JP2009229807A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタと被投影面との間の距離を変化させても投影領域を撮像領域に納めることが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
【解決手段】フォーカス調整値から被投影面までの投影距離を算出し(ステップS1002)、ズーム調整値を検出する(ステップS1003)。投影距離及びズーム調整値について投影ユニット100に対する撮像ユニット200の相対位置を一対一に割り当てる割当テーブルを参照することで、撮像ユニット200の移動方向及び移動量が、投影距離及びズーム調整値から決定される(ステップS1004)。その決定された移動方向及び移動量に従って撮像ユニット200が移動することで、撮像領域が投影領域に一致する(ステップS1005)。
【選択図】 図7

Description

本発明は、投影画像を撮像する撮像部を備えるプロジェクタに関し、特に撮像部の視野角よりも投影部の画角が広い場合において、プロジェクタと被投影面との間の距離を変化させても投影領域と撮像領域とが一致するように撮像部を移動させることができるプロジェクタに関する。
投影部によって被投影面に投影された画像(以下、投影画像という)を撮像するために撮像部を搭載したプロジェクタが提案されている。その目的は、例えば投影画像上に照射されたレーザーポインタの位置を検出すること(特許文献1)、投影されたパターンを検出してフォーカス調整を行うこと(特許文献2)、などである。
従来のプロジェクタにおいて、搭載された撮像部を用いて投影画像を撮像することに困難性は無かった。なぜなら、一般的に従来のプロジェクタは、
(1)投影部の画角は、撮像部の視野角よりも小さい、
(2)被投影面から数メートル程度離して使用されるため、投影部と撮像部との視差は問題にはならない、
という特徴を持つからである。そのため、投影画像の画像光(以下、画像光)の中心軸と撮像部の光軸とが略平行であれば、もしプロジェクタと被投影面との距離を変化させても、投影画像は常に撮像部の視野内に収まる(例えば、特許文献2の図1参照)。
特開2006−18374号公報 特開2005−283952号公報
近年、画角が大きく、被投影面への近接投影が可能なプロジェクタ(以下、広角プロジェクタ)が提案されている。この広角プロジェクタは、プロジェクタとスクリーン等の被投射面とを接近させることができるという利点を持つ。このため、家庭内や会議室内などの狭い空間でも従来のプロジェクタに比べて大きな投影画像を得ることができ、その利用シーンは今後益々拡大すると考えられる。
しかし、広角プロジェクタはその画角の広さ故に、従来のプロジェクタには存在しなかった様々な課題を生じ得る。その1つが、本発明者らによって新たに見出された、撮像部が広角プロジェクタに搭載された場合に生じる課題である。以下その課題を説明する。
広角プロジェクタは、従来のプロジェクタに比して広い投影部の画角を有する。一方、広角プロジェクタに搭載された撮像部の視野角は、従来のプロジェクタに搭載された撮像部の視野角と変わらない場合が多い。その結果、従来のプロジェクタにおいては、撮像部の視野角は投影部の画角に比べて十分広いが、広角プロジェクタにおいては、撮像部の視野角は投影部の画角と同程度である又は狭い場合が多い。ここで、画角は、投影部が投影する画像光の広がり角の意味であり、視野角は、撮像部が見込む視野の広がり角の意味である。また、ある距離に置かれた被投影面において、撮像部の撮像可能な領域を撮像領域と、投影画像によって占められる被投影面上の領域を投影領域と、それぞれ表現する。
撮像部の視野角が投影画像の画角と同程度の場合に生じる課題を、広角プロジェクタ1と画像が投影される被投影面2とを上から見た図である図1を参照して説明する。広角プロジェクタ1は、画角AOVを有する投影部100と、投影部の画角AOVと同程度の視野角FOVを有する撮像部200とを備える。図1(a)において、投影部100は、広角プロジェクタ1からDS1離れた被投影面20に画像を投影し、撮像部200は、被投影面20に投影された画像を撮像する。投影部100と撮像部200との間には視差PRLが存在するので、被投影面20において投影領域AP1が撮像領域AI1に納まるためには、撮像部200の光軸LAX2が投影部100の投影光軸LAX1と輻輳角ACを持って交わる必要がある。しかし、図1(b)の様に広角プロジェクタ1と被投影面20との距離がDS2(>DS1)に広がった場合、輻輳角ACを固定した状態では、投影領域AP2が、撮像領域AI2に納まらない。言い換えれば、広角プロジェクタ1と被投影面20との距離が所定の大きさの場合(即ち、図1(a)の場合)のみ、撮像領域AI1は、投影領域AP1に一致する。
広角プロジェクタに搭載された撮像部の広視野化は、前記した課題を解決するために有効な方法である。撮像部を広視野化するためには、(1)レンズ系の焦点距離を短くする、(2)撮像素子の面積を大きくする、の2通りの方法が挙げられる。しかし、(1)はレンズ系の複雑化を招くため、(2)は大面積の受光素子ほど値段が高いため、どちらの方法も製造コストを増大させる。そのため、コスト面を考えると、撮像部の広視野化は実用上望ましくない。即ち、撮像部を広視野化する以外の方法を用いて、前述した課題の解決が望まれる。
本発明は、プロジェクタと被投影面との間の距離を変化させても投影領域を撮像領域に納めることが可能な、プロジェクタを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像情報に基づき被投影面に画像を投影する投影部と、その投影部を収容する筺体と、前記被投影面に投影された画像を撮像するために、前記投影部に対して移動可能に前記筺体に設けられ、前記投影部の画角よりも狭い視野角を有する撮像部と、前記被投影面に投影された画像全体が撮像されるように、前記撮像部の移動を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、移動とは、位置や配置等を変化させるという意味であり、平行移動と回動との両方の意味を持つ。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御部は、投影状態を検知する検知手段と、その検知手段の検知結果に応じて、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する決定手段と、その決定手段の決定に基づいて、前記撮像部を移動させる移動手段と、を有する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記投影部は、フォーカス調整可能に構成され、前記検知手段は、前記投影部のフォーカス調整値を検知し、前記決定手段は、前記検知された投影部のフォーカス調整値に応じて、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記決定手段は、前記投影部のフォーカス調整値に対して、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を一対一に割り当てる割当テーブル、を記憶するテーブル記憶手段を有し、前記決定手段は、前記テーブル記憶手段に記憶された前記割当テーブルを参照して、前記投影部のフォーカス調整値から