JP2009223076A - 表示装置、表示方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

表示装置、表示方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高圧水銀ランプのような色バランスの調整が必要な光源ランプを用いた場合にあって、色再現性の劣化の防止と動画ボケの抑制とを両立する。
【解決手段】プロジェクタにおいて、映像信号の1フレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、像信号に基づくフレーム画像データFLr,FLg,FLbを表示し、映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に黒フレーム画像データKr,Kg,Kbを表示する。このとき、Rについての黒フレーム画像データKrの階調値は、G、Bの黒フレーム画像データKg,Kbの有する各階調値、すなわち最低階調値(値0)よりも高い値(例えば25)に定める。これにより、赤色成分についての色光の光強度を強くすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、カラー映像を表示する技術に関する。
カラー映像を表示する表示装置として、液晶パネルを備えるものがある。液晶パネルは、外光や、フロントライト、バックライト等の光源により発せられた光を遮ったり透過させたりすることによって表示を行う。
上記液晶パネルを備える表示装置の一つとして、赤(R)、緑(G)、青(B)に対応した3つの液晶ライトバルブを備えた3板式の液晶プロジェクタが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−264245号公報
上記3板式の液晶プロジェクタでは、画像の明るさを高めるために高圧水銀ランプが用いられている。高圧水銀ランプは、色分離後において相対的に緑色の色光が他の色光に比べて光強度が強くなる性質を備えている。このために、高圧水銀ランプを備えた3板式の液晶プロジェクタでは、液晶ライトバルブで緑色の光量を下げることにより、赤、緑、青の色バランスの調整を図っていた。
しかしながら、前記従来の技術では、液晶ライトバルブで緑色の光量を調整すると、画像変調に利用できる階調数が低下して、プロジェクタの画像の色再現性が劣化するという問題が発生した。また、液晶パネルは、ホールド型の表示デバイスであることから、残像による動画ボケが発生するという問題も備えており、両問題から、映像の画質低下は看過できないものであった。
本発明は、上記した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされた発明であり、高圧水銀ランプのような色バランスの調整が必要な光源ランプを用いた場合にあって、色再現性の劣化の防止と動画ボケの抑制とを両立することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
カラー映像を表示する表示装置であって、前記カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルと、入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する複数のフレームメモリと、前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各フレームメモリに記憶された各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する駆動用画像データ生成部と、前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する表示パネル駆動部とを備え、前記駆動用画像データ生成部は、前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データの階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める黒レベル規定部を備える、表示装置。
適用例1の表示装置によれば、色成分毎に、映像信号の1フレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に映像信号に基づくフレーム画像データが表示され、映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される黒フレーム画像データが表示される。さらに、複数の色成分の内の特定の色成分についての黒フレーム画像データの階調値は、他の色成分の黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定められている。このために、その特定の色成分についての色光の光強度を強くすることができる。この特定の色成分についての黒フレーム画像データの階調値を高めることは、第1のサブフレーム期間で表示する各色のフレーム画像データの色再現性を低下させることもない。したがって、色バランスの調整が必要な光源ランプを用いた場合にあっても、特定の色成分の光強度を強くすることで色バランスの調整を図りながらも、色再現性の劣化を防止し、動画ボケの抑制を図ることができる。
[適用例2]
適用例1に記載の表示装置であって、前記複数の表示パネルを照射するための高圧水銀ランプを備え、前記複数の表示パネルは、赤色、緑色、青色のそれぞれに対応する3つの表示パネルであり、前記特定の色成分は、赤色成分および/または青色成分である、表示装置。
