JP2009223283A - 映像合成装置及びそれを備えた液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

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張相林
▲呉▼杰▲陽▼
Jieyang Wu
Tadashi Renbutsu
忠志 蓮佛
Shoji Okazaki
昌二 岡崎
Yanshan Huang
黄燕山
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Abstract

【課題】 使用する部品の数量を低減し、より高い組立て精度を有する映像合成装置及びそれを備えた液晶プロジェクタ装置を提供する。
【解決手段】 上端面及び下端面の間に三つの入光面が位置する色合成プリズム51と、色合成プリズムの上端面及び下端面に設けられた上部プリズム台501及び下部プリズム台502と、上部プリズム台及び下部プリズム台に設けられ、複数の第1接合部及び第2接合部を有する上部液晶パネルホルダー58及び下部液晶パネルホルダー59と、三つの液晶パネル53b、53g、53rと、三つの液晶パネルがそれぞれ固定された三つの取付け部材であって、それぞれ色合成プリズムの三つの入光面に設けられて、対応する入光面側に分布する上部液晶パネルホルダーの第1接合部及び下部液晶パネルホルダーの第2接合部と互いに接合する三つの取付け部材53とを備えた。
【選択図】 図4

Description

本願発明はプロジェクタの分野に関し、特にその映像合成装置及び該映像合成装置を用いた液晶プロジェクタ装置に関する。
近年、小型、軽量そして低コストの小型プロジェクタの開発が急速に発展し、プロジェクタ装置の重要部品である映像合成ユニット(映像合成装置)もまた、絶え間なく改良が進められている。
特許文献1で公開されている従来技術における映像合成ユニットについて、図8及び図9を参照すると、この従来技術においてはプロジェクタ装置の光学系2及び映像合成ユニット3が組み合わされている。このうちランプユニット4からの白色光は、第1インテグレータレンズ21と、前段遮光格子23と、第2インテグレータレンズ22と、後段遮光格子24と、偏光プリズム基板25及び集光レンズ20を経て、第1ダイクロイックミラー26へと導かれる。
第1インテグレータレンズ21及び第2インテグレータレンズ22は耐熱ガラス製のフライアイレンズより構成され、ランプユニット4から発せられた白色光の照度分布を均一化する機能を有する。
前段遮光格子23及び後段遮光格子24はアルミニウム薄板製であり、偏光プリズム基板25に対し不要な入射光を遮断する機能を有する。偏光プリズム基板25を通過した光は、集光レンズ20を経て第1ダイクロイックミラー26へ到達する。
第1ダイクロイックミラー26は光の青色成分のみを反射し赤色及び緑色成分を通過させる機能を有し、第2ダイクロイックミラー27は光の緑色成分を反射し赤色成分を通過させる機能を有する。そして、フィールドミラー28は、光の赤色成分を反射する機能を有している。
よって、ランプユニット4から発せられた白色光は、前記第1及び第2ダイクロイックミラー26、27により青色光、緑色光及び赤色光に分光され、映像合成ユニット3へと導かれる。
図9及び図10に示すように、映像合成ユニット3は、立方体状の色合成プリズム31と、上部プリズム台301及び下部プリズム台302から成って色合成プリズム31を固定するプリズム台30と、色合成プリズム31の三つの側面にそれぞれ位置する青色用液晶パネル33b、緑色用液晶パネル33g及び赤色用液晶パネル33rと、対応する液晶パネル33b、33g、33rを固定する液晶パネルホルダー38b、38g、38rとを備える。このうち、液晶パネルホルダー38b、38g、38rはプリズム台30で接合し、一体化された映像合成ユニット3として成る。
図8に示した第1ダイクロイックミラー26及びフィールドミラー29aにより反射された青色光は集光レンズ35bに導かれ、集光レンズ35b、青色入射偏光板32b、青色用液晶パネル33b及び青色出射偏光板34bを経由し、色合成プリズム31へと到達する。
第2ダイクロイックミラー27により反射された緑色光は集光レンズ35gに導かれ、フィールドレンズ35g、緑色入射偏光板32g、緑色用液晶パネル33g及び緑色出射偏光板34gを経て、色合成プリズム31へと到達する。
