JP2009223693A - 人物計数装置および人物計数方法 - Google Patents

人物計数装置および人物計数方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数すること。
【解決手段】定義枠設定部が、所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定し、重複定義枠判定部が、撮像視点に近い定義枠から順に人物の有無を判定し、直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定し、計数部が、決定された人物有無判定領域を用いて人物ありと判定された定義枠の数を人物の数として計数するように人物計数装置を構成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、人物の数を計数する人物計数装置および人物計数方法に関し、特に、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数することができる人物計数装置および人物計数方法に関するものである。
背景となる画像である背景画像を予め取得しておき、この背景画像と入力画像との差分をとることによって背景から変化した領域(以下、「背景相違領域」と記載する)を抽出する背景差分法が知られている。
この背景差分法を人物等の動体検出に用いることで、所定領域内に存在する人物の数を推定することが可能となる。たとえば、特許文献1には、エレベータ室内の上方から人物を含む室内画像をカメラで撮像し、人物がいない背景画像との差分によって求められる背景相違領域の面積(人部面積)および差分画像内に点在する塊の数に基づき、人部面積を1人あたりの基準面積で除することで算出される人数と、塊数から算出される人数とに、それぞれ、重み付けを行って最終的な人数を算出する技術が開示されている。
また、特許文献2には、カメラによって撮像された画像と背景画像との差分画像について、基準値を上回った画素の数にカメラからの距離に応じた重み付けを行うことで、カメラから遠くなるほど人物に対応する画素数が少なくなることを加味して人数を算出する技術が開示されている。
特開平11−259625号公報 特開2005−25328号公報
しかしながら、特許文献1の技術には、カメラ(撮像視点)からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合の計数精度が低いという問題がある。具体的には、手前にいる人物と、手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物とが連続している場合には、これらの人物は1つの塊として検出されるため塊数は1となる。
また、体の一部が隠されている人物が存在する場合には人部面積は小さめの値となるため人部面積を基準面積で除すると実際の人数よりも少ない人数が算出される。このような場合、人部面積から求めた人数および塊数から求めた人数ともに信頼性が低いため、たとえ、これらの値に重み付けを行っても人物計数の精度を上げることはできない。
また、特許文献2の技術は、単に遠近法に基づいてカメラから遠方の領域に対応する画素数を調整しているにすぎず、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合の人物計数を考慮した技術ではない。
これらのことから、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数することができる人物計数装置あるいは人物計数方法をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数することができる人物計数装置および人物計数方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため本発明は、人物の数を計数する人物計数装置であって、所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定する定義枠設定手段と、前記撮像視点に近い前記定義枠から順に人物の有無を判定する人物有無判定手段と、前記人物有無判定手段によって人物ありと判定された前記定義枠の数を人物の数として計数する計数手段とを備え、前記人物有無判定手段は、直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定する人物有無判定領域決定手段をさらに備えており、前記人物有無判定領域決定手段によって決定された前記人物有無判定領域を用いて人物の有無を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記人物有無判定領域決定手段は、前記人物有無判定手段によって前記直前の定義枠に人物があると判定された場合に、前記現在の定義枠から前記直前の定義枠を差し引いた領域を前記人物有無判定領域として決定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記人物有無判定領域決定手段は