JP2009231864A - 可変ゲインアンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない素子数で構成することができ、受信回路の高感度化が可能な可変ゲインアンプを提供する。
【解決手段】インバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ素子およびNチャネルMOSトランジスタ素子と、インバータに動作点を与える直流バイアス電圧源とを有する相補型増幅回路において、相補型増幅回路の出力端子と直流バイアス電圧源との間に可変インピーダンス手段を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波修正時計などの通信機器の受信回路に用いられる、可変ゲインアンプに関するものである。
現在、携帯電話や電波修正時計など、さまざまな通信機器が実用化され、利用されている。通信機器によって受信する周波数や変調方式などはさまざまであるが、受信回路の構成はおおよそ同じである。
一般的な通信機器の受信回路のブロック図を図9に示す。図9において、101はアンテナ、102はマッチング回路、103は可変ゲインアンプ、104はフィルタ回路、105は復調回路、106は制御部を示している。
アンテナ101で電波を受信し、マッチング回路102でインピーダンス変換を行った電気信号を可変ゲインアンプ103に入力する。そして可変ゲインアンプ103の出力をフィルタ回路104でフィルタリングし、復調回路105で復調して出力する。このとき、電波の強度は受信する環境によって異なるが、受信回路の扱える信号のダイナミックレンジは限られているため、電気信号の強度がある一定の範囲内に収まるように可変ゲインアンプ103の増幅率を制御してやる必要がある。
そこで、制御部106は、復調回路105の出力をモニタリングして、復調回路105の出力が一定の範囲内に収まるように、可変ゲインアンプ103の増幅率を制御する。
通信機器の受信感度は、可変ゲインアンプ103のノイズ特性に大きく影響される。可変ゲインアンプ103で余分なノイズが付加されると、そのノイズを以降の回路で更に増幅させてしまうことになり、受信感度の低下を引き起こす。逆に、可変ゲインアンプ103で信号に余分なノイズを付加せずに、入力信号を大きく増幅することができれば、以降の回路で余分なノイズが付加されたとしても、その影響は相対的に小さくなる。
すなわち、可変ゲインアンプ103のノイズ特性が通信機器の受信感度を決定すると言っても過言ではない。そのため可変ゲインアンプは、低ノイズであることが望まれる。
また前述の通り、可変ゲインアンプ103には、後段で扱う信号の大きさを一定範囲内に収める役割があるため、ゲイン調整機能が必要になる。このゲイン調整の変化範囲が、通信機器の受信可能な電界強度の範囲を決定するため、可変ゲインアンプ103の可変ゲイン幅はできる限り広いことが望まれる。
まとめると、可変ゲインアンプ103は、入力信号に余分なノイズを付加することなく入力信号を増幅することができ、さらにゲインを広い範囲で調整できることが求められる。
このような要求を満たすために、さまざまな可変ゲインアンプが考案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
ここで特許文献1に示した従来技術を、図10を用いて説明する。図10は、特許文献1に示した従来技術を、説明しやすいようにその主旨が変わらない範囲で簡略化した図である。図10において、111,1112は抵抗手段、113〜116はMOSトランジスタ素子、117は定電流源である。
特許文献1に示した従来技術の可変ゲインアンプは、MOSトランジスタ素子113〜116と、抵抗手段111,112、定電流源117で構成されている。
抵抗手段111,112の片端は、電源線VDDへ接続されており、他端はそれぞれMOSトランジスタ素子113,114のドレイン端子へ接続されている。
この抵抗手段111,112とMOSトランジスタ素子113,114との接続点を、それぞれ出力端子Vout1,Vout2としている。
MOSトランジスタ素子113,114のソース端子は、それぞれMOSトランジスタ素子115,116のドレイン端子へ接続されており、ゲート端子はそれぞれVin1,Vin2の入力端子となっている。
MOSトランジスタ素子115,116のドレイン端子は、定電流源117の電流引き込み側の端子へ接続されており、またゲート端子同士は接続され、ゲイン制御端子としてゲイン制御電圧Vgcを入力している。
そして定電流源117の電流吐き出し側の端子は電源線VSSへ接続されている。
