JP2009231179A - 円筒形電池およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状セパレータと底部セパレータが有底円筒状の電池ケース内に収納された円筒形電池において、筒状セパレータに沿った折り曲げを行うことによって発生する折り曲げシワを防止した底部セパレータで筒状セパレータを外側から包むように構成し、底部セパレータの折り曲げ時にできる複雑な折り曲げを発生しないことで負極材と正極材との極間距離を減少させて両極の反応不足を抑え、負極材の収容量の減少することを抑制した円筒形電池を提供する。
【解決手段】正極材2と負極材4と間に介在された筒状セパレータ3と筒状セパレータ3の端部を包み込む底部セパレータ5が有底円筒状の電池ケース1内に収納され、筒状セパレータ3の円筒形状に沿って折り曲げた際に発生する折り曲げシワを防止する部分切除部5cを有した底部セパレータ5で筒状セパレータ3を外側から包むように構成した円筒形電池である。
【選択図】図2

Description

本発明は、乾電池に代表される円筒形電池の正極材と負極材との間に介在されるセパレータの改良に関するものである。
近年、強負荷の放電性能を必要とされる携帯型情報機器やデジタルカメラなど大電流放電する電子機器が多く市場に普及している。これらの電子機器の電源として、アルカリマンガン乾電池やオキシライド乾電池に代表される円筒形電池の需要が急速に高まっている。それに伴い、例えばアルカリマンガン乾電池の生産効率の向上および高品質で信頼性のある大容量でハイパワーな円筒形電池の生産が求められている。
図7に従来技術に係るアルカリマンガン乾電池の構成を示す。アルカリマンガン乾電池は、円筒状外形の底部に正極凸部85が形成された電池ケース103内に、円筒状の正極材104、円筒状の筒状セパレータ101および正方形の底部セパレータ102、ゲル状の負極材106を収納し電池ケース103の開口端を絶縁ガスケット87を介して封口板88で封口すると共に、ゲル状の負極材106中に挿入された負極集電棒89が封口板88に接続して構成されている。この電池ケース103の底部には底部セパレータ102が配設され、ゲル状の負極材106と正極端子となる電池ケース103との間が内部短絡しないように隔離する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のアルカリマンガン乾電池の構成に係る製造装置の工程手順を示す状態図を図8(a)〜(c)に示す。図8(a)で示すように前工程で正極材104を挿入した電池ケース103を電池搬送治具110内に収納して、筒状セパレータ101が通過できる円形のガイド穴114とこのガイド穴114の上部に正方形の底部セパレータ102を保持する保持部111からなるセパレータ装填治具112の中心と電池ケース103の中心と筒状セパレータ101の中心とが同一軸線上になるように電池搬送治具110とセパレータ装填治具112を搬送する。
次に図8(b)で示すように、電池ケース103内の正極材104の内周面に接するように、巻芯113に円筒状に巻かれた筒状セパレータ101とセパレータ装填治具112の保持部111に保持された底部セパレータ102を巻芯113で、筒状セパレータ101の先端部を底部セパレータ102に当接させて両セパレータを同時にガイド穴114を通過させて電池ケース103に挿入する。
その後、図8(c)で示すように挿入された両セパレータ101,102は電池ケース103内において配設されたまま巻芯113は上昇し、電池搬送治具110は次工程(図示せず)へと搬送される。その後、次工程において両セパレータ101,102で囲まれた中央空間に負極ゲル化剤を投入し、電解液を注液後、電池ケース103の開口部を封口板で封口して円筒形電池を製造する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3552911号公報 特許第3655469号公報
しかしながら、上述した特許文献に示される従来技術では、図9に示すように底部セパレータ102の角部102aと筒状セパレータ101の巻始めと巻終わりからなる重なり部101aが重なり合い、負極材106と正極材104との極間距離が部分的に増大し両極の反応不足を引き起こしたり、負極材106の収容量が減少したりすることで所要の放電性能が得られないなどの課題があった。