前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記検知手段は、前記被投影面に投影された画像を前記撮像部が撮像したときに発生する撮像データから、前記投影された画像の投影領域の境界を検出し、前記決定手段は、前記検知された投影領域の境界から、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記検知手段は、前記投影領域の境界を検出するために、前記被投影面に投影される所定の画像パターンを記憶するパターン記憶手段を有し、前記検知手段は、前記撮像データから前記所定の画像パターンを検知することで、前記画像の境界を検出する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、前記撮像部は、前記投影部に対して水平方向にずらして配置されるように前記筺体に設けられる、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、前記撮像部は、前記投影部の投影光軸に対して鉛直方向にずらして配置されるように前記筺体に設けられる、ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の発明において、前記移動手段は、前記撮像部を互いに直交する任意の2軸の回りに回動させる、ことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記移動手段は、前記撮像部を水平方向に平行な軸の回りに回動させる、ことを特徴とする。
プロジェクタに備えられた撮像部の視野角が投影部の画角よりも狭い場合、仮に撮像部及び投影部が筺体に固定されていると、前記した様に被投影面までの距離が所定の大きさの場合においてのみ、投影領域が撮像領域に納まる。しかし、請求項1に記載の発明では、撮像部が投影部に対して移動可能であるため、被投影面とプロジェクタとの任意の距離において投影領域を撮像領域に納めることが可能になる。
請求項2に記載の発明では、投影状態を検知する検知手段の検知結果に応じて、撮像部の適切な移動方向及び移動量が決定される。即ち、被投影面とプロジェクタとの距離が変化する等、投影状態が変化した場合、プロジェクタはその変化した投影状態を検知し、撮像部を適切な位置に移動させることができる。
プロジェクタから被投影面までの距離が変化すると、被投影面に焦点が合わなくなるとともに、投影領域が撮像領域に納まらなくなる。この場合、焦点を合わせるためにフォーカス調整が行われる。請求項3に記載の発明では、検知手段が投影部のフォーカス調整値を検知するので、その検知されたフォーカス調整値に応じて投影領域全体が撮像可能な位置に撮像部を移動させることで、フォーカス調整作業と投影領域を撮像領域に納める作業とを同時に行うことが可能になる。即ち、プロジェクタを使用するために必要な設定作業の手間が軽減される。
投影部と撮像部との視差は常に一定なので、プロジェクタから被投影面までの距離が与えられれば、投影領域全体を撮像可能な撮像部の移動位置は一意的に決定される。そして、プロジェクタから焦点面である被投影面までの距離は、フォーカス調整値に直接反映される。請求項4に記載の発明では、投影部のフォーカス調整値に対して撮像部の移動位置を一対一に割り当てる割当テーブルを参照することで、撮像部の移動方向及び移動量が、投影部のフォーカス調整値に基づいて決定される。従って、複雑な演算処理を行うことなく、撮像部の移動方向及び移動量を簡単に決定することが可能になる。
請求項5に記載の発明では、投影領域の境界を検知することで、撮像部の移動方向及び移動量が決定される。従って、プロジェクタの使用中、即ち画像を投影している最中であっても、投影領域を撮像領域に納めることが可能になる。
請求項6に記載の発明では、投影領域の境界を検出するために、所定の画像パターンを投影画像として用いる。所定の画像パターンを使用することにより、投影領域の境界の検出を正確且つ安定して行うことが可能になる。
請求項7に記載の発明では、撮像部が、投影部に対して水平方向に配置されるように前記筺体に設けられる。従って、被投影面とプロジェクタとの距離を変化させた場合、投影部と撮像部とは鉛直方向の視差が小さいので、投影領域を撮像領域内に納める際に、撮像部を鉛直方向に移動させる量が少なくて済む。さらに、プロジェクタにおいては、光学系設計の都合上水平方向に部品が配置される場合が多いので、撮像部が投影部に対して水平方向に配置される構成は、設計上の自由度を確保する上で有効である。
請求項8に記載の発明では、撮像部は、投影部に対して鉛直方向に配置されるように前記筺体に設けられる。従って、投影部と撮像部との水平方向の視差が小さいという利点がある。
請求項9に記載の発明では、移動手段が撮像部を任意の2軸の回りに回動させる。従って、撮像部は、任意の角度位置に移動することで、投影領域を撮像領域内に納めることが可能になる。
請求項10に記載の発明では、移動手段が撮像部を水平方向に平行な軸の回りに回動させる。投影部と撮像部とは水平方向の視差が少ないので、撮像部は、水平方向に平行な軸回りに回動することで、投影領域を撮像領域内に納めることが可能になる。即ち、撮像部の駆動軸が1軸でよいため、移動手段が簡単な構成で済む。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について詳述する。
<第1の実施形態>
[全体斜視図]
図2は、本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ1の外形を示す斜視図である。筺体2には、投影画像を投影するための投影ユニット100、投影画像を撮像するための撮像ユニット200、使用者がプロジェクタ1を操作するための制御パネル33及び赤色又は緑色に選択的に点灯可能なLED21が設けられる。投影ユニット100の投影領域及び撮像ユニット200の撮像領域はどちらも矩形である。撮像ユニット200の視野角は、投影ユニット100の画角よりも狭い。また、撮像ユニット200の視野角は、投影領域と撮像領域とが一致した状態において、後述する調整用画像パターン調整用画像パターン40(図8(b))の四隅に配置された黒白パターン41、緑白パターン42、赤白パターン43及び赤緑パターン44を同時に撮像可能な広さである。尚、前記した筺体2、投影ユニット100及び撮像ユニット200が、それぞれ本発明の筺体、投影部及び撮像部の一例である。
プロジェクタ1が設置された状態において、投影光軸に平行な方向をZ軸、水平方向をX軸、X軸及びZ軸に直交する方向をY軸と定義する。また、X軸の正方向を撮像ユニット200から投影ユニット100へ向かう方向、Y軸の正方向を鉛直上向き方向、Z軸の正方向を画像光の伝搬方向と定義する。さらに、X軸を中心とした回転であってZ軸正方向からY軸正方向への回転角をφ、Y軸を中心とした回転であってZ軸正方向からX軸正方向への回転角をθと定義する。撮像ユニット200の光軸が(θ,φ)=(0,0)を向いている場合、撮像ユニット200の光軸はZ軸と平行になる。ここで、投影光軸とは、任意の距離における投影領域の中心点を繋いだものであり、投影ユニット100の光学系の光軸とは一致しない。これは、一般にプロジェクタが画像を投影する際には、投影ユニットが備えるレンズの全体ではなく一部、多くの場合はレンズの中心より上の部分、が利用されるためである。
