JP2009222757A - 電子打楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 センサが外乱となる上下方向と左右方向の振動を検知しないようにする。
【解決手段】 ベースプレート14の下面の外側に複数のZ型金具18が取り付けられており、このZ型金具18によりそれぞれ振動吸収部材17が抱持されている。振動吸収部材17には、筐体15の内周面に取り付けられているL型金具16の先端が挿入されており、これにより、ベースプレート14は振動吸収部材17を介して筐体15に支持されるようになる。これにより、筐体15に伝わった振動が上下方向の振動であっても左右方向の振動であっても、振動吸収部材17によりその振動が吸収されてベースプレート14には伝わらないようになる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、パッドの打撃による振動を検出し、その検出信号に基づいて楽音を発生する電子ドラム等の電子打楽器に関する。
従来の電子打楽器の一つとされる電子ドラムにおいては、パッドの打面を叩いた際に生じる振動を、パッドの下方に配設したセンサで検出し、その出力信号をトリガとして楽音の発音を指示してドラム音を発生するようにしている。従来の電子ドラム(特許文献1参照)は、硬質なゴムにより構成されている底の浅い皿の形をした本体と、本体の底部に鉄板によって構成されたベースプレートとを備え、本体とベースプレートは、ベースによって支持されている。打面とされるパッドラバーの内部に埋め込まれてパッドプレートは、ドーナツ状のクッション材を介してベースプレートによって支持されている。パッドプレートの裏面には、パッド用センサが固着されている。本体の周辺部内側には、リムプレートが埋め込まれており、リムプレートの内周にはリム用センサが固着されている。このように構成された電子ドラムにおいて、演奏者がパッドラバーを打撃すると、パッドプレートが振動してその振動がパッド用センサにより検出される。また、演奏者がリムショットを行う場合は、演奏者がリムを打撃することによりリムプレートが振動して、リム用センサによりその振動が検出される。ここで、パッドプレートはリムと直接接触しておらずパッドラバーを介して接触しており、パッドラバーはリムのゴムに比べて軟質なゴムから構成されるためリムからの振動を減衰させる。従ってリムプレートの振動はパッド用センサには伝わらない。パッド用センサおよびリム用センサは各々振動を電気信号として検出し、電気信号は電気回路を経てアンプ、スピーカ等によって電気的に増幅されて楽音として発音される。
また、従来の他の電子ドラム(特許文献2参照)は、打撃検出のためのセンサ部が配設されているセンサ支持体が、有膜弾性体と共にブリッジ体によってパッド体と結合されている。有膜弾性体は、弾性を有し振動を伝達しにくい合成樹脂(ポリプロピレン等)で円盤状に形成され、肉厚部から半径方向外側部分は厚み0.3mm程度の薄膜部となっている。薄膜部は発光ユニットのステイと上ケースとに挟まれるようにして固定される。非打撃時において、パッド体、センサ部、センサ支持体等が薄膜部だけを介して上ケースに結合され、上ケースに対して浮設された形となる。これにより、振動伝達に関し上ケースから独立した作用をする。すなわち、ケース体からの振動は薄膜部でほぼ遮断され、センサ部への振動伝達が効果的に抑えられるので、他パッドの打撃やケース体自身の打撃に起因する飛び付きが防止される。
特開平6−175651号公報 特開2002−169546号公報
しかしながら、従来の電子ドラムにおいては、床等からベースに外乱となる振動が伝わった際に縦方向の振動についてはクッション材により振動を吸収することができるが、リムがパッドプレートの動きを制限していることから、横方向の振動を吸収することができず、横方向の振動をパッド用センサが検出してしまうという問題点があった。また、本体とリムとが一体とされていることから、ベースに外乱となる振動が伝わった際に、その振動をリム用センサが検出してしまうようになる。
