JP2009223696A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成することができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】情報処理装置100は、文書データ51にアノテーション情報52を付与する装置であって、文書データ51内のアノテーション情報52に、文書データ51のページサイズDPより大きいサイズの印刷用紙サイズAPに関する情報を書き込む書込手段33bと、書き込まれた印刷用紙サイズAPに関する情報を読み込む読込手段33aと、読み込んだ印刷用紙サイズAPに関する情報を基に、印刷時の用紙サイズを指定し、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷画像の生成を指示する指示手段35と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する情報処理装置に関し、特に、付与したアノテーション情報を含む文書データを印刷する技術に関するものである。
近年では、文書レビューや文書ワークフローの中で、閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与することは一般的である。
アノテーションとは、あるデータに対して関連する情報(メタデータ)を註釈として付与することである。このとき付与された情報をアノテーション情報と総称する。アノテーション情報は、主にXML(Extensible Markup Language)などの記述言語を用いてメタデータをタグ付けすることによって、文書データに情報として付与することができる。すなわち、文書データにアノテーション情報を含めて保存することができる。
アノテーション情報が付与された文書データの一例を図22に示す。図22に示す文書データには、マーカー箇所や囲み枠などの文書中の特定箇所を示すアノテーションAに対して、それぞれの箇所に関連するコメントCが記載され、アノテーション情報として付与されている。
このように、閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する機能は、先に述べたように複数人で1つの文書データをレビューするときに、レビューの中にあがった指摘事項や懸念事項などを簡便に記録しておけ、また承認ルートなどの文書ワークフローでは、ワークフローの中で承認者が簡便に承認情報を付与できるなど、文書データに対する関連情報を簡便な方法で付与することができる。
しかし、このアノテーション情報を付与する機能は、もともと電子ベースで取り扱われることを前提とした機能であることから、アノテーション情報を含む文書データを印刷するときに、以下に挙げる問題がある。図23を用いてこれらの問題点について説明する。
(A)1ページの文書中に多数のコメントを含むアノテーション情報が存在する場合
このような場合には、図23(A)に示すように、アノテーション情報が文書の本文を覆い隠してしまうこととなり、文書を見る上で重要な閲覧性や視認性に悪影響を及ぼしてしまう。
(B)文書の本文の閲覧性や視認性を確保した場合
一方、上記(A)の問題を考慮して、図23(B)に示すように、アノテーション情報を文書の本文を覆い隠さないように再配置すると、アノテーション情報が印刷領域内に入らず、付与した重要な情報が欠落してしまうこととなる。
(C)決められたレイアウトでの印刷
このようなことから、アノテーション情報付与機能を有する文書閲覧アプリケーションの中には、図23(C)に示すように、文書の本文とアノテーション情報とを印刷することができるものもあるが、印刷紙面上の本文とアノテーション情報とのレイアウト(印刷紙面上での配置)が予め決められていることから、必ずしもユーザの意図した印刷結果になっているとは限らない。
そこで、例えば、特許文献1には、印刷操作時に文書画像を縮小して印刷領域内に余白を作成し、作成した余白にアノテーション情報を再配置することにより、文書データの根内容を変更することなくアノテーション情報を含む印刷を可能とする印刷画像作成装置に関する技術が開示されている。
特開2001−101163号公報
しかしながら、上記特許文献1を含む従来技術では、アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性についてはある程度確保できるが、文書データが持つページサイズに対応する印刷領域の中で文書画像を縮小し、余白領域を作成することから、場合によっては(例えばページサイズが小さい場合には)文書の閲覧性や視認性を低下させてしまうことも考えられる。また、作成する余白領域は、印刷領域の中である程度決まった領域であることから、ユーザが意図するレイアウトに対しても十分に対応できるだけの自由度がない。
このように、従来技術では、アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応可能な機能を十分に提供できているとは言えない。
本発明では、上記従来技術の問題点を鑑み、アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成することができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する情報処理装置であって、記憶装置に格納された前記文書データに含まれる前記アノテーション情報に、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズに関する情報を書き込む書込手段と、前記記憶装置に格納された前記アノテーション情報を参照し、前記書込手段により書き込まれた前記用紙サイズに関する情報を読み込む読込手段と、前記読込手段により読み込まれた前記用紙サイズに関する情報を基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記アノテーション情報を含む前記文書データの印刷画像の生成を指示する指示手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によって、本発明の情報処理装置は、文書データのページサイズより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズが、文書データに含まれるアノテーション情報に書き込まれ、更に印刷を行うときに、アノテーション情報に書き込まれた用紙サイズを読み込み、読み込んだ用紙サイズを基に印刷画像を生成する。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定する決定手段を有し、前記書込手段が、前記決定手段により決定された前記用紙サイズを、前記用紙サイズに関する情報として、前記アノテーション情報に書き込むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記書込手段が、前記決定手段より決定された前記用紙サイズを含む前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズに該当する複数の用紙サイズのうち、選択指示された前記用紙サイズを、前記用紙サイズに関する情報として、前記アノテーション情報に書き込むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記文書データを参照し、前記文書データに定義されているページサイズに関する情報を取得する取得手段を有し、前記決定手段が、前記取得手段により取得された前記ページサイズに関する情報に基づいて、短辺方向の一辺の長さの2倍の長さを算出し、算出した長さが、長辺方向の一辺の長さに該当する用紙サイズを特定し、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記文書データに前記アノテーション情報が含まれているか否かを判定するアノテーション情報有無判定手段を有し、前記決定手段が、前記アノテーション有無判定手段によって含まれていないと判定された場合に、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記文書データに定義されているページサイズ又は前記アノテーション情報に書き込まれた前記用紙サイズのどちらか一方が、印刷時に指定する用紙サイズとして選択されたことを受け付ける印刷用紙サイズ選択受付手段を有し、前記指示手段が、前記印刷用紙サイズ選択受付手段により受け付けられた前記文書データに定義されているページサイズ又は前記アノテーション情報に書き込まれた前記用紙サイズのどちらか一方のサイズを基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記印刷画像の生成を指示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、印刷時に指定された用紙サイズの印刷領域が、画像形成装置において印刷できる最も大きい用紙サイズの印刷領域より大きいか否かを判定する印刷領域判定手段を有し、前記指示手段が、前記印刷領域判定手段によって大きいと判定された場合に、前記印刷時に指定された用紙サイズの印刷領域を、前記画像形成装置において印刷できる最も大きい用紙サイズの印刷領域へ縮小し、前記印刷画像の生成を指示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記文書データの1ページに付与された前記アノテーション情報を、複数のページに分けて付与するアノテーション情報分割手段と、前記複数のページに分けて付与する前記アノテーション情報の選択を受け付ける分割対象選択受付手段と、前記アノテーション情報が付与されている前記文書データの所定のページを複製するページ複製手段とを有し、前記アノテーション情報分割手段が、前記分割対象選択受付手段により受け付けられた前記アノテーション情報を、前記所定のページから、前記ページ複製手段により複製されたページに付与することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記アノテーション情報が含まれる前記文書データを表示装置の表示画面に表示する表示手段を有し、前記表示手段が、前記文書データを表示するときと異なる表示色によって、前記決定手段により決定された前記用紙サイズの印刷領域を表示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記表示手段が、前記文書データを、前記決定手段により決定された前記用紙サイズの印刷領域の端部のどちらか一方に寄せて表示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記表示手段が、前記文書データを、前記決定手段により決定された前記用紙サイズの印刷領域の略中央に表示することを特徴とする。