本実施形態において、撮像ユニット200は、投影ユニット100のX軸負方向側に配置されるように筺体2に設けられる。このとき、投影光軸と撮像ユニット200の光軸とがY軸方向において一致する配置、即ち投影光軸と撮像ユニット200の光軸との間にY軸方向の視差が存在しない配置が望ましい。仮に投影光軸と投影ユニット100の光学系の光軸とが一致する場合、画像光がプロジェクタ1から出射する点を含むXY平面上において投影光軸と撮像ユニット200の光軸との間にY軸方向の視差が存在しなければ、プロジェクタ1と被投影面との距離を変化させても、投影領域と撮像領域とはY軸方向において常に一致する。しかし、本実施形態においては、前記した一般のプロジェクタと同様に、投影ユニットが備えるレンズの中心より上の部分を利用して画像投影が行われる。そのため、画像光がプロジェクタ1から出射する点を含むXY平面上において投影光軸と撮像ユニット200の光軸との間にY軸方向の視差が存在しないにもかかわらず、プロジェクタ1から離れた被投影面においては投影領域と撮像領域とはY軸方向のズレを生じる。しかしながら、このズレは僅かな量であるため、投影領域と撮像領域とを一致させるために撮像ユニット200をY軸方向に移動させる量は少なくて済む。また、一般にプロジェクタにおいては、光学系設計の都合上水平方向に部品が配置される場合が多いので、本実施形態における投影ユニット100と撮像ユニット200との位置関係は、設計上の自由度を確保する上でも有効である。
[カメラ構成]
図3は、撮像ユニット200の拡大図である。図3(a),(b)は、Y軸正方向側である図2における上方から,X軸正方向側である図2における左方から、撮像ユニット200をそれぞれ見た図である。Y軸に平行な第1の回動軸223は、筺体2に設けられた係合孔によって回動可能に支持される。第1のモーター220aは、筺体2の内部に固定される。ギア222は第1の回動軸223に固定され、ギア221は第1のモーター220aの回動軸に固定される。ギア221とギア222とが噛み合うことで、第1のモーター220aが発生するトルクが第1の回動軸223に伝達される。フォーク224は、第1の回動軸223に固定される。第2のモーター220bは、フォーク224に固定される。X軸に平行な第2の回動軸227は、カメラ230に固定され、フォーク224に設けられた係合孔によって回動可能に支持される。ウォーム225は第2のモーター220bの回動軸に固定され、ウォームホイール226は第2の回動軸227に固定される。ウォーム225とウォームホイール226とが噛み合うことで、第2のモーター220bが発生するトルクが第2の回動軸227に伝達される。第1の回動軸223及び第2の回動軸227には、角度位置を検知するために、それぞれ光電方式のロータリーエンコーダーが設けられる。ここで、第1の回動軸223はY軸に平行で、第2の回動軸227はX軸に平行であるので、第1の回動軸223は第2の回動軸227に直交する。尚、前記した第1の回動軸223及び第2の回動軸227が本発明の互いに直交する任意の2軸の一例であり、第1のモーター220a及び第2のモーター220bが本発明の移動手段の一例である。
第1のモーター220aが発生するトルクは、ギア221及びギア222を介して第1の回動軸223に伝達され、フォーク224をカメラ230と一体にθ方向に回動させる。第2のモーター220bが発生するトルクは、ウォーム225及びウォームホイール226を介して第2の回動軸227に伝達され、カメラ230をφ方向に回動させる。従って、カメラ230は、第1の回動軸223を中心としてθ方向に、第2の回動軸227を中心としてφ方向にそれぞれ回動することにより、投影ユニット100に対して任意の相対位置に回動が可能である。そして、カメラ230の投影ユニット100に対する相対位置は、角度位置θ,φで表わされる。
[制御回路構成]
図4は、本発明第1の実施形態に係る回路構成を示すブロック図である。図4において、プロジェクタ1の構成要素は、画像を投影するための手段である投影ユニット100と、投影画像を撮像するための手段である撮像ユニット200との2つに大きく分けられる。プロジェクタ1は入出力バス31を備える。CPU32,制御パネル33,ROM34,RAM35,画像処理回路111,フォーカス調整機構118,ズーム調整機構119及びカメラ制御部210は、その入出力バス31に接続される。
CPU32は、入出力バス31を介して制御パネル33,ROM34,RAM35,画像処理回路111,フォーカス調整機構118,ズーム調整機構119及びカメラ制御部210との間で信号の送受信を行い、プロジェクタ1の全般的な制御及び操作に関する処理を実行する。例えば、CPU32は、プロジェクタ1の電源投入後に、ROM34に記憶された所定の起動処理を実行し、その起動処理の終了後、制御パネル33からの操作信号に基づいて投影画像の調整や設定等を制御する。尚、前記したCPU32が、本発明の決定手段の一例である。
ROM34は、例えば電源投入後の一連の起動処理や投影領域と撮像領域とを一致させるための一連の処理等、CPU32がプロジェクタ1を制御する処理に関するプログラムを記憶する。また、ROM34は、被投影面20までの距離及びズーム調整値に対し、投影領域と撮像領域とを一致させるためにカメラ230が回動する方向θ,φ(単位は度)を与える図5に示す割当テーブルを記憶する。例えば、被投影面20とプロジェクタ1との投影距離が50cm且つズーム調整値が「0」の場合、カメラ230を角度位置(θ,φ)=(20.0,15.0)に回動させることによって、投影領域と撮像領域とが一致する。尚、前記したROM34が、本発明におけるテーブル記憶手段の一例である。
制御パネル33は、使用者がプロジェクタ1を操作するためのパネルである。制御パネル33は、例えばプロジェクタ1の電源オン/オフの制御や、投影画像の調整を行うための操作部を有する。制御パネル33から発せられた操作信号は、入出力バス31を介してCPU32に送信される。
画像信号入力回路110は、外部からの入力信号を画像処理回路111に送信する。画像処理回路111は、その画像信号をCPU32からの制御信号に応じて投影用データに変換し、その投影用データをRAM35に記憶する。画像処理回路111は、CPU32からの制御信号に応じて、RAM35に記憶された投影用データから画像信号を作成し、光変調素子ドライブ回路112にその画像信号を送信する。光変調素子ドライブ回路112は、後述する光変調素子116に変調信号を送信する。ここで、RAM35は、投影データを一時的に記憶する、所謂フレームバッファとして働く。しかし、これはあくまで一例で、例えば画像処理回路111が専用のフレームメモリを備える構成であってもよい。
[投影ユニット構成]
ランプ制御回路113は、CPU32からの制御信号に応じて、ランプ114の点灯、消灯、発光強度等を制御する。ランプ114は、超高圧水銀灯である。以下、ランプ114から出射され被投影面20に至るまでの光の経路(図4の破線矢印)に従って、投影ユニット100の構成を説明する。
