JP2009222370A - 乾燥システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロータリバルブから排出されるリークガスの処理装置を大型化させることなく、このリークガスを有効利用する乾燥システムを提供する。
【解決手段】 回転式スチームドライヤ1は、軸心廻りに回動自在な回転筒及び、この回転筒内に位置して蒸気を連通させる加熱管を備える。回転筒の内周面に沿った位置に、撹拌ガスを案内しつつこの撹拌ガスを回転筒内に噴射し得る円形状断面のガス噴射管が配置される。回転式スチームドライヤ1と空気輸送装置81との間には、被乾燥物を空気輸送装置81側に送り出すロータリバルブ85が配置され、一端がフィルタ88に接続される送気管86の他端がこのロータリバルブ85に繋がっている。フィルタ88、送気管86及び送気管74を介して、リークガスを撹拌ガスKとして回転式スチームドライヤ1に供給するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロータリバルブから排出されるリークガスの処理装置を大型化させることなく、このリークガスを有効利用する乾燥システムに関する。
従来の横型回転式乾燥機の代表例として、いわゆるスチームチューブドライヤが知られている。このスチームチューブドライヤは、図5に示すように軸心廻りに回動自在な回転筒110を備え、回転筒110を回転させながらその回転筒110の一端側から装入した被乾燥物を他端側から排出させる過程で、乾燥用外熱としての加熱蒸気により回転筒110内で乾燥させるものである。
より具体的には、回転筒110はたとえば10mから30mの長さを有しており、この回転筒110内において、湿潤粉体または粒状粉体等の被乾燥物を、熱媒体として加熱したスチームを加熱管111中に供給することにより乾燥させながら、回転筒110の回転につれて、排出口112側に順次移動させるようになっている。
従って、回転筒110の一端の原料装入口121から乾燥品排出口112へ原料を円滑に移送するために、回転筒110はやや下り勾配をもって設置されている。この回転筒110は、2箇所の基台131,131上にそれぞれ設けられた支承ローラ130,130上に、タイヤ114,114を介して支承されており、前記下り勾配は、前記2箇所の基台131,131および支承ローラ130,130の高さと角度とによって調節される。
一方、回転筒110を回転させるために、回転筒110の周囲には、従動ギア150が設けられており、これに駆動ギア153が噛合し、原動機151の回転力が減速機152を介して伝達され、回転筒110がその軸心回りに回転するようになっている。
また、スチームチューブドライヤにおいては、回転筒110の両端板間に軸心と平行的に多数の加熱管111が配設され、これらの加熱管111に熱媒体としての加熱蒸気は、回転継手160に取付けられた熱媒体入口管161を通して供給され各加熱管111に流通された後、熱媒体出口管162を介して排出される。
他方、回転筒110の端部には、キャリアガスを吹き込むためのガス吹込み口113が排出口112に連通して設けられ、回転筒110内で発生する蒸発ガスを同伴して他端側のガス排出口122からこのキャリアガスが排出されるようになっている。
ところで、横型回転式乾燥機において乾燥効率を向上させる手段として、被乾燥物の乾燥特性に対応したキャリアガスを減率乾燥区間及び恒率乾燥区間に供給して、被乾燥物から発生する水蒸気による蒸気圧を低下させる技術が知られている。そして、各乾燥区間においてこの蒸気圧を低下させるのに合わせて、乾燥速度の向上をねらったものとして、下記特許文献1が存在している。
他方、この横型回転乾燥機の密閉性の保持及び、被乾燥物を輸送するために被乾燥物の出口側に配置される機器との間の圧力や温度を分離することが必要であるから、ロータリバルブが用いられている。つまり、横型回転乾燥機における被乾燥物の排出用の排出口に隣接して、空気輸送装置等の輸送手段を被乾燥物の輸送の為に設け、この輸送手段により被乾燥物の輸送を行っているが、上記の必要性から、横型回転乾燥機と輸送手段との間にロータリバルブを配置していた。