これによって、本発明の情報処理装置は、アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成することができる。
上記目的を達成するため、本発明の情報処理方法は、閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する情報処理装置における情報処理方法であって、記憶装置に格納された前記文書データに含まれる前記アノテーション情報に、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズに関する情報を書き込む書込手順と、前記記憶装置に格納された前記アノテーション情報を参照し、前記書込手順により書き込まれた前記用紙サイズに関する情報を読み込む読込手順と、前記読込手順により読み込まれた前記用紙サイズに関する情報を基に印刷時の用紙サイズを指定し、前記アノテーション情報を含む前記文書データの印刷画像の生成を指示する指示手順と、を有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明の情報処理方法は、文書データのページサイズより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズが、文書データに含まれるアノテーション情報に書き込まれ、更に印刷を行うときに、アノテーション情報に書き込まれた用紙サイズを読み込み、読み込んだ用紙サイズを基に印刷画像を生成する情報処理動作を実現する。
これによって、本発明の情報処理方法は、アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成することのできる情報処理装置を提供できる。
上記目的を達成するため、本発明の情報処理プログラムは、閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する情報処理装置における情報処理プログラムであって、コンピュータを、記憶装置に格納された前記文書データに含まれる前記アノテーション情報に、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズに関する情報を書き込む書込手段と、前記記憶装置に格納された前記アノテーション情報を参照し、前記書込手段により書き込まれた前記用紙サイズに関する情報を読み込む読込手段と、前記読込手段により読み込まれた前記用紙サイズに関する情報を基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記アノテーション情報を含む前記文書データの印刷画像の生成を指示する指示手段として機能させる。
これによって、本発明の情報処理プログラムは、アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成するようにコンピュータを動作させることができる。
本発明によれば、アノテーション情報を含む文書データの印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<ハードウェア構成>
では、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報処理装置100は、一般的なPC(Personal Computer)であって、入力装置101と、表示装置102と、ドライブ装置103と、ROM(Read Only Memory)105と、RAM(Random Access Memory)106と、CPU(Central Processing Unit)107と、インタフェース装置108と、HDD(Hard Disk Drive)109とから構成され、それぞれバスで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどで構成され、情報処理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイ(表示手段)などで構成され、例えばアプリケーションのUI画面(User Interface画面)を表示する。インタフェース装置108は、情報処理装置100を電気通信回線であるデータ伝送路に接続するインタフェースである。HDD109は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、文書作成ソフトウェアや画像編集ソフトウェアなどの各種アプリケーションプログラムや関連データ、及び文書データや画像データなどを格納している。また、HDD109は、これら各種プログラムやデータを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
上記各種プログラムや関連データは、例えばCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの記録媒体104によって情報処理装置100に提供される。記録媒体104に格納された上記各種プログラムや関連データは、ドライブ装置103を介してHDD109にインストールされる。また、上記各種プログラムや関連データは、データ伝送路などを介して外部機器が有する所定の記憶装置内からHDD109へダウンロード後、インストールすることもできる。
ROM105は、情報処理装置100が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)のプログラムや各種データを格納している。RAM106は、ROM105やHDD109から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。CPU107は、RAM106が一時保持しているプログラムを実行する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100では、RAM106に読み出された所定のプログラムがCPU107で実行され、当該装置が備える各インタフェースから入力されたデータに対して要求された情報処理を行う。
本実施形態で説明するアノテーション情報を含む印刷画像を生成する機能についても、上記の各種情報処理機能と同様に、所定のプログラムをCPU107で実行することで、実現される機能である。
<情報処理機能>
上記情報処理装置100には、閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与し、付与したアノテーション情報を文書データに含めて保存可能なアプリケーションソフトウェアがインストールされている。
ここからは、上記ソフトウェアが有する機能のうち、文書データのページサイズより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズが、文書データに含まれるアノテーション情報に書き込まれ、更に印刷を行うときに、アノテーション情報に書き込まれた用紙サイズを読み込み、読み込んだ用紙サイズを基に印刷画像を生成する機能について説明を行う。
<<構成>>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理機能の構成例を示す図である。本実施形態に係る情報処理装置100は、主な機能として、UI部31と、文書管理部32と、アノテーション情報管理部33と、印刷用紙サイズ決定部34と、印刷開始指示部35とを有し、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷画像生成機能を提供可能な構成となっている。
UI部31は、ユーザから入力装置101を介して行われる各種動作設定や動作要求指示を受け付けるユーザインタフェース機能である。
文書管理部32は、文書データ51の閲覧要求や編集後の保存要求などの動作要求に応じて、HDD109などの記憶装置の所定の記憶領域に格納された文書データ51にアクセスし、指定された文書データ51の読み込みや書き込みなどのデータ操作を行う機能であり、文書データ51の読み込みを行う読み込み部32aと、文書データ51の書き込みを行う書き込み部32bとを有している。更に、文書管理部32は、読み込み部32aによって読み込んだ文書データ51を基に、文書データ51に設定されたページサイズを取得するページサイズ取得部32cと、指定されたページのコピーページを生成するページコピー部32dとを有している。
次に、アノテーション情報管理部33は、アノテーション情報52の閲覧要求や編集後の保存要求などの動作要求に応じて、HDD109などの記憶装置に格納された文書データ51にアクセスし、文書データ51に関連付けられたアノテーション情報52の読み込みや書き込みなどのデータ操作を行う機能であり、アノテーション情報52の読み込みを行う読み込み部33aと、アノテーション情報52の書き込みを行う書き込み部33bとを有している。更に、アノテーション情報管理部33は、付与されたアノテーション情報52を別のページに移動するアノテーション移動部33cを有している。
