JP2009223212A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明点灯時には表示対象たる図柄或いはその背景を鮮明に表示しつつも、消灯時には表示パネル上の図柄、或いはその背景をほぼ視認できない状態にすることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】透明な板状をなすと共に、表示面の反対側となる裏面に表示対象となる図柄、或いはその背景部分を白色系の顔料を含有してなる半透明インキによりそれぞれ印刷してなる一組の表示パネル21、25を、裏面同士を向かい合わせるように配置してなる表示パネル対と、前記印刷が施された領域を覆う大きさに形成されると共に、前記一組の表示パネル21、25間において前記各表示パネル21、25の裏面との間に空気層をそれぞれ保有するべく前記各表示パネル21、25の裏面から一定距離を隔てて配置された光拡散シート30と、前記表示パネル21、25のパネル端面に発光面を向かい合わせて配置され、前記表示パネル21、25をパネル端面側より照らす光源51と、からなる。
【選択図】図2
【解決手段】透明な板状をなすと共に、表示面の反対側となる裏面に表示対象となる図柄、或いはその背景部分を白色系の顔料を含有してなる半透明インキによりそれぞれ印刷してなる一組の表示パネル21、25を、裏面同士を向かい合わせるように配置してなる表示パネル対と、前記印刷が施された領域を覆う大きさに形成されると共に、前記一組の表示パネル21、25間において前記各表示パネル21、25の裏面との間に空気層をそれぞれ保有するべく前記各表示パネル21、25の裏面から一定距離を隔てて配置された光拡散シート30と、前記表示パネル21、25のパネル端面に発光面を向かい合わせて配置され、前記表示パネル21、25をパネル端面側より照らす光源51と、からなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置に関する。
従来から、透明板よりなる表示パネル上に、所望の図柄を、照明光を利用して表示させる表示装置が広く提案されている(下記特許文献1)。この文献に開示の表示装置は、表示対象となる図柄の形に加工した感光フィルムを透明板の表面に貼り付けておき、係る透明板をパネル端面から照らす構成を採用している。このようにすることで、透明板の内部を透過する光の一部が感光フィルムに反応して、所望の図柄を表示できる。
特開2007−15804公報
しかしながら、上記構成では、照明消灯時においても図柄が、少なからず見えてしまう。というのも、自然光は透明板のうち感光フィルムがない箇所については透過するが、感光フィルムが付された部分では反応するからである。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、照明点灯時には表示対象たる図柄或いはその背景を鮮明に表示しつつも、消灯時には表示パネル上の図柄、或いはその背景をほぼ見えない状態にすることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、照明点灯時には表示対象たる図柄或いはその背景を鮮明に表示しつつも、消灯時には表示パネル上の図柄、或いはその背景をほぼ見えない状態にすることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、透明な板状をなすと共に、表示面の反対側となる裏面に表示対象となる図柄、或いはその背景部分を白色系の顔料を含有してなる半透明インキによりそれぞれ印刷してなる一組の表示パネルを、裏面同士を向かい合わせるように配置してなる表示パネル対と、前記印刷が施された領域を覆う大きさに形成されると共に、前記一組の表示パネル間において前記各表示パネルの裏面との間に空気層をそれぞれ保有するべく前記各表示パネルの裏面から一定距離を隔てて配置された光拡散シートと、前記表示パネルのパネル端面に発光面を向かい合わせて配置され、前記表示パネルをパネル端面側より照らす光源と、からなるところに特徴を有する。
本発明は、透明な板状をなすと共に、表示面の反対側となる裏面に表示対象となる図柄、或いはその背景部分を白色系の顔料を含有してなる半透明インキにより印刷してなる表示パネルと、前記印刷が施された領域を覆う大きさに形成されると共に、前記表示パネルの裏面との間に空気層を保有するべく前記表示パネルの裏面に対して一定距離を隔てて配置された光拡散シートと、前記表示パネルのパネル端面に発光面を向かい合わせて配置され、前記表示パネルをパネル端面側より照らす光源と、からなるところに特徴を有する。
