JP2009228397A - 電気錠システム - Google Patents

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Abstract

【課題】待機時の消費電力を低減した電気錠システムを提供する。
【解決手段】電気錠システムの一次側ユニット2は、一次側コイルn1および一次側コイルn1に高周波電力を供給するスイッチング電源回路22を備える。一次側コイルn1は2個のコイルn11,n12からなり、マイコン24がスイッチSW2,SW3を切り替えることで、コイルn11,n12がスイッチング電源回路22の出力端子間に直列接続される状態と、並列接続される状態とが切り替えられる。電気錠装置4の施解錠時にはマイコン24によってコイルn11,n12が並列接続させられ、一次側ユニット2の回路構成が、電気錠装置4の動作に必要な電力を供給可能な第1の給電回路に切り替えられる。一方、待機時にはマイコン24によってコイルn11,n12が直列接続させられ、一次側ユニット2の回路構成が第1の給電回路よりも給電能力の低い第2の給電回路に切り替えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気錠システムに関するものである。
近年、集合住宅や事業所などへのセキュリティシステムの導入によって、開閉扉に電気錠装置を設置する事例が増加しており、開閉扉に設けた電気錠装置に給電するために、扉枠側に設けた一次側ユニットと、扉枠に支持される開閉扉側に設けた二次側ユニットとを有し、一次側ユニットから二次側ユニットへ非接触給電を行うことによって、扉枠側から一次側ユニットおよび二次側ユニットを介して開閉扉に配置した電気錠装置に電力供給する電気錠システムが提供されていた(例えば特許文献1参照)。
特許第3927272号公報
上記構成の電気錠システムでは、施解錠時以外の待機時にも電気錠装置の動作を制御する回路に動作電力を供給しているので、待機時の無負荷損失が増加し、待機時の消費電力が大きくなるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、待機時の消費電力を低減した電気錠システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、扉枠側に設けた一次側ユニットと、扉枠に支持される開閉扉側に設けた二次側ユニットと、開閉扉に配置した電気錠装置とを有し、一次側ユニットから二次側ユニットへ非接触給電を行うことによって、扉枠側から一次側ユニットおよび二次側ユニットを介して電気錠装置に電力供給する電気錠システムであって、一次側ユニットは、一次側コイルおよび一次側コイルに高周波電力を供給する高周波電源部を備えるとともに、二次側ユニットは、開閉扉が閉まった状態で一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、電気錠装置の施解錠動作を制御する電気錠制御部と、二次側コイルから供給される高周波を安定化して電気錠装置および電気錠制御部に動作電力を供給する安定化電源部とを備え、一次側ユニットの回路構成は、電気錠装置を動作させるのに必要な電力を供給可能な第1の給電回路と、電気錠制御部を動作させるのに必要な電力を供給可能であって、第1の給電回路よりも給電能力の小さい第2の給電回路の何れかに切り替え可能であって、電気錠装置の施解錠時は一次側ユニットの回路構成を第1の給電回路に切り替えるとともに、施解錠時以外の待機時は一次側ユニットの回路構成を第2の給電回路に切り替える給電回路切替部を一次側ユニットに設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第2の給電回路が備える一次側コイルは、第1の給電回路が備える一次側コイルに比べてインダクタンスを大きい値に設定したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、一次側ユニットは、交流電源を整流する整流回路と、整流回路の整流出力を平滑して高周波電源部に供給する平滑回路とを備え、第1の給電回路が備える整流回路を全波整流回路、第2の給電回路が備える整流回路を半波整流回路としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、高周波電源部は2石のスイッチング電源回路からなり、第2の給電回