アノテーション情報52は、閲覧モードから編集モードへ移行したときに付与することができ、このようにして付与されたアノテーション情報52は、付与された本文中の箇所と関連付けられて、文書データ51の中に保存される。そのため、アノテーション情報52の読み込み/書き込みは、関連付けられた文書データ51をアクセスして行うこととなる。
また、このような文書データ51のデータ構造のよって、アノテーション情報管理部33は、読み込み部33aが、文書データ51にアクセスしたときに、データ内に含まれるアノテーション情報52の有無を判断することができる。
次に、印刷用紙サイズ決定部34は、アノテーション情報管理部33によって、文書データ51にアノテーション情報52が含まれていないと判断されると、文書管理部32が、ページサイズ取得部32cによって取得した文書データ51のページサイズに関する情報(以下、「ページサイズ情報」と言う。)に基づいて、文書データ51のページサイズより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報52とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズを、所定の計算による算出結果から特定し、特定された用紙サイズを基に、アノテーション情報52を含む文書データ51を印刷するときの指定用紙サイズを決定する。このとき、特定された用紙サイズは、後に、UI部31を介してユーザが選択し最終決定可能なように、アノテーション情報52を含む文書データ51を印刷するときの指定可能な用紙サイズ候補として表示装置102の表示画面に表示され、表示された候補の中からユーザによって選択指示された用紙サイズを印刷時の最終的な指定用紙サイズとする。また、特定された用紙サイズを、ユーザの選択指示を介さず、そのまま印刷時の指定用紙サイズとしてもよい。
次に、印刷開始指示部35は、印刷開始要求に応じて、印刷用紙サイズ決定部34によって決定された用紙サイズを指定し、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷画像の生成を、印刷画像生成モジュールPD(以下、「プリンタドライバPD」と言う。)に指示する。
上記各機能部は、情報処理装置100が有するHDD109に格納された情報処理プログラム(ソフトウェア部品)がRAM106上に読み出され、CPU107によって実行されることで、それぞれの動作が実現される。
また、上記各機能部の間でやり取りされる各種データについては、以降の各機能部の動作手順で説明を行う。
本実施形態に係る画像処理装置100は、上記各機能部によって構成される情報処理機能を動作させることによって、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成する。
以降に、本実施形態に係る情報処理機能が有するアノテーション情報52を含む文書データ51の印刷画像生成の動作について以下に説明を行う。
<<動作>>
まずは、アノテーション情報52を含む文書データ51の生成と保存についての動作を説明する。すなわち、文書データ51のページサイズDPより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報52とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズが、文書データ51に含まれるアノテーション情報52に書き込まれ、保存されるまでの動作である。
[データ生成と保存]
本実施形態に係る情報処理装置100では、文書データ51に対してアノテーション情報52を付与し、付与したアノテーション情報52を文書データ51に含めて保存することができる。このとき、保存されるアノテーション情報52の中に、文書データ51のページサイズDPより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報52とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズに関する情報(以下、「用紙サイズ情報」と言う。)を含めることができる。
(1)文書データの参照・閲覧
まず、情報処理装置100は、閲覧する文書データ51が入力装置101(例えば「マウスなどのポインティングデバイス」)を介して選択されると(マウスの場合にはダブルクリックされると)、文書閲覧ソフトウェア(本実施形態に係る情報処理プログラム)を起動し、上記に説明を行った各機能部を有する情報処理機能が動作を開始する。
情報処理装置100は、このときの閲覧要求を受けて、文書管理部32の読み込み部32aによって、指定された文書データ51を読み込み、表示装置102の表示画面に表示する。また、読み込み部32aによって文書データ51を読み込んだときに、ページサイズ取得部32cが、文書データ51内に定義されているページサイズ情報を取得する。
図3には、本発明の第1の実施形態に係る文書データ51を閲覧するときのウィンドウWの表示例が示されている。このように、情報処理装置100は、読み込み部32aで読み込んだ文書データ51のページサイズDPに従った印刷プレビューを表示する。
(2)アノテーション情報有無の判断
次に、情報処理装置100は、UI部31を介してユーザからアノテーション編集ボタン(非図示)が押下されたことを受け付けると、アノテーション情報管理部33の読み込み部33aによって、表示中の文書データ51に含まれるアノテーション情報52を読み込む。
図4には、本発明の第1の実施形態に係る文書データの51データ構造の一例が示されている。例えば図4に示すように文書データ51が、PDF(Portable Document Format)データの場合には、主に、文書に関する書誌情報などが記述されたヘッダー領域と、本文を含む文書を構成する各オブジェクトが記述されている本文領域と、文書の終わりが記述されているフッター領域とから構成されるデータである。
(a)ファイルの先頭
ヘッダー領域には'%'文字で始まるコメントが記述されている。図4では、"%PDF−1.4"である。これは、文書データ51がPDFデータであることと、準拠するPDF仕様のバージョンを示す。
(b)本文とオブジェクト
本文領域には複数のオブジェクトが記述されている。図4では、"1 0 obj"から"endobj"までが最初のオブジェクトの記述であり、"9 0 obj"から"endobj"が最後のオブジェクトの記述である。このように所定の規則に従って、ページを構成する各オブジェクトを定義することができる。
ここで言う「オブジェクト」とは、文書構造、各ページの内容、フォント定義、画像データなど、文書の構成要素を意味する。"obj"文字列の前の2つの数字は、それぞれオブジェクトの番号(ID:識別子)と世代番号(generation)とを示しており、文書の構成要素は、これらの番号で参照される。
また、上記オブジェクトは、ページを構成する最小単位で定義可能なオブジェクトであったが、ページ単位で定義されるオブジェクトもある。主にページ一覧オブジェクトとページオブジェクトなどである。ページオブジェクトは、PDF仕様によって予め決められた属性によってページを構成する上記各オブジェクトを組み合わせて構成される。また、ページ一覧オブジェクトは、各ページを記述するページオブジェクトへの参照順が記述され、ここに定義されたページオブジェクトの数を参照することで、文書全体のページ数を把握することができる。更に、ページ一覧オブジェクトには、各ページの大きさ、つまり印字可能領域の属性(/MediaBox属性)が定義でき、この属性値(配列値)を参照することでページサイズを把握することができる。
また、上記に説明を行った属性やオブジェクトは、文書の骨組みを形成するものであり、PDFでは、この他にも、作成者や作成日など文書そのものに関する情報や、アノテーション情報52といった付加機能に関連した属性やオブジェクトも記述可能となっている。
アノテーション情報52の場合には、ページ単位でページオブジェクトの属性(/Annots属性)として記述可能である。
(c)ファイルの末尾
フッター領域には"%%"文字列で始まるコメントが記述されている。図4では、"%%EOF"である。これは、文書データ51の末尾を示すものである。
このように、アノテーション情報52は、文書データ51の一部に含められ、ページ単位で定義可能なデータ構造となっている。
このことから、情報処理装置100は、アノテーション情報管理部33の読み取り部33aによって、アノテーション情報52を定義する属性を基に、文書データ51にアクセスすることで、文書データ51にアノテーション情報52が含まれているか否かを判断することができる。
情報処理装置100は、読み込み部33aによって、文書データ51にアノテーション情報52が含まれていると判断された場合に、アノテーション情報52を読み込み、現在表示中の文書データ51の閲覧画面に、読み込んだアノテーション情報52を反映させる。
(3)指定可能な用紙サイズの特定と指定用紙サイズの決定
また、情報処理装置100は、読み込み部33aによって、文書データ51にアノテーション情報52が含まれていないと判断された場合に、印刷用紙サイズ決定部34へ、文書データ51のページサイズDPより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報52とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズの特定を指示する。
情報処理装置100は、用紙サイズの特定指示を受け付けると、まず、印刷用紙サイズ決定部34によって、文書管理部32のページサイズ取得部32cがデータ読み込み時に文書データ51から得たページサイズ情報を取得する。