高圧水銀ランプは、前述したように、緑色の色光が他の色光に比べて光強度が強くなる性質を備えていることから、高圧水銀ランプを備えたプロジェクタでは、赤、緑、青の色バランスが悪い。これに対して、適用例2の表示装置では、赤色成分および/または青色成分の光強度を強くすることで色バランスの調整を図ることができる。
[適用例3]
カラー映像を表示する表示装置であって、前記カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルと、入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する複数のフレームメモリと、前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各フレームメモリに記憶された各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する駆動用画像データ生成部と、前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する表示パネル駆動部とを備え、前記駆動用画像データ生成部は、前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データを、特定領域と非特定領域とに区分けし、前記特定領域の階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める黒レベル規定部を備える、表示装置。
適用例3の表示装置によれば、色成分毎に、映像信号の1フレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に映像信号に基づくフレーム画像データが表示され、映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される黒フレーム画像データが表示される。さらに、複数の色成分の内の特定の色成分についての黒フレーム画像データは、特定領域と非特定領域とに区分けされており、非特定領域の階調値は、他の色成分の黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定められている。このために、その特定の色成分における特定領域についての色光の光強度を強くすることができる。したがって、特定の色成分における特定領域の輝度を積極的に高くすることができるとともに、動画ボケの抑制を図ることができる。
[適用例4]
適用例3に記載の表示装置であって、前記特定領域は、前記複数のフレーム画像データの内の少なくとも1つに基づいて定められるものである、表示装置。
適用例4の表示装置では、映像信号の1フレーム分の画像データから定まる特定領域についての輝度を高くすることができる。
[適用例5]
適用例4に記載の表示装置であって、前記複数の表示パネルは、赤色、緑色、青色のそれぞれに対応する3つの表示パネルであり、前記特定の色成分は、赤色成分であり、前記特定領域は、肌色領域である、表示装置。
適用例5の表示装置では、映像信号の1フレーム分の画像データの中に肌色領域が判定された場合に、その肌色領域の輝度を積極的に高くすることができる。
他の適用例としての表示方法は、カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを備える表示装置においてカラー映像を表示する表示方法であって、(a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する工程と、(b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する工程と、(c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する工程とを備え、前記工程(b)は、前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データの階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める工程を備える、表示方法。
他の適用例としてのコンピュータプログラムは、カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを制御するコンピュータにおいてカラー映像の表示を行なうためのコンピュータプログラムにおいて、(a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する機能と、(b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する機能と、(c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する機能とを前記コンピュータに実現させ、前記機能(b)は、前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データの階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める機能を備える、コンピュータプログラム。
上記表示方法およびコンピュータプログラムによれば、適用例1の表示装置と同様に、輝度低下を抑えつつ、黒挿入による動画ボケの抑制を行なうことができる。