すなわち、図9で示す筒状セパレータ101と底部セパレータ102の組付ける状態を示した斜視図のように、筒状セパレータ101の一部分を底部セパレータ102で包み込んだ際に筒状セパレータ101の巻始めと巻終わりが重なった重なり部101aと底部セパレータ102の折り曲げられた角部102aとが重なり合って厚くなり、図7に示す負極材106と正極材104とが筒状セパレータ101を介して対面する反応面の極間距離が部分的に増大して隙間が生じ、負極材106と正極材104との極間反応が悪くなる。その上、筒状セパレータ101の重なり部101aと底部セパレータ102の角部102aによって両セパレータが幾重にもなるため負極材106の収容量が減少することになり、所要の放電性能が得られないという問題が生じていた。
本発明は上記従来の課題を鑑みてなされたもので、底部セパレータに部分切除部を有したことにより、底部セパレータに複雑なシワができない上に、あらかじめ折り重なり部の位置を決めることができるので、複雑な折り重なりによる負極材の容量の減少を抑制することができ、また両セパレータを介している正極材と負極材との極間距離が均一になるので内部抵抗のバラツキを抑えられ、放電特性のバラツキを抑制でき、放電特性の向上が可能となる信頼性の高い大容量でハイパワーな円筒形電池を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の円筒形電池は、正極材と、負極材と、正極材と負極材と間に介在した筒状セパレータと筒状セパレータの端部を包み込む底部セパレータとを円筒状からなる電池ケース内に収納した円筒形電池において、底部セパレータは筒状セパレータの円筒形状に沿って折り曲げた際に発生する折り曲げシワを防止する部分切除部を有し、筒状セパレータを外側から包むように構成したことを特徴としている。
本発明によれば、筒状セパレータの円筒形状に沿って折り曲げを行うことによって発生する折り曲げシワを防止する部分切除部を有した底部セパレータで筒状セパレータを外側から包むことにより、底部セパレータが折れ曲がってできる複雑なシワによる負極材の容量の減少を抑制でき、且つ、正極材と負極材との極間距離が均一になり、内部抵抗のバラツキの抑制および放電特性が向上され大容量で高い信頼性を得ることが可能となる。
本発明の第1の発明は、正極材と、負極材と、この正極材と負極材と間に介在した筒状セパレータと筒状セパレータの端部を包み込む底部セパレータとを円筒状からなる電池ケース内に収納した円筒形電池において、底部セパレータは筒状セパレータの円筒形状に沿って折り曲げた際に発生する折り曲げシワを防止する部分切除部を有し、筒状セパレータを外側から包むように構成したことにより、筒状セパレータと底部セパレータが装着された際に底部セパレータの折れ曲がりによる複雑な折り重なりができないので負極材の容量の減少が抑制され、放電特性を向上させることが可能となる。
本発明の第2の発明は、第1の発明において、底部セパレータの形状を方形状にしたことにより、電池ケース内に装着時に底部セパレータにできる折り重なり部の位置を決める事ことが可能で、原材料の歩留まり効率の向上が可能となる。
本発明の第3の発明は、第1の発明において、部分切除部が相対向する位置で少なくとも2箇所以上有したことにより、電池ケース内に装着時に底部セパレータに複雑なシワが発生しない上に、折り重なり部の位置を決めることが可能となるので、正極材と負極材との極間距離が均一になり放電特性を向上させることが可能となる。
本発明の第4の発明は、第1の発明において、部分切除部と円筒状に巻回して構成した筒状セパレータの巻終わり位置が重ならないように構成したことにより、底部セパレータの複数の折れ曲がった折り重なり部と筒状セパレータの巻終わりが重ならないので、正極材と負極材との極間距離が均一になり、内部抵抗のバラツキが抑えられ、放電特性を向上させることが可能となる。
本発明の第5の発明は、第1の発明において、筒状セパレータの巻終わり位置と巻始め位置とが重なって形成される部分と筒状セパレータの円筒形状に沿って包むよう折り曲げた底部セパレータの部分切除部の折り重なり部が重ならないように構成したことにより、底部セパレータの部分切除部に設けた折り重なり部と筒状セパレータの巻終わり位置と巻始め位置とが重なった重なり部とが重ならず、両セパレータの重なりによる厚みを抑制できるので、正極材と負極材との極間距離が近くなり放電特性を向上させることが可能となる。
本発明の第6の発明は、第1の発明において、筒状セパレータの巻始め位置と巻終わり位置とが同じ位置になるようにしたことにより、筒状セパレータの重なり部の総厚みを最小限に抑制することができるので負極材の容量減少の抑制が可能となる。
