JP2009231688A - 光学系及び原子発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】リペアコストを低減した原子発振器の光学系を提供する。
【解決手段】この光学系1は、波長が異なるコヒーレント光としての2種類の共鳴光を入射したときの量子干渉効果による光吸収特性を利用して発振周波数を制御する原子発振器100の光学系1であって、共鳴光2aを出射するコヒーレント光源2と、コヒーレント光源2の出射側に配置されガス状の金属原子を封入すると共に、金属原子ガス中に共鳴光を透過させるガスセル5と、ガスセル5を透過した光を検出する光検出器(光検出手段)6と、ガスセル5を所定の温度に加熱するヒータ(加熱手段)3、4、と、ガスセル5とヒータ3、4とを一体に構成したガスセルコンポーネント9を挿抜可能とするホルダ7と、光検出器6の出力信号により、発振周波数を制御する周波数制御回路8と、を備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子発振器の光学系に関し、さらに詳しくは、加熱手段とガスセルを一体構成としたガスセルコンポーネントの挿抜技術に関するものである。
ルビジウム、セシウム等のアルカリ金属を用いた原子発振器は、原子のエネルギ遷移を利用する際に、原子をガス状態に保つ必要があるため、原子を気密封入したガスセルを一定の温度に保って動作させている。原子発振器の動作原理は、光とマイクロ波を利用した二重共鳴法と、2種類のレーザ光による量子干渉効果(以下CPT:Coherent Population Trappingと記す)を利用する方法に大別されるが、両者共にガスセルに入射した光が、原子ガスにどれだけ吸収されたかを反対側に設けられた検出器で検出することにより、原子共鳴を検知して制御系にて水晶発振器などの基準信号をこの原子共鳴に同期させて出力を得ている。
図6は従来の原子発振器の物理パッケージを模式化した図である。この図から明らかにように、従来の物理パッケージは、光源としての半導体レーザ50、レーザ光を平行光に変換する平行レンズ51、光の強度を補正するNDフィルタ52、光の位相を1/4波長偏光する1/4波長板53、セルを加熱するヒータ54、アルカリ蒸気セル55、及び光検出器56が積層された構造で、且つ、図示は省略するが、ヒータ54と光検出器56にはボンディングワイヤにより基板と接続されている(特許文献1参照)。
US6806784B2
しかしながら、特許文献1に開示されている従来技術に使用されるセルユニット57は、長時間の使用によりガスセルとしての機能が低下してくる。セルユニット57が劣化した場合、物理パッケージが一体化されているため、セルユニット57だけを取り外して、リフレッシュしたり新品と交換することができなかった。即ち、使用可能な光検出器56や半導体レーザ50も同時に破棄せざるを得ず、リペアコストが高くなるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、物理パッケージの中で最も消耗し易く劣化の速いセルユニットをヒータと一体構成にしてガスセルコンポーネントとして構成し、このガスセルコンポーネントを挿抜可能とするホルダを設けることにより、リペアコストを低減した原子発振器の光学系を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]波長が異なるコヒーレント光としての2種類の共鳴光を入射したときの量子干渉効果による光吸収特性を利用して発振周波数を制御する原子発振器の光学系であって、前記共鳴光を出射するコヒーレント光源と、前記コヒーレント光源の出射側に配置されガス状の金属原子を封入すると共に、該金属原子ガス中に共鳴光を透過させるガスセルと該ガスセルを所定の温度に加熱する加熱手段とを一体に構成したガスセルコンポーネントを挿抜可能とするホルダと、前記ガスセルコンポーネントを透過した光を検出する光検出手段と、を基板上に配置し、前記加熱手段に電力を給電する加熱電極を設け、前記ガスセルコンポーネントが前記ホルダに挿入されたときに、前記加熱電極と接触して前記加熱手段に電力を給電するホルダ電極を前記ホルダに備えたことを特徴とする。