次に、情報処理装置100は、印刷用紙サイズ決定部34によって、取得したページサイズ情報に基づいて所定の計算を行い、その算出結果から指定可能な用紙サイズを特定する。例えば、取得したページサイズ情報が「A4」の場合には、A4の短辺(Short Edge)の長さを2倍し、2倍した長さが用紙サイズの長辺(Long Edge)の長さとなる用紙サイズを特定する。すなわち、A4の2ページ分の印刷領域を持つA3を指定可能な用紙サイズとして特定する。
特定された用紙サイズは、図5に示すような、UI部31を介して、ユーザがアノテーション情報52を含む文書データ51を印刷するときに指定する用紙サイズを選択し決定可能なように、指定可能な用紙サイズの選択候補の1つとして表示装置102の表示画面に表示される。図5には、本発明の第1の実施形態に係る印刷時に指定可能な用紙サイズの選択候補を提示するウィンドウWの表示例が示されており、指定可能な用紙サイズ候補として「B4」、「A3」、「A2」、「A1」が提示されている。このように、特定された用紙サイズは、選択候補のデフォルト用紙サイズ(選択画面が表示されたときに既に選択されている用紙サイズ)として設定され、文書データ51のページサイズDPより大きい用紙サイズを含む複数の選択候補がユーザに提示される。
これによって、情報処理装置100は、印刷用紙サイズ決定部34によって、ユーザからUI部31を介して選択された用紙サイズを、印刷時の指定用紙サイズとして決定する。
このように、印刷時の指定可能な用紙サイズの選択候補をユーザに提示し、ユーザからの選択指示を受け付けることにより、ユーザが、本文とアノテーション情報52とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズを指定することができる。
また、情報処理装置100では、印刷用紙サイズ決定部34によって決定された用紙サイズを、上記図5に示すような対話形式によるユーザの選択指示を介さず、そのまま印刷時の指定用紙サイズとして決定してもよい。このように、情報処理装置100内部で動的に印刷時の指定用紙サイズを決定することにより、ユーザが複数の指定可能な用紙サイズ候補を選択するという作業を行わなくとも、最適な印刷時の指定用紙サイズを決定することができ、ユーザの手間を省くことができる。
その結果、情報処理装置100は、アノテーション情報52の編集画面として、現在表示中の文書データ51の閲覧画面に、印刷用紙サイズ決定部34によって決定された印刷時の指定用紙サイズを反映させる。図6には、本発明の第1の実施形態に係る印刷時の指定用紙サイズAPが決定されたときのウィンドウWの表示例(その1)が示されている。このように、情報処理装置100は、文書データ51の印刷プレビューと同じ画面上に、決定された印刷時の指定用紙サイズAPを示す領域を表示する。
また、情報処理装置100は、図6に示すような文書データ51のページサイズDPを示す領域と、印刷用紙サイズ決定部34によって決定された印刷時の指定用紙サイズAPを示す領域とを視覚的に分かりやすく(視認性に優れた表示で)ユーザに提示するために、決定された印刷時の指定用紙サイズAPを示す領域の色を、文書データ51のページサイズDPを示す領域と異なる色で表示する。その他の方法として、図7には、決定された印刷時の指定用紙サイズAPを示す領域と文書データ51のページサイズDPを示す領域とを枠線を用いて表示する例が示されており、更に、図8には、決定された印刷時の指定用紙サイズAPを示す領域に、文書データ51のページサイズDPを示す領域の影を表示する例が示されている。
(4)アノテーション情報の編集
次に、情報処理装置100は、アノテーション情報52の編集画面からユーザによって編集された内容を、UI部31を介して受け付ける。図9には、本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報52が付与されるときの動作例が示されている。このように、ユーザは、表示された本文に対して、マーカーや囲み枠などのアノテーションAを付与する。更に、これらのアノテーションAを、入力装置101を介して選択し、メニューウィンドウ(非図示)から「コメント作成」を指示することで(例えば「マウスでアノテーションAを選択後、右クックしてメニューウィンドウを表示し、実行指示するメニュー項目を選択する」など)、関連するコメントCを記載する。このようにして、表示中の文書データ51には、アノテーション情報52を付与することができる。
また、このとき、情報処理装置100では、ユーザに対して以下のような機能を提供している。
(a)文書データのレイアウト
図10には、本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報52を編集するときの動作例(その1)が示されている。図10に示すように、情報処理装置100では、用紙サイズAPの領域内であれば、自由に文書データ51を移動しレイアウト可能としている。ユーザは、表示中の文書データ51を、入力装置101を介して選択し、選択した状態(例えば「マウスをドラッグした状態」など)で、所望する位置に移動させ、選択を解除(例えば「マウスをドロップする」など)することで、文書データ51のレイアウトを決定することができる。
(b)文書データの表示位置
図11には、本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報52を編集するときの動作例(その2)を示す図である。図11に示すように、情報処理装置100では、アノテーション情報52の編集画面を表示するときに、予め設定された表示位置に従って、文書データ51を表示可能としている。例えば、図11(A)には、用紙サイズAPの領域内の左寄り、図11(B)には右寄り、図11(C)には中央に表示された例が示されている。
このように、情報処理装置100は、ユーザの操作性の向上(使いやすさ)を考慮した編集画面を提示することができる。これらの機能により、ユーザは、より自由度の高い文書データ51とアノテーション情報52とのレイアウトを編集画面上で構成することができる。
このようにして付与されたアノテーション情報52は、UI部31を介してアノテーション情報管理部33に渡される。
(5)文書データの保存
次に、情報処理装置100は、上記編集画面により編集を終えたユーザから、編集後のアノテーション情報52を含む文書データ51の保存要求を、UI部31を介して受け付けると、編集対象となった文書データ51が、文書管理部32に渡され、文書管理部32の書き込み部32bによって、所定の記憶領域に書き込まれ、既存データを更新する。また、新たな文書データ51の場合には、既存データがないため、記憶領域の空き領域に書き込まれる。
図12には、本発明の第1の実施形態に係る編集後データ保存するときの文書データ51のデータ遷移例が示されている。更に、情報処理装置100は、図12に示すように、付与されたアノテーション情報52が、アノテーション情報管理部33に渡され、アノテーション情報管理部33の書き込み部33bによって、所定の記憶領域に書き込まれ、先の文書管理部32により更新された文書データ51のアノテーション情報52を更新する。このとき、付与されたアノテーション情報52とともに、印刷用紙サイズ決定部34によって決定された印刷時の指定用紙サイズAPの用紙サイズ情報も書き込まれる。
このように、情報処理装置100は、印刷時の指定用紙サイズAPの用紙サイズ情報を、編集時に付与されたアノテーション情報52の更新タイミングにあわせて、文書データ51の一部として追加することができる。すなわち、文書データ51に、ページサイズ情報と異なる印刷時の指定印刷用紙に関する用紙サイズ情報を追加することができる。
<<処理手順>>
以下に、上記に説明を行った各機能部の一連の動作の処理手順について説明する。
[データ生成と保存]
図13は、本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報を付与し文書データを保存する処理手順例を示す図である。
情報処理装置100は、閲覧する文書データ51が入力装置101(例えば「マウスなどのポインティングデバイス」)を介して選択され、閲覧要求を受け付けると、文書管理部32の読み込み部32aによって、指定された文書データ51を読み込む。また、読み込み部32aによって文書データ51を読み込んだときに、ページサイズ取得部32cが、文書データ51内に定義されているページサイズ情報を取得する(ステップS101)。
情報処理装置100は、読み込み部32aで読み込んだ文書データ51のページサイズDPに従った印刷プレビューを表示する(ステップS102)。
次に、情報処理装置100は、UI部31を介してユーザからアノテーション編集ボタン(非図示)が押下されたか否かを判断し(ステップS103)、アノテーション編集要求されたことを受け付けるまで、閲覧表示の状態で待つ(ステップS103がNOの間)。
このとき、アノテーション編集要求されたことを受け付けると(ステップS103がYESの場合)、アノテーション情報管理部33の読み込み部33aによって、表示中の文書データ51に含まれるアノテーション情報52を読み込む(ステップS104)。
情報処理装置100は、アノテーション情報管理部33の読み取り部33aによって、アノテーション情報52を定義する属性を基に、文書データ51にアクセスすることで、文書データ51にアノテーション情報52が含まれているか否かを判定する(ステップS105)。
アノテーション情報52が含まれていないと判定された場合には(ステップS105がNOの場合には)、印刷用紙サイズ決定部34へ、文書データ51のページサイズDPより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報52とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズの特定を指示し、印刷用紙サイズ決定部34によって、文書管理部32のページサイズ取得部32cがデータ読み込み時に文書データ51から得たページサイズ情報に基づいて所定の計算を行い、用紙サイズを特定する(ステップS106)。
