JP2009222422A - ロック部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転角検出装置に対して簡単かつ確実に着脱可能で安価なロック部材を提供する。
【解決手段】舵角センサ1に対して着脱されるロック部材10は、第1乃至第3の係合孔13,14,15が形成された主面部11と、主面部11から延出して先端側に係止突部12aが形成された副面部12とで構成されており、これら主面部11と副面部12は可撓性フィルムを型抜き加工して形成される。そして、主面部11の第1および第2の係合孔13,14にそれぞれキャンセル突起2bとコネクタ導出部3bを挿入・係合すると共に、副面部12をロータ部材2の中心孔2aに挿通しながら輪状に巻回した後、副面部12の係止突部12aを主面部11の第3の係合孔15に係止することにより、舵角センサ1を自動車のステアリング装置に組み込むまで、ロック部材10によってロータ部材2を回転中立位置に保持するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、舵角センサ等の回転角検出装置に対して着脱自在で、その装着時にロータ部材を回転中立位置に保持するために用いられるロック部材に関するものである。
回転角検出装置の一例である舵角センサは、ハンドルの操舵角を検出する回転情報検出手段として使用されるものであり、中心孔を有するロータ部材と、ロータ部材に一体化されたコード板と、ロータ部材を回転可能に支持するステータ部材と、ステータ部材の内部に配置された複数の検出素子等によって主に構成されている。このように概略構成された舵角センサは、ロータ部材の中心孔にステアリングシャフトを挿通した状態で自動車のステアリング装置に組み込まれて使用される。その際、ステアリングシャフトは回転中立位置(操舵角度が0度の位置)から時計方向および反時計方向にそれぞれ複数回(例えば2回)ずつ回転するように設定されているので、舵角センサを用いてハンドルの操舵角を正確に検出するためには、ステアリングシャフトの回転中立位置と舵角センサの回転中立位置とを厳密に対応させる必要がある。
そこで従来より、舵角センサに対して着脱自在なロック部材を準備しておき、このロック部材を用いてロータ部材を回転中立位置に維持することにより、舵角センサをステアリング装置に組み付けるまでロータ部材の自由な回転を防止するという技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる従来技術を図5と図6を参照して説明すると、図5は舵角センサに対するロック部材の装着前の状態を示す斜視図、図6は舵角センサに対するロック部材の装着後の状態を示す斜視図である。これらの図に示すように、舵角センサ1は、中心孔2aを有するロータ部材2と、このロータ部材2を回転可能に支持するステータ部材3等によって概略構成されており、このような舵角センサ1に対してロック部材5が着脱されるようになっている。
舵角センサ1は天地を逆にした状態で示されており、ロータ部材2の下端(図5,6では上端)にはキャンセル突起2bが突設されている。このキャンセル突起2bは、舵角センサ1と共にステアリングコラムに組み込まれる方向指示器用の操作レバーを、ハンドルの戻し操作に連動して非操作位置に自動復帰させるものである。ロータ部材2には図示せぬコード板が一体化されており、ステータ部材3の内部にはコード板に対向するように図示せぬ複数の検出素子(例えばフォトインタラプタ)が配置されている。ステータ部材3の底面3a(図5,6では上面)にはコネクタ導出部3bが突設されており、このコネクタ導出部3bには複数のコネクタピン4が配列されている。これらコネクタピン4はステータ部材3の内部に設けられた図示せぬ回路基板に接続されており、この回路基板に前述した各検出素子が実装されることにより、各検出素子の出力信号が対応するコネクタピン4を介して導出されるようになっている。
ロック部材5は、一側面に切欠き部6aを有する本体部6と、相対向する両外側面に一対の係合突部7aを有するカバー部7とで構成されており、これら本体部6とカバー部7は合成樹脂の射出成形によって一体成形されている。本体部6には指先の挿入を可能にする透孔6bが形成されており、切欠き部6aはロータ部材2のキャンセル突起2bに係合可能な形状に形成されている。カバー部7は本体部6の一側縁から突出しており、一対の係合突部7aはステータ部材3のコネクタ導出部3bの両内壁に嵌合可能となっている。図示省略されているが、カバー部7には図中の下面側を開口する中空部が形成されており、ロック部材5を舵角センサ1に装着したとき、この中空部内に各コネクタピン4が収まるようになっている。