特に被乾燥物が樹脂製品のような場合には空気輸送装置が採用されているが、この場合、空気輸送装置を横型回転乾燥機より高圧で運転することが多く、被乾燥物を排出し、空となったロータリバルブの本体凹部に加圧された空気が押し込まれ、この加圧空気がリークガスとして、横型回転乾燥機側で吹き上がるなどの問題があった。これに対して、従来はこのリークガスをベントガスとして横型回転乾燥機外に排出し、ベントガスに同伴される被乾燥物を集塵機やバグフィルタにて除去した後、このベントガスを大気開放していた。
つまり、図6に示す従来例では、横型回転乾燥機である乾燥機170と空気輸送装置172との間にロータリバルブ174が配置され、このロータリバルブ174の回転する本体凹部174Bに、配管176を介してバグフィルタ178が繋がる構造とされている。この為、ロータリバルブ174からのリークガスをベントガスとして排出し、ベントガスに同伴される被乾燥物をこのバグフィルタ178にて除去するようにしていた。
特開2004−353927号公報
しかしながら、上記特許文献1で開示された構造においては、回転筒を回転させる回転軸とほぼ平行な方向に沿ってキャリアガスを供給することで、蒸気圧を低下させて乾燥を促進できるものの、乾燥効率という観点から見ると十分ではないというだけでなく、近年の乾燥設備の大型化に伴って空気輸送装置を運転する際の圧力が高圧化した為、リークガスが多量且つ高圧でロータリバルブから漏れ出すこととなり、ベントガス処理装置を大型化せざるを得なくなっていた。
そこで、本発明の主たる課題は、ロータリバルブから排出されるリークガスの処理装置を大型化させることなく、このリークガスを有効利用する乾燥システムを提案することにある。
請求項1に係る乾燥システムは、回転筒を回転させながら回転筒の一端側から装入した被乾燥物を他端側から排出させる過程で、撹拌ガスを回転筒の底部に堆積した被乾燥物内に噴射しつつ、この被乾燥物を乾燥させる乾燥機と、
乾燥機から排出された被乾燥物を輸送する輸送装置と、
乾燥機と輸送装置との間に配置され且つ、乾燥機内の密閉性を保持しつつ被乾燥物を乾燥機側から輸送装置側に送り出すロータリバルブと、
ロータリバルブから漏れるリークガスを撹拌ガスとして乾燥機に供給するガス供給手段と、
を有することを特徴とする。
請求項1に係る乾燥システムの作用を以下に説明する。
本請求項によれば、乾燥機の主要部分を構成する回転筒を回転させながら回転筒の一端側から装入した被乾燥物をこの回転筒の他端側から排出させる過程で、この被乾燥物を乾燥するようになる。
そして、乾燥機から排出された被乾燥物を輸送する空気輸送装置等の輸送装置とこの乾燥機との間に配置されるロータリバルブを介して、被乾燥物を乾燥機側から輸送装置側に送り出す。この際、ロータリバルブからリークガスが漏れるものの、ガス供給配管等のガス供給手段がこのリークガスを撹拌ガスとして乾燥機に供給することで、回転筒の底部に堆積した被乾燥物内にこの撹拌ガスを噴射して、被乾燥物を撹拌しつつ乾燥することができる。
つまり、本請求項の乾燥システムによれば、回転筒の底部に堆積した被乾燥物に対して撹拌ガスを噴射してこの被乾燥物を撹拌しつつ乾燥することで、被乾燥物の乾燥効率が高まる。これに伴い乾燥機の乾燥能力が向上し、乾燥機による被乾燥物の処理量を高めることが可能となる。さらに、ロータリバルブから排出されるリークガスを上記のように有効利用することにより、このリークガスの処理装置を大型化させることがないだけでなく、処理装置が不要ともなる。
請求項2に係る乾燥システムの作用を以下に説明する。
本請求項に係る乾燥システムは請求項1と同一の作用を奏する。但し、本請求項では、