、前記人物有無判定手段によって前記直前の定義枠に人物がないと判定された場合に、前記現在の定義枠から直後の定義枠を差し引いた領域を前記人物有無判定領域として決定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記人物有無判定手段は、前記判定対象となる定義枠内における1または複数の画素からなるブロックの中で人物候補とされた人物候補ブロックが集結して形作る形状に基づいて人物の有無を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記人物有無判定手段は、前記判定対象となる定義枠内における1または複数の画素からなるブロックの中で人物候補とされた人物候補ブロックが当該定義枠内の総面積に占める面積比率に基づいて人物の有無を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記人物有無判定手段は、前記判定対象となる定義枠内における前記人物候補ブロックについて当該定義枠の中央部分に近い人物候補ブロックほど大きな重み付けを行ったうえで前記面積比率を求めることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記人物有無判定手段は、前記定義枠について人物ありと判定した状態が第1の期間にわたって継続した場合に当該定義枠を人物あり枠と判定し、人物あり枠と判定した定義枠について人物なしと判定した状態が前記第1の期間よりも短い第2の期間にわたって継続した場合に当該定義枠を人物なし枠と判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記定義枠設定手段は、前記計数対象領域画像内を移動する人物の軌跡に基づいて前記定義枠を前記計数対象領域画像内に設定することを特徴とする。
また、本発明は、人物の数を計数する人物計数方法であって、所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定する定義枠設定工程と、前記撮像視点に近い前記定義枠から順に人物の有無を判定する人物有無判定工程と、前記人物有無判定工程によって人物ありと判定された前記定義枠の数を人物の数として計数する計数工程とを含み、前記人物有無判定工程は、直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定する人物有無判定領域決定工程をさらに含んでおり、前記人物有無判定領域決定工程によって決定された前記人物有無判定領域を用いて人物の有無を判定することを特徴とする。
本発明によれば、所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定し、撮像視点に近い定義枠から順に人物の有無を判定し、人物ありと判定された定義枠の数を人物の数として計数するものであって、人物の有無を判定する際に、直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定し、決定された人物有無判定領域を用いて人物の有無を判定することとしたので、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、直前の定義枠に人物があると判定された場合に、現在の定義枠から直前の定義枠を差し引いた領域を人物有無判定領域として決定することとしたので、直前の定義枠と現在の定義枠との重複部分を現在の定義枠の人物有無判定領域から除外することで、直前の定義枠の人物を現在の定義枠でも2重にカウントしてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、直前の定義枠に人物がないと判定された場合に、現在の定義枠から直後の定義枠を差し引いた領域を人物有無判定領域として決定することとしたので、現在の定義枠と直後の定義枠との重複部分を現在の定義枠の人物有無判定領域から除外することで、直後の定義枠の人物を現在の定義枠でも2重にカウントしてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、判定対象となる定義枠内における1または複数の画素からなるブロックの中で人物候補とされた人物候補ブロックが集結して形作る形状に基づいて人物の有無を判定することとしたので、ブロックの集結度合をみて薄い影やノイズの影響を除外することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、判定対象となる定義枠内における1または複数の画素からなるブロックの中で人物候補とされた人物候補ブロックが定義枠内の総面積に占める面積比率に基づいて人物の有無を判定することとしたので、所定の定義枠外に位置する人物の体の一部が所定の定義枠内で検出された場合であっても誤カウントを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、判定対象となる定義枠内における人物候補ブロックについて定義枠の中央部分に近い人物候補ブロックほど大きな重み付けを行ったうえで面積比率を求めることとしたので、所定の定義枠外に位置する人物の体の一部が所定の定義枠内で検出された場合であっても誤カウントを高精度に防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、定義枠について人物ありと判定した状態が第1の期間にわたって継続した場合に定義枠を人物あり枠と判定し、人物あり枠と判定した定義枠について人物なしと判定した状態が第2の期間にわたって継続した場合に定義枠を人物なし枠と判定することとしのたで、人物なしの状態で瞬間的に人物ありの条件を満たす変動を除外しつつ、人物ありの状態で瞬間的に人物なしの条件を満たす変動を除外することができるという効果を奏する。