尚、上記両発明に係る「半透明インキ」というのは、白色系の顔料(主成分)と、添加剤、樹脂、溶剤などの副成分を所定比率で混合したものであり、主成分と副成分との重量比率(主成分1:副成分N)を、1対50から1対1000程度にすることが好ましい。また、白色系の顔料として、酸化チタンを使用することが好ましい。
<点灯時>
光源を点灯させると、光源から出た光は表示パネルのパネル端面からパネル内部に入り、パネル内を進む。このとき、印刷部分では光が、半透明インキ中の顔料に反応して散乱する。これにより、表示パネルのうち、印刷した印刷部分のみが光源の色で発光するので、表示パネル上に所望の図柄、或いはその背景部分が発光表示されることとなる。しかも、表示パネルの裏面に設けられる光拡散シートが、印刷箇所にて散乱した光を表示面側に反射させるから、表示面側に向かう光が多くなり、図柄、或いはその背景が鮮明に表示されることとなる。
光源を点灯させると、光源から出た光は表示パネルのパネル端面からパネル内部に入り、パネル内を進む。このとき、印刷部分では光が、半透明インキ中の顔料に反応して散乱する。これにより、表示パネルのうち、印刷した印刷部分のみが光源の色で発光するので、表示パネル上に所望の図柄、或いはその背景部分が発光表示されることとなる。しかも、表示パネルの裏面に設けられる光拡散シートが、印刷箇所にて散乱した光を表示面側に反射させるから、表示面側に向かう光が多くなり、図柄、或いはその背景が鮮明に表示されることとなる。
<消灯時>
また、光源を消灯させると、それまで表示されていた図柄は、表示パネルから消えて、見えなくなる。というのも、消灯時において、ユーザの視界に入る光は主として、表示パネルを裏面から表示面側に抜ける自然光であるが、この自然光は、光拡散シートによって拡散し、弱められる。
また、光源を消灯させると、それまで表示されていた図柄は、表示パネルから消えて、見えなくなる。というのも、消灯時において、ユーザの視界に入る光は主として、表示パネルを裏面から表示面側に抜ける自然光であるが、この自然光は、光拡散シートによって拡散し、弱められる。
弱められた光の一部は表示パネル上の印刷箇所にてインキ中の顔料に反応するが、印刷は半透明インキにより行っているから、反応は極弱くなり、結局のところ、表示パネルは光各拡散シートによる拡散の作用により、印刷箇所を含むパネル全体が白っぽく写る状態となる。以上のことから、ユーザから見て、半透明インキにより印刷を行った印刷箇所とそれ以外の箇所がほとんど区別できない状態となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
図1は表示装置10の斜視図、図2は表示装置10の分解斜視図である。図3は表示部20の構造を示す図である。本表示装置10は表示部20と、表示部20を縦向きに支持する支持台40とから構成されている。
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
図1は表示装置10の斜視図、図2は表示装置10の分解斜視図である。図3は表示部20の構造を示す図である。本表示装置10は表示部20と、表示部20を縦向きに支持する支持台40とから構成されている。
1.表示部20の構成
表示部20は、同じ大きさに形成された一組の表示パネル21、25を備えている。これら両表示パネル21、25は無色透明なアクリル板(無色透明なガラス板の代用も可能)よりなり、その厚みは約2mm程度とされている。
表示部20は、同じ大きさに形成された一組の表示パネル21、25を備えている。これら両表示パネル21、25は無色透明なアクリル板(無色透明なガラス板の代用も可能)よりなり、その厚みは約2mm程度とされている。
この表示パネル21、25の裏面21R、25Rには、表示対象となる図柄が、半透明インキによりスクリーン印刷(メッシュT−270)されている。尚、本実施形態では、上記図柄として矢印の図柄を、両表示パネル21、25の同じ位置に左右を反転させて印刷してある。
上記半透明インキは、白色系の顔料(主成分)と、添加剤、樹脂及び溶剤などの(副成分)との重量比率を1対50から1対1000にて混合したものであればよく、具体的には上記白色系の顔料として酸化チタンを使用し、また上記樹脂として塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂を使用し、上記溶剤として、揮発性有機溶剤を使用することとしている。
尚、本実施形態のものは希釈インキを希釈剤により薄めて上記半透明インキを調合しており、上記希釈インキとして帝国インキ製造株式会社製の製品名「13スクリーンインキ」の611特白コンクを使用し、上記希釈剤として同じく帝国インキ製造株式会社製の製品名「13スクリーンインキ」の000メジュウムを使用している。また、上記半透明インキによる印刷箇所(図柄)Yの膜厚は約10μmm程度とすることが好ましい。
