JP6209182B2 - サーバ、その制御方法及びその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバ、その制御方法及びその制御プログラムに関する。
近年、通信機能を有し、インターネットを介してサーバと相互に通信する端末を、様々な製品に取り付けてその製品の制御又は計測を行うIoT(Internet of Things)の技術が普及しつつある。このような技術において、端末がその製品の制御又は計測を行うことは、必ずしも即時に実行されなくてもよい。そのため、一般に、このような端末は消費電力を低減させるために、定期的にスリープし、アクティブモードとスリープモードを交互に繰り返す。アクティブモードは、端末が所定の電力を消費して、特定のサービスを提供するモードである。スリープモードは、アクティブモードよりも電力の消費を抑えて、特定のサービスを提供しないモードである。
例えば、特許文献1には、端末と基地局が相互に通信し、端末がアクティブモードとスリープモードを交互に繰り返すスリープモード制御システムが記載されている。特許文献1には、基地局が、端末がアクティブモードからスリープモードに移行する時間をスケジューリングすることが記載されている。
特開2005−80287号公報
特許文献1に記載されたスリープモード制御システムでは、端末をスリープさせて端末の電力消費を抑えることができる。一方、製品に取り付けられた端末の適切なスリープのさせ方は、製品が提供するサービスに求められる緊急度等によって異なり、各端末は異なるタイミングでスリープしている。サーバが複数の端末に対して、サービスの提供に係る要求信号を送信する場合、サーバが要求信号を送信したタイミングにおいてスリープしている端末が存在している可能性があり、そのスリープしている端末は、サーバが送信した要求信号を受信できずにサービスを提供できない問題がある。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、定期的にスリープする、種別又は提供するサービスが異なる複数の端末のそれぞれにデータを確実に受信させるサーバ、その制御方法及びその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る制御方法は、第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバの制御方法であって、定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を第1記憶部に記憶し、端末種別情報又はサービス識別情報毎にアクティブ時間を第2記憶部に記憶し、第1端末とは異なる第2端末から第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、第1記憶部を参照して、第1端末に係る端末種別情報又はサービス識別情報を特定し、第2記憶部を参照して、特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、第1要求信号に応じた第2要求信号を第1端末に送信する送信間隔を決定し、決定した送信間隔に従って、第2要求信号を第1端末に送信することを含む。
本発明に係る制御方法において、さらに、第1端末及びサーバ間の通信ネットワークの輻輳状態を検出し、検出した輻輳状態に基づいて、決定した送信間隔を変更することが好ましい。
本発明に係る制御方法において、複数の第1端末のそれぞれは、端末種別情報又はサービス識別情報毎にスリープ時間が異なり、記憶において、端末種別情報又はサービス識別情報毎にスリープ時間をさらに第2記憶部に記憶し、アクティブ時間の特定において、さらに、特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するスリープ時間を特定し、決定において、さらに、特定したアクティブ時間及びスリープ時間の合計以上になるように、第2要求信号を送信する繰り返し時間を決定し、送信において、決定した繰り返し時間のみ、第2要求信号を送信することが好ましい。
本発明に係る制御方法において、さらに、第1端末がアクティブになるタイミング又は第1端末がスリープするタイミングを検出することを含み、送信において、検出したタイミングに基づいて第2要求信号の送信を開始することが好ましい。
本発明に係る制御方法において、サーバは、第1端末がアクティブになるタイミング又は第1端末がスリープするタイミングを検出し、検出したタイミングに基づいて第2要求信号の送信を開始する同期モードと、第1端末がアクティブになるタイミング又は第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで第2要求信号の送信を開始する非同期モードとを有し、さらに、同期モードにおいて、第2要求信号を送信後、所定時間内に応答信号を受信しなかった場合に、同期モードから非同期モードに変更することが好ましい。
本発明に係る制御方法において、サーバは、第1端末がアクティブになるタイミング又は第1端末がスリープするタイミングを検出し、検出したタイミングに基づいて第2要求信号の送信を開始する同期モードと、第1端末がアクティブになるタイミング又は第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで第2要求信号の送信を開始する非同期モードとを有し、さらに、非同期モードにおいて、第1端末及びサーバ間の通信ネットワークの輻輳状態を検出した場合に、非同期モードから同期モードに変更し、さらに、変更された同期モードにおいて、第1端末及びサーバ間の通信ネットワークの輻輳状態の解消を検出した場合に、変更された同期モードから非同期モードに変更することが好ましい。
本発明に係るサーバは、定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を記憶する第1記憶部と、端末種別情報又はサービス識別情報毎にアクティブ時間を記憶する第2記憶部と、第1端末とは異なる第2端末から第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、第1記憶部を参照して、第1端末に係る端末種別情報又はサービス識別情報を特定し、第2記憶部を参照して、特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、第1要求信号に応じた第2要求信号を第1端末に送信する送信間隔を決定する決定部と、決定した送信間隔に従って、第2要求信号を第1端末に送信する送信部と、を備える。
本発明に係る制御プログラムは、第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバの制御プログラムであって、サーバに、定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を第1記憶部に記憶し、端末種別情報又はサービス識別情報毎にアクティブ時間を第2記憶部に記憶し、第1端末とは異なる第2端末から第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、第1記憶部を参照して、第1端末に係る端末種別情報又はサービス識別情報を特定し、第2記憶部を参照して、特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、第1要求信号に応じた第2要求信号を第1端末に送信する送信間隔を決定し、決定した送信間隔に従って、第2要求信号を第1端末に送信する、ことを実行させる。
本発明に係るサーバ、その制御方法及びその制御プログラムによれば、定期的にスリープする、種別又は提供するサービスが異なる複数の端末のそれぞれにデータを確実に受信させることができる。
通信システム1の概略を説明するための模式図である。 アクティブ時間及びスリープ時間と第2要求信号の送信間隔及び繰り返し時間との関係の一例を示す図である。 通信システム1の概略構成の一例を示す図である。 (a)第1端末2の概略構成の一例を示す図であり、(b)は、処理テーブルのデータ構造を示す図であり、(c)は、モード変更部232のモード変更の一例を示す図である。 サーバ3の概略構成の一例を示す図である。 テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第2端末4の概略構成の一例を示す図である。 通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。 他の通信システム1の概略を説明するための模式図である。 アクティブ時間と第2要求信号の送信間隔との関係の一例を示す図である。 他の通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。 同期モードから非同期モードへの変更の一例を示す図である。 通信ネットワークの輻輳に応じたモードの変更の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的な範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における通信システム1の概略を説明するための模式図である。通信システム1は、第1端末2a,2bと、サーバ3と、第2端末4a,4bとを有する。