これによって、たとえば、定義枠を通過するだけの人物を効率よく除外することができる。
また、本発明によれば、計数対象領域画像内を移動する人物の軌跡に基づいて定義枠を計数対象領域画像内に設定することとしたので、定義枠の設定を効率よく行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定し、撮像視点に近い定義枠から順に人物の有無を判定し、人物ありと判定された定義枠の数を人物の数として計数するものであって、人物の有無を判定する際に、直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定し、決定された人物有無判定領域を用いて人物の有無を判定することとしたので、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る人物計数装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、人物計数の対象となる領域を上方から撮像する魚眼カメラを用いて人物検出を行う場合について説明する。また、以下では、本発明に係る人物計数手法の概要について図1を用いて説明した後に、本発明に係る人物計数手法を適用した人物計数装置についての実施例を図2〜図11を用いて説明することとする。
まず、本発明に係る人物計数手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る人物計数手法の概要を示す図である。なお、同図においては、銀行等に設置されたATM(Automated Teller Machine)コーナーにおいて人物計数を行う場合について示している。また、同図に示すカメラ位置(撮像視点)は、天井に取り付けられた魚眼カメラのカメラ位置を示している。
本発明に係る人物計数手法は、人物計数の対象となる領域内に、一人の人物と対応する大きさ(足元位置から頭位置までを含んだ人物サイズ)の定義枠を設定する。たとえば、この定義枠は、ポールおよびロープで区切られた通路の床面を60cm〜70cm間隔で区切るように設定される。ここで、定義枠の形状は、人物計数の対象となる領域を撮像する撮像視点(カメラ位置)からの距離によって異なるものとなり、さらに、撮像視点から離れた位置の定義枠同士は重なりあうことになる。これは、撮像視点から離れるに従って人物が重なりあうように撮像されるためである。
同図の1a〜1eは、このようにして設定された定義枠をあらわしている。たとえば、カメラ位置に近い1aおよび1bについては、お互いが重なりあわないが、1cおよび1d、1dおよび1eについてはお互いが重なりあっている。本発明に係る人物計数手法は、このようにお互いの重なりが許容された定義枠を用いながら、一人の人物を複数の定義枠で重複してカウントすることを防止する点に主たる特徴がある。
具体的には、重なりを許容した定義枠を設定し(同図の(1)参照)、各定義枠に含まれる画像を解析することによって人物候補ブロックを算出する(同図の(2)参照)。ここで、人物候補ブロックとは、たとえば、8画素×8画素からなるブロックであり、人物候補ブロックの算出には、撮像対象の微動およびエッジを考慮した特願2007−317021の手法を用いることができる。
つづいて、人物候補ブロックが算出されたならば、撮像視点に近い定義枠から順に人物有無を判定する(同図の(3)参照)。同図に示した場合では、定義枠1a、定義枠1b、定義枠1c、定義枠1d、定義枠1eの順序で各定義枠内における人物の有無が判定される。ここで、各定義枠における人物有無判定においては、直前の定義枠における人物有無に基づき、注目する定義枠内の人物有無判定領域を決定する(同図の(3−a)参照)。
たとえば、同図の定義枠1dが人物あり枠と判定され、つづいて定義枠1eにおける人物有無を判定する場合には、定義枠1eから定義枠1dとの重複部分を差し引いた領域を人物有無判定領域とすることで、定義枠1dにおいて既にカウントされた人物が、定義枠1eにおいても重複してカウントされることを防止する。
なお、かかる物有無判定領域の決定処理の詳細については、図8および図9を用いて後述する。そして、すべての定義枠について人物の有無が判定されたならば、人物ありと判定された定義枠をカウントすることで、人数カウントが行われる(同図の(4)参照)。
