JP2009231737A - 可変抵抗器および可変抵抗システム - Google Patents

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島 秀 明 間
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Abstract

【課題】出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することが可能な可変抵抗器を提供する。
【解決手段】可変抵抗器100は、抵抗値を変更することが可能な可変抵抗器であって、入力端子と、出力端子と、前記入力端子に一端が接続され、前記出力端子に他端が接続された抵抗と、前記抵抗の前記一端に一端が接続され、前記抵抗の前記他端に他端が接続されたMOSトランジスタと、前記抵抗値を設定するための抵抗設定信号に基づいて、制御信号を発生する制御信号発生器と、を備える。制御信号は、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。MOSトランジスタは、前記制御信号に応じてオン/オフが制御される。
【選択図】図8

Description

本発明は、トランジスタを利用する可変抵抗器および可変抵抗システムに関するものである。
半導体集積回路に適用される従来の可変抵抗器には、例えば、入力端子と出力端子との間に接続された抵抗と、この抵抗と並列に接続されたMOSトランジスタと、を備えるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の可変抵抗器は、同じデューティ比のパルス信号をMOSトランジスタに入力することにより、合成抵抗値を可変にする。
特開平4−130603号公報
本発明は、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することが可能な可変抵抗器および可変抵抗システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る可変抵抗器は、
抵抗値を変更することが可能な可変抵抗器であって、
入力端子と、
出力端子と、
前記入力端子に一端が接続され、前記出力端子に他端が接続された抵抗と、
前記抵抗の前記一端に一端が接続され、前記抵抗の前記他端に他端が接続されたMOSトランジスタと、
前記抵抗値を設定するための抵抗設定信号に基づいて、制御信号を発生する制御信号発生器と、を備え、
前記制御信号は、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成り、
前記MOSトランジスタは、前記制御信号に応じてオン/オフが制御される
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る可変抵抗システムは、
抵抗値を変更することが可能な可変抵抗器と、
前記可変抵抗器の抵抗値を設定するための抵抗設定信号を、前記可変抵抗器に出力する抵抗値設定回路と、を備え、
前記可変抵抗器は、
入力端子と、
出力端子と、
前記入力端子に一端が接続され、前記出力端子に他端が接続された抵抗と、
前記抵抗の前記一端に一端が接続され、前記抵抗の前記他端に他端が接続されたMOSトランジスタと、
前記抵抗値を設定するための抵抗設定信号に基づいて、制御信号を発生する制御信号発生器と、を備え、
前記制御信号は、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成り、
前記MOSトランジスタは、前記制御信号に応じてオン/オフが制御される
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る可変抵抗器および可変抵抗システムによれば、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することができる。
既述のように、従来、半導体集積回路において、トランジスタスイッチで固定抵抗を切り替えるタイプの可変抵抗器が用いられている。
図1は、トランジスタスイッチで固定抵抗を切り替えるタイプの可変抵抗器100aの構成の一例を示す回路図である。
図1に示すように、比較例の可変抵抗器100aは、抵抗とこの抵抗に並列に接続されたトランジスタスイッチとから成る単位を、直列に接続して構成されている。この可変抵抗器100aにおいて、直流信号である制御信号Vc1ないしVc4により、各MOSトランジスタのオン/オフが制御される。
例えば、電源電圧が低くなるとトランジスタスイッチのゲートオーバドライブ電圧(トランジスタスイッチとしてMOSFETを利用した場合)が低くなり寄生抵抗が増大する。
このため、比較例の可変抵抗器100aは、抵抗値が理想の値から乖離する欠点を有する。この傾向は、可変抵抗器の合成抵抗値が小さいほど、また直列に接続される抵抗の数が多いほど顕著になる。
また、他の比較例として、トランジスタスイッチをオンさせる時間を制御することにより、抵抗値を変更する可変抵抗器がある(例えば、M.Kowalski and S. Bek, “Stability Analysis of Liner Active Circuits Containing Periodically Switched Resistors. ”, in Proceedings of ISCAS, p. 389, 1988を参照。)。