MOSトランジスタ素子113,114は、飽和領域で動作し、MOSトランジスタ素子115,116は線形領域で動作するように、各MOSトランジスタ素子のゲートサイズを設定してある。
そのため、MOSトランジスタ素子113,114は、差動アンプのアクティブ増幅素子として動作し、MOSトランジスタ素子115,116は、MOSトランジスタ素子113,114のソース端子に接続される負帰還用抵抗として動作する。
MOSトランジスタ素子113,114のトランスコンダクタンスGm1とゲート端子−ソース端子間の電圧Vgs1とは、自身の形状と、自身に流れるバイアス電流とによって決定され、これらトランジスタ素子のソース電位は、ゲートバイアス電圧VbからVgs1を差し引くことで求められ、固定の電圧Vs1になる。
すなわち、Vs1=Vb−Vgs1である。
一方、MOSトランジスタ素子115,116は、ドレイン端子−ソース端子間の電位差がほぼゼロになるようなゲートサイズの設定により、線形動作領域、すなわち、可変抵抗素子として動作する。これらの抵抗値をRs115,Rs116とする(通常、Rs115=Rs116)。
その抵抗値Rs115は、自身の形状と自身のゲート端子−ソース端子間に印加される電圧Vgs3とにより決定される。このVgs3は、ゲイン制御電圧Vgcから固定の電圧Vs1を差し引いた値となる。
すなわち、Vgs3=Vgc−Vs1=Vgc−(Vb−Vgs1)=Vgc−Vb+Vgs1である。
したがって、ゲイン制御電圧Vgc(あるいは、ゲートバイアス電圧Vb)を変化させることによりトランジスタ素子115および116のゲート端子−ソース端子間電圧を変化させることができ、MOSトランジスタ素子115,116の抵抗値Rs115,Rs116を変化させることができる。その結果、帰還量が変化するため、可変ゲインアンプのゲインを変化させることができる。
特開2004−343539号公報(第12頁、第1図)
特許文献1に示した従来技術は、可変ゲイン範囲の広い可変ゲインアンプを実現することができるが、この技術を受信回路に適用する場合、受信感度の低下を引き起こしてしま
うことがわかった。
それは、特許文献1に示した従来技術の回路構成では素子数が多くなってしまい、そこで大きな熱ノイズやフリッカノイズが発生してしまうためである。加えて素子数が多いことで面積も大きくなってしまう。
これらの問題点から、特許文献1に示した従来技術の可変ゲインアンプは、受信回路用の可変ゲインアンプとしては不適当であるといえる。
上記の課題を解決するため、本発明の可変ゲインアンプは、以下のような構成を採用する。
PチャネルMOSトランジスタ素子とNチャネルMOSトランジスタ素子とからなるインバータを相補型増幅回路として用い、インバータの増幅率を可変できる可変ゲインアンプにおいて、
インバータに入力信号を与える信号源とインバータの入力端子との間に設け、入力信号の直流成分を除去する容量素子と、入力端子に直流バイアス信号を与えて、PチャネルMOSトランジスタ素子およびNチャネルMOSトランジスタ素子のゲート電圧を制御する直流バイアス電圧源と、直流バイアス電圧源と入力端子との間に設け、PチャネルMOSトランジスタ素子およびNチャネルMOSトランジスタ素子のゲート電極を交流的に分離する抵抗素子と、インバータの出力端子と直流バイアス電圧源との間に設ける可変インピーダンス手段と、を有し、可変インピーダンス手段は、入力された制御信号によりインピーダンス値を可変し、インバータの増幅率を可変することを特徴とする。
可変インピーダンス手段は、MOSトランジスタ素子で構成し、MOSトランジスタ素子は、ドレイン端子を出力端子に接続し、ソース端子を直流バイアス電圧源に接続し、ソース端子とドレイン端子との間のチャネル領域の抵抗成分をインピーダンス値とし、
インピーダンス値は、ゲート端子に制御信号を入力し、チャネル領域の導電型を変えることで変更されることを特徴とする。
可変インピーダンス手段は、PチャネルMOSトランジスタ素子とNチャネルMOSトランジスタ素子とで構成し、これらのMOSトランジスタ素子は、互いのソース端子とドレイン端子とをそれぞれ接続し、一方を出力端子に、他方を直流バイアス電圧源にそれぞれ接続し、これら2つのMOSトランジスタのソース端子とドレイン端子との間のチャネル領域の抵抗成分をインピーダンス値とし、
インピーダンス値は、一方のMOSトランジスタのゲート端子に制御信号を入力し、他方のMOSトランジスタのゲート端子にその反転信号を入力し、チャネル領域の導電型を変えることで変更されることを特徴とする。
