JP2009222719A - 透視度計 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明度の向上した最近の検水でも測定を確実に行えるばかりでなく排水操作なしで一人の作業員でも簡単に透視度の確認作業が行えるようにした透視度計を提供すること。
【解決手段】上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ縦向きに設置可能な筒状の本体と、標識を備え前記本体内において昇降自在に内装された標識片と、同標識片側に下端が取付けられて上方に伸びるとともに本体の上側を介して昇降操作可能とされたゲージとを備え、前記ゲージを操作して標識片を昇降操作しながら本体上方から標識を覗き込んで標識を視認できる限界点を確認した時点でその際の目盛をゲージによって読み取って標識から検水上面までの高さを汚濁度として計測できるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、透視度計に関する。
従来、下水の濁度測定用などに使用される透視度計は、ガラスや塩化ビニール製の円筒体を本体とし、その本体の底部にピンチコック付きのゴム管が連通して取り付けられたものである。円筒体には上下に目盛が付されており、この円筒体の底部に、二重十字模様の標識を付した標識板を入れておいて円筒体内に上から検水を入れて満たしておき、そののち、ピンチコックの調節によりゴム管を適度に開いて内部の検水を緩やかに排除してゆくように操作される。円筒体の上から覗いて標識が明確に見えてきたところで排水を止め、そのときの液面を下から何cmであるかを目盛で読み取れば透視度を知ることができる器具となっている。
下水処理場においても前記透視度計を使用して懸濁水を検水に測定するのが通例であったが、近年、水質向上技術の高度化に伴って検水の透明度が向上してきているため短い透視度計では満水状態でも標識が確認されることになって測定不能になってきた。そのため、透視度計の本体を長くする必要が出てきたが、長くすると、従来方式では排水しながら標識の視認をする必要があることから、必ず2人の作業員が必要になり透視度確認作業が手間取って大変になる問題がある。
上記に鑑み、本発明は、透明度の向上した最近の検水でも測定を確実に行えるばかりでなく排水操作なしで一人の作業員でも簡単に透視度の確認作業が行えるようにした透視度計を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ縦向きに設置可能な筒状の本体と、標識を備え前記本体内において昇降自在に内装された標識片と、同標識片側に下端が取付けられて上方に伸びるとともに本体の上側を介して昇降操作可能とされたゲージとを備え、前記ゲージを操作して標識片を昇降操作しながら本体上方から標識を覗き込んで標識を視認できる限界点を確認した時点でその際の目盛をゲージによって読み取って標識から検水上面までの高さを汚濁度として計測できるように構成した。
請求項2に記載の発明は、上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ縦向きに設置可能で自らに縦向きの測定目盛を付した筒状の目盛付透視管と、上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ前記透視管の下端との間を管で連通させて上方に伸びて設置される案内管と、透視管内から前記管を経由して案内管内に添って上方に伸びるとともに一端に標識付フロートを備え他端が巻取・繰出可能とされた連動条材と、目盛付透視管と管および案内管内に検水を投入・排出可能な手段とを備え、前記連通条材を巻取・繰出操作して標識付フロートを昇降操作しながら透視管上方から標識を覗き込んで標識を視認できる限界点を確認することによりその際の目盛を読み取って標識から検水上面までの高さを汚濁度として計測できるように構成した。
本発明によれば、上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ縦向きに設置可能な筒状の本体と、標識を備え前記本体内において昇降自在に内装された標識片と、同標識片側に下端が取付けられて上方に伸びるとともに本体の上側を介して昇降操作可能とされたゲージとを備え、前記ゲージを操作して標識片を昇降操作しながら本体上方から標識を覗き込んで標識を視認できる限界点を確認した時点でその際の目盛をゲージによって読み取って標識から検水上面までの高さを汚濁度として計測できるように構成したので、透明度の向上した最近の検水でも測定を確実に行えるばかりでなく排水操作なしで一人の作業員でも簡単に透視度の確認作業が行えるようにした透視度計を提供することができる。
