JP2009226334A - 集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置のランニングコストを実質的に上昇させることなく、集塵室が内部に設けられた集塵手段を構成する部材の硫酸腐蝕を効果的に抑制する。
【解決手段】電気集塵装置16では、コントローラ90が、非集塵空間Dにおける複数の測温部位にそれぞれ配置された温度センサ106から出力される温度検出信号に基づいて、温度センサ106に対応する挿入管114A〜114Dを通して、集塵室70内へ供給される冷却排ガスの供給量を流量調整ダンパ116により調整する。これにより、複数の測温部位を含む温度制御領域を冷却排ガスにより昇温し、焼結排ガスの露点よりも高温に保つことができるので、酸腐蝕の発生を効果的に防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、焼結鉱原料を焼結する焼結装置から排出される焼結排ガスを受け入れ、この焼結排ガス中に含まれる焼結ダストを除去する集塵装置に関する。
焼結装置の付帯設備として用いられる集塵装置としては、例えば、放電極(負極)と集塵極(正極)の間に高電圧を印加することにより形成される強力な電界にダストを含む焼結排ガスを通すと、焼結排ガス中のダストが負帯電体となり、集塵極に吸着捕集されることを利用する静電式のもの(電気集塵装置)があり、このような電気集塵装置は、例えば、製鉄原料の焼結を行う焼結装置から排出される主排ガス(以下、単に「焼結排ガス」という)の集塵処理に使用されている。
焼結装置では、そのガス排出部から排出される焼結排ガスの温度が一般に90〜150℃程度とばらつきが大きく、また近年、省エネルギ対策として焼結排ガスの排熱回収設備が導入されることもあり、この場合には、電気集塵装置内へ供給される焼結排ガスの90℃以下の低温になることもまれではなくなってきた。ここで、焼結排ガスの温度が露点温度以下になると排ガス中の水分が結露するが、焼結排ガス中には硫黄酸化物(SOx)が含まれていることから、結露した水分中には硫酸が生成することになる。このため、低温の焼結排ガスが電気集塵装置内へ供給され、電気集塵装置内での温度低下により焼結排ガスから硫酸が生じると、電気集塵装置には硫酸による腐食(酸腐食)が生じる。
上記のような酸腐食を防止する手段を備えた従来の電気集塵装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1の電気集塵装置には、電気集塵装置における焼結排ガスが流通する集塵室内のガス流れのない低温域となる複数の測温部位に温度計(温度センサ)及び加熱器がそれぞれ設置されている。この電気集塵装置では、任意の温度センサの測定値があらかじめ定めた値(閾値)以下になると、その温度センサに対応する加熱器を作動させて測温部位の温度が露点温度より高い温度に維持する。
特許文献1の電気集塵装置では、複数の温度センサがそれぞれ集塵室内及びダストホッパ内における加熱器の内側付近を測定すると共に、複数の加熱器がそれぞれ集塵室の外殻を構成する外装板及び、集塵室内からダストを排出するためのダストホッパに配置されている。これにより、任意の温度センサの測定値が閾値以下になって、その温度センサに対応する加熱器を作動させた場合でも、加熱器から発生する熱により昇温可能な領域は、外装板自体、ダストホッパ自体並びに、外装板及びダストホッパの内側面に沿った狭い領域に限定される。
また特許文献1の電気集塵装置には、集塵室内にプレート状の集塵極及びワイヤ状の放電極が配置されており、複数枚の集塵極は互いに平行に支持されると共に、隣接する一対の集塵極の間に複数本の放電極が張設されている。この電気集塵装置では、複数枚の集塵極間にそれぞれ形成される狭い板状の空間が焼結排ガスの主たる流通路(ダストの捕集経路)になり、このダスト捕集経路を流通する際に焼結排ガス中に含まれる焼結ダストが集塵極に吸着される。
特開平9−253530号公報
しかしながら、特許文献1の電気集塵装置では、加熱器から発生する熱により昇温可能な領域が集塵室の外装板自体、ダストホッパ自体並びに、外装板及びダストホッパの内側面に沿った領域に限定されることから、集塵室の外装板、ダストホッパ並びに、外装板の内側に近接した集塵極については酸腐蝕を効果的に防止できるものの、外装板から離れた部位にある集塵極、放電極、これらの電極を支持する部材等については、長期的に酸腐蝕を防止できないという問題がある。
上記のような問題を解決するため、スチームヒータ、電熱ヒータ等の加熱器を集塵室内に配置することも考えられるが、この場合には、加熱器自体を硫酸から長期的に保護することが困難になる。