さらに他の適用例としての表示方法は、カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを備える表示装置においてカラー映像を表示する表示方法であって、(a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する工程と、(b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する工程と、(c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する工程とを備え、前記工程(b)は、前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データを、特定領域と非特定領域とに区分けし、前記特定領域の階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める工程を備える、表示方法。
さらに他の適用例としてのコンピュータプログラムは、カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを制御するコンピュータにおいてカラー映像の表示を行なうためのコンピュータプログラムにおいて、(a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する機能と、(b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する機能と、(c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する機能とを前記コンピュータに実現させ、前記機能(b)は、前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データを、特定領域と非特定領域とに区分けし、前記特定領域の階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める機能を備える、コンピュータプログラム。
上記表示方法およびコンピュータプログラムによれば、適用例3の表示装置と同様に、特定の色成分における特定領域の輝度を積極的に高くすることができるとともに、動画ボケの抑制を図ることができる。
本発明は、上記以外の種々の適用例又は形態で実現可能であり、例えば、適用例である表示装置を含むシステムの形態、適用例である表示装置を備える各種の装置(例えばプロジェクタ)としての形態等で実現することが可能である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.プロジェクタの構成:
A−2.制御部の構成:
A−3.制御処理の手順:
A−4.効果:
B.第2実施例:
C.他の実施形態:
A.第1実施例:
A−1.プロジェクタの構成:
図1は、第1実施例におけるプロジェクタPJの概略構成を示す説明図である。プロジェクタPJは、図示しないスクリーン上に画像を投写するための投写光学系OPと、投写光を制御する制御部CTとを備える。
投写光学系OPは、3板式透過型液晶(3LCD)方式と呼ばれるもので、3枚の透過型の液晶ライトバルブ10r,10g,10bを備える。液晶ライトバルブ10r,10g,10bは、石英基板上にマトリックス状に画素を配列し、この画素に高温ポリシリコンで形成した薄膜トランジスタ(TFT)を備えたアクティブマトリックス型のものである。液晶ライトバルブ10r,10g,10bは、本発明の「表示パネル」に相当する。
投写光学系OPは、光源ランプ20からの白色光束をインテグレータと偏光変換光学系とからなる照明光学系30により均質化および偏光方向を揃えた後、ダイクロイックミラー40,50によりR(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光束Lr、Lg、Lbに分離し、各光束Lr、Lg、Lbをそれぞれの色に対応した液晶ライトバルブ10r、10g、10bに照射する。光源ランプ20は、高圧水銀ランプである。
3枚の液晶ライトバルブ10r,10g,10bは、制御部CTから送られてくる各色の駆動信号Sr、Sg、Sbを用いて、上記照射を受けた3色の光束Lr、Lg、Lbを変調する。これにより、各液晶ライトバルブ10r,10g,10bの射出面には、各色の画像を表す光(画像光)が形成される。
投写光学系OPは、さらに、各色の上記画像光をダイクロイックプリズム60により合成し、投写レンズ70により図示しないスクリーン上に投影する。この結果、R,G,Bの3色を成分とするカラー映像がスクリーンに表示される。
プロジェクタPJは、プレーヤやビデオデッキ、パーソナルコンピュータなどの外部機器から映像信号AVの入力を受けるが、制御部CTは、この入力された映像信号AVを取り込み、この映像信号AVに基づいて上記各色の駆動信号Sr、Sg、Sbを生成して、3枚の液晶ライトバルブ10r,10g,10bに駆動信号Sr、Sg、Sbを出力する。なお、本実施例では、入力される映像信号AVは、1秒あたり60枚のフレーム画像を示すアナログ映像信号であり、R,G,Bの3成分を含む。
A−2.制御部の構成:
図2は、制御部CTの構成を示すブロック図である。取り込んだ映像信号AVは、信号変換回路102に入力され、アナログ信号からデジタル信号に変換される。このデジタル信号は、メモリ書込み制御部104により、R,G,Bの成分毎にフレームメモリ110r,110g,110bに書き込まれる。なお、映像信号AVに含まれている同期信号に同期して順に1フレーム毎、フレームメモリ110r,110g,110bに書き込む。