以下の各実施形態で説明する個々の提案例は他の実施形態にも適用されるものとする。
図1および図2は透視度計についての一提案例を示す。
そうしたことから、図1および図2に示す透視度計を考え出したもので、これらの図において62は本体で高さが2〜6m程度に長く直径も20〜50cmの太いものになっている。同本体62は、ガラスや樹脂などの透明円筒体が使用されているが、非透明質であったり角筒型のものであってもよい。
本体62の上下外周にはフランジ63が取り付けられているがその筒端はそれぞれ開放状とされている。下部フランジ63には止着具により取付ブラケット64が装備され、水平な面や垂直な面のいずれにも止着具を介して据付得るようになっている。下部フランジ63を中央孔付きの円板としてもよいが、ここではパッキンを介して取り付けたブラケット64に孔65を明けておき、沈澱池などの処理池66内と配管(あるいはチューブ)67により連通させてあるとともに可逆型のポンプ68により検水として汚濁水を汲み上げ得るようにまた測定後に排水し得るようになっている。69はソレノイド等の開閉バルブである。
尚、ポンプ68が可逆型でない吸上げ専用である場合には、図2に仮想練で示すソレノイド駆動等のバルブ70を介して自然流下可能にすることができる。
本体62の中には、リップ付きC型チャンネル材で金属や樹脂などを使用できるガイドレール71が上下を止め付けることで垂直に固定されている。このガイドレール71は、本体62内においてその中心から少しずれた位置に立てられるとともにその溝側が本体62内周面に対面するようになっている。同ガイドレール71内にはウエイト72が設けられ、同ウエイト72に下端が取り付けられた状態で折れ曲がり容易なゲージ73が通されている。
ゲージ73は、図2の左側面に目盛と数字が付され、この場合の0点はウエイト72より上方に設定されている。同ゲージ73は上端のローラー74で変曲されるようにされるとともに、上部フランジ63を介して取り付けた減速機付き可逆回転型駆動部75に設けた巻き取りホイール76に微速で巻き取られたり繰り出しも可能になっている。その操作は図示しない正逆切換スイッチによりなされる。巻き取りホイール76は速度調整可能にしてもよい。また、前記ローラー74の水平方向手前にはゲージ73の目盛を読み取るための指標部77が設けられている。
そして、前記ウエイト72の一側面からは図1に示すように円弧あるいはラセン状をなすステー78がガイドレール71を越えてその裏側に突き出すように設けられ、このステー78に縦向きに設けた軸79を介して設けた受皿80内に二重十字模様の標識を付した標識片81が取り付けられている。尚、82はドレンで、本体62の上端から少し下がった高さに連通状に設けられて検水の上限を規定するようになっている。その水面高さと前記指標部77の間はaであり標識と水面との間は寸法Hとされており、そのことからゲージ73上の0点は標識からaの高さに設定してある。
本透視度計は、例えば、図3に示すように、沈澱池83の側壁84上に階段85を備え、その階段85を登って透視度を測定する場合などに使用される。この場合、ブラケット64を側壁84の側面に固定する一方本体62の上端を階段85側に固定することで透視度計を垂直に設定することができる。
そして、図2に示すように、ポンプ68により沈澱池水を検水として汲み上げて本体62内に満水とする。満水はドレン82により規定される。駆動部75を駆動すると巻き取りホイール76が回転しゲージ73がゆっくりと巻き上げられる。その際、本体62の上方から図のように標識の視認が行われており、視認に伴いスイッチがOFFとされることによりその際の指標部77に対応するゲージ目盛を読むようにすれば透視度が分かるものである。次の測定に備えて駆動部75は逆回転されてゲージ73は繰り出され下げておくようにする。
前記ガイドレール71の溝を図1において左向き(標識片81側)としその中を昇降するウエイト72の左側面から左向きにステーを突出してその先端に標識片81を設けるようにすると昇降側による波立ちなどが標識片81の上水域を乱して視認しにくくするおそれがある。これに対して、前記実施形態のように、ガイドレール71の溝を反標識側に向けその内部のウエイト72からのステー78を図1のように曲がり状にしてガイドレール71の背側に伸ばしその先端を介して標識片71を備えるようにすると、昇降側と標識側とがガイドレール71により遮られた形となるので、昇降側の波立ちなどによる影響が標識側に伝わりにくくなり視認が明確になされることになる。