路は待機期間中一方のスイッチング素子を常にオフさせ、他方のスイッチング素子のみでスイッチング動作を行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1項の発明において、給電回路切替部は、電気錠装置から施解錠動作の完了信号を受け取ると、一次側ユニットの回路構成を第1の給電回路から第2の給電回路に切り替えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れか1項の発明において、給電回路切替部は、一次側ユニットの回路構成を第2の給電回路から第1の給電回路に切り替えた時点より所定の施解錠時間が経過すると、回路構成を第2の給電回路に切り替えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、給電回路切替部が、一次側ユニットの回路構成を、施解錠時は電気錠装置を動作させるのに必要な電力を供給可能な第1の給電回路に切り替えるとともに、待機時は第1の給電回路よりも給電能力の低い第2の給電回路に切り替えているので、待機時の消費電力を低減することができる。
請求項2の発明によれば、第2の給電回路が備える一次側コイルは、第1の給電回路が備える一次側コイルに比べてインダクタンスを大きい値に設定されているので、待機時に一次側コイルに流れる励磁電流が低減され、消費電力の低減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、第1の給電回路が備える整流回路を全波整流回路、第2の給電回路が備える整流回路を半波整流回路としているので、待機時には整流平滑後の電圧が施解錠時の約1/2に低減され、その結果待機時の消費電力を施解錠時の約1/4に低減できるという効果がある。
請求項4の発明によれば、第2の給電回路は待機期間中一方のスイッチング素子を常にオフさせ、他方のスイッチング素子のみでスイッチング動作を行っているので、待機時には一次側コイルに流れる励磁電流が約1/2になり、その結果待機時の消費電力を施解錠時の約1/2に低減できるという効果がある。
請求項5の発明によれば、施解錠動作が完了すると、給電回路切替部が一次側ユニットの回路構成を第1の給電回路から第2の給電回路に切り替えているので、待機時に一次側ユニットの給電能力を確実に低下させて、待機時の消費電力をさらに低減できる。
請求項6の発明によれば、一次側ユニットの回路構成を第1の給電回路に切り替えてから所定の施解錠時間が経過すると、給電回路切替部が一次側ユニットの回路構成を第1の給電回路から第2の給電回路に切り替えているので、電気錠装置側の動作を監視する回路などを追加しなくても、待機時に一次側ユニットの回路構成を第2の給電回路に切り替えることができるという効果がある、
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図3に本実施形態の電気錠システムの概略構成図を示す。この電気錠システムは、例えば玄関扉のような開閉扉12を遠隔から施錠又は解錠するために用いられ、開閉扉12に設けられた電気錠装置4と、蝶番11を介して開閉扉12を開閉自在に支持する扉枠10側から電気錠装置4に給電するための非接触給電装置1と、宅内に設置された電気錠操作器5および操作子機6,6と、屋外に設置された非接触キーリーダ7およびシークレットスイッチ8とを主要な構成として備えている。
操作子機6は施解錠操作のための操作釦6aを有し、操作釦6aが押操作されると電気錠操作器5に操作信号を出力する。
電気錠操作器5は、施解錠操作のための操作釦5aを備えるとともに、操作子機6が接続される子機接続端子(図示せず)を有し、操作釦5aが押操作されるか、又は、操作子機6から操作信号が入力されると、信号線9を介して非接触給電装置1に施解錠命令を送信する。
非接触キーリーダ7は、建物の外側にいる家人がIDタグ7aやICカード7bを用いて電気錠装置4を施錠又は解錠させるために用いられる。ユーザがIDタグ7a又はICカード7bを非接触キーリーダ7の読み取り部7cに近付けると、非接触キーリーダ7とIDタグ7a又はICカード7bとの間で非接触通信が行われ、IDタグ7a又はICカード7bから識別情報が読み取られる。非接触キーリーダ7は、読み取った識別情報を予め登録してある識別情報と照合し、両者が一致すると、信号線9を介して非接触給電装置1に施解錠命令を送信する。