可変インピーダンス手段は、抵抗素子で構成し、抵抗素子は、一導電型の半導体基板または半導体基板に設けるウェル領域に第1の端子および第2の端子となる領域を設け、これら端子間の半導体基板またはウェル領域の抵抗成分をインピーダンス値とし、
第1の端子と第2の端子との間の半導体基板またはウェル領域の上部に電極を設け、
インピーダンス値は、電極に制御信号を入力し、半導体基板またはウェル領域の導電型が反対導電型になり、それにより電流通過経路を変えることで変更されることを特徴とする。
可変インピーダンス手段は、複数のスイッチ素子とスイッチ素子に直列に接続された所定の抵抗値を有する抵抗素子とによって構成し、スイッチ素子は、制御信号を入力することで開閉し、この開閉により抵抗素子が選択され、抵抗素子の抵抗成分をインピーダンス値とし、
インピーダンス値は、選択される抵抗素子によって変更されることを特徴とする。
可変インピーダンス手段は、複数のスイッチ素子とスイッチ素子に接続された所定の容量値を有する容量素子とによってスイッチトキャパシタ回路を構成し、スイッチ素子は、制御信号を入力することで開閉し、この開閉により所定の静電容量を充電した容量素子の直流抵抗成分を前記インピーダンス値とし、
インピーダンス値は、制御信号の入力によるスイッチ素子の開閉タイミングを変えることで変更されることを特徴とする。
本発明の可変ゲインアンプは、相補型増幅器と可変インピーダンス手段と可変インピーダンス手段のインピーダンス値を制御するインピーダンス制御手段とを有している。
このような構成とすることにより、少ない素子数で可変ゲイン範囲の広い可変ゲインアンプを実現することができる。その結果、受信回路の高感度化、低消電化、および小型化が可能となる。
以下、本発明の可変ゲインアンプの実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は可変ゲインアンプに関するものであるが、ここでは可変ゲインアンプを電波修正時計の受信回路に適用した場合を例として説明する。
電波修正時計は、時刻情報を含んだ周波数標準電波(以降標準電波と呼ぶ)を受信することで正確な時刻を得るものであり、その標準電波は、搬送波を時刻情報信号(以降タイムコードと呼ぶ)で振幅変調したものである。そのため、ここで扱う変調方式は振幅変調が前提となる。
なお、以下の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
[可変ゲインアンプの構成の説明:図1、図2]
まず、本発明の可変ゲインアンプの全体構成および、この可変ゲインアンプを搭載した電波修正時計の受信回路を説明する。図1は本発明の可変ゲインアンプの構成を示す回路図、図2は受信回路を説明するブロック図である。
図1において、11はPチャネルMOSトランジスタ素子、12はNチャネルMOSトランジスタ素子、13は直流バイアス電圧源、14はバイアス用抵抗素子、15は容量素子、16は可変インピーダンス手段、17は制御端子、18は入力端子、19は出力端子、20は、直流バイアス電圧源13とバイアス用抵抗素子14との接続点である。23はこれらで構成する可変ゲインアンプである。
図2において、21はアンテナ、22は同調回路、24はフィルタ回路、25検波回路、26は制御部である。
制御端子17は、制御部26に接続しており、入力端子18は同調回路22に接続しており、出力端子19はフィルタ回路24に接続している。
図2に示す電波修正時計の受信回路の構成は、すでに説明した一般的な通信機器の受信回路と大まかな構成や動作は同じであるためよく似ているが、電波修正時計用の受信回路においては一般的に、マッチング回路を同調回路、復調回路を検波回路と呼ぶため、図2ではそのように表記している。
[受信回路全体の動作の説明]
まず、受信回路全体の動作について、図2を用いて説明する。アンテナ21で標準電波を受信して電気信号として出力し、アンテナ21と同調回路22とで並列共振することで
インピーダンス変換を行い、その後、信号を可変ゲインアンプ23へ入力する。
可変ゲインアンプ23で増幅された信号は、その後フィルタ回路24へ入力される。フィルタ回路24で必要な周波数成分だけを通過させた後、検波回路25で包絡線を抽出し、搬送波に重畳されているタイムコードを復元し、出力する。
制御部26は、検波回路25の出力をモニタし、検波回路25の出力が一定の範囲内に収まるように可変ゲインアンプ23のゲインを制御する。
このようにすることで、受信回路全体を適正な信号強度の範囲内で動作させ、タイムコードを得ることができるのである。