尚、前記では駆動部75で駆動する方式としたが、図2に仮想線で示すように、ハンドル86で手動操作してもよい。この場合、ストッパが必要であるとともに、バランサ87を付して軽快になされるようにしてもよい。
また、図4に示すように、ガイドレール71に添って昇降するように錘88付き掃除片89を用意して紐90で上げ下げし得るようにするとともに掃除片89にブラシ91を付しておいて本体62の内周面をきれいにするようにしてもよい。さらに、図5に示すように、ステー92を円環状にしてその周りにブラシ93を付しておいて掃除するようにしてもよい。
図3の右欄に示すように、本体62の明かり度を変更可能にするため、一対の遮光カバー94,94を長孔付き調整板95を介して接離可能に構成してもよい。
さらに、本体62内への検水は、ポンプ68によらず上端開口を通じて手酌やホースなどにより行うようにしてもよい。
図6は透視度計についての他の実施形態を示す。前記実施形態では、標識片81とともにゲージ73を昇降調節してゲージ73の目盛を読み取るように構成されていた。この方式であると、ゲージ73が視認する上端傍で直ぐに読み取ることができて便利である一方において、ゲージ73が検水である汚濁水に浸かりそのまま上昇してくるため、それに測定者の顔や手指が触れると汚れるおそれがあった。また、ゲージ73の目盛それ自体が汚濁されてきて目盛を確認しにくくなるおそれがあった。さらに、ゲージ73を巻き上げる際に同ゲージ73とともに汚濁水が上がってくるため、それが滴下して装置やその周辺などが汚れたりしてそれを清掃する必要があった。
図6の実施形態はそうした点を改良したもので、100は沈澱池の側壁で手摺101を既設のものとして備える一方、同側壁100の傍にはロングタイプの透視度計の設置に適した側壁外低面102が既設のものとして設けられている。
透視度計は、50cm四方程度の平面形状とした台座103を底盤として有し、この台座103は、アンカーとなる止着具104により側壁外低面102の一側奥コーナーに寄せたところで水平を維持するように固定される。この台座103上には、一対の架台105が固定されるとともに、台座103の奥側には、溝を対向させた溝型鋼の一対でなる支柱106が図の手前と奥側に間隔を置いて対向状に固定立設されている。
支柱106の高さは2mを越える程(2060mm)の長いもので、同支柱106の上端には左右支柱106間に相当する部分に貫通孔を開けた上連結板107が取り付けられており、同上連結板107は、測定者108の手を載せることもできるようになっている。支柱106の上部やや下寄りと前記手摺101との間は連結板109で連結固定されていて装置を安定にさせている。
前記架台105上には、一対のエルボやティーなどの連結によるU字管111が締め付け固定されており、その一方の上端には第1ジョイント112を介して目盛付透視管113が連通状に接続されるとともに他方の上端には第2ジョイント114を介して案内管115がそれぞれ垂直状をなして立設固定されている。尚、U字管111の底部ティーには主バルブ116が設けられている。
目盛付透視管113は、透明ガラス製(あるいは透明強化樹脂製)の円筒管で、同目盛付透視管113は、口径が40mmで肉厚が2ミリ程度のもので長さが1600mm前後のものが使用されており、その側壁100側には適宜に測定目盛117が一体的あるいはゲージ貼付けなどの方法で縦向きに付されている。この目盛117は、上端が受板118により支柱106側に固定されているとともに、目盛付透視管113の上端から数cm下がったところを基点「0」として下向きに1200〜1400mmのゲージが標示されている。前記目盛付透視管113の長さは対象となる検水の汚濁程度の状況に応じて透視度が低いものから高いものを対象にして100〜400cmの範囲で選択するものとし、また直径なども大小に選択するものとする。
一方、第2ジョイント114に接続された案内管115は、透明・非透明いずれの管でもよく、その上端は開口して前記基点「0」より少し上方高さに位置するとともに、その上端より少し下がった高さで基点「0」に対応する高さには満水規定用排水管119が連通状に接続されてオーバーフローさせるようになっている。尚、同排水管119には、オーバーフローパイプ(あるいはホース)が接続されて側壁外低面112から排水溝まで導くようになっている。
また、案内管115と支柱116間はステー120により連結されるとともに、同案内管115の基点「0」より下がった高さには注水エルボ121が連通して接続され、同エルボ121の基点「0」より上方に対応する上端には手動注水口122が漏斗状のものとして設けられている。
