JP2009225260A - 制御装置、制御方法、車両の制御装置、及び車両の制御システム - Google Patents

制御装置、制御方法、車両の制御装置、及び車両の制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】変動のある複数種類のバイナリデータを所定時間毎に効率的に記録部に記憶可能なデータ処理装置を提供する。
【解決手段】外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する制御装置であって、外部から逐次受信するバイナリデータを記憶する記憶部32と、記憶された複数のバイナリデータのうち、所定期間に発生した事象を表わすものを一組とし、変動が少ない事象を表わすものを近接するように配列したフレームを生成する生成処理と、生成処理により所定期間毎に生成した複数のフレームを、所定の順に並べた場合に前後する二つのフレーム間の差分を演算する差分演算処理と、当該演算結果を圧縮する圧縮処理と、差分演算処理における最初の被差分フレームと差分演算回数と圧縮データとを記録部35に記録する記録処理を実行する制御部30とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する制御装置、制御方法、車両の制御装置、及び車両の制御システムに関する。
複数の電子制御ユニットからネットワークを介して逐次受信されるバイナリデータを管理する制御装置として、例えば、車両に搭載されるダイアグレコーダでは、各電子制御ユニットからCANバスを介して随時送信される故障診断や解析のための各種の制御データのうち、最新の制御データが所定のインタバルでフレームデータとして纏められて、記憶装置に格納されている。
このような制御データは非常に容量が大きいため、通常はダイアグレコーダがハードディスク装置等の大容量記憶装置を備えたナビゲーションシステムに組み込まれ、当該ハードディスクに制御データが格納されるように構成されている。
通常、ダイアグレコーダでは、500msec.のインタバルで一度に200byte程度の容量の制御データが格納され、少なくとも120時間分の制御データが保持されている必要がある。
しかし、ナビゲーションシステムに常にハードディスク装置が設けられているとは限らず、そのような大容量記憶装置を備えていない車両では、制御データを蓄積することが困難であるという問題があった。また、大容量の記憶装置を備えている場合であっても、ナビゲーション装置の機能を確保するため、つまり大量の音楽データ、画像データ、動画データ若しくは地図データ等を記憶するための相当な記憶領域を確保する必要があり、本目的のために大きな記憶領域を確保しておくことは好ましくないという問題があった。
そこで、ダイアグレコーダでこのような制御データを圧縮処理することにより、EEPROMのような半導体メモリからなる記憶装置に圧縮データを記憶させることが考えられるが、画像データ用の汎用の圧縮処理アルゴリズムでは、非可逆圧縮であるため、正確なデータの復元ができないため使用することができない。
また、一般に圧縮率が高い可逆圧縮アルゴリズムとして統計型モデリングを採用したSLC(Super Lossless data Compression)や辞書型モデリングを採用したELC(Embedded Lossless data Compression)アルゴリズムが提案されている。
統計型モデリングは、特定の文字列に続いて出る文字の確率を算出し、その確率に符合を割り当てることでデータ量を削減する方式であり、辞書型モデリングは、過去に現れた文章をそのまま辞書としてRAMに記憶し、辞書と新しくRAMに読み込んだ文章を比較して繰り返しを探索し、繰り返し文字列を前出のコピーとして符号を割り当てることによりデータ量を削減する方式である。
しかしながら、これらの圧縮アルゴリズムでは数十kbyteから数百kbyteのワーキングエリアが必要とされ、数kbyteから数十kbyte程度の容量のRAMを備えたダイアグレコーダでこのような圧縮アルゴリズムを採用できない。
一方、特許文献には、画像の拡大縮小、加工等の画像変換を行なう画像変換方法において、入力画像の2値データをバイト単位のランレングスで符号化し、符号化されたバイト単位のランレングスデータに基づいて前記画像変換を行なうようにしたことを特徴とする画像変換方法が提案されている。
特開平6−217110号公報
しかし、上述の制御データは走行中やアイドリング中さらにはエンジン停止等の車両の状態に応じて大きく変動するため、特許文献1に記載されたランレングス法を用いて上述の制御データを圧縮処理してもそれほどの圧縮効果が得られないという問題があった。
このような問題は車両に搭載される制御装置に限られるものではなく、変動の激しい複数のバイナリデータを所定時間毎にフレーム単位で記憶部に格納する制御装置全般の課題である。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、変動のある複数のバイナリデータを所定時間毎に効率的に記録部に記憶可能な制御装置、制御方法、車両の制御装置、及び車両の制御システムを提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による制御装置の特徴構成は、外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する制御装置であって、外部から逐次受信する前記バイナリデータを累積して記憶する記憶部と、前記記憶部に累積して記憶された複数の前記バイナリデータのうち、所定の期間に発生した事象を表わすものを一組とし、変動が少ない事象を表わすものを近接するように配列したフレームを生成する生成処理と、前記生成処理により所定の期間毎に生成した複数のフレームを、所定の順に並べた場合に前後する二つのフレーム間の差分を演算する差分演算処理と、前記差分演算処理による演算結果をランレングス法により圧縮する圧縮処理と、前記差分演算処理における最初の被差分フレームと、差分演算回数と、前記圧縮処理による圧縮したデータを記録部に記録する記録処理を実行する制御部と、を備えている点にある。
上述の構成によれば、変動のある複数の制御データが逐次受信される場合であっても、変動が少ない事象を表わす制御データ同士が近接するように当該複数の制御データを配列して、フレームを生成するように処理されるので高い圧縮率が得られる。
以上説明した通り、本発明によれば、変動のある複数のバイナリデータを所定時間毎に効率的に記録部に記憶可能な制御装置を提供することができるようになった。