二枚のフィールドミラー28、29bによって反射された赤色光は集光レンズ35rに導かれ、集光レンズ35r、赤色入射偏光板32r、赤色用液晶パネル33r及び赤色出射偏光板34rを経て、色合成プリズム31へと到達する。
色合成プリズム31に導かれた三原色の映像光は、色合成プリズム31によって合成され、これより得られたカラー映像光は投射レンズ39を経て、前方のスクリーンに拡大投写される。
再度、図9及び図10を参照すると、色合成プリズム31は上部プリズム台301及び下部プリズム台302によって固定され、各液晶パネルホルダー38b、38g、38rはそれぞれ上部プリズム台301及び下部プリズム台302に固定されている。
青色用液晶パネル33b、緑色用液晶パネル33g及び赤色用液晶パネル33rは、それぞれ三つの取付け部材37にネジにより固定されている。三つの取付け部材37と各液晶パネルホルダー38b、38g、38rは、集光や焦点合わせの調整が完成した後、はんだ付けによってそれぞれ固定される。
中国実用新案第200620133278.7号
しかしながら、上記プリズム台30と液晶パネルホルダー38b、38g、38rとの間の接合は、複数のネジ3801が液晶パネルホルダー38b、38g、38rの孔(図示せず)を貫通し、さらにプリズム台30の対応するネジ孔(図示せず)のネジ山と接合することにより実現されるものであったが、このようなプリズム台30と液晶パネルホルダー38b、38g、38rとの接合関係は以下の点において、まだ不十分であった。
まず、各液晶パネルホルダー38b、38g、38rは上部プリズム台301及び下部プリズム台302の二つの側面に同時に組み立てられる必要があり、これは組立面をより多くし、精度に誤差をもたらすことになった。よって、液晶パネルホルダーの組立時に変形が起こり、集光に影響を与えることにつながった。
次に、図10で示す液晶パネルホルダー38b、38g、38rの構造において、液晶パネルホルダー38b、38g、38rの各はんだ接合部380は液晶パネルホルダー38b、38g、38rを固定するネジ3801より遠く離れている。はんだ接合部380はネジ3801を支点として変形するが、このような遠い距離にある場合、変形が生じやすく且つ変形の度合いもまたより大きなものとなる。よって、はんだ接合部の大きな変形は、集光に対し直接的な影響を与えることになった。
さらに、プリズム台30の三つの側面上に固定された三つの液晶パネルホルダー38b、38g、38rもまた、映像合成ユニット3の重量及びコストの増加をもたらすことになった。
よって、上述した欠点を克服した映像合成ユニット(映像合成装置)及びそれを備えた液晶プロジェクタ装置の提供が必要となった。
そこで、本願発明の目的は、使用する部品の数量を低減し、より高い組立て精度を有する映像合成装置及びそれを備えた液晶プロジェクタ装置を提供することである。
本願の請求項1に記載の発明は、三原色の光を三原色用の液晶パネルに照射して三原色の映像光を生成し、生成した三原色の映像光をカラー映像光に合成する映像合成装置において、上端面及び該上端面に相対する下端面を有し、該上端面及び下端面の間に三つの入光面が位置する色合成プリズムと、前記色合成プリズムの上端面に設けられた上部プリズム台と、前記色合成プリズムの下端面に設けられた下部プリズム台と、前記上部プリズム台に設けられ、複数の第1接合部を有する上部液晶パネルホルダーと、前記下部プリズム台に設けられ、複数の第2接合部を有する下部液晶パネルホルダーと、三つの液晶パネルと、前記三つの液晶パネルがそれぞれ固定された三つの取付け部材であって、それぞれ前記色合成プリズムの三つの入光面に設けられて、対応する入光面側に分布する前記上部液晶パネルホルダーの第1接合部及び下部液晶パネルホルダーの第2接合部と互いに接合する三つの取付け部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1記載の映像合成装置において、前記上部プリズム台は、第1枠部と、該第1枠部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第1突出部とを有し、前記上部液晶パネルホルダーは該第1突出部と結合して前記上部プリズム台に設けられることにより、前記結合する部位が前記第1接合部に近づくことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記請求項2記載の映像合成装置において、前記結合は、前記上部液晶パネルホルダーを貫通するネジと前記上部プリズム台の第1突出部のネジ孔との組合せによって実現されるものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1記載の映像合成装置において、前記下部プリズム台は、第2枠部と、該第2枠部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第2突出部とを有し、前記下部液晶パネルホルダーは該第2突出部と結合して前記下部プリズム台に設けられることにより、前記結合する部位が前記第2接合部に近づくことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記請求項4記載の映像合成装置において、前記結合は、前記下部液晶パネルホルダーを貫通するネジと前記下部プリズム台の第2突出部のネジ孔との組合せによって実現されるものであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1記載の映像合成装置において、前記上部液晶パネルホルダーは、第1本体部と、該第1本体部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第1腕部を備え、前記第1接合部は該四つの第1腕部の端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記請求項6記載の映像合成装置において、前記上部液晶パネルホルダーの第1本体部は、前記第1接合部に対してリデュース設計が成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記請求項1記載の映像合成装置において、前記下部液晶パネルホルダーは、第2本体部と、該第2本体部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第2腕部を備え、前記第2接合部は該四つの第2腕部の端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記請求項8記載の映像合成装置において、前記下部液晶パネルホルダーの第2本体部は、前記第2接合部に対してリデュース設計が成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、前記請求項1記載の映像合成装置において、前記上部液晶パネルホルダーの第1接合部と前記下部液晶パネルホルダーの第2接合部は、はんだ付け又は接着により前記液晶パネルの取付け部材と互いに接合することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、三原色の光を三原色用の液晶パネルに照射して三原色の映像光を生成し、生成した三原色の映像光をカラー映像光に合成し、合成したカラー映像光を拡大投写する液晶プロジェクタ装置において、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の映像合成装置を備えたことを特徴とする。
本願発明は以下の有益な効果を有する。すなわち、各液晶パネルホルダーは、それぞれ独立して個別のプリズム台に固定される。それぞれの組立面は一つのみであるため、従来の二つもしくは二つ以上の組立面との間の精度誤差がもたらす液晶パネルホルダーの変形による集光への影響を回避することができる。さらに、上下の組立方式を用いるため、液晶パネルホルダーの数が従来の三つより二つへと減少し、映像合成装置の重量を軽減すると共に、コストを低下させることができる。
以下、本願発明の液晶プロジェクタ装置及びその関連部品について、図面と共に具体的に説明する。以下の説明において、図1に示す液晶プロジェクタ装置の映像投写方向を前方とし、液晶プロジェクタ装置の前方に向かって左右を規定する。さらに、本文中で使用されている“後方”“底部”“側方”等の用語は相対的・例示的であるため、プロジェクタ装置の異なる使用方法及び設置方式によって変更することができるものとする。
図1を参照すると、本願発明の液晶プロジェクタ装置は上半ケース11及び下半ケース12から成るケーシング1を備えている。該ケーシング1の表面には複数の操作ボタンを含む操作部15が配置され、ケーシング1の前面には投射窓13が設けられている。
図2を参照すると、ケーシング1の側方表面には排気口611及び電源ソケット205が設けられている。また、ケーシング1の後方表面には排気口631及びコンピュータと接続するためのD−SUB端子と、入力端子等の各種外部入力端子とを複合した端子ユニット251を配置している。