このとき、情報処理装置100は、特定された用紙サイズを、UI部31を介して、ユーザがアノテーション情報52を含む文書データ51を印刷するときに指定する用紙サイズを選択し決定可能なように、指定可能な用紙サイズの選択候補の1つとして表示装置102の表示画面に表示し、文書データ51のページサイズDPより大きい用紙サイズを含む複数の候補が、ユーザに提示され、ユーザからUI部31を介して選択された用紙サイズを、印刷時の指定用紙サイズAPとして決定する。また、情報処理装置100では、印刷用紙サイズ決定部34によって特定された用紙サイズを、対話形式によるユーザの選択指示を介さず、そのまま印刷時の指定用紙サイズAPとして決定してもよい。
その結果、情報処理装置100は、アノテーション情報52の編集画面として、現在表示中の文書データ51の閲覧画面に、印刷用紙サイズ決定部34によって決定された印刷時の指定用紙サイズAPを反映させ、文書データ51の印刷プレビューと同じ画面上に、決定された印刷時の指定用紙サイズAPを示す領域を表示する(ステップS107)。
また、読み込み部33aによって、アノテーション情報52が含まれていると判定された場合には(ステップS105がYESの場合には)、ステップS107へ移行し、現在表示中の文書データ51の閲覧画面に、読み込んだアノテーション情報52を反映させる。
次に、情報処理装置100は、アノテーション情報52の編集画面からユーザによって編集された内容を、UI部31を介して受け付ける(ステップS108)。
次に、情報処理装置100は、編集画面により編集を終えたユーザから、UI部31を介してユーザから保存ボタン(非図示)が押下されたか否かを判断し(ステップS109)、保存要求されたことを受け付けるまで、編集表示の状態で待つ(ステップS109がNOの間)。
このとき、保存要求されたことを受け付けると(ステップS109がYESの場合)、編集対象となった文書データ51が、文書管理部32に渡され、文書管理部32の書き込み部32bによって、所定の記憶領域に書き込まれ、既存データを更新する。更に、付与されたアノテーション情報52が、アノテーション情報管理部33に渡され、アノテーション情報管理部33の書き込み部33bによって、所定の記憶領域に書き込まれ、先の文書管理部32により更新された文書データ51のアノテーション情報52を更新する。このとき、付与されたアノテーション情報52とともに、印刷用紙サイズ決定部34によって決定された印刷時の指定用紙サイズAPの用紙サイズ情報も書き込まれる(ステップS110)。
[印刷時の指定用紙サイズの決定]
また、上記処理手順の中でステップS106の印刷時の指定用紙サイズを決定する処理手順について説明する。図14は、本発明の第1の実施形態に係る印刷時の指定可能な用紙サイズを特定する処理手順例を示す図である。
情報処理装置100は、用紙サイズの特定指示を受け付けると、まず、印刷用紙サイズ決定部34によって、文書管理部32のページサイズ取得部32cがデータ読み込み時に文書データ51から得たページサイズ情報を取得する(ステップ201)。
次に、情報処理装置100は、取得したページサイズ情報に基づいて所定の計算を行い、算出結果を基に用紙サイズを特定する。例えば、取得したページサイズ情報が「A4」の場合には、A4の短辺(Short Edge)の長さを2倍し、2倍した長さが用紙サイズの長辺(Long Edge)の長さになる用紙サイズを特定する(ステップS202)。
<<動作>>
次に、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷画像の生成についての動作を説明する。すなわち、アノテーション情報52に書き込まれた印刷時の指定用紙サイズAPを読み込み、読み込んだ用紙サイズAPを基に印刷画像を生成するまでの動作である。
[印刷画像生成]
本実施形態に係る情報処理装置100では、上記[データの生成と保存]において説明を行ったように、文書データ51の一部であるアノテーション情報52に含まれる印刷時の指定用紙サイズの情報に基づいて印刷画像を生成する。これによって、情報処理装置100は、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成することができる。
(1)印刷方法の設定と印刷開始の指示
まず、情報処理装置100は、UI部31を介してユーザから印刷ボタン(非図示)が押下されたことを受け付けると、印刷開始指示部35によって、受け付けた印刷要求に従って、プリンタドライバPDに印刷用紙サイズを指定し、印刷画像の生成を指示する。
このとき、情報処理装置100は、上記プリンタドライバPDに指定する印刷用紙サイズとして、文書データ51のページサイズDP又はアノテーション情報52に含まれる印刷時の指定用紙サイズAPのどちらか一方を、選択可能な表示画面を表示する。ユーザに提示される。図15には、本発明の第1の実施形態に係る印刷時の印刷方法候補を提示するウィンドウWの表示例が示されている。このように、文書データ51のページサイズDPのまま印刷を行うか、また予め決定したおいた印刷時の指定用紙サイズAPを基に印刷を行うかの二通りの印刷方法の候補をユーザに提示する。
また、情報処理装置100は、印刷方法の候補を表示するときに、文書管理部32のページサイズ取得部32cによって、文書データ51のページサイズDPのページサイズ情報を取得し、更に、アノテーション情報管理部33の読み込み部33aによって、アノテーション情報52の指定用紙サイズAPの用紙サイズ情報を読み込み、これらの情報を内部で保持する(RAM106上に保持する)。
このように保持されたページサイズ情報と用紙サイズ情報とは、印刷方法の候補がユーザによって選択されたことを受けて、選択された印刷方法に対応するどちらか一方の情報を、印刷時に指定する用紙サイズとしてプリンタドライバPDに渡される。
これによって、情報処理装置100は、印刷開示指示部35によって、ユーザからUI部31を介して選択された印刷方法に応じて、プリンタドライバPDに指定する用紙サイズを受け付ける。このように、文書データ51のページサイズDPのまま印刷を行うか、また予め決定したおいた印刷時の指定用紙サイズAPを基に印刷を行うかの二通りの印刷方法をユーザに提示し、ユーザからの選択指示を内部で反映することにより、ユーザが所望する用紙サイズを基にした印刷画像を生成することができる。
また、情報処理装置100では、印刷方法を、上記図15に示すような対話形式によるユーザの選択指示を介さず、印刷要求に対応して、アノテーション情報52に含まれる印刷時の指定用紙サイズAPを、そのままプリンタドライバPDに印刷用紙サイズとして指定してもよい。このように、情報処理装置100内部で動的に印刷時の用紙サイズをプリンタドライバPDに指定することにより、ユーザが印刷方法候補を選択するという作業を行わなくとも、最適な用紙サイズを基に印刷画像を生成することができ、ユーザの手間を省くことができる。
(2)印刷画像の縮小
次に、情報処理装置100は、上記方法によって指定された用紙サイズが、印刷を行うプリンタ(画像形成装置:図21の参照符号200)がサポートしていない大きさの用紙サイズであった場合、印刷開始指示部35によって、サポートしている用紙サイズの中で最も大きい用紙サイズを特定し、特定した用紙サイズをプリンタドライバPDに指定する。
図16には、本発明の第1の実施形態に係る印刷時の印刷画像縮小の動作例が示されている。例えば、印刷方法候補として選択指定された用紙サイズが「A1」や「A2」の場合、通常、ユーザが利用するプリンタがサポートしている可能性は低い。このような用紙サイズが設定されるのは、印刷用紙サイズ決定部34によって行う指定用紙サイズAPを決定するときには、まだユーザがどのようなプリンタで印刷するか不明であるため排他制御を行うことができないためである。そのため、このままの用紙サイズでプリンタドライバPDに指定することはできない。そこで、印刷開始指示部35は、プリンタドライバPDに印刷画像の生成を指示する前に、プリンタがサポートしている用紙サイズの情報を取得し、そのうち最大の大きさである用紙サイズを特定し、特定した用紙サイズを指定する。
その結果、情報処理装置100は、プリンタドライバPDによって、指定された用紙サイズの印刷領域を基に印刷画像を生成する。すなわち、プリンタドライバPDは、サポートしている用紙サイズの中で最も大きい用紙サイズの印刷領域に収まるように、印刷画像を縮小して生成する。例えば図16に示すように、印刷方法候補として選択指定された用紙サイズが「A1」で、プリンタがサポートしている最大の用紙サイズが「A3」の場合には、「A1」の印刷画像を「A3」の印刷画像に縮小する。
このようにして、情報処理装置100は、印刷時の指定用紙サイズがプリンタのサポートしていない大きさのサイズであってとしても、印刷時のエラー及び文書の本文やアノテーション情報52の欠落などを未然に防止することができる。
<<処理手順>>
以下に、上記に説明を行った各機能部の一連の動作の処理手順について説明する。
[印刷画像生成]
図17は、本発明の第1の実施形態に係る印刷画像を生成し印刷開始を指示する処理手順例を示す図である。
情報処理装置100は、UI部31を介してユーザから印刷ボタン(非図示)が押下されたことを受け付けると、印刷開始指示部35によって、プリンタドライバPDに指定する印刷用紙サイズとして、文書データ51のページサイズDP又はアノテーション情報52に含まれる印刷時の指定用紙サイズAPのどちらか一方を、印刷方法候補として選択可能な表示画面を表示する(ステップS301)。このとき、情報処理装置100は、文書管理部32のページサイズ取得部32cによって、ページサイズ情報を取得し、更に、アノテーション情報管理部33の読み込み部33aによって、用紙サイズ情報を読み込み、これらの情報を内部で保持する。
