JP2009230223A - 商品選定システムおよび商品選定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】会員に対し複数回に渡って継続的に商品を提供する頒布会において、会員のニーズにマッチしたきめ細かい商品選定を行うことができる商品選定システムおよび商品選定プログラムを提供する。
【解決手段】商品選定システム100は、商品のカテゴリを表す商品部門を含む商品マスタファイル21と、会員が希望する商品のカテゴリを表す頒布部門を含む会員マスタファイル23と、会員に対して提供された商品の履歴を記録する頒布履歴ファイル26を記憶する。商品選定システム100は、会員コードのそれぞれについて、商品部門と頒布部門とが適合する商品コードであって、頒布履歴ファイル26にその会員コードとの組合せが記録されていない商品コードを選定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顧客に対して提供される商品を選定する商品選定システムおよび商品選定プログラムに関する。
酒販店等では、顧客に対し複数回に渡って継続的に商品を提供する、いわゆる「頒布会」が実施されている。このような頒布会では、提供される商品を毎回選定する必要があるが、この選定は販売店が毎回独自に行っている。
また、一般的に、販売促進のために顧客ごとに個別の商品を選定する技術として、購買履歴を利用するものがある。たとえば、特許文献1に記載される技術は、商品をセグメント化し、購買履歴のないセグメントの商品を対象としてセールスプロモーションを行うことが記載されている。
特開2002−73946号公報
従来の技術には、頒布会における商品選定を行うものは存在しない。このため、頒布会商品選定は販売店が手作業で行う必要があり、作業効率の点で問題があった。また、一般的な販売促進用の技術を頒布会に応用することも困難である。たとえば特許文献1の技術によれば、顧客の希望によらずすべてのセグメントの商品を一方的かつ網羅的に提供することになり、頒布会の会員のニーズにマッチしたきめ細かい商品選定を行うことができない。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、頒布会の会員のニーズにマッチしたきめ細かい商品選定を行うことができる商品選定システムおよび商品選定プログラムを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、この発明に係る商品選定システムは、同一の会員に対し複数回に渡って継続的に商品を提供する頒布会において、会員に対して提供すべき商品を自動的に選定する、商品選定システムであって、商品選定システムは、商品マスタファイルと、会員マスタファイルと、頒布履歴ファイルとを記憶し、商品マスタファイルは、商品の品目を識別する商品コードと、商品のカテゴリを表す商品部門とを関連付け、会員マスタファイルは、会員を識別する会員コードと、会員が提供を希望する商品のカテゴリを表す少なくとも1つの頒布部門とを関連付け、頒布履歴ファイルは、会員コードと、会員に対して提供された商品の商品コードとを関連付け、商品選定システムは、会員コードのそれぞれについて、商品コードのうちから所定の条件を満たす商品を選出し、所定の条件は、商品マスタファイルにおけるその商品コードの商品部門と、会員マスタファイルにおけるその会員の頒布部門とが適合すること、および頒布履歴ファイルにおいて、その会員コードとその商品コードとが関連付けられていないことを含む。
商品マスタファイルは、さらに、商品コードと、商品の商品レベルとを関連付け、ここで、商品レベルは、ある会員に対する何度目の提供においてその商品がその会員に提供されるかに関連するものであり、商品選定システムは、さらに、会員コードと頒布レベルとを関連付ける会員レベルファイルを記憶し、ここで、頒布レベルは会員に提供される商品の商品レベルを表し、頒布レベルは頒布部門ごとに設定され、所定の条件は、さらに、商品マスタファイルにおけるその商品コードの商品レベルと、会員レベルファイルにおけるその会員の頒布レベルとが適合することを含み、商品選定システムは、商品コードを選出することに応じて、会員レベルファイルにおけるその会員コードの頒布レベルを上昇させてもよい。