回転筒内に熱媒体を連通させる加熱管と、加熱管に繋がって熱媒体を加熱管に対して給排し得る熱媒体給排管と、熱媒体給排管内に設けられ且つ、ガス供給手段と接続されて回転筒内に撹拌ガスを供給する回転接続管と、を有するという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、回転筒内に熱媒体を連通させる加熱管の熱により被乾燥物を乾燥するのに伴い、この加熱管に対して熱媒体を給排し得る熱媒体給排管内に回転接続管が配置されたことで、熱媒体給排管内の熱媒体が有している熱が回転接続管に伝達されて利用可能となる。従って、熱媒体給排管内の熱媒体が有している熱が回転接続管に伝達されることで、ロータリバルブから排出されるリークガスの温度が高まって、被乾燥物の乾燥効率が高まるのに伴い、リークガスをより一層有効に利用可能になる。
請求項3に係る乾燥システムの作用を以下に説明する。
本請求項に係る乾燥システムは請求項1と同一の作用を奏する。但し、本請求項では、ガス供給手段に繋がるガス噴射管が回転筒の内周面に沿って配置され、このガス噴射管が回転筒の底部に堆積した被乾燥物内にリークガスを噴射するという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、回転筒の回転に合わせてガス噴射管が回転することで、回転筒の回転に伴ってガス噴射管が回転筒の底部に堆積した被乾燥物内を通過して、この被乾燥物が撹拌されることによっても、撹拌効果を高めることができる。この結果として、被乾燥物がより効率良く撹拌されることで、被乾燥物の乾燥効率が高まるのに伴って乾燥能力が向上し、乾燥機による被乾燥物の処理量を一層高めることが可能となる。
請求項4に係る乾燥システムは、回転筒を回転させながら回転筒の一端側から装入した被乾燥物を他端側から排出させる過程で、キャリアガスを回転筒内に装入しつつ、被乾燥物を乾燥させる乾燥機と、
乾燥機から排出された被乾燥物を輸送する輸送装置と、
乾燥機と輸送装置との間に配置され且つ、被乾燥物を乾燥機側から輸送装置側に送り出すロータリバルブと、
ロータリバルブから漏れるリークガスをキャリアガスとして乾燥機に供給するガス供給手段と、
を有することを特徴とする。
請求項4に係る乾燥システムの作用を以下に説明する。
本請求項によれば、請求項1と同様に回転筒の一端側から装入した被乾燥物をこの回転筒の他端側から排出させる過程でこの被乾燥物を乾燥し、ロータリバルブを介して、乾燥機内の密閉性を保持しつつ被乾燥物を乾燥機側から輸送装置側に送り出ようになる。この際、ガス供給手段が、ロータリバルブから漏れるリークガスをキャリアガスとして乾燥機に供給することで、このキャリアガスが回転筒内に装入されて、キャリアガスによっても被乾燥物の乾燥が促進される。
つまり、本請求項の乾燥システムによれば、ロータリバルブから漏れるリークガスをキャリアガスとして乾燥機に供給することで、被乾燥物の乾燥効率が高まる。これに伴い乾燥機の乾燥能力が向上し、乾燥機による被乾燥物の処理量を高めることが可能となる。さらに、ロータリバルブから排出されるリークガスを上記のように有効利用することにより、請求項1と同様に、このリークガスの処理装置を大型化させること等もなくなる。
以上説明したように本発明の上記構成によれば、ロータリバルブから排出されるリークガスの処理装置を大型化させることなく、このリークガスを有効利用する乾燥システムを提供できるという優れた効果を有する。
本発明の乾燥システムの第1の実施の形態を横型回転式乾燥機であってスチームチューブドライヤとされる回転式スチームドライヤに用いた構造を図1、図2及び図3に示し、これらの図を参照しながら本実施の形態を説明する。本発明の主要機器は、被乾燥物を乾燥させる回転式スチームドライヤ1、回転式スチームドライヤ1から排出された被乾燥物Hを輸送する輸送装置である空気輸送装置81、および回転式スチームチューブドライヤ1と空気輸送装置81の間に設置されているロータリバルブ85により構成されている。
まず、本実施の形態の回転式スチームドライヤ1は、図2及び図3に示されるように、軸心C廻りに回動自在な回転筒10及び、この回転筒10内に位置して蒸気とされる熱媒体を連通させる加熱管11を備えている。