ここで、図2は、トランジスタスイッチをオンさせる時間を制御することにより、抵抗値を変更する可変抵抗器100bの構成の一例を示す回路図である。なお、図2において、制御信号Vcは、デューティ比が一定のパルス信号である。
また、図3は、デューティ比aが0.25である場合における、図2の可変抵抗器100bの合成抵抗値Rと制御信号Vcの波形とを示す図である。また、図4は、デューティ比aが0.5である場合における、図2の可変抵抗器100bの合成抵抗値Rと制御信号Vcの波形とを示す図である。
可変抵抗器100bにおいて、例えば、制御信号Vcが“High”レベルのときにトランジスタスイッチM01がオンする。一方、可変抵抗器100bにおいて、例えば、制御信号Vcが“Low”レベルのときにトランジスタスイッチM01がオフする。
図3では、トランジスタスイッチM01が時間平均で25%の時間オンする。また、図4では、トランジスタスイッチM01が時間平均で50%の時間オンする。
なお、トランジスタスイッチM01がオン/オフする繰り返し周波数(fc)は、可変抵抗の両端にかかる電圧信号帯域よりも高い周波数を有する。
以上の構成により、トランジスタスイッチのオン/オフは平均化され、等価抵抗Reffはトランジスタスイッチの寄生抵抗を無視すると、式(1)のように表される。

eff=R+(1-a)*R・・・(1)
なお、式(1)において、デューティ比aは、0から1の値をとる。したがって、デューティ比aを変更することにより、可変抵抗器100bの合成抵抗値を、RからRの範囲で変更することができる。
この構成であれば、トランジスタスイッチのゲートオーバドライブ電圧を確保することが難しい低電源電圧への対応が容易である。
このように、比較例の可変抵抗器100bは、寄生抵抗が増大した場合でも、一定の周期を有する制御信号Vcの該デューティ比を変更することにより、所望の抵抗値を得られる。すなわち、或る抵抗値に対応して周波数が1つだけ選択される。そして、トランジスタスイッチは、この選択された一定の周波数のパルス信号である制御信号Vcにより制御される。
ここで、図5は、比較例の可変抵抗器100bにおいて、制御信号Vcで抵抗値を設定した場合の出力信号(出力電流)の周波数特性を示す図である。
図5に示すように、出力信号(出力電流)には、入力信号に対応する信号以外に、トランジスタのスイッチングにより生じるスプリアスが存在する。
このように、比較例の可変抵抗器100bでは、トランジスタスイッチM01のスイッチングにより、制御信号Vcの周波数(fc)で、強いスプリアスが発生してしまう。
出力信号から必要な信号(所望波)を取り出すためには、所望波とスプリアスを分離することが必要である。しかし、スプリアスが強いほど所望波とスプリアスの分離は難しい(すなわち、高い次数のフィルタが必要になる)。
したがって、スプリアスの周波数とフィルタの次数にトレードオフが生じてしまう。信号の帯域幅が制限されてしまい、広帯域化が難しい。
そこで、本発明に係る実施例の可変抵抗器では、制御信号Vcが所謂ランダム性を有する。
ここで、図6は、本発明を適用した可変抵抗器において、制御信号Vcで抵抗値を設定した場合の出力信号(出力電流)の周波数特性を示す図である。
図6に示すように、制御信号Vcが所謂ランダム性を持たせることにより、トランジスタスイッチのオン/オフによって生じるスプリアスが拡散される。すなわち、一つ一つのスプリアスのレベルが弱くなる。
これにより、所望波とスプリアスの分離が容易となる。したがって、本発明に係る実施例の可変抵抗器では、従来技術よりも、広帯域化が可能となる。
以下、本発明を適用した各実施例について図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の一態様である実施例1に係る可変抵抗システム1000を含む構成を示すブロック図である。
図7に示すように、可変抵抗システム1000は、可変抵抗器100と、抵抗値設定回路101と、を備える。
可変抵抗器100は、抵抗値を変更することが可能な構成を有する。
抵抗値設定回路101は、可変抵抗器100の抵抗値を設定するための抵抗設定信号Vinを、可変抵抗器100に出力するようになっている。
ここで、図8は、図1に示す可変抵抗システム1000の可変抵抗器100の構成の一例を示す図である。
図8に示すように、可変抵抗器100は、入力端子1と、出力端子2と、可変抵抗回路3と、制御信号発生器4と、を備える。
入力端子1は、入力信号(電圧信号)V0が入力されるようになっている。
出力端子2は、出力信号(電圧信号)V1が出力されるようになっている。
可変抵抗回路3は、入力端子1と出力端子2との間に接続されている。可変抵抗回路3の制御端子3aは、例えば、nビット(nは自然数)のデジタル入力端子により構成されている。可変抵抗回路3は、制御端子3aに入力される制御信号Vcのデジタル値に応じて、抵抗値Rを離散的に変化させることが可能である。
制御信号発生器4は、抵抗値Rを設定するための抵抗設定信号Vinに基づいて、制御信号Vcを発生するようになっている。この制御信号Vcは、可変抵抗回路3の制御端子3aに入力される。この制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。なお、ここでは、制御信号Vcの振幅(電圧)の平均値が抵抗値設定信号Vinの振幅(電圧)の平均値と等しくなるように、制御信号発生器4の変調が設定されている。