商品選定システムは、通信ネットワークを介して、商品コードに関連付けられた評価を受け取るとともに、評価に応じて、その商品コードの商品レベルを変更してもよい。
また、この発明に係る商品選定プログラムは、コンピュータを、上述の商品選定システムとして機能させる。
この発明に係る商品選定システムおよび商品選定プログラムは、頒布会の各会員に対し、その会員の頒布部門および頒布履歴に基づいて、提供すべき商品を選定する。このため、会員が希望するカテゴリの商品のみを重複なく提供することができ、会員のニーズにより的確にマッチしたきめ細かい選定を行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明に係る商品選定システム100の構成を示す。商品選定システム100は、酒販店に設置され、経営者または従業員等が使用者として使用するコンピュータである。この酒販店は、同一の会員すなわち酒販店の顧客に対し複数回に渡って継続的に商品を提供する、いわゆる「頒布会」を実施している。商品選定システム100は、頒布会において、会員に対して提供すべき商品を自動的に選定するものである。
商品選定システム100は周知のコンピュータとしての構成を有し、演算を行う演算手段10と、情報を格納する記憶手段20とを備える。また、図示しないが、商品選定システム100は、使用者からのデータの入力を受け取る入力部と、使用者に対してデータを出力する出力部とを有する。演算手段10はCPU(中央処理装置)を含み、記憶手段20はメモリおよびHDD(ハードディスクドライブ)を含み、データ入力部はキーボードおよびマウスを含み、出力部はディスプレイおよびプリンタを含む。また、商品選定システム100は、通信ネットワークに対する入力装置と出力装置とを兼ねるネットワークインタフェース(図示せず)を備え、この通信ネットワークを介してインターネット(図示せず)に接続されている。
また、図示しないが、記憶手段20には、商品選定システム100の動作を規定する商品選定プログラムが格納されている。コンピュータである商品選定システム100は、この商品選定プログラムを実行することによって、本明細書に記載するすべての機能を実現する。
記憶手段20は、データとして、商品マスタファイル21、商品提供期間ファイル22、会員マスタファイル23、会員レベルファイル24、金額マスタファイル25、および頒布履歴ファイル26を記憶し格納する。
図2に、商品マスタファイル21の構成の例を示す。商品マスタファイル21は、酒販店が取り扱う商品の品目を識別する商品コードと、それぞれの商品に関する様々な情報とを関連付ける。商品に関連する情報は、その商品の商品部門、商品レベル、レベル変動、名称、最適季節、販売価格を含む。
商品部門は、その商品が酒類の中で種類別に分類される際のカテゴリを表す。これはたとえば図2に示すような分類であるが、酒税法に従って定義されてもよく、また使用者が適宜変更できるものであってもよい。なお、本明細書では説明の便宜上「ビール」等の文字列を使用するが、実際に指定される値は単純なコードであり、たとえばビールには「001」が、焼酎乙類には「002」が、果実酒には「003」が、ワインには「004」が、それぞれ対応する。
商品レベルは、会員の継続期間に応じた、その商品が選定される時期を表す。たとえば、ある会員に対する何度目の提供において、その商品がその会員に提供されるかを表す。図2では最高のAから最低のDまで4段階で指定され、Dが入会直後すなわち第1回の頒布対象を表し、Cが第2回、Bが第3回、Aが第4回の頒布対象を表す。すなわち、頒布会の新規会員に対しては商品レベルDの商品が選定され、長期間継続している会員に対してはその期間に応じて商品レベルC〜Aの商品が選定される。この商品レベルは商品ごとに使用者が任意に設定するものである。たとえば、飲みやすい商品、入手が容易な商品には低い商品レベルが設定され、飲みにくい商品、入手が困難な商品には高い商品レベルが設定される。
レベル変動は、商品レベルが自動的に変更され得るか否かを表す。「○」は、外部からの所定の情報に応じて商品選定システム100が自動的に商品レベルを変更することを表し、「×」は、商品レベルは自動的には変更されないこと、すなわち、使用者の直接の変更指示によってのみ変更され得ることを表す。なお、この「外部からの所定の情報」とは、たとえば後述のようなアンケートの結果を含む。
名称は、その商品が取引される際の名称を表す。