本発明の第7の発明は、第1の発明において、部分切除部が、底部セパレータと筒状セパレータを重ねた時の筒状セパレータの外径より外側に位置するように配置したことにより、装着時に底部セパレータの部分切除部より負極材の流出がないので、漏液や内部短絡を発生させず信頼性を高めることが可能となる。
本発明の第8の発明は、第1の発明において、部分切除部の形状をV字形状にしたことにより、複雑な折り曲げシワの発生を抑制することが可能となる。
本発明の第9の発明は、第1の発明において、部分切除部の形状をレ字形状にしたことにより、部分切除部に設けた折り重なり部の重なり面積が最小限に抑制することが可能となる。
本発明の第10の発明は、第8〜9の発明において、部分切除部の頂点にR形状を備えたことにより、部分切除部成形時におけるバリの発生を抑制することができる。
本発明の第11の発明は、第1の発明において、部分切除部の形状をU字形状にしたことにより、部分切除部に設けた折り重なり部の重なりシワを抑えることが可能となる。
本発明の第12の発明は、第2の発明において、底部セパレータの辺の中間部に部分切除部を設けたことにより、電池ケース内に装着時に底部セパレータにできる折り重なり部を決められた位置に設けることができ、複雑な折り曲げシワの発生を抑制することが可能となる。
本発明の第13の発明は、第4の発明において、部分切除部を、筒状セパレータの巻終わり位置を挟むように配置したことにより、折り重なり部の発生する場所を決めることが可能となる。
本発明の第14の発明は、第1の発明において、正極材として、二酸化マンガンからなり中空円筒状に成型した正極合剤を用いたことにより、中空円筒状の正極合剤の中央にゲル状の負極材を入れることができ、且つ、中空円筒状に圧縮成型されているのでゲル状の負極材を定量入れることができるので、所定の放電特性を得ることが可能となる。
本発明の第15の発明は、第1の発明において、底部セパレータとして、イオンを透過する微孔性フィルムを用いたことにより底部セパレータの立上り部分が正極合剤ペレットとゲル状負極との間に介在しても反応を阻害することはないので、一定の放電特性を得ることが可能となる。
本発明の第16の発明は、第1の発明において、底部セパレータとして、底部セパレータが筒状セパレータの外径より大きい方形状としたことにより、筒状セパレータの一端部を完全に包むことが可能となり漏液や内部短絡を発生させず信頼性を高めることが可能となる。
本発明の第17の発明は、第1の発明において、筒状セパレータとして、イオンを透過する微孔性フィルムを用いたことにより、底部セパレータと同じ部材を使用することで、取り扱いが簡素化でき生産能力の向上が可能となる。
本発明の第18の発明においては、有底円筒状からなる電池ケース内に円筒状に成形した正極材を収納する第1工程と、底部セパレータと円筒状の筒状セパレータを挿入する第2工程と、電解液とゲル状の負極材を挿入する第3工程と、電池ケースの開口部を負極集電棒を具備した封口体を載置し電池ケースの開口部をかしめ封口する第4工程からなる円筒形電池の製造方法であって、第2工程において、底部セパレータに部分切除部を成形した後、底部セパレータで筒状セパレータを外側から包むように底部セパレータと筒状セパレータを同時に挿入することにより、電池ケース内への装着時に底部セパレータの部分切除部によって形成される折り重なり部を設けることで、複雑な折り曲げシワの発生することがなく、負極材の容量の減少が抑制され、且つ、正極材と負極材との極間距離が近くなり内部抵抗のバラツキが抑えられ、放電特性を向上させることのできる円筒形電池の作成が容易となる。
本発明の第19の発明は、第18の発明において、第2工程にて帯状のセパレータを巻回して円筒状の筒状セパレータを成形し、筒状セパレータの巻終わり位置と底部セパレータの部分切除部とが重ならない位置となるように位置決めして底部セパレータで筒状セパレータを外側から包むように底部セパレータと筒状セパレータを同時に挿入することにより、筒状セパレータの重なり部と底部セパレータの部分切除部によって形成される折り重なり部とが重ならず、セパレータの挿入能力が向上し、負極材を効率よく収納でき、生産性の向上とコスト力の向上をさせることが可能となる。
本発明の第20の発明は、第18の発明において、底部セパレータとして、帯状のセパレータを4辺の長さが同一寸法になるように方形状に切断し、底部セパレータの辺の中間部の一部分を切除して部分切除部を成形することにより、底部セパレータの切り出しのロスを最小限に抑えて原材料の歩留まり向上が可能となる。