また、特許文献1に記載されているように、加熱器としてスチームヒータや電熱ヒータを用い場合には、加熱器を作動させるために高温スチームや電力等のエネルギが必要になることから、電気集塵装置のランニングコストが高くなるという問題が生じる。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、装置のランニングコストを実質的に上昇させることなく、集塵室が内部に設けられた集塵手段を構成する部材の硫酸腐蝕を効果的に抑制できる集塵装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る集塵装置は、焼結鉱原料を焼結する焼結装置から排出される焼結排ガス中に含まれる焼結ダストを除去する集塵装置であって、前記焼結排ガスを流通させる集塵室に配置された当該焼結排ガス中の焼結ダストを吸着除去する吸塵手段と、前記集塵室における所定の測温部位の温度を検出する温度センサと、前記焼結装置で焼結された焼結鉱を冷却する冷却装置から排出される前記焼結排ガス中に含まれるSOxの酸露点より高い冷却排ガスを、前記測温部位を含む制御領域に導入する冷却排ガス導入部と、該冷却排ガス導入部で導入される冷却排ガス量を、前記温度センサで検出した検出温度に基づいて制御することにより、前記制御領域を前記酸露点の温度より高い温度に制御する温度制御手段と、を備えたことを特徴とする。
上記請求項1に係る集塵装置では、温度制御手段が、冷却排ガス導入部で導入される冷却排ガス量を、前記温度センサで検出した検出温度に基づいて制御することにより、測温部位を含む制御領域を冷却排ガスにより露点よりも高温に保つことができるので、集塵槽自体及び吸塵手段における制御領域に対応する部分に酸腐蝕が発生することを効果的に防止できる。
従って、電気集塵装置によれば、集塵室における空気供給路を通して冷却排ガスが供給されなければ、露点以下の温度になり得る領域(非集塵空間)を、制御領域として予め設定しておけば、低温領域に酸腐蝕が発生することを効果的に防止できる。
また請求項1に係る集塵装置では、冷却装置において焼結直後の焼結鉱を冷却し、焼結鉱からの熱移動(吸熱反応)により高温になった冷却排ガスを利用して、集塵室の制御領域を昇温し、又は露点よりも高温に維持するので、スチームヒータ、電熱ヒータ等のエネルギの多量の消費を伴う加熱装置が必要なくなり、エネルギ消費に伴う装置のランニングコストの上昇を抑制できる。
また本発明の請求項2に係る集塵装置は、請求項1記載の集塵装置において、前記温度センサは、前記集塵室内における通過する排ガス温度がSOxの酸露点以下となる可能性がある少なくとも下部側に幅方向に複数配設され、各温度センサの上流側に冷却排ガス導入部が個別に配設され、さらに前記温度制御手段は、各温度センサで検出した検出温度に基づいて各冷却排ガス導入部で導入される冷却排ガス量を個別に制御することを特徴とする。
また本発明の請求項3に係る集塵装置は、請求項2記載の集塵装置において、前記集塵室内の前記焼結排ガスの流通経路の上流側に前記冷却排ガス導入部を配設し、該冷却排ガス導入部から導入される冷却排ガスの通過経路の下流側に複数の温度センサを配列し、前記温度制御手段は、前記冷却排ガスの通過経路の複数の温度センサが検出した温度のうち最低温度に基づいて冷却排ガス量を制御するように構成されていることを特徴とする。
また本発明の請求項4に係る集塵装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の集塵装置において、前記吸塵手段は、前記集塵室内における焼結排ガスの流通方向に沿って演算する複数の集塵極と、一対の前記集塵局面に配置された放電極と、前記集塵極及び前記放電極に放電ようの駆動電圧を印加する電源とを備えていることを特徴とする。
上記請求項4に係る集塵装置では、吸塵手段が、集塵室内における焼結排ガスの流通方向に沿って延在する複数の集塵極と、一対の集塵極間に配置された放電極と、集塵極及び放電極に駆動電圧を印加する電源とを有することにより、焼結装置から集塵室内へ送り込まれた焼結排ガスが、一対の集塵極の間に形成される空間(流通路)を流通する際に、焼結排ガス中の焼結ダストを、集塵極と放電極との間に形成される電界の作用により所定の極性に帯電できると共に、この帯電された焼結ダストを逆極性の電圧が印加された集塵極に吸着できるので、一対の集塵極間を流通する焼結排ガス中から焼結ダストを効率的に捕集除去できる。