シークレットスイッチ8は、建物の外側にいる家人が暗証番号を入力することによって、電気錠装置4を施錠又は解錠させるために用いられる。シークレットスイッチ8の前面には、0〜9までの番号キー8aと、スタートキー8bと、エンドキー8cと、施解錠状態を示す表示ランプ8dとが設けられ、各キー8a〜8cおよび表示ランプ8dはカバー8eによって開閉自在に覆われている。ユーザがカバー8eを開けてスタートキー8bを押した後、番号キー8aを用いて所定の桁数の暗証番号を入力し、最後にエンドキー8cを押すと、シークレットスイッチ8が、入力された暗証番号を予め登録されている暗証番号と照合し、両者が一致すると、信号線9を介して非接触給電装置1に施解錠命令を送信する。
非接触給電装置1は、扉枠10に設けた一次側ユニット2と、開閉扉12に設けた二次側ユニット3とで構成され、一次側ユニット2と二次側ユニット3との間で非接触給電を行うことによって、一次側ユニット2から二次側ユニット3を介して電気錠装置4に動作電力を供給する。また一次側ユニット2は、電気錠操作器5や非接触キーリーダ7やシークレットスイッチ8から施解錠命令を受信すると、二次側ユニット3との間で例えば赤外線を用いた無線通信を行うことにより二次側ユニット3へ施解錠命令を送信し、二次側ユニット3により電気錠装置4に施解錠動作を行わせるようになっている。
而して、この電気錠システムでは、宅内に設置された電気錠操作器5や操作子機6の操作釦5a,6aを押操作したり、宅外に設置された非接触キーリーダ7にIDタグ7a又はICカード7bをかざしたり、宅外に設置されたシークレットスイッチ8に暗証番号を入力することによって、非接触給電装置1に施解錠命令が送信され、非接触給電装置1により電気錠装置4に施解錠動作を行わせることができる。
次に、非接触給電装置1の構成および動作について図1および図2を参照してより詳細に説明する。尚、図1(a)は非接触給電装置1の全体回路の施解錠状態を示す回路ブロック、同図(b)は待機状態を示す一次側ユニット2のみの回路ブロック図であり、二次側ユニット3の構成は図1(a)と同様であるので図示は省略する。
非接触給電装置1の一次側ユニット2は、一次側コイルn1(コイルn11,n12からなる)と、商用電源ACを整流する整流回路21と、整流回路21の直流出力端間に接続された平滑コンデンサC1と、スイッチング電源回路22と、制御IC23と、マイコン24と、通信回路25とを主要な構成として備える。
一次側コイルn1は、巻数および巻線の断面積が同じ2つのコイルn11,n12からなり、開閉扉12を閉じた状態で二次側ユニット3が対向する扉枠10の部位に配設される。スイッチング電源回路22の一方の出力端子には、コイルn11の一端とスイッチSW2の一方の切替端子aが共通接続されている。またスイッチング電源回路22の他方の出力端子には、スイッチSW3の切替端子a’とコイルn12の一端が共通接続されている。コイルn11の他端はスイッチSW3の共通端子に接続され、このスイッチSW3の切替端子b’はスイッチSW2の切替端子bに接続されている。またコイルn12の他端はスイッチSW2の共通端子に接続されている。
ここで、スイッチSW2,SW3の接点はマイコン24から入力される切替信号に応じて切り替えられる。施解錠時にはマイコン24が両スイッチSW2,SW3の接点をそれぞれ切替端子a,a’側に切り替え、スイッチング電源回路22の出力端子間にコイルn11,n12を並列に接続する。一方、待機時にはマイコン24が両スイッチSW2,SW3の接点をそれぞれ切替端子b,b’側に切り替え、スイッチング電源回路22の出力端子間にコイルn11,n12を直列に接続する。従って、待機時にはコイルn11,n12が直列接続されるから、一次側コイルn1の実効断面積が施解錠時の1/2となって許容電流が制限されるとともに、巻数が施解錠時の2倍となって、自己インダクタンスが4倍となり、励磁電流は1/4程度まで低減できるから、待機時の消費電力を低減することができる。
商用電源ACは整流回路21によって整流されるとともに、平滑コンデンサC1によって平滑された後、スイッチング電源回路22の一次側に入力される。
スイッチング電源回路22は、入力電源(平滑コンデンサC1の両端電圧)をスイッチングすることによって、入力電源を高周波に変換し、一次側コイルn1(コイルn11,n12)に供給する。