上記端子ユニット251の各入力端子の名称は、外観の成形に際し金属鋳型を用いて形成することができ、例えば端子名が“AUDIO”であれば、対応する外観面に文字を彫ることで容易に識別できるようになる。よって、外観面に文字を印刷する方法を用いる必要がなく、生産効率を高め、且つコスト低減を図ることが可能である。
図3に示すように、ケーシング1の内部には、略L字状に延伸する合成樹脂製の光学エンジン7が配置されている。該光学エンジン7の内部には、光源と成るランプユニット4と、該ランプユニット4から発せられた白色光を三原色の光に分離する光学系(図8の光学系2と類似)と、該三原色の光を三原色用の液晶パネルに照射して三原色の映像光を生成し、生成した三原色の映像光をカラー映像光に合成する映像合成ユニット(映像合成装置)5とが配置されている。
ランプユニット4は光学エンジン7の左端部に、映像合成ユニット5は光学エンジン7の前方端部にそれぞれ収容され、光学系はランプユニット4から映像合成ユニット5へと至る光学エンジン7内の光路上に配置されている。
また、光学エンジン7の前方端縁には投射レンズ59を保持する筒体59aの基端部が連結されている。さらに、ケーシング1の内部には投射レンズ59の左側方に電源装置9が設置されている。
以下、本願発明における液晶プロジェクタ装置の映像合成ユニット5について詳細に説明する。
図4〜図7に示すように、映像合成ユニット5は、立方体状の色合成プリズム51と、上部プリズム台501及び下部プリズム台502から成って色合成プリズム51を固定するプリズム台50と、色合成プリズム51の三つの側面(全て入光面)にそれぞれ位置し、複数のネジ55(本実施形態では三本のネジ55)を用いて、それぞれ三つの取付け部材53に固定されている青色用液晶パネル53b、緑色用液晶パネル53g及び赤色用液晶パネル53r(図7参照)と、緑色用液晶パネル53gと色合成プリズム51との間に位置する緑色前置偏光板54g及び青色用液晶パネル53bと色合成プリズム51との間に位置する青色前置偏光板54bと、各液晶パネル53b、53g、53rを固定する上部液晶パネルホルダー58及び下部液晶パネルホルダー59とを備える。このうち、上部液晶パネルホルダー58と下部液晶パネルホルダー59はそれぞれプリズム台50の上部プリズム台501と下部プリズム台502に接合されて、一体化された映像合成ユニット5として成る。
図4を参照すると、前記上部プリズム台501は方形枠部5011と、該方形枠部5011の四つの角部よりそれぞれ延伸する四つの突出部5015を備えている。前記方形枠部5011は、青色用液晶パネル53b及び緑色用液晶パネル53gと相対する二つの側面にそれぞれネジ孔5012と、二つの位置決めピン5013を有し、該二つの位置決めピン5013は前記ネジ孔5012の両側に位置する。
前記方形枠部5011と色合成プリズム51が相対する表面には複数の突出する接合面(下部プリズム台502上の接合面5014と類似)を有している。各突出部5015は色合成プリズム51から離れた一方の側にネジ孔5016と位置決めピン5017を有し、該ネジ孔5016は位置決めピン5017に比べ、方形枠部5011よりさらに遠く離れている。前記下部プリズム台502は、その方形枠部の側面にネジ孔及び位置決めピンを有していないこと以外、その他の構造において上部プリズム台501とほぼ同一であるため、ここでは詳述しない。
図5を具体的に参照すると、上部液晶パネルホルダー58は四角の枠形をした本体部581と、この本体部581の四つの角部よりそれぞれ延伸する四つの腕部5818と、該四つの腕部5818の端部にそれぞれ設けられた、はんだ接合部5819を備える。該はんだ接合部5819の数は、上部液晶パネルホルダー58の三つの側全てが液晶パネル取付け部材53と互いに接合できるように設置されている(例えば、上部液晶パネルホルダー58は六つのはんだ接合部5819を有し、該上部液晶パネルホルダー58の三つの側の各側全てに二つのはんだ接合部5819を分布させている)。
前記本体部581の中間部分は空洞であり、はんだ接合部5819に対してリデュース設計となっている。例えば、前記本体部581は前記はんだ接合部5819よりも断面のサイズが小さく、各腕部5818は位置決めピン5017(図4参照)とぴったりと組み合わさる孔5817を有し、さらにネジ5802(図4参照)が貫通する孔5816を有している。下部液晶パネルホルダー59の構造は上述した上部液晶パネルホルダー58とほぼ同一、又は完全に同一とすることが可能であるため、ここでは詳述しない。
図4〜図7を参照して、前記映像合成ユニット5の組立方式について以下に述べる。