ここで、図9は、図8の可変抵抗器100の合成抵抗値Rと制御信号Vcの波形の一例を示す図である。図9に示すように、制御信号Vcは、所謂ランダム信号、すなわち、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。図9の関係では、制御信号Vcが、“High”レベルのとき抵抗値Rが低くなり、“Low”レベルのとき抵抗値Rが大きくなる。例えば、この制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比を調整することにより、等価抵抗Reffが調整される。
次に、以上のような構成を有する可変抵抗器100の可変抵抗回路3について説明する。
図10Aは、図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが1個の場合の構成の一例を示す回路図である。
図10Aに示すように、可変抵抗回路3は、抵抗31bと、抵抗31cと、MOSトランジスタ31dと、を有する。
抵抗31cは、抵抗31bを介して入力端子1に一端が接続され、出力端子2に他端が接続されている。
MOSトランジスタ31dは、抵抗31cの一端に一端が接続され、この抵抗31cの他端に他端が接続されている(すなわち、抵抗31cと並列に接続されている)。
なお、抵抗31bは、省略されてもよい。
ここで、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを大きく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ31dがオフする時間の割合が高くなるように、制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
一方、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを小さく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ31dがオンする時間の割合が高くなるように、制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
この可変抵抗回路3は、この制御信号Vcに応じてMOSトランジスタ31dをオン/オフすることにより、その抵抗値Rを制御する。
また、図10Bは、図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが1個の場合の構成の他の例を示す回路図である。
図10Bに示すように、可変抵抗回路3は、抵抗32bと、抵抗32cと、MOSトランジスタ32dと、を有する。
抵抗32cは、入力端子1に一端が接続され、出力端子2に他端が接続されている。
MOSトランジスタ32dは、抵抗32bを介して抵抗32cの一端に一端が接続され、この抵抗32cの他端に他端が接続されている。
なお、抵抗32bは、省略されてもよい。
ここで、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを大きく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ32dがオフする時間の割合が高くなるように、制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
一方、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを小さく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ32dがオンする時間の割合が高くなるように、制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
この可変抵抗回路3は、この制御信号Vcに応じてMOSトランジスタ32dをオン/オフすることにより、その合成抵抗値Rを制御する。
また、図11Aは、図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが2個の場合の構成の一例を示す回路図である。
図11Aに示すように、可変抵抗回路3は、抵抗31bと、抵抗31cと、抵抗31eと、MOSトランジスタ31dと、MOSトランジスタ31fと、を有する。
抵抗31cは、抵抗31bを介して入力端子1に一端が接続され、抵抗31eを介して出力端子2に他端が接続されている。すなわち、抵抗31b、31c、31eは、入力端子1と出力端子2との間で直列に接続されている。
MOSトランジスタ31dは、抵抗31cの一端に一端が接続され、この抵抗31cの他端に他端が接続されている(すなわち、抵抗31cと並列に接続されている)。
MOSトランジスタ31fは、抵抗31eの一端に一端が接続され、この抵抗31eの他端に他端が接続されている(すなわち、抵抗31eと並列に接続されている)。
なお、抵抗31bは、省略されてもよい。
ここで、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを大きく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ31dまたは31fがオフする時間の割合が高くなるように、制御信号Vc(Vc1、Vc2)を構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