本発明では、コヒーレント光源、ガスセルコンポーネント、及び光検出手段を予め分割しておき、特に、ガスセルコンポーネントをガスセルと加熱手段とを一体にして構成し、このガスセルコンポーネントを挿抜可能とするためにホルダを設け、このホルダに加熱手段に給電する電極を備える。これにより、ガスセルを交換或いはリフレッシュすることが容易となり、リペアコストを低減することができる。
[適用例2]前記ガスセルコンポーネントの前記コヒーレント光源が入射及び出射する側に、前記加熱手段を設けたことを特徴とする。
ガスセルコンポーネントをホルダに挿抜する構成にした場合、コヒーレント光源が入射する方向は必然的に決定される。従って、コヒーレント光源が入射する部分は、ガスセルに金属が付着しないように他の部分に比べて温度を高くする必要がある。また、同様にガスセルが透過する部分もガスセルに金属が付着しないように、他の部分に比べて温度を高くする必要がある。そこで本発明は、コヒーレント光源が入射及び出射する側に、加熱手段を設ける。これにより、コヒーレント光源の入射及び出射面に金属が付着することを防止することができる。
[適用例3]前記ガスセルコンポーネントの形状を直方体としたことを特徴とする。
ガスセルは、光が入射する方向に加熱手段が向くようにホルダに挿入する必要がある。そこで本発明では、ガスセルコンポーネントの形状を直方体とすることにより、加熱手段の何れかの面が必ず光源側に向くようにして誤挿入を防止する。これにより、必ず正しい方向にガスセルコンポーネントを挿入することができる。
[適用例4]前記ガスセルコンポーネントの形状を立方体とし、該立方体の全ての面に前記加熱手段を設けたことを特徴とする。
ガスセルコンポーネントが直方体の場合、誤挿入は防止できるが、光の入射面は2面に限定される。そこで本発明では、ガスセルコンポーネントの形状を立方体(キュウビックタイプ)とし、各面(6面)に加熱手段を設ける。これにより、加熱手段の面に金属が付着した場合は、他の面が光の入射面となるように変更することができると共に、挿入する面を意識することなく挿入することができる。
[適用例5]前記加熱電極を矩形の前記加熱手段の各辺に設けたことを特徴とする。
本発明では全ての面に設けられた加熱手段に加熱電極を備え、ホルダに挿入されたときにその面の加熱手段の加熱電極がホルダ電極と接触するように構成する。これにより、光が入射する面の加熱手段が必ずホルダのホルダ電極から電力を給電することができる。
[適用例6]前記加熱手段は、透明発熱膜により構成されていることを特徴とする。
加熱手段は必ず光の入射面となる。従って、その面は光が通過できるように透明でなければならない。これにより、加熱手段を光が透過することができる。
[適用例7]前記ガスセルコンポーネント、及び前記光検出手段を前記コヒーレント光源の光路上に配置したことを特徴とする。
ガスセルコンポーネントの一方の加熱手段は光の入射面となり、対向する加熱手段は光の出射面となる。従って、コヒーレント光源の光路上にガスセルコンポーネントと光検出手段を配置する必要がある。これにより、同一平面状に光学系を構成することができる。
[適用例8]上記に記載の光学系を原子発振器に備えたことを特徴とする。
これにより、CPTを利用した方式の場合は、強度の揃った電磁波誘起透明化(以下EIT:Electromagnetically Induced Transparencyと記す)現象によるEIT信号を得てS/Nを向上させた光学系を備えた原子発振器を提供することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る原子発振器の光学系の要部構成図である。この光学系1は、波長が異なるコヒーレント光としての2種類の共鳴光を入射したときの量子干渉効果による光吸収特性を利用して発振周波数を制御する原子発振器100の光学系1であって、共鳴光2aを出射するコヒーレント光源2と、コヒーレント光源2の出射側に配置されガス状の金属原子を封入すると共に、金属原子ガス中に共鳴光を透過させるガスセル5とガスセル5を所定の温度に加熱するヒータ(加熱手段)3、4とを一体に構成したガスセルコンポーネント9を挿抜可能とするホルダ7と、ガスセルコンポーネント9を透過した光を検出する光検出器(光検出手段)6と、を基板12上に配置し、ヒータ3、4に電力を給電するヒータ電極(加熱電極)を設け、ガスセルコンポーネント9がホルダ7に挿入されたときに、ヒータ電極と接触してヒータ3、4に電力を給電するホルダ電極をホルダ7に備えている(詳細は後述する)。また、本発明の主旨は、原子発振器を構成する光学系の構成にあるので、原子発振器の周波数制御についての詳細な説明は省略する。