サーバ3は、第1端末2a,2b及び第2端末4a,4bと通信可能なサーバである。第1端末2aは、例えば、第2端末4aからの要求に従って、金庫の鍵を解錠又は施錠する処理を実行する金庫制御端末である。第1端末2bは、例えば、第2端末4bからの要求に従って、照明を点灯又は消灯する処理を実行する照明制御端末である。第2端末4aは、例えば、第1利用者が利用する携帯端末である。第2端末4bは、例えば、第2端末4aの第1利用者とは異なる第2利用者が利用する、第2端末4aとは異なる携帯端末である。
通信システム1は、鍵の解錠又は施錠、照明の点灯又は消灯等の複数のサービスを第2端末4a,4bの各利用者に提供する。第1端末2a,2bが、第2端末4a,4bから要求された各処理を実行することにより、通信システム1は、各サービスを第2端末4a,4bの各利用者に提供する。各サービスは、利用者が所望したときに必ずしも即時に実行されなくてもよい。例えば、畑又は庭等に設置してある照明を点灯又は消灯するサービスは、利用者が要求してから数分後に実行されればよい。一方、鍵を解錠するサービスは、利用者が鍵の解錠を待っている場合もあるため、畑又は庭等に設置してある照明を消灯するサービスよりも短い時間(例えば、一分程度)で実行される必要がある。このように、第1端末2a,2bのサービス毎に満たすべき応答時間が異なる。応答時間とは、第2端末4a,4bが第1端末2a,2bに対する処理を要求する信号を送信してから、第1端末2a,2bからの応答を受信するまでの時間をいう。
このように各サービスは、即時で実行されなくてもよいので、通信システム1では、端末は消費電力を低減させるために、定期的にスリープし、アクティブモードとスリープモードを交互に繰り返す。アクティブモードは、端末が所定の電力を消費して、特定のサービスを提供するモードである。スリープモードは、アクティブモードよりも電力の消費を抑えて、特定のサービスを提供しないモードである。また、利用者がサービスの提供を要求してから実際に実行されるまでの時間は、サービス毎に異なる。一方、第1端末2a,2bは、スリープモードである時間(以下、「スリープ時間」という)が長ければ長いほど、消費電力を低減させることができる。したがって、通信システム1では、アクティブモードである時間(以下、「アクティブ時間」という)とスリープ時間は、第1端末2a,2bが提供するサービス毎に異なる。
まず、第2端末4aからの要求信号に従って第1端末2aが鍵を解錠又は施錠する場合(A−1)〜(A−4)について説明する。
第2端末4aは、第1端末2aに対する第1要求信号をサーバ3に送信する(A−1)。第1要求信号は、第1端末2に対して処理の実行を要求する信号であり、処理を要求する第1端末2の端末ID及び要求する処理の処理IDを含む。第2端末4aが送信する第1要求信号には、第1端末2aの端末ID、及び鍵の解錠又は施錠を要求する処理の処理IDが含まれる。
サーバ3は、第2端末4aから第1要求信号を受信した場合に、第1要求信号に含まれる端末IDに基づいて第1端末2aに係るサービスを特定する。次に、サーバ3は、特定したサービスに対応するアクティブ時間及びスリープ時間を特定する。次に、サーバ3は、特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、第2要求信号を第1端末2aに送信する送信間隔を決定する。第2要求信号は、第1要求信号に応じてサーバ3が第1端末2に送信する信号である。第2端末4aが送信する第1要求信号に対応する第2要求信号は、例えば、鍵の解錠又は施錠を要求する信号である。さらに、サーバ3は、特定したアクティブ時間及びスリープ時間の合計以上になるように、第2要求信号を送信する繰り返し時間を決定する(A−2)。次に、サーバ3は、決定した送信間隔に従って、繰り返し時間のみ、第2要求信号を第1端末2aに送信する(A−3)。
第1端末2aは、サーバ3から第2要求信号を受信した場合に、第2要求信号に従って、金庫の鍵を解錠又は施錠する(A−4)。
次に、第2端末4bからの要求信号に従って第1端末2bが照明を点灯又は消灯する場合(B−1)〜(B−4)について、説明する。
第2端末4bは、第2端末4aと同様にして(A−1)の処理と同様の処理を行う(B−1)。第2端末4bが送信する第1要求信号には、第1端末2bの端末ID、及び、照明の点灯又は消灯を要求する処理の処理IDが含まれる。
サーバ3は、(A−2)で説明した処理と同様の処理を第2端末4bからの要求に従って行う(B−2)。なお、サービス毎にアクティブ時間及びスリープ時間が異なるため、(A−2)で決定した送信間隔及び繰り返し時間と(B−2)で決定した送信間隔及び繰り返し時間とは、それぞれ異なる。次に、サーバ3は、(A−3)で説明した処理と同様の処理を行う(B−3)。
第1端末2bは、サーバ3から第2要求信号を受信した場合に、第2要求信号に従って、照明を点灯又は消灯する(B−4)。
このように、サーバ3は、第1端末2a,2bのそれぞれのアクティブ時間の長さ未満になるように、第1端末2a,2bのそれぞれに対する要求信号の送信間隔を別々に決定する。これにより、第1端末2a,2bのそれぞれのアクティブ時間が異なっている場合であっても、サーバ3は、第1端末2a,2bがアクティブモードである間に要求信号を確実に受信させることができる。
また、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明及び本明細書の開示範囲に含まれる。
図2は、アクティブ時間及びスリープ時間と第2要求信号の送信間隔及び繰り返し時間との関係の一例を示す図である。
第1端末2a,2bは、同様の構成を有するため、以下において、第1端末2a,2bをまとめて第1端末2と称する場合がある。図2を参照して、第2要求信号の送信タイミングについて説明する。図2に示すように、第1端末2は、アクティブ時間及びスリープ時間を定期的に繰り返す。一方、サーバ3は、図1の(A−2)、(B−2)で決定した送信間隔に従って、図1の(A−2)、(B−2)で決定した繰り返し時間のみ、第2要求信号を第1端末2に対して送信する。図2に示すように、例えば、第1端末2のアクティブ時間が30秒である場合、サーバ3は、アクティブ時間の長さ未満になるように、送信間隔を20秒に決定する。これにより、サーバ3がどのようなタイミングで第2要求信号の送信を開始しても、第1端末2は、アクティブモードである間に少なくとも一回、第2要求信号200を受信できる。
また、図2に示すように、例えば、第1端末2のアクティブ時間の長さが30秒であり、スリープ時間の長さが120秒である場合、サーバ3は、アクティブ時間及びスリープ時間の合計以上になるように、繰り返し時間の長さを160秒に決定する。これにより、サーバ3は任意のタイミングで第2要求信号の送信を開始しても、繰り返し時間内に必ずアクティブ時間が含まれるため、第1端末は、アクティブ時間内に少なくとも一回、要求信号を受信できる。
図3は、通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
通信システム1は、第1端末2a,2bと、基地局5と、中継機6と、通信ネットワーク7と、サーバ3と、第2端末4a,4bとを有する。通信ネットワーク7は、通信を中継するネットワークであり、例えば電話回線網、インターネット、イントラネット又は専用線等である。
サーバ3は、通信ネットワーク7と接続され、さらに、中継機6及び基地局5を介して第1端末2a、第1端末2b、第2端末4a又は第2端末4bと接続される。第1端末2a,2bは、基地局5、中継機6及び通信ネットワーク7を介してサーバ3と接続される。第2端末4a,4bは、基地局5、中継機6及び通信ネットワーク7を介してサーバ3と接続される。中継機6は、基地局5と通信ネットワーク7を介してサーバ3との通信を中継する。
図4は、第1端末2の概略構成の一例を示す図である。
第1端末2は、通信機能を有し、制御対象の製品を制御する通信装置である。第1端末2は、第1端末通信部21と、第1端末記憶部22と、第1端末制御部23とを有する。
第1端末通信部21は、主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有する。第1端末通信部21は、基地局5により割り当てられるチャネルを介して、基地局5との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式又はLTE(登録商標)(Long Term Evolution)方式等による無線信号回線を確立し、基地局5との間で通信を行う。そして、第1端末通信部21は、基地局5から受信したデータを第1端末制御部23に与える。また、第1端末通信部21は、第1端末制御部23から供給されたデータを基地局5に送信する。