以下、本発明による制御装置としてのデータ処理装置を、車両の制御装置(以下、車両のデータ処理装置と記す。)として、車両の制御システム(以下、車両のデータ処理システムと記す。)に適用した実施形態について説明する。
車両のデータ処理システム1は、図1に示すように、車両の被制御部を制御する複数の電子制御ユニット(以下、ECUと記す。)2と本発明による車両のデータ処理装置3がネットワーク4で接続され、データ処理装置3がネットワーク4を介して各電子制御ユニット2から逐次受信されるバイナリデータである制御データを累積して記憶部32に格納するように構成されている。
尚、図1では、ECU2は3台のみ示されているが、車両には更に多数のECU2が備えられている。
本実施形態のネットワーク4は、車載ネットワークの規格であるCAN(Controller Area Network)で構成されているが、これに限らず、各ECU2間でデータの送受信が適正に行なわれるものであれば、CANの他、イーサネット(ゼロックス社の登録商標)やLIN(Local Interconnect Network)等で構成されていてもよい。
ECU2は、CPU21と、CPU21によって実行される制御プログラムが格納されたROM22と、ワーキングエリアとして使用されるRAM23と、制御対象の負荷との間で制御信号を出力するとともにセンサの検出信号等を入力する入出力インタフェース回路24と、ネットワーク4を介した他のECU2及びデータ処理装置3とのデータの送受信を制御する通信インタフェース回路25等を備えている。
各ECU2は、エンジン、自動変速機、及びブレーキ等の車両を構成する複数の被制御対象の負荷5に入出力インタフェース回路24を介して接続され、エンジン制御ECU2A、自動変速機制御ECU2B、及びブレーキ制御ECU2C等として構成されており、CPU21がROM22に記憶された制御プログラムを実行して、各負荷5から入力されるセンサの検出値等に対応して各負荷5に対する制御信号を出力することにより、各負荷5に所定の動作を行なわせる。
負荷5としては、エンジンに備えられているインジェクタ等や、自動変速機に備えられているソレノイド等があり、負荷5に設けられている吸気温センサ、スロットルポジションセンサ、及びAT油温センサ等のセンサによって、負荷5の動作状況が各ECU2に伝えられる。
各ECU2の動作例として、以下に、エンジン制御ECU2A及び自動変速機制御ECU2Bの動作について詳述する。エンジン制御ECU2Aは、図2に示すように、入出力インタフェース回路24を介して吸気温センサやスロットルポジションセンサ等の検出値を入力し、CPU21がこれら検出値からエンジン回転数やスロットル開度等の制御信号を演算導出する。そして、エンジン制御ECU2Aは、CPU21によって演算導出された制御信号を、入出力インタフェース回路24を介して、インジェクタや点火プラグ等へ出力することで、エンジンの燃料噴射量や点火タイミング等を制御している。
また、自動変速機制御ECU2Bは、図3に示すように、入出力インタフェース回路24を介してシフトポジションやAT油温センサ等の検出値を入力し、CPU21がこれら検出値からソレノイドに流す制御電流値等を演算する。そして、自動変速機制御ECU2Bは、CPU21によって演算導出された制御電流値等を、入出力インタフェース回路24を介して、ソレノイド等へ出力することで、クラッチに供給される油圧等を制御している。
以下、本発明によるデータ処理装置3について説明する。データ処理装置3は、図1に示すように、CPU31と、CPU31によって実行される制御プログラムが格納されたROM321、及び各ECU2から入力される制御データが累積して記憶される又はワーキングエリアとして使用されるRAM322等で構成された記憶部32と、記憶部32に記憶されたデータを圧縮して記録するEEPROM等の不揮発性メモリ323やハードディスク等で構成された記録部35と、外部ツール6との間でデータを入出力する入出力インタフェース回路33と、ネットワーク4を介した各ECU2とのデータの送受信を制御する通信インタフェース回路34等を備えている。
尚、記録部35は、データ処理装置3の外部に設けられるものであってもよく、その場合には有線、無線により接続して構成される。
記録部35は、データ処理装置3に備えられている構成であってもよいし、ナビゲーション装置等のデータ処理装置3の外部装置に備えられている構成であってもよい。
制御データは、ECU2と負荷5との間でやり取りされる所定の入出力信号や制御のための演算データで構成されており、例えば、上述したような各センサからECU2へ入力される検出値や、ECU2から負荷5へ出力される制御信号が該当する。つまり、ECU2は、入力された検出値をデータ処理装置3へ出力するとともに、出力する制御信号を負荷5だけでなくデータ処理装置3へも出力するのである。
外部ツール6は、データの読出し及び読み出したデータの解析や診断を行なうための専用のアプリケーションがインストールされたパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータや、ECU2に記憶されたデータを読み取るための専用のECU用データ読み取りツール等のことである。尚、前記汎用コンピュータは、前記ECU用データ読み取りツールと接続可能に構成されており、前記ECU用データ読み取りツールによって読み取られたデータを取り込むことができるように構成されている。また、外部ツール6は、図1に破線で示すように、ネットワーク4を介して制御データを取り込む構成であってもよい。
データ処理装置3では、制御部としてのCPU31が記憶部32を構成するROM321に記憶された制御プログラムを実行することによって、以下に説明する各機能ブロックの機能を実現する。
つまり、データ処理装置3は、図4に示すように、外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録するように構成されており、外部から逐次受信する前記バイナリデータを累積して記憶する記憶部32と、記憶部32に累積して記憶された複数のバイナリデータのうち、所定の期間に発生した事象を表わすものを一組とし、変動が少ない事象を表わすもの(本実施形態では、車両制御において変動が少ない事象を表わすもの)を近接するように配列したフレームを生成する生成処理と、生成処理により所定の期間毎に生成した複数のフレームを、所定の順に並べた場合に前後する二つのフレーム間の差分を演算する差分演算処理と、差分演算処理による演算結果をランレングス法により圧縮する圧縮処理と、差分演算処理における最初の被差分フレームと、差分演算回数と、圧縮処理による圧縮したデータを記録部35へ記録する記録処理を実行する制御部30と、を備えている。