このように、本発明に係る人物計数手法では、お互いの重なりを許容した定義枠を設定し、撮像視点に近い定義枠から順に人物の有無を判定していき、直前の定義枠における人物有無に応じて注目する定義枠における人物有無判定領域を変化させるようにしたので、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数することができる。以下では、図1を用いて説明した人物計数手法を適用した人物計数装置についての実施例を説明する。
図2は、本実施例に係る人物計数装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、人物計数装置10は、カメラ11と、ディスプレイ12と、制御部13と、記憶部14とを備えている。また、制御部13は、画像入力部13aと、定義枠設定部13bと、人物候補ブロック抽出部13cと、人物有無判定部13dと、計数部13eとをさらに備えており、人物有無判定部13dは、集結形状判定部13daと、占有率判定部13dbと、安定状態判定部13dcと、重複定義枠判定部13ddとをさらに備えている。なお、記憶部14は、背景画像14aを記憶する。
カメラ11は、人物検出の対象となる領域を上方から撮像するCCD(Charge Coupled Devices)カメラ等のカメラである。なお、本実施例では、魚眼カメラを用いて広視野角の領域を撮像することとしているが、視野角の大小についての制限はない。また、カメラを上方に設置するかわりに、側方に設置することとしてもよい。
ディスプレイ12は、計数部13eによる計数結果を文字やグラフの形で表示する表示デバイスである。なお、本実施例では、計数部13eによる検出結果をディスプレイ12に表示することとしたが、検出結果に係るデータを他の装置(たとえば、パーソナルコンピュータ等)へ送信することとしてもよい。
制御部13は、カメラ11で撮像された入力画像と記憶部14に記憶された背景画像14とを対比することで人物候補ブロックを算出するとともに、設定した定義枠内における人物候補ブロックを解析して各定義枠が人物あり枠か人物なし枠かを判定し、人物あり枠を計数することで人物計数を行う処理を行う処理部である。
画像入力部13aは、カメラ11によって撮像された画像を受け取り、受け取った画像を入力画像として人物候補ブロック抽出部13cへ渡す処理を行う処理部である。また、定義枠設定部13bは、一人の人物に対応する大きさの定義枠を入力画像に対して設定する処理を行う処理部である。
たとえば、この定義枠設定部13bは、人物計数の対象となる通路等を歩行する一人の人物の軌跡を取得し、床面を基準として所定距離(たとえば、60cm〜70cm)ごとに区切るとともに、人物の足元位置から人物の頭位置までが含まれる領域を定義枠として設定していく。なお、人物の身長等を考慮しつつ係員が手作業で定義枠を設定することとしてもよい。
人物候補ブロック抽出部13cは、画像入力部13aから受け取った入力画像と、記憶部14に記憶されている背景画像14aとを対比することで、人物候補となるブロック(たとえば、8画素×8画素の大きさのブロック)抽出する処理を行う処理部である。
この人物候補ブロック抽出部13cは、各ブロックに含まれる各画素について、静止人物であっても微妙に体が動くことによって生じる輝度変化の推移であるピクセル特徴を微動として検出するとともに、撮像された物体のエッジを検出し、検出した微動およびエッジに基づいて入力画像から人物候補ブロックを抽出する処理を行う(詳しくは、上記した特願2007−317021参照)。なお、この人物候補ブロック抽出部13cは、抽出した人物候補ブロックを定義枠設定部13bによって設定された定義枠とともに人物有無判定部13dへ渡す処理を併せて行う。
ここで、人物候補ブロック抽出部13cが行う人物候補ブロック抽出処理の概要について図3を用いて説明しておく。図3は、人物候補ブロック抽出処理の概要を示す図である。なお同図の31は画像入力部13aから受け取った入力画像を、同図の32は、同図の31に示した入力画像に対して定義枠設定部13bが設定した定義枠(1a、1b、1c、1dおよび1e)および人物候補ブロック抽出部13cが抽出した人物候補ブロック(A、BおよびC)を、それぞれ示している。
同図に示すように、検出される人物候補ブロックは、たとえば、8画素×8画素の大きさをもつブロックである。人物候補ブロック抽出部13cは、ピクセル特徴があると検知された画素が、たとえば、ブロック内に1つででもあれば、このブロックをピクセル特徴があるブロックとする。また、エッジ特徴があると検知された画素が、たとえば、ブロックに3つ以上あれば、このブロックをエッジ特徴がある画素単位とする。そして、人物候補ブロック抽出部13cは、ピクセル特徴があり、かつ、エッジ特徴があると判定されたブロックを人物候補ブロックとして抽出する。
なお、同図の31には、4人の人物が含まれているが、同図の32では、重なりあって撮像された人物(同図の31における右側の2人)は、一つの塊として検出される(同図の「C」参照)。後述する人物有無判定部13dの重複定義枠判定部13ddは、このように重なりあって撮像された人物を、定義枠間で重複カウントしないように処理する(図8および図9参照)。