第1端末記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。第1端末記憶部22は、第1端末制御部23での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第1端末記憶部22にインストールされてもよい。
また、第1端末記憶部22は、処理テーブル(図4(b))を記憶する。第1端末記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図4(b)は、処理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
処理テーブルは、各第1端末2が実行する処理毎に、その処理の処理識別情報(処理ID)と、その処理を実行するためのプログラムを関連付けて記憶する。処理IDは、第1端末2がサービスとして実行する処理を識別するための識別情報である。第1端末2が金庫制御端末である場合、例えば、第1端末2が実行する処理には、鍵の解錠又は施錠が含まれる。また、第1端末2が照明制御端末である場合、例えば、第1端末2が実行する処理には、照明の点灯又は消灯が含まれる。
第1端末制御部23は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。第1端末制御部23は、第1端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。第1端末制御部23は、第1端末2の各種処理が第1端末記憶部22に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、第1端末通信部21等の動作を制御する。第1端末制御部23は、第1端末記憶部22に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、第1端末制御部23は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
第1端末制御部23は、サービス処理部231と、モード変更部232とを有する。サービス処理部231及びモード変更部232は、第1端末制御部23が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。なお、サービス処理部231及びモード変更部232は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして第1端末2に実装されてもよい。
サービス処理部231は、サーバ3が送信した第2要求信号に従って、処理を実行する。サービス処理部231が実行する処理は、端末に応じて異なる。例えば、第1端末2が金庫制御端末の場合、サービス処理部231は、鍵の解錠又は施錠を実行する。また、例えば、第1端末2が照明制御端末の場合、サービス処理部231は照明の点灯又は消灯を実行する。
モード変更部232は、データを受信できるアクティブモードと、データを受信できないスリープモードとを変更する。なお、モード変更部232は、第1端末通信部21が有する通信インターフェース回路であるベースバンドチップに実装されていてもよい。
図4(c)は、モード変更部232のモード変更の一例を示す図である。
なお、以下に説明するモード変更は、予め第1端末記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、主に第1端末制御部23(及び、モード変更部232がベースバンドチップに実装されている場合は、第1端末通信部21)により、第1端末2の各要素と協働して実行される。
第1端末2は、動作モードとして、アクティブモード及びスリープモードを有する。まず、モード変更部232は、第1端末2の動作モードをアクティブモードに設定する(ステップS100)。次に、モード変更部232は、アクティブ時間が経過したか否かを判定する(ステップS101)。モード変更部232は、アクティブ時間が経過していない場合(ステップS101−No)、ステップS101を継続する。
一方、モード変更部232は、アクティブ時間が経過した場合(ステップS101−Yes)、第1端末2の動作モードをスリープモードに設定する(ステップS102)。モード変更部232は、スリープ時間が経過したか否かを判定する(ステップS103)。モード変更部232は、スリープ時間が経過していない場合(ステップS103−No)、ステップS103を継続する。
一方、モード変更部232は、スリープ時間が経過した場合(ステップS103−Yes)、再び、第1端末2の動作モードをアクティブモードに設定する(ステップS100)。このように、モード変更部232は、アクティブモードとスリープモードを周期的に変更することにより、第1端末2は、電力消費を低減させることができる。
図5は、サーバ3の概略構成の一例を示す図である。
サーバ3は、サーバ通信部31と、サーバ第1記憶部32、サーバ第2記憶部33と、サーバ制御部34とを備える。
サーバ通信部31は、サーバ3を通信ネットワーク7に接続するための通信インターフェース回路を備え、通信ネットワーク7との間で通信を行う。サーバ通信部31は、例えば、イーサネット(登録商標)等の有線LANのインターフェース回路を有し、通信ネットワーク7との間で有線通信を行う。サーバ通信部31は、第1端末2又は第2端末4等から受信したデータを、サーバ制御部34に供給する。また、サーバ通信部31は、サーバ制御部34から供給されたデータを第1端末2又は第2端末4等に送信する。
サーバ第1記憶部32は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。サーバ第1記憶部32は、サーバ制御部34での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ第1記憶部32にインストールされてもよい。
また、サーバ第1記憶部32は、データとして、端末テーブル(図6(a))を記憶する。さらに、サーバ第1記憶部32は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図6(a)は、端末テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
端末テーブルは、端末毎に、その端末の端末識別情報(端末ID)及びサービス識別情報(サービスID)等を関連付けて記憶する。端末IDは、端末を識別するための情報である。サービスIDは、その端末が提供するサービスを識別するための情報である。
サーバ第2記憶部33は、サーバ第1記憶部32と同様の構成を備える。
また、サーバ第2記憶部33は、データとして、サービステーブル(図6(b))を記憶する。さらに、サーバ第2記憶部33は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図6(b)は、サービステーブルのデータ構造を示す図である。
サービステーブルは、サービス毎に、そのサービスのサービス識別情報(サービスID)、サービス名、スリープ時間及びアクティブ時間等を関連付けて記憶する。サービス識別情報は、第1端末2が提供するサービスを識別するための情報である。サービス名は、サービスの名称である。
サーバ制御部34は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。サーバ制御部34は、サーバ3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。サーバ制御部34は、サーバ3の各種処理がサーバ第1記憶部32及び/又はサーバ第2記憶部33に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部31等の動作を制御する。サーバ制御部34は、サーバ第1記憶部32及び/又はサーバ第2記憶部33に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ制御部34は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
サーバ制御部34は、決定部341、送信部342、モード変更部343及び輻輳状態検出部344を有する。サーバ制御部34が有するこれらの各部は、サーバ制御部34が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、サーバ制御部34が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとしてサーバ制御部34に実装されてもよい。
図7は、第2端末4a,4bの概略構成の一例を示す図である。