尚、前記主バルブ116に接続された管には、排水バルブ124を備えた排水管125が接続されて排水溝(図示省略)へと排水が導かれるようになっている。
また、前記では手動注水口122に検水容器126による検水が投入されたり、あるいは図示しない投入ホースで検水が投入されたりするようになっていたが、前記主バルブ116に接続した管に給水ポンプ127付きの給水管128を接続して沈澱池内からの検水を直接目盛付透視管113内に導入するようにすることもある。
130はブラケットで、案内管115の上端から高く伸び、その上端にはフロート昇降部131がリール型式のものとして固定設置されている。このフロート昇降部131はU・D方向に可逆回転式とされるとともにいずれの回転位置でも停止ロック可能になっている。また、フロート昇降部131に巻き付けられた連動条材132は案内管115内およびU字管111内を通って目盛付透視管113内に通され、その先端には、左図のように二重十字の標識133を付着したフロート(浮力体)134が結び付けられている。同フロート134は、目盛付透視管113内で通水隙間Sを存して昇降し得るように構成されている。
図6は検水(汚濁水)が案内管115から目盛付透視管113内に注ぎ込まれて標識付フロート134の標識133を視認する状態を示すが、その前の段階から説明する。前段階の測定が終わると、フロート昇降部131が巻取り駆動されてD方向に回転され、連動条材132がD方向に引かれるとともに標識付フロート134が下降されて同図のU字管111の上方欄に示すようにU字管111の上端に待機している。これにより、連動条材132がもつれる(縺れる)などのトラブルもなくなる。そのあとで紐が引かれることで排水バルブ124が開とされて標識付フロート134・案内管115およびU字管111内の全ての検水分が抜き去られる。
尚、標識付フロート134が下方に待機する際には、排水分や次の注水分がフロート134外周を通り抜けるように底脚突起135などにより隙間を設けたりフロート自体に通水孔136を設けておいて次回の注水時の検水が目盛付透視管113内に容易に導かれるようにしてもよい。
また、標識付フロート134は、四角柱状など多角形にして通水隙間Sを取るようにすることができる。さらに、標識付フロート134は、中実状の木質のものとしたが、中空状のものにしてもよいし、樹脂製にしてもよい。
次の検水(汚濁水)を手動注水口122より注ぎ込むに当たってU字管111底部の排水バルブ124は少なくとも閉止された状態とされ、その閉状態で手動注水口122から注水エルボ121を通って案内管115・U字管111および目盛付透視管113内に検水が導入される。その際、検水は目盛付透視管113および案内管115内で水位上昇してゆき、目盛付透視管113内で基点「0」まで水位がくると満水規定用排水管119を通じてオーバーフローされることから基点「0」が規定される。
目盛付透視管113内が基点「0」位置まで満水になるとフロート昇降部131を緩めるU方向に回転操作することで標識付フロート134が次第に上昇してゆき、その状態を続けて上から覗くことにより標識133が視認されるようになる。その時点でフロート昇降部131をロックしてその際の標識付フロート134の上面に対応するXcmを計測しておくようにする。それが透視度として反映される。計測が終わると、上記のようにフロート昇降部131をD方向に巻取り操作すれば前記のように縺れのない待機状態になり、その後、排水バルブ124を開いて内部検水の全てを排出しておくようにする。
尚、フロート昇降部131をUの方向に十分繰り出せば標識付フロート134は目盛付透視管113の上端から突き出すように操作することができる。その際、突き出た標識付フロート134の標識を清掃して常にきれいな状態に保つことができる。その際、満水規定用排水管119の排水経路を一時的に閉じて注水をすれば目盛付透視管113内では基点「0」を越える水位(完全満水状態)とすることができる。この状態でフロート昇降部131を更にUの方向に繰り出し操作すれば標識付フロート134の突出し量はより多くなって標識の清掃がしやすくなる。完全清掃するため、フロート昇降部131のU方向への繰り出しにより標識付フロート134を取り出して標識やフロート134を徹底的に拭き掃除することもできる。また、目盛付透視管113内は次第に汚濁化されてくることに対応してブラシなどの清掃具を上端の覗き窓口を通じて差し入れて擦り取ることができるが、その際、フロート昇降部131をD方向に巻き取る操作をすれば標識付フロート134が充分に下がって清掃が邪魔物なく簡単・確実に行える。この場合、注水は検水でなくきれいな水を清掃用として入れることもできる。