次に、情報処理装置100は、UI部31を介してユーザから印刷方法が選択指示されたか否かを判断する(ステップS302)。
このとき、文書データ51のページサイズDPが指定されたことを受け付けると(ステップS302がNOの場合)、印刷開始指示部35によって、ステップS301において保持されたページサイズ情報を基に、文書データ51のページサイズDPを、印刷用紙サイズとしてプリンタドライバPDに指定する(ステップS303)。
また、アノテーション情報52に含まれる印刷時の指定用紙サイズAPが指定されたことを受け付けると(ステップS302がYESの場合)、印刷開始指示部35によって、ステップS301において保持された用紙サイズ情報を基に、アノテーション情報52に含まれる印刷時の指定用紙サイズAPを、印刷用紙サイズとしてプリンタドライバPDに指定する(ステップS304)。
次に、情報処理装置100は、印刷開始指示部35によって、プリンタドライバPDから、指定可能な用紙サイズのサポート情報(プリンタで印刷可能な用紙サイズのサポート情報)を取得し(ステップS305)、取得した用紙サイズのサポート情報を基に、指定する用紙サイズが印刷を要求するプリンタがサポートしている用紙サイズか否か、すなわち、生成する印刷画像を縮小する必要があるかを判断する(ステップS306)。
このとき、生成する印刷画像を縮小する必要があると判断した場合には(ステップS306がYESの場合には)、印刷開始指示部35によって、取得した用紙サイズのサポート情報のうち、サポートしている最も大きい用紙サイズを特定し、特定した用紙サイズを、再びプリンタドライバPDに指定することで(縮小した用紙サイズを指定することで)、印刷画像の生成指示(縮小した印刷画像の生成指示)を行う(ステップS307)。
また、生成する印刷画像を縮小する必要がないと判断した場合には(ステップS306がNOの場合には)、ステップ303やS304において指定した用紙サイズのまま、プリンタドライバPDに印刷画像の生成指示を行う。
その結果、情報処理装置100は、プリンタドライバPDによって、指定された用紙サイズを基に印刷画像を生成する(ステップS308)。
このようにして生成された印刷画像は、情報処理装置100が備えるインタフェース装置108を介して所定のデータ伝送路(図21の参照符号90)で接続されるプリンタへ送信され印刷される。
<<動作>>
次に、アノテーション情報52の分割についての動作を説明する。
[アノテーション情報の分割]
本実施形態に係る情報処理装置100では、上記[データの生成と保存]において、アノテーション情報52を編集し保存するとき、ページ内に収まりきらないアノテーション情報52が付与された際に、選択したアノテーション情報52を、現在のコピーページに移動し分割する。これによって、情報処理装置100は、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保した印刷画像を生成することができる。
(1)分割するアノテーション情報の選択
情報処理装置100は、UI部31を介してアノテーション編集要求を受け付けると、アノテーション情報52の編集画面を表示する。ユーザは、編集画面においてアノテーション情報52を付与する。
図18には、本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報52を分割する動作例が示されている。図18(A)には、ページ内に収まりきらないアノテーション情報52が付与された状態の例が示されている。また、図18(B)には、分割指示された後に、コピーページCPが生成された例が示され、(C)には、コピーページCP上に移動したアノテーション情報52の例が示されている。
情報処理装置100は、印刷時の指定用紙サイズAPの領域内に大量のアノテーション情報52が付与された場合に、分割対象とするアノテーションAを、入力装置101を介して選択し、メニューウィンドウ(非図示)から「分割」を指示することで(例えば「マウスでアノテーションAを選択後、右クックしてメニューウィンドウを表示し、実行指示するメニュー項目を選択する」など)、アノテーション分割要求され、分割要求に応じて、分割対象として指定されたアノテーション情報52を移動し再配置する(アノテーション情報52を複数のページに分けて付与する)。
このとき、情報処理装置100は、UI部31を介してアノテーション情報52の分割要求を受け付けると、まず、文書管理部32のページコピー部32dによって、読み込み部32aで読み込んだ文書データ51を基に、分割対象として指定されたアノテーション情報52が付与された表示中のページのコピーページCPを作成し、作成したコピーページCPを表示装置102に表示する(図18(B))。
次に、情報処理装置100は、アノテーション情報管理部33のアノテーション移動部33dによって、コピー元のページの座標空間を基に、表示されたコピーページCPにおいて同一の座標位置に、分割対象として指定されたアノテーション情報52を移動し再配置することで分割する(図18(C))。
(2)ページコピーによる分割
情報処理装置100は、上記編集画面によりアノテーション情報52の分割を終えたユーザから、分割後のアノテーション情報52を含む文書データ51の保存要求を、UI部31を介して受け付けると、編集対象となった文書データ51が、文書管理部32に渡され、文書管理部32の書き込み部32bによって、所定の記憶領域に書き込まれ、既存データを更新する。
図19には、本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報52を分割するときの文書データ51のデータ遷移例が示されている。情報処理装置100は、図19に示すように、編集対象となった文書データ51が、文書管理部32の書き込み部32bによって、所定の記憶領域に書き込まれるときに、コピー元となったページ情報53に対して、コピーページ部32dによって増やされたページ情報53が追加される。
また、分割時に移動したアノテーション情報52は、アノテーション情報管理部33の書き込み部33bによって、追加されたページ情報53とともに所定の記憶領域に書き込まれ、先の文書管理部32により更新された文書データ51のアノテーション情報52を更新する。
このように、情報処理装置100は、印刷時の指定用紙サイズAPの領域内に大量のアノテーション情報52が付与された場合であっても、表示中のページをコピーし、コピーページCPに付与したアノテーション情報52を移動させ再配置することができる。これによって、同じ文書データ51のページに対して、付与されたアノテーション情報52を情報種別ごとや付加されたタイミングごとに分割することで、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保した印刷画像を生成することができるとともに、アノテーション情報52の整理や更新履歴としての活用をユーザに提示することができる。
以下に、上記に説明を行った各機能部の一連の動作の処理手順について説明する。
<<処理手順>>
図20は、本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報52を分割する処理手順例を示す図である。
情報処理装置100は、UI部31を介してユーザからアノテーション分割ボタン(非図示)が押下されたか否かを判断し(ステップS401)、押下され、アノテーション分割要求されたことを受け付けるまで、編集表示の状態で待つ(ステップS401がNOの間)。
このとき、アノテーション分割要求を受け付けると(ステップS401がYESの場合)、まず、文書管理部32のページコピー部32dによって、読み込み部32aで読み込んだ文書データ51を基に、表示中のページのコピーページCPを作成し、作成したコピーページCPを表示装置102に表示する(ステップS402)。
次に、情報処理装置100は、アノテーション情報管理部33のアノテーション移動部33dによって、コピー元のページの座標空間を基に、表示されたコピーページCPにおいて同一の座標位置に、分割対象として指定されたアノテーション情報52を移動し(ステップS403)、再配置後に表示する(ステップS404)。
情報処理装置100は、UI部31を介してユーザから保存ボタン(非図示)が押下されたか否かを判断し(ステップS405)、押下され、保存要求されたことを受け付けるまで、分割表示の状態で待つ(ステップS405がNOの間)。
このとき、分割後のアノテーション情報52を含む文書データ51の保存要求を受け付けると(ステップS405がYESの場合)、編集対象となった文書データ51が、コピーページ部32dによって増やされたページ情報53を含む状態で文書管理部32に渡され、文書管理部32の書き込み部32bによって、所定の記憶領域に書き込まれ、既存データを更新する。また、分割時に移動したアノテーション情報52は、アノテーション情報管理部33の書き込み部33bによって、追加されたページ情報53とともに所定の記憶領域に書き込まれ、先の文書管理部32により更新された文書データ51のアノテーション情報52を更新する(ステップS406)。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る情報処理装置100は、文書データ51のページサイズDPより印刷領域が広く、文書画像を縮小することなく本文とアノテーション情報52とを自由にレイアウト可能な印刷領域を持つ用紙サイズAPが、文書データ51に含まれるアノテーション情報52に書き込まれ、更に印刷を行うときに、アノテーション情報52に書き込まれた用紙サイズAPを読み込み、読み込んだ用紙サイズAPを基に印刷画像を生成する。また、情報処理装置100は、上記の動作の中で、文書データ51のページサイズDPを基に、アノテーション情報52に書き込む用紙サイズAPを決定する。