また、図2に示す符号30は光拡散シートである。光拡散シート30は白色の合成紙であって、厚さ約0.2mm程度となっている。係る光拡散シート30は、大きさが表示パネル21、25の大きさとほぼ同じ大きさとなっている。本実施形態では、上記光拡散シート30として、日清紡績株式会社製の製品名「ピーチコートWER135DS」を使用している。
尚、光拡散シート30は上記合成紙の他、白色のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムによる代用が可能である。
そして、両表示パネル21、25のパネル周縁部には、全周に渡ってノリを印刷して接着層22、26を形成してあり、図3にて示すように、光拡散シート30の表面に接着層22、26を介して両表示パネル21、25をそれぞれ貼り合わせている。
このようにすることで、図3にて示すように、間に光拡散シート30を介挿させつつ両表示パネル21、25を、表示対象となる図柄を印刷した裏面21R、25R同士を向かい合わせた状態にて貼り合わすことが出来、かつこの貼合状態において、表示パネル21の裏面21Rと光拡散シート30との間に接着層22の厚みに対応した空気層Uが形成され、また、表示パネル25の裏面25Rと光拡散シート30との間に接着層26の厚みに対応した空気層Uが形成されるようになっている。
2.支持台40の構成
支持台40は箱型をなすと共に、内部にLED基板50を収容している。LED基板50は、基板長手方向に複数個のLED51を一列状に一定間隔で取り付けたものであって、支持台40の底壁中央においてLED51の発光面を上に向けた状態で固定されている。
支持台40は箱型をなすと共に、内部にLED基板50を収容している。LED基板50は、基板長手方向に複数個のLED51を一列状に一定間隔で取り付けたものであって、支持台40の底壁中央においてLED51の発光面を上に向けた状態で固定されている。
また、支持台40の上面壁41であってLED基板50の丁度真上にあたる位置には、LED基板50の長手方向に沿って差し込み溝43が形成されている。この差し込み溝43は表示部20の大きさに対応して溝幅、溝の長さが設定されており、上方からの操作により表示部20を溝内に差し入れることが可能となっている。
図3にて示すように、差し込み溝43には下方に延設する位置決め壁45が、溝縁に沿って設けられており、溝内の表示部20を板厚方向の両側(図5に示す左右両側)から挟んで起立姿勢に支持する構成となっている。以上のことからに、図1に示すように支持台40に表示部20を起立状態にて固定することが出来、又、このときには、図5にて示すように、表示部20の下側の端面に各LED51が向かい合った状態となる。
尚、本実施形態のものは、支持台40の内部にストッパ(不図示)を設けてあり、差し込み溝43に挿入された表示部20が、LED基板50上面のLEDに突き当たらないように、表示部20の差し込み深さを規制している。
3.表示原理と、表示効果
<点灯時>
LED51を点灯させると、図6の(a)にて示すように、LED51から出た光は表示パネル21のパネル下端面からパネル内部に入る。本例では、表示パネル21と光拡散シート30の間に空気層Uを設けてあるので、LED51の光は表示パネル21から漏れることなく、表示パネル21内を進んでゆく。そして、パネル21内を進む光は、印刷箇所Yで、半透明インキ中の顔料に反応して散乱を起こす。
<点灯時>
LED51を点灯させると、図6の(a)にて示すように、LED51から出た光は表示パネル21のパネル下端面からパネル内部に入る。本例では、表示パネル21と光拡散シート30の間に空気層Uを設けてあるので、LED51の光は表示パネル21から漏れることなく、表示パネル21内を進んでゆく。そして、パネル21内を進む光は、印刷箇所Yで、半透明インキ中の顔料に反応して散乱を起こす。
以上のことから、表示パネル21のうち、印刷箇所YがLED51の発光色で発光するので、図7の(a)にて示すように、表示パネル21上に所望の図柄がLED51の発光色にて発光表示されることとなる。
しかも、本表示装置10では、図柄は表示パネル21の裏面21Rに印刷してあり、その背後には光拡散シート30が位置している。そのため、光拡散シート30が、後方(図6では右手側)に向かう散乱光を反射させ、表示面側(図6では、左手側)に集める。以上のことから、十分な光量が得られ、図柄を鮮明に表示できる。
尚、図6では、表示部20を境にした左側にユーザの立ち位置があるものとして説明を行っているが、右側に立ち位置がある場合も同様であり、この場合には、図8に示すように、表示パネル25に左右対象な図柄(表示パネル21に対して左右対称な図柄)が発光表示されることとなる。
<消灯時>