メモリ読出し制御部112は、各フレームメモリ110r,110g,110bにそれぞれ記憶された各色の1フレーム分の画像データ、すなわちフレーム画像データ(R)FLr、フレーム画像データ(G)FLg、フレーム画像データ(B)FLbを、映像信号AVに含まれている同期信号から定まる周期(フレーム周期)の2倍速で読み出す(すなわち、1フレーム周期の間に2回読み出す)。読み出されたフレーム画像データFLr,FLg、FLbは信号切替部120に送られる。
この制御部CTは、黒フレーム画像生成部130を備える。黒フレーム画像生成部130は、R,G,Bの色成分毎の黒フレーム画像データKr,Kg、Kbを発生するものである。ここで、「黒フレーム画像データ」とは、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される画像データである。黒フレーム画像生成部130は、上記の低階調値がR,G,Bの色成分毎においていずれの値であるかを定める黒レベル規定部132を備える。
黒レベル規定部132は、詳細には、緑色(G)と青色(B)については、最低輝度値である値0に階調値を定める。赤色(R)については、緑色(G)と青色(B)の各階調値である最低輝度値よりも大きな値、具体的には、階調値の分布が0〜255の256階調であるとすると、その約10パーセントである値25に階調値を定める。すなわち、黒レベル規定部132は、Rは25であり、GおよびBは0である旨を予め記憶する。なお、R,G,Bの各階調値はこうした値に限る必要はなく、各階調値は黒レベルとしての低階調値であり、かつRの階調値がG,Bの各階調値より高い値であれば、いずれの値でもよい。
黒フレーム画像生成部130は、黒レベル規定部132に記憶されたR,G,Bの各階調値を読み出して、その各階調値に基づく黒フレーム画像データKr,Kg,Kbを発生する。この結果、黒フレーム画像生成部130は、各画素が値25で表されるRの黒フレーム画像データKrと、各画素が値0で表されるGの黒フレーム画像データKgと、各画素が値0で表されるBの黒フレーム画像データKbとを発生する。各黒フレーム画像データKr,Kg、Kbは信号切替部120に送られる。
信号切替部120は、メモリ読出し制御部112から送られてくるフレーム画像データFLr,FLg,FLbと、黒フレーム画像生成部130から送られてくる黒フレーム画像データKr,Kg、Kbとを、外部(後述するCPU150)からの制御指令に基づいて色成分毎に1つ選択して、選択した画像データを駆動用画像データDr,Dg、Dbとして液晶駆動部140に出力する。
制御部CTは、また、CPU150とメモリ160とを備えている。CPU150は、メモリ160に記憶されている制御プログラムや各種データ(処理の条件等)を読み込んで実行することにより、上記メモリ書込み制御部104、メモリ読出し制御部112、信号切替部120、黒フレーム画像生成部130等の各ブロックの動作を制御する。
A−3.制御処理の手順:
CPU150は、メモリ160に記憶されている所定のコンピュータプログラムに従う制御処理を実行することにより、制御部CT内の各ブロックを制御する。この結果、制御部CTは、フレーム画像データFLr,FLg、FLbと黒フレーム画像データKr,Kg、Kbとを組み合わせて駆動用画像データDr,Dg、Dbを生成し、該駆動用画像データDr,Dg、Dbに基づいて液晶ライトバルブ10r,10g,10bのそれぞれを駆動することができる。上記CPU150により実行される制御処理について、以下に詳述する。
図3は、CPU150により実行される制御処理を示すフローチャートである。この制御処理は、映像信号AVに含まれている同期信号から定まる映像信号AVの1フレーム周期の2分の1の時間(1/120秒)で繰り返し実行される。
図示するように、処理が開始されると、CPU150は、映像信号AVの1フレーム期間(以下、この映像信号AVの1フレーム期間を単に「1フレーム期間」と呼ぶ)の内の前半部分(1/120〜60/120秒)であるか、後半部分(61/120〜120/120秒)であるかを判定する(ステップS10)。以下、1フレーム期間の前半部分を「第1のサブフレーム期間」と、1フレーム期間の後半部分を「第2のサブフレーム期間」と呼ぶ。
ステップS10で、第1のサブフレーム期間であると判定された場合に、信号切替部120を、メモリ読出し制御部112から送られてくるフレーム画像データFLr,FLg,FLbを選択する側に切り替える(ステップS20)。この結果、1フレーム期間の内の第1のサブフレーム期間においては、生画像であるフレーム画像データFLr,FLg、FLbが駆動用画像データDr,Dg、Dbとして液晶駆動部140に送られる。ステップS20の実行後、「リターン」に抜けて、この制御処理を一旦終了する。
一方、ステップS10で、CPU150は、1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間であると判定された場合には、ステップS30に処理を進めて、黒フレーム画像生成部130に対して、黒フレーム画像データKr,Kg,Kbの生成を指示する。
その後、CPU150は、信号切替部120を、黒フレーム画像生成部130から送られてくる黒フレーム画像データKr,Kg,Kbを選択する側に切り替える(ステップS40)。この結果、1フレーム期間の第2のサブフレーム期間においては、黒フレーム画像データKr,Kg,Kbが駆動用画像データDr,Dg、Dbとして液晶駆動部140に送られる。ステップS40の実行後、「リターン」に抜けて、この制御処理を一旦終了する。