図1に示すように、PチャネルMOSトランジスタ素子11とNチャネルMOSトランジスタ素子12とで増幅用のインバータを構成している。双方のゲート端子とドレイン端子とをそれぞれ接続し、ゲート端子を信号の入力とし、ドレイン端子を出力とする。双方のソース端子は、それぞれ異なる電源線VDD,VSSに接続している。
入力端子18は、容量素子15を介して双方のゲート端子に接続しており、ドレイン端子は出力端子19と接続している。なお、図1においては、これら2つのMOSトランジスタ素子で構成するインバータの入力にIN、出力にOUTと記載している。
容量素子15は、同調回路22からの信号の直流成分をカットするために用いるものである。
直流バイアス電圧源13は、PチャネルMOSトランジスタ素子11とNチャネルMOSトランジスタ素子12とのゲート端子にバイアス用抵抗素子14を介して接続しており、これらMOSトランジスタ素子のゲート端子にバイアス電圧を印加する。直流バイアス電圧源13は、電源線VSSを基準して所定のバイアス電圧を発生させ、この電圧でインバータを構成するMOSトランジスタ素子のゲート電圧を制御する。
バイアス用抵抗素子14は、十分に大きなインピーダンス値を有している。
PチャネルMOSトランジスタ素子11とNチャネルMOSトランジスタ素子12とのドレイン端子と、直流バイアス電圧源13とバイアス用抵抗素子14との接続点20と、の間に可変インピーダンス手段16を接続している。
そして、可変インピーダンス手段16の制御端子17は、制御部26に接続している。可変インピーダンス手段16は、制御部26からの制御信号に基づいてインピーダンス値を可変する。
[可変インピーダンス手段の説明:図3]
図3は、図1に示す可変インピーダンス手段16の構成を説明する図である。図3において、51は、NチャネルMOSトランジスタ素子である。
NチャネルMOSトランジスタは、ゲート端子を制御端子17と接続し、ドレイン端子を出力端子19に接続している。ソース端子を接続点20に接続することで、直流バイアス電圧源13の電圧を印加している。
可変インピーダンス手段16は、NチャネルMOSトランジスタ素子51のオン抵抗をインピーダンス値としている。つまり、ゲート端子に入力する電圧で、MOSトランジスタのチャネル領域の導電型を変え、トランジスタの導通電流を可変させる。これにより、ソース端子−ドレイン端子間の抵抗値(インピーダンス値)を変えるのである。
[可変ゲインアンプの動作の説明:図1、図2、図3]
次に、図1に示す可変ゲインアンプ23の動作について、図1,図2,図3を用いて説明する。
図1のPチャネルMOSトランジスタ素子11およびNチャネルMOSトランジスタ素
子12は飽和領域で動作しており、NチャネルMOSトランジスタ素子51で構成している可変インピーダンス手段16は線形領域で動作している。
直流バイアス電圧源13は、PチャネルMOSトランジスタ素子11およびNチャネルMOSトランジスタ素子12に貫通電流が流れるような電圧に設定されており、これにより、可変ゲインアンプ23は常に直流バイアス電流を流しながらの増幅動作、いわゆるA級動作を行う。
可変ゲインアンプ23に入力端子18から電圧信号が入力されると、この電圧信号は、直流カット用の容量素子15を通過して、PチャネルMOSトランジスタ素子11およびNチャネルMOSトランジスタ素子12のゲート端子に印加される。
PチャネルMOSトランジスタ素子11およびNチャネルMOSトランジスタ素子12は、ゲート端子に印加された電圧信号を電流信号に変換する。そのときのトランスコンダクタンスをそれぞれGm11,Gm12と表すと、電流信号は次式で表される。
i1=Gm11×vin
i2=Gm12×vin
そして、出力端子18で、電流信号i1,i2は加算されるため、合計の電流信号itotは次式のように表される。
itot=i1+i2=(Gm11+Gm12)×vin
すなわち、この可変ゲインアンプ23の実効的なトランスコンダクタンスはGm11+Gm12となる。
可変ゲインアンプ23の利得は、一般的にトランスコンダクタンスと負荷インピーダンスとの積で表される。可変ゲインアンプ23における負荷インピーダンスは、PチャネルMOSトランジスタ素子11のドレイン微分抵抗Rds11と、NチャネルMOSトランジスタ素子12のドレイン微分抵抗Rds12と、可変インピーダンス手段16と、バイアス用抵抗素子14との並列負荷となる。
これはドレイン微分抵抗Rds11,Rds12および可変インピーダンス手段16のいずれかひとつを制御することができれば可変ゲインアンプ23のゲインを制御できるということを示している。
可変インピーダンス手段16は、ソース端子とドレイン端子とが、ほぼ同じ電位となっているため、直流電流は流れない。これは、可変インピーダンス手段16を構成するNチャネルMOSトランジスタ素子51で、チャネル界面でのキャリアのトラップによるノイズである、いわゆるフリッカノイズがほとんど発生しないことを示している。