即ち、本発明の原子発振器100は、レーザ光などのコヒーレント光の量子干渉効果を利用したものである。この方式は、2つの基底準位が共鳴光を受けて、共通の励起準位と共鳴結合している3準位系(例えばΛ型準位系)において、同時に照射される2つの共鳴光の周波数が正確に基底準位1と基底準位2のエネルギ差に一致すると、3準位系は2つの基底準位の重ね合わせの状態になり、励起準位3への励起が停止する。CPTはこの原理を利用して、2つの共鳴光の一方或いは両方の波長を変化させたときに、ガスセルでの光吸収が停止する状態を検出して利用するものである。そして、本発明の光学系1は、コヒーレント光源2、ガスセルコンポーネント9、及び光検出手段を予め分割しておき、特に、ガスセルコンポーネント9をガスセル5とヒータ3、4とを一体にして構成し、このガスセルコンポーネント9を挿抜可能とするためにホルダ7を設け、このホルダ7にヒータ3、4に給電する電極を備える。これにより、ガスセル5を交換或いはリフレッシュすることが容易となり、リペアコストを低減することができる。
図2はCPT方式による原子の3準位系を説明する一例である。原子発振器に用いられるルビジウムやセシウムの基底準位は、核スピン−電子スピン相互作用による超微細構造により2種類の基底準位に分かれている。これらの基底準位の原子は光を吸収して、よりエネルギの高い準位へ励起する。また、図2の様に2つの基底準位が光を受けて、共通の励起準位と共鳴結合している状態を2光子共鳴と言う。図2において、基底準位1(23)と基底準位2(24)は準位のエネルギが若干異なるため、共鳴光もそれぞれ共鳴光1(20)と共鳴光2(22)と波長が若干異なる。同時に照射される共鳴光1(20)と共鳴光2(22)の周波数差(波長の差)が正確に基底準位1(23)と基底準位2(24)のエネルギ差に一致すると、図2の系は2つの基底準位の重ね合わせ状態になり、励起準位21への励起が停止する。CPTはこの原理を利用して、共鳴光1(20)と共鳴光2(22)のどちらかまたは両方の波長を変化させたときに、ガスセル3での光吸収(つまり励起準位21への転換)が停止する状態を検出、利用する方式である。
図3(a)は本発明の第1の実施形態に係る光学系を側面から見た図であり、図3(b)は本発明の第1の実施形態に係る光学系を上面から見た図である。同じ構成要素には図1と同じ参照番号を付して説明する。この光学系1は、波長が異なるコヒーレント光としての2種類の共鳴光を入射したときの量子干渉効果による光吸収特性を利用して発振周波数を制御する原子発振器100の光学系1であって、共鳴光2aを出射するコヒーレント光源2と、コヒーレント光源2の出射側に配置されガス状の金属原子を封入すると共に、金属原子ガス中に共鳴光を透過させるガスセル5と、ガスセル5を透過した光を検出する光検出器6と、ガスセル5を所定の温度に加熱するヒータ3、4と、ガスセル5とヒータ3、4とを一体に構成したガスセルコンポーネント9を挿抜可能とするホルダ7と、を備え、これらが共鳴光2aの光軸2b上にくるように基板12に併置されている。尚、ガスセル5は入射側の窓部10と出射側の窓部11により挟まれるように構成されている(以下、入射側の窓部10、ガスセル5、及び出射側の窓部11を含めてガスセル5と呼ぶ)。また、ヒータ3、4はITO等の透明発熱膜により構成する。