以下、本発明の円筒形電池の実施の形態であるアルカリマンガン乾電池の構成について、図を参照して説明する。
図1に示すように底面に正極端子とする外方に向けて突出形成した正極凸部6を設け、有底円筒形に形成された正極端子一体型の電池ケース1に、電池ケース1の内周面に接するように中空円筒形状に成型された正極材2が収容され、この正極材2の中空内に底部セパレータ5と筒状セパレータ3で隔てられた電解液(図示せず)とゲル状の負極材4が収容されている。
電池ケース1の開口端は絶縁ガスケット7を介して封口板8によって封口されると共にゲル状の負極材4に挿入した負極集電棒9を接続し負極端子となる封口板8が取り付けられて円筒形のアルカリマンガン乾電池10を構成している。
例えば、図2(a)に示されるように底部がなく継ぎ目のない筒状セパレータ3が、筒状セパレータ3の外径より大きな方形状の底部セパレータ5上に配置する。また、底部セパレータ5の辺の中間部にはV字形状した部分切除部5cが設けられ、筒状セパレータ3の外径より外側に部分切除部5cが位置している。なお、底部セパレータ5の外形形状は円形でもよく、三角形や多角形でも構わない。
次に、図2(b)に示すように筒状セパレータ3の下部を角部5aと部分切除部5cを有した底部セパレータ5の周縁を折り曲げ、部分切除部5cによって形成された折り重なり部5eを含む立上り部5bで包み込み、図1に示す電池ケース1内でゲル状の負極材4と電池ケース1の底面とを内部短絡しないように隔離絶縁している。なお、図2(c)に示すように底部セパレータ5の部分切除部5cの形状がU字形状や図2(d)に示すように部分切除部5cの形状がレ字形状でもよく、図2(e)に示すような部分切除部5cの頂点にR形状5fを備えた形状でも構わない。
また、図3(a)に示されるように複数回巻回して成形した円筒状の筒状セパレータ3を用いて、筒状セパレータ3を筒状セパレータ3の外径より大きな方形状の底部セパレータ5上に配置し、図3(b)の平面図で示すように筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cからなる重なり部12と底部セパレータ5が有する部分切除部5cが重ならない位置で位置決めし、図3(c)に示すように筒状セパレータ3の下部を底部セパレータ5の周縁を折り曲げた立上り部5bで包み込み、負極材4と電池ケース1の底面とを内部短絡しないように隔離絶縁しても構わない。
さらに、図3(c)に示すように底部セパレータ5が有する部分切除部5cによってできた折り重なり部5eが筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cからなる重なり部12と重ならない状態で装着することで、重なり部12と底部セパレータ5の折り重なり部5eとが重ならず、負極材4の容量が減少する課題を抑制することができ、両セパレータ3,5を介しての正極材2と負極材4との極間距離が近い状態で均一になり電池の内部抵抗のバラツキを抑えられる。
また、図4に示すように筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cとが同じ位置になるように複数回巻回して成形した筒状セパレータ3を用いても底部セパレータ5が有する部分切除部5cが筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cと重ならないことで、部分切除部5cからゲル状の負極材4が正極材2側へ漏液することがないので短絡も防ぐことができる。
なお、図4に示すように底部セパレータ5の有する部分切除部5cは、底部セパレータ5の辺の中間部5dにあり、底部セパレータ5と筒状セパレータ3を重ねた時の筒状セパレータ3の外径より内側に部分切除部5cが入り込まないように配置し、且つ、筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cを挟むように配置し、部分切除部が相対向する位置で少なくとも2箇所以上であればよい。
以下、本発明の実施の形態に関わる円筒形電池について図を参照しながら詳細に説明するが、本発明は、これのみに限定されることなくマンガン乾電池やオキシライド乾電池、さらには空気亜鉛電池等でもかまわない。