ここで、換言すると、制御部30は、生成処理を実行するフレーム生成部3Aと、差分演算処理を実行する差分演算部3Bと、圧縮処理を実行する圧縮処理部3Cと、記録処理を実行する記憶処理部3Dとを備えて構成されており、以下、フレーム生成部3A、差分演算部3B、圧縮処理部3C、及び記憶処理部3Dが上記各処理を実行するとして説明する。
外部の変動する事象を表わすバイナリデータは、上述した制御データのことであり、制御データはバイナリ形式で所定時間毎に記憶部32に格納される。つまり、外部の変動する事象とは、例えば、エンジンの燃料噴射量や点火タイミング等のことである。また、所定時間毎とは、例えば、500msec.毎である。
また、本実施形態では、制御データに時刻情報が付加されている。ここで、時刻情報は、制御データが各ECU2で生成された時刻(各ECU2で付加される。)であるが、制御データがデータ処理装置3に入力された時刻(データ処理装置3で付加される。)であってもよいし、制御データが各ECU2から出力された時刻(各ECU2で付加される。)であってもよい。
周知のとおり、各ECU2は、CANバスを介してデータ処理装置3へデータを送信する場合、図5(a)に示すような構成のフレームでデータ送信を行なう。尚、本実施形態では、当該フレーム中のデータフィールドは、例えば、8バイトの制御データで構成されている。つまり、図5(a)においてN=8である。
各ECU2が図5(a)に示すような構成のフレームでデータ送信を行なう場合、エンジン制御ECU2Aが出力するフレームのデータフィールドは、例えば、図5(b)に示すように、エンジン回転数、エンジン水温、及びダミー等の8バイト(ダミーを除いて7バイトであってもよい。)のバイナリデータで構成されており、自動変速機制御ECU2Bが出力するフレームのデータフィールドは、タービン回転数やシフトポジション等の8バイトのバイナリデータで構成されている。
そして、フレーム生成部3Aは、各ECU2から受け取って記憶部32に記憶されているフレーム中のデータフィールドに格納されているバイナリデータを、予め設定された所定の順序に配列してデータ処理装置3用のフレーム(以下、フレームデータと記す。)を生成する。
例えば、フレーム生成部3Aは、記憶部32に記憶されている各バイナリデータのデータフィールドを参照することで各バイナリデータの発生タイミング、つまり各制御データが生成された時刻を認識する。次に、各バイナリデータを、夫々の発生タイミングに基づいて、所定期間毎に分割された複数の発生期間グループに振り分ける。そして、各発生期間グループに属するバイナリデータをデータ変動の少ない順に配列したデータ処理装置3用のフレームデータを、各発生期間グループについて生成する。
データ変動について詳述する。各ECU2からデータ処理装置3へ送信される制御データには、エンジン回転数やエンジン水温といった制御データの種類毎にデータの変動が夫々設定されている。データの変動は、例えば、以下のようにして算出する。車両のイグニッショスイッチのオンからオフまでの1トリップを所定時間毎に区切り、所定時間毎にデータの変動があったか否かの確率を求める。そして、車両の種類や周辺環境といった様々な状況の下で当該確率の算出を繰り返し、最終的なデータの変動を統計的に算出する。
データの変動の少ない順で配列されたデータ処理装置用のフレームデータの構成例を図5(c)に示す。図5(c)は、一つの発生期間グループについてのフレームデータを示している。図5(c)では、最もデータの変動の少ないシフトポジションのバイナリデータから最もデータの変動の多いエンジン回転数までのn個のバイナリデータが配列されて一つのフレームデータを構成している。つまり、図5(c)では、図中各枠の左上の数値が小さいバイナリデータ程、データの変動の少ないデータであることを示している。
また、アクセル操作に起因して変動しないデータ(非アクセル操作起因変動データ:シフトポジション、外気温、外気圧、ワイパー作動状態、ヘッドライト作動状態、パワーウィンドウ作動状態、ドア施錠状態、またはシート作動状態等)が、ユーザのアクセル操作に起因して変動するデータ(アクセル操作起因変動データ:エンジン回転数、エンジン水温、車速、スロットル開度、タービン回転数、プライマリプーリ(NIN)回転数、セカンダリプーリ(NOUT)回転数、走行モータ回転数(ハイブリッド車両の場合)、または発電モータ回転数(ハイブリッド車両の場合も含む)等)と比べて、その変動が小さい傾向にあることも統計的にわかっている。
また、機関に関連して動作しないデータ(非機関関連動作データ:シフトポジション、外気温、外気圧、ワイパー作動状態、ヘッドライト作動状態、パワーウィンドウ作動状態、ドア施錠状態、またはシート作動状態等)が、機関に関連して動作するデータ(機関関連動作データ:エンジン回転数、エンジン水温、車速、スロットル開度、タービン回転数、プライマリプーリ(NIN)回転数、セカンダリプーリ(NOUT)回転数、走行モータ回転数(ハイブリッド車両の場合)、または発電モータ回転数(ハイブリッド車両の場合も含む)等)と比べて、その変動が小さい傾向にあることも統計的にわかっている。
また、ボディ系制御に関するデータ(ボディ系制御データ:ライト制御、シート制御、ドア制御、ワイパー制御、サンルーフ制御、リモートキーレスエントリ制御、またはエアバッグ制御等)が、パワートレイン系制御に関するデータ(パワートレイン系制御データ:エンジン制御、ギヤ制御、制動制御、またはステアリングアシスト制御等)と比べて、その変動が小さい傾向にあることも統計的にわかっている。
本実施形態において、データ処理装置用のフレームデータは、最大で24台のECU2からの送信されてくる各8バイトのフレームデータを格納可能に構成されており、そのサイズは、8バイト×24=194バイトである。
尚、図5(c)のデータ変動の順序は、一つの例示であり、図5(c)に示す順序に限らない。また、図5(c)では、エンジン制御ECU2A及び自動変速機制御ECU2Bから送信されたバイナリデータのみ記されているが、フレーム生成部3Aによって生成されるフレームデータには、他のECU2から送信されたバイナリデータも格納可能であることは言うまでもない。
差分演算部3Bは、フレーム生成部3Aで所定期間毎に生成される複数のフレームデータのうち、二つのフレームデータの差分を算出する。
ここで、二つのフレームデータの差分とは、フレーム生成部3Aで今回生成されたフレームデータと前回生成されたフレームデータとの間の差分である。つまり、差分演算部3Bは、最新のフレームデータと、当該最新のフレームデータの所定時間前、具体的には500msec.前に生成されたフレームデータとの差分を算出する。