一方、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを小さく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ31dまたは31fがオンする時間の割合が高くなるように、制御信号Vc(Vc1、Vc2)を構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
この可変抵抗回路3は、この制御信号Vc(Vc1、Vc2)に応じてMOSトランジスタ31d、31fをオン/オフすることにより、その合成抵抗値Rを制御する。
また、図11Bは、図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが2個の場合の構成の他の例を示す回路図である。
図11Bに示すように、可変抵抗回路3は、抵抗32bと、抵抗32cと、抵抗32eと、MOSトランジスタ32dと、MOSトランジスタ32fと、を有する。
抵抗32cは、入力端子1に一端が接続され、出力端子2に他端が接続されている。
MOSトランジスタ32dは、抵抗32bを介して抵抗32cの一端に一端が接続され、この抵抗32cの他端に他端が接続されている。
MOSトランジスタ32fは、抵抗32eを介して抵抗32eの一端に一端が接続され、この抵抗32eの他端に他端が接続されている。
なお、抵抗31bは、省略されてもよい。
ここで、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを大きく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ32dまたは32fがオフする時間の割合が高くなるように、制御信号Vc(Vc1、Vc2)を構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
一方、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを小さく設定する場合には、変調器4は、或る期間におけるMOSトランジスタ32dまたは32fがオンする時間の割合が高くなるように、制御信号Vc(Vc1、Vc2)を構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
この可変抵抗回路3は、制御信号Vc(Vc1、Vc2)に応じてMOSトランジスタ32d、32fをオン/オフすることにより、合成抵抗値Rを制御する。
既述の比較例では、既述の図5に示すように、入力信号の電圧信号帯域より高い周波数fcのスプリアスが出力信号に含まれている。そして、このスプリアスの強度は、所望波の強度よりも大きくなる場合がある。
したがって、既述のように、出力信号から必要な信号(所望波)を取り出すためには、所望波とスプリアスを分離することが必要である。しかし、スプリアスが強いほど所望波とスプリアスの分離は難しい(すなわち、高い次数のフィルタが必要になる)。
したがって、スプリアスの周波数とフィルタの次数にトレードオフが生じてしまう。信号の帯域幅が制限されてしまい、広帯域化が難しい。
一方、本実施例に係る可変抵抗器100においては、図9に示すように、制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。すなわち、制御信号Vcは、所謂ランダム性を有する。
したがって、図6に示すように、トランジスタスイッチ(MOSトランジスタ)のオン/オフによって生じるスプリアスが拡散される。すなわち、一つ一つのスプリアスのレベルが弱くなる。
これにより、所望波とスプリアスの分離が容易となる。したがって、本発明に係る実施例の可変抵抗器では、比較例よりも、広帯域化が可能となる。
以上のように、本実施例に係る可変抵抗器によれば、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することができる。
なお、本実施例においては、トランジスタスイッチ(MOSトランジスタ)が1個または2個の場合について説明したが、トランジスタスイッチが3個以上あってもよい
実施例1では、例えば、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更するための可変抵抗器の構成の一例について述べた。
本実施例2では、特に、可変抵抗器の制御信号発生器の具体的な構成について述べる。
なお、本実施例2で説明する可変抵抗器200は、実施例1で説明した可変抵抗器100と同様に、図1の可変抵抗システム1000に同様に適用される。
図12は、図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例2に係る可変抵抗器200の構成の一例を示す図である。なお、図中、実施例1と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示している。
図12に示すように、可変抵抗器200は、入力端子1と、出力端子2と、可変抵抗回路3と、制御信号発生器4と、を備える。
制御信号発生器4は、実施例1と同様に、抵抗値Rを設定するための抵抗設定信号Vinに基づいて、制御信号Vcを発生するようになっている。この制御信号Vcは、可変抵抗回路3の制御端子3aに入力される。この制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。なお、ここでは、制御信号Vcの振幅(電圧)の平均値が抵抗値設定信号Vinの振幅(電圧)の平均値と等しくなるように、制御信号発生器4の変調が設定されている。