第2端末4a,4bは、同様の構成を有するため、以下において、第2端末4a,4bをまとめて第2端末4と称する場合がある。第2端末4は、通信機能を有する通信装置であり、例えば、携帯電話、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、タブレットPC(Personal Computer)、デスクトップPC等である。第2端末4は、第2端末通信部41と、第2端末記憶部42と、操作部43と、表示部44と、第2端末制御部45とを有する。
第2端末通信部41は、主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有する。第2端末通信部41は、基地局5により割り当てられるチャネルを介して、基地局5との間でCDMA方式又はLTE(登録商標)方式等による無線信号回線を確立し、基地局5との間で通信を行う。そして、第2端末通信部41は、基地局5から受信したデータを第2端末制御部45に与える。また、第2端末通信部41は、第2端末制御部45から供給されたデータを基地局5に送信する。なお、第2端末通信部41は、有線インターフェース回路を有し、不図示のインターネットを介してサーバ3と通信を行なってもよい。
第2端末記憶部42は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。第2端末記憶部42は、第2端末制御部45での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第2端末記憶部42にインストールされてもよい。
また、第2端末記憶部42は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部43は、第2端末4の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。利用者は、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部43は、利用者により操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、利用者の指示として、第2端末制御部45に入力される。
表示部44も、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部44は、第2端末制御部45から供給される映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
第2端末制御部45は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。第2端末制御部45は、第2端末4の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。第2端末制御部45は、第2端末4の各種処理が第2端末記憶部42に記憶されているプログラム、操作部43の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、第2端末通信部41、表示部44等の動作を制御する。第2端末制御部45は、第2端末記憶部42に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、第2端末制御部45は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
第2端末制御部45は、処理部451を有する。処理部451は、第2端末制御部45が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。なお、処理部451は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして第2端末4に実装されてもよい。
図8は、通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め第1端末記憶部22、サーバ第1記憶部32、サーバ第2記憶部33及び第2端末記憶部42に記憶されているプログラムに基づいて、主に第1端末制御部23、サーバ制御部34及び第2端末制御部45により、第1端末2、サーバ3及び第2端末4の各要素と協働して実行される。
まず、第2端末4の処理部451は、操作部43を用いた利用者による指示に従って、第1要求信号を、第2端末通信部41を介してサーバ3に送信する(ステップS200)。第1要求信号には、第1端末2の端末ID及び第1端末2に実行させる処理の処理IDが含まれる。
次に、サーバ3の決定部341は、第2端末4からサーバ通信部31を介して第1要求信号を受信すると、送信間隔を決定する(ステップS201)。まず、決定部341は、受信した第1要求信号に含まれる端末IDを特定する。次に、決定部341は、端末テーブルを参照して、特定した端末IDに係るサービス識別情報を特定する。次に、決定部341は、サービステーブルを参照して、特定したサービス識別情報に対応するアクティブ時間及びスリープ時間を特定する。次に、決定部341は、特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、送信間隔を決定する。
決定部341は、例えば、アクティブ時間の長さの半分未満になるように、送信間隔を決定する。これにより、サーバ3は第2要求信号を、少なくとも一回は再送することができる。また、決定部341は、例えば、アクティブ時間の長さの半分以上になるように、送信間隔を決定してもよい。これにより、サーバ3は、第2要求信号を過剰に送信し、ネットワークの負荷を増大させることを抑制することができる。
次に、決定部341は、繰り返し時間を決定する(ステップS202)。決定部341は、ステップS201において特定したアクティブ時間及びスリープ時間の合計以上になるように、繰り返し時間を決定する。決定部341は、例えば、アクティブ時間及びスリープ時間の合計の1.1倍以下になるように、繰り返し時間を決定する。これにより、サーバ3は、第2要求信号を過剰に送信し、ネットワークの負荷を増大させることを抑制できる。
次に、送信部342は、第2要求信号を中継機6に送信する(ステップS203)。送信部342は、第2端末4から受信した第1要求信号に含まれる処理IDを特定する。送信部342は、特定した処理IDを含む第2要求信号を、サーバ通信部31を介して中継機6に送信する。
次に、サーバ3から第2要求信号を受信すると、中継機6は、第3要求信号を基地局5に送信する(ステップS204)。中継機6は、第2要求信号に含まれる処理IDを特定し、特定した処理IDを含む第3要求信号を基地局5に送信する。第3要求信号は、第2要求信号に従って送信される信号である。第3要求信号は、第1端末2を呼び出すためのページングデータとしても利用される。中継機6は、パケットロスを想定し、再送タイマに従って、第3要求信号を二回再送する。再送タイマは、送信間隔未満の時間であり、例えば4秒である。
次に、基地局5は、中継機6から第3要求信号を受信すると、第4要求信号を第1端末2に送信する(ステップS205)。基地局5は、第3要求信号に含まれる処理IDを特定し、特定した処理IDを含む第4要求信号を第1端末2に送信する。第4要求信号は、第3要求信号に従って送信される信号である。第4要求信号は、例えば、第1端末2を呼び出すための、ページングデータとしても利用される。なお、基地局5は、中継機6が再送タイマに従って送信した第3要求信号を受信した場合も同様に、第4要求信号を第1端末2に送信する。
一方、サーバ3の送信部342は、第2要求信号を前回送信してから送信間隔が経過後、第2要求信号を中継機6に再度送信する(ステップS206)。
次に、中継機6は、ステップS204と同様に、第3要求信号を基地局5に送信する(ステップS207)。次に、基地局5は、ステップS205と同様に、第4要求信号を第1端末2に送信する(ステップS208)。以下、サーバ3の送信部342、中継機6、及び基地局5は、それぞれステップS206〜S208と同様に、繰り返し時間になるまで、第2要求信号、第3要求信号及び第4要求信号の送信を繰り返す。
基地局5から第4要求信号がスリープ時間内に到達すると、第1端末2のサービス処理部231は、第4要求信号を受信することができない。その場合、サービス処理部231は、第4要求信号により指定された処理を実行できない。
一方、第1端末2のサービス処理部231は、基地局5から第1端末通信部21を介して第4要求信号をアクティブ時間内に受信すると、第4要求信号により指定された処理を実行する(ステップS209)。サービス処理部231は、第4要求信号に含まれる処理IDを特定し、処理テーブルを参照して、特定した処理IDに対応するプログラムを抽出し、抽出したプログラムを実行する。
なお、サービス処理部231は、抽出したプログラムを実行すると、サービスが正常に提供されたか否かの結果を示す応答信号を、基地局5、中継機6及びサーバ3を介して、第2端末4に送信する。
第2端末4の処理部451は、第1端末2から第2端末通信部41を介して応答信号を受信すると、応答信号を受信した旨を表示部44に表示する。したがって、利用者は、要求したサービスが正常に提供されたか否かの結果を確認することができる。