上述の構成によれば、差分演算部3Bは、フレーム生成部3Aで生成されたフレームデータと直近のフレームデータとの間で差分を算出するので、両フレームデータが同一である確率を相対的に高くすることができる。
圧縮処理部3Cは、差分演算部3Bで算出された差分フレームデータを、ランレングス法で圧縮処理する。ランレングス法は、図6(a)に示すように、同一のデータが繰り返す場合に、所定の順序で羅列されたデータを、データと繰り返し回数のセットに変換することによりデータを圧縮する方法である。尚、図6はデータを16進数で表示している。
しかし、この方法は、同一のデータが繰り返す場合には圧縮率が高くなるが、図6(b)に示すように、同一のデータの繰り返しが少ない場合には圧縮率が低くなってしまう。
そこで、圧縮処理部3Cは、車両の状況等によって、使用するランレングス符号化の方法を切り替えるように構成されている。
例えば、圧縮処理部3Cは、図6(a)に示すランレングス符号化の圧縮アルゴリズム(以下、第一の符号化法と記す。)と、同一データの繰り返しが少ない場合の圧縮率が第一の符号化法に比べて高い図6(c)、(d)に示すランレングス符号化の圧縮アルゴリズム(以下、第二の符号化法と記す。)とを、車両の状況によって切替可能に構成しておく。尚、第二の符号化法は、所定の順序で羅列されたデータを、二つのデータと繰り返し回数のセットに変換すると共に、繰り返しがないデータはそのまま符号化する圧縮アルゴリズムである。
そして、同一データの繰り返しが多発する状況の場合(例えば、車両がアイドリング状態や等速走行中等の場合)には第一の符号化法で圧縮処理を行ない、同一データの繰り返しが少ない状況の場合(例えば、車速が頻繁に変動する場合)には第二の符号化法で圧縮処理を行なう。
別の例として、圧縮処理部3Cは、圧縮処理対象のデータの種類に基づいて第一の符号化法と第二の符号化法とを切り替える構成であってもよい。つまり、圧縮処理部3Cは、データ処理装置用のフレームデータをデータの変動の少ないデータ群と高いデータ群との二つに分けて、データの変動の少ないデータ群に対しては第一の符号化法で圧縮処理を行ない、データの変動の多いデータ群に対しては第二の符号化法で圧縮処理を行なう構成であってもよい。
更に別の例として、圧縮処理部3Cは、圧縮対象フレームデータのうち、変動が多い事象を表わすバイナリデータ以外のバイナリデータを圧縮する構成であってもよい。
つまり、圧縮処理部3Cは、データ処理装置用のフレームデータを、変動が少ない事象を表わすバイナリデータ(データ変動の少ないデータ群)と、変動が多い事象を表わすバイナリデータ(データ変動の多いデータ群)との二つに分けて、データ変動の少ないデータ群に対しては第一の符号化法で圧縮処理を行ない、データ変動の多いデータ群に対しては圧縮処理を行なわない構成であってもよい。
また、圧縮処理部3Cは、少なくとも一つのフレームデータを解凍時に必要となる基礎データ、つまりデータ解凍用としてそのまま圧縮処理するように構成されている。つまり、最初の被差分データはそのまま圧縮処理を行なう。ここで、そのまま圧縮処理するとは、差分演算部3Bで当該フレームデータを他のフレームデータと差分演算することなく、当該フレームデータをデータ処理装置3に入力されてきた値のままで圧縮処理するということである。
例えば、圧縮処理部3Cは、図7(a)に示すように、車両のイグニッションスイッチをオンにしてから初めてECU2からデータ処理装置3に入力されたフレームデータについては、データ解凍用としてそのまま圧縮し、以後ECU2からデータ処理装置3に入力されたフレームデータについては、差分演算部3Bで前回入力されたフレームデータとの間で算出された差分フレームデータを圧縮するように構成されている。
上述の構成によれば、少なくとも一つのフレームデータがそのまま記録部35に記憶されるので、その他のフレームデータが差分フレームデータであったとしても、当該一つのフレームデータに基づいて差分フレームデータから元のフレームデータを解凍することができる。
しかし、図7(a)に示した例では、圧縮処理されて記憶された差分フレームデータのうちの何れかの差分フレームデータがデータ破壊等によって失われてしまった場合、失われた差分フレームデータが圧縮処理されて以降に圧縮処理されて記憶された差分フレームデータの全ては、失われた差分フレームデータの元のフレームデータに基づいて算出されているために、元のフレームデータを解凍することができない。
そこで、差分演算部3Bは、フレーム生成部3Aにより生成されたフレームデータをグループ化して、各グループ内で、フレーム生成部3Aで今回生成されたフレームデータと前回生成されたフレームデータとの間で差分(差分フレームデータ)を算出し、圧縮処理部3Cは、グループ毎に一つのフレームデータをデータ解凍用としてそのまま圧縮処理するように構成されている。
例えば、圧縮処理部3Cは、図7(b)に示すように、所定のフレーム数毎にフレームデータをデータ解凍用としてそのまま圧縮するように構成されている。尚、図7(b)では、4回に1回だけフレームデータをそのまま圧縮処理している。
別の例として、圧縮処理部3Cは、図7(c)に示すように、記録部35内での一定サイズのデータブロック毎に、フレームデータをデータ解凍用としてそのまま圧縮するように構成されている。よって、フレームデータ及び差分フレームデータを構成するバイナリデータの内容によっては、フレームデータ及び差分フレームデータの圧縮処理後のデータサイズが相互に大きく異なるサイズとなることがあり、一つのデータブロックに記憶されるフレームデータの数が異なることがある。
上述の構成によれば、定期的にフレームデータをそのまま圧縮処理するので、何れかの差分フレームデータが破壊等によって失われてしまった場合であっても、解凍不可能となるフレームデータの数を少なく抑えることができる。
記憶処理部3Dは、記録部35内に予め設定されたフレームデータを記憶するための領域に、最初の被差分フレーム、差分演算回数、及び圧縮処理部3Cで圧縮処理されたフレームデータを格納する。
ここで、最初の被差分フレームとは、データ解凍用としてそのまま圧縮されたフレームデータである。また、差分演算回数とは、あるフレームデータがデータ解凍用としてそのまま圧縮されてから、別のフレームデータがデータ解凍用としてそのまま圧縮されるまでの、差分フレームデータの算出回数である。例えば、図7(b)では、算出回数は4回ということになる。