この制御信号発生器4は、図12に示すように、ランダム信号発生器4aと、加算器4bと、変調器4cと、を有する。
ランダム信号発生器4aは、広域な周波数特性を有するランダム信号Vrandを発生するようになっている。このランダム信号Vrandは、例えば、ディザ(Dither)法により、生成される。なお、このランダム信号Vrandには、例えば、数列等の疑似的な乱数に基づいて生成される疑似的なランダム信号も含まれる。
加算器4bは、抵抗設定信号Vinとランダム信号Vrandとを加算し、この加算により得られた和信号Vaを出力するようになっている。
変調器4cは、和信号Vaを変調し、この変調により得られた信号を制御信号Vcとして出力するようになっている。この変調器4cには、例えば、デルタシグマ変調器が選択される。ここで、ランダムとは非周期的であることを意味する。すなわち、下記の式(2)が任意の時刻tで成り立つ周波数F0が、必要な帯域内に存在しないことを意味する。

Vrand(t)=Vrand(t−1/F0)・・・(2)
さらに、ランダム信号Vrandは、その振幅(電圧)の平均値=0を満たす。
ここで、加算器4bは、既述のように、抵抗設定信号Vinとランダム信号Vrandとを加算し、この加算により得られた和信号Vaを出力するようになっている。すなわち、和信号Vaは、式(3)のように表される。
なお、上述にように、ランダム信号Vrandは、その振幅(電圧)の平均値=0である。したがって、ここでは、抵抗値設定信号Vinの振幅(電圧)の平均値=和信号Vaの振幅(電圧)の平均値=制御信号Vcの振幅(電圧)の平均値となる。すなわち、制御信号Vcの振幅(電圧)の平均値が抵抗値設定信号Vinの振幅(電圧)の平均値と等しくなるように、制御信号発生器4の変調が設定されている。

Va=Vin+Vrand・・・(3)
この和信号Vaは、アナログ信号、デジタル信号の両方の場合が考えられる。
和信号Vaがアナログ信号である場合、変調器4cは離散値しか取れない制御信号Vcの時間平均がVaと等しくなるようにVcを変調する。
一方、和信号Vaがデジタル信号である場合、変調器4cは、和信号Vaより荒いステップを有する制御信号Vcの時間平均が和信号Vaと等しくなるように、制御信号Vcを変調する。
このように、和信号Vaがアナログ信号、デジタル信号の両方の場合で、制御信号Vcの振幅(電圧)の平均値=和信号Vaの振幅(電圧)の平均値であるので、制御信号Vcの振幅(電圧)の平均値=抵抗値Vinの振幅(電圧)の平均値が満たされる。
ここで、図13Aないし図13Dは、ランダム信号Vrandがゼロの場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。
図13Aないし図13Dに示すように、抵抗値設定信号Vinのレベル(和信号Vaのレベル)を制御することにより、制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比が調整される。
また、図14Aないし図14Cは、ランダム信号Vrandが出力された場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。なお、図14Aと図13Bとが抵抗値設定信号Vinのレベルが等しい。また、図14Bと図13Cとが抵抗値設定信号Vinのレベルが等しい。図14Cと図13Dとが抵抗値設定信号Vinのレベルが等しい。
図14Aないし図14Cに示すように、抵抗値設定信号Vinにランダム信号Vrandが加算され、和信号Vaがパルス信号になっている。変調器4cは、この和信号Vaを変調し、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る制御信号Vcを出力する。
ここで、例えば、制御信号Vcが“High”レベルときMOSトランジスタがオンする場合、図14Aの抵抗値設定信号Vinに対応する抵抗値R<図14Bの抵抗値設定信号Vinに対応する抵抗値R<図14Cの抵抗値設定信号Vinに対応する抵抗値Rとなる。
すなわち、変調器4cは、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを大きく設定する場合には、或る期間において可変抵抗回路3のMOSトランジスタがオフする時間の割合が高くなるように、制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
一方、変調器4cは、抵抗値設定信号Vinに応じて抵抗値Rを小さく設定する場合には、該或る期間において可変抵抗回路3のMOSトランジスタがオンする時間の割合が高くなるように、制御信号Vcを構成するパルス信号のデューティ比を調整する。
以上のように、本実施例に係る可変抵抗器200においては、図9に示すように、制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。すなわち、制御信号Vcは、所謂ランダム性を有する。
したがって、図6に示すように、トランジスタスイッチ(MOSトランジスタ)のオン/オフによって生じるスプリアスが拡散される。すなわち、一つ一つのスプリアスのレベルが弱くなる。
これにより、実施例1と同様に、所望波とスプリアスの分離が容易となる。したがって、本発明に係る実施例の可変抵抗器では、比較例よりも、広帯域化が可能となる。