また、ヒータ3、4の両側面には、基板12からヒータを加熱するための電力を給電するヒータ電極3a、3b及び4a、4bが備えられている。そして、ホルダ側には、ガスセルコンポーネント9を挿入したときに、各ヒータ電極と接触するためのホルダ電極7a〜7dが備えられている。図3では、ヒータ電極3a、3bがホルダ電極7a、7dに、ヒータ電極4a、4bがホルダ電極7b、7cと接触するように挿入されるが、180°反転して、ヒータ電極3a、3bがホルダ電極7c、7bに、ヒータ電極4a、4bがホルダ電極7d、7aと接触するように挿入しても構わない。即ち、共鳴光2aはヒータ3、4の何れから入射しても構わない。即ち、ガスセルコンポーネント9は、光が入射する方向にヒータ3又は4がくるようにホルダ7に挿入する必要がある。そこで本実施形態では、ガスセルコンポーネント9の形状を直方体とすることにより、ヒータ3、4の何れかの面が必ずコヒーレント光源2側に向くようにして誤挿入を防止する。これにより、必ず正しい方向にガスセルコンポーネント9を挿入することができる。
即ち、ガスセルコンポーネント9、及び光検出器6をコヒーレント光源2の光路2b上に配置する。従って、コヒーレント光源2の光路上にガスセルコンポーネント9と光検出器6を配置する必要がある。これにより、同一平面状に光学系1を構成することができる。
図4はヒータ電極とホルダ電極の位置関係を説明する模式図である。ヒータ3、4は面状に構成されているため、ヒータ全面に均一に電力を供給することが重要である。即ち、ヒータに電流が均一に流れるように、ヒータ電極を極力ヒータの一方の端縁の全面と対向する端縁の全面に設けることが重要である。これにより、ヒータ電極から給電された電力は、ヒータ全面を流れてヒータを均一に加熱する。
図4(a)のヒータは、ガスセルコンポーネント9aの1つの面を全てヒータ3で覆い、ヒータ3の電極3a、3bは、ガスセルコンポーネント9aの側面に設ける。このときのホルダ電極との位置関係は、図3のようになり、電力Eをヒータ3の側面からホルダ電極7a、7dを介して給電する。この方法は、ヒータ3をガスセルコンポーネント9aの入射面の全面に設けることができ、加熱効率を高めることができる。
図4(b)のヒータは、Uの字型にパターニングして、ヒータ3の電極3a、3bは、ガスセルコンポーネント9bの前面に設ける。このときのホルダ電極との位置関係は、電力Eをヒータ3の前面からホルダ電極7a、7dを介して給電する。この方法は、ヒータ3の面積がパターニングした分小さくなるが、ヒータ3をカットしたA部から光を入射させることができるので、ヒータにコストの高い透明発熱膜を使用する必要がなくなる。
図4(c)のヒータは、ガスセルコンポーネント9cの1つの面を全てヒータ3で覆い、ヒータ3の電極3a、3bは、ガスセルコンポーネント9cの前面に設ける。このときのホルダ電極との位置関係は、電力Eをヒータ3の前面からホルダ電極7a、7dを介して給電する。この方法は、ヒータ3をガスセルコンポーネント9cの入射面の全面に設けることができるが、ヒータ電極3a、3bの面積分ヒータ面積を低下させてしまう。しかし、ヒータの加工が容易となる。以上、この実施形態では3種類の場合について説明したが、これ以外の方法であっても構わない。
図5(a)は本発明の第2の実施形態に係る光学系の斜視図であり、図5(b)は本発明の第2の実施形態に係る光学系を上面から見た図である。このガスセルコンポーネント9dは、ガスセルコンポーネント9dの形状を立方体とし、この立方体の全ての面にヒータを設けたことを特徴とする。ガスセルコンポーネントが直方体の場合(図3参照)、誤挿入は防止できるが、光の入射面は2面に限定される。そこで本実施形態では、ガスセルコンポーネント9dの形状を立方体(キュウビックタイプ)とし、各面(6面)A〜Fにヒータを設ける。例えば、A面にはヒータ30を全面に設け、A面の各辺に対応する位置にヒータ電極30A〜30Dを備える。また、対向するC面にはヒータ40を全面に設け、C面の各辺に対応する位置にヒータ電極40A〜40Dを備える。他のB面、C面、E面、及びF面にも図示は省略するが夫々4つのヒータ電極を備える。図5(a)の状態でガスセルコンポーネント9dをホルダ7に挿入すると、電極30Aは電極7aと接触し、電極30Cは電極7dと接触する。同じく、対向するC面の電極40Aは電極7bと接触し、電極40Cは電極7cと接触する。