ランプ114からの光は、照明光学系115に入射する。照明光学系115は、例えば、反射鏡、カラーホイール、レンズ等を含む。これらの光学要素は、プロジェクタ1内部の所定の位置に設けられる。反射鏡は、例えば反射面が球面,放物面,楕円面,双曲面等の凹面鏡である。ランプ114が反射鏡の焦点位置に設置されることによって、ランプ114から放射された光は集光し、カラーホイールに入射する。カラーホイールは、赤,緑,青に対応する波長の光を透過する3種類のフィルタを備える。回転するカラーホイールに入射する光は、入射する前は白色光であるが、カラーホイールを通過することで赤,緑,青の光に時分割で変換される。このカラーホイールを通過した光は、レンズによって集光された後に光変調素子116に入射する。
光変調素子ドライブ回路112からの変調信号に応じて駆動される光変調素子116は、Digital Micro−mirror Device(DMD)素子を用いて構成される。DMD素子は、マトリクス状に配置された微細なミラーを有し、この微細なミラーが各画素に相当する。DMD素子の各ミラーの傾きは二値化されており、DMD素子に入射した光のオン/オフ切り替え制御が可能である。即ち、DMD素子は、入射光が結像光学系117へ反射するようにミラーを傾けたオンの状態と、入射光が結像光学系117へ反射しないようにミラーを傾けたオフの状態との、2つの状態を取ることが可能である。また、オン/オフの時間の比率によって、結像光学系117に入射する光の階調を変化させることができるので、画像データに基づいた階調表示が可能になる。光変調素子116によって変調された光は、画像光として結像光学系117に入射する。
結像光学系117は、画像光を所定の方向に向かって拡げるとともに、被投影面20に画像光を結像させる。結像光学系117は、フォーカス及びズームの調整が可能な、可動レンズ群を有する。CPU32は、所定のフォーカス調整値を制御信号としてフォーカス調整機構118に送信し、フォーカス調整機構118は、その制御信号に応じて可動レンズ群を駆動し、フォーカスを調整する。また、CPU32は、所定のズーム調整値を制御信号としてズーム調整機構119に送信し、ズーム調整機構119は、この制御信号に応じて可動レンズ群を駆動し、投影画像を所定の大きさに拡大又は縮小して投影する。尚、フォーカス調整機構118は現在のフォーカス調整値を、ズーム調整機構119は現在のズーム調整値を、それぞれ結像光学系から検出し、それらの検出結果をCPU32に送信可能に構成される。尚、前記したフォーカス調整機構118が、本発明の検知手段の一例である。
カメラ230は、少なくともフォーカス調整可能な撮像レンズ及びCharge Coupled Device(CCD)を備え、カメラ制御部210からの撮像制御信号に応じて投影画像を撮像する。カメラ制御部210は、カメラ230への入射光が常にCCD上に結像するように、撮像レンズのフォーカスを自動的に調整する、所謂オートフォーカス機能を有する。CCD上に結像した入射光は、カメラ制御部210によってA/D変換された後に、撮像データとしてRAM35に送信される。第1のモーター220a及び第2のモーター220bは、カメラ制御部210からの駆動信号に応じて、投影領域が撮像領域に納まるように、カメラ230をθ方向及びφ方向に回動させる。カメラ制御部210は、第1の回動軸223及び第2の回動軸227に設けられたロータリーエンコーダーを含む。これらのロータリーエンコーダーは、第1の回動軸223及び第2の回動軸227の角度位置を検知し、その検知結果を位置信号としてCPU32に送信する。
[投影領域と撮像領域とを一致させるための動作]
本実施形態において、投影領域と撮像領域とを一致させるためにCPU32が実行する処理は、投影部のフォーカス調整値及びズーム調整値を利用する。以下図4から図7を参照して、本実施形態においてCPU32が実行する一連の処理を説明する。
まず、図6を参照して、プロジェクタ1のメイン処理について説明する。プロジェクタ1の電源が投入された後に、CPU32は、ランプ114の点灯を開始するか否かを、例えば制御パネル33からの操作信号の有無などによって判断する(ステップS101)。判断がYESの場合、CPU32は、ランプ制御回路133に、ランプ114を点灯させる旨の制御信号を送信する(ステップS102)。一方、判断がNOの場合、CPU32はランプ制御回路133に何の制御信号も送信せず、ランプ114は非点灯の状態に保たれる。ランプ114が点灯した後、投影距離及びズーム調整値からカメラ230の移動を制御するカメラ制御処理(ステップS103)が実行される。
カメラ制御処理(ステップS103)が実行された後、CPU32は、ランプ114の光量が安定しているか否か、即ちランプ114に印加されている電圧値及び流れる電流値が安定しているか否かの判断を行う(ステップS104)。CPU32は、ランプ制御回路113に電圧値及び電流値を検出する旨の制御信号を送信する。その後CPU32は、ランプ制御回路113から電圧値及び電流値の検出結果を受信し、その検出結果をRAM35に記憶する。CPU32は、この電圧値及び電流値を一定時間モニタリングすることで、この電圧値及び電流値の変動量が所定量に納まるかどうかを判断する。ランプ114の電圧値及び電流値が安定していない場合(NO)、CPU32は、所定時間経過後に再び同じ判断を行う。ランプ114の電圧値及び電流値が安定している場合(YES)、CPU32は、画像処理回路111に制御信号を送信することで、投影ユニット100に画像を投影させる(ステップS105)。
CPU32は、カメラ制御部210に制御信号を送信することで、投影画像をカメラ230に撮像させる(ステップS106)。この制御信号は所定の時間間隔で繰り返し送信されるため、例えば特開2006−18374号公報に記載されているように、被投影面20に照射されたレーザーポインタの軌跡を検出して投影画像の任意範囲を指定すること等が可能になる。入力画像の投影及び投影画像の撮像が行われた後に、CPU32は、フォーカス設定値及びズーム設定値の少なくとも一方が変更されたか否かの判断を行う(ステップS107)。フォーカス調整値及びズーム調整値の少なくとも一方が変更された場合(ステップS107がYES)、CPU32は、前記したカメラ制御処理を再び実行することで、撮像領域を投影領域に一致させ(ステップS108)、再び画像の投影を行う(ステップS105)。フォーカス調整値及びズーム調整値の変更がない場合(ステップS107がNO)、CPU32は、画像の投影を終了するか否かを、例えば制御パネル33からの操作信号の有無などによって判断する(ステップS109)。画像の投影を終了しない場合(ステップS109がNO)、CPU32は、再び画像の投影を行う(ステップS105)。画像の投影を終了する場合(ステップS109がYES)、CPU32はカメラ制御部210に所定の時間間隔で送信していた制御信号の送信を中止し、カメラ230は撮像を停止する。CPU32は、ランプ制御回路113に終了の制御信号を送信し。ランプ制御回路113にランプ114を消灯させる(ステップS110)。
ここで、図7を参照して、プロジェクタ1のカメラ制御処理について詳細に説明する。CPU32は、図7に示される以下の一連の処理を行うことでカメラ230を制御し、投影領域と撮像領域とを一致させる。
(1)CPU32は、所定のフォーカス調整値を制御信号としてフォーカス調整機構118に送信し、そのフォーカス調整値をRAM35に記憶する。フォーカス調整機構118は、その制御信号に基づいて結像光学系117のフォーカス調整を行う(ステップS1001)。
(2)フォーカス調整値と被投影面20までの投影距離とは一対一に対応するので、CPU32は、被投影面20までの投影距離をRAM35に記憶されているフォーカス調整値から所定の変換式を用いて算出し、その投影距離をRAM35に記憶する(ステップS1002)。