人物有無判定部13dは、各定義枠が人物あり枠か人物なし枠かを判定する処理を行う処理部であり、人物候補ブロックが集結した塊の形状を判定する処理を行う集結形状判定部13daと、人物候補ブロックが各定義枠内の総面積に占める割合を判定する処理を行う占有率判定部13dbと、人物候補ブロックとして抽出されたブロックの時間経過に伴う安定性を判定する処理を行う安定状態判定部13dcと、重複した定義枠における人物有無判定を行う重複定義枠判定部13ddとを備えている。
集結形状判定部13daは、人物候補ブロックの集結形状に基づき、注目する定義枠内に人物が存在する可能性があるか否か、すなわち、集結形状条件を満たすか否かを判定する処理を行う処理部である。ここで、集結形状判定部13daが行う集結形状判定処理について図4および図5を用いて説明する。図4は、集結形状の例を示す図である。
図4に示したのは、集結形状判定部13daが、人物存在の可能性ありと判定する集結形状の例である。集結形状判定部13daは、3ブロック×3ブロックの塊として人物候補ブロックが抽出された同図の49に加え、同図の49に示した形状について外周の1画素が欠けた形状(同図の41〜48)が注目する定義枠に1つでも含まれた場合に、当該定義枠に人物が存在する可能性があると判定する。なお、同図では、3ブロック×3ブロックの塊を基準とする場合について示したが、画像内に含まれる人物の大きさなどに応じ、異なる大きさの塊を基準とすることとしてもよい。
図5は、集結形状判定処理の概要を示す図である。なお、同図には、図4で示した9つの集結形状(41〜49)が注目する定義枠内に含まれるか否かを判定する場合について示している。また、図5の(1)には集結形状判定部13daが人物存在の可能性ありと判定する定義枠51を、図5の(2)には人物存在の可能性なしと判定する定義枠52を、それぞれ示している。
同図の(1)に示すように定義枠51内には、AおよびCの二つの集結形状が含まれている。集結形状判定部13daは、AならびにBが図4に示した集結形状(41〜49)を含むか否かを判定する。この場合、Aに示した集結形状は、図4に示した集結形状(41〜49)のいずれも含まないが、Bに示した集結形状は、図4に示した41の集結形状を含むので、集結形状判定部13daは、集結形状Bが含まれる定義枠51内に人物が存在する可能性があると判定する。このように、集結形状判定部13daは、注目する定義枠内に図4に示した集結形状(41〜49)が一つでも含まれる場合に、注目する定義枠内に人物が存在する可能性があると判定する。
一方、同図の(2)に示すように定義枠52内には、CおよびDの二つの集結形状が含まれている。この場合も、集結形状判定部13daは、CならびにDが図4に示した集結形状(41〜49)を含むか否かを判定するが、CおよびDのいずれにも図4に示した集結形状(41〜49)は含まれないので、注目する定義枠内に人部が存在する可能性はないと判定する。このように、集結形状判定部13daは、注目する定義枠内に図4に示した集結形状(41〜49)が一つも含まれない場合に、注目する定義枠内に人物が存在する可能性はないと判定する。
次に、占有率判定部13dbについて説明する。占有率判定部13dbは、注目する定義枠内における人物候補ブロックが定義枠内の総面積に占める面積比に基づき、注目する定義枠内に人物が存在する可能性があるか否か、すなわち、占有率条件を満たすか否かを判定する処理を行う処理部である。ここで、占有率判定部13dbが行う占有率判定処理について図6を用いて説明する。図6は、占有率判定処理に用いる重み付け曲面の例を示す図である。
占有率判定部13dbは、図6の62に示した重み付け曲面(2次曲面)を用い、人物候補ブロックが、図6に示した定義枠61の中央部付近に存在する場合には大きな重み付けを、周辺部付近に存在する場合には小さな重み付けを行う。なお、図6の62に示した重み付け曲面は、定義枠の中央部で最大となる2.0の値をとり、定義枠の四隅で最小となる0.66の値をとる。たとえば、定義枠61の中央部に存在する人物候補ブロックの場合にはブロックの面積を2.0倍する。
そして、占有率判定部13dbは、定義枠61内の位置に応じて重み付けを行った人物候補ブロックの合計面積が定義枠の総面積に占める割合を算出し、算出した割合が所定の閾値(たとえば、20%)以上である場合に、注目する定義枠61内に人物が存在する可能性があると判定する。
このように、定義枠61内における人物候補ブロックの位置に応じて重み付けを行うことで、中央部の人物候補ブロックの面積は大きめに、周辺部の人物候補ブロックの面積は小さめに評価されるので、定義枠61外に存在する人物の体の一部(手など)が定義枠61内に含まれる場合であっても、重複カウントを防止することができる。
次に、安定状態判定部13dcについて説明する。安定状態判定部13dcは、瞬間的に集結形状条件や占有率条件を満たすものの、計数対象とするべきではないものを継続時間の観点から除外する判定を行う処理部である。たとえば、この安定状態判定部13dcによって除外されるものとしては、定義枠を通過するだけの通過人物や、照明変化や外光変化に伴うノイズなどがある。