まず、図1に示すように有底円筒形に形成した電池ケース1の底面には正極端子となる外方に向けて突出形成した正極凸部6が設けられ、電池ケース1内に、粉末状の正極合剤を円筒形状に圧縮成形した正極材2を電池ケース1の内周面に接した状態で挿入し収納する。円筒形電池の品種により収納する円筒形状に成形した正極材2を複数個収納し、本発明の一実施の形態においては電池ケース1内に2個の正極材2を収納する。
なお、正極材2は二酸化マンガンと黒鉛とを90:10の重量比で混合した混合物とアルカリ電解液とを100:3の重量比で混合し、十分に攪拌した後、フレーク状に圧縮成形した。さらに、アルカリ電解液には40重量%の水酸化ナトリウム水溶液を用い、フレーク状の正極合剤を粉砕して粉末状にしてふるいによって分級し、10〜100メッシュのものを中空円筒形に圧縮成型してペレット状の正極材2を得た。この正極材2を電池ケース1内に2個挿入した。
次に筒状セパレータ3の直径より大きい幅をもつ帯状のセパレータを幅の寸法と同じ長さの寸法に切断して方形状するのと同時に部分切除部5cを成形し底部セパレータ5とした。なお、底部セパレータ5は帯状のセパレータより方形状に切断後、部分切除部5cを成形しても構わない。
次に方形状の底部セパレータ5を電池ケース1の中心と底部セパレータ5の中心が同一になる位置に配置する。ここで方形状に切断された底部セパレータ5の角部5aは切断時に位置決めされて、その位置決めされた状態を保持しながら電池ケース1の上に配置する。なお、底部セパレータ5は、イオンのみを透過する微孔性フィルムとして再生セルロースを用い、その両面に化学繊維からなる不織布をラミネートしており、厚みは0.02から0.3mmが好ましい。
また、筒状セパレータ3の高さ方向の寸法と同じ寸法の幅を持つ帯状のセパレータを所定の長さに切断し、巻芯を用いて円筒状に巻回して筒状セパレータ3を作製する。ここで、筒状セパレータ3の巻回する回数は円筒形電池の品種により決定され、本発明の実施の形態においては3巻きの巻回回数を有した筒状セパレータ3とした。
さらに切断する長さは図3(a)に示すように、3巻きすることで巻終わり位置3cが巻始め位置3bと同じ位置で巻終わる長さで切断した。なお、必要回数巻いた後に切断しても構わない。なお、筒状セパレータ3は底部セパレータ5と同様にイオンのみを透過する微孔性フィルムとして再生セルロースを用い、その両面に化学繊維からなる不織布をラミネートしている。
次に筒状セパレータ3の中心と電池ケース1および底部セパレータ5の中心が同一になる位置に配置する。ここで、筒状セパレータ3の中心と底部セパレータ5の中心とを合致させ、筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cと底部セパレータ5の部分切除部5cが重ならない位置で底部セパレータ5の上に配置する。
さらに、筒状セパレータ3を巻いた(詳細は後述する)巻芯を電池ケース1の開口部の方向に挿入することで、図3(c)に示すように筒状セパレータ3の下部を底部セパレータ5の周縁を折り曲げた立上り部5bで包み込んだ状態となる。その状態のままで電池ケース1に収納した中空円筒状の正極材2の内径に密着させて装着する。
底部セパレータ5の部分切除部5cと筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cと重ならない状態で装着することで、装着時に底部セパレータ5の部分切除部5cより負極材4の流出がないので、漏液や内部短絡を発生させず信頼性を高めることができる上、筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cと底部セパレータ5の折り重なり部5eとが重なることで発生する負極材4の容量の減少する現象を抑制することもできる。さらに、両セパレータ3,5を介しての正極材2と負極材4との極間距離が近くなり電池内部抵抗のバラツキを抑えられる。なお、図2の底部がなく継ぎ目のない筒状セパレータ3でも構わなく、筒状セパレータ3と底部セパレータ5が装着された際に底部セパレータ5の折れ曲がりによる複雑な折り重なりができないので負極材4の容量の減少が抑制され、放電特性を向上させることが可能となる。
また、底部セパレータ5と筒部セパレータ3の中心のズレがなく挿入し装着しているため、底部セパレータ5は中心を対称にして絞られ、電池ケース1の底部が底部セパレータ5を覆う形となり、後の工程においてゲル状の負極材4を充填した時の負極材4と電池ケース1の底面との内部短絡を防ぐ。