(3)CPU32は、ズーム調整機構119に現在のズーム調整値を検出する旨の制御信号を送信する。その後、CPU32は、ズーム調整機構119から現在のズーム調整値を受信し、そのズーム調整値をRAM35に記憶する(ステップS1003)。
(4)CPU32は、ROM34に記憶される割当テーブル(図5)を利用して、RAM35に記憶される投影距離及びズーム調整値からカメラ230の角度位置θ,φを決定する(ステップS1004)。CPU32は、決定された角度位置θ,φをRAM35に記憶する。
(5)CPU32は、RAM35に記憶されている角度位置θ,φに従って、カメラ制御部210に制御信号を送信する。カメラ制御部210は、その制御信号に従って第1および第2のモーター220a,220b駆動信号を送信し、カメラ230を角度位置θ,φに回動させる(ステップS1005)。
(6)CPU32は、カメラ制御部210のロータリーエンコーダーから送信される位置信号によって、カメラ230の位置決めが完了したか否かを判断する。位置決めが完了していない場合、即ちステップS1004で決定した角度位置θ,φと現在の角度位置θ,φとが一致しない場合(ステップS1006がNO)、CPU32は、再びカメラ制御部210に制御信号を送信し、カメラ230を回動させる(ステップS1005)。
(7)カメラ230の位置決めが完了、即ちステップS1004で決定した角度位置θ,φと現在の角度位置θ,φとが一致すると(ステップS1006がYES)、CPU32は、LED点灯回路36に制御信号を送信することで、LED点灯回路36にLED21を緑色に点灯させる(ステップS1007)。これによって、使用者は投影領域と撮像領域とが一致したことを認識する。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、以下説明する。第2の実施形態の外観構成及び回路構成は、第1の実施形態の外観構成(図1)及び回路構成(図4)と同一の部分については、同一の番号を付して示される。第1の実施形態においてはROM34が図5に示される割当テーブルを記憶するが、本実施形態においてはROMが投影領域の境界を検出するために図8(a)に示す4種類の画像パターンを記憶する。この4種類の画像パターンは、黒と白との縦縞模様である黒白パターン41、緑と白との縦縞模様である緑白パターン42、赤と白との縦縞模様である赤白パターン43及び赤と緑との縦縞模様である赤緑パターン44、である。尚、前記したROMが、本発明のパターン記憶手段の一例である。また、本実施形態においてCPU32は、本発明の決定手段の一例であると同時に検知手段の一例でもある。
[投影領域と撮像領域とを一致させるための動作]
本実施形態において、投影領域と撮像領域とを一致させるためにCPU32が実行する処理は、被投影面20に投影される図8(b)に示す調整用画像パターン40をカメラ230で撮像して得られる画像データを利用する。調整用画像パターン40は、矩形状の画像であって、その左上に黒白パターン41、その右上に緑白パターン42、その左下に赤白パターン43、その右下に赤緑パターン44を有する。投影領域と撮像領域とが一致した場合、調整用画像パターン40の四隅に配置されたこれらのパターンは、カメラ230の撮像領域に納まる。以下図4、図8及び図9を参照して、本実施形態においてCPU32が実行する一連の処理を説明する。
プロジェクタ1の電源が投入された後に、CPU32は、ランプ114の点灯を開始するか否かを、例えば制御パネル33からの操作信号の有無などによって判断する(ステップS201)。判断がYESの場合、CPU32は、ランプ制御回路113に、ランプ114を点灯させる旨の制御信号を送信する(ステップS202)。判断がNOの場合、CPU32はランプ制御回路113に何の制御信号も送信せず、ランプ114は非点灯の状態に保たれる。ランプ114が点灯した後、CPU32は、ランプ114の光量が安定しているか否かの判断を、第1実施形態と同様の方法によって行う(ステップS203)。ランプ114の光量が安定していない場合(ステップS203がNO)、CPU32は、所定時間経過後に再び同じ判断を行う。
ランプ114の光量が安定している場合(ステップS203がYES)、CPU32は、ROMに記憶された黒白パターン41、緑白パターン42、赤白パターン43及び赤緑パターン44をRAM35に送信し、これら4種類のパターンから調整用画像パターン40を作成する。その後、CPU32は、画像処理回路111に制御信号を送信することで、投影ユニット100にこの調整用パターン40を投影させる(ステップS204)。調整用パターン40が投影された後、CPU32は、所定のフォーカス調整値を制御信号としてフォーカス調整機構118に送信し、フォーカス調整機構118に結像光学系117のフォーカス調整を行わせる(ステップS205)。そして、CPU32は、カメラ制御部210に制御信号を所定時間毎に送信することで投影画像をカメラ230に所定時間毎に撮像させ、その撮像データをRAM35に転送し記憶する(ステップS206)。
CPU32は、RAM35に記憶された撮像データと黒白パターン41及び赤白パターン43とを周知の画像認識方法を用いて比較することで、撮像データに黒白パターン41及び赤白パターン43の少なくとも一方が含まれるか否かを調べる。これによって、調整用画像パターン40の左上及び左下の少なくとも一方、即ち投影領域の左境界が撮像領域に含まれるか否かが判断される(ステップS207)。撮像領域に投影領域の左境界が含まれない場合(ステップS207がNO)、CPU32は、撮像データに緑白パターン42及び赤緑パターン44の少なくとも一方が含まれるかをステップS207の手法を適用して調べることで、調整用画像パターン40の右上及び右下の少なくとも一方、即ち投影領域の右境界が撮像領域に含まれるか否かを判断する(ステップS208)。撮像領域に投影領域の右境界が含まれない場合(ステップS208がNO)、CPU32は、使用者にエラーを通知するために、LED点灯回路36に制御信号を送信し、LED点灯回路36にLED21を赤色に点灯させる(ステップS209)。その後、CPU32は、画像処理回路111に制御信号を送信することで、投影ユニット100に画像を投影させる(ステップS218)。撮像領域に投影領域の右境界が含まれる場合(ステップS208がYES)、CPU32は、カメラ230をθ負方向に所定量回動させる旨の制御信号をカメラ制御部210に送信する。これにより、撮像領域は左へ移動する(ステップS210)。撮像領域が左へ移動した後、CPU32は、新たに取得された撮像データに対して、投影領域の左境界が撮像領域に含まれるかの判断を再び行う(ステップS207)。ステップS207、ステップS208及びステップS210から構成されるこのループは、投影領域の左境界が撮像領域に含まれるまで、即ちステップS207がYESになるまで繰り返される。