ここで、安定状態判定部13dcが行う安定状態判定処理の処理手順について図7を用いて説明しておく。図7は、安定状態判定処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、同図に示す「仮判定結果」とは、集結形状判定部13daあるいは占有率判定部13dbによって行われた判定結果のことを指す。また、同図に示すT1としては、たとえば3秒が、T2としては、たとえば1秒がそれぞれ用いられる。
図7に示すように、安定状態判定部13dcは、仮判定結果が人物ありであるか否かを判定する(ステップS101)。つづいて、仮判定結果が人物あり(ON)である場合には(ステップS101,Yes)、ON状態がT1秒間継続しているか否かを判定する(ステップS102)。なお、ステップS101の判定条件を満たさない場合には(ステップS101,No)、そのまま処理を終了する。
そして、ON状態がT1秒間継続している場合には(ステップS102,Yes)、人物ありと判定するとともに、判定結果を保持する(ステップS103)。このように、仮判定結果が人物あり(ON)と判定される状態がT1秒継続してはじめて人物あり状態と判定する。このようにすることで、単に定義枠を通過するだけの人物やノイズを除外することができる。なお、ステップS102の判定条件を満たさない場合には(ステップS102,No)、そのまま処理を終了する。
つづいて、いったん人物ありと判定された後、OFF(人物なし)と判定される状態がT2秒間継続したか否かを判定する(ステップS104)。そして、OFF状態がT2秒間継続した場合には(ステップS104,Yes)、人物なしと判定するとともに、ステップS103で保持した人物ありの判定結果を解除し(ステップS105)、処理を終了する。なお、ステップS104の判定条件を満たさない場合には(ステップS104,No)、ステップS104の処理を繰り返す。
このように、人物がいる場合には長時間連続してONになりやすいが、照明変動などによって短い時間だけOFFになる場合がある。なお、T1を設けるのは、通過するだけの人物によって人物がいないにもかかわらずONになる期間を除外するためである。また、T2を設けるのは、照明変動などによって人物がいるにもかかわらずOFFになる期間を除外するためである。
次に、重複定義枠判定部13ddについて説明する。重複定義枠判定部13ddは、お互いの一部の領域が重なるように設定された定義枠について、撮像視点(カメラ位置)により近い直前の定義枠に人物があるか否かに応じ、注目する定義枠(現在の定義枠)における人物有無判定領域を変化させつつ、注目する定義枠に人物がいるか否かを判定する処理を行う処理部である。ここで、重複定義枠判定部13ddが行う重複定義枠判定処理について図8および図9を用いて説明しておく。
図8は、重複定義枠判定処理の概要を示す図である。なお、人物有無の判定は、撮像視点(カメラ位置)に近い定義枠から順に、同図に示した判定順序に示した順序で行われるものとする。また、同図に示した重複定義枠判定処理を行う重複定義枠判定部13ddは、請求項における人物有無判定領域決定手段に対応する。同図の「(1)直前定義枠に人物ありと判定された場合」に示したように、直前定義枠に人物ありと判定された場合には、直前定義枠との重複部分を注目定義枠から差し引いた領域を人物有無判定領域(同図の斜線部分参照)とする。このように、直前定義枠との重複領域を差し引くのは、直前定義枠に存在する人物が注目定義枠でも重複してカウントされることを防止するためである。
また、同図の「(2)直前定義枠に人物なしと判定された場合」に示したように、直前定義枠に人物なしと判定された場合には、今度は、直後定義枠との重複部分を注目定義枠から差し引いた領域を人物有無判定領域(同図の射線部参照)とする。このように、直後定義枠との重複領域を差し引くのは、直後定義枠に存在する人物が注目定義枠でも重複してカウントされることを防止するためである。なお、図8では、直前定義枠と注目定義枠とが重複し、注目定義枠と直後定義枠とが重複した場合(すなわち、直前定義枠が直後定義枠と重複しない場合)について示したが、直前定義枠が注目定義枠および直後定義枠と重複するように定義枠を設定することとしてもよい。
図9は、重複定義枠判定処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、重複定義枠判定部13ddは、直前の定義枠に人物ありの場合には(ステップS201,Yes)、注目定義枠における人物有無判定領域を、注目定義枠から直前定義枠を差し引いたものとする(ステップS202)。一方、直前の定義枠に人物なしの場合には(ステップS201,No)、注目定義枠における人物有無判定領域を、注目定義枠から直後定義枠を差し引いたものとする(ステップS203)。
つづいて、重複定義枠判定部13ddは、ステップS202あるいはステップS203において決定された人物有無判定領域について注目定義枠の人物有無を判定し(ステップS204)、処理を終了する。なお、重複定義枠判定部13ddによる判定結果は、計数部13eへ渡される。
