタ動作およびステップ1005以降の動作については、後に図12を用いて詳細に説明する。
ステップ1002の処理中に、所定の時間内に他の機器からのパケットを受信し始めた
場合、そのパケットを終わりまで受信してからステップ1003に進む。この場合、ステップ1003では受信ありと判定され、ステップ1006に進む。
ステップ1006では、前のステップで受信したパケットが、ビーコンパケットであるかどうかを判定する。ビーコンパケットであるかどうかは、前述のようにパケットの最初と最後についているマーカを見れば判別できる。ビーコンパケットには、マスタ装置の対応するサービスの情報などが含まれる。ステップ1006で、パケットがビーコンパケットで無いと判定されれば、ステップ1011に進み、相互発見動作は終了である。この終了は、図5のステップ512の終了を意味し、ステップ510へと進む。
ステップ1006で、受信したパケットがビーコンパケットであると判定した場合は、ステップ1007に進む。
ステップ1007では、受信したビーコンパケットが完全であったかが判定される。完全でない場合とは、ビーコンパケットを途中から受信した場合や、他機器の送出する信号との混信で情報を正常に受信できなかった場合などである。受信したビーコンパケットが完全でなかった場合は、ステップ1008に進みNAKパケットを送出し、ステップ1011へと進み処理を終了する。
ステップ1007で受信したビーコンパケットが完全であったと判定された場合、ステップ1009に進み、時刻修正を試みる。時刻修正については、図11を用いて後に説明する。
さらにステップ1010へ進み、スレーブ動作を実行する。スレーブ動作については、図13を用いて後に説明する。ステップ1010でのスレーブ動作が終了すると、ステップ1011へと進み処理を終了する。この終了は、前述のように図5のステップ512の終了を意味し、ステップ510へと進む。
次に、図11を用いて、図10におけるステップ1009に相当する時刻修正動作を説明する。図11に示す処理は、図10に示す処理の一部、または後に図12に示す処理の一部であり、相互発見手段152が実行するものである。図11において、1101〜1105は動作ステップである。
ステップ1101で動作を開始すると、ステップ1102へ進みパケット内に記録されている時刻と想定誤差を取得する。パケットがビーコンパケットである場合には、図8(a)に示したように、3番目の項目が時刻であり、4番目の項目が想定誤差である。
また、パケットがACKパケットである場合には、図8(b)に示したように、4番目の項目が時刻であり、5番目の項目が想定誤差である。
次のステップ1103では、パケットに書かれていた想定誤差が、自身の計時手段113の想定誤差と比較される。パケットで送られてきた時刻の想定誤差が、自身の計時手段113の想定誤差より小さいと判定された場合は、ステップ1104に進み、自身の計時手段113が保持する時刻と想定誤差を、パケットに書かれていた時刻と想定誤差で置き換える。時刻および想定誤差の修正が済めば、ステップ1105に進み処理は終了である。
次に、図12を用いて、図10のステップ1004に相当するマスタ動作のフローを説明する。図12に示す処理も、図10に示す処理と同様に、相互発見手段152により実行される処理である。図12において、1201〜1227は動作ステップである。
ステップ1201で動作を開始後、ステップ1202でランダムな時間だけ受信を試みる。これは、通信可能範囲に他の装置が存在する場合の衝突を回避するためである。
自装置の時刻と、他装置の時刻とがある誤差以下で一致している場合、まったく同一の動作をすると、同時にビーコンパケットを送出することとなり、混信して処理が進められない。ステップ1202でランダムな時間受信を試みることにすれば、時刻が一致してい
る装置同士でも、ビーコンパケット送出タイミングが重なる確率は低くなる。
ステップ1202において、受信を試みている最中に他装置からのパケットを受信し始めた場合は、そのパケットを受信し終わってからステップ1203に進む。この場合は、ステップ1203では受信ありと判定され、ステップ1204に進む。
ステップ1204では、呼び出し元、すなわち図10におけるステップ1004に“1”を返す。この実行経路は、自分がマスタ装置となりマスタ動作を開始しようと試みたが、他の機器が先にマスタ動作を開始したため、自分はマスタ動作をあきらめる、という処理である。
呼び出し元に返す値である“1”は、他の装置からのパケットを受信したため、マスタ動作をあきらめたことを示す。