尚、フレームデータを記憶するための領域は、圧縮データを所定のインタバル、具体的には500msec.のインタバルで少なくとも所定時間、具体的には120時間分格納するのに十分な容量に設定される。
また、記憶処理部3Dは、圧縮データを記憶するための領域の最初のメモリアドレスから最後のメモリアドレスまで順番に圧縮データを格納していき、最後のメモリアドレスに圧縮データを格納すると、次回以降は再び最初のメモリアドレスから最新の圧縮データを上書きして格納していく。つまり、記憶処理部3Dは、不揮発性メモリ323の圧縮データを記憶するための領域をリングメモリとして、当該リングメモリに圧縮データを記憶する。
圧縮処理部3Cによって圧縮処理された圧縮データの元のフレームデータへの解凍処理について説明すると、本実施形態では、データ処理装置3が圧縮データを外部ツール6に送信し、外部ツール6にて当該圧縮データの伸張を実行するように構成されている。
以下、本発明によるデータ処理装置3の処理の一例について、図8及び図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
以下の説明では、差分演算部3Bが、フレーム生成部3Aにより生成されたフレームデータを記録部35としての不揮発性メモリ323内で一定サイズ毎に分割されたデータブロック毎にグループ化して、各グループ内で、フレーム生成部3Aで今回生成されたフレームデータと前回生成されたフレームデータとの間で差分フレームデータを算出し、圧縮処理部3Cが、各グループの先頭のフレームデータをデータ解凍用としてそのまま圧縮処理する構成について説明する。
また、以下の説明では、図10に示すように、不揮発性メモリ323に設定データを格納するためのデータブロック(図10(a)のデータブロック0)が設けられた構成について説明する。そして、当該データブロックには、設定データとして、前回圧縮処理されたフレームデータ(以下、前回フレームデータと記す。)、次にフレームデータを書き込むべきメモリアドレスを示す書込みポインタ、及び現在書込み対象となっているデータブロックに既に格納されているフレームの数(以下、フレーム数と記す。上述の差分演算回数に相当する。)が記憶されており、記憶処理部3Dは、必要な時にこれらの設定データの読出しまたは書込みを実行する。
更に、以下の説明では、図10(b)に示すように、データ処理装置3の出荷時等に設定される設定データの初期値は以下のように設定されている。つまり、前回のフレームデータには全てのビットが零である情報が格納され、書込みポインタにはフレームデータを記憶するための領域の最初のメモリブロック(図10(a)のデータブロック1)の先頭アドレス(図10(a)のP1の位置)が格納され、フレーム数には零が格納されている。
以下、処理について説明する。車両のイグニッションスイッチがオンとなって、各ECU2及びデータ処理装置3がネットワーク(CAN)4を介してのデータの送受信を許可すると(SA1)、記憶処理部3Dは、現在は位置P1に設定されている書込みポインタを不揮発性メモリ323から読み出す(SA2)。
また、記憶処理部3Dは、読み出した書込みポインタに基づいて当該書込みポインタが示すアドレスを含むデータブロック(図10(a)ではデータブロック1)の残容量を算出し(SA3)、データブロック0から前回フレームデータを読み出す(SA4)。
その後、イグニッションスイッチがオンとなってから所定期間、具体的には500msec.経過すると(SA5)、フレーム生成部3Aは、各ECU2からデータ処理装置3に入力された図5(b)に示すようなバイナリデータに基づいて、データの変動が少ない順に配列した図5(c)に示すようなデータ処理装置用のフレームデータを生成する(SA6)。
差分演算部3Bは、フレーム生成部3Aで今回生成されたフレームデータ(ステップSA6で生成されたフレームデータ)と、前回生成されたフレームデータ(ステップSA4で読み出した前回フレームデータであり、現時点では全てのビットが零の情報)との差分を差分フレームデータとして算出する(SA7)。
圧縮処理部3Cは、データブロック0に記憶されているフレーム数を参照し(SA8)、フレーム数が零の場合はステップSA6で生成されたフレームデータを圧縮処理し(SA9)、フレーム数が零以外の場合はステップSA7で生成された差分フレームデータを圧縮処理する(SA10)。
つまり、圧縮処理部3Cは、フレーム数が零の場合には、データブロック内に今回記憶しようとしているフレームデータが、当該データブロック内の先頭のフレームデータであるので、当該フレームデータをデータ解凍用としてそのまま圧縮処理し、フレーム数が零以外の場合には、差分フレームデータを圧縮処理するのである。
記憶処理部3Dは、ステップSA9、ステップSA10で圧縮処理されたフレームデータまたは差分フレームデータのデータ量が、ステップSA3で算出されたデータブロックの残容量以下である場合には(SA11)、データブロック0に記憶されているフレーム数を参照し(SA12)、フレーム数が零の場合は現在の書込みポインタ位置にステップSA9で圧縮処理されたフレームデータを書込み(SA13)、フレーム数が零以外の場合は現在の書込みポインタ位置にステップSA10で圧縮処理された差分フレームデータを書込む(SA14)。
ここでは、フレーム数が零であるのでステップSA13の処理が実行される。つまり、図10(a)に示すデータブロック1の書き込みポインタ位置P1にそのまま圧縮されたフレームデータFD1が記憶される。
その後、記憶処理部3Dは、ステップSA6で生成されたフレームデータを、次回の差分フレームデータの算出に使用するために、データブロック0の前回フレームデータに書込み(SA23)、書込みポインタを今回記憶したフレームデータまたは差分フレームデータのデータ量の分だけ進め(SA24、ここでは、図10(a)のP2の位置まで進める。)、ステップSA3で算出されたデータ残容量から前記データ量を減算して最新のデータ残容量を算出し(SA25)、ステップSA13またはステップSA14で一つのフレームデータまたは差分フレームデータを現在のデータブロックに記憶したのでデータブロック0のフレーム数をインクリメントする(SA26)。
データ処理装置3は、ステップSA6〜SA14及びステップSA23〜SA26の処理を、イグニッションスイッチがオフとなるまで(SA27)、または、ステップSA11において、ステップSA9、ステップSA10で圧縮処理されたフレームデータまたは差分フレームデータのデータ量が、ステップSA3で算出されたデータブロックの残容量より大きくなるまで所定期間、具体的には500msec.のインタバルで繰り返す(SA28)。