制御IC23は、スイッチング電源回路22のスイッチング動作を制御する制御回路が集積化されたものであり、マイコン24から入力される制御信号に応じてスイッチング動作を制御する。
通信回路25は、例えば赤外線を用いたワイヤレス通信を行うことにより、二次側ユニット3との間で信号を授受する。
マイコン24は、信号線9を介して外部から施解錠命令が入力されると通信回路25を介して二次側ユニット3に施解錠命令を送信するとともに、接点を切替端子a,a’側にそれぞれ切り替える切替信号をスイッチSW2,SW3に出力し、一次側ユニット2の回路構成を、スイッチング電源回路22の出力端子間にコイルn11,n12が並列接続された回路(第1の給電回路)に切り替える。また電気錠装置4による施解錠動作が完了すると、マイコン24は、接点を切替端子b,b’側にそれぞれ切り替える切替信号をスイッチSW2,SW3に出力し、一次側ユニット2の回路構成を、スイッチング電源回路22の出力端子間にコイルn11,n12が直列接続された回路(第2の給電回路)に切り替える。ここにおいて、第1の給電回路は、スイッチング電源回路22及びスイッチング電源回路22の出力端子間に並列接続された2個のコイルn11,n12などで構成され、第2の給電回路は、スイッチング電源回路22及びスイッチング電源回路22の出力端子間に直列接続された2個のコイルn11,n12などで構成される。
一方、二次側ユニット3は、二次側コイルn2と、整流・平滑回路31と、スイッチSW1と、DC−DCコンバータ32と、制御回路33(電気錠制御部)と、通信回路34とを主要な構成として備えている。
整流・平滑回路31は、二次側コイルn2から供給される高周波を安定化(整流、平滑)して所定電圧値の直流電圧に変換し、スイッチSW1を介して電気錠装置4に供給する。
DC−DCコンバータ32は、整流・平滑回路31の出力電圧を所定電圧値の直流電圧に変換して制御回路33に供給する。ここにおいて、整流・平滑回路31とDC−DCコンバータ32とで、二次側コイルn2から供給される高周波を安定化して電気錠装置4および制御回路33に供給する安定化電源部が構成される。
通信回路34は、例えば赤外線を用いたワイヤレス通信を行うことにより、一次側ユニット2の通信回路25との間で信号を授受する。
制御回路33は、通信回路34を介して施解錠命令が入力されるとスイッチSW1をオンして電気錠装置4に電源を供給させるとともに、電気錠装置4に開閉信号を与え、電気錠装置4により施錠又は解錠動作を行わせる。また制御回路33は、待機時にスイッチSW1をオフして電気錠装置4への給電を遮断しており、無駄な電力消費を抑制している。
次に、本実施形態の電気錠システムの動作について図2を参照して説明する。電気錠装置4が施解錠動作を行っていない待機時には、給電回路切替部としてのマイコン24が、スイッチSW2,SW3にそれぞれ接点を切替端子b,b’側に切り替える切替信号を出力し、コイルn11,n12を直列接続させている。この時、コイルn11,n12からなる一次側コイルn1の自己インダクタンスが施解錠時に比べて大きくなるので、一次側コイルn1に流れる励磁電流が施解錠時に比べて低下し、その結果、一次側ユニット2の回路構成が、制御回路33を動作させるのに必要な電力を供給可能であって、後述する第1の給電回路よりも給電能力の小さい第2の給電回路に切り替えられる。
この待機時において、電気錠操作器5の操作釦5aが操作されるか、操作子機6の操作釦6aが操作されると(図2のステップS1)、電気錠操作器5から一次側ユニット2のマイコン24に施解錠命令が入力される(ステップS2)。マイコン24は、施解錠命令が入力されると、スイッチSW2,SW3にそれぞれ接点を切替端子a,a’側に切り替える切替信号を出力し、スイッチング電源回路22の出力端子間にコイルn11,n12を並列に接続させる(ステップS3)。この時、コイルn11,n12からなる一次側コイルn1の自己インダクタンスが待機時に比べて小さくなり、励磁電流が増加するので、一次側ユニット2の給電能力が電気錠装置4を動作させるのに必要な電力を供給可能なレベルに切り替えられる。すなわち一次側ユニット2の回路構成が、電気錠装置4を動作させるのに必要な電力を供給可能な第1の給電回路に切り替えられる。またマイコン24は、スイッチSW2,SW3の接点をそれぞれ切替端子a,a’側に切り替えた後、通信回路25から二次側ユニット3へ施解錠命令を出力させる(ステップS4)。このとき、二次側ユニット3では通信回路34が施解錠命令を受信して制御回路33に送信し、制御回路33が、スイッチSW1をオンして整流・平滑回路31から電気錠装置4に電力を供給させるとともに、電気錠装置4に施解錠命令を出力して、電気錠装置4に施錠又は解錠動作を行わせる。