この回転筒10内において、回転筒10の一端側の装入口より投入された湿潤粉体または粒状粉体である被乾燥物Hを、熱媒体(たとえば飽和蒸気)により加熱した加熱管11と接触させて乾燥させるとともに、回転筒10が下り勾配をもって設置されていることで、順次他端側に移動させて連続的に、排出口から排出させるようになっている。前記加熱管11は、前記回転筒10の両端部の端板間に軸心と平行的に多数配されており、これらの加熱管11に熱媒体として蒸気等の気体や加熱された温水、加熱油等の液体を供給し、回転筒10内において被乾燥物Hと熱交換を行うようになっている。
また、回転筒10に対して相対回転自在に投入シュート(図示せず)が接続されており、被乾燥物Hは、図5に示す原料装入口121から固定されているこの投入シュートを介して回転筒10内に装入される。つまり、前記投入シュートは、装入口側端板の中央に形成された開口部より回転筒10内にその一端が挿入されており、装入口より投入された被乾燥物Hが投入シュート内を重力によりすべり落ちて回転筒10内に装入されるようになっている。
以上より、本実施の形態では、回転筒10及び加熱管11を回転させながら回転筒10の一端側から装入した被乾燥物Hを他端側から排出させる過程で、加熱管11内の蒸気によりこの被乾燥物Hを乾燥させるようになっている。尚、装入部分の形態は、図5と同様な形態とするほか、他の公知の形態などを採ることができる。また、回転式スチームドライヤ1の回転機構は、図5と同様な形態とするほか、他の公知の形態などを採ることができる。
一方、図2及び図3に示されるように、回転筒10の他端側(被乾燥物の排出側)における排出口側の端板部12には、掻上げ用の掻上羽根13が放射状に6枚等間隔で設けられている。さらに、この端板部12の中央部には、回転筒10の他端方向(図2の右方向)の端部に開口部21、22を有する出口部20が一体的に設けられていて、この出口部20から被乾燥物Hを排出するようになっている。
この出口部20内には、出口部20を内周側と外周側とに仕切る円筒状の円筒隔壁23が配置されており、この円筒隔壁23の外周側は被乾燥物Hを送り出す送出し通路L1とされ、円筒隔壁23の内周側がキャリアガスであるガスGを通過させるガス通路L2とされている。
この送出し通路L1には、開口部21に向かって被乾燥物Hを送出す為の羽根であるスクリュウ羽根24が設けられており、同様にガス通路L2にも、開口部22に向かって被乾燥物Hを送出す為のリボンスクリュウ25が設けられている。尚、この送出し通路L1の羽根については、スクリュウ羽根24に代えて例えばパドル形状などの羽根でもよく、また、羽根を設けないで単に空間のみの送出し通路とすることも可能である。
さらに、この出口部20に隣り合った部分には、被乾燥物Hを排出する排出口31Aを下部側に有すると共に、回転筒10内へキャリアガスであるガスGを吹込むガス吹込み口31Bを上部側に有する排出ケーシング31が、設けられている。つまり、本実施の形態では、出口部20の開口部21、22に、排出ケーシング31の排出口31A及びガス吹込み口31Bがそれぞれ連通している構造とされている。
ここで、ガスGとしては、空気や不活性ガスなど適宜のガスを選択でき、また吹込み圧力は、外気の侵入防止の観点から加圧で吹込むことが望ましい。そして、最終的にこのガスGは、主に被乾燥物Hの入口側の例えば図5に示すガス排出口122から排出される。また、その一部は被乾燥物Hとともに被乾燥物Hを排出する排出口31Aから排出される。そして、排出ケーシング31と出口部20との間は、排出ケーシング31と出口部20の外面との間に介在するシール部32によりシールされつつ、相対的に回転可能となっている。
図1及び図2に示すように、この排出口31Aの下部には、回転式スチームドライヤ1から排出された被乾燥物Hを輸送する輸送装置である空気輸送装置81が配置されている。この空気輸送装置81は、圧力を調節する調節弁をも内蔵した空気供給源82が一端に配置されると共に、被乾燥物Hを収容する受容器83が他端に配置された輸送管84を有していて、回転式スチームドライヤ1から排出された被乾燥物Hがこの輸送管84内を受容器83に向かって送られるようになっている。