ステップSA11において、ステップSA9、ステップSA10で圧縮処理されたフレームデータまたは差分フレームデータのデータ量が、ステップSA3で算出されたデータブロックの残容量より大きい場合には、記憶処理部3Dは、以下のステップSA15〜SA20及びSA22の処理を実行し、圧縮処理部3Cは、ステップSA21の処理を実行する。
記憶処理部3Dは、書込みポインタによって示されているメモリアドレスからデータブロックの最後のメモリアドレスまで零のデータを書込み(SA15)、書込みポインタを次のデータブロックの先頭の位置(例えば、現在の書込みポインタの位置がP2の場合なら、P3の位置)に設定し(SA16)、ブロック残容量をステップSA16で書込みポインタが設定されたデータブロック(例えば図10(a)で、書込みポインタの位置がP3ならデータブロック2)のブロックサイズに設定する(SA17)。
そして、記憶処理部3Dは、データブロック0に記憶されているフレーム数を参照し(SA18)、フレーム数が零の場合は現在の書込みポインタ位置P3にステップSA9で圧縮処理されたフレームデータを書込む(SA19)。
フレーム数が零以外の場合(SA18)、記憶処理部3Dは、データブロック0のフレーム数を零に設定する(SA20)。圧縮処理部3Cは、ステップSA6で生成されたフレームデータを圧縮処理する(SA21)。記憶処理部3Dは、現在の書込みポインタ位置にステップSA21で圧縮処理されたフレームデータを書込む(SA22)。
ステップSA15〜SA22の処理によって、書込みポインタによって新しく示されたデータブロックの先頭にそのまま圧縮処理されたフレームデータが書き込まれ、書込みポインタによってそれまで示されていたデータブロックの残りの全てのメモリアドレスに零のデータが書き込まれる。
そして、データ処理装置3は、ステップSA6〜ステップSA26までの処理を、イグニッションスイッチがオフとなるまで(SA27)、所定時間、具体的には500msec.のインタバルで繰り返すのである(SA28)。
イグニッションスイッチがオフとなると(SA28)、記憶処理部3Dは後処理を実行する。後処理は、例えばステップSA15〜SA17の処理を実行した後で(SA29)、データブロック0のフレーム数を零に設定する(SA30)。これにより、次回イグニッションスイッチオンの時に次のデータブロックの先頭から書き込みを開始することができる。
尚、データ処理装置3は、ステップSA29、SA30の後処理を実行しない構成であってもよい。この場合、次回のイグニッションスイッチのオン時には(SA1)、データブロックの途中からフレームデータが書き込まれることになる。
以上説明したとおり、本発明による制御方法としてのデータ処理方法は、外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する制御方法であって、外部から逐次受信されて記憶部に累積して記憶された複数の前記バイナリデータのうち、所定の期間に発生した事象を表わすものを一組とし、変動が少ない事象を表わすものを近接するように配列したフレームを生成する生成ステップ(図8のステップSA6)と、前記生成ステップにより所定の期間毎に生成した複数のフレームを、所定の順に並べた場合に前後する二つのフレーム間の差分を演算する差分演算ステップ(図8のステップSA7)と、前記差分演算ステップによる演算結果をランレングス法により圧縮する圧縮ステップ(図8のステップSA8〜SA10、及び、図9のステップSA21)と、前記差分演算ステップにおける最初の被差分フレームと、差分演算回数と、前記圧縮ステップによる圧縮したデータを記録部へ記録する記録ステップ(図8のステップSA2〜SA4、ステップSA11〜SA20、及びステップSA22〜SA26)と、を備えている。
以下、別実施形態について説明する。上述の実施形態では、フレーム生成部3Aは、データの変動の少ない順に配列したフレームデータを生成する構成について説明したが、これに限らず、データの変動が少ない事象を表わすものが近接するように配列されるならば、例えば、データの変動の多い順に配列したフレームデータを生成する構成であってもよい。
データ処理装置3の制御部30は、圧縮処理部3Cで圧縮されたデータに、記憶処理部3Dによって記録部35に格納されたフレームとは異なるデータの所定の単位毎に誤りを検出するためのデータを付加する誤り検出データ付加処理を実行する構成であってもよい。換言すると、制御部30は、誤り検出データ付加処理を実行する誤り訂正符号化処理部を備えた構成であってもよい。以下、誤り訂正符号化処理部が誤り検出データ付加処理を実行するとして説明する。
詳述すると、図11(a)に示すように、誤り訂正符号化処理部は、フレーム生成部3Aで生成されたフレームデータ(図11(a)の「A」)を圧縮処理部3Cで圧縮処理することによって生成した圧縮データ(図11(a)の「B」)を、複数の所定容量に分割して当該所定容量毎に一つの誤りを検出するためのデータとしての誤り訂正データを付加する。記憶処理部3Dは、誤り訂正データが付加された圧縮データを記録部35に格納する。尚、図11(a)では、誤り訂正データは、誤り訂正データが付加される所定容量内のデータの合計値となっているが、これに限るものではない。
上述の構成によれば、誤り訂正符号化処理部が、データ処理装置3用のフレームデータより小さい所定容量毎に誤り訂正データを付加するので、フレーム単位毎に誤り訂正データを付加するよりも圧縮データの復元を正確に行なうことができる。逆に、誤り訂正符号化処理部が、データ処理装置3用のフレームデータより大きい所定容量毎に誤り訂正データを付加することで、記録部35の容量に余裕がない場合等に容量を節約することができる。
また、データ処理装置3が誤り訂正符号化処理部を備えた構成の場合、フレーム生成部3Aは、生成したフレームデータがデータの変動の少ない事象を表わすバイナリデータであって、重要度の高いものを誤り検出データ付加処理によって誤り検出データが付加されるように離隔して配列する構成であってもよい。
以下に詳述する。図11(b)の「A」に示すフレームデータのように、重要なデータ同士が隣接していると、誤り訂正符号化処理部がフレームデータを複数の所定容量に分割する際に、両方の重要なデータが同一の所定容量に属してしまう虞がある。そして、両方の重要なデータが同一の単位容量に属した場合、両方の重要なデータが属する所定容量の何れかのデータに誤りが発生したときに、重要なデータが両方ともデータ誤りの影響を受けてしまう虞がある。
そこで、誤り訂正符号化処理部は、フレームデータを複数の所定容量に分割する際に、図11(b)の「B」に示すフレームデータのように、重要なデータが同一の所定容量に属さないように離隔して配列し、リスクを分散するのである。尚、重要なデータとしては、例えばエンジン回転数等がある。