その後、図1の構造を表示したように電解液(図示せず)を注液し、ゲル状になった負極材4を挿入した後、周縁に絶縁ガスケット7が装着され中央部に負極集電棒9を設けた負極端子となる封口板8の負極集電棒9を負極材4に挿入しながら、電池ケース1の開口部に装着して、電池ケース1の開口部を内側方向に折り曲げてかしめ封口し密閉した円筒形電池を作製する。
なお、ゲル状の負極材4はゲル化剤としてポリアクリル酸ナトリウムと、アルカリ電解液として40重量%の水酸化ナトリウム水溶液と、負極活物質として亜鉛粉末とを1:33:66の重量比で混合している。
以下に本発明の実施の形態に関わる円筒形電池の構成および製造方法について詳しく説明する。以下に示される構成および製造方法については、本発明を説明するために掲げた例えば外径14mm、高さ50mmのアルカリマンガン乾電池である単3(LR6)として一例を示すものであって、本発明の円筒形電池の構造を下記のものに特定するものではない。
(実施の形態1)
図5(a)に示すように、底部セパレータ5は厚みが0.2mm、幅が15mmの不織布を極薄の厚みに加工した帯状セパレータ18を幅寸法と同じ図示した点線部分の15mmの長さで切断し、同時に筒状セパレータ3の外径より内側に部分切除部がこないように部分切除部5cを形成して方形状の底部セパレータ5を構成した。
図5(b)に示すように、前工程により二酸化マンガンからなる円筒形状の正極材2を2個収納した有底円筒状の電池ケース1の中心と底部セパレータ5の中心が合致した状態で、電池ケース1の開口部に底部セパレータ5を配置する。また、底部セパレータ5の角部5aは位置決めをしている。
さらに、図6(a)に示すように厚みが0.2mm、幅が44mmの帯状セパレータ36を図示した点線部分で85mmの長さに切断し、図6(b)に示すように巻芯16に巻きつけて3巻きからなる筒状セパレータ3を成形した。
帯状セパレータ36の巾を筒状セパレータ3の高さと同寸法にし、さらに図示した点線部分で方形に切り出すことにより、材料ロスがなく、切り屑が発生しないので屑処理の作業工程も省略することができる。
また、図6(c)で示す筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cは図6(b)に示すように巻終わり位置3cが巻始め位置3bと同じ位置で巻終わる寸法で帯状セパレータ36を切断しており、巻始め位置3bを決定した後、巻芯16を自転させ、帯状セパレータ36を巻回すると巻始め位置3bが決まっていることで巻終わり位置3cもおのずと決定する。
また、帯状セパレータ36を巻回して筒状セパレータ3を成形する際、巻芯16にガイドを設けることが好ましく、ローラのように自由に自転するものを帯状セパレータ36を介して巻芯16に押し付けて巻回を補助するものが更に好ましい。なお、必要巻数を巻き終えた後に、切断し筒状セパレータ3を成形しても構わない。
巻終わり位置3cの位置決めをした筒状セパレータ3を成形した後、図6(d)のように筒状セパレータ3の巻終わり位置3cを底部セパレータ5の部分切除部5cが重ならないように位置決めした状態で、筒状セパレータ3を巻き付けた巻芯16を下降させ、巻芯16の先端面で角部5aを位置決めしている底部セパレータ5の中央部を押しながら、電池ケース1の底面に底部セパレータ5が当接するまで挿入した。
この時、筒状セパレータ3は底部セパレータ5で包んだ状態で電池ケース1内に挿入され、電池ケース1の底面に底部セパレータ5が当接するまで挿入する。また、巻芯16に巻回された筒状セパレータ3の巻緩みが生じないようにガイド穴を設置することが好ましく、ガイド穴の中に通しながら電池ケース1内に挿入すると巻緩みは生じない。
さらに、底部セパレータ5と巻芯16の中心のズレが生じないことで底部セパレータ5は中心を対称にして絞られ電池ケース1の底部を覆うように装着されことにより、後の工程においてゲル状の負極材4を充填した時に電池ケース1や正極材2と短絡することを高い精度で抑制できる。
図3(c)のような状態の筒状セパレータ3と底部セパレータ5を電池ケース1内に収納した後、次工程で図1で示したように電池ケース1内に電解液を注液し、ゲル状の負極材4を挿入して、電池ケース1の開口部に封口板8を装着後、電池ケース1の開口部を内側方向に折り曲げてかしめ封口し密閉した単3(LR6)のアルカリマンガン乾電池10を作製した。