これによって、情報処理装置100では、アノテーション情報52を含む文書データ51の印刷時において、印刷紙面上の文書の閲覧性や視認性を確保し、かつユーザが意図するレイアウトに柔軟に対応した印刷画像を生成することができる。
<システム構成例>
図21には、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1の構成例が示されている。上記に説明を行った情報処理装置100は、図21(A)や(B)に示すようなシステムで利用可能である。
図21(A)には、情報処理装置100とプリンタなどの画像形成装置200とが、ネットワークなどのデータ伝送路90を介して接続される構成例が示されている。また、図21(B)には、情報処理装置100と、画像形成装置200と、文書データ51を管理する文書管理サーバ300とが接続される構成例が示されている。
このように、情報処理装置100は、図21(A)の構成だけでなく、(B)のように、情報処理装置100以外の外部機器が保有する文書データ51に対してアノテーション情報52を付与し印刷画像を生成する構成であってもよい。また、情報処理装置100は、プリンタドライバPDから画像形成装置200への印刷画像の送信を、プリントサーバ(非図示)を介して行ってもよい。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態に係る情報処理装置100が有する「情報処理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、情報処理装置100の動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、上記実施形態に係る情報処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体104に格納することができる。
よって、上記実施形態に係る情報処理プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体104に記憶させることによって、これらの記録媒体104を読み取り可能なドライブ装置103にセットされた記録媒体104から、情報処理装置100にインストールすることができる。また、情報処理装置100は、データ伝送路90に接続可能なインタフェース装置108を有していることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて情報処理プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、アノテーション情報52を含む文書データ51の一例としてPDFデータを例に説明を行ったが、このデータ種類に、本発明が限定されるものではない。上記に説明を行ったように、印刷時の指定用紙サイズAPを文書データ51の一部として保存可能なデータ形式やデータ種類であればよい。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る文書データを閲覧するときのウィンドウの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る文書データのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷時の指定可能な用紙サイズの選択候補を提示するウィンドウの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷時の指定用紙サイズが決定されたときのウィンドウの表示例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷時の指定用紙サイズが決定されたときのウィンドウの表示例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷時の指定用紙サイズが決定されたときのウィンドウの表示例(その3)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報が付与されるときの動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報を編集するときの動作例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報を編集するときの動作例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る編集後データ保存するときの文書データのデータ遷移例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報を付与し文書データを保存する処理手順例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷時の指定可能な用紙サイズを特定する処理手順例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷時の印刷方法候補を提示するウィンドウの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷時の印刷画像縮小の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷画像を生成し印刷開始を指示する処理手順例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報を分割する動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報を分割するときの文書データのデータ遷移例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るアノテーション情報を分割する処理手順例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 アノテーション情報を含む文書データ例を示す図である。 アノテーション情報を含む文書データを印刷したときの問題点を示す図である。
符号の説明
1 情報処理システム
31 UI部
32 文書管理部
33 アノテーション情報管理部
34 印刷用紙サイズ決定部
35 印刷開始指示部
51 文書データ
52 アノテーション情報
53 ページ情報
100 情報処理装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置
104 記録媒体
105 ROM
106 RAM
107 CPU
108 インタフェース装置
109 HDD(不揮発性の記憶装置)
A アノテーション
C コメント(注釈)
AP 印刷時の用紙サイズ(アノテーション情報を含む文書データのページサイズ)
DP ページサイズ(文書データのページサイズ)
CP コピーページ
PD プリンタドライバ(印刷画像生成モジュール)
W ウィンドウ

Claims (21)

  1. 閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する情報処理装置であって、
    記憶装置に格納された前記文書データに含まれる前記アノテーション情報に、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズに関する情報を書き込む書込手段と、
    前記記憶装置に格納された前記アノテーション情報を参照し、前記書込手段により書き込まれた前記用紙サイズに関する情報を読み込む読込手段と、
    前記読込手段により読み込まれた前記用紙サイズに関する情報を基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記アノテーション情報を含む前記文書データの印刷画像の生成を指示する指示手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 当該情報処理装置が、
    前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定する決定手段を有し、
    前記書込手段は、
    前記決定手段により決定された前記用紙サイズを、前記用紙サイズに関する情報として、前記アノテーション情報に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記書込手段は、
    前記決定手段より決定された前記用紙サイズを含む前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズに該当する複数の用紙サイズのうち、選択指示された前記用紙サイズを、前記用紙サイズに関する情報として、前記アノテーション情報に書き込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 当該情報処理装置が、
    前記文書データを参照し、前記文書データに定義されているページサイズに関する情報を取得する取得手段を有し、
    前記決定手段は、
    前記取得手段により取得された前記ページサイズに関する情報に基づいて、短辺方向の一辺の長さの2倍の長さを算出し、
    算出した長さが、長辺方向の一辺の長さに該当する用紙サイズを特定し、
    前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 当該情報処理装置が、
    前記文書データに前記アノテーション情報が含まれているか否かを判定するアノテーション情報有無判定手段を有し、
    前記決定手段は、
    前記アノテーション有無判定手段によって含まれていないと判定された場合に、