最適季節は、その商品が他の商品より優先して販売されるべき期間を表す。これは商品ごとに使用者が任意に定義するものである。たとえば、「春」は3月〜5月、「夏」は6月〜8月、「秋」は9月〜11月、「冬」は12月〜2月を表す。「なし」は該当する期間がないこと(いつでも頒布可能であること)を表す。なお、本明細書では説明の便宜上「春」等の文字列を使用するが、実際に指定される値は単純なコードであり、たとえば春には1が、夏には2が、秋には3が、冬には4が、「なし」には0が、それぞれ対応する。
販売価格は、その商品を頒布会の会員に販売する際の価格を表す。これはたとえば小売価格または定価である。
図3に、商品提供期間ファイル22の構成の例を示す。商品提供期間ファイル22は、商品マスタファイル21(図2)の商品コードと、それぞれの商品が提供可能である期間とを関連付ける。
提供期間は、提供開始時期および提供終了時期を含む。図3の例では、商品コード0001の商品は2008年9月までは提供できず、2008年10月以降は常に提供可能である。商品コード0002の商品は、2008年6月までは常に提供可能であるが、2008年7月以降は提供できない。商品コード0003の商品は、2008年4月〜2008年12月の期間のみ提供可能であり、それ以外の期間は提供できない。商品コード0004の商品は常に提供可能である。
図4に、会員マスタファイル23の構成の例を示す。会員マスタファイル23は、頒布会の会員を識別する会員コードと、それぞれの会員に関する様々な情報とを関連付ける。会員に関連する情報は、その会員の氏名、住所、性別、頒布部門、金額カテゴリを含む。
頒布部門は、その会員が提供を希望する商品のカテゴリを表し、商品マスタファイル21(図2)の商品部門に対応する。図4では、1つの会員コードに対して3つの頒布部門が関連付けられており、それぞれ部門1〜部門3として示される。この頒布部門の数は、一回の頒布で一人の会員に提供される商品の数に対応する。図4の例では、会員コードA001の神奈川太郎氏に対して、毎回、ビールのうちから1品、果実酒のうちから1品、および焼酎乙類のうちから1品、合計3品が提供されることになる。
1つの会員コードに対して複数の頒布部門が重複して定義されてもよい。たとえば会員コードA002の北海次郎氏にはビール2品と果実酒1品が提供され、会員コードA005の三重四郎氏に対してはワインのみ3品が提供される。また、1つの会員コードに対して定義される頒布部門の数が3未満であってもよく、その場合は提供される商品の数がそれに応じて少なくなる。
金額カテゴリは、金額マスタファイル25(図6、後述)に関連して定義され、その会員に対して一回の頒布で提供される商品の合計額の基準を表す。
図5に、会員レベルファイル24の構成の例を示す。会員レベルファイル24は、各会員に対して提供される商品のレベルを定義するものであり、会員マスタファイル23(図4)の会員コードと、頒布レベルとを関連付ける。この頒布レベルは、商品マスタファイル21(図2)の商品レベルに対応する。
図5では、1つの会員コードに対して3つの頒布レベルが関連付けられており、それぞれ部門1〜部門3として示される。3つの頒布レベルは、それぞれ、図4に示す3つの頒布部門に対応する。図5の例は、会員コードA001の会員に対して提供される商品として、ビールは商品レベルDのものが、果実酒は商品レベルCのものが、焼酎乙類は商品レベルBのものが、それぞれ選定されることを表す。
図6に、金額マスタファイル25の構成の例を示す。金額マスタファイル25は、会員マスタファイル23(図4)の金額カテゴリと、その金額カテゴリが表す合計金額範囲とを関連付ける。合計金額範囲は、下限および上限を含む。図6の例では、金額カテゴリ「1」は、一回の頒布で提供される商品の合計金額が3001円以上5000円以下であることを表す。
なお、図6の例では合計金額範囲は重複なく定義され、かつ隙間なく連続しているが、そうでなくともよい。すなわち、たとえば金額カテゴリ2の下限を8000円として金額カテゴリ1との間に隙間を置いてもよく、また、上限を12000円として金額カテゴリ3と一部重複させてもよい。