また、従来の他の電子ドラムにおいては、床等からベースに外乱となる振動が伝わった際に縦方向の振動については薄膜部により振動を吸収することができるが、薄膜部は平面状に横方向に展伸されていることから、横方向の振動を吸収しにくく、横方向の振動をセンサ部が検出してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、支持フレームに外乱となる上下方向や左右方向の振動が伝わっても、センサが外乱となる振動を検知しないようにした電子打楽器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の電子打楽器は、パッドセンサがベースプレート上に設けられたパッドを備え、ベースプレートが、上下方向および左右方向の振動を吸収する振動吸収部材を介して支持フレームに支持されていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、パッドセンサがベースプレート上に設けられたパッドを備え、ベースプレートが、上下方向および左右方向の振動を吸収する振動吸収部材を介して支持フレームに支持されていることから、床等から支持フレームに上下方向および左右方向の振動が伝わっても、上下方向および左右方向の振動が振動吸収部材で吸収されるようになり、センサはこの上下方向および左右方向の振動を検知しないようになる。この結果、センサの感度を向上しても雑音が出力されることを防止することができ、ダイナミックレンジを向上することができるようになる。
本発明の電子打楽器の第1実施例にかかる電子ドラムの構成を示す平面図を図1に、電子ドラムの構成を断面図で示す側面図を図2に、電子ドラムの構成を示す下面図を図3に、電子ドラムの構成を一部拡大した断面図で示す側面図を図4に示す。
これらの図に示す第1実施例の電子ドラム1においては、発泡性樹脂等により形成されている演奏者が叩く打面となる所定厚みとされているパッド10が、膜状のパッドセンサ12を介して、鉄等の平板状のベースプレート14の表面に固着されている。ベースプレート14は円形とされており、ベースプレート14上に設けられるパッド10も若干径が小さくされた断面円形とされている。パッド10と略同形状とされているパッドセンサ12は、電極が形成された樹脂フィルムを貼り合わせて形成された静電型の圧力センサ等から構成されている。また、ベースプレート14の表面における周縁には円筒状のリム11が、リムセンサ13を介して固着されている。リム11は円筒状の形状とされその内側にパッド10が収納されるようになり、リム11は金属製等とされる。さらに、リムセンサ13の形状は、リム11の下面の形状と略同じリング状とされ、電極が形成された樹脂フィルムを貼り合わせて形成された静電型の圧力センサ等から構成されている。
また、ベースプレート14の下面の外周縁や外周縁より若干内側に複数のZ型金具18が取り付けられており、このZ型金具18によりそれぞれ振動吸収部材17が抱持されている。図示する場合は、6個のZ型金具18が略60°毎の間隔でベースプレート14の下面に取り付けられているが、この数に限るものではなく少なくとも3個以上が取り付けられていればよい。振動吸収部材17の厚み方向の中間部には、円筒状の形状とされている筐体15の内周面に取り付けられているL型金具16の先端が挿入されており、これにより、筐体15の近傍に配置された振動吸収部材17を介してベースプレート14は筐体15に支持されるようになる。筐体15は金属製あるいは木製とされる支持フレームであり、振動吸収部材17は、低硬度のスポンジやブチルシート等のゴムからなり、その硬度はC硬度で約5〜約25とされ、好適には約10〜約20とされる。この場合、ベースプレート14の下面に取り付けられているZ型金具18の数、すなわち、振動吸収部材17の数が多くなるに応じて振動吸収部材17の硬度を小さくする。この硬度は、パッド10を演奏者が叩いた際にパッドセンサ12から出力される打撃センシング信号の基本周波数よりパッド10の共振周波数が低くなる硬度とされている。また、振動吸収部材17をリング状に形成して、Z型金具18によりベースプレート14の下面に取り付けるようにしてもよい。
このように構成された第1実施例の電子ドラム1において、演奏者がパッド10の打面をスティック等で叩くと、パッド10が打撃により凹んでパッドセンサ12に打撃力に応じた圧力が印加される。この結果、パッドセンサ12からは、打撃力に応じた打撃センシング信号が出力される。また、演奏者がリムショットを行う場合は、演奏者がリム11を打撃することによりリム11が振動して、リムセンサ13によりその振動が検出される。そして、パッドセンサ12およびリムセンサ13から出力される打撃センシング信号をトリガとして、楽音の発音が指示されてドラムやリムショットの楽音が発生されるようになされている。
ところで、床を通じて筐体15に振動が伝わることがある。特に、ドラムセットの場合には他のドラムを叩いた際の振動が床を通じて筐体15に伝わるようになる。しかし、第1実施例の電子ドラム1においては、L型金具16の先端は振動吸収部材17に上下方向および左右方向において包被されていることから、筐体15に伝わった振動が上下方向の振動であっても左右方向の振動であっても、振動吸収部材17によりその振動が吸収されてベースプレート14には伝わらないようになる。このため、外乱に強い電子ドラム1とすることができることから、パッドセンサ12およびリムセンサ13の感度を上げることができるようになり、ダイナミックレンジを向上することができるようになる。