まず、色合成プリズム51は上部プリズム台501と下部プリズム台502によって固定することができる。具体的には、色合成プリズム51は上下端面により、プリズム台50を構成する上部プリズム台501及び下部プリズム台502の対応する接合面5014とそれぞれ接合する。上記接合面5014と色合成プリズム51との接合方式には紫外線硬化型接着剤によるUV接着を用いることができる。ここで言及する必要があるのは、接合面5014の具体的な分布方式及びサイズについて、状況に応じて調整することが可能であるという点である。
ネジ5801は青色前置偏光板54bの取付け部材54上の孔(図示せず)を貫通し、上部プリズム台501のネジ孔5012とぴったり組み合わさると同時に、位置決めピン5013は青色前置偏光板54bの取付け部材54上の対応する孔とぴったり組み合わさる。これにより、青色前置偏光板54bの取付け部材54は上部プリズム台501に固定される。同様に、緑色前置偏光板54gの取付け部材54もまた、上部プリズム台501に固定される。
次に、上部液晶パネルホルダー58を上部プリズム台501上に配置し、上部液晶パネルホルダー58の孔5817に上部プリズム台501の位置決めピン5017を貫通させる。さらに、ネジ5802を上部液晶パネルホルダー58の孔5816に貫通させ、上部プリズム台501上のネジ孔5016とぴったりと組み合わせる。こうして、上部液晶パネルホルダー58は上部プリズム台501に固定される。同様にして、下部液晶パネルホルダー59もまた、下部プリズム台502に固定される。
さらに、青色用液晶パネル53bの取付け部材53の四つのはんだ接合部530を、それぞれ上部液晶パネルホルダー58と下部液晶パネルホルダー59の同じ側の四つのはんだ接合部5819に固定する。該液晶パネル53bの取付け部材53及び上部液晶パネルホルダー58と下部液晶パネルホルダー59は通常、集光や焦点合わせの調整を経た後、はんだ付けによって固定する(接着剤による固定も、当然可能である)。同様にして、緑色用液晶パネル53g及び赤色用液晶パネル53rもまた、上部液晶パネルホルダー58と下部パネルホルダー59に固定される。
本願発明が提供する映像合成ユニットは次の有益な効果を有する。
第一に、各液晶パネルホルダーは、それぞれ独立して個別のプリズム台に固定される。それぞれの組立面は一つのみであるため、従来の二つもしくは二つ以上の組立面との間の精度誤差がもたらす液晶パネルホルダーの変形による集光への影響を回避することができる。
第二に、上下の組立方式を用いるため、液晶パネルホルダーの数が従来の三つより二つへと減少し、映像合成ユニットの重量を軽減すると共に、コストを低下させることができる。
さらには、ネジ固定部(液晶パネルホルダーを固定するためのネジ)がプリズム台の突出部に設けられているため、ネジ固定部がはんだ接合部により近づき、はんだ接合部の支点が変形する可能性、及びその変形の度合いを大幅に減少することができる。
本願発明の上記改良構造を取り入れず、同様のプリズムユニット構造を用いて40℃/90%の倉庫で環境試験を行うと仮定すると、その画面中心での集光は0.8〜1ピクセル以上の変位を生じるが、本願発明を取り入れれば、画面中心での変位を0.3ピクセル以下に抑えられることが実験により証明された。
上記で参照した図面は本願発明の実施例を説明したものであり、本願発明の実質及び範囲から外れない限り、本分野の技術者は各種形式上の修正及び変更を行うことができるものとするが、上記は全て本願発明の保護範囲に属するものとする。
実施例を通じ、本願発明をより具体的に説明するため、図面を参考にすることができる。尚、図面はスケールに基づき制作されたものではない。
本願発明の実施例における液晶プロジェクタ装置の斜視図である。 図1で示す液晶プロジェクタ装置を別の視点から見た斜視図である。 本願発明の実施例における液晶プロジェクタ装置の上半ケースを取り外した後の斜視図である。 本願発明の実施例における液晶プロジェクタ装置の映像合成ユニットの分解斜視図である。 図4で示す液晶パネルホルダーの斜視図である。 図4で示す映像合成ユニットにおけるプリズム、プリズム台及び液晶パネルホルダーの組立斜視図である。 本願発明の実施例における液晶プロジェクタ装置の映像合成ユニットの組立斜視図である。 従来技術における液晶プロジェクタ装置の光学系及び映像合成ユニットの平面図である。 図8で示す光学系における映像合成ユニットの斜視図である。 図8で示す映像合成ユニットにおけるプリズム、プリズム台及び液晶パネルホルダーの斜視図である。