また、この場合のNチャネルMOSトランジスタ素子51の交流的なインピーダンスRonは次式で表される。
Ron=1/{μCox(W/L)(Vgs−Vt)}
なお、Vgs=Vgc−Vbであるため、すなわち可変インピーダンス手段16を構成するNチャネルMOSトランジスタ素子51のゲート電圧を制御することで、出力端子19から見たNチャネルMOSトランジスタ素子51のインピーダンスを変化させることができる。
このように可変インピーダンス手段16を構成するNチャネルMOSトランジスタ素子51のゲート電圧を制御することで、可変ゲインアンプ23のゲインを制御することがで
きる。
そして、本発明の可変ゲインアンプ23を用いて図2に示すような受信回路を構成することにより、少ない素子数でノイズの少ない可変ゲインアンプを構成することができ、受信回路の高感度化および小型化が可能となる。
図1に示す本発明の可変ゲインアンプ23を構成する可変インピーダンス手段16は、図3に示すNチャネルMOSトランジスタ素子51に限定するものではない。次に、可変インピーダンス手段16の他の構成について図を用いて説明する。
[可変インピーダンス手段の他の構成の説明1:図4]
可変インピーダンス手段16をトランスファゲートで構成する例について図4を用いて説明する。トランスファゲートとは、PチャネルMOSトランジスタ素子とNチャネルMOSトランジスタ素子とで構成し、互いのソース端子とドレイン端子とをそれぞれ接続する、既知の素子である。
図4において、61はNチャネルMOSトランジスタ素子、62はPチャネルMOSトランジスタ素子、63は演算増幅器、64,65は抵抗素子である。
66はトランスファゲートであり、NチャネルMOSトランジスタ素子61とPチャネルMOSトランジスタ素子62とのソース端子同士、ドレイン端子同士をそれぞれ接続してなる。
67は、トランスファゲート66の一方のゲート端子に電圧を印加するための手段であって、反転増幅器である。67aはその入力端子、67bはその出力端子である。
可変インピーダンス手段16は、このトランスファゲート66のオン抵抗をインピーダンス値としている。つまり、NチャネルMOSトランジスタ素子61とPチャネルMOSトランジスタ素子62とのゲート端子に入力する電圧で、これらMOSトランジスタのチャネル領域の導電型を変え、トランジスタの導通電流を可変させる。これにより、ソース端子−ドレイン端子間の抵抗値(インピーダンス値)を変えるのである。
トランスファゲート66は、NチャネルMOSトランジスタ素子61のゲート端子を制御端子17および反転増幅器67の入力端子67aと接続している。PチャネルMOSトランジスタ素子62のゲート端子は、反転増幅器67の出力端子67bに接続している。
双方のMOSトランジスタ素子のドレイン端子を出力端子19に接続している。そして、双方のMOSトランジスタ素子のソース端子を接続点20に接続することで、直流バイアス電圧源13の電圧を印加している。
反転増幅器67は、演算増幅器63の負入力端子に抵抗素子64を介して制御端子17を接続している。正入力端子は、電源電圧VDDとVSSとの中点電位VMに固定されている。演算増幅器63の負入力端子と出力端子67bとの間に抵抗素子65を接続している。
反転増幅器67は、トランスファゲートの2つのゲート端子の間に接続し、一方のゲート端子に印加する信号を入力し、反転信号を生成して他方のゲート端子に印加する。
トランスファゲート66のソース端子(接続点20)とドレイン端子(出力端子19)とは、ほぼ同電位となっているため、直流電流は流れない。これは、すでに説明した可変インピーダンス手段16をNチャネルMOSトランジスタ素子51で構成する場合と同様であり、フリッカノイズがほとんど発生しないことを示している。
トランスファゲート66の交流的なインピーダンスRonは、NチャネルMOSトラン
ジスタ素子61の抵抗RnとPチャネルMOSトランジスタ素子62の抵抗Rpとの並列負荷となり、RnおよびRpはそれぞれ次式で表される。
Rn=1/{μnCox(Wn/Ln)(Vgs−Vt)}
Rp=1/{μpCox(Wp/Lp)(Vgs−Vt)}
ここで、NチャネルMOSトランジスタ素子61のVgsと、PチャネルMOSトランジスタ素子62のVgsとでは、極性が逆になるが、前述の反転増幅器67により、VM基準で反転された制御端子17からの信号電圧がPチャネルMOSトランジスタ62のゲート端子に印加されるため、制御端子17から見た極性は等しくなる。