上述の実施形態では、差分演算部3Bが、フレーム生成部3Aにより生成されたフレームデータをグループ化して、各グループ内で、フレーム生成部3Aで今回生成されたフレームデータと前回生成されたフレームデータとの間で差分フレームデータを算出し、圧縮処理部3Cが、グループ毎に一つのフレームデータをデータ解凍用としてそのまま圧縮処理する構成について説明した。
しかし、差分演算部3Bは、フレーム生成部3Aにより生成されたフレームデータをグループ化して、各グループ内で一つのフレームデータと他のフレームデータとの間で夫々差分(差分フレームデータ)を算出し、圧縮処理部3Cは、当該一つのフレームデータをデータ解凍用としてそのまま圧縮処理する構成であってもよい。
以下に詳述する。差分演算部3Bによるグループ化の例としては、図7(b)に示した所定のフレーム数でグループ化する方法や、図7(c)に示した記録部35内での一定サイズのデータブロック毎にグループ化する方法がある。また、差分演算部3Bによる差分フレームデータの算出は、例えば、各グループ内の先頭のフレームデータとその他のフレームデータ間で、つまり図12の破線矢印で示すような組合せで実行される。
上述の構成によれば、差分演算部3Bは、グループ内の全てのフレームデータについて共通のフレームデータとの差分をとり、差分フレームデータを算出する。よって、何れかの差分フレームデータが破壊等によって失われてしまった場合であっても、当該フレームデータのみが解凍不可能となるだけであるので、解凍不可能となるフレームデータの数を上述の実施形態よりも更に少なく抑えることができる。
上述の実施形態では、フレーム生成部3Aは、データの変動の少ない事象を表わすバイナリデータが近接するように配列したフレームデータを生成する構成について説明したが、フレーム生成部3Aは、データの変動の少ない事象を表わすバイナリデータが近接するように車両の状態により動的に配列したフレームデータを生成する構成であってもよい。
以下に詳述する。フレーム生成部3Aは、車両の状態によって異なる配列である複数種類のフレーム構成を予め設定しておき、現在の車両の状態によって何れのフレーム構成を使用してフレームデータを生成するかを決定する構成であってもよい。
フレーム生成部3Aは、現在の車両の速度によって何れのフレーム構成を使用してフレームデータを生成するかを決定する構成の場合、例えば、図13に示すように、車両が時速0km(アイドル中)である場合のフレーム構成、車両が時速0kmより速く時速70km未満(低速走行中)である場合のフレーム構成、及び車両が時速70km以上(高速走行中)である場合のフレーム構成を切り替えて使用するように構成されている。
つまり、アイドル中には車速が一定(時速0km)であるが、走行中には車速が変化しやすくなるので、図13に示すように、フレームナンバー1(アイドル中)では車速データがデータの変動の少ない配列位置となっており、フレームナンバー2及び3(低速及び高速走行中)では車速データがデータの変動の多い配列位置となっている。
尚、複数種類のフレーム構成を設定するための車両の状態は、現在の車両の速度に限らず、例えば、ブレーキのオンオフや現在のシフトポジション等であってもよい。
上述の実施形態では、圧縮処理部3Cは、差分演算部3Bにより算出された差分フレームデータを一つずつ圧縮処理する構成について説明したが、圧縮処理部3Cは、差分演算部3Bにより算出された複数の差分フレームデータを一括して圧縮処理する構成であってもよい。
例えば、圧縮処理部3Cは、差分演算部3Bで算出された差分フレームデータをRAM23等に一時的に格納しておき、格納している差分フレームデータが所定数に達すると、所定数の差分フレームデータを一つのデータとして圧縮処理する。
差分フレームデータは、二つのフレームデータ間の差分が略零である場合には、データビットの殆どが零で構成されるが、上述の構成によれば、このような差分フレームデータを一括して圧縮処理することで、差分フレームデータを一つずつ圧縮処理するよりも圧縮率を高くすることができる。
尚、圧縮処理部3Cを、以上説明した複数の差分フレームデータを一括して圧縮処理する構成と、データの変動の多いバイナリデータ以外のバイナリデータを圧縮処理する上述の実施形態で示した構成とを組み合わせた構成とすることで、データの変動の少ないバイナリデータのみを一括して圧縮処理することができ、更に圧縮率を高くすることができる。
上述の実施形態では、データ処理装置3が、各ECU2からのバイナリデータを圧縮して記録部35に記憶する構成について説明したが、ECU2のうちの少なくとも一つのECU2がバイナリデータを圧縮して記録部35に記憶する構成であってもよい。
以下に詳述する。例えば、車両に搭載されている複数のECU2のうちの一つ(例えばエンジン制御ECU2A)が、上述の実施形態でデータ処理装置3が備えていた各機能ブロック(制御部30及び記憶部32)を有しており、他のECU2から送られてきたバイナリデータ、及び、自ECU2Aで演算導出された各種バイナリデータを圧縮して記録部35に記憶する構成であってもよい。
また、バイナリデータを圧縮して記録部35に記憶する構成を有するECU2は一つとは限らず、例えば、車両に搭載されている各ECU2が、上述の実施形態でデータ処理装置3が備えていた前記各機能ブロックを有しており、他のECU2から送られてきたバイナリデータ、及び/または、自ECU2で演算導出された各種バイナリデータを圧縮して記録部35に記憶する構成であってもよい。
上述の実施形態では、本発明によるデータ処理装置3を車両のデータ処理装置として車両のデータ処理システム1に適用した実施形態について説明したが、外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する装置であれば、車両以外にも適用することができ、例えば、航空機や空調システム等の様々な電子機器に対する制御システムのデータ処理に適用するものであってもよい。
本発明の制御装置は、実施例のように車両に搭載され、車載ネットワーク(CANやLIN等)により他の電子制御装置等と接続される構成の他に、車両外の情報管理センターに設けられ、無線通信により車両側と情報を交換する構成であってもよい。この場合、当然車両側には無線通信部が備えられている。車両外の情報管理センターと無線通信(ITS等)により情報を交換する場合に、路上や建築物に備えられた中継装置や中継基地を介して行なわれるものであってもよい。