図7に、頒布履歴ファイル26の構成の例を示す。頒布履歴ファイル26は、頒布会で提供される商品について、どの会員に対してどの商品が選定されたか、すなわち、会員に対して提供された商品の履歴を記録する。頒布履歴ファイル26は、会員に提供される(またはされた)商品コードと、提供先の会員コードとを関連付け、組合せとして記憶する。また、頒布履歴ファイル26は、この商品コードおよび会員コードとの組合せと、提供される(またはされた)時期とを関連付けて記録する。図7の例は、会員コードA001の会員に、2007年11月に提供された商品として、商品コード0001の商品が選定されていることを示す。
以上のように構成される商品選定システム100の動作を、図8〜図12を用いて説明する。
図8は、各会員に対して提供される商品を商品選定システム100が選定する際に実行する処理の流れを説明するフローチャートである。商品選定システム100の使用者は、頒布会における一回の頒布につき一度、この処理の実行を指示する。
まず、商品選定システム100は、会員マスタファイル23(図4)を参照し、未処理の会員コードがあるかどうかを判定する(ステップS1)。未処理の会員コードがあると判定された場合、未処理の会員コードを1つ選択し、対応する頒布部門および金額カテゴリを取得する(ステップS2)。
以下の例では、未処理の会員コードとして「A002」が選択されたものとする。この場合、頒布部門については、部門1および部門2として「ビール」、部門3として「果実酒」が取得される。また、金額カテゴリとしては「1」が取得される。
次に、商品選定システム100は、会員レベルファイル24(図5)を参照し、処理中の会員コードに対応する頒布レベルを取得する(ステップS3)。処理中の会員コードがA002である場合、部門1〜3のすべてについて、頒布レベル「C」が取得される。
さらに、商品選定システム100は、ステップS2で取得した頒布部門と、ステップS3で取得した頒布レベルとの組合せに該当する商品を、商品マスタファイル21(図2)からリストとしてすべて選出する(ステップS4)。すなわち、商品部門と頒布部門とが一致し、かつ、商品レベルと頒布レベルとが一致する商品を選出する。図9に、会員コードA002に対してステップS4で選出される商品のリストの例を示す。
次に、商品選定システム100は、商品提供期間ファイル22(図3)を参照し、ステップS4で選出された商品のうちから、頒布会の提供時期において提供可能であるものをすべて抽出する(ステップS5)。たとえば、図9のリストにおいて、商品コード0010のビールが提供できない時期であった場合、リストから該当商品が削除され、その他の商品が抽出されることになる。
さらに、商品選定システム100は、頒布履歴ファイル26(図7)を参照し、ステップS5で抽出された商品のうち、その会員に対してまだ提供されていないものを抽出する(ステップS6)。すなわち、処理中の会員コードと、その商品の商品コードとの組合せが頒布履歴ファイル26に記録されていない商品のみを抽出する。たとえば、図9のリストにおいて、商品コード0021の果実酒がすでに会員コードA002の会員に対して提供されたものであった場合、リストから該当商品が削除され、その他の商品が抽出されることになる。図10に、会員コードA002に対して、ステップS5およびステップS6の処理で抽出される商品のリストの例を示す。
この時点で、商品選定システム100は、処理中の会員コードについて、頒布部門のそれぞれに関連して、次の条件をすべて満たす商品コードを選出したことになる。
(1)その商品コードの商品部門が、処理中の会員コードの頒布部門のいずれかと適合する
(2)その商品コードの商品レベルと、処理中の会員コードの(1)の条件で適合した頒布部門の頒布レベルとが適合する
(3)頒布履歴ファイル26に、その会員コードとその商品コードとの組合せが記録されていない
次に、ステップS6で抽出された商品のうちから、その会員に提供される頒布部門ごとに1品ずつ商品を選択して決定する(ステップS7)。ステップS7では、ステップS2で取得された金額カテゴリに基づいて金額マスタファイル25(図6)を検索し、合計金額範囲を取得し、商品3品の合計金額がこの合計金額範囲に適合するよう選択が行われる。また、同一の会員に対して同一の商品が重複して提供されないように選択が行われる。たとえば図10のリストでは、部門1については商品コード0011のビール、部門2については商品コード0012のビール、部門3については商品コード0020の果実酒が、それぞれ選択(選出)される。この合計金額は、金額カテゴリ「1」の合計金額範囲内の4750円となるので、これらの商品を提供すると決定する。