Vgs=Vgc−Vbであるため、すなわち、トランスファゲート66の制御端子17の電圧を制御することで、出力端子19から見たトランスファゲート66のインピーダンスを変化させることができる。
このように、このように可変インピーダンス手段16を構成するトランスファゲート66の制御端子17の電圧を制御することで、可変ゲインアンプ23のゲインを制御することができる。
[可変インピーダンス手段の他の構成の説明2:図5、図6]
次に、可変インピーダンス手段16を半導体抵抗素子で構成する例について図5,図6を用いて説明する。通常、半導体抵抗素子とは、半導体材料で構成した抵抗素子という意味しかないが、本実施形態では、可変インピーダンス手段16を構成するため、抵抗値が可変できる半導体抵抗素子を単に半導体抵抗素子と呼ぶ。
図5は、半導体抵抗素子を示す図であり、図6は半導体基板にこの半導体抵抗素子を構成した様子を模式的に示す断面図である。
図5において、71は半導体抵抗素子、72は制御電極である。図6において、73はN型ウェル、74は絶縁層、75,76はN型不純物拡散層、77はP型半導体基板である。
なお、図5において、導電型を示す「N」の記号に「++」の記号を付加しているのは、不純物濃度の高さを示すためである。例えば、N型不純物拡散層75,76は、N型ウェル73よりも不純物濃度が高いことを示している。
図5に示すように、P型半導体基板77にN型ウェル73を設け、このN型ウェル73の内部にN型不純物拡散層75,76を互いに離間させて設けている。このN型不純物拡散層75,76の間のN型ウェル73の上部に絶縁層74を介して制御電極72を設けている。
半導体抵抗素子71は、制御電極72を制御端子17と接続し、N型不純物拡散層75を出力端子19に接続している。N型不純物拡散層76を接続点20に接続することで、直流バイアス電圧源13の電圧を印加している。
半導体抵抗素子71は、N型不純物拡散層65とN型不純物拡散層76との間のN型ウェル73の抵抗をインピーダンス値としている。制御電極72に入力する電圧で、N型ウェル73の導電型を変え、N型不純物拡散層65とN型不純物拡散層76との間の導通経路を可変させる。これにより、インピーダンス値を変えるのである。
次に、図5,図6に示す可変インピーダンス手段16の動作について説明する。
制御電極72に電圧が印加されていない場合は、N型ウェル73は、通常の半導体抵抗
として機能する。すなわち、N型ウェル73に添加された電子がキャリアとして働き、N型不純物拡散層75とN型不純物拡散層76との間での電荷のやりとりを可能にする。この場合、電荷は電流経路のインピーダンス値が最小となるように移動するため、N型ウェル73の表面付近を多く移動することになる。
ここで制御電極72に正の電圧を印加すると、N型ウェル73の表面付近に空乏層が生じる。空乏層にはキャリアが存在しないため電流を流すことはできず、電荷は空乏層を避けるように移動することになる。この場合、制御電極72に電圧を印加しない場合に比べてN型不純物拡散層75とN型不純物拡散層76との間の電流通過経路が長くなる。このため、インピーダンス値が高くなる。
このように、可変インピーダンス手段16を構成する半導体抵抗素子71の制御電極72の電圧を制御することで、可変ゲインアンプ23のゲインを制御することができる。
なお、上記説明では、半導体抵抗素子71は、P型半導体基板にN型ウェルを設け、このN型ウェルにN型不純物拡散層を設ける例で説明したが、これに限定するものではなく、N型半導体基板にP型ウェルを設け、このP型ウェルにP型不純物拡散層を設けてもよく、もちろん、ウェルを設けずに半導体基板に直接不純物拡散層を設けてもよい。
[可変インピーダンス手段の他の構成の説明3:図7]
次に、可変インピーダンス手段16を抵抗素子およびスイッチ素子で構成する例について図7を用いて説明する。
図7において、81,82はMOSトランジスタ素子で構成するMOSスイッチ、83,84は抵抗素子である。85は制御部である。MOSスイッチは、例えば、NチャネルMOSトランジスタ素子で構成することができる。
図7に示すように、出力端子19と接続点20との間に、MOSスイッチ81と抵抗素子83とを直列に接続し、これと並列に、MOSスイッチ82と抵抗素子84とを直列に接続している。MOSスイッチ81,82とのゲート端子は、制御部85と接続し、制御部85は制御端子17と接続している。
このような構成は、一般に知られているものである。制御部85の構成も一般に知られている選択回路を用いることができる。すなわち、スイッチ手段を選択してオンまたはオフさせることで抵抗素子を選ぶものである。