以上説明してきたように、サーバ3は、送信間隔が第1端末2に係るサービス識別情報に対応するアクティブ時間の長さ未満になるように、送信間隔を決定するため、アクティブモードである間に要求信号を第1端末2に確実に受信させることができる。したがって、第1端末2は、第2端末4からの要求信号に対して、所定の応答時間以内に応答信号を第2端末4に送信できる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態における通信システム1の概略を説明するための模式図である。
。第2実施形態における通信システム1の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様である。但し、第1端末2a,2bは、動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するときに、第1端末2a,2bがスリープモードからアクティブモードに変化したことをサーバ3に通知する。サーバ3は、第1端末2a,2bからの通知に基づいて、第1端末2a,2bがアクティブになるタイミングを検出する。このように、第2実施形態において、第1端末2a,2bとサーバ3は、第1端末2a,2bが動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するタイミングを同期する。
まず、第2端末4aからの要求信号に従って第1端末2aが金庫の鍵を解錠又は施錠する場合(A−1)〜(A−6)について説明する。
第1端末2aは、アクティブモードとスリープモードを定期的に繰り返す。第1端末2aは、動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するときに、動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化したことをサーバ3に定期的に通知する(A−1)。
サーバ3は、第1端末2aから動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化したことを示すメッセージを受信すると、第1端末2aの動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングを検出する(A−2)。
図9の(A−3)〜(A−6)の処理は、図1の(A−1)〜(A−4)の処理と同様である。但し、図9の(A−4)において、サーバ3は、第1端末2aの動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングに基づいて、送信開始タイミングを決定する。次に、サーバ3は、決定した送信開始タイミングに基づいて、第2要求信号を第1端末2aに送信する(A−5)。
次に、第2端末4bからの要求信号に従って第1端末2bが照明を点灯又は消灯する場合(B−1)〜(B−6)について、説明する。
図9の(B−1)、(B−2)の処理は、図9の(A−1)、(A−2)の処理と同様である。また、図9の(B−3)〜(B−6)の処理は、図1の(B−1)〜(B−4)の処理と同様である。
このように、サーバ3は、第1端末2a,2bのそれぞれがスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングに合わせて、第2要求信号を第1端末2a,2bに送信する。これにより、サーバ3は、第1端末2a,2bがアクティブモードである間に、より確実に第1端末2a,2bに第2要求信号を受信させることができる。
図10は、アクティブ時間と第2要求信号の送信間隔との関係の一例を示す図である。
図10を参照して、第1端末2とサーバ3が同期する場合の第2要求信号の送信開始タイミングについて説明する。図10に示すように、第1端末2は、アクティブ時間及びスリープ時間を定期的に繰り返す。一方、サーバ3は、図9の(A−2)、(B−2)において検出した、第1端末2の動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングを送信開始タイミングとして、第2要求信号を送信する。したがって、第1端末2はアクティブ時間になると即時に第2要求信号を受信することができる。また、サーバ3は、第1端末2の動作モードがスリープモードからアクティブモードである間を狙って、第2要求信号を送信することができ、第1端末2がスリープしている間は第2要求信号を送信する必要がなくなる。そのため、サーバ3は、ネットワークの帯域を圧迫することなく、第2要求信号の送信間隔を短くして、第2要求信号の送信タイミングを第1端末2がアクティブモードであるタイミングに集中させることができる。
また、サーバ3は、アクティブ時間の長さ未満になるように送信間隔を決定し、図9の(A−2)、(B−2)において検出した第1端末2がアクティブになるタイミングに合わせて、第2要求信号を第1端末2に送信する。その場合、サーバ3は、第1端末2がアクティブになるタイミングからアクティブ時間が経過するまでに、第2要求信号を少なくとも二回送信することができる。したがって、サーバ3は、一つの第2要求信号を損失した場合であっても、いずれかの第2要求信号を第1端末2が受信する可能性を向上させることができる。
第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同様であるから、第2の実施形態による通信システム1の概略構成の説明を省略する。
図11は、第2実施形態における通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め第1端末記憶部22、サーバ第1記憶部32、サーバ第2記憶部33、及び第2端末記憶部42に記憶されているプログラムに基づいて、主に第1端末制御部23、サーバ制御部34、及び第2端末制御部45により、第1端末2、サーバ3、及び第2端末4の各要素と協働して実行される。
図11のステップS301、S302、S308〜S310、S312、S313は、それぞれ、図8のステップS200、S201、S204、S205、S207、S208、S209と同様であるため、説明を省略し、以下では、ステップS300、S303〜S307、S311について説明する。
第1端末2のモード変更部232は、第1端末2がスリープモードからアクティブモードに変化したことをサーバ3に通知する(ステップS300)。モード変更部232は、動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更すると、その度に、第1端末2がスリープモードからアクティブモードに変化したことを示すアクティブ信号を、基地局5、中継機6、通信ネットワーク7を介してサーバ3に通知する。モード変更部232は、例えば、動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更する全てのタイミング毎に、アクティブ信号を通知してもよく、所定期間(例えば、一日)毎に、アクティブ信号を通知してもよい。
サーバ3の決定部341は、第2端末4から第1要求信号を受信すると、繰り返し時間を決定する(ステップS303)。決定部341は、図8のステップS201と同様に、第1端末2のアクティブ時間を特定する。決定部341は、特定したアクティブ時間と同じ長さになるように、繰り返し時間を決定する。
次に、決定部341は、第1端末2からアクティブ信号を受信するまで待機する(ステップS304)。
次に、決定部341は、第1端末2からサーバ通信部31を介してアクティブ信号を受信すると(ステップS305)、第1端末2の動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングを検出する(ステップS306)。このように、決定部341は、第1端末2がアクティブになるタイミングを検出することにより、第1端末2とサーバ3は、第1端末2がアクティブになるタイミングを同期させることができる。
サーバ3の送信部342は、第1端末2の動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングを検出すると、第2要求信号を中継機6に送信する(ステップS307)。送信部342は、第1端末2から受信した第1要求信号に含まれる処理IDを特定する。送信部342は、第1端末2がスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングに合わせて、特定した処理IDを含む第2要求信号を、サーバ通信部31を介して中継機6に送信して、第1端末に対する第2要求信号の送信を開始する。
サーバ3の送信部342は、第2要求信号を前回送信してから送信間隔が経過後、第2要求信号を中継機6に再度送信する(ステップS311)。送信部342は、以下、ステップS311と同様に、繰り返し時間になるまで、第2要求信号の送信を繰り返す。このように、送信部342は、決定した送信間隔に従って第2要求信号を、決定した繰り返し時間のみ、サーバ通信部31を介して中継機6に送信する。