符号の説明
5 映像合成ユニット(映像合成装置)
50 プリズム台
501 上部プリズム台
502 下部プリズム台
51 色合成プリズム
53 取付け部材
53b 青色用液晶パネル
53g 緑色用液晶パネル
53r 赤色用液晶パネル
58 上部液晶パネルホルダー
59 下部液晶パネルホルダー

Claims (11)

  1. 三原色の光を三原色用の液晶パネルに照射して三原色の映像光を生成し、生成した三原色の映像光をカラー映像光に合成する映像合成装置において、
    上端面及び該上端面に相対する下端面を有し、該上端面及び下端面の間に三つの入光面が位置する色合成プリズムと、
    前記色合成プリズムの上端面に設けられた上部プリズム台と、
    前記色合成プリズムの下端面に設けられた下部プリズム台と、
    前記上部プリズム台に設けられ、複数の第1接合部を有する上部液晶パネルホルダーと、
    前記下部プリズム台に設けられ、複数の第2接合部を有する下部液晶パネルホルダーと、
    三つの液晶パネルと、
    前記三つの液晶パネルがそれぞれ固定された三つの取付け部材であって、それぞれ前記色合成プリズムの三つの入光面に設けられて、対応する入光面側に分布する前記上部液晶パネルホルダーの第1接合部及び下部液晶パネルホルダーの第2接合部と互いに接合する三つの取付け部材とを備えたことを特徴とする映像合成装置。
  2. 前記上部プリズム台は、第1枠部と、該第1枠部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第1突出部とを有し、前記上部液晶パネルホルダーは該第1突出部と結合して前記上部プリズム台に設けられることにより、前記結合する部位が前記第1接合部に近づくことを特徴とする請求項1記載の映像合成装置。
  3. 前記結合は、前記上部液晶パネルホルダーを貫通するネジと前記上部プリズム台の第1突出部のネジ孔との組合せによって実現されるものであることを特徴とする請求項2記載の映像合成装置。
  4. 前記下部プリズム台は、第2枠部と、該第2枠部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第2突出部とを有し、前記下部液晶パネルホルダーは該第2突出部と結合して前記下部プリズム台に設けられることにより、前記結合する部位が前記第2接合部に近づくことを特徴とする請求項1記載の映像合成装置。
  5. 前記結合は、前記下部液晶パネルホルダーを貫通するネジと前記下部プリズム台の第2突出部のネジ孔との組合せによって実現されるものであることを特徴とする請求項4記載の映像合成装置。
  6. 前記上部液晶パネルホルダーは、第1本体部と、該第1本体部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第1腕部を備え、前記第1接合部は該四つの第1腕部の端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の映像合成装置。
  7. 前記上部液晶パネルホルダーの第1本体部は、前記第1接合部に対してリデュース設計が成されていることを特徴とする請求項6記載の映像合成装置。
  8. 前記下部液晶パネルホルダーは、第2本体部と、該第2本体部の四つの角部からそれぞれ延伸する四つの第2腕部を備え、前記第2接合部は該四つの第2腕部の端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の映像合成装置。
  9. 前記下部液晶パネルホルダーの第2本体部は、前記第2接合部に対してリデュース設計が成されていることを特徴とする請求項8記載の映像合成装置。
  10. 前記上部液晶パネルホルダーの第1接合部と前記下部液晶パネルホルダーの第2接合部は、はんだ付け又は接着により前記液晶パネルの取付け部材と互いに接合することを特徴とする請求項1記載の映像合成装置。
  11. 三原色の光を三原色用の液晶パネルに照射して三原色の映像光を生成し、生成した三原色の映像光をカラー映像光に合成し、合成したカラー映像光を拡大投写する液晶プロジェクタ装置において、
    前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の映像合成装置を備えたことを特徴とする液晶プロジェクタ装置。
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