ところで、スイッチ手段に用いるMOSスイッチは、オンしたときにオン抵抗が存在する。抵抗素子とMOSスイッチとは直列接続しているため、出力端子19と接続点20との間の抵抗値は、厳密に言えば、抵抗素子とMOSスイッチのオン抵抗との直列抵抗値となるが、説明を簡略にするため、このMOSスイッチのオン抵抗は無視する。
図7に示す構成は、制御端子17からの信号を受けた制御部85は、その制御信号をMOSスイッチ81またはMOSスイッチ82のゲート端子、または両方のゲート端子に印加する。これにより、MOSスイッチはオンして、抵抗素子83,抵抗素子84,抵抗素子83と抵抗素子84との並列合成抵抗の3つの抵抗値のいずれかを、出力端子19と接続点20との間に介挿することになる。
すなわち、制御端子17からの信号により、出力端子19と接続点20との間のインピーダンス値を変更することができる。
このように、可変インピーダンス手段16を構成する抵抗素子83,84による抵抗値を制御端子17からの信号で切り換え制御することにより、可変ゲインアンプ23のゲイ
ンを制御することができる。
なお、上記説明では、2つのMOSスイッチと2つの抵抗素子で可変インピーダンス手段16を構成する例を説明したが、これに限定するものではない。抵抗手段を増やし、その数に合わせてMOSスイッチを設けることで、インピーダンス値の可変幅をより大きくすることができる。
[可変インピーダンス手段の他の構成の説明4:図8]
次に、可変インピーダンス手段16をスイッチとキャパシタで構成する例について図8を用いて説明する。
図8において、91〜94はMOSトランジスタ素子で構成するMOSスイッチ、95は容量素子である。96は制御部である。MOSスイッチは、例えば、NチャネルMOSトランジスタ素子で構成することができる。
図8に示すように、MOSスイッチ91,92のドレイン端子同士を接続し、これと容量素子95の一方の端子を接続する。MOSスイッチ93,94のドレイン端子同士を接続し、これと容量素子95の他方の端子を接続する。
MOSスイッチ91のソース端子は出力端子19に接続し、MOSスイッチ93のソース端子は接続点20に接続している。
MOSスイッチ92,94のソース端子は、電源電圧VDDとVSSとの中点電位VMに接続している。
MOSスイッチ91〜94のゲート端子は、制御部96に接続しており、制御部96は制御端子17と接続している。
制御部96の制御により、MOSスイッチ91〜94のオンまたはオフを適切に制御することで、出力端子19から見た容量素子95のインピーダンスは、実数成分のみを持つ。
そしてそのときのインピーダンス値は、容量素子95の容量値と、各MOSスイッチのゲート端子をオンまたはオフをするクロック信号の周波数のみによって決まる。
なお、このような構成のスイッチトキャパシタは、一般によく知られているものであるから詳細な説明は省略する。
このように、MOSスイッチのオンまたはオフをするクロック信号の周波数を制御することで、出力端子19と接続点20との間のインピーダンス値を変更することができる。
その結果、可変ゲインアンプ23のゲインを制御することができるのである。
なお、上記説明では、4つのMOSスイッチと1つの容量素子でスイッチトキャパシタを構成する例を説明したが、これに限定するものではない。知られているスイッチトキャパシタを自由に用いることができる。
以上、説明した本発明の可変ゲインアンプは、電波修正時計へ適用した場合を例として説明をしたが、もちろんそれに限定するものではない。また、搭載する電子機器の仕様や要求に合わせて、可変インピーダンス手段の構成を自由に組み合わせることができる。
本発明の可変ゲインアンプは、少ない素子数でノイズが少なく、かつ可変ゲイン幅を広くとることができる。そのため、小型化要求のある電子機器、特に電波修正時計の受信回路に好適である。
本発明の可変ゲインアンプを説明する回路図である。 本発明の可変ゲインアンプを搭載した受信回路を説明するブロック図である。 本発明の可変ゲインアンプの可変インピーダンス手段を説明する図である。 本発明の可変ゲインアンプの可変インピーダンス手段の第1の変形例を説明する図である。 本発明の可変ゲインアンプの可変インピーダンス手段の第2の変形例を説明する図である。 本発明の可変ゲインアンプの可変インピーダンス手段の第2の変形例を説明する断面図である。 本発明の可変ゲインアンプの可変インピーダンス手段の第3の変形例を説明する図である。 本発明の可変ゲインアンプの可変インピーダンス手段の第4の変形例を説明する図である。 一般的な受信回路を説明するブロック図である。 特許文献1に示した従来技術を説明する回路図である。