そして、電気錠装置4の施解錠動作が完了すると、電気錠装置4から施解錠動作完了信号が制御回路33に送られ、制御回路33では、この施解錠動作完了信号を通信回路34から一次側ユニット2へ送信させる(ステップS5)。一次側ユニット2では、通信回路25が施解錠動作完了信号を受信してマイコン24に出力しており、マイコン24が、スイッチSW2,SW3にそれぞれ接点を切替端子b,b’側に切り替える切替信号を出力し、コイルn11,n12を直列に接続されており、一次側ユニット2の回路構成を第2の給電回路に切り替えて、その給電能力を施解錠時に比べて低減させている(ステップS6)。
また解錠状態で開閉扉12が開けられると、一次側コイルn1と二次側コイルn2との磁気的な結合がなくなり、一次側ユニット2から二次側ユニット3へ電力を供給することができなくなるので、開閉扉12が開けられた状態では一次側ユニット2から二次側ユニット3への給電を停止させることが好ましい。そこで、開閉扉12の開状態を検出して、開検知信号をマイコン24に出力するリミットスイッチ(図示せず)を設け、リミットスイッチから開検知信号が入力された場合には、マイコン24が、制御IC23を用いてスイッチング電源回路22の動作を停止させるようにしても良く、無負荷損失を低減して、消費電力をさらに低減することができる。
上述のように一次側ユニット2のマイコン24は、施解錠時には一次側ユニット2の回路構成を第1の給電回路に切り替えるとともに、待機時には一次側ユニット2の回路構成を第2の給電回路に切り替えているので、供給電力が少なくて済む待機時に一次側ユニット2の給電能力を低下させることで、無負荷損失を低減して、待機時の消費電力を低減することができる。しかもマイコン24は、二次側ユニット3から施解錠動作完了信号が入力された時点で、一次側ユニット2の回路構成を第2の給電回路に切り替えているので、待機時に必要以上の電力が二次側へ給電されるのを防止して、待機時の消費電力を低減することができる。
なおマイコン24では、施解錠時に一次側ユニット2の回路構成を第1の給電回路に切り替えた時点(すなわちスイッチSW2,SW3の接点を切替端子a,a’側に切り替えた時点)より所定の施解錠時間(電気錠装置4に給電を開始してから施解錠動作が完了するまでの間に必要な時間の最大値)が経過すると、一次側ユニット2の回路構成を第2の給電回路に切り替えるようにしても良く、この場合は電気錠装置4側の動作を監視する回路などを追加する必要がないという利点がある。
また本実施形態では一次側コイルn1を2つのコイルn11,n12で構成し、2個のコイルn11,n12を直列接続する場合と、2個のコイルn11,n12を並列接続する場合とで、インダクタンスの異なる2通りの一次側コイルn1を実現しているが、インダクタンスの異なる別個のコイルを2個用意し、スイッチング電源回路22の出力端子間に接続するコイルを切り替えることによって、施解錠時と待機時とで一次側コイルのインダクタンスを切り替えるようにしても良い。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図4(a)(b)を参照して説明する。尚、一次側ユニット2の給電能力を切り替える構成(つまり第1、第2の給電回路の構成)を除いては実施形態1で説明した電気錠システムの構成および動作と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、図示および説明は省略する。また図4(a)(b)では一次側ユニット2のみを図示してあり、二次側ユニット3の構成は実施形態1と同一であるので、図示を省略してある。
一次側ユニット2は、商用電源ACを整流する整流回路21と、整流回路21の直流出力端間に接続された平滑コンデンサC1(平滑回路)と、スイッチング電源回路22と、スイッチング電源回路22の出力端子間に接続された一次側コイルn1と、制御IC23と、マイコン24と、通信回路25とを主要な構成として備える。なお、実施形態1と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