次に、本発明の電子打楽器の第2実施例にかかる電子ドラムの構成を示す平面図を図5に、電子ドラムの構成を断面図で示す側面図を図6に、電子ドラムの構成を示す下面図を図7に、電子ドラムの構成を一部拡大した断面図で示す側面図を図8に示す。
これらの図に示す第2実施例の電子ドラム2においては、発泡性樹脂等により形成されている演奏者が叩く打面となる所定厚みとされているパッド20が、膜状のパッドセンサ22を介して、鉄等の平板状のベースプレート24の表面に固着されている。ベースプレート24は円形とされており、ベースプレート24上に設けられるパッド20も若干径が小さくされた断面円形とされている。パッド20と略同形状とされているパッドセンサ22は、電極が形成された樹脂フィルムを貼り合わせて形成された静電型の圧力センサ等から構成されている。また、ベースプレート24の表面における周縁より若干内側には円筒状のリム21が、リムセンサ23を介して固着されている。リム21は円筒状の形状とされその内側にパッド20が収納されるようになり、リム21は金属製等とされる。さらに、リムセンサ23の形状は、リム21の下面の形状と略同じリング状とされ、電極が形成された樹脂フィルムを貼り合わせて形成された静電型の圧力センサ等から構成されている。
また、ベースプレート24の周縁はリム21より外側にリング状に突出している。一方、円筒状の形状とされている筐体25の内周面に形成されたリング状の溝内には複数の振動吸収部材26が挿着されており、この振動吸収部材26のそれぞれの厚み方向の中間部にベースプレート24の突出された周縁が部分的に抱持されている。図示する場合は、6個の振動吸収部材26が略60°毎の間隔で筐体25の溝内に挿着されているが、この数に限るものではなく少なくとも3個以上が挿着されていればよい。このように、筐体25の内周壁に直接設けられた振動吸収部材26を介してベースプレート24は筐体25に支持されるようになる。振動吸収部材26は、低硬度のスポンジやブチルシート等のゴムからなり、その硬度はC硬度で約5〜約25とされ、好適には約10〜約20とされる。この場合、筐体25の溝内に挿着されている振動吸収部材26の数が多くなるに応じて振動吸収部材26の硬度を小さくする。この硬度は、パッド20を演奏者が叩いた際にパッドセンサ22から出力される打撃センシング信号の基本周波数よりパッド20の共振周波数が低くなる硬度とされている。また、振動吸収部材26をリング状に形成して、筐体25の溝内に挿着するようにしてもよい。なお、筐体25を本体25aと上部25bとで構成するようにして、本体25aと上部25bとの間で振動吸収部材26を挟持するようにしても良い。
このように構成された第2実施例の電子ドラム2において、演奏者がパッド20の打面をスティック等で叩くと、パッド20が打撃により凹んでパッドセンサ22に打撃力に応じた圧力が印加される。この結果、パッドセンサ22からは、打撃力に応じた打撃センシング信号が出力される。また、演奏者がリムショットを行う場合は、演奏者がリム21を打撃することによりリム21が振動して、リムセンサ23によりその振動が検出される。そして、パッドセンサ22およびリムセンサ23から出力される打撃センシング信号をトリガとして、楽音の発音が指示されてドラムやリムショットの楽音が発生されるようになされている。
ところで、床を通じて筐体25に振動が伝わることがある。特に、ドラムセットの場合には他のドラムを叩いた際の振動が床を通じて筐体25に伝わるようになる。しかし、第2実施例の電子ドラム2においては、ベースプレート24の周縁は複数の振動吸収部材26に上下方向および左右方向において包被されていることから、筐体25に伝わった振動が上下方向の振動であっても左右方向の振動であっても、振動吸収部材26によりその振動が吸収されてベースプレート24には伝わらないようになる。このため、外乱に強い電子ドラム2とすることができることから、パッドセンサ22およびリムセンサ23の感度を上げることができるようになり、ダイナミックレンジを向上することができるようになる。
次に、本発明の電子打楽器の第3実施例にかかる電子ドラムの構成を断面図で示す側面図を図9に示す。
この図に示す第3実施例の電子ドラム3においては、発泡性樹脂等により形成されている演奏者が叩く所定厚みとされている打面となるパッド30が、鉄等の平板状のベースプレート32の表面に固着されている。ベースプレート32は円形とされており、ベースプレート32上に設けられるパッド30も略同径の断面円形とされている。ベースプレート32の裏面のほぼ中央にピエゾ型圧電センサ等からなるパッドセンサ33が固着されている。また、円筒状の形状とされている筐体31の内周面には複数のL型金具35が取り付けられており、L型金具35の上面にバネ34の一端が固着されている。パッド30が固着されているベースプレート32は筐体31の内側に配設されて、バネ34の他端は、ベースプレート32の裏面の周縁部に固着される。このように、バネ34はベースプレート32と筐体31との間に振動吸収部材として配設されている。