符号の説明
11 PチャネルMOSトランジスタ素子
12 NチャネルMOSトランジスタ素子
13 直流バイアス電圧源
14 バイアス用抵抗素子
15 容量素子
16 可変インピーダンス手段
17 制御端子
18 入力端子
19 出力端子
20 直流バイアス電圧源13とバイアス用抵抗素子14との接続点
21 アンテナ
22 同調回路
23 可変ゲインアンプ
24 フィルタ回路
25 検波回路
26 制御部

Claims (6)

  1. PチャネルMOSトランジスタ素子とNチャネルMOSトランジスタ素子とからなるインバータを相補型増幅回路として用い、該インバータの増幅率を可変できる可変ゲインアンプにおいて、
    前記インバータに入力信号を与える信号源と前記インバータの入力端子との間に設け、該入力信号の直流成分を除去する容量素子と、
    前記入力端子に直流バイアス信号を与えて、前記PチャネルMOSトランジスタ素子および前記NチャネルMOSトランジスタ素子のゲート電圧を制御する直流バイアス電圧源と、
    前記直流バイアス電圧源と前記入力端子との間に設け、前記PチャネルMOSトランジスタ素子および前記NチャネルMOSトランジスタ素子のゲート電極を交流的に分離する抵抗素子と、
    前記インバータの出力端子と前記直流バイアス電圧源との間に設ける可変インピーダンス手段と、を有し、
    前記可変インピーダンス手段は、入力された制御信号により前記インピーダンス値を可変し、前記インバータの増幅率を可変することを特徴とする可変ゲインアンプ。
  2. 前記可変インピーダンス手段は、MOSトランジスタ素子で構成し、
    前記MOSトランジスタ素子は、ドレイン端子を前記出力端子に接続し、ソース端子を前記直流バイアス電圧源に接続し、前記ソース端子と前記ドレイン端子との間のチャネル領域の抵抗成分を前記インピーダンス値とし、
    前記インピーダンス値は、ゲート端子に前記制御信号を入力し、前記チャネル領域の導電型を変えることで変更されることを特徴とする請求項1に記載の可変ゲインアンプ。
  3. 前記可変インピーダンス手段は、PチャネルMOSトランジスタ素子とNチャネルMOSトランジスタ素子とで構成し、
    これらのMOSトランジスタ素子は、互いのソース端子とドレイン端子とをそれぞれ接続し、一方を前記出力端子に、他方を前記直流バイアス電圧源にそれぞれ接続し、これら2つのMOSトランジスタのソース端子とドレイン端子との間のチャネル領域の抵抗成分を前記インピーダンス値とし、
    前記インピーダンス値は、一方のMOSトランジスタのゲート端子に前記制御信号を入力し、他方のMOSトランジスタのゲート端子にその反転信号を入力し、前記チャネル領域の導電型を変えることで変更されることを特徴とする請求項1に記載の可変ゲインアンプ。
  4. 前記可変インピーダンス手段は、抵抗素子で構成し、
    前記抵抗素子は、一導電型の半導体基板または該半導体基板に設けるウェル領域に第1の端子と第2の端子となる領域を設け、これら端子間の該半導体基板または該ウェル領域の抵抗成分を前記インピーダンス値とし、
    前記第1の端子と前記第2の端子との間の前記半導体基板または前記ウェル領域の上部に電極を設け、
    前記インピーダンス値は、前記電極に前記制御信号を入力し、前記半導体基板または前記ウェル領域の導電型が反対導電型になり、それにより電流通過経路を変えることで変更されることを特徴とする請求項1に記載の可変ゲインアンプ。
  5. 前記可変インピーダンス手段は、複数のスイッチ素子と該スイッチ素子に直列に接続された所定の抵抗値を有する抵抗素子とによって構成し、
    前記スイッチ素子は、前記制御信号を入力することで開閉し、この開閉により前記抵抗素子が選択され、該抵抗素子の抵抗成分を前記インピーダンス値とし、
    前記インピーダンス値は、選択される前記抵抗素子によって変更されることを特徴とする請求項1に記載の可変ゲインアンプ。
  6. 前記可変インピーダンス手段は、複数のスイッチ素子と該スイッチ素子に接続された所定の容量値を有する容量素子とによってスイッチトキャパシタ回路を構成し、
    前記スイッチ素子は、前記制御信号を入力することで開閉し、この開閉により所定の静電容量を充電した前記容量素子の直流抵抗成分を前記インピーダンス値とし、
    前記インピーダンス値は、前記制御信号の入力による前記スイッチ素子の開閉タイミングを変えることで変更されることを特徴とする請求項1に記載の可変ゲインアンプ。
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