以上のように、本実施例に係る可変抵抗器によれば、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することができる。
実施例1、2では、所望波の周波数帯域とスプリアスの周波数との関係については、特に言及しなかった。
本実施例3では、特に、スプリアスをより容易にフィルタリングするために、スプリアスの周波数帯域を所望波の周波数帯域よりも高く設定する構成について述べる。
なお、本実施例3で説明する可変抵抗器300は、実施例1で説明した可変抵抗器100と同様に、図1の可変抵抗システム1000に同様に適用される。
図15は、図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例3に係る可変抵抗器300の構成の一例を示す図である。なお、図中、実施例1と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示している。
図15に示すように、可変抵抗器300は、入力端子1と、出力端子2と、可変抵抗回路3と、制御信号発生器304と、を備える。
制御信号発生器304は、抵抗値Rを設定するための抵抗設定信号Vinに基づいて、制御信号Vcを発生するようになっている。この制御信号Vcは、可変抵抗回路3の制御端子3aに入力される。この制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。なお、ここでは、制御信号Vcの振幅(電圧)の平均値が抵抗値設定信号Vinの振幅(電圧)の平均値と等しくなるように、制御信号発生器304の変調が設定されている。
特に、制御信号発生器304は、制御信号Vcの周波数帯域が入力端子1に入力される入力信号の周波数帯域よりも高くなるように設定する。これにより、スプリアスの周波数帯域が所望波の周波数帯域よりも高く設定される。
なお、可変抵抗器300は、他の構成は、実施例1の可変抵抗器100と同様である。
以上のような構成を有する実施例3に係る可変抵抗器300においては、図9に示すように、制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。すなわち、制御信号Vcは、所謂ランダム性を有する。
したがって、トランジスタスイッチ(MOSトランジスタ)のオン/オフによって生じるスプリアスが、より高周波側に、拡散される。すなわち、一つ一つのスプリアスのレベルが弱くなるとともに、所望波の帯域とスプリアスの帯域とがより離れることになる。
これにより、実施例1と比較して、所望波とスプリアスの分離がさらに容易となる。したがって、本発明に係る実施例の可変抵抗器では、比較例1と比較して、広帯域化が可能となる。
以上のように、本実施例に係る可変抵抗器によれば、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することができる。
実施例3では、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更するための可変抵抗器の構成の一例について述べた。
本実施例4では、特に、可変抵抗器の制御信号発生器の具体的な構成の一例について述べる。
なお、本実施例4で説明する可変抵抗器400は、実施例3で説明した可変抵抗器300と同様に、図1の可変抵抗システム1000に同様に適用される。
図16は、図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例4に係る可変抵抗器400の構成の一例を示す図である。なお、図中、実施例3と同じ符号は、実施例3と同様の構成を示している。
図16に示すように、可変抵抗器400は、入力端子1と、出力端子2と、可変抵抗回路3と、制御信号発生器304と、を備える。
制御信号発生器304は、ランダム信号発生器304aと、加算器304bと、変調器304cと、を有する。
ランダム信号発生器304aは、高域側に偏った周波数特性を有するランダム信号Vrandを発生するようになっている。このランダム信号Vrandは、例えば、ディザ(Dither)法により、生成される。特に、ランダム信号Vrandの周波数は、制御信号Vcの周波数帯域が所望波の周波数帯域よりも高くなるように設定される。この点以外は、ランダム信号発生器304aは、実施例2のランダム信号発生器4aと同様の構成である。
加算器304bは、抵抗設定信号Vinとランダム信号Vrandとを加算し、この加算により得られた和信号Vaを出力するようになっている。この加算器304bは、実施例2の加算器4bと同様の構成である。
変調器304cは、和信号Vaを変調し、この変調により得られた信号を制御信号Vcとして出力するようになっている。この変調器304cには、例えば、デルタシグマ変調器が選択される。この変調器304cは、実施例2の変調器4cと同様の構成である。
以上の構成により、制御信号発生器304は、制御信号Vcの周波数帯域が入力端子1に入力される入力信号の周波数帯域よりも高くなるように設定する。これにより、スプリアスの周波数帯域が所望波の周波数帯域よりも高く設定される。
以上のような構成を有する実施例4に係る可変抵抗器400においては、図9に示すように、制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。すなわち、制御信号Vcは、所謂ランダム性を有する。
したがって、トランジスタスイッチ(MOSトランジスタ)のオン/オフによって生じるスプリアスが、より高周波側に、拡散される。すなわち、一つ一つのスプリアスのレベルが弱くなるとともに、所望波の帯域とスプリアスの帯域とがより離れることになる。