    前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 当該情報処理装置が、
    前記文書データに定義されているページサイズ又は前記アノテーション情報に書き込まれた前記用紙サイズのどちらか一方が、印刷時に指定する用紙サイズとして選択されたことを受け付ける印刷用紙サイズ選択受付手段を有し、
    前記指示手段は、
    前記印刷用紙サイズ選択受付手段により受け付けられた前記文書データに定義されているページサイズ又は前記アノテーション情報に書き込まれた前記用紙サイズのどちらか一方のサイズを基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記印刷画像の生成を指示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 当該情報処理装置が、
    印刷時に指定された用紙サイズの印刷領域が、画像形成装置において印刷できる最も大きい用紙サイズの印刷領域より大きいか否かを判定する印刷領域判定手段を有し、
    前記指示手段は、
    前記印刷領域判定手段によって大きいと判定された場合に、
    前記印刷時に指定された用紙サイズの印刷領域を、前記画像形成装置において印刷できる最も大きい用紙サイズの印刷領域へ縮小し、前記印刷画像の生成を指示することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 当該情報処理装置が、
    前記文書データの1ページに付与された前記アノテーション情報を、複数のページに分けて付与するアノテーション情報分割手段と、
    前記複数のページに分けて付与する前記アノテーション情報の選択を受け付ける分割対象選択受付手段と、
    前記アノテーション情報が付与されている前記文書データの所定のページを複製するページ複製手段とを有し、
    前記アノテーション情報分割手段が、
    前記分割対象選択受付手段により受け付けられた前記アノテーション情報を、前記所定のページから、前記ページ複製手段により複製されたページに付与することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 当該情報処理装置が、
    前記アノテーション情報が含まれる前記文書データを表示装置の表示画面に表示する表示手段を有し、
    前記表示手段は、
    前記文書データを表示するときと異なる表示色によって、前記決定手段により決定された前記用紙サイズの印刷領域を表示することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記表示手段は、
    前記文書データを、前記決定手段により決定された前記用紙サイズの印刷領域の端部のどちらか一方に寄せて表示することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示手段は、
    前記文書データを、前記決定手段により決定された前記用紙サイズの印刷領域の略中央に表示することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する情報処理装置における情報処理方法であって、
    記憶装置に格納された前記文書データに含まれる前記アノテーション情報に、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズに関する情報を書き込む書込手順と、
    前記記憶装置に格納された前記アノテーション情報を参照し、前記書込手順により書き込まれた前記用紙サイズに関する情報を読み込む読込手順と、
    前記読込手順により読み込まれた前記用紙サイズに関する情報を基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記アノテーション情報を含む前記文書データの印刷画像の生成を指示する指示手順と、を有することを特徴とする情報処理方法。
  13. 前記情報処理装置が、
    前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定する決定手順を有し、
    前記書込手順は、
    前記決定手順により決定された前記用紙サイズを、前記用紙サイズに関する情報として、前記アノテーション情報に書き込むことを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記書込手順は、
    前記決定手順より決定された前記用紙サイズを含む前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズに該当する複数の用紙サイズのうち、選択指示された前記用紙サイズを、前記用紙サイズに関する情報として、前記アノテーション情報に書き込むことを特徴とする請求項12又は13に記載の情報処理方法。
  15. 前記情報処理装置が、
    前記文書データを参照し、前記文書データに定義されているページサイズに関する情報を取得する取得手順を有し、
    前記決定手順は、
    前記取得手順により取得された前記ページサイズに関する情報に基づいて、短辺方向の一辺の長さの2倍の長さを算出し、
    算出した長さが、長辺方向の一辺の長さに該当する用紙サイズを特定し、
    前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定することを特徴とする請求項12ないし14のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  16. 前記情報処理装置が、
    前記文書データに前記アノテーション情報が含まれているか否かを判定するアノテーション情報有無判定手順を有し、
    前記決定手順は、
    前記アノテーション有無判定手順によって含まれていないと判定された場合に、
    前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズを決定することを特徴とする請求項12ないし15のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  17. 前記情報処理装置が、
    前記文書データに定義されているページサイズ又は前記アノテーション情報に書き込まれた前記用紙サイズのどちらか一方が、印刷時に指定する用紙サイズとして選択されたことを受け付ける印刷用紙サイズ選択受付手順を有し、
    前記指示手順は、
    前記印刷用紙サイズ選択受付手順により受け付けられた前記文書データに定義されているページサイズ又は前記アノテーション情報に書き込まれた前記用紙サイズのどちらか一方のサイズを基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記印刷画像の生成を指示することを特徴とする請求項12ないし16のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  18. 前記情報処理装置が、
    印刷時に指定された用紙サイズの印刷領域が、画像形成装置において印刷できる最も大きい用紙サイズの印刷領域より大きいか否かを判定する印刷領域判定手順を有し、
    前記指示手順は、
    前記印刷領域判定手順によって大きいと判定された場合に、
    前記印刷時に指定された用紙サイズの印刷領域を、前記画像形成装置において印刷できる最も大きい用紙サイズの印刷領域へ縮小し、前記印刷画像の生成を指示することを特徴とする請求項12ないし17のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  19. 前記情報処理装置が、
    前記文書データの1ページに付与された前記アノテーション情報を、複数のページに分けて付与するアノテーション情報分割手順と、
    前記複数のページに分けて付与する前記アノテーション情報の選択を受け付ける分割対象選択受付手順と、
    前記アノテーション情報が付与されている前記文書データの所定のページを複製するページ複製手順とを有し、
    前記アノテーション情報分割手順が、
    前記分割対象選択受付手順により受け付けられた前記アノテーション情報を、前記所定のページから、前記ページ複製手段により複製されたページに付与することを特徴とする請求項12ないし18のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  20. 閲覧中の文書データにアノテーション情報を付与する情報処理装置における情報処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    記憶装置に格納された前記文書データに含まれる前記アノテーション情報に、前記文書データに定義されているページサイズより大きいサイズの用紙サイズに関する情報を書き込む書込手段と、
    前記記憶装置に格納された前記アノテーション情報を参照し、前記書込手段により書き込まれた前記用紙サイズに関する情報を読み込む読込手段と、
    前記読込手段により読み込まれた前記用紙サイズに関する情報を基に、印刷時の用紙サイズを指定し、前記アノテーション情報を含む前記文書データの印刷画像の生成を指示する指示手段として機能させる情報処理プログラム。
  21. 請求項20に記載の情報処理プログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069657A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法

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