また、LED51を消灯させると、それまで表示されていた図柄は、表示パネル21から消えて、見えなくなる。より具体的に言えば、従来技術に見られるような通常の表示装置3では、例えば、点灯状態から消灯状態に切り変えた場合、図9に示すように、表示パネル上に図柄の輪郭などがある程度は残ってしまうが、本表示装置10によれば、輪郭を含めた図柄の全体を消せるようになっている。
また、LED51を消灯させると、それまで表示されていた図柄は、表示パネル21から消えて、見えなくなる。より具体的に言えば、従来技術に見られるような通常の表示装置3では、例えば、点灯状態から消灯状態に切り変えた場合、図9に示すように、表示パネル上に図柄の輪郭などがある程度は残ってしまうが、本表示装置10によれば、輪郭を含めた図柄の全体を消せるようになっている。
というのも、消灯時において、ユーザの視界に入る光は主として、表示パネル21を裏面から表示面側に抜ける自然光であるが、この自然光は、図6の(b)にて示すように、光拡散シート30によって拡散し、弱められる。弱められた光の一部は表示パネル21上の印刷箇所Yにてインキ中の顔料に反応するが、印刷は半透明インキにより行っているから、反応は極弱くなり、結局のところ、表示パネル21は光各拡散シート30による拡散の作用により、印刷箇所を含むパネル全体が白っぽく写る状態となる。以上のことから、ユーザから見て、半透明インキにより印刷を行った印刷箇所Yとそれ以外の箇所がほとんど区別できない状態となる(図7の(b)参照)。
以上述べたように、本表示装置10によれば、LED点灯時には表示対象たる図柄を鮮明に表示しつつも、消灯時には、輪郭なども含めた図柄の全体が、表示パネル21、25上から完全に消える。そのため、点灯状態から消灯状態、或いは消灯状態から点灯状態に切り替わったときの、表示差が大きく、ユーザに強い印象を与えることが可能となる。よって、注目が集まり易く、いわゆる人の興味を引く表示装置10の提供が可能となる。
また、本実施形態のものは、表示対象となる図柄を、表示パネル21、25の裏面21R、25R側に印刷しており、印刷箇所Yがパネル表面側に露出されない。ここで、仮に、印刷をパネルの表面側に行ってしまうと、ユーザが手で触れたり、使用状況によっては風雨に晒されるなどして、印刷箇所Yが剥げたり、傷付いたりする恐れがある。この点、本実施形態では、上記のような印刷箇所Yの劣化を生じさせることがなく、この点も、効果的である。
また、本実施形態のものは半透明インキに使用する白色系の顔料に、酸化チタンを用いることで、以下の効果を奏することが可能となる。
出願人によれば、酸化チタンは粒子の大きさが小さく、また他の顔料に比べて粒の大きさに均一性がある。そのため、樹脂を溶解させた溶剤(透明樹脂剤)と混合させたときに、樹脂の内部に留まり易い傾向(言い換えると、樹脂の表面に顔料が浮き出て来ることが少ない)にあり、他の白色系の顔料に比して透明度が高い。従って、消灯時において、図柄を消す効果が高く、本表示装置10に使用する顔料として最適である。加えて、表示パネル21、25に印刷を行ったときに、印刷面をフラットに出来、表示図柄それ自体も歪みなく表示できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図10ないし図12によって説明する。
実施形態2の表示装置100は、実施形態1の表示装置10に対して、表示部20の構成を変更したものである。実施形態1では表示部20を一組の表示パネル21、25と、両パネル間に配置される光拡散シート30の3部品から構成する例を示した。
次に、本発明の実施形態2を図10ないし図12によって説明する。
実施形態2の表示装置100は、実施形態1の表示装置10に対して、表示部20の構成を変更したものである。実施形態1では表示部20を一組の表示パネル21、25と、両パネル間に配置される光拡散シート30の3部品から構成する例を示した。
これに対して、実施形態2では、表示部120を、無色透明なアクリル板からなる表示パネル21と、光拡散シート30の2部品から構成し、表示パネル21の裏面21Rに半透明インキにより図柄をシルクスクリーン印刷している。換言すれば、実施形態1の表示部20から表示パネル25を取り除いた構成としてある。
そして、この実施形態においても、実施形態1の場合と同様に、支持台140の内部にLED基板50を表示パネル21の下端面に対応させて配置してあり、表示パネル21をパネル下端面側から照らす構成となっている。