標識付フロート134の標識133は、フロート134に一体貼り付け式にしてあるが、その上面も汚濁してきて視認精度が低下してくるおそれがある。そのため、同図目盛付透視管113の右側に示すように、フロート134から縦ステー137を立設してその上端にステンレス線を折り曲げるなどの方法で二重十字形の標識133を設けて標識133に汚濁物が積もらないようにしてもよい。U字管111は図示では上端同士が多少離れているため、フロート昇降部131が目盛付透視管113から少し離れているが、同U字管111の曲がり具合をできるだけ小さくすることによりフロート昇降部131を目盛付透視管113の側に接近配置して操作しやすくすることもできる。その一方において、同図に仮想線で示すように、ブラケット130を案内管115より目盛付透視管113の方向に延ばし、その上にフロート昇降部131および滑車138を設けると同フロート昇降部131を目盛付透視管113側に接近配置して操作しやすくすることができる。
また、手動注水口122・案内管115・U字管111を別途設けているので、検水を満杯にするのが非常に容易かつ迅速にできる。
さらに、標識付フロート134が目盛付透視管113内で昇降するようにしてあるので、標識付フロート134が安定に上下するとともに標識133が安定であり視認も常に確実になる。また、同実施形態によれば、目盛117は透視管113に固定であり連動条材132の方が巻き取り・繰り出し自在とされているので、測定者の顔や手指が汚れるおそれがない。さらに、目盛それ自体が目盛付透視管113の外面に付されていれば汚濁が少なく目盛を確認しやすい。また、連動条材132は細いものでフロート昇降部131に巻取り・繰り出しされるにすぎないものであるので、汚濁水が連れ上がる程度が非常に低くそれが滴下して装置やその周辺などを汚すおそれがない。
さらに、満水規定用排水管119は昇降調節可能としておけば、基点「0」に満水レベルを微調節して合わせることができる。また、同排水管119を基点「0」よりも高く設定しておいて満水レベルが基点「0」を越えるようにするとともに排水バルブ124を開いて満水レベルを基点「0」まで下げて合わすように操作することもできる。フロート134あるいは連動条材132に透視管113の内面清掃具(ブラシ・布など)を設けることもできる、フロート134としては発泡スチロール製の円・角柱体を使用することが吸水率が極低く維持されることで作動上好ましい。
本発明の一実施形態を示す平面図。 図1の縦断模式図。 透視度計の設置例を示す断面図。 他の実施形態を示す平面図。 他の実施形態を示す平面図。 透視度計についての他の実施形態を示す縦断面模式図。
62…本体 81…標識片 73…ゲージ 113…目盛付透視管 111…管 115…案内管 134…標識付フロート 132…連動条材。

Claims (2)

  1. 上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ縦向きに設置可能な筒状の本体と、標識を備え前記本体内において昇降自在に内装された標識片と、同標識片側に下端が取付けられて上方に伸びるとともに本体の上側を介して昇降操作可能とされたゲージとを備え、前記ゲージを操作して標識片を昇降操作しながら本体上方から標識を覗き込んで標識を視認できる限界点を確認した時点でその際の目盛をゲージによって読み取って標識から検水上面までの高さを汚濁度として計測できるように構成した透視度計。
  2. 上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ縦向きに設置可能で自らに縦向きの測定目盛を付した筒状の目盛付透視管と、上端開放型で内部に一定レベルのもとに検水を溜めることができる一方排出も可能とされ前記透視管の下端との間を管で連通させて上方に伸びて設置される案内管と、透視管内から前記管を経由して案内管内に添って上方に伸びるとともに一端に標識付フロートを備え他端が巻取・繰出可能とされた連動条材と、目盛付透視管と管および案内管内に検水を投入・排出可能な手段とを備え、前記連通条材を巻取・繰出操作して標識付フロートを昇降操作しながら透視管上方から標識を覗き込んで標識を視認できる限界点を確認することによりその際の目盛を読み取って標識から検水上面までの高さを汚濁度として計測できるように構成した透視度計。
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