図4は、上記制御処理に従って液晶ライトバルブ10r,10g,10bに形成される各色の画像光の時間変化を、各種信号の時間変化と共に示すタイミングチャートである。図4(a)に、液晶ライトバルブ10r,10g,10bの各画像光を示している。図4(b)に、液晶駆動部140から出力される駆動信号Sr、Sg、Sbを示している。図4(c)に、映像信号AVのR,G,Bの信号成分を示している。図4(d)に、黒フレーム画像生成部130から出力される黒フレーム画像データKr,Kg,Kbを示している。
図4中、T1が映像信号の第1番目のフレーム周期である。図4(c)に示すように、フレーム期間T1においては、映像信号AVに含まれる1番目のフレームについての各色の信号成分(フレーム画像データ)R1,G1,B1が入力される。図4(b)に示すように、フレーム期間T1の内の第1のサブフレーム期間T1aにおいては、その信号成分R1,G1,B1が、上記1フレーム周期の2分の1に短縮された上で、駆動信号Sr,Sg,Sbとして出力される。この結果、図4(a)に示すように、各液晶ライトバルブ10r,10g,10bには、映像信号AVに含まれる1番目のフレームの各色の画像光が形成される。
図4(d)に示すように、フレーム期間T1の内の第2のサブフレーム期間T1bにおいては、黒フレーム画像生成部130から、各色の黒フレーム画像データKr,Kg,Kbが出力され、このとき、Rの黒フレーム画像データKrの各画素は、階調値25であり、G,Bの黒フレーム画像データKr,Kg,Kbの各画素の有する最低輝度値よりも高い値となっている。そうして、図4(b)に示すように、赤色の駆動信号SrはRの黒フレーム画像データKrとなり、緑色の駆動信号SgはGの黒フレーム画像データKgとなり、青色の駆動信号SbはBの黒フレーム画像データKbとなる。この結果、図4(a)に示すように、Rの液晶ライトバルブ10rには階調値25である黒フレーム画像データKrの画像光が形成され(図中では階調値の割合である「10%」の文字で示した)、Gの液晶ライトバルブ10gには階調値0であるGの黒フレーム画像データKgの画像光が形成され(図中では階調値が0であることを示すためにハッチングで示した)、Bの液晶ライトバルブ10bには階調値0であるBの黒フレーム画像データKbの画像光が形成される(図中では階調値が0であることを示すためにハッチングで示した)。
図4中、T2が映像信号の第2番目のフレーム周期である。フレーム周期T2においては、前述した期間T1と同様に、第1のサブフレーム期間T2aでは、映像信号AVに含まれるR,G,Bの各色成分、すなわち生のフレーム画像データFLr,FLg、FLbの画像光が各液晶ライトバルブ10r,10g,10bにそのまま形成され、第2のサブフレーム期間T2bにおいては、黒フレーム画像データKr,Kg,Kbの画像光が各液晶ライトバルブ10r,10g,10bに形成される。その後、図示は省略したが、周期の進行に従って、フレーム画像データRn,Gn,Bn(nは整数)の画像光、黒フレーム画像データKr,Kg,Kbの画像光がこの順に繰り返して形成される。
以上のように構成された実施例では、フレームメモリ110r,110g,110bが本発明の「フレームメモリ」に相当し、メモリ読出し制御部112、信号切替部120、黒フレーム画像生成部130および液晶駆動部140が本発明の「駆動用画像データ生成部」に相当し、液晶駆動部140が本発明の「表示パネル駆動部」に相当する。
A−4.効果:
以上説明したように、本実施例のプロジェクタPJによれば、R,G,Bの色成分毎に、映像信号AVの1フレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に映像信号AVに基づくフレーム画像データFLr,FLg,FLbが表示され、映像信号AVの1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に黒フレーム画像データKr,Kg,Kbが表示される。さらに、赤色成分についての黒フレーム画像データKrの階調値は、緑色成分、青色成分の黒フレーム画像データKg,Kbの有する各階調値、すなわち最低階調値(値0)よりも高く定められている。このために、赤色成分についての色光の光強度を強くすることができる。この赤色成分についての黒フレーム画像データKrの階調値を高めることは、第1のサブフレーム期間で表示する各色のフレーム画像データFLr,FLg,FLbの色再現性を低下させることもない。したがって、赤色成分が緑色成分に比べて光強度が弱いところを改善する色バランスの調整を図りながらも、色再現性の劣化を防止し、動画ボケの抑制を図ることができる。
なお、前記第1実施例の変形例として、赤色成分に換えて青色成分についての黒フレーム画像データKbの階調値を、赤色成分、緑色成分の黒フレーム画像データKr,Kgの有する各階調値、すなわち最低階調値(値0)よりも高く定める構成としてもよい。この構成によれば、青色成分が緑色成分に比べて光強度が弱いところを改善する色バランスの調整を図ることができる。
さらには、赤色成分および青色成分についての黒フレーム画像データKr、Kbの各階調値を、緑色成分の黒フレーム画像データKgの有する階調値、すなわち最低階調値(値0)よりも高く定める構成としてもよい。この構成によれば、赤色成分および青色成分が緑色成分に比べて光強度が弱いところを改善する色バランスの調整を図ることができる。
B.第2実施例:
図5は、第2実施例におけるプロジェクタに備えられる制御部の一部分を示すブロック図である。図中には、黒フレーム画像生成部230とその周辺を示している。図示では省略しているが、第1実施例における黒フレーム画像生成部230以外の構成をこの第2実施例でも同様に備える。第1実施例と同一のブロックについては同一の番号を付けて以下説明する。