以上の構成としておけば、実施形態1と同様の表示を行うことが出来、LED51の点灯時には表示対象たる図柄を鮮明に表示しつつも、消灯時には、輪郭なども含めた図柄の全体を、表示パネル21上から完全に消すことが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1、実施形態2ではいずれも表示装置10、100を単独で使用する例を説明したが、これら表示装置を複数個組み合わせて使用することも無論可能であり、例えば、図13に示すように、支持台40、140を相互に向かい合わせつつ、2つの表示装置10、100を上下に配置してやれば、上下組をなす図柄を表示できる。
(2)上記実施形態1、実施形態2ではいずれも、表示パネルに表示対象となる図柄そのものを半透明インキにより印刷する構成のものを例示したが、例えば、図14にて示すように、背景を印刷しておき、図柄の背景部分を発光表示させる構成としてもよい。
(3)上記実施形態1、実施形態2では、接着層22、26の厚みを利用して空気層Uが形成させたが、表示パネル21と光拡散シート30との間、及び表示パネル25と光拡散シート30との間に、それぞれ専用のスペーサ(空気層形成手段)を挿入することで、両間に空気層Uを形成させることも可能である。また、上記の他にも、表示パネル21、25の裏面側に突起部(不図示)を一体的に形成することにより、空気層Uを形成させる事も可能である。
(4)上記実施形態1、実施形態2では、本発明の光源の一例として、LEDを例示したが、これに替えて、白熱灯を用いることも、可能である。
(5)上記実施形態1、実施形態2では、白色系の顔料として、酸化チタンを用いたが、酸化チタンに、炭酸カルシウムなどを含ませてもよい。
<使用例>
実施形態1の表示装置10、実施形態2の表示装置100、及び上記他の実施形態に係る表示装置の使用例としては、例えば、昇降機の行き先表示(ボタン等も含む)、昇降機の乗り場位置の表示、店舗等商業姿施設の行き先表示、ディスプレー、及び駐車場の進行方向の表示などが挙げられる。
実施形態1の表示装置10、実施形態2の表示装置100、及び上記他の実施形態に係る表示装置の使用例としては、例えば、昇降機の行き先表示(ボタン等も含む)、昇降機の乗り場位置の表示、店舗等商業姿施設の行き先表示、ディスプレー、及び駐車場の進行方向の表示などが挙げられる。
10…表示装置
20…表示部
21…表示パネル(本発明の「表示パネル対」に相当)
25…表示パネル(本発明の「表示パネル対」に相当)
30…光拡散シート
40…支持台
50…LED基板
51…LED
Y…印刷箇所
20…表示部
21…表示パネル(本発明の「表示パネル対」に相当)
25…表示パネル(本発明の「表示パネル対」に相当)
30…光拡散シート
40…支持台
50…LED基板
51…LED
Y…印刷箇所
Claims (3)
- 透明な板状をなすと共に、表示面の反対側となる裏面に表示対象となる図柄、或いはその背景部分を白色系の顔料を含有してなる半透明インキによりそれぞれ印刷してなる一組の表示パネルを、裏面同士を向かい合わせるように配置してなる表示パネル対と、
前記印刷が施された領域を覆う大きさに形成されると共に、前記一組の表示パネル間において前記各表示パネルの裏面との間に空気層をそれぞれ保有するべく前記各表示パネルの裏面から一定距離を隔てて配置された光拡散シートと、
前記表示パネルのパネル端面に発光面を向かい合わせて配置され、前記表示パネルをパネル端面側より照らす光源と、からなることを特徴とする表示装置。 - 透明な板状をなすと共に、表示面の反対側となる裏面に表示対象となる図柄、或いはその背景部分を白色系の顔料を含有してなる半透明インキにより印刷してなる表示パネルと、
前記印刷が施された領域を覆う大きさに形成されると共に、前記表示パネルの裏面との間に空気層を保有するべく前記表示パネルの裏面に対して一定距離を隔てて配置された光拡散シートと、
前記表示パネルのパネル端面に発光面を向かい合わせて配置され、前記表示パネルをパネル端面側より照らす光源と、からなることを特徴とする表示装置。 - 前記白色系の顔料は酸化チタンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014100375A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Takara Celluloid:Kk | 遊技板 |
JP7430051B2 (ja) | 2019-11-20 | 2024-02-09 | ホーチキ株式会社 | ガス系消火設備用表示装置 |
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2008
- 2008-03-18 JP JP2008070068A patent/JP2009223212A/ja active Pending
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