以上説明したように、本発明に係る集塵装置によれば、装置のランニングコストを実質的に上昇させることなく、集塵室が内部に設けられた集塵手段を構成する部材の硫酸腐蝕を効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施の形態に係る電気集塵装置及び、この電気集塵装置が適用された焼結鉱の焼結処理ラインについて図面を参照して説明する。
図1〜図3には本発明の実施の形態に係る電気集塵装置がそれぞれ示され、図4には本発明の実施の形態に係る電気集塵装置が適用された焼結鉱原料の焼結処理ラインが模式的に示されている。
図4に示されるように、焼結鉱の焼結処理ライン10は、焼結鉱原料の焼結装置12と、この焼結装置12による焼結鉱原料の搬送方向下流側に配置された冷却装置14と、焼結装置12から排出される焼結排ガスを清浄化するための電気集塵装置16とを備えている。焼結装置12には、複数個の格子状のパレットが環状に連結された移動床18が設けられると共に、この移動床18を内周側から張設した一対の張設ローラ20が設けられている。移動床18の内側には、一対の張設ローラ20の間に複数個のウインドボックス22が移動床18の下面と対向するように配置されている。
焼結装置12には、移動床18の上側に焼結鉱原料を蓄えた原料ホッパ24が配置されており、原料ホッパ24は、移動床18の作動時に、ロールフィーダ26を介して焼結鉱原料を移動床18上へ供給する。焼結装置12には、移動床18の上側の搬送方向上流側に点火炉28が配置されており、点火炉28は、バーナ(図示省略)により移動床18により下流側へ搬送される焼結鉱原料中のコークスに点火する。これにより、移動床18上の焼結鉱原料は、ウインドボックス22により上方より下方に向かって焼結鉱原料の空隙中を吹き抜ける空気流により燃焼加熱が促進され、移動床18上の焼結鉱原料は、上層部から下層部へ向かって溶融が進行し、移動床18の下流端に達するまでに焼結が完了する。
複数個のウインドボックス22の下端部には、それぞれ焼結排ガスの排気ダクト30が接続されており、各排気ダクト30は1本の集合ダクト32に集合し、この集合ダクト32を介して2個の電気集塵装置16に接続されている。集合ダクト32には、各排気ダクト30と2台の電気集塵装置16との間に切替ダンパ34が配置されており、切替ダンパ34は、集合ダクト32の上流側を2台の電気集塵装置16の何れかに選択的に連通させる。
各ウインドボックス22は焼結鉱原料の焼結に伴って発生する焼結排ガスを吸入し、この焼結排ガスは、各排気ダクト30、集合ダクト32及び切替ダンパ34を介して1台の電気集塵装置16へ送り込まれる。
焼結処理ライン10では、移動床18の下流端から排出されるケーキ状の焼結鉱36が1次クラッシャ38でペレット状に粗粉砕された後、シュート40を介して冷却装置14へ搬入される。冷却装置14には、複数個の格子状パレットが環状に連結された冷却床42が設けられると共に、この冷却床42を内側から張設した一対の張設ローラ44が設けられている。冷却装置14には、冷却床42の上面側に対向するように複数個(本実施形態では、4個)の上部フード46が配設されている。各上部フード46には、上端部に円筒状の排気筒48が形成されると共に、排気筒48内に冷却ブロア50が配置されている。冷却装置14は、冷却床42による焼結鉱36の搬送に連動して冷却ブロア50を作動させる。これにより、上部フード46により冷却床42上の空気が多量に吸入され、冷却床42により下流側へ搬送される高温状態の焼結鉱36が気流により冷却(空冷)される。
焼結処理ライン10には、上部フード46の排気筒48を電気集塵装置16に連通する空気供給路49が設けられている。空気供給路49は、一端部が上部フード46の排気筒48に接続された排気ダクト52と、これら4本の排気ダクト52の他端部が接続された合流攪拌部54と、合流攪拌部54から延出する合流ダクト56と、この合流ダクト56から分岐された2本の分岐ダクト58とを備えている。
ここで、合流攪拌部54は、4個の排気筒48からそれぞれ排気された温度の異なる冷却排ガスを攪拌して均熱化する。なお、4個の上部フード46は、上流側に在るものほど高温の冷却排ガスを吸気する。
空気供給路49には、合流ダクト56と2本の分岐ダクト58との間に切替ダンパ60が配置されており、この切替ダンパ60は、合流ダクト56を2本の分岐ダクト58の何れかに選択的に連通させる。2本の分岐ダクト58の先端側は、それぞれ2台の電気集塵装置16にそれぞれ接続されている。ここで、2台の電気集塵装置16は、その構造が基本的に同一になっており、例えば、一方の電気集塵装置16をメンテナンスのために休止させる際には、他方の電気集塵装置16により集塵が行われるように運転を切り替える。