黒フレーム画像生成部230は、肌色領域判定部232と、Rの黒レベル規定部234と、Gの黒レベル規定部236と、Bの黒レベル規定部238とを備える。Gの黒レベル規定部234およびBの黒レベル規定部236は、第1実施例と同様に、G,Bの階調値として最低輝度値である値0を記憶している。
Rの黒レベル規定部234は、G,Bの黒レベル規定部234,236のように、一つの階調値の値を記憶するものではなく、フレームを構成する画素毎に階調値をそれぞれ記憶する。記憶内容は肌色領域判定部232からの制御信号に基づいて定める。
肌色領域判定部232は、メモリ読出し制御部112から送られてくるフレーム画像データFLr,FLg,FLbに基づいて、フレーム画像の中から肌色領域を判定する処理を行う。肌色領域を判定する手法としては、種々の周知の方法があり、これら方法を使って、フレーム画像の中から肌色領域を判定する。一例としては、R,G,Bの各画素データを、HLS表色系のデータ、すなわち、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Light)の各データに変換し、色相(Hue)のデータから肌色領域を判定する。肌色が色相(Hue)情報においてある一定の範囲に属するためである。なお、ここでは、肌色の画素が複数まとまって所定値以上の大きさとなったときに、その肌色画素群を肌色領域とした。肌色領域判定部232は、肌色領域を表す位置情報を前記制御信号としてRの黒レベル規定部234に送る。
Rの黒レベル規定部234は、前記制御信号に基づいてフレームを肌色領域と肌色領域以外の領域(以下、「非肌色領域」と呼ぶ)とに区分けし、非肌色領域の階調値をG,Bの階調値と同じ値0に定めるとともに、肌色領域の階調値をG,Bの階調値よりも高い値、ここでは値25に定める。なお、Rの肌色領域、Rの非肌色領域、G、Bの各階調値はこうした値に限る必要はなく、各階調値は黒レベルとしての低階調値であり、かつRの肌色領域の階調値がG,Bの各階調値より高い値であれば、いずれの値でもよい。また、Rの肌色領域は、Rの非肌色領域より高い値であることが好ましい。
図6は、肌色領域の一例と、その肌色領域に基づいて作成されるRの黒フレーム画像データKrを示す説明図である。図6(a)は、フレーム画像データFLr,FLg,FLbに基づいて得られるフレーム画像の一例を示すものである。図6(b)は、そのフレーム画像に基づいて肌色領域判定部232により得られる肌色領域P1を示すものである。図6(c)は、その肌色領域P1に基づいてRの黒レベル規定部234により得られるRの黒フレーム画像データKrを示すものである。
図6(a),(b)に示すように、人物の顔、首等の肌部分が肌色領域P1として判定され、図6(c)に示すように、肌色領域P1を値25の階調値で、非肌色領域P2を値0の階調値でそれぞれ表すRの黒フレーム画像データKrが生成される。
この結果、本実施例では、映像信号AVの1フレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に映像信号AVに基づくフレーム画像データFLr,FLg,FLbが表示され、映像信号AVの1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に黒フレーム画像データKr,Kg,Kbが表示されるが、その映像信号の1フレーム分の画像データの中に肌色領域P1が判定された場合には、その肌色領域P1に対応する領域の階調値が、G、Bの黒フレーム画像データKg,Kbの有する各階調値、すなわち最低階調値(値0)よりも高く定められる。
したがって、第2実施例のプロジェクタによれば、映像信号の1フレーム分の画像データの中に肌色領域が判定された場合に、その肌色領域の輝度を積極的に高くすることができるとともに、黒挿入により動画ボケの抑制を図ることができる。この結果、美肌効果が施された映像表示が可能となる。
なお、前記第2実施例では、特定領域として肌色領域を判定する構成であったが、これに換えて、特定領域として空色領域を判定する構成としてもよい。この場合には、Bの黒フレーム画像データKbを空色領域と非空色領域とに区分けし、空色領域に対して階調値を、R,Gの黒フレーム画像データKr,Kgの有する階調値よりも高く定める。この構成によれば、空色領域の輝度を積極的に高くすることができるとともに、黒挿入により動画ボケの抑制を図ることができる。
また、前記実施例では、肌色領域の判定を、フレーム画像データFLr,FLg,FLbの全てを用いて行っていたが、これに換えて、例えば、Rのフレーム画像データFLrだけで大雑把に肌色領域を判定する構成としてもよい。前記空色領域を特定領域とする変形例においても、フレーム画像データFLr,FLg,FLbの全てを用いて空色領域を判定してもよいし、Bのフレーム画像データFLbだけで空色領域を判定する構成としてもよい。さらに、2つの色成分のフレーム画像データから特定領域の判定を行う構成としてもよい。
C.他の実施形態:
(1)前記第1実施例および第2実施例では、映像信号AVの1フレーム期間の内の第1のサブフレーム期間で生のフレーム画像データの表示を行い、その1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間で黒挿入を行うようにしていたが、これに換えて、前記第1のサブフレーム期間で黒挿入を行い、前記第2のサブフレーム期間で生のフレーム画像データの表示を行うようにしてもよい。さらには、1フレーム期間を3分割(1/180秒)あるいは4分割(1/240秒)等して、それら分割した1サブフレーム期間に黒挿入を行う構成としてもよい。