前述した舵角センサ1は組立完了後にロータ部材2がステータ部材3に対して回転中立位置に位置合わせされ、この状態の舵角センサ1に対してロック部材5を図5に示す姿勢で挿入することにより、ロック部材5は図6に示すように舵角センサ1に取り付けられる。その際、本体部6の切欠き部6aがロータ部材2のキャンセル突起2bに係合されると共に、カバー部7の係合突部7aがステータ部材3のコネクタ導出部3bの両内壁に嵌入されるため、ロック部材5の装着後は、ロータ部材2の自由な回転が阻止されてロータ部材2は回転中立位置に保持される。舵角センサ1はこのようにロック部材5が装着された状態で出荷・搬送され、舵角センサ1を自動車のステアリング装置に組み付ける直前または組み付け途中でロック部材5が舵角センサ1から取り外されると、ロータ部材2はハンドルの回転に連動して自由に回転できる状態となる。
特開2007−265781号公報
前述したように特許文献1に開示された従来技術では、本体部6やカバー部7等を有するロック部材5が合成樹脂の射出成形によって一体成形されており、これら本体部6とカバー部7をそれぞれロータ部材2のキャンセル突起2bとステータ部材3のコネクタ導出部3bに係脱させることにより、ロック部材5を舵角センサ1に対して簡単に着脱することができる。しかしながら、舵角センサ1のキャンセル突起2bやコネクタ導出部3bの形状に合わせてロック部材5を立体的な形状に成形する必要があるため、ロック部材5を成形する金型構造が複雑となり、ロック部材5の製造コストが高騰するという問題があった。また、カバー部7に形成された係合突部7aの嵌合力だけでロック部材5が舵角センサ1に保持されるようになっているため、製品出荷後の搬送中等にロック部材5が不用意に外れ易いという問題もあった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、回転角検出装置に対して簡単かつ確実に着脱可能で安価なロック部材を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のロック部材は、中心孔を有するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に支持するステータ部材とを備えた回転角検出装置に対して着脱自在で、その装着時に前記ロータ部材を回転中立位置に保持する可撓性フィルムからなるロック部材であって、第1乃至第3の係合孔が形成された主面部と、この主面部から延出された帯状の副面部とを有し、前記ロータ部材に設けられた第1の突起を前記第1の係合孔に挿入すると共に、前記ステータ部材に設けられた第2の突起を前記第2の係合孔に挿入し、かつ、前記副面部を前記中心孔に挿通して前記ステータ部材に巻回した状態でその先端部を前記第3の係合孔に係止することにより、前記回転角検出装置に装着されるように構成した。
このように構成されたロック部材は、主面部の第1および第2の係合孔に回転角検出装置のロータ部材とステータ部材の対応する突起を挿入・係合すると共に、副面部をロータ部材の中心孔に挿通しながら輪状に巻回した後、副面部の先端部を主面部の第3の係合孔に係止することにより、回転角検出装置を自動車のステアリング装置に組み込むまでロータ部材を回転中立位置に簡単かつ確実に保持することができる。また、このロック部材は可撓性フィルムに主面部と副面部の外形形状や第1乃至第3の係合孔等を型抜き加工することで形成できるため、製造が簡単で安価なロック部材を実現することができる。
上記の構成において、前記副面部の先端側に係止突部が形成されており、前記第3の係合孔が、前記係止突部の挿入を許容する挿入部と、この挿入部に連続して前記係止突部を係止可能な係止部とを有している構成にすると、副面部の先端側を主面部の第3の係合孔に対して簡単かつ確実に係脱させることができて好ましい。
また、上記の構成において、ハンドルに連結される可動側ハウジングとステータ部材に固定される固定側ハウジングとの間に可撓性ケーブルが収納・巻回された回転コネクタを具備し、このような回転コネクタと前記回転角検出装置とが予め上下二段に積層・一体化された状態で自動車のステアリング装置に組み込まれる場合は、前記第1の突起が前記ロータ部材の下端に突設されたキャンセル突起で、前記第2の突起が前記ステータ部材の底面に突設されたコネクタ導出部であることが好ましい。
この場合において、前記第2の係合孔の周縁に袋状の膨出部が形成されており、前記回転角検出装置への装着時に前記コネクタ導出部内に露出する複数のコネクタピンが前記膨出部によって覆われるように構成すると、回転角検出装置を自動車のステアリング装置に組み込む前の搬送中等において、コネクタピンをロック部材の膨出部によって保護することができる。
本発明のロック部材は、主面部に形成した第1および第2の係合孔に回転角検出装置のロータ部材とステータ部材の対応する突起を挿入・係合すると共に、主面部から延出する帯状の副面部をロータ部材の中心孔に挿通しながら輪状に巻回した後、副面部の先端部を主面部に形成した第3の係合孔に係止することにより、回転角検出装置を自動車のステアリング装置に組み込むまでロータ部材を回転中立位置に簡単かつ確実に保持することができる。また、このロック部材は可撓性フィルムに主面部と副面部の外形形状や第1乃至第3の係合孔等を型抜き加工することで形成できるため、製造が簡単で安価なロック部材を実現することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係るロック部材の平面図、図2は該ロック部材を舵角センサに装着する直前の状態を示す斜視図、図3は該ロック部材を舵角センサに装着した取り付け状態を示す斜視図である。