これにより、実施例1と比較して、所望波とスプリアスの分離がさらに容易となる。したがって、本発明に係る実施例の可変抵抗器では、比較例1と比較して、広帯域化が可能となる。
以上のように、本実施例に係る可変抵抗器によれば、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することができる。
本実施例4では、特に、可変抵抗器の制御信号発生器の具体的な構成の一例について述べた。
本実施例5では、特に、可変抵抗器の制御信号発生器の具体的な構成の他の例について述べる。
なお、本実施例5で説明する可変抵抗器500は、実施例4で説明した可変抵抗器400と同様に、図1の可変抵抗システム1000に同様に適用される。
図17は、図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例5に係る可変抵抗器500の構成の一例を示す図である。なお、図中、実施例4と同じ符号は、実施例4と同様の構成を示している。
図17に示すように、可変抵抗器500は、入力端子1と、出力端子2と、可変抵抗回路3と、制御信号発生器304と、を備える。
制御信号発生器304は、ランダム信号発生器404aと、加算器304bと、変調器304cと、高域通過フィルタ404dと、を有する。
ランダム信号発生器404aは、広域な周波数特性を有するランダム信号Vrandを発生するようになっている。このランダム信号Vrandは、例えば、ディザ(Dither)法により、生成される。このランダム信号発生器404aは、実施例2のランダム信号発生器4aと同様の構成である。
高域通過フィルタ404dは、ランダム信号Vrandの低域側をフィルタリングし、このフィルタリングにより得られたランダム信号Vrand2を出力する。このランダム信号Vrand2は、フィルタの伝達関数に応じた周波数特性を有する。特に、ランダム信号Vrand2の周波数は、制御信号Vcの周波数帯域が所望波の周波数帯域よりも高くなるように設定される。
加算器304bは、抵抗設定信号Vinとランダム信号Vrand2(フィルタリングされたランダム信号Vrand)とを加算し、この加算により得られた和信号Vaを出力するようになっている。この加算器304bは、実施例2の加算器4bと同様の構成である。
変調器304cは、和信号Vaを変調し、この変調により得られた信号を制御信号Vcとして出力するようになっている。この変調器304cには、例えば、デルタシグマ変調器が選択される。この変調器304cは、実施例2の変調器4cと同様の構成である。
以上の構成により、制御信号発生器304は、制御信号Vcの周波数帯域が入力端子1に入力される入力信号の周波数帯域よりも高くなるように設定する。これにより、スプリアスの周波数帯域が所望波の周波数帯域よりも高く設定される。
以上のような構成を有する実施例5に係る可変抵抗器500においては、図9に示すように、制御信号Vcは、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成る。すなわち、制御信号Vcは、所謂ランダム性を有する。
したがって、トランジスタスイッチ(MOSトランジスタ)のオン/オフによって生じるスプリアスが、より高周波側に、拡散される。すなわち、一つ一つのスプリアスのレベルが弱くなるとともに、所望波の帯域とスプリアスの帯域とがより離れることになる。
これにより、実施例1と比較して、所望波とスプリアスの分離がさらに容易となる。したがって、本発明に係る実施例の可変抵抗器では、比較例1と比較して、広帯域化が可能となる。
以上のように、本実施例に係る可変抵抗器によれば、出力信号に対するスプリアスの影響を低減しつつ、トランジスタのスイッチングにより抵抗値を変更することができる。
トランジスタスイッチで固定抵抗を切り替えるタイプの可変抵抗器100aの構成の一例を示す回路図である。 トランジスタスイッチをオンさせる時間を制御することにより、抵抗値を変更する可変抵抗器100bの構成の一例を示す回路図である。 デューティ比aが0.25である場合における、図2の可変抵抗器100bの合成抵抗値Rと制御信号Vcの波形とを示す図である。 デューティ比aが0.5である場合における、図2の可変抵抗器100bの合成抵抗値Rと制御信号Vcの波形とを示す図である。 比較例の可変抵抗器100bにおいて、制御信号Vcで抵抗値を設定した場合の出力信号(出力電流)の周波数特性を示す図である。 本発明を適用した可変抵抗器において、制御信号Vcで抵抗値を設定した場合の出力信号(出力電流)の周波数特性を示す図である。 本発明の一態様である実施例1に係る可変抵抗システム1000を含む構成を示すブロック図である。 図1に示す可変抵抗システム1000の可変抵抗器100の構成の一例を示す図である。 図8の可変抵抗器100の合成抵抗値Rと制御信号Vcの波形の一例を示す図である。 図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが1個の場合の構成の一例を示す回路図である。 図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが1個の場合の構成の他の例を示す回路図である。 図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが2個の場合の構成の一例を示す回路図である。 