即ち、本実施形態では全ての面に設けられたヒータにヒータ電極を備え、ホルダ7に挿入されたときに、その面のヒータ電極がホルダ電極と接触するように構成する。これにより、光が入射する面の加熱手段が必ずホルダのホルダ電極から電力を給電することができる。これにより、ヒータの面に金属が付着した場合は、他の面が光の入射面となるように変更することができると共に、挿入する面を意識することなく挿入することができる。また、光が入射する面のヒータが必ずホルダ7のホルダ電極から電力を給電することができる。
また、本発明の光学系を原子発振器に備えることにより、信号強度の揃ったEIT信号を得てS/Nを向上させた光学系を備えた原子発振器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る原子発振器の光学系の要部構成図である。 CPT方式による原子の3準位系を説明する図である。 (a)は本発明の第1の実施形態に係る光学系を側面から見た図であり、(b)は本発明の第1の実施形態に係る光学系を上面から見た図である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る光学系を上から見た図、(b)は本発明の第3の実施形態に係る光学系を上から見た図、(c)は本発明の第4の実施形態に係る光学系を上から見た図である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る光学系の斜視図であり、(b)は本発明の第2の実施形態に係る光学系を上面から見た図である。 従来のガスセルの構成図である。
符号の説明
1 光学系、2 コヒーレント光源、3、4 ヒータ、3a、3b ヒータ電極、4a、4b ヒータ電極、5 ガスセル、6 光検出器、7 ホルダ、7a〜7d ホルダ電極、8 周波数制御回路、100 原子発振器

Claims (8)

  1. 波長が異なるコヒーレント光としての2種類の共鳴光を入射したときの量子干渉効果による光吸収特性を利用して発振周波数を制御する原子発振器の光学系であって、
    前記共鳴光を出射するコヒーレント光源と、
    前記コヒーレント光源の出射側に配置されガス状の金属原子を封入すると共に、該金属原子ガス中に共鳴光を透過させるガスセルと該ガスセルを所定の温度に加熱する加熱手段とを一体に構成したガスセルコンポーネントを挿抜可能とするホルダと、
    前記ガスセルコンポーネントを透過した光を検出する光検出手段と、
    を基板上に配置し、
    前記加熱手段に電力を給電する加熱電極を設け、前記ガスセルコンポーネントが前記ホルダに挿入されたときに、前記加熱電極と接触して前記加熱手段に電力を給電するホルダ電極を前記ホルダに備えたことを特徴とする原子発振器の光学系。
  2. 前記ガスセルコンポーネントの前記コヒーレント光源が入射及び出射する側に、前記加熱手段を夫々設けたことを特徴とする請求項1に記載の原子発振器の光学系。
  3. 前記ガスセルコンポーネントの形状を直方体としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の原子発振器の光学系。
  4. 前記ガスセルコンポーネントの形状を立方体とし、該立方体の全ての面に前記加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の原子発振器の光学系。
  5. 前記加熱電極を矩形の前記加熱手段の各辺に設けたことを特徴とする請求項1又は4に記載の原子発振器の光学系。
  6. 前記加熱手段は、透明発熱膜により構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の原子発振器の光学系。
  7. 前記ガスセルコンポーネント、及び前記光検出手段を前記コヒーレント光源の光路上に配置したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の原子発振器の光学系。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の光学系を備えたことを特徴とする原子発振器。
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