なお、上記の例ではステップS6で抽出された商品の数とステップS7で選択すべき商品の数とが等しく、組合せが一意に決定されるが、場合によってはステップS6でより多数の商品が抽出され、組合せが一意に決定できない可能性がある。このような場合の選択は、たとえば次のようにして行われる。
あらかじめ、商品ごとに優先度を決めておく。この優先度は、たとえば、対象となる提供時期が最適季節(図2)に含まれるものは優先度が高く、最適季節が同じ商品のうちでは商品コードが小さいほうが優先度が高い、というように決められる。まず、ステップS6で抽出された商品のうち、頒布部門ごとに優先度が最も高いものを選択し、合計金額を判定する。合計金額範囲に適合する場合にはその組合せを提供すると決定する。合計金額範囲に適合しない場合には、最初の頒布部門(部門1)の商品として次に優先度が高いものを順次選択し、同様の判定を行う。まだ適合しない場合には、同様にして部門2および部門3の商品を順次選択して判定を行う。
次に、ステップS7の決定内容に基づき、頒布履歴ファイル26(図7)に該当の組合せを追加する(ステップS8)。すなわち、3つの頒布部門それぞれについて、処理中の会員コードと、決定された商品の商品コードとの組合せを記録し、さらに、その組合せに対して対象となる提供時期を関連付けて記録する。
次に、処理中の会員コードについて、会員レベルファイル24(図5)を更新する(ステップS9)。ここでは、頒布レベルをそれぞれ1段階ずつ上昇させる。たとえば、会員コードA002に対応する頒布レベルは、部門1〜3すべてについてBとなる。なお、頒布レベルがすでに最高すなわちAである頒布部門については、頒布レベルを変更しない。このステップS9において、商品選定システム100は該当の会員コードに対する処理を終了する。
ステップS9の後、処理はステップS1に戻り、未処理の会員コードがあるかどうかが再び判定される。
ステップS1において未処理の会員コードがないと判定された場合、商品選定システム100は会員コードそれぞれに対して提供すると決定された商品コードをリストとして出力し(ステップS10)、処理を終了する。この出力は、たとえばプリンタによって印刷され、使用者に示される。あるいは、この出力は、商品選定システム100が格納する図示しないファイルに書き込まれてもよく、商品選定システム100は商品発送管理プログラム等を実行してこのファイルを利用し、発送用ラベルの印刷等を行ってもよい。
なお、上記の例では、商品部門と商品レベルとの組合せすべてについて、少なくとも1つの商品が選出されるように商品マスタファイル21が定義されているが、該当する商品が存在しない場合は、商品選定システム100は、該当する商品の追加登録を使用者に促す(このステップは図示しない)。たとえば、図10の例において商品コード0020の果実酒が商品マスタファイル21に記録されていなかった場合、部門3について選択すべき商品が存在しないので、商品選定システム100は、商品部門「果実酒」、商品レベル「C」に該当する商品を商品マスタファイル21に追加することが必要である旨の表示を行い、処理を終了する。頒布部門のいずれかに、商品コード0020を選択した会員については、頒布商品が選出されず、「未処理の会員データ」として記憶される。商品コード0020に商品を登録することを促す表示と連動して、該当の商品登録を受け付けた後、「未処理の会員データ」に対して、頒布商品の選出処理を実行するように構成してもよい。
図11は、各会員から収集されるアンケート結果に基づき、商品選定システム100が商品マスタファイル21(図2)の商品レベルを変更する際に実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
このアンケートは、頒布会で提供された商品のそれぞれについて、商品マスタファイル21(図2)の商品レベルを最適な値に設定するために行われるものである。アンケートの設問は、各商品を、入会後すぐに提供すべきか、またはある程度期間をおいて提供すべきかを判断する基準となる情報を得るためのものである。たとえば、「今回頒布した、商品名『みんなのビール』について、飲みやすかったかどうかをご回答ください」という設問と、「飲みやすかった」、「飲みにくかった」、「どちらでもない」という回答の選択肢とが記載されている。ここで、「飲みやすかった」という回答が得られた場合は、この商品をより早く提供すべきであり、「飲みにくかった」という回答が得られた場合は、この商品をより遅く(すなわち、より長期間頒布会を継続している会員に対して)提供すべきであると判断する。