(2)前記第1実施例および第2実施例において、表示パネルとしての液晶ライトバルブは、いわゆる透過型ライトバルブであったが、これに換えて反射型ライトバルブの構成としてもよい。また、表示パネルは、液晶ライトバルブ等の液晶パネルに限る必要もなく、DMD(デジタルミラーデバイス、TI社の登録商標)などのマイクロミラー型光変調デバイスなどを用いることもできる。
(3)前記各実施例では、画像信号は、R,G,Bの3原色の映像信号によって表わされるが、必ずしも、3原色に限る必要はなく他の色成分によって表わされる映像に対しても本発明を適用することができる。またモノクロ画像であってもよい。さらに、動画である映像信号に換えて、静止画の画像に本発明を適用することもできる。
(4)本発明は、プロジェクタ以外の、種々のカラー画像表示装置に適用可能である。例えば、本発明は、監視者が表示デバイスを直視する直視型のカラー画像表示装置や、空間に形成された像を観察する空間像型のカラー画像表示装置にも適用可能である。直視型のカラー画像表示装置としては、コンピュータ用の表示ディスプレイや、車載小型モニタ、デジタルカメラのビューファインダ、携帯電話用の表示部などがある。また、空間像型のカラー画像表示装置としては、ヘッドマウントディスプレイがある。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
第1実施例におけるプロジェクタPJの概略構成を示す説明図である。 制御部CTの構成を示すブロック図である。 CPU150により実行される制御処理を示すフローチャートである。 上記制御処理に従って液晶ライトバルブ10r,10g,10bに形成される各色の画像光の時間変化を各種信号の時間変化と共に示すタイミングチャートである。 第2実施例におけるプロジェクタに備えられる制御部の一部分を示すブロック図である。 肌色領域P1の一例とその肌色領域P1に基づいて作成されるRの黒フレーム画像データKrを示す説明図である。
符号の説明
10b…液晶ライトバルブ、10g…液晶ライトバルブ、10r…液晶ライトバルブ、20…光源ランプ、30…照明光学系、40…ダイクロイックミラー、60…ダイクロイックプリズム、70…投写レンズ、102…信号変換回路、104…メモリ書込み制御部、110r…フレームメモリ、110g…フレームメモリ、110b…フレームメモリ、112…メモリ読出し制御部、120…信号切替部、130…黒フレーム画像生成部、132…黒レベル規定部、140…液晶駆動部、150…CPU、160…メモリ、230…黒フレーム画像生成部、232…肌色領域判定部、234…Rの黒レベル規定部、236…Gの黒レベル規定部、238…Bの黒レベル規定部、P1…肌色領域、P2…非肌色領域、PJ…プロジェクタ、OP…投写光学系、CT…制御部、AV…映像信号、FLr…Rのフレーム画像データ、FLg…Gのフレーム画像データ、FLb…Bのフレーム画像データ、Kr…Rの黒レベル画像データ、Kg…Gの黒レベル画像データ、Kb…Bの黒レベル画像データ、Dr…Rの駆動用画像データ、Dg…Gの駆動用画像データ、Db…Bの駆動用画像データ、Sr…Rの制御信号、Sg…Gの制御信号、Sb…Bの制御信号

Claims (9)

  1. カラー映像を表示する表示装置であって、
    前記カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルと、
    入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する複数のフレームメモリと、
    前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各フレームメモリに記憶された各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する駆動用画像データ生成部と、
    前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する表示パネル駆動部と
    を備え、
    前記駆動用画像データ生成部は、
    前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データの階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める黒レベル規定部を備える、表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置であって、
    前記複数の表示パネルを照射するための高圧水銀ランプを備え、
    前記複数の表示パネルは、赤色、緑色、青色のそれぞれに対応する3つの表示パネルであり、
    前記特定の色成分は、赤色成分および/または青色成分である、表示装置。
  3. カラー映像を表示する表示装置であって、
    前記カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルと、
    入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する複数のフレームメモリと、
    前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各フレームメモリに記憶された各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する駆動用画像データ生成部と、
    前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する表示パネル駆動部と