以上説明してきたように、サーバ3は、アクティブ時間の長さ未満になるように送信間隔を決定し、第1端末2がアクティブになるタイミングに合わせて、第2要求信号を第1端末2に送信する。その場合、サーバ3は、第1端末2がアクティブになるタイミングからアクティブ時間が経過するまでに、第2要求信号を少なくとも二回送信することができる。したがって、サーバ3は、一つの第2要求信号がネットワーク上で損失された場合であっても、複数の第2要求信号のうちのいずれかを第1端末2が受信できる可能性を向上させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態における通信システム1の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様である。以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、サーバ3は、第1実施形態で説明した、第1端末2がアクティブになるタイミングを検出せずに、任意のタイミングで第2要求信号の送信を開始する非同期モードと、第2実施形態で説明した、第1端末2がアクティブになるタイミングを検出し、検出したタイミングに基づいて第2要求信号の送信を開始する同期モードと、を有する。そして、サーバ3は、特定のタイミングでモードを同期モードから非同期モードに変更する。
なお、第3実施形態において、第1端末2のモード変更部232は、第1端末2がアクティブになる全てのタイミングでアクティブ信号を通知せず、タイミングのうちの一部のタイミングでは省略している。
図12は、同期モードから非同期モードへの変更の一例を示す図である。
第1端末2のモード変更部232は、アクティブモードとスリープモードを定期的に変更する。モード変更部232は、特定のタイミングで動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更すると、アクティブ信号をサーバ3に通知する(1)。
サーバ3は、最初に同期モードで動作している。同期モードにおいて、サーバ3の決定部341は、第1端末2からのアクティブ信号の通知に基づいて、第1端末2が動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するタイミングを検出する。
決定部341は、その後第2端末4から第1要求信号を受信した場合(2)、過去に検出した第1端末2が動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するタイミングを特定する。次に、決定部341は、サービステーブルを参照して、第1端末2に係るサービス識別情報に対応するアクティブ時間及びスリープ時間を特定する。決定部341は、過去に検出した、第1端末2がスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングに、アクティブ時間及びスリープ時間の合計時間を加算することにより、次の第2要求信号の送信開始タイミングを決定する(3)。送信部342は、決定した送信開始タイミングに合わせて、第2要求信号を第1端末2に送信する(4)。
第1端末2のサービス処理部231は、サーバ3から第2要求信号を受信したタイミングが実際のアクティブ時間内であれば、その第2要求信号を受信することができる。その場合、サービス処理部231は、第2要求信号に従って、処理を実行し、応答信号をサーバ3に送信する(5)。
サーバ3の決定部341は、(3)で決定した送信開始タイミングに、(3)で特定したアクティブ時間及びスリープ時間の合計時間をさらに加算することにより、次の送信開始タイミングを決定する(6)。送信部342は、決定した送信開始タイミングに合わせて、第2要求信号を第1端末2に送信する(7)。
一方、サーバ3の決定部341が決定した送信開始タイミングと、第1端末2が実際にスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングがずれてきて、第1端末2のアクティブ時間外に第2要求信号が到達した場合、第1端末2のサービス処理部231は、第2要求信号を受信することができない。その場合、サービス処理部231は、応答信号をサーバ3に送信することもできない。
そこで、サーバ3のモード変更部343は、同期モードにおいて、第2要求信号を送信後、所定時間内に第1端末2からの応答信号を受信せず、タイムアウトになった場合、同期モードから非同期モードに変更する(8)。その場合、決定部341は、任意のタイミングで第2要求信号の送信を開始する(9)。
同期モードの場合、サーバ3の決定部341は、アクティブ時間と同じ長さになるように繰り返し時間を決定し、送信部342は、第1端末2がアクティブになるタイミングに合わせて、繰り返し時間の計時を開始する。これに対して、非同期モードの場合、決定部341は、第1端末2のアクティブ時間及びスリープ時間の合計以上になるように繰り返し時間を決定する。したがって、決定部341は、同期モードの場合、非同期モードの場合よりも、繰り返し時間を短くすることができ、ネットワークの負荷を低減させることができる。
一方、同期モードの場合、決定部341が決定した送信開始タイミングと、第1端末2が実際に動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するタイミングがずれてきてしまうと、第1端末2は、第2要求信号を受信できなくなってしまう。そこで、モード変更部343は、任意のタイミングで第2要求信号の送信を開始しても、確実に第1端末2に第2要求を受信させることができる非同期モードに変更する。
以上説明してきたように、サーバ3が同期モードで動作し、第1端末2とサーバ3の同期がずれてきてしまった場合、サーバ3は、自動的に同期モードから非同期モードによる動作に変更し、第1端末2に要求信号を確実に受信させることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態における通信システム1の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様である。以下、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、サーバ3は、第3実施形態と同様に、非同期モードと、同期モードとを有する。そして、サーバ3は、特定のタイミングで動作モードを非同期モードから同期モードに変更し、他の特定のタイミングで動作モードを同期モードから非同期モードに変更する。
なお、第4実施形態において、第1端末2のモード変更部232は、第3実施形態と同様に、第1端末2がアクティブになる全てのタイミングでアクティブ信号を通知せず、タイミングのうちの一部のタイミングでは省略している。
図13は、通信ネットワークの輻輳に応じたモードの変更の一例を示す図である。
サーバ3は、最初に非同期モードで動作している。決定部341は、第2端末4から第1要求信号を受信した場合(1)、決定部341は、任意のタイミングで第2要求信号の送信を開始する(2)。しかしながら、第1端末2のサービス処理部231は、サーバ3から第2要求信号を受信したタイミングが実際のアクティブ時間内でないため、その第2要求信号を受信できていない。
輻輳状態検出部344が通信ネットワークの状態が輻輳状態であると判定した場合(3)、モード変更部343は、通信ネットワークの通信量を低減させるため、非同期モードから同期モードに変更する(4)。決定部341は、第1端末2が動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するタイミングを検出できていないため、第1端末2からアクティブ信号を受信するまで待機する。
その後、第1端末2のモード変更部232は、アクティブモードとスリープモードを定期的に変更する。モード変更部232は、特定のタイミングで動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更すると、アクティブ信号をサーバ3に通知する(5)。
同期モードにおいて、サーバ3の決定部341は、第1端末2からのアクティブ信号の通知に基づいて、第1端末2が動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するタイミングを検出する(6)。決定部341は、第1端末2が動作モードをスリープモードからアクティブモードに変更するタイミングに基づいて、第2要求信号の送信開始タイミングを決定する。送信部342は、決定した送信開始タイミングに合わせて、第2要求信号を第1端末2に送信する(7)。
第1端末2のサービス処理部231は、サーバ3から第2要求信号を受信したタイミングが実際のアクティブ時間内であれば、その第2要求信号を受信することができる。その場合、サービス処理部231は、第2要求信号に従って、処理を実行し、応答信号をサーバ3に送信する(8)。