次に、計数部13eについて説明する。計数部13eは、人物有無判定部13dから各定義枠についての人物有無判定結果を受け取り、人物ありと判定された定義枠の数をカウントアップすることで人物の計数を行う処理部である。なお、この計数部13eはすべての定義枠について人物有無判定が終了したならば計数結果をディスプレイ12へ出力する。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)や、RAM(Random Access Memory)等の記憶デバイスで構成される記憶部である。そして、この記憶部14には、背景画像14aが記憶される。背景画像14aは、人物がいない状態で撮像された入力画像である。なお、行列用の通路が、図1に示したように移動可能なベルト付きポールで形成される場合には、通路の形状の変化に伴って背景画像14aを変更することとすればよい。
次に、図2に示した人物計数装置10が実行する処理手順について図10を用いて説明する。図10は、人物計数装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、同図の処理手順は、撮像視点(カメラ位置)に近い定義枠から遠い定義枠へ向かう順序で行われるものとする。
同図に示すように、人物候補ブロック抽出部13cが人物候補ブロック抽出処理を実行すると(ステップS302)、集結形状判定部13daが集結形状判定処理を実行する(ステップS302)。そして、集結形状条件を満たす場合には(ステップS303,Yes)、つづいて占有率判定部13dbが占有率判定処理を実行する(ステップS304)。なお、ステップS303の判定条件を満たさなかった場合には(ステップS303,No)、ステップS311へ進む。
そして、占有率条件を満たす場合には(ステップS305,Yes)、安定状態判定部13dcが安定状態判定処理を実行する(ステップS306)。そして、安定状態を満たすと判定された場合には(ステップS307,Yes)、重複定義枠判定部13ddが重複定義枠判定処理を実行する(ステップS308)。なお、ステップS305の判定条件を満たさなかった場合(ステップS305,No)およびステップS307の判定条件を満たさなかった場合(ステップS307,No)には、ステップS311へ進む。また、ステップS308の重複定義枠判定処理は、注目する定義枠が他の定義枠と重複している場合にのみ行われる。
つづいて、重複定義枠判定部13ddによって人物ありと判定された場合には(ステップS309,Yes)、計数部13eは人数を一人カウントアップし(ステップS310)、すべての定義枠について判定処理が終了した場合には(ステップS311,Yes)、処理を終了する。一方、未だ判定していない定義枠が存在する場合には(ステップS311,No)、ステップS302以降の処理を繰り返す。なお、ステップS309の判定条件を満たさなかった場合には(ステップS309,No)、ステップS311へ進む。
なお、これまでは、図1に示したように、計数対象となる一列の待ち行列について定義枠を設定する場合について説明してきたが、計数対象となる待ち行列を二列以上とすることも可能である。図11は、2列の定義枠を設定する場合の設定例を示す図である。同図に示したのは、同図に示す行列先頭位置から同図に示す行列末尾位置までを途中で折り返した通路で構成した場合である。
同図に示すように、1列目について図1と同様に定義枠1a〜1eを、2列目について定義枠1f〜1jをそれぞれ設定する。ここで、各定義枠における人物有無判定処理は、カメラ位置(撮像視点)から近い方から遠い方へ向かって行われるので、1列目については、1a、1b、1c、1d、1eの順序で、2列目については、1f、1g、1h、1i、1jの順序でそれぞれ実行されることになる。なお、同図には、2列の定義枠を示したが、3列以上の定義枠を設定し、人物計数を行うことももちろん可能である。
上述してきたように、本実施例では、定義枠設定部が、所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定し、重複定義枠判定部が、撮像視点に近い定義枠から順に人物の有無を判定し、直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定し、計数部が、決定された人物有無判定領域を用いて人物ありと判定された定義枠の数を人物の数として計数することとしたので、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数することができる。
以上のように、本発明に係る人物計数装置および人物計数方法は、撮像視点からみて手前にいる人物によって体の一部が隠されている人物が存在する場合であっても高精度に人物を計数したい場合に適している。また、本発明を、レジ待ちや屋外アトラクション待ちにおける行列カウントや、空席表示、座席稼働率算出といった空席検出、商品陳列棚前や展示ブース前での来客滞在状況の分析に適用することもできる。