ここで、図10のステップ1004に戻って、動作を説明する。ステップ1004で呼び出し先から帰ってきた値が“1”であった場合、ステップ1005の判定で、ステップ1006に進む。すなわち、他の装置からのパケットを受信したので、それがビーコンパケットであるかどうかを判定する。以下の処理は、図10の説明で述べた通りである。
図12のステップ1202で、他の装置からのパケットを受信しなかった場合、ステップ1203で受信ありとは判定されず、ステップ1205に進む。
ステップ1205では、ビーコンパケットを送出する。ビーコンパケットの送出には、送信手段118が用いられる。
次に、ステップ1206に進み、他の装置からのACKパケットの受信を試みる。ステップ1206で何も受信できなかった場合、ステップ1207で受信ありとは判定されず、ステップ1208に進む。ステップ1208では、呼び出し元に“0”を返す。
ここで呼び出し元に返す“0”は、処理が正常に終了したことを示している。この実行経路を通る場合は、通信可能な範囲に他の装置が存在しないと考えられるので、マスタ動作は終了してよい。
ステップ1206で何かしら受信した場合は、ステップ1207で受信ありと判定され、ステップ1209へ進む。
ステップ1209では、受信したものが完全なACKパケットであるかが検査される。完全なACKパケットでない場合とは、他の装置が受信時の誤りなどを検出しNAKパケットを送出した場合、あるいは他の複数の装置が同時にACKパケットを送出して混信により正常な受信ができなかった場合などである。ステップ1209で完全なACKパケットでないと判定された場合は、ステップ1210に進む。
ステップ1210では、現在時刻と図5のステップ509で決定された終了時刻とが比較され、現在時刻が終了時刻を過ぎていれば、ステップ1211に進んで呼び出し元に“−1”を返す。
ここで呼び出し元に返す“−1”は、処理が正常に終了しなかったことを示す値である。
まだ終了時刻前であれば、ステップ1212に進みNAKパケットを送出し、ステップ1206に戻って再びACKパケットの受信を試みる。
ステップ1209でACKパケットを完全な形で受信できたと判定された場合、ステップ1213に進んで時刻修正を試みる。時刻修正処理は、先に図11を用いて説明したとおりである。
次に、ステップ1214に進み、指名パケットを送出する。指名パケットは、図8(b
)で説明したような形式である。3番目の項目の宛先IDには、ACKパケットの送信者IDを設定する。
次に、ステップ1215に進み、他の装置からのサービスパケットの受信を試みる。ステップ1215において、サービスパケットが届かない、あるいはサービスパケットが完全な形で受け取れなかった場合、ステップ1216で完全でないと判定され、ステップ1217に進む。
ステップ1217では、処理が正常に終了しなかったことを示す“−1”を呼び出し元に返す。
ステップ1215で完全なサービスパケットを受信した場合、ステップ1216で完全であると判定され、ステップ1218に進む。
ステップ1218では、受信したサービスパケットに書かれていたサービスIDと、自身がサービス記憶手段123で保持するサービスIDとを比較し、両者に共通するサービスIDを抽出する。この共通のサービスIDは、以降の処理で順次処理される。
次のステップ1219では、未処理の共通サービスIDが残っているかが判定される。未処理のサービスIDがあれば、ステップ1220に進み、そのサービスIDがコマンドパケットに入れて送出される。
さらにステップ1221では、自身のサービス記憶手段123に格納されている、そのサービスIDに対応するスクリプトを実行する。スクリプトとは、図2(b)に示した例のようなものである。
スクリプトの実行が終了したら、ステップ1222に進み、他の装置からのACKパケットの受信を試みる。ACKパケットを受信できなければ、ステップ1223の判定によりステップ1224に進み、“−1”を呼び出し元に返す。
ステップ1222でACKパケットを受信できれば、ステップ1223の判定により、ステップ1219に進み、未処理の共通サービスIDが残っているか再び検査される。
ステップ1219で共通するサービスIDが残っていないと判定されれば、ステップ1225に進み終了を示すコマンドパケットを送出する。コマンドパケットで終了を表すには、図8(f)の説明で述べたように、サービスIDに“0”を設定すればよい。
次に、ステップ1226に進み、近接情報を近接情報記憶手段119に記録する。近接情報とは、近接した時刻と、相手の装置を識別するID、自身と共通して対応するサービスIDの並びを組にしたものである。次はステップ1227に進み、正常終了を表す“0”を呼び出し元に返す。
以上で、マスタ動作の説明は終了である。次に、図13を用いて、マスタ動作と対をなすスレーブ動作を説明する。図13において、1301〜1325は動作ステップである。