    を備え、
    前記駆動用画像データ生成部は、
    前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データを、特定領域と非特定領域とに区分けし、前記特定領域の階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める黒レベル規定部を備える、表示装置。
  4. 請求項3に記載の表示装置であって、
    前記特定領域は、前記複数のフレーム画像データの内の少なくとも1つに基づいて定められるものである、表示装置。
  5. 請求項4に記載の表示装置であって、
    前記複数の表示パネルは、赤色、緑色、青色のそれぞれに対応する3つの表示パネルであり、
    前記特定の色成分は、赤色成分であり、
    前記特定領域は、肌色領域である、表示装置。
  6. カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを備える表示装置においてカラー映像を表示する表示方法であって、
    (a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する工程と、
    (b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する工程と、
    (c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する工程と
    を備え、
    前記工程(b)は、
    前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データの階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める工程を備える、表示方法。
  7. カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを備える表示装置においてカラー映像を表示する表示方法であって、
    (a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する工程と、
    (b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する工程と、
    (c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する工程と
    を備え、
    前記工程(b)は、
    前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データを、特定領域と非特定領域とに区分けし、前記特定領域の階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める工程を備える、表示方法。
  8. カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを制御するコンピュータにおいてカラー映像の表示を行なうためのコンピュータプログラムにおいて、
    (a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する機能と、
    (b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する機能と、
    (c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する機能と
    を前記コンピュータに実現させ、
    前記機能(b)は、
    前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データの階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める機能を備える、コンピュータプログラム。
  9. カラーの各色成分に対応する複数の表示パネルを制御するコンピュータにおいてカラー映像の表示を行なうためのコンピュータプログラムにおいて、
    (a)入力された映像信号に基づいて、前記色成分毎の1フレーム分の画像データを各色のフレーム画像データとして記憶する機能と、
    (b)前記映像信号の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、前記複数のサブフレーム期間の内の第1のサブフレーム期間に、前記各色のフレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力し、前記映像信号の1フレーム期間の内の第2のサブフレーム期間に、表示面全体が黒レベルとしての低階調値で表される前記色成分毎の黒フレーム画像データを前記色成分毎の駆動用画像データとして出力する機能と、
    (c)前記色成分毎の駆動用画像データに基づいて、前記複数の表示パネルのそれぞれを駆動する機能と
    を前記コンピュータに実現させ、
    前記機能(b)は、
    前記複数の色成分の内の特定の色成分についての前記黒フレーム画像データを、特定領域と非特定領域とに区分けし、前記特定領域の階調値を、前記特定の色成分を除く他の色成分の前記黒フレーム画像データの有する階調値よりも高く定める機能を備える、コンピュータプログラム。
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