電気集塵装置16は、中空状の集塵槽62と、この集塵槽62の排気側の端部にブロアダクト64を介して接続された排気ブロア66とを備えており、排気ブロア66は、集塵槽62内から焼結ダストが除去された焼結排ガスを吸引し、この焼結排ガスを排気ダクト67及び煙突58を通して大気中に放出させる。従って、集塵槽62内に形成された集塵室70(図3参照)内には、排気ブロア66が発生した負圧の作用により、焼結排ガスが吸気側の端部から排気側の端部へ向かって流通する。
図3に示されるように、電気集塵装置16の集塵槽62は、焼結排ガスの流通方向(矢印F方向)へ貫通した略角筒状の本体部72を備えており、この本体部72の内周側の空間が集塵室70とされている。集塵槽62には、本体部72の吸入側の端部に絞りダクト74が固定されると共に、本体部72の排気側の端部に絞りダクト76が固定されている。吸入側の絞りダクト74には、流通方向Fに沿って序々に断面積が拡大する筒状の拡径部75が形成されており、分岐ダクト58は、拡径部75を通して集塵室70と連通している。
図1に示されるように、排気側の絞りダクト76には、流通方向Fに沿って序々に断面積が縮小する筒状の縮径部77が形成されており、集塵室70は、縮径部77を通してブロアダクト64と連通している。本体部72の底面部分には、複数個(本実施形態では、6個)のダストホッパ78が形成されており、これらのダストホッパ78の下端部には、それぞれゲート(図示省略)が開閉可能に配置されている。これらのゲートは、電気集塵装置16の作動時には、略気密状態となるように閉じられる。
図3に示されるように、集塵室70には、プレート状に形成された集塵極80が焼結排ガスの流通方向Fに沿って延在するように複数配置されている。これらの集塵極80は、集塵槽62の幅方向(矢印W方向)に沿って間隔が等しく、かつ互いに平行となるように配置されている。集塵槽62内には、流通方向Fに沿った吸気側端部、排気側端部及び中央部にそれぞれ絶縁性の碍子部材82、84、86が配置されている。集塵極80は、その吸気側端部、排気側端部及び中央部が碍子部材82、84、86にそれぞれ連結固定され、これらの碍子部材82、84、86により集塵室70内で支持されている。
集塵室70には、互いに隣接する一対の集塵極80の間にワイヤ状の放電極88が複数配置されている。これにより、一対の集塵極80の間には流通方向Fに延在し、幅方向に沿って狭いプレート状の空間(集塵空間)が形成される。複数本の放電極88は、流通方向Fに沿った間隔が等しくなるように配置されており、それぞれ集塵槽62の高さ方向(図1の矢印H方向)に沿って張設されている。
電気集塵装置16は、集塵極80及び放電極88に放電用の駆動電圧を印加する電源(図示省略)を備えると共に、図3に示されるように、電源を制御するコントローラ90を備えている。コントローラ90は、電気集塵装置16の作動時に、電源により集塵極80(正極)及び放電極88(負極)に駆動電圧を印加する。これにより、集塵極80と放電極88との間には強力な電界が発生し、焼結排ガスが一対の集塵極80の間を通過する際に、電界の作用により焼結排ガス中に含まれる焼結ダストが負極性に帯電されると共に、集塵極80に吸着される。従って、焼結排ガスは、一対の集塵極80の間を流通する際に、焼結ダストが捕集除去されて清浄化される。
なお、集塵極80に吸着された焼結ダストは、電気集塵装置16の運転停止時に、各ダストホッパ78のゲートを開くと共に、槌打機構(図示省略)により各集塵極80の下端部に衝撃を与えることにより、集塵極80から剥離除去され、ダストホッパ78を通して集塵槽62の外部へ排出される。
図3に示されるように、集塵室70には、吸気側の端部に整流板92が配置されている。整流板92は、それぞれ吸入側の絞りダクト74を通して集塵室70に流入する焼結排ガスが集塵空間の外側へ侵入することを抑制する。具体的には、整流板92は、幅方向Wに沿って最も外側にある集塵極80と集塵槽62の側板部96との間の空間及び、中央に位置する一対の集塵極80との間の空間にそれぞれ焼結排ガスが侵入することを抑制する。更に、整流板92は、集塵極80の上端と集塵槽62の頂板部98との間の空間及び、集塵極80の下端と集塵槽62のダストホッパ87との間の空間にそれぞれ焼結排ガスが侵入することを阻止する。これにより、電圧印加時にも有効な電界が発生せず、焼結排ガスが集塵極80により吸着不能の領域(以下、「非集塵空間D」という。)に侵入することを防止している。