尚、上述の実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等は適宜変更設計できることは言うまでもない。
車両の制御システム(車両のデータ処理システム)の機能ブロック構成図 エンジン制御ECUの機能ブロック構成図 自動変速機制御ECUの機能ブロック構成図 制御装置(データ処理装置)の機能ブロック構成図 (a)は、各ECUが送信するフレームデータの構成を示し、(b)は、各ECUが送信するフレームデータのデータフィールドの構成を示し、(c)は、フレーム生成部が生成するフレームデータの構成を示す説明図 (a)は、同一データの繰り返しが多い場合のランレングス法によるデータ圧縮を示し、(b)は、同一データの繰り返しが少ない場合のランレングス法によるデータ圧縮を示し、(c)は、同一データの繰り返しが少ない場合でも圧縮率を高く維持する方法によるデータ圧縮を示し、(d)は、同一データの繰り返しが少ない場合でも圧縮率を高く維持する方法によるデータ圧縮の別例を示す説明図 (a)は、イグニッションスイッチのオン後に初めて入力されたフレームデータのみをそのまま圧縮する場合を示し、(b)は、所定のフレーム数毎にフレームデータをそのまま圧縮する場合を示し、(c)は、一定サイズのデータブロック毎にフレームデータをそのまま圧縮する場合を示すフレームデータの圧縮処理の説明図 データ処理装置3の処理について説明するためのフローチャート データ処理装置3の処理について説明するためのフローチャート (a)は、不揮発性メモリ(記録部)の構成を示し、(b)は、不揮発性メモリの初期状態を示す説明図 (a)は、誤り訂正符号化処理部による誤り訂正データの付加を示し、(b)は、誤り訂正符号化処理部によるデータの離隔配列を示す説明図 各グループ内で一つのフレームデータと他のフレームデータとの間で夫々差分フレームデータを算出する場合のフレームデータの圧縮処理の説明図 フレーム生成部によるフレーム構成の切替についての説明図
符号の説明
1:データ処理システム
2:電子制御ユニット
3:データ処理装置(制御装置)
30:制御部
32:記憶部
35:記録部
3A:フレーム生成部(生成処理)
3B:差分演算部(差分演算処理)
3C:圧縮処理部(圧縮処理)
3D:記憶処理部(記録処理)

Claims (9)

  1. 外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する制御装置であって、
    外部から逐次受信する前記バイナリデータを累積して記憶する記憶部と、
    前記記憶部に累積して記憶された複数の前記バイナリデータのうち、所定の期間に発生した事象を表わすものを一組とし、変動が少ない事象を表わすものを近接するように配列したフレームを生成する生成処理と、
    前記生成処理により所定の期間毎に生成した複数のフレームを、所定の順に並べた場合に前後する二つのフレーム間の差分を演算する差分演算処理と、
    前記差分演算処理による演算結果をランレングス法により圧縮する圧縮処理と、
    前記差分演算処理における最初の被差分フレームと、差分演算回数と、前記圧縮処理による圧縮したデータを記録部へ記録する記録処理を実行する制御部と、
    を備えている制御装置。
  2. 前記制御部は、前記圧縮処理で圧縮されたデータに前記フレームとは異なるデータの所定の単位毎に誤りを検出するためのデータを付加する誤り検出データ付加処理を実行する請求項1記載の制御装置。
  3. 前記生成処理は、生成したフレームが変動の少ない事象を表わすバイナリデータであって、重要度の高いものを前記誤り検出データ付加処理によって誤り検出データが付加されるように離隔して配列する処理である請求項2記載の制御装置。
  4. 前記圧縮処理は、圧縮対象フレームのうち、変動が多い事象を表わすバイナリデータ以外のバイナリデータを圧縮する処理である請求項1から3の何れかに記載の制御装置。
  5. 車両に搭載された電子制御ユニットから入力される外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する制御装置であって、
    外部から逐次受信する前記バイナリデータを累積して記憶する記憶部と、
    前記記憶部に累積して記憶された複数の前記バイナリデータのうち、所定の期間に発生した事象を表わすものを一組とし、車両制御において変動が少ない事象を表わすものを近接するように配列したフレームを生成する生成処理と、
    前記生成処理により所定の期間毎に生成した複数のフレームを、所定の順に並べた場合に前後する二つのフレーム間の差分を演算する差分演算処理と、
    前記差分演算処理による演算結果をランレングス法により圧縮する圧縮処理と、
    前記差分演算処理における最初の被差分フレームと、差分演算回数と、前記圧縮処理による圧縮したデータを記録部へ記録する記録処理を実行する制御部と、
    を備えている制御装置。
  6. 前記生成処理は、変動の少ない事象を表わすバイナリデータが近接するように車両の状態により動的に配列したフレームを生成する処理である請求項5記載の車両の制御装置。
  7. 車両の被制御部を制御する複数の電子制御ユニットと請求項1から4の何れかに記載の制御装置がネットワークで接続され、前記制御装置が前記ネットワークを介して各電子制御ユニットから逐次受信される前記バイナリデータを累積して記憶部に記憶する車両の制御システム。
  8. 前記生成処理は、変動の少ない事象を表わすバイナリデータが近接するように車両の状態により動的に配列したフレームを生成する処理である請求項7記載の車両の制御システム。
  9. 外部の変動する事象を表わすバイナリデータを圧縮して記録する制御方法であって、
    外部から逐次受信されて記憶部に累積して記憶された複数の前記バイナリデータのうち、所定の期間に発生した事象を表わすものを一組とし、変動が少ない事象を表わすものを近接するように配列したフレームを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより所定の期間毎に生成した複数のフレームを、所定の順に並べた場合に前後する二つのフレーム間の差分を演算する差分演算ステップと、
    前記差分演算ステップによる演算結果をランレングス法により圧縮する圧縮ステップと、
    前記差分演算ステップにおける最初の被差分フレームと、差分演算回数と、前記圧縮ステップによる圧縮したデータを記録部へ記録する記録ステップと、
    を備えている制御方法。
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