本発明に係る人物計数手法の概要を示す図である。 本実施例に係る人物計数装置の構成を示すブロック図である。 人物候補ブロック抽出処理の概要を示す図である。 集結形状の例を示す図である。 集結形状判定処理の概要を示す図である。 占有率判定処理に用いる重み付け曲面の例を示す図である。 安定状態判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 重複定義枠判定処理の概要を示す図である。 重複定義枠判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 人物計数装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 2列の定義枠を設定する場合の設定例を示す図である。
符号の説明
1a、1b、1c、1d、1e 定義枠
1f、1g、1h、1i、1j 定義枠
10 人物計数装置
11 カメラ
12 ディスプレイ
13 制御部
13a 画像入力部
13b 定義枠設定部
13c 人物候補ブロック抽出部
13d 人物有無判定部
13da 集結形状判定部
13db 占有率判定部
13dc 安定状態判定部
13dd 重複定義枠判定部
13e 計数部
14 記憶部
14a 背景画像
31 入力画像
32 人物候補ブロック抽出画像

Claims (9)

  1. 人物の数を計数する人物計数装置であって、
    所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定する定義枠設定手段と、
    前記撮像視点に近い前記定義枠から順に人物の有無を判定する人物有無判定手段と、
    前記人物有無判定手段によって人物ありと判定された前記定義枠の数を人物の数として計数する計数手段と
    を備え、
    前記人物有無判定手段は、
    直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定する人物有無判定領域決定手段をさらに備えており、前記人物有無判定領域決定手段によって決定された前記人物有無判定領域を用いて人物の有無を判定することを特徴とする人物計数装置。
  2. 前記人物有無判定領域決定手段は、
    前記人物有無判定手段によって前記直前の定義枠に人物があると判定された場合に、前記現在の定義枠から前記直前の定義枠を差し引いた領域を前記人物有無判定領域として決定することを特徴とする請求項1に記載の人物計数装置。
  3. 前記人物有無判定領域決定手段は、
    前記人物有無判定手段によって前記直前の定義枠に人物がないと判定された場合に、前記現在の定義枠から直後の定義枠を差し引いた領域を前記人物有無判定領域として決定することを特徴とする請求項1に記載の人物計数装置。
  4. 前記人物有無判定手段は、
    前記判定対象となる定義枠内における1または複数の画素からなるブロックの中で人物候補とされた人物候補ブロックが集結して形作る形状に基づいて人物の有無を判定することを特徴とする請求項1、2または3に記載の人物計数装置。
  5. 前記人物有無判定手段は、
    前記判定対象となる定義枠内における1または複数の画素からなるブロックの中で人物候補とされた人物候補ブロックが当該定義枠内の総面積に占める面積比率に基づいて人物の有無を判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の人物計数装置。
  6. 前記人物有無判定手段は、
    前記判定対象となる定義枠内における前記人物候補ブロックについて当該定義枠の中央部分に近い人物候補ブロックほど大きな重み付けを行ったうえで前記面積比率を求めることを特徴とする請求項5に記載の人物計数装置。
  7. 前記人物有無判定手段は、
    前記定義枠について人物ありと判定した状態が第1の期間にわたって継続した場合に当該定義枠を人物あり枠と判定し、人物あり枠と判定した定義枠について人物なしと判定した状態が第2の期間にわたって継続した場合に当該定義枠を人物なし枠と判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の人物計数装置。
  8. 前記定義枠設定手段は、
    前記計数対象領域画像内を移動する人物の軌跡に基づいて前記定義枠を前記計数対象領域画像内に設定することを特徴とする請求項1〜7に記載の人物計数装置。
  9. 人物の数を計数する人物計数方法であって、
    所定の撮像視点から撮像された計数対象領域画像内に一人の人物と対応する大きさの定義枠をお互いの重なりを許容しつつ設定する定義枠設定工程と、
    前記撮像視点に近い前記定義枠から順に人物の有無を判定する人物有無判定工程と、
    前記人物有無判定工程によって人物ありと判定された前記定義枠の数を人物の数として計数する計数工程と
    を含み、
    前記人物有無判定工程は、
    直前の定義枠についての判定結果に基づいて現在の定義枠内の人物有無判定領域を決定する人物有無判定領域決定工程をさらに含んでおり、前記人物有無判定領域決定工程によって決定された前記人物有無判定領域を用いて人物の有無を判定することを特徴とする人物計数方法。
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