スレーブ動作は、図10におけるステップ1010に相当する。スレーブ動作は、図10のステップ1002または図12のステップ1202において、完全なビーコンパケットを受信できた場合に呼び出される。なお、図10に示す処理および図12に示す処理と同様に、図13に示す処理も相互発見手段152により実現される。
ステップ1301で動作を開始すると、ステップ1302で受信しているビーコンパケットの送信者が、すでに近接検出を終えている相手であるかが判定される。ビーコンパケットの送信者IDで、近接情報記憶手段119に記録されている情報を検索する。送信者IDが近接情報記録手段119に記録されていなければ、その送信者IDを持つ装置とは初めての近接である。
また、送信者IDが近接情報記録手段119に記録されている場合でも、その記録の時
刻と現在時刻が大きく異なれば、再検出とはみなさない。本発明の実施形態では、前回の近接情報の記録から、4時間以上経過していれば、再検出とはみなさないこととする。ステップ1302で再検出と判定されれば、ステップ1303に進みスレーブ動作は終了である。
ステップ1302で、再検出と判定されなかった場合は、ステップ1304に進む。ステップ1304では、ビーコンパケットの送信者(すなわちマスタ装置)と自身とで、共通のサービスに対応しているかを判定する。マスタ装置の対応するサービスIDは、ビーコンパケットに含まれている。また、自身の対応するサービスIDは、サービス記憶手段123に記録されている。
ステップ1305では、共通するサービスIDがあるかどうかが判定される。共通なしと判定されれば、ステップ1306に進み処理を終了する。
マスタ装置と自身とが共通のサービスに対応している場合、ステップ1307に進み、ACKパケットを送出する。ACKパケットの宛先IDには、ビーコンパケットの送信者のIDを設定する。また、ACKパケットには、自身の計時手段113から取得した時刻と想定誤差との情報も入れる。
ステップ1307でACKパケットを送出した後には、ステップ1308へ進み指名パケットの受信を試みる。ステップ1308で受信したパケットがNAKパケットであった場合、ステップ1309の判定によりステップ1310に進む。
1310では、現在時刻と図5のステップ509で決定した終了時刻とが比較され、現在時刻が終了時刻より後であれば、ステップ1311に進み処理を終了する。
まだ終了時刻の前であった場合は、ステップ1312に進んでランダムな時間だけ受信を試みる。マスタ装置がNAKパケットを送出するのは、自身が送出したACKパケットを正常に受信できなかった場合である。
この場合は、通信可能範囲内に自身とマスタ装置以外にも装置が存在し、その装置もACKパケットを送出したため混信が起こったことが示唆される。したがって、他の装置とACKパケットを送出するタイミングをずらすために、ステップ1312でランダムな時間だけ受信を試みるものとする。
ステップ1312で受信を試みている最中に、何らかのパケットを受信した場合は、ステップ1313の判定によりステップ1314に進み処理を終了する。すなわち、他の機器が先にACKパケットの送出を始めたと想定されるので、自身はACKパケットを送出することを断念する。
ステップ1312で受信を試みている間に、他の機器からの信号を受信しなかった場合は、ステップ1307に戻り再びACKパケットを送出する。
ステップ1308で受信したパケットが、NAKパケットで無かった場合、ステップ1315に進みそのパケットが自分宛の指名パケットであるかが検査される。指名パケットが自分宛であるかどうかは、図8(c)に示した指名パケットの3番目の項目である宛先IDが、自身のIDと一致するかどうかで判定できる。
自分宛の指名パケットで無かった場合、ステップ1316に進み処理を終了する。一方、自分宛の指名パケットであった場合は、ステップ1317に進みサービスパケットを送出する。サービスパケットの内容は、図8(e)に示したとおりである。
ステップ1318では、マスタ機器からのコマンドパケットの受信を試み、ステップ1319では、そのパケットが自分宛のコマンドパケットであるかが検査される。自分宛のコマンドパケットでない場合は、ステップ1320に進み処理を終了する。一方、自分宛
のコマンドパケットであった場合は、ステップ1321に進み、終了コマンドであるかどうか、すなわちコマンドパケットに含まれるサービスIDが0であるかどうかが調べられる。
終了コマンドでかった場合は、ステップ1322に進みサービスIDに対応するスクリプトを実行する。スクリプトは、自身のサービス記憶手段123に記録されているものを参照する。スクリプト実行が終了したら、ステップ1323に進みACKパケットを送出し、ステップ1318に戻る。