整流回路21はダイオードD11〜D14のフルブリッジ回路からなり、何れかのダイオード(例えばダイオードD13)と直列にスイッチSW4が接続されている。スイッチSW4はマイコン24からの切替信号に応じてオン/オフが切り替えられる。そして、図4(a)に示すようにスイッチSW4がオンになると、整流回路21はダイオードD11〜D14からなる全波整流回路として動作する。一方、図4(b)に示すようにスイッチSW4がオフになると、整流回路21はダイオードD11,D12からなる半波整流回路として動作する。
すなわち、一次側ユニット2の回路構成は施解錠時には第1の給電回路に切り替えられ、待機時には第2の給電回路に切り替えられるようになっている。第1の給電回路は、全波整流回路からなる整流回路21とコンデンサC1とスイッチング電源回路22とを備え、電気錠装置4を動作させるのに必要な電力を供給可能である。また第2の給電回路は、半波整流回路からなる整流回路21とコンデンサC1とスイッチング電源回路22とを備え、制御回路33を動作させるのに必要な電力であって、第1の給電回路に比べて小さい電力を供給可能となっている。
そして、給電回路切替部としてのマイコン24は、施解錠時にはスイッチSW4をオンして、第1の給電回路が備える整流回路21を全波整流回路として動作させるとともに、待機時にはスイッチSW4をオフして、第2の給電回路が備える整流回路21を半波整流回路として動作させており、待機時には整流平滑後の電圧が施解錠時の約1/2に低減されるから、待機時の消費電力を施解錠時の約1/4に低減できるという効果がある。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について図5(a)(b)を参照して説明する。尚、一次側ユニット2の給電能力を切り替える構成(つまり第1、第2の給電回路の構成)を除いては実施形態1で説明した電気錠システムの構成および動作と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、図示および説明は省略する。また図5(a)(b)では一次側ユニット2のみを図示してあり、二次側ユニット3の構成は実施形態1と同一であるので、図示を省略してある。
一次側ユニット2は、一次側コイルn11,n12と、商用電源ACを整流する整流回路21と、整流回路21の直流出力端間に接続された平滑コンデンサC1と、スイッチング電源回路22と、制御IC23と、マイコン24と、通信回路25とを主要な構成として備える。なお、実施形態1と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
一次側コイルn11,n12は、整流回路21の高圧側の直流出力端にそれぞれ一端が接続されている。
スイッチング電源回路22は、2個の電界効果トランジスタ(以下、FETと略称す)22a,22bを用いた2石のスイッチング回路(プッシュプル回路、ハーフブリッジ回路など)からなる。FET22a,22bは、それぞれ、コイルn11,n12の他端と整流回路21の低圧側の直流出力端との間にドレイン−ソース間が接続されている。また、FET22a,22bのゲートにはそれぞれ制御IC23からの駆動信号が入力され、制御IC23によってオン/オフが切り替えられる。
そして、給電回路切替部としてのマイコン24は、施解錠時にはFET22a,22bをオン/オフさせる制御信号を制御IC23に出力して、制御IC23によりFET22a,22bをスイッチングさせており、スイッチング電源回路22を2石のスイッチング回路として動作させる。一方、待機時にはマイコン24はFET22bをオフさせる制御信号を制御IC23に出力するとともに、FET22aをオン/オフさせる制御信号を制御IC23に出力する。この時、図5(b)に模式的に示すように、制御IC23がFET22bを待機期間中常にオフさせるとともに、FET22aのみをオン/オフさせるので、スイッチング電源回路22は1石のスイッチング回路として動作することになる。したがって、本実施形態では、待機時に一次側コイルn11に流れる励磁電流が約1/2になるので、待機時の消費電力を施解錠時の約1/2に低減できる。