また、上記のように集塵室70の入口付近に整流板92が配置されると共に、流通方向Fに沿った中央部に碍子部材84が配置されることにより、集塵室70は4個の半独立した集塵ゾーンZ1〜Z4(図2参照)に区画される。ここで、集塵ゾーンZ1、Z4と集塵ゾーンZ2、Z3との間にも非集塵空間Dが形成され、この非集塵空間Dに焼結排ガスが進入することも、整流板92により防止される。また集塵ゾーンZ1、Z2と集塵ゾーンZ3、Z4との境界では中央部の碍子部材84のガス流に対する絞り作用により焼結排ガスが流れ状態が変化する。
図3に示されるように、分岐ダクト58及びブロアダクト64には、それぞれ温度センサ100、102が配置されており、上流側の温度センサ100は集塵室70へ供給される焼結排ガスの温度を検出し、下流側の温度センサ102は集塵室70から排出される焼結排ガスの温度を検出し、それぞれ検出温度に対応する温度検出信号をコントローラ90へ出力する。
図2に示されるように、集塵室70には、複数個(本実施形態では、72個)の温度センサ106がマトリックス状に配置されている。ここで、特定位置の温度センサ106を表す場合には、幅方向W、流通方向F及び高さ方向Hに沿ったX軸、Y軸及びZ軸とする3次元座標を考え、この座標上における座標点(x、y、z)(ここで、x、y及びzはそれぞれ正の自然数であり、x=1〜4、y=1〜6、z=1〜3の範囲で変化する。)を用いて位置を示すこととする。
各集塵ゾーンZ1〜Z4には、それぞれ18個の温度センサ106が配置されており、各集塵ゾーンZ1〜Z4におけるZ−X平面上には、6個の温度センサ106(図3参照)が2次元的に配列され、Y軸に沿って3個の温度センサ106が略直線的に配列されている。例えば、座標点(1、1、1)、(2、1、1)の温度センサ106は、集塵ゾーンZ1の下端付近における幅方向Wに沿った両端部にそれぞれ配置され、また座標点(1、1、3)、(2、1、3)の温度センサ106は、集塵ゾーンZ1の上端付近における幅方向Wに沿った両端部にそれぞれ配置されている。これらの座標点(1、1、1)、(2、1、1)、(1、1、3)及び(2、1、3)は、整流板92により焼結排ガスの流通が抑制される非集塵空間D内、又は非集塵空間Dに十分に近接した位置に配置されている。これにより、各温度センサ106は、実質的に非集塵空間Dにおける所定位置(測定位置)の雰囲気温度を検出することになる。
温度センサ106としては、例えば、公知の熱電対式のものを用いることが可能であり、測定する温度域を考慮した場合には、クロメル−アロメル熱電対が好適である。また、焼結装置12からの焼結排ガスには一定量のSOxが含まれることから、酸腐蝕による熱伝対の損傷を長期的に防止するためには、テフロン(登録商標)等の耐酸性の高い材料からなるチューブ内に熱電対を密封した状態で、集塵室70に挿入することが好ましい。なお、温度センサ100、102としても、温度センサ106と同一のものを用いることができる。
他の集塵ゾーンZ2〜Z4についても、それぞれ集塵ゾーンZ1と同一個数(18個)の温度センサ106が同様に配置されている。このため、集塵ゾーンZ2〜Z4における温度センサ106の配置については詳細な説明を省略する。
集塵槽62に配置された温度センサ106は、電気集塵装置16の作動時に、各座標点(1、1、1)〜(3、6、1)に対応する部位(測温部位)の雰囲気温度を検出し、それに対応する温度検出信号をコントローラ90にそれぞれ出力する。またコントローラ90には、そのメモリ(図示省略)に予め閾値SH及び閾値SLが設定されている。
ここで、下限側の閾値SLは、焼結排ガスにおける露点温度に対応して設定されており、上限側の閾値SHは、焼結排ガス中に含まれるカーボン粒子等の可燃性ダストの発火点温度に対応して設定されている。具体的には、閾値SLは、焼結排ガスの露点である約80℃に10℃を加算した90℃程度に設定され、閾値SHは、温度制御のバラツキを考慮し、閾値SLに温度制御の偏差及び温度センサ106による温度検出の誤差を加算した値に設定されている。
図1に示されるように、空気供給路49の分岐ダクト58は、その先端側が3本の分配管108、110、112に分岐している。さらに、分配管108、110、112は、その先端側がそれぞれ4本の挿入管114A、114B、114C、114Dに分岐しており、これら複数本(本実施形態では、12本)の挿入管1114A、114B、114C、114Dは、それぞれ冷却排ガスの導入部として構成されており、絞りダクト74を貫通して集塵槽62の内部に挿入されている。ここで、分配管108、分配管110、分配管112は、三次元座標軸におけるz=1、z=2及びz=3の位置にそれぞれ対応しており、挿入管114A〜114Dは、三次元座標軸におけるx=1、x=2、x=3及びx=4の位置にそれぞれ対応している。