本実施形態例に係るロック部材10が適用される舵角センサ1は、ハンドルの操舵角を検出する回転角検出装置であって、その基本構成は図5と図6に示したものと同じである。すなわち、図2と図3に示すように、この舵角センサ1は、中心孔2aを有するロータ部材2と、ロータ部材2を回転可能に支持するステータ部材3等によって概略構成されており、ロータ部材2の下端(図2,3では上端)にはキャンセル突起2bが突設されている。ロータ部材2には図示せぬコード板が一体化されており、ステータ部材3の内部にはコード板に対向するように図示せぬ複数の検出素子(例えばフォトインタラプタ)が配置されている。ステータ部材3の底面3a(図2,3では上面)にはコネクタ導出部3bが突設されており、このコネクタ導出部3bには複数のコネクタピン4が配列されている。これらコネクタピン4はステータ部材3の内部に設けられた図示せぬ回路基板に接続されており、この回路基板に前述した各検出素子が実装されることにより、各検出素子の出力信号が対応するコネクタピン4を介して導出されるようになっている。
本実施形態例に係るロック部材10は、このように構成された舵角センサ1に対して着脱自在であり、その装着時に舵角センサ1のロータ部材2を回転中立位置に保持するようになっている。図1に示すように、このロック部材10は主面部11と副面部12とからなる一体品であって、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等からなる可撓性フィルムをプレス抜きすることによって形成される。主面部11には、円弧状の第1の係合孔13と、長方形状の第2の係合孔14と、T字形状の第3の係合孔15とが形成されている。第3の係合孔15は、スリット状の挿入部15aと、この挿入部15aの中央部に連続する矩形状の係止部15bとからなり、挿入部15aの両端間の幅寸法W1は係止部15bの幅寸法W2に比べて十分に大きく設定されている。
副面部12は主面部11の一側縁から帯状に延出しており、前述した第1の係合孔13と第3の係合孔15は副面部12の延出方向の延長線上に位置しているが、第2の係合孔14は副面部12の延出方向に対してオフセットした位置に形成されている。副面部12の先端側には台形状の係止突部12aが形成されており、この係止突部12aは幅狭なくびれ部12bを介して副面部12に連続している。係止突部12aの幅寸法w1は挿入部15aの幅寸法W1とほぼ同じに設定され、くびれ部12bの幅寸法w2は係止部15bの幅寸法W2とほぼ同じに設定されている。
前述した舵角センサ1は各種検査工程等を経た組立完了後に、ロータ部材2がステータ部材3に対して回転中立位置に位置合わせされ、図2に示すように、この状態の舵角センサ1に対してロック部材10が装着される。その際、まず、主面部11に形成された第1の係合孔13にロータ部材2のキャンセル突起2bを挿入すると共に、第2の係合孔14にステータ部材3のコネクタ導出部3bを挿入し、これに前後して副面部12をロータ部材2の中心孔2aに挿通してから図2の矢印A方向へ撓めてステータ部材3に巻回する。次に、この状態で副面部12の先端に形成された係止突部12aを第3の係合孔15の挿入部15aに挿入して主面部11から突出させた後、くびれ部12bを利用して係止突部12aを係止部15bの端部側へ移動すると、副面部12の先端の係止突部12aが主面部11の第3の係合孔15に係止される。これにより主面部11と副面部12が輪状に連結されるため(図2の2点鎖線を参照)、図3に示すように、ロック部材10が舵角センサ1に取り付けられてロータ部材2は回転中立位置に保持される。
舵角センサ1はこのようにロック部材10が装着された状態で出荷・搬送され、舵角センサ1を自動車のステアリング装置に組み付ける直前または組み付け途中に、ロック部材5が上記した装着時と逆の手順によって舵角センサ1から取り外されると、ロータ部材2はステータ部材3に対して自由に回転できるロック解除状態となる。なお、舵角センサ1の上面側(図2の下側)には図示せぬ回転コネクタが積層・一体化されるようになっており、これら舵角センサ1と回転コネクタがステアリング装置に組み込まれた使用状態において、ハンドルの回転が回転コネクタの可動側ハウジングを介して舵角センサ1のロータ部材2に伝達されるため、ロータ部材2に設けたキャンセル突起2bによって図示せぬ方向指示器用の操作レバーをハンドルの戻し操作に連動して非操作位置に自動復帰させることができる。