あらかじめ、商品選定システム100の使用者は、アンケート結果を入力するための方法、たとえばアクセスすべきWebページのURLアドレスおよび操作方法を、電子メールまたはハガキ等によって各会員に通知しておく。通信ネットワークを経由して該当のWebページにアクセスがあり、アンケート結果が入力されると、商品選定システム100はこの入力を受け取る(ステップS21)。この入力は、商品コードと、その商品に対する評価とを含む。
次に、商品選定システム100は、該当の商品コードについてその評価を集計する(ステップS22)。たとえば、「飲みやすかった」という評価である場合は、その商品コードに対するその評価の累積数を1だけ増加させる。
次に、商品選定システム100は、評価の累積数および商品マスタファイル21(図2)に基づき、商品レベルを更新する(ステップS23)。ここでは、たとえば「飲みやすかった」という評価が所定の数に達するごとにその商品の商品レベルを1だけ低くし(例えば、商品レベルCの商品を商品レベルDとする)、「飲みにくかった」という評価が所定の数に達するごとにその商品の商品レベルを1だけ高く(例えば、商品レベルCの商品を商品レベルBとする)する。ただし、その商品に関連する「レベル変動」の値が「×」となっている場合には、商品レベルを変更しない。
図12は、各会員からの頒布部門変更通知に基づき、会員に関連付けられた頒布部門および頒布レベルを変更するために、商品選定システム100が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
まず、商品選定システム100は、会員からの頒布部門変更通知の入力を受け取る(ステップS31)。この入力は、たとえば図11のアンケートと同様に、会員によって入力される。また、この入力は、会員コードと、変更したい頒布部門が3つ(部門1〜部門3)のうちいずれであるかを示す情報と、変更後の頒布部門とを含む。
次に、商品選定システム100は、入力された情報に基づいて、会員マスタファイル23(図4)および会員レベルファイル24(図5)を更新する(ステップS32)。たとえば、会員コードA001の会員からの、部門1の「ビール」を「ワイン」に変更したいという通知があった場合、会員マスタファイル23の部門1を「ワイン」に変更するとともに、変更された頒布部門に対応する会員レベルファイル24の頒布レベルを最低のDに変更する。すなわち、入会直後の会員に提供されるワインと同じ頒布レベルのワインが提供されることになる。
このように、商品選定システム100は、頒布会の各会員に対し、その会員の頒布部門および頒布履歴に基づいて、提供すべき商品を選定する。このため、会員が希望するカテゴリの商品のみを重複なく提供することができ、会員のニーズにより的確にマッチしたきめ細かい選定を行うことができる。また、商品の選定を人手で行う必要がないので、作業が効率化される。
また、商品選定システム100は、各会員が希望する頒布レベルに基づいて商品を選定するので、各会員の「お酒の進捗」に合う商品を提供することができる。
また、商品選定システム100は、各会員が希望する金額の範囲内に収まる商品を選定することができる。
さらに、商品選定システム100は、会員からの商品に対する評価を通信ネットワークを介して受け取り、これに応じて商品レベルを変更するので、多数の会員の感覚により適合するレベル設定を行うことができる。
上述の実施の形態1では、図8のステップS9において、頒布レベルを毎回1段階ずつ上昇させる。すなわち、1回の商品提供ごとに会員の頒布レベルが高くなる。変形例として、複数回、たとえば3回または5回の商品提供ごとに会員の頒布レベルを高くするようにしてもよい。この場合、会員レベルファイル24は、頒布レベルに加え、その頒布レベルの商品が提供された回数を含んでもよい。
商品選定システム100は、さらに、販売促進のために、各会員について、所定の条件に合致する商品のリストを出力する機能を有してもよい。たとえば、会員コードごとに、頒布部門および頒布レベルが合致し、購入履歴がない商品をすべて出力してもよい。このようにすると、酒販店は出力されたリストに基づいて関連商品の案内を行うことができる。