バネ34を支持しているL型金具35は、例えば6個が略60°毎の間隔で筐体31の内周面に取り付けられているが、この数に限るものではなく少なくとも3個以上が取り付けられていればよい。筐体31は金属製あるいは木製とされ、バネ34のバネ定数は約0.2〜約20[N/mm]とされ、好適には約1〜約10[N/mm]とされる。この場合、バネ34の数が多くなるに応じてバネ34のバネ定数を小さくする。このバネ定数は、パッド30を演奏者が叩いた際にパッドセンサ33から出力される打撃センシング信号の基本周波数よりパッド30の共振周波数が低くなるバネ定数とされている。
このように構成された第3実施例の電子ドラム3において、演奏者がパッド30の打面をスティック等で叩くと、パッド30が打撃により振動してパッドセンサ33が振動を検出する。この結果、パッドセンサ33からは、打撃力に応じた打撃センシング信号が出力される。そして、パッドセンサ33から出力される打撃センシング信号をトリガとして、楽音の発音が指示されてドラムの楽音が発生されるようになされている。
次に、本発明の電子打楽器の第2実施例の変形例の電子ドラム4の構成を一部拡大した断面図で示す側面図を図10に示す。以下に、第2実施例の電子ドラム2と異なる構成について説明し、共通する構成については前述の通りであるのでその説明は省略する。
図10に示す第2実施例の変形例の電子ドラム4は、パッド40を振動吸収部材として兼用している。所定厚みとされているパッド40は、膜状のパッドセンサ22を介して、ベースプレート24の表面に固着されているが、周側面の下部から延伸部40aが複数突出するよう形成されている。この延伸部40aは、円筒状の形状とされているリム21の下面に複数箇所形成された溝を通過して筐体25の内周面に形成されたリング状の溝内に屈曲されて挿着されている。このリング状の溝内に挿着されている延伸部40aのそれぞれに、ベースプレート24の突出された周縁が部分的に抱持されている。この場合、例えば6個の延伸部40aが略60°毎の間隔でパッド40の周側面の下部から突出して形成されて筐体25の溝内に挿着されているが、この数に限るものではなく少なくとも3個以上が形成されて挿着されていればよい。なお、リム21の下面に形成される複数の溝の位置と、周側面の下部から突出して形成されている延伸部40aの位置とが同じ位置になるようにされている。また、リム21の下面において溝が形成されていない部位とベースプレート24の間にはリムセンサ23が設けられている。
ベースプレート24は、延伸部40aを振動吸収部材として筐体25に支持されるようになる。パッド40は、低硬度スポンジ等の発泡性樹脂からなり、その硬度はC硬度で約5〜約25とされ、好適には約10〜約20とされる。この場合、周側面の下部から突出して形成されている延伸部40aの数が多くなるに応じてパッド40の硬度を小さくする。この硬度は、パッド40を演奏者が叩いた際にパッドセンサ22から出力される打撃センシング信号の基本周波数よりパッド40の共振周波数が低くなる硬度とされている。このように構成された第2実施例の変形例の電子ドラム4においては、ベースプレート24の周縁は複数の延伸部40aに上下方向および左右方向において包被されていることから、筐体25に振動が伝わった際に上下方向の振動であっても左右方向の振動であっても、延伸部40aが振動吸収部材としてその振動を吸収してベースプレート24には伝わらないようになる。このため、外乱に強い電子ドラム4とすることができることから、パッドセンサ22およびリムセンサ23の感度を上げることができるようになり、ダイナミックレンジを向上することができるようになる。
次に、本発明にかかる第1実施例ないし第3実施例の電子ドラムに用いられる振動吸収部材の他の構成の例を図11ないし図16に示す。
図11は、本発明の電子打楽器の第1実施例にかかる電子ドラム1において他の振動吸収部材17’を用いた構成を一部拡大した断面図で示す側面図を示している。図11において、ベースプレート14の下面の外側に複数のZ型金具18が取り付けられており、このZ型金具18によりそれぞれ振動吸収部材17’が抱持されている。この振動吸収部材17’は外殻がゴム製とされ内部が空洞とされており、その内部にエアあるいは液体が充填されている。振動吸収部材17’の厚み方向の中間部には、筐体15の内周面に取り付けられているL型金具16の先端が挿入されており、これにより、ベースプレート14は筐体15に上下方向や左右方向の振動を吸収できるように振動吸収部材17’により弾性的に支持されるようになる。他の構成は第1実施例における電子ドラム1と同様とされているので、その説明は省略する。