以上のように本発明は、筒状セパレータ3円筒形状に沿って折り曲げを行うことによって発生する折り曲げシワを防止する部分切除部5cを有した方形状の底部セパレータ5で筒状セパレータ3を外側から包むように構成し、また複数回巻回した筒状セパレータ3を用いる場合においては、筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cと部分切除部5cを有する方形状の底部セパレータ5の部分切除部5cとが重ならない位置に位置決めして、底部セパレータ5で筒状セパレータ3を包み込む構成にすることで、筒状セパレータ3と底部セパレータ5が装着された際に底部セパレータ5の部分切除部5cにより、立上り部5bに折れ曲がった複雑な折り重なりにならず、底部セパレータ5の部分切除部5cからなる折れ曲がった折り重なり部5eが筒状セパレータ3の巻始め位置3bと巻終わり位置3cとが重ならないことで、共に高い精度で底部セパレータ5の挿入を実現ができ、漏液や内部短絡を発生させずに大容量で信頼性の高い円筒形電池の供給安定化、安全性の安定化を実現する。
本発明によれば、筒状セパレータの円筒形状に沿って折り曲げを行うことによって発生する折り曲げシワを防止する部分切除部を有した方形状の底部セパレータで筒状セパレータを外側から包むように構成したことにより、底部セパレータの折れ曲がった複雑な折り重なりによる負極材の容量の減少を抑制でき、且つ、あらかじめ底部セパレータの折れ曲がった折り重なり部の位置が決まることで正極材と負極材との極間距離が近くなり、内部抵抗のバラツキの抑制および放電特性が向上される。また、底部セパレータの部分切除部と筒状セパレータの巻始め位置と巻終わり位置とが重ならない状態で装着することで、装着時に底部セパレータの部分切除部より負極材の流出がないので、漏液や内部短絡を発生させず信頼性を高めることができ、大容量で高品質な信頼性の高い円筒形電池を得ることが可能となり、強負荷放電性能を必要とされる携帯型情報機器やデジタルカメラなどの大電流放電機器の電源として有用である。
本発明の実施の形態における円筒形電池の半断面正面図 (a)本発明の実施の形態における底部セパレータと底部がなく継ぎ目のない筒状セパレータの模式図、(b)同底部セパレータで底部がなく継ぎ目のない筒状セパレータを包み込んだ状態を示す模式図、(c)同底部セパレータに設けた部分切除部の形状がU字形状である模式図、(d)同底部セパレータに設けた部分切除部の形状がレ字形状である模式図、(e)同底部セパレータに設けた部分切除部の頂点にR形状を備えた模式図 (a)本発明の実施の形態における底部セパレータと複数回巻回した筒状セパレータの模式図、(b)同底部セパレータと複数回巻回した筒状セパレータの平面図、(c)同底部セパレータで複数回巻回した筒状セパレータを包み込んだ状態を示す模式図 本発明の実施の形態における底部セパレータと巻始め位置と巻終わり位置同じ位置になるように複数回巻回した筒状セパレータの平面図 (a)同底部セパレータの形状に成形する前の帯状セパレータの模式図、(b)底部セパレータを挿入する前の模式図 (a)同筒状セパレータに成形する前の帯状セパレータの模式図、(b)同筒状セパレータを成形する前の状態を示す模式図、(c)同筒状セパレータを成形した状態を示す模式図、(d)同筒状セパレータと底部セパレータを挿入する前の状態を示す模式図 従来例における円筒形電池の半断面正面図 (a)従来例における筒状セパレータの巻付け状態を示す模式図、(b)同底部セパレータと筒状セパレータの挿入時の状態を示す模式図、(c)同底部セパレータと筒状セパレータの装着時の模式図 従来例における底部セパレータで筒状セパレータを包み込んだ状態を示す模式図
符号の説明
1 電池ケース
2 正極材
3 筒状セパレータ
3b 巻始め位置
3c 巻終わり位置
4 負極材
5 底部セパレータ
5a 角部
5b 立上り部
5c 部分切除部
5d 辺の中間部
5e 折り重なり部
5f R形状
6 正極凸部
7 絶縁ガスケット
8 封口板
9 負極集電棒
10 アルカリマンガン乾電池
12 重なり部
16 巻芯
18 帯状セパレータ
36 帯状セパレータ

Claims (20)

  1. 正極材と、負極材と、この正極材と負極材と間に介在した筒状セパレータと前記筒状セパレータの端部を包み込む底部セパレータとを円筒状からなる電池ケース内に収納した円筒形電池において、前記底部セパレータは前記筒状セパレータの円筒形状に沿って折り曲げた際に発生する折り曲げシワを防止する部分切除部を有し、前記筒状セパレータを外側から包むように構成したことを特徴とする円筒形電池。