その後、サーバ3の輻輳状態検出部344が通信ネットワークの状態が輻輳状態でないと判定した場合(9)、モード変更部343は、同期モードから第1端末2に要求信号を確実に受信させることができる非同期モードに変更する(10)。輻輳状態検出部344は、通信ネットワークの状態が輻輳状態でないと判定することにより、通信ネットワークの輻輳状態の解消を検出する。
以上説明してきたように、サーバ3が非同期モードで動作し、輻輳状態検出部344が通信ネットワークの状態が輻輳状態であると判定した場合、サーバ3は、自動的に非同期モードから同期モードによる動作に変更する。これにより、サーバ3は、通信ネットワークの通信量を低減させ、通信ネットワークの輻輳状態を緩和することができる。また、サーバ3が同期モードで動作し、輻輳状態検出部344が通信ネットワークの輻輳状態の解消を検出した場合、サーバ3は、自動的に同期モードから非同期モードによる動作に変更し、第1端末2に要求信号を確実に受信させることができる。
なお、第2〜4実施形態では、サーバ3の決定部341は、第1端末2がスリープモードからアクティブモードに変化したことを示すアクティブ信号を第1端末2から受信すると、第1端末2の動作モードがスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングを検出したが、本発明はこれに限定されない。第1端末2は、定期的(例えば、3時間毎)に所定の手順の通信を行い、サーバ3の決定部341は、その所定の手順の通信が終了し、通信リソースが解放された場合に、第1端末2の動作モードがアクティブモードからスリープモードに変化するタイミングを検出してもよい。
例えば、定期的な所定の手順の通信は、第1端末2の位置情報(例えば、第1端末2が在圏する基地局の情報)を更新するための通信である。この場合、決定部341は、過去に検出した、第1端末2がアクティブモードからスリープモードに変化するタイミングに、スリープ時間を加算することにより、次の第2要求信号の送信開始タイミングを決定する。これにより、決定部341は、第1端末2からの既存の通信を用いて、第1端末2がスリープするタイミングを検出することができる。
また、第1〜4実施形態では、第1端末2として、金庫制御端末又は照明制御端末を用いる例を説明したが、第1端末2は、例えば、自動販売機制御端末、電気メーター制御端末、又は水道メーター制御端末等でもよい。
また、アクティブ時間及びスリープ時間は、サービス毎ではなく、端末種別毎に異なっていてもよい。端末種別は、端末の種類を示し、例えば、金庫制御端末又は照明制御端末等である。その場合、サーバ3は、端末種別毎に、端末種別情報、アクティブ時間及びスリープ時間を関連付けて端末種別テーブルに記憶する。端末種別情報は、端末の種類を判別するための情報である。また、サーバ3は、端末毎に、端末ID及び端末種別情報を関連付けて端末テーブルに記憶する。サーバ3は、第2端末4から第1要求信号を受信すると、第1要求信号に含まれる端末IDを特定する。サーバ3は、端末テーブルを参照して、特定した端末IDに対応する端末種別情報を特定する。サーバ3は、サービステーブルを参照して、特定した端末種別情報に対応するアクティブ時間及びスリープ時間を特定する。
また、サーバ3の決定部341は、決定した送信間隔を第1端末2及びサーバ3間の通信ネットワークの輻輳状態に基づいて、変更してもよい。その場合、サーバ3の輻輳状態検出部344は、第1端末2及びサーバ3間の通信ネットワークの状態が輻輳状態か否かを定期的に判定する。輻輳状態検出部344は、所定時間内の送受信パケット数が所定数以上である場合、通信ネットワークの状態が輻輳状態であると判定する。決定部341は、通信ネットワークの状態が輻輳状態であると判定された場合に、送信間隔を長くする。なお、決定部341は、送受信パケット数が多ければ多いほど、送信間隔がより長くなるように、送信間隔を決定してもよい。
例えば、第1実施形態において、決定部341は、輻輳状態検出部344が通信ネットワークの状態が輻輳状態であると判定した場合、決定した送信間隔を第1端末2のアクティブ時間の長さにより近い長さにしてもよい。また、例えば、第2実施形態において、輻輳状態検出部344が通信ネットワークの状態が輻輳状態であると判定した場合、決定部341は、第1端末2がアクティブになるタイミングであっても、第2要求信号の送信を省略してもよい。これにより、サーバ3は、通信ネットワークの通信量を低減させ、通信ネットワークの輻輳状態を緩和することができる。
また、サーバ3は、サービステーブル及び端末テーブルをサーバ第1記憶部32とサーバ第2記憶部33に分けて記憶するのではなく、一つのサーバ記憶部にまとめて記憶してもよい。
また、第2実施形態で、第1端末2のモード変更部232は、第1端末2がアクティブになる全てのタイミングでアクティブ信号を通知せず、タイミングのうちの一部のタイミングでは省略してもよい。その場合、第3実施形態において説明したように、サーバ3の決定部341は、過去に検出した第1端末2がスリープモードからアクティブモードに変化するタイミングに、アクティブ時間及びスリープ時間の合計時間を加算することにより、次の第2要求信号の送信開始タイミングを決定する。
また、第2実施形態において、サーバ3の決定部341は、アクティブ時間と同じ長さになるように、繰り返し時間を決定したが、アクティブ時間とは異なる任意の長さの時間になるように、繰り返し時間を決定してもよい。
また、第1端末制御部23、サーバ制御部34、及び第2端末制御部45が備える各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記憶された形で提供されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 通信システム
2 第1端末
231 サービス処理部
232 モード変更部
3 サーバ
341 決定部
342 送信部
343 モード変更部
344 輻輳状態検出部
4 第2端末

Claims (6)

  1. 第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバの制御方法であって、
    定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を前記第1記憶部に記憶し、
    前記端末種別情報又は前記サービス識別情報毎にアクティブ時間を前記第2記憶部に記憶し、
    前記第1端末とは異なる第2端末から前記第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、前記第1記憶部を参照して、前記第1端末に係る前記端末種別情報又は前記サービス識別情報を特定し、
    前記第2記憶部を参照して、前記特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、
    前記特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、前記第1要求信号に応じた第2要求信号を前記第1端末に送信する送信間隔を決定し、
    前記決定した送信間隔に従って、前記第2要求信号を前記第1端末に送信する、ことを含み、
    前記サーバは、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出し、前記検出したタイミングに基づいて前記第2要求信号の送信を開始する同期モードと、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで前記第2要求信号の送信を開始する非同期モードとを有し、
    さらに、前記同期モードにおいて、前記第2要求信号を送信後、所定時間内に応答信号を受信しなかった場合に、前記同期モードから前記非同期モードに変更する、
    ことを特徴とする制御方法。
  2. 第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバの制御方法であって、
    定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を前記第1記憶部に記憶し、
    前記端末種別情報又は前記サービス識別情報毎にアクティブ時間を前記第2記憶部に記憶し、
    前記第1端末とは異なる第2端末から前記第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、前記第1記憶部を参照して、前記第1端末に係る前記端末種別情報又は前記サービス識別情報を特定し、
    前記第2記憶部を参照して、前記特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、
    前記特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、前記第1要求信号に応じた第2要求信号を前記第1端末に送信する送信間隔を決定し、