投影領域の左境界が撮像領域に含まれる場合(ステップS207がYES)、CPU32は、S208と同様に、投影領域の右境界が撮像領域に含まれるかを判断する(ステップS211)。投影領域の右境界が撮像領域に含まれない場合(ステップS211がNO)、CPU32は、カメラ230をθ正方向に所定量回動させる旨の制御信号をカメラ制御部210に送信する。これにより、撮像領域は右へ移動する(ステップS212)。撮像領域が右へ移動した後、CPU32は、新たに取得された撮像データに対して、投影領域の右境界が撮像領域に含まれるかの判断を再び行う(ステップS211)。カメラ230は、調整用画像パターン40の四隅に配置された4種類のパターンを同時に撮像可能な広さの視野角を有している。そのため、ステップS207で既に撮像領域に含まれていると判断された投影領域の左境界は、ステップS212で撮像領域が右へ移動し、投影領域の右境界が撮像領域に含まれるようになっても、撮像領域内に含まれる。従って、ステップS212の後に投影領域の左境界が含まれるか否かの判断(ステップS207)は不要である。ステップS211及びステップS212から成るこのループは、投影領域の右境界が撮像領域に含まれるまで、即ちステップS211がYESになるまで繰り返される。
ステップS211がYESの場合、投影領域の左右両方の境界が撮像領域に含まれる。このときCPU32は、撮像データに黒白パターン41及び緑白パターン42が含まれるかをステップS207の手法を適用して調べることで、調整用画像パターン40の左上及び右上、即ち投影領域の上境界が撮像領域に含まれるか否かを判断する(ステップS213)。調整用画像パターン40の上境界が撮像領域に含まれない場合(ステップS213がNO)、CPU32は、カメラ230をφ正方向に所定量回動させる旨の制御信号をカメラ制御部210に送信する。これにより、撮像領域は上へ移動する(ステップS214)。撮像領域が上へ移動した後、CPU32は、新たに取得された撮像データに対して投影領域の上境界が撮像領域に含まれるかの判断を再び行う(ステップS213)。ステップS213及びステップS214から構成されるこのループは、投影領域の上境界が撮像領域に含まれるまで、即ちステップS213がYESになるまで繰り返される。
ステップS213がYESの場合、CPU32は、撮像データに赤白パターン43及び赤緑パターン44が含まれるかをステップS207の手法を適用して調べることで、調整用画像パターン40の左下及び右下、即ち投影領域の下境界が撮像領域に含まれるかを判断する(ステップS215)。投影領域の下境界が撮像領域に含まれない場合(ステップS215がNO)、CPU32は、カメラ230をφ負方向に所定量回動させる旨の制御信号をカメラ制御部210に送信する。これにより、撮像領域は下へ移動する(ステップS216)。撮像領域が下へ移動した後、CPU32は、新たに取得された撮像データに対して、投影領域の下境界が撮像領域に含まれるかの判断を再び行う(ステップS215)。ステップS215及びステップS216から構成されるこのループは、投影領域の下境界が撮像領域に含まれるまで、即ちステップS215がYESになるまで繰り返される。
ステップS215がYES、即ち投影領域と撮像領域とが一致した場合、CPU32は、画像処理回路111に制御信号を送信し、調整用画像パターン40の投影を中止させる。CPU32は、カメラ230の駆動終了を使用者に通知するために、LED点灯回路36に制御信号を送信し、LED21を緑色に点灯させる(ステップS217)。そして、CPU32は、画像処理回路111に画像信号入力回路110に入力された画像を投影する旨の制御信号を送信し、画像が投影される(ステップS218)。CPU32は、画像の投影を終了するか否かを、例えば制御パネル33からの操作信号の有無などによって判断する(ステップS219)。判断がNOの場合、入力画像の投影が継続される(ステップS219がNO)。判断がYESの場合、CPU32は、カメラ制御部210に所定の時間間隔で送信していた制御信号の送信を中止し、カメラ230は撮像を停止する。CPU32は、ランプ制御回路113に終了の制御信号を送信する(ステップS220)。ランプ制御回路113は、この制御信号に従ってランプ114を消灯する。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、以下に説明する。第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態と比較して、回路構成においてモーターが第1のモーター320a一個のみ存在する点を除いては同一であるが、その外観構成が大きく異なる。尚、投影領域と撮像領域とを一致させるためにCPU32が行う一連の処理は、第1の実施形態における処理と第2の実施形態における処理とのいずれが適応されても良い。
[全体斜視図]
図10は、第3の実施形態におけるプロジェクタ11の外観構成を示す図である。本実施形態において、撮像ユニット300は、投影ユニット100のY軸正方向側に配置されるように筺体12に設けられる。このとき、画像光がプロジェクタ11から出射する点を含むXY平面上において、投影光軸と撮像ユニット300の光学系の光軸とがX軸方向において一致する配置、即ち投影光軸と撮像ユニット300の光学系の光軸との間にX軸方向の視差が存在しない配置が望ましい。なぜならば、もし投影光軸と投影ユニット300の光学系の光軸とがX軸方向において一致すれば、プロジェクタ11と被投影面との距離を変化させても、投影領域と撮像領域とはX軸方向において常に一致するからである。従って、プロジェクタ11と被投影面との距離に応じて撮像ユニット300をφ方向に移動させることで、投影領域と撮像領域とを一致させることができる。
[カメラ構成]
図11は、撮像ユニット300をY軸正方向側である上方から見た図である。第1の回動軸321は、筺体12に設けられた係合孔によって、X軸に平行且つ回動可能な状態に支持される。第1のモーター320aは、筺体12に固定される。ギア322は第1の回動軸321に固定され、ギア323は第1のモーター320aの回動軸に固定される。カメラ230は、第1の回動軸321に固定される。従って、第1のモーター320aが発生するトルクは、ギア322とギア323とが噛み合うことで第1の回動軸321に伝達され、カメラ230をφ方向に回動させる。第1の回動軸321には、角度位置を検知するために光電方式のロータリーエンコーダーが設けられる。尚、前記した第1の回動軸321及び第1のモーター320aは、それぞれ本発明の水平方向に平行な軸及び移動手段の一例である。
[投影領域と撮像領域とを一致させるための動作]
本実施形態において、第1の実施形態における投影領域と撮像領域とを一致させるための一連の処理を適用する場合を考える。本実施形態では、処理の流れは前記した第1の実施形態(図6)と同一であるが、カメラ230はφ方向にのみ回動可能であるため、ROMが記憶する図12に示す割当テーブルが異なる。即ち、本実施形態における割当テーブルは、ズーム調整値及び被投影面20までの投影距離に対して、投影領域と撮像領域を一致させるためにカメラ230が回動するφ方向のみを角度位置として割り当てる。