また、図12は本発明の電子打楽器の第2実施例にかかる電子ドラム2において他の振動吸収部材26’を用いた構成を一部拡大した断面図で示す側面図を示している。図12において、ベースプレート24の周縁はリム21より外側にリング状に突出している。そして、筐体25の内周面に形成されたリング状の溝内には複数の振動吸収部材26’が挿着されており、この振動吸収部材26’のそれぞれの厚み方向の中間部にベースプレート24の突出された周縁が部分的に抱持されている。この振動吸収部材26’は外殻がゴム製とされ内部が空洞とされており、その内部にエアあるいは液体が充填されていることから、ベースプレート24は筐体25に上下方向や左右方向の振動を吸収できるように振動吸収部材26’により弾性的に支持されるようになる。他の構成は第2実施例における電子ドラム2と同様とされているので、その説明は省略する。
さらに、図13は本発明の電子打楽器の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネ34の第1の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図を示している。図13において、筐体31の内周面には複数のL型金具35が取り付けられており、L型金具35の上面に蛇腹34−1の下端が固着され、蛇腹34−1の上端は、パッド30が表面に設けられているベースプレート32の裏面の周縁部に固着されている。蛇腹34−1の内部はエアで満たされており、ベースプレート32は筐体31に上下方向や左右方向の振動を吸収できるように蛇腹34−1からなる振動吸収部材により弾性的に支持されるようになる。
さらに、図14は本発明の電子打楽器の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネ34の第2の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図を示している。図14において、筐体31の内周面には複数のL型金具35が取り付けられており、L型金具35の上面にコイルスプリング34−2の下端が固着され、コイルスプリング34−2の上端は、パッド30が表面に設けられているベースプレート32の裏面の周縁部に固着されている。これにより、ベースプレート32は筐体31に上下方向や左右方向の振動を吸収できるようにコイルスプリング34−2からなる振動吸収部材により弾性的に支持されるようになる。
さらに、図15は本発明の電子打楽器の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネ34の第3の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図を示している。図15において、筐体31の内周面には複数の板バネ34−3の一端が取り付けられており、板バネ34−3の他端は、パッド30が表面に設けられているベースプレート32の裏面の周縁部に固着されている。板バネ34−3の中間部は波形に繰り返し屈曲されており、ベースプレート32は筐体31に上下方向や左右方向の振動を吸収できるように板バネ34−3からなる振動吸収部材により弾性的に支持されるようになる。
さらに、図16は本発明の電子打楽器の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネ34の第4の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図を示している。図16において、パッド30が表面に設けられているベースプレート32の裏面の周縁部に複数の第1ピストンシリンダ51のピストン部が固着されており、第1ピストンシリンダ51のシリンダ部はベースプレート32とほぼ平行に配設されたプレート50の上面の周縁部に固着されている。また、筐体31の内周面には複数の第2ピストンシリンダ52のシリンダ部が固着されており、第2ピストンシリンダ52のピストン部はプレート50の周縁部に固着されている。これにより、ベースプレート32は筐体31に上下方向や左右方向の振動を吸収できるように第1ピストンシリンダ51および第2ピストンシリンダ52で構成されるピストンシリンダ34−4からなる振動吸収部材により弾性的に支持されるようになる。