ステップ1321で、受信したコマンドパケットが終了コマンドであると判定された場合は、ステップ1324に進み近接情報が近接情報記憶手段119に記録される。近接情報とは、図12のステップ1226で述べたように、近接した時刻と、相手の装置を識別するID、自身と共通して対応するサービスIDの並びを組にしたものである。さらにステップ1325に進み処理を終了する。
以上で、本発明の実施形態を説明した。
なお、本発明の実施形態では、NG位置記憶手段122の内容は、装置自身の位置情報取得手段115で取得し、図5のステップ507で記録されるものとしたが、PC102もしくは携帯電話103、またはセンターサービス105からダウンロードする構成でもよい。
本発明の相互発見装置は、相互発見のために必要な動作時間帯を最小限に限定することができる。このため、消費電力を抑えなくてはいけない携帯型の通信機器に好適である。
本発明の相互発見装置を説明する全体構成図である。 本発明の相互発見装置のサービス記憶手段の内容を説明する図である。 本発明の相互発見装置の外観を説明する図である。 本発明の相互発見装置のユーザインタフェースを説明する図である。 本発明の相互発見装置の近接検出動作を説明するフロー図である。 本発明の相互発見装置の終了時刻決定の処理を説明するフロー図である。 本発明の相互発見装置の休止時間決定の処理を説明するフロー図である。 装置間で送受信されるパケットのデータ形式を説明する図である。 本発明の相互発見装置同士の処理シーケンスを説明する図である。 本発明の相互発見装置の相互発見動作の処理を説明するフロー図である。 本発明の相互発見装置の時刻修正の処理を説明するフロー図である。 本発明の相互発見装置の相互発見動作の一部であるマスタ動作の処理を説明するフロー図である。 本発明の相互発見装置の相互発見動作の一部であるスレーブ動作の処理を説明するフロー図である。 特許文献1に示した従来技術を説明するための図である。 特許文献2に示した従来技術を説明するための図である。
符号の説明
101 相互発見装置
102 パーソナルコンピュータ
103 携帯電話
104 インターネット
105 センターサービス
111 実行制御手段
112 外部接続手段
113 計時手段
114 自動時刻合せ手段
115 位置情報取得手段
116 位置情報記憶手段
117 受信手段
118 送信手段
119 近接情報記憶手段
120 プログラム記憶手段
121 NG時間帯記憶手段
122 NG位置記憶手段
123 サービス記憶手段
124 出力手段
125 入力手段
151 相互発見動作制御手段
152 相互発見手段

Claims (5)

  1. 無線通信機能を有して、互いの機器を相互に発見可能な相互発見装置において、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    間欠的に動作して相手の機器を発見する相互発見手段と、
    前記相互発見手段の動作を制御する相互発見動作制御手段と、
    を有し、
    前記相互発見動作制御手段は、前記計時手段が出力する現在時刻に含まれる想定誤差の大きさに基づき、前記相互発見手段の動作開始時刻および動作時間を調整することを特徴とする相互発見装置。
  2. 前記相互発見動作制御手段は、前記相互発見手段の休止時間を現在時刻に含まれる想定誤差が0である場合と比較して、少なくとも想定誤差の時間だけ短くなるよう調整し、かつ相互発見手段の動作時間を少なくとも上記想定誤差の2倍は長くなるよう調整することを特徴とする請求項1に記載の相互発見装置。
  3. 前記相互発見動作制御手段は、現在時刻に含まれる想定誤差が所定の誤差以上になった場合に、前記相互発見手段の休止時間をランダムになるよう決定することを特徴とする請求項1に記載の相互発見装置。
  4. 入力手段と記憶手段とを有し、
    前記相互発見動作制御手段は、前記入力手段から入力される前記相互発見手段の動作を抑制する時間情報もしくは位置情報を前記記憶手段に格納し、
    前記時間情報もしくは位置情報、または双方の情報に基づいて、前記相互発見手段の動作を抑制することを特徴とする請求項1に記載の相互発見装置。
  5. 位置情報取得手段を有し、
    前記相互発見動作制御手段は、前記位置情報取得手段から得られる現在地情報を前記記憶手段に格納し、
    前記位置情報と前記現在地情報とに基づいて、前記相互発見手段の動作を抑制することを特徴とする請求項4に記載の相互発見装置。
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