図13は、プロジェクタ11において第2の実施形態における一連の処理を適用する場合に、CPU32が行う一連の処理を示したフローチャートである。本実施形態において、ランプ114の点灯を開始するか否かを判断する処理(ステップS301)からカメラ制御部210に制御信号を所定時間毎に送信することで投影画像をカメラ230に所定時間毎に撮像させる処理(ステップS306)までは、図9に示される第2の実施形態でCPU32が行う処理(ステップS201からステップS206)に同一である。しかし、本実施形態では投影領域と撮像領域とがX軸方向において常に一致するので、左右方向の位置合わせが不要になる。そのため、第2の実施形態において左右方向の調整を行うステップS207からステップS211までに相当する処理は、本実施形態には存在しない。それに合わせ、本実施形態で用いられる調整用画像パターンは、投影領域の上境界と下境界との区別がつけば十分である。そのため、例えば黒白パターン41を調整用画像パターンの右上及び左上に、緑白パターン42を調整用画像パターンの右下及び左下にそれぞれ配置する等、用いられるパターンは2種類でも良い。本実施形態においてCPU32は、カメラ230の撮像開始後に、撮像範囲の上下方向を調整するための処理(ステップS307からステップS310まで)を行う。これらの処理は、第2の実施形態において行われるステップS213からステップS216までの処理に同一である。その後にCPU32が行うLED21の点灯(ステップS311)から終了する旨の制御信号の送信(ステップS314)までの処理も、第2の実施形態において行われるステップS217からステップS220までの処理に同一である。
<変形例>
本発明は、今までに述べた実施形態に限定されることは無く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形・変更が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
本発明において、撮像ユニット200の視野角は、投影ユニット100の画角よりも狭い構成である。しかし、撮像ユニット200の視野角が投影ユニット100の画角よりも若干広い若しくは両者が同程度であっても、前記したプロジェクタと被投影面の距離とを変化させた場合に投影領域と撮像領域とが一致しない問題が生じる。要は、この問題が生じる構成であれば、撮像ユニット200の視野角が投影ユニット100の画角よりも若干広い若しくは両者が同程度の構成であっても、本発明は適用可能である。
第1の実施形態においては、撮像ユニット200は投影ユニット100に対してX軸負方向側である右方に位置する。しかし、両者の位置関係が逆で、撮像ユニット200が投影ユニット100から見てX軸正方向側である左方に位置する構成であっても良い。同様に、第2の実施形態においては、撮像ユニット300は投影ユニット100に対してY軸正方向側である上方に位置する。しかし、両者の位置関係が逆で、撮像ユニット300が投影ユニット100に対してY軸負方向側である下方に位置する構成であっても良い。
第1の実施形態において、カメラ230は、Z軸に平行な第1の回動軸223と、X軸及びY軸を含む平面に平行な第2の回動軸227との2軸を中心に回動する。しかし、回動軸の配置はこれ以外にもあり得る。例えば、カメラ230は、X軸に平行な回動軸と、Y軸に平行な回動軸との2軸を中心に回動する構成であっても良い。要は、カメラ230が任意の角度方向を向くことが可能な構成であればよい。以下にその一例を示す。
図14は、撮像ユニット400の拡大図である。図14(a),(b)は、Y軸正方向側である図2における上方から,X軸正方向側である図2における左方から、撮像ユニット400をそれぞれ見た図である。第1の回動軸423は、筺体2に設けられた係合孔によって回動可能に支持される。第1のモーター420aは、筺体2に固定される。ギア422は第1の回動軸423に固定され、ギア421は第1のモーター420aの回動軸に固定される。ギア421とギア422とが噛み合うことで、第1のモーター420aが発生するトルクが第1の回動軸423に伝達される。フォーク424は、第1の回動軸423に固定される。第2のモーター420bは、フォーク424に固定される。カメラ230に固定された第2の回動軸427は、フォーク424に設けられた係合孔によって回動可能に支持される。ウォーム425は第2のモーター420bの回動軸に固定され、ウォームホイール426は第2の回動軸427に固定される。ウォーム425とウォームホイール426とが噛み合うことで、第2のモーター420bが発生するトルクが第2の回動軸427に伝達される。第1の回動軸423及び第2の回動軸427には、角度位置を検知するために、それぞれ光電方式のロータリーエンコーダーが設けられる。第1の回動軸423はZ軸に平行で、第2の回動軸427はX軸及びY軸を含む平面に平行である。即ち、第1の回動軸423は第2の回動軸427に直交する。
第1のモーター420aが発生するトルクは、ギア421及びギア422を介して第1の回動軸423に伝達され、撮像ユニット400全体を回動させる。第2のモーター420bが発生するトルクは、ウォーム425及びウォームホイール426を介して第2の回動軸427に伝達され、カメラ230をフォーク424に対して回動させる。従って、カメラ230は、第1の回動軸423及び第2の回動軸427の2軸を中心とした回動によって、投影ユニット100に対して任意の相対位置に回動が可能である。
第3の実施形態において、カメラ230は、X軸に平行な第1の回動軸321を中心として回動する。撮像ユニット300の視野角は、投影ユニット100の画角よりも狭い。そのため、X軸に平行な第1の回動軸321を中心とした1軸回動では、投影領域全体と比較して僅かな領域であるが、投影領域の一部に撮像不可能な領域が出る。投影領域と撮像領域とが一致している場合、この撮像不可能な領域は投影領域の境界付近の僅かな領域であるため、実用上殆ど問題は生じない。しかし、あえてこの撮像不可能な領域を撮像するために、カメラ230が互いに直交する任意の2軸回りに回動するように構成されても良い。この場合、投影領域と撮像領域とを一致するためにCPU32が行う一連の処理は、第1及び第2の実施形態のものと同一である。
前記した実施形態において、フォーカス調整機構118及びズーム調整機構119は、CPU32からの制御信号に応じてフォーカス調整及びズーム調整を行う。その制御信号に含まれるフォーカス調整値及びズーム調整値は、特に第1の実施形態において投影領域と撮像領域とを一致させるために不可欠な情報である。しかし、フォーカス調整機構118及びズーム調整機構119を備えずに、使用者がフォーカス及びズーム調整を手動で行う構成もありえる。この場合、フォーカス設定値及びズーム設定値を検出する検出手段が結像光学系117に設けられれば、その検出結果を基に投影領域と撮像領域とを一致させることが可能になる。
前記した実施形態において、結像光学系117はフォーカス及びズーム調整が可能に構成される。プロジェクタと被投影面との投影距離が変化することが前提の本発明においては、フォーカス調整は、画像光が被投影面に結像するために必須である。一方、ズームは投影領域を拡大又は縮小するためのものなので、プロジェクタと被投影面との距離を変化させてもズームを調整する必要はない。即ち、ズーム調整は本発明においては任意の構成要件である。
第2の実施形態において投影領域の4隅を検出するために用いられる4種類の画像パターンはあくまで例示であり、その種類を限定しない。例えば、縦縞模様の代わりに、横縞模様、斜め縞模様、市松模様等が用いられても良い。また、パターンを構成する色の種類も、互いに区別可能であれば他の色が用いられても良い。要は、互いに区別可能な色若しくは模様を有する4種類のパターンであれば何でも良い。