次に、本発明の電子打楽器の第1実施例にかかる電子ドラムの変形例の構成を断面図で示す側面図を図17に、電子ドラムの変形例の構成を示す下面図を図18に示す。これらの図に示す第1実施例にかかる変形例の電子ドラム1’においては、ベースプレート14の下面の外周縁や外周縁より若干内側に複数のサドル金具18’が取り付けられており、このサドル金具18’によりそれぞれ振動吸収部材17が抱持されている。図示する場合は、6個のサドル金具18’が略60°毎の間隔でベースプレート14の下面に取り付けられているが、この数に限るものではなく少なくとも3個以上が取り付けられていればよい。振動吸収部材17の厚み方向の中間部には、筐体15の内周面に取り付けられているサドル金具18’と同数のL型金具16の先端がそれぞれ挿入されており、これにより、ベースプレート14は筐体15に上下方向や左右方向の振動を吸収できるように振動吸収部材17により弾性的に支持されるようになる。他の構成は第1実施例にかかる電子ドラム1の構成と同様とされていることから、その説明は省略する。
次に、本発明の電子打楽器の第1実施例にかかる電子ドラムの他の変形例の構成を一部拡大した断面図で示す側面図を図19に、図19に示す側面図を中心軸に対して約90°回転して示す側面図を図20に示す。ただし、図20においてはベースプレート14上の構成は省略して示している。これらの図に示す第1実施例にかかる他の変形例の電子ドラム1”においては、筐体15の内周面に例えば6個のL型金具16”が取り付けられており、図20に示すようにこのL型金具16”の上部に形成されている断面ロ字状の部位により、それぞれ振動吸収部材17が抱持されている。この場合、L型金具16”が略60°毎の間隔で筐体15の内周面に取り付けられているが、この数に限るものではなく少なくとも3個以上が取り付けられていればよい。ベースプレート14の下面の外周縁や外周縁より若干内側にL型金具16”と同数のZ型金具18が取り付けられており、振動吸収部材17の厚み方向の中間部にZ型金具18の先端が挿入されている。これにより、ベースプレート14は筐体15に上下方向や左右方向の振動を吸収できるように振動吸収部材17により弾性的に支持されるようになる。他の構成は第1実施例にかかる電子ドラム1の構成と同様とされていることから、その説明は省略する。
以上説明した本発明の第1実施例ないし第3実施例にかかる電子ドラム(変形例も含む)においては、振動吸収部材によりベースプレートを支持フレームとされる筐体に弾性的に支持している。この場合において振動吸収部材のサスペンション剛性を変化させた際のパッドの共振周波数について具体例をあげて説明する。なお、本発明の第1実施例ないし第3実施例にかかる電子ドラムにおいて、パッドの質量Mは約3.5kgwとされており、このパッドを演奏者が叩いた際に出力される打撃センシング信号の基本周波数f0は約122.5Hzとなっている。
まず、振動吸収部材のサスペンション剛性Kを約70kN/mに設定した時の共振周波数f1を求めると、
f1=1/2π・√(K/M)≒22.5Hz
となり、共振周波数f1は基本周波数f0より1/5以下のはるかに低い周波数となる。
また、振動吸収部材のサスペンション剛性Kを約500kN/mに設定した際の共振周波数f2を求めると、
f2=1/2π・√(K/M)≒60Hz
となり、共振周波数f2は基本周波数f0より1/2以下のかなり低い周波数となる。
さらに、振動吸収部材のサスペンション剛性Kを約3000kN/mに設定した際の共振周波数f3を求めると。
f3=1/2π・√(K/M)≒147Hz
となり、共振周波数f3は基本周波数f0を超えてしまうようになる。このように、振動吸収部材のサスペンション剛性Kを約70kN/m程度に設定した場合に極めて低い良好な共振周波数が得られ、振動吸収部材のサスペンション剛性Kは約500kN/m以下に設定することで基本周波数f0よりかなり低い良好な共振周波数とすることができることがわかる。このことから、振動吸収部材のサスペンション剛性Kを約500kN/m以下に設定することが好適となる。
以上の説明では電子ドラムについて説明したが本発明は電子ドラムに限るものではなく、シンバル等の電子打楽器にも適用することができる。また、本発明にかかる電子打楽器である電子ドラムでは、上下方向の振動や左右方向の振動を吸収するように、パッドが設けられているベースプレートは支持フレームとされる筐体に弾性的に支持されている。この弾性的な支持は、支持フレームから突設されている水平片(例えばL型金具の水平部)を、ベースプレートに保持金具(例えば、Z型金具)で保持されている振動吸収部材に嵌挿することにより弾性的に支持されたり、ベースプレートから突設されている水平片(例えばZ型金具の水平部)を、支持フレームに保持金具(例えば、L型金具)で保持されている振動吸収部材に嵌挿することにより弾性的に支持されている。この場合、振動吸収部材の厚み方向のほぼ中間部に水平片あるいはベースプレートの周縁部を位置させるのが好適とされる。また、本発明にかかる電子ドラムは、複数の電子ドラムを備えるドラムセットにおける各電子ドラムに適用したり、一つの筐体に複数の電子ドラムを搭載するマルチパッドの電子ドラムに適用することができる。