上述の実施の形態1では、商品マスタファイル21、商品提供期間ファイル22、会員マスタファイル23、会員レベルファイル24、金額マスタファイル25、および頒布履歴ファイル26は、すべて単一のコンピュータである商品選定システム100に格納される。変形例として、商品選定システムは複数のコンピュータによって構成されてもよく、それぞれのファイルが複数のコンピュータに分散して設けられてもよい。
本発明に係る商品選定システムの構成を示す図である。 図1の商品マスタファイルの構成の例を示す図である。 図1の商品提供期間ファイルの構成の例を示す図である。 図1の会員マスタファイルの構成の例を示す図である。 図1の会員レベルファイルの構成の例を示す図である。 図1の金額マスタファイルの構成の例を示す図である。 図1の頒布履歴ファイルの構成の例を示す図である。 図1の商品選定システムが商品を選定する際に実行する処理の流れを説明するフローチャートである。 図8のステップS4で選出される商品のリストの例を示す図である。 図8のステップS6で抽出される商品のリストの例を示す図である。 図1の商品選定システムが、商品レベルを変更する際に実行する処理の流れを説明するフローチャートである。 図1の商品選定システムが、頒布部門および頒布レベルを変更するために実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
10 演算手段、20 記憶手段、21 商品マスタファイル、22 商品提供期間ファイル、23 会員マスタファイル、24 会員レベルファイル、25 金額マスタファイル、26 頒布履歴ファイル、100 商品選定システム。

Claims (4)

  1. 同一の会員に対し複数回に渡って継続的に商品を提供する頒布会において、会員に対して提供すべき商品を自動的に選定する、商品選定システムであって、
    前記商品選定システムは、商品マスタファイルと、会員マスタファイルと、頒布履歴ファイルとを記憶し、
    前記商品マスタファイルは、前記商品の品目を識別する商品コードと、前記商品のカテゴリを表す商品部門とを関連付け、
    前記会員マスタファイルは、前記会員を識別する会員コードと、前記会員が提供を希望する商品のカテゴリを表す少なくとも1つの頒布部門とを関連付け、
    前記頒布履歴ファイルは、前記会員コードと、前記会員に対して提供された商品の前記商品コードとを関連付け、
    前記商品選定システムは、前記会員コードのそれぞれについて、前記商品コードのうちから所定の条件を満たす商品を選出し、
    前記所定の条件は、
    前記商品マスタファイルにおけるその商品コードの商品部門と、前記会員マスタファイルにおけるその会員の頒布部門とが適合すること、および
    前記頒布履歴ファイルにおいて、その会員コードとその商品コードとが関連付けられていないこと
    を含む、商品選定システム。
  2. 前記商品マスタファイルは、さらに、前記商品コードと、前記商品の商品レベルとを関連付け、ここで、前記商品レベルは、ある会員に対する何度目の提供においてその商品がその会員に提供されるかに関連するものであり、
    前記商品選定システムは、さらに、前記会員コードと頒布レベルとを関連付ける会員レベルファイルを記憶し、ここで、前記頒布レベルは前記会員に提供される商品の前記商品レベルを表し、前記頒布レベルは前記頒布部門ごとに設定され、
    前記所定の条件は、さらに、前記商品マスタファイルにおけるその商品コードの商品レベルと、前記会員レベルファイルにおけるその会員の頒布レベルとが適合することを含み、
    前記商品選定システムは、前記商品コードを選出することに応じて、前記会員レベルファイルにおけるその会員コードの頒布レベルを上昇させる
    請求項1に記載の商品選定システム。
  3. 前記商品選定システムは、通信ネットワークを介して、前記商品コードに関連付けられた評価を受け取るとともに、前記評価に応じて、その商品コードの商品レベルを変更する
    請求項1または2に記載の商品選定システム。
  4. コンピュータを、請求項1〜3のいずれか一項に記載の商品選定システムとして機能させるための商品選定プログラム。
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