また12本の挿入管114A〜114Dは、その先端(開口端)が略同一のZ−X平面上に位置しており、このZ−X平面は、y=1の位置にある12個の温度センサ106に対して僅かに上流側に位置している。任意の挿入管114A〜114Dから排気された冷却排ガスの大部分は、集塵室70における複数個(本実施形態では、6個)の温度センサ106による測温部位を含む非集塵空間Dへ供給される。例えば、分配管108の挿入管114Aは、x=1、y=1〜6及びz=1にそれぞれ位置する6個の温度センサ106の測温部位を含む非集塵空間Dの上端側の領域(温度制御領域)に冷却排ガスを供給する。また1個の温度制御領域は、高さ方向H又は幅方向Wに沿って隣接する温度制御領域に接しており、これにより、1個の非集塵空間Dは、高さ方向H又は幅方向Wに沿って3個の温度制御領域により区画されたものになる。
図3に示されるように、空気供給路49における各挿入管114A〜114Dには流量調整ダンパ116が配置されており、これらの流量調整ダンパ116はコントローラ90から制御信号に従って開度が変化し、この開度変化に伴って挿入管114A〜114Dにおける冷却排ガスの流量を変化させる。
焼結処理ライン10では、焼結装置12から排気される焼結排ガスの温度が概ね90℃〜150℃程度の範囲(但し、排熱回収装置を備えた燃焼装置では、60℃〜120℃程度の範囲)で変化し、また冷却装置14から排気される吸熱空気の温度は概ね100℃〜350℃の範囲で変化する。一方、電気集塵装置16では、例えば、冷却装置14からの吸熱空気を集塵室70へ供給しない状態で、集塵室70に100℃未満(例えば、90℃)の比較的低温域の焼結排ガスが流入した場合には、集塵室70の非集塵空間D付近の雰囲気温度が焼結排ガスの露点温度よりも低くなるおそれがある。
なお、焼結装置12から集塵室70に流れ込む焼結排ガスの温度及び集塵室70から排出された焼結排ガスの温度は、それぞれ温度センサ100及び温度センサ102により検出され、それに対応する検出信号がコントローラ90へ出力される。これにより、コントローラ90は、集塵室70に流れ込む焼結排ガスの温度及び集塵室70から排出される焼結排ガスの温度をそれぞれ判断する。
すなわち、非集塵空間Dは、整流板92により高温状態に保たれた新たな焼結排ガスの流入が抑制されることから、放熱、熱伝導により温度低下が生じ易い。特に、集塵室70における頂板部98及びダストホッパ78の内側の非集塵空間Dは、頂板部98及びダストホッパ78から大気中への放熱作用により温度低下が大きいものになる。
次に、図5のフローチャートを参照して、上記のように構成された本実施形態に係る電気集塵装置16の作用について説明する。
本実施形態に係る電気集塵装置16では、その作動時(焼結排ガスの吸入時)にコントローラ90が図5のフローチャートに示される制御を行うことにより、集塵室70における温度制御領域の温度が適正な範囲に制御される。なお、以下の説明では、コントローラ90が1本(例えば、図1の紙面右下)の挿入管114Aの下流側に配置された6個1組の温度センサ106からの温度検出信号に基づいて、挿入管114Aの下流側における温度制御領域の温度を制御する場合について説明する。
先ず、ステップS120で、コントローラ90は、挿入管114Aの下流側における測温部位に配置された温度センサ106から出力された温度検出信号に基づいて検出温度Tを判断すると共に、この検出温度Tを閾値SLと比較する。このとき、コントローラ90は、6個の温度センサ106が検出した検出温度のうち、最も低い検出温度Tを代表温度(制御用変数)として採用する。
ステップS120で、検出温度Tが閾値SLよりも高温と判断された場合(YESの場合)には、コントローラ90は、ステップS122で検出温度Tを閾値SHと比較する。ステップ122で検出温度Tが閾値SHよりも低温と判断された場合(YESの場合)には、コントローラ90は、ステップS124で電気集塵装置16が焼結排ガスを吸入している装置の作動時か、焼結排ガスの吸入が完了している装置の作動終了時かを判断する。ステップS124で装置の作動終了時であると判断した場合(YESの場合)には、コントローラ90は温度センサ106からの検出信号に基づく制御を完了する。
一方、ステップS120で、検出温度Tが閾値SL以下と判断された場合(NOの場合)には、コントローラ90は、ステップS126へ制御ルーチンを移行し、流量調整ダンパ116のアクチュエータ部(図示省略)に所定の単位制御量に対応する駆動信号VOPを出力する。これにより、流量調整ダンパ116は、駆動信号VOP入力前のダンパ開度に対して単位制御量だけダンパ開度を拡大して、挿入管114Aから温度制御領域に流入する冷却排ガスの量を増加させる。