    前記決定した送信間隔に従って、前記第2要求信号を前記第1端末に送信する、ことを含み、
    前記サーバは、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出し、前記検出したタイミングに基づいて前記第2要求信号の送信を開始する同期モードと、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで前記第2要求信号の送信を開始する非同期モードとを有し、
    さらに、前記非同期モードにおいて、前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態を検出した場合に、前記非同期モードから前記同期モードに変更し、
    さらに、前記変更された同期モードにおいて、前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態の解消を検出した場合に、前記変更された同期モードから前記非同期モードに変更する、
    ことを特徴とする制御方法。
  3. 第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバであって、
    前記第1記憶部は、定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を記憶前記第2記憶部は、前記端末種別情報又は前記サービス識別情報毎にアクティブ時間を記憶
    前記第1端末とは異なる第2端末から前記第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、前記第1記憶部を参照して、前記第1端末に係る前記端末種別情報又は前記サービス識別情報を特定し、前記第2記憶部を参照して、前記特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、前記特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、前記第1要求信号に応じた第2要求信号を前記第1端末に送信する送信間隔を決定する決定部と、
    前記決定した送信間隔に従って、前記第2要求信号を前記第1端末に送信する送信部と、
    前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出し、前記検出したタイミングに基づいて前記第2要求信号の送信を開始する同期モードにおいて、前記第2要求信号の送信後、所定時間内に応答信号を受信しなかった場合に、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで前記第2要求信号の送信を開始する非同期モードに変更するモード変更部と、を備える、
    ことを特徴とするサーバ。
  4. 第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバであって、
    前記第1記憶部は、定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を記憶し、前記第2記憶部は、前記端末種別情報又は前記サービス識別情報毎にアクティブ時間を記憶し、
    前記第1端末とは異なる第2端末から前記第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、前記第1記憶部を参照して、前記第1端末に係る前記端末種別情報又は前記サービス識別情報を特定し、前記第2記憶部を参照して、前記特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、前記特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、前記第1要求信号に応じた第2要求信号を前記第1端末に送信する送信間隔を決定する決定部と、
    前記決定した送信間隔に従って、前記第2要求信号を前記第1端末に送信する送信部と、
    前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態を検出する輻輳状態検出部と、
    前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで前記第2要求信号の送信を開始する非同期モードにおいて、前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態を検出した場合に、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出し、前記検出したタイミングに基づいて前記第2要求信号の送信を開始する同期モードに変更し、
    さらに、前記変更された同期モードにおいて、前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態の解消を検出した場合に、前記変更された同期モードから前記非同期モードに変更するモード変更部と、を備える、
    ことを特徴とするサーバ。
  5. 第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバの制御プログラムであって、前記サーバに、
    定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を前記第1記憶部に記憶し、
    前記端末種別情報又は前記サービス識別情報毎にアクティブ時間を前記第2記憶部に記憶し、
    前記第1端末とは異なる第2端末から前記第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、前記第1記憶部を参照して、前記第1端末に係る前記端末種別情報又は前記サービス識別情報を特定し、
    前記第2記憶部を参照して、前記特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、
    前記特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、前記第1要求信号に応じた第2要求信号を前記第1端末に送信する送信間隔を決定し、
    前記決定した送信間隔に従って、前記第2要求信号を前記第1端末に送信
    前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出し、前記検出したタイミングに基づいて前記第2要求信号の送信を開始する同期モードにおいて、前記第2要求信号の送信後、所定時間内に応答信号を受信しなかった場合に、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで前記第2要求信号の送信を開始する非同期モードに変更する、
    ことを実行させることを特徴とするサーバの制御プログラム。
  6. 第1記憶部及び第2記憶部を備えるサーバの制御プログラムであって、前記サーバに、
    定期的にスリープし且つ端末種別又は提供するサービス毎にアクティブ時間が異なる複数の第1端末のそれぞれについて、端末種別情報又は提供するサービスのサービス識別情報を前記第1記憶部に記憶し、
    前記端末種別情報又は前記サービス識別情報毎にアクティブ時間を前記第2記憶部に記憶し、
    前記第1端末とは異なる第2端末から前記第1端末に対する第1要求信号を受信した場合に、前記第1記憶部を参照して、前記第1端末に係る前記端末種別情報又は前記サービス識別情報を特定し、
    前記第2記憶部を参照して、前記特定した端末種別情報又はサービス識別情報に対応するアクティブ時間を特定し、
    前記特定したアクティブ時間の長さ未満になるように、前記第1要求信号に応じた第2要求信号を前記第1端末に送信する送信間隔を決定し
    前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態を検出し、
    前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出せずに、任意のタイミングで前記第2要求信号の送信を開始する非同期モードにおいて、前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態を検出した場合に、前記第1端末がアクティブになるタイミング又は前記第1端末がスリープするタイミングを検出し、前記検出したタイミングに基づいて前記第2要求信号の送信を開始する同期モードに変更し、
    さらに、前記変更された同期モードにおいて、前記第1端末及び前記サーバ間の通信ネットワークの輻輳状態の解消を検出した場合に、前記変更された同期モードから前記非同期モードに変更する、
    ことを特徴とするサーバの制御プログラム。
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