  2. 前記底部セパレータの形状を方形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  3. 前記部分切除部が相対向する位置で少なくとも2箇所以上有したことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  4. 前記部分切除部と円筒状に巻回して構成した筒状セパレータの巻終わり位置が重ならないように構成したことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  5. 前記筒状セパレータの巻終わり位置と巻始め位置とが重なって形成される部分と前記筒状セパレータの円筒形状に沿って包むよう折り曲げた底部セパレータの部分切除部の折り重なり部が重ならないように構成したことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  6. 前記筒状セパレータの巻始め位置と巻終わり位置とが同じ位置になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  7. 前記部分切除部が、前記底部セパレータと筒状セパレータを重ねた時の前記筒状セパレータの外径より外側に位置するように配置したことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  8. 前記部分切除部の形状をV字形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  9. 前記部分切除部の形状をレ字形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  10. 前記部分切除部の頂点にR形状を備えたことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の円筒形電池。
  11. 前記部分切除部の形状をU字形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  12. 底部セパレータの辺の中間部に部分切除部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の円筒形電池。
  13. 前記部分切除部を、筒状セパレータの巻終わり位置を挟むように配置したことを特徴とする請求項4に記載の円筒形電池。
  14. 正極材として、二酸化マンガンからなり中空円筒状に成型した正極合剤を用いたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  15. 底部セパレータとして、イオンを透過する微孔性フィルムを用いたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  16. 底部セパレータとして、前記底部セパレータが筒状セパレータの外径より大きい方形状としたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  17. 筒状セパレータとして、イオンを透過する微孔性フィルムを用いたことを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  18. 有底円筒状からなる電池ケース内に円筒状に成形した正極材を収納する第1工程と、底部セパレータと円筒状の筒状セパレータを挿入する第2工程と、電解液とゲル状の負極材を挿入する第3工程と、前記電池ケースの開口部を負極集電棒を具備した封口体を配置し前記電池ケースの開口部をかしめ封口する第4工程からなる円筒形電池の製造方法であって、前記第2工程において、前記底部セパレータに部分切除部を成形した後、前記底部セパレータで前記筒状セパレータを外側から包むように前記底部セパレータと筒状セパレータを同時に挿入することを特徴とする円筒形電池の製造方法。
  19. 前記第2工程において、帯状のセパレータを巻回して円筒状の筒状セパレータを成形し、前記筒状セパレータの巻終わり位置と前記底部セパレータの部分切除部とが重ならない位置となるように位置決めして前記底部セパレータで前記筒状セパレータを外側から包むように、前記底部セパレータと筒状セパレータを同時に挿入することを特徴とする請求項18に記載の円筒形電池の製造方法。
  20. 底部セパレータとして、帯状のセパレータを4辺の長さが同一寸法になるように方形状に切断し、前記底部セパレータの辺の中間部の一部分を切除して部分切除部を成形することを特徴とする請求項18に記載の円筒形電池の製造方法。
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