ステップS128で、コントローラ90は、流量調整ダンパ116へ駆動信号VOPを出力してから、所定の制御サイクル時間TCが経過したことを判断すると、ステップS130で、温度センサ106の検出温度Tを閾値SLと比較する。このステップ130で、コントローラ90は、検出温度Tが閾値SLよりも低温である場合(YESの場合)には、制御ルーチンをステップS122へ移行し、また検出温度Tが閾値SL以下である場合(NOの場合)には、制御ルーチンをステップS126へリターンする。
ステップS122で、検出温度Tが閾値SH以上と判断された場合(NOの場合)には、コントローラ90は、ステップS132へ制御ルーチンを移行し、流量調整ダンパ116のアクチュエータ部(図示省略)に所定の単位制御量に対応する駆動信号VCLを出力する。これにより、流量調整ダンパ116は、駆動信号VCL入力前のダンパ開度に対して単位制御量だけダンパ開度を縮小して、挿入管114Aから温度制御領域に流入する冷却排ガスの量を減少させる。
またステップS134で、コントローラ90は、流量調整ダンパ116へ駆動信号VCLを出力してから、所定の制御サイクル時間TCが経過したことを判断すると、ステップS136で温度センサ106の検出温度Tを閾値SHと比較する。このステップ136で、コントローラ90は、検出温度Tが閾値SHよりも低温である場合(YESの場合)には、制御ルーチンをステップS124へ移行し、また検出温度Tが閾値SH以上である場合(NOの場合)には、制御ルーチンをステップS132へリターンする。
なお、電気集塵装置16では、1本の挿入管124Aの下流側における1個の温度制御領域に対する温度制御と同様の制御を、他の挿入管114A−114Dの下流側における各温度制御領域に対してもパラレルに実行する。
電気集塵装置16では、以上説明した挿入管114A−114Dの下流側における各温度制御領域に対する冷却排ガスの供給量を、温度センサ106からの温度検出信号に基づいて流量調整ダンパ116により調整することにより、集塵室70における各温度制御領域を焼結排ガスの露点よりも高温に保つことができるので、集塵槽62における側板部96、頂板部98及びダストホッパ78付近及び、温度制御領域に隣接して配置された集塵極80及び放電極88に酸腐蝕が発生することを効果的に防止できる。
また電気集塵装置16では、冷却装置14において焼結直後の焼結鉱36を冷却し、この焼結鉱からの熱移動(吸熱反応)により高温になった冷却排ガスを利用して、集塵室の温度制御領域(非集塵空間D)を昇温し、露点よりも高温に維持するので、スチームヒータ、電熱ヒータ等の多量のエネルギ消費を伴う加熱装置が必要なくなり、エネルギ消費に伴う電気集塵装置16のランニングコストの上昇を抑制できる。
また電気集塵装置16では、コントローラ90が、集塵室70における上端付近の温度センサ106(z=3の温度センサ106)からの温度検出信号に基づいて、上端側の温度制御領域に供給される冷却排ガスの供給量を流量調整ダンパ116により調整すると共に、集塵室70における下端付近の温度センサ106(z=1)からの温度検出信号に基づいて、下端側の温度制御領域に供給される冷却排ガスの供給量を流量調整ダンパ116により調整する。これにより、集塵室70における上端側及び下端側の非集塵空間Dをそれぞれ露点温度よりも高温に保てるので、頂板部98及びダストホッパ78から大気中への放熱作用により温度低下が大きいものになる上端側及び下端側の非集塵空間D付近で酸腐蝕が発生することを効果的に防止できる。
電気集塵装置16では、コントローラ90が、非集塵空間Dにおける複数の測温部位(本実施形態では、6点)にそれぞれ配置された温度センサ106から出力される温度検出信号に基づいて、これらの温度センサ106に対応する挿入管114A〜114Dを通して、集塵室70内へ供給される冷却排ガスの供給量を流量調整ダンパ116により調整する。これにより、複数の測温部位を含む温度制御領域を冷却排ガスにより昇温し、焼結排ガスの露点よりも高温に保つことができるので、集塵槽62における側板部96、頂板部98及びダストホッパ78付近及び、温度制御領域に隣接して配置された集塵極80及び放電極88に酸腐蝕が発生することを効果的に防止できる。
なお、本実施形態に係る電気集塵装置16では、冷却装置14における4個の上部フード46から吸引された冷却排ガスを合流攪拌部54により混ぜ合わせ、均熱化した冷却排ガスを全量空気供給路49を通して集塵室70へ供給したが、この条件では、温度制御領域の温度が高温になり過ぎるような場合には、合流攪拌部54にリリーフダンパ(図示省略)を設け、リリーフダンパを通して冷却排ガスの一部を大気中へ放出するようにしても良い。