図8の可変抵抗回路100の可変抵抗回路3のトランジスタスイッチが2個の場合の構成の他の例を示す回路図である。 図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例2に係る可変抵抗器200の構成の一例を示す図である。 ランダム信号Vrandがゼロの場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。 ランダム信号Vrandがゼロの場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。 ランダム信号Vrandがゼロの場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。 ランダム信号Vrandがゼロの場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。 ランダム信号Vrandが出力された場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。 ランダム信号Vrandが出力された場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。 ランダム信号Vrandが出力された場合における、図12に示す制御信号発生器4の発振器4cに入力される和信号Vaの波形と、発振器4cが出力する制御信号Vcの波形を示す図である。 図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例3に係る可変抵抗器300の構成の一例を示す図である。 図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例4に係る可変抵抗器400の構成の一例を示す図である。 図1に示す可変抵抗システム1000に適用される本実施例5に係る可変抵抗器500の構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 入力端子
2 出力端子
3 可変抵抗回路
4、304 制御信号発生器
4a、304a ランダム信号発生器
4b、304b 加算器
4c、304c 変調器
31b、31c、31e、32b、32c、32e 抵抗
31d、31f、32d、32f MOSトランジスタ
100、200、300、400、500 可変抵抗器
101 抵抗値設定回路
1000 可変抵抗システム

Claims (5)

  1. 抵抗値を変更することが可能な可変抵抗器であって、
    入力端子と、
    出力端子と、
    前記入力端子に一端が接続され、前記出力端子に他端が接続された抵抗と、
    前記抵抗の前記一端に一端が接続され、前記抵抗の前記他端に他端が接続されたMOSトランジスタと、
    前記抵抗値を設定するための抵抗設定信号に基づいて、制御信号を発生する制御信号発生器と、を備え、
    前記制御信号は、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成り、
    前記MOSトランジスタは、前記制御信号に応じてオン/オフが制御される
    ことを特徴とする可変抵抗器。
  2. 前記制御信号の周波数帯域は、前記入力端子に入力される入力信号の周波数帯域よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変抵抗器。
  3. 前記制御信号発生器は、
    ランダム信号を発生するランダム信号発生器と、
    前記抵抗設定信号と前記ランダム信号とを加算し、この加算により得られた和信号を出力する加算器と、
    前記和信号を変調し、この変調により得られた信号を前記制御信号として出力する変調器と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の可変抵抗器。
  4. 前記制御信号発生器は、
    ランダム信号を発生するランダム信号発生器と、
    前記ランダム信号をフィルタリングする高域通過フィルタと、
    前記抵抗設定信号とフィルタリングされた前記ランダム信号とを加算し、この加算により得られた和信号を出力する加算器と、
    前記和信号を変調し、この変調により得られた信号を前記制御信号として出力する変調器と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の可変抵抗器。
  5. 抵抗値を変更することが可能な可変抵抗器と、
    前記可変抵抗器の抵抗値を設定するための抵抗設定信号を、前記可変抵抗器に出力する抵抗値設定回路と、を備え、
    前記可変抵抗器は、
    入力端子と、
    出力端子と、
    前記入力端子に一端が接続され、前記出力端子に他端が接続された抵抗と、
    前記抵抗の前記一端に一端が接続され、前記抵抗の前記他端に他端が接続されたMOSトランジスタと、
    前記抵抗値を設定するための抵抗設定信号に基づいて、制御信号を発生する制御信号発生器と、を備え、
    前記制御信号は、連続する異なるデューティ比のパルス信号から成り、
    前記MOSトランジスタは、前記制御信号に応じてオン/オフが制御される
    ことを特徴とする可変抵抗システム。
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