以上説明したように、本実施形態例に係るロック部材10は、主面部11に形成された第1および第2の係合孔13,14にそれぞれキャンセル突起2bとコネクタ導出部3bを挿入・係合すると共に、副面部12をロータ部材2の中心孔2aに挿通しながら輪状に巻回した後、副面部12の先端に形成された係止突部12aを主面部11の第3の係合孔15に係止することにより、舵角センサ1を自動車のステアリング装置に組み込むまでロータ部材2を回転中立位置に簡単かつ確実に保持することができる。また、このロック部材10は、PETフィルム等からなる可撓性フィルムに主面部11と副面部12の外形形状や第1乃至第3の係合孔13〜15等を型抜き加工することで形成できるため、製造が簡単で安価なロック部材10を実現することができる。さらに、主面部11の第3の係合孔15が、係止突部12aの挿入を許容する挿入部15aと、係止突部12aを係止可能な係止部15bとを有するT字形状に形成されているため、副面部12の先端側に形成された係止突部12aを主面部11の第3の係合孔15に対して簡単かつ確実に係脱させることができる。
図4は本発明の第2実施形態例に係るロック部材の斜視図であり、図1と対応する部分には同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
本実施形態例に係るロック部材10が前述した第1実施形態例と相違する点は、主面部11に第2の係合孔14の周縁から袋状に突出する膨出部16を形成したことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。この膨出部16は原材料である可撓性フィルムにエンボス加工を施すことによって形成でき、膨出部16の開口端が第2の係合孔14となる。そして、このように構成されたロック部材10は前述した第1実施形態例と同様の手順で舵角センサ1に装着され、その装着時にコネクタ導出部3b内に露出する各コネクタピン4が膨出部16によって覆われるようになっている。そのため、舵角センサ1を自動車のステアリング装置に組み込む前の搬送中等において、コネクタピン4をロック部材10の膨出部16によって塵埃等から保護することができる。
なお、本発明のロック部材10が適用される回転角検出装置は、上記実施形態例で説明した舵角センサ1に限定されず、回転コネクタと分離して使用される単体の舵角センサや、舵角センサ以外の単体のアングルセンサに適用することも可能である。その場合、回転角検出装置のロータ部材にキャンセル突起とは別の突起を設け、この突起にロック部材10の第1の係合孔13を挿入・係合すれば良い。
本発明の第1実施形態例に係るロック部材の平面図である。 図1のロック部材を舵角センサに装着する直前の状態を示す斜視図である。 図1のロック部材を舵角センサに装着した取り付け状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態例に係るロック部材の斜視図である。 従来例に係るロック部材を舵角センサに装着前の状態を示す斜視図である。 図5のロック部材を舵角センサに装着後の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 舵角センサ(回転角検出装置)
2 ロータ部材
2a 中心孔
2b キャンセル突起
3 ステータ部材
3a 底面
3b コネクタ導出部
4 コネクタピン
10 ロック部材
11 主面部
12 副面部
12a 係止突部
12b くびれ部
13 第1の係合孔
14 第2の係合孔
15 第3の係合孔
15a 挿入部
15b 係止部
16 膨出部

Claims (4)

  1. 中心孔を有するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に支持するステータ部材とを備えた回転角検出装置に対して着脱自在で、その装着時に前記ロータ部材を回転中立位置に保持する可撓性フィルムからなるロック部材であって、
    第1乃至第3の係合孔が形成された主面部と、この主面部から延出された帯状の副面部とを有し、
    前記ロータ部材に設けられた第1の突起を前記第1の係合孔に挿入すると共に、前記ステータ部材に設けられた第2の突起を前記第2の係合孔に挿入し、かつ、前記副面部を前記中心孔に挿通して前記ステータ部材に巻回した状態でその先端部を前記第3の係合孔に係止することにより、前記回転角検出装置に装着されるようにしたことを特徴とするロック部材。
  2. 請求項1の記載において、前記副面部の先端側に係止突部が形成されており、前記第3の係合孔が、前記係止突部の挿入を許容する挿入部と、この挿入部に連続して前記係止突部を係止可能な係止部とを有していることを特徴とするロック部材。
  3. 請求項1または2の記載において、前記第1の突起が前記ロータ部材の下端に突設されたキャンセル突起であり、前記第2の突起が前記ステータ部材の底面に突設されたコネクタ導出部であることを特徴とするロック部材。
  4. 請求項3の記載において、前記第2の係合孔の周縁に袋状の膨出部が形成されており、前記回転角検出装置への装着時に前記コネクタ導出部内に露出する複数のコネクタピンが前記膨出部によって覆われるように構成したことを特徴とするロック部材。
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