なお、本発明の電子ドラムにおいて、床から筐体を介して高い周波数の振動がベースプレートに伝わる場合があるが、この場合には筐体を懸架する懸架構造における機械的フィルタで除去することができる。
本発明の第1実施例にかかる電子ドラムの構成を示す平面図である。 本発明の第1実施例にかかる電子ドラムの構成を断面図で示す側面図である。 本発明の第1実施例にかかる電子ドラムの構成を示す下面図である。 本発明の第1実施例にかかる電子ドラムの構成を断面図で示す側面図の一部拡大図である。 本発明の第2実施例にかかる電子ドラムの構成を示す平面図である。 本発明の第2実施例にかかる電子ドラムの構成を断面図で示す側面図である。 本発明の第2実施例にかかる電子ドラムの構成を示す下面図である。 本発明の第2実施例にかかる電子ドラムの構成を断面図で示す側面図の一部拡大図である。 本発明の第3実施例にかかる電子ドラムの構成を断面図で示す側面図である。 本発明の第2実施例の変形例の電子ドラムの構成を断面図で示す側面図の一部拡大図である。 本発明の第1実施例にかかる電子ドラムにおいて他の構成の振動吸収部材を用いた構成を一部拡大した断面図で示す側面図である。 本発明の第2実施例にかかる電子ドラムにおいて他の構成の振動吸収部材を用いた構成を一部拡大した断面図で示す側面図である。 本発明の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネの第1の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図である。 本発明の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネの第2の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図である。 本発明の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネの第3の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図である。 本発明の第3実施例にかかる電子ドラムにおいてバネの第4の構成例を一部拡大した断面図で示す側面図である。 本発明の第1実施例にかかる電子ドラムの変形例の構成を断面図で示す側面図である。 本発明の第1実施例にかかる電子ドラムの変形例の構成を断面図で示す下面図である。 本発明の第1実施例にかかる電子ドラムの他の変形例の構成を一部拡大した断面図で示す側面図である。 図19に示す側面図を中心軸に対して約90°回転して示す側面図である。
符号の説明
1 電子ドラム、2 電子ドラム、3 電子ドラム、4 電子ドラム、10 パッド、11 リム、12 パッドセンサ、13 リムセンサ、14 ベースプレート、15 筐体、16,16” L型金具、17,17’ 振動吸収部材、18 Z型金具、18’ サドル金具、20 パッド、21 リム、22 パッドセンサ、23 リムセンサ、24 ベースプレート、25 筐体、25a 本体、25b 上部、26,26’ 振動吸収部材、30 パッド、31 筐体、32 ベースプレート、33 パッドセンサ、34 バネ、34−1 蛇腹、34−2 コイルスプリング、34−3 板バネ、34−4 ピストンシリンダ、35 L型金具、40 パッド、40a 延伸部、50 プレート、51 第1ピストンシリンダ、52 第2ピストンシリンダ

Claims (3)

  1. ベースプレートと、
    該ベースプレート上に設けられた打面を構成するパッドと、
    該パッドが打撃されたことを検出する前記ベースプレートと前記パッドとの間に配設されているパッドセンサと、
    前記ベースプレートが支持される支持フレームとを備え、
    前記ベースプレートは前記支持フレームに、上下方向および左右方向の振動を吸収する振動吸収部材を介して支持されていることを特徴とする電子打楽器。
  2. 前記振動吸収部材が、スポンジ、ゴム、スプリングのいずれかとされていることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
  3. 前記振動吸収部材の硬度が、前記パッドを叩いた際に前記パッドセンサから出力される打撃センシング信号の基本周波数より前記パッドの共振周波数が低くなる硬度とされていることを特徴とする請求項1または2記載の電子打楽器。
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