すなわち、本実施形態では一次側ユニット2の回路構成が第1、第2の給電回路の何れかに切り替え可能となっている。第1の給電回路は、一次側コイルn11,n12と、2石のスイッチング回路からなるスイッチング電源回路22とを備え、電気錠装置4を動作させるのに必要な電力を供給可能である。また第2の給電回路は、一次側コイルn11と、1石のスイッチング回路からなるスイッチング電源回路22とを備え、制御回路33を動作させるのに必要な電力であって、第1の給電回路に比べて小さい電力を供給可能となっている。そして、給電回路切替部としてのマイコン24が、一次側ユニット2の回路構成を施解錠時には第1の給電回路に切り替えるとともに、待機時には第2の給電回路に切り替えているので、無負荷損失を低減して、待機時の消費電力を低減することができる。
実施形態1の電気錠システムを示し、(a)は施解錠時の全体ブロック図、(b)は待機時の要部ブロック図である。 同上の動作を説明する流れ図である。 同上を用いる電気錠システムの概略構成図である。 実施形態2の電気錠システムに用いられる一次側ユニットを示し、(a)は施解錠時の要部ブロック図、(b)は待機時の要部ブロック図である。 実施形態3の電気錠システムに用いられる一次側ユニットを示し、(a)は施解錠時の要部ブロック図、(b)は待機時の要部ブロック図である。
符号の説明
1 非接触給電装置
2 一次側ユニット
3 二次側ユニット
4 電気錠装置
10 扉枠
12 開閉扉
22 スイッチング電源回路(高周波電源部)
23 制御IC
24 マイコン(給電回路切替部)
31 整流・平滑回路(安定化電源部)
32 DC−DCコンバータ(安定化電源部)
33 制御回路(電気錠制御部)
n1 一次側コイル
n2 二次側コイル
n11,n12 コイル
SW1〜SW3 スイッチ

Claims (6)

  1. 扉枠側に設けた一次側ユニットと、扉枠に支持される開閉扉側に設けた二次側ユニットと、開閉扉に配置した電気錠装置とを有し、一次側ユニットから二次側ユニットへ非接触給電を行うことによって、扉枠側から一次側ユニットおよび二次側ユニットを介して電気錠装置に電力供給する電気錠システムであって、
    一次側ユニットは、一次側コイルおよび一次側コイルに高周波電力を供給する高周波電源部を備えるとともに、二次側ユニットは、開閉扉が閉まった状態で一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、電気錠装置の施解錠動作を制御する電気錠制御部と、二次側コイルから供給される高周波を安定化して電気錠装置および電気錠制御部に動作電力を供給する安定化電源部とを備え、
    一次側ユニットの回路構成は、電気錠装置を動作させるのに必要な電力を供給可能な第1の給電回路と、電気錠制御部を動作させるのに必要な電力を供給可能であって、第1の給電回路よりも給電能力の小さい第2の給電回路の何れかに切り替え可能であって、
    電気錠装置の施解錠時は一次側ユニットの回路構成を第1の給電回路に切り替えるとともに、施解錠時以外の待機時は一次側ユニットの回路構成を第2の給電回路に切り替える給電回路切替部を一次側ユニットに設けたことを特徴とする電気錠システム。
  2. 第2の給電回路が備える一次側コイルは、第1の給電回路が備える一次側コイルに比べてインダクタンスを大きい値に設定したことを特徴とする請求項1記載の電気錠システム。
  3. 一次側ユニットは、交流電源を整流する整流回路と、整流回路の整流出力を平滑して高周波電源部に供給する平滑回路とを備え、第1の給電回路が備える整流回路を全波整流回路、第2の給電回路が備える整流回路を半波整流回路としたことを特徴とする請求項1記載の電気錠システム。
  4. 高周波電源部は2石のスイッチング電源回路からなり、第2の給電回路は待機期間中一方のスイッチング素子を常にオフさせ、他方のスイッチング素子のみでスイッチング動作を行うことを特徴とする請求項1記載の電気錠システム。
  5. 給電回路切替部は、電気錠装置から施解錠動作の完了信号を受け取ると、一次側ユニットの回路構成を第1の給電回路から第2の給電回路に切り替えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の電気錠システム。
  6. 給電回路切替部は、一次側ユニットの回路構成を第2の給電回路から第1の給電回路に切り替えた時点より所定の施解錠時間が経過すると、回路構成を第2の給電回路に切り替えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の電気錠システム。
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