また集塵室70へ供給する冷却排ガスの温度を上昇させたい場合には、4個の上部フード46のうち、上流側に配置された1個ないし3個の上部フード46から吸引した冷却排ガスのみを集塵室70へ供給するようにしても良く、また必要に応じて空気供給路49の途中にヒータを設置し、このヒータにより集塵室70へ供給する冷却排ガスを補助的に加熱昇温しても良い。
また電気集塵装置16では、温度センサ106により温度制御領域の雰囲気温度を検出していたが、集塵槽62の側板部96、頂板部98及びダストホッパ78における温度制御領域(非集塵空間D)に近接した部位に温度センサ106を直接取り付けると共に、集塵極80又は放電極88における非集塵空間Dに近接した部位に温度センサ106を直接取り付け、これらの温度センサ106により検出される集塵槽62自体、集塵極80又は放電極88自体の温度に基づいて、温度制御領域への冷却排ガスの供給量を調整しても良い。
本発明の実施の形態に係る電気集塵装置における集塵槽を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気集塵装置の構成を示す平面図である。 図2に示される電気集塵装置における温度センサの配置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気集塵装置が適用された焼結鉱原料の焼結処理ラインの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る電気集塵装置における温度制御領域に対する温度制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
12 焼結装置
14 冷却装置
16 電気集塵装置
46 上部フード(冷却装置)
48 排気筒(冷却装置)
49 空気供給路
52 排気ダクト(空気供給路)
54 合流攪拌部(空気供給路)
58 分岐ダクト(空気供給路)
60 切替ダンパ(空気供給路)
62 集塵槽
70 集塵室
80 集塵極(吸塵手段)
88 放電極(吸塵手段)
106 温度センサ
108、110、112 分配管(空気供給路)
114A、114B、114C、114D 挿入管(空気供給路)
116 流量調整ダンパ(流量調整手段)

Claims (4)

  1. 焼結鉱原料を焼結する焼結装置から排出される焼結排ガス中に含まれる焼結ダストを除去する集塵装置であって、
    前記焼結排ガスを流通させる集塵室に配置された当該焼結排ガス中の焼結ダストを吸着除去する吸塵手段と、
    前記集塵室における所定の測温部位の温度を検出する温度センサと、
    前記焼結装置で焼結された焼結鉱を冷却する冷却装置から排出される前記焼結排ガス中に含まれるSOxの酸露点より高い冷却排ガスを、前記測温部位を含む制御領域に導入する冷却排ガス導入部と、
    該冷却排ガス導入部で導入される冷却排ガス量を、前記温度センサで検出した検出温度に基づいて制御することにより、前記制御領域を前記酸露点の温度より高い温度に制御する温度制御手段と、
    を備えたことを特徴とする集塵装置。
  2. 前記温度センサは、前記集塵室内における通過する排ガス温度がSOxの酸露点以下となる可能性がある少なくとも下部側に幅方向に複数配設され、各温度センサの上流側に冷却排ガス導入部が個別に配設され、さらに前記温度制御手段は、各温度センサで検出した検出温度に基づいて各冷却排ガス導入部で導入される冷却排ガス量を個別に制御することを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記集塵室内の前記焼結排ガスの流通経路の上流側に前記冷却排ガス導入部を配設し、該冷却排ガス導入部から導入される冷却排ガスの通過経路の下流側に複数の温度センサを配列し、前記温度制御手段は、前記冷却排ガスの通過経路の複数の温度センサが検出した温度のうち最低温度に基づいて冷却排ガス量を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵装置。
  4. 前記吸塵手段は、前記集塵室内における焼結排ガスの流通方向に沿って演算する複数の集塵極と、一対の前記集塵局面に配置された放電極と、前記集塵極及び前記放電極に放電ようの駆動電圧を印加する電源とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の集塵装置。
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