前記した投影ユニット100の構成は、画像が投影可能であれば何でも良い。例えば、超高圧水銀灯の代わりに、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、LED等がランプ114として用いられても良い。また、DMD素子の代わりに、反射型液晶素子や透過型液晶素子等が光変調素子116として用いられても良い。また、光変調素子116の枚数は1枚でも3枚でも良い、即ち単板方式でも3板方式でもどちらの構成でも良い。
プロジェクタ1と被投影面20との距離を変化させた場合に、投影領域と撮像範囲とが一致しない状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ1の外観構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る撮像ユニット200の拡大図。 プロジェクタ1の機能の概略を示すブロック図。 第1の実施形態における、プロジェクタ1と被投影面20との距離及びズーム調整値(以下用語統一のこと)と、投影領域と撮像範囲とを一致させるためにカメラ230が向く方向との対応テーブル。 本発明の第1の実施形態において、CPU32が実行する一連のメイン処理を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態において、CPU32が投影領域と撮像範囲とを一致させるために実行するカメラ制御処理を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態において、投影領域の境界を検知するために用いられる調整用画像パターンを示す図。 本発明の第2の実施形態において実行される、投影領域と撮像範囲とを一致させる一連のメイン処理のフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係るプロジェクタ11の外観構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る撮像ユニット300の拡大図。 第3の実施形態における、プロジェクタ11と被投影面20との投影距離及びズーム設定値と、投影領域と撮像範囲とを一致させるためにカメラ230が向く方向との対応テーブルを示す図。 本発明の第3の実施形態において実行される、投影領域と撮像範囲とを一致させる一連の処理のフローチャート。 互いに直交する任意の2軸を中心とした回動が可能な撮像ユニット400の一例を示す図。
符号の説明
1,11 広角プロジェクタ
2,12 筺体
20 被投影面
21 LED
31 入出力バス
32 CPU
33 制御パネル
34 ROM
35 RAM
36 LED点灯回路
40 調整用画像パターン
41 黒白パターン
42 緑白パターン
43 赤白パターン
44 赤緑パターン
100 投影ユニット
110 画像信号入力回路
111 画像処理回路
112 光変調素子ドライブ回路
113 ランプ制御回路
114 ランプ
115 照明光学系
116 光変調素子
117 結像光学系
118 フォーカス調整機構
119 ズーム調整機構
200,300,400 撮像ユニット
210 カメラ制御部
220a,320a,420a 第1のモーター
220b,420b 第2のモーター
223,321,423 第1の回動軸
221,222,322,323,421,422 ギア
224,424 フォーク
225,425 ウォーム
226,426 ウォームホイール
227,427 第2の回動軸
230 カメラ
AOV 投影画像画角
FOV 撮像部視野
LAX1 投影光軸
LAX2 撮像部12の光軸
AI1,AI2 撮像領域
AP1,AP2 投影領域
PRL 投影部11と撮像部12との視差
DS1,DS2 広角プロジェクタ1と被投影面20との距離
AC 投影画像の中心軸LAX1と撮像部12の光軸LAX2との成す輻輳角

Claims (10)

  1. 画像情報に基づき被投影面に画像を投影する投影部と、
    その投影部を収容する筺体と、
    前記被投影面に投影された画像を撮像するために、前記投影部に対して移動可能に前記筺体に設けられ、前記投影部の画角よりも狭い視野角を有する撮像部と、
    前記被投影面に投影された画像全体が撮像されるように、前記撮像部の移動を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記制御部は、
    投影状態を検知する検知手段と、
    その検知手段の検知結果に応じて、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する決定手段と、
    その決定手段の決定に基づいて、前記撮像部を移動させる移動手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記投影部は、フォーカス調整可能に構成され、
    前記検知手段は、前記投影部のフォーカス調整値を検知し、
    前記決定手段は、前記検知された投影部のフォーカス調整値に応じて、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記決定手段は、前記投影部のフォーカス調整値に対して、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を一対一に割り当てる割当テーブル、を記憶するテーブル記憶手段を有し、
    前記決定手段は、前記テーブル記憶手段に記憶された前記割当テーブルを参照して、前記投影部のフォーカス調整値から前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記検知手段は、前記被投影面に投影された画像を前記撮像部が撮像したときに発生する撮像データから、前記投影された画像の投影領域の境界を検出し、
    前記決定手段は、前記検知された投影領域の境界から、前記撮像部の前記投影部に対する相対位置を決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  6. 前記検知手段は、前記投影領域の境界を検出するために、前記被投影面に投影される所定の画像パターンを記憶するパターン記憶手段を有し、
    前記検知手段は、前記撮像データから前記所定の画像パターンを検知することで、前記画像の境界を検出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
  7. 前記撮像部は、前記投影部に対して水平方向にずらして配置されるように前記筺体に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  8. 前記撮像部は、前記投影部の投影光軸に対して鉛直方向にずらして配置されるように前記筺体に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  9. 前記移動手段は、前記撮像部を互いに直交する任意の2軸の回りに回動させる、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  10. 前記移動手段は、前記撮像部を水平方向に平行な軸の回りに回動させる、
    ことを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ。
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