ここで、この回転式スチームドライヤ1と空気輸送装置81との間には、被乾燥物Hを回転式スチームドライヤ1側から空気輸送装置81側に送り出すロータリバルブ85が配置されている。そして、このロータリバルブ85に被乾燥物Hを送り出す際に、回転式スチームドライヤ1内の密閉性を保持するようになっている。つまり、このロータリバルブ85には、4つの本体凹部85Bを有した回転体85Aが内蔵されていて、回転する回転体85Aの本体凹部85Bが、対応する位置で送気管86を介してバグフィルタの機能を有するフィルタ88の一端側に繋がるような構造とされることで、回転式スチームドライヤ1内の密閉性が保持されている。
従って、本実施の形態では、ロータリバルブ85内からガスがリークガスとなって漏れるものの、一端がガスのフィルタ88に接続される送気管86の他端が、このロータリバルブ85に繋がっている為、ロータリバルブ85からのリークガスをベントガスとして排出し、ベントガスに同伴される被乾燥物Hをこのフィルタ88にて除去するようになる。
また、このフィルタ88の他端側は送気管74を介して、回転式スチームドライヤ1に接続されており、この送気管74の途中には、ガスの供給及び停止を可能とするバルブ75が配置されている。すなわち、本実施の形態では、フィルタ88、送気管86及び送気管74がガス供給手段を構成し、これらのフィルタ88、送気管86及び送気管74を介して、リークガスを撹拌ガスKとして回転式スチームドライヤ1に供給するようになっている。
一方、回転筒10の端部を形成する端板部12の中心部分には、蒸気供給管61及びドレン排出管62が相互に同軸となった形の同軸配管60が一体的に設けられており、この同軸配管60が回転筒10及び加熱管11と一体的に回転するようになっている。そして、この同軸配管60が、円筒隔壁23及び排出ケーシング31を貫いて延びる形で、これら円筒隔壁23及び排出ケーシング31内に配置されている。
さらに、この蒸気供給管61の一端側は、管分岐部40及び第1連結管41を介して端板部12における加熱管11の入口ヘッダ部に接続されていて、この蒸気供給管61がこの入口ヘッダ部を介して加熱管11内に蒸気Sを供給するようになっている。この蒸気供給管61の内周側にはドレン排出管62が存在しており、このドレン排出管62の一端側は、管分岐部40及び第2連結管42を介して端板部12における加熱管11の出口ヘッダ部に接続されていて、このドレン排出管62により出口ヘッダ部を介して加熱管11内に生じたドレンを排出するようになっている。
以上より、これら蒸気供給管61及びドレン排出管62は、加熱管11にそれぞれ繋がっていることになり、これに伴い蒸気を給排し得るこれら蒸気供給管61及びドレン排出管62が、熱媒体給排管を構成することになる。
また、回転筒10の内周面に沿った位置には、撹拌ガスKを案内しつつこの撹拌ガスKを回転筒10内に噴射し得る6本のガス噴射管71が、周方向に等間隔で配置されており、このガス噴射管71の断面形状は円形状となっている。つまり、それぞれ円管状とされた6本のガス噴射管71には、穴部71Aがそれぞれ形成されていて、図2に示すように撹拌ガスKを回転筒10内に噴射できるようになっている。そして、これらガス噴射管71はそれぞれ端板部12の近傍で回転筒10の中心側に向かって屈曲されて管分岐部40に端部が接続され、これらガス噴射管71が回転筒10の回転と同期して回転するようになっている。なお、ガス噴射管の本数は、6本に限定する必要はなく、適宜選定することができる。
蒸気供給管61及びドレン排出管62の内周側には、一端がガス噴射管71と接続された回転接続管72が配置されている。つまり、同軸配管60においてこれら3本の配管である蒸気供給管61、ドレン排出管62及び回転接続管72が同軸状に延びる構造とされている。また、中心に位置するこの回転接続管72の一端側が、管分岐部40の端部を介して管分岐部40の外周面に屈曲して延びている。そして、この管分岐部40の内部に形成された空間40Aを介して、ガス噴射管71と接続されている。
さらに、この同軸配管60の他端部は、ロータリジョイント等の回転継手63Aを介して、蒸気供給管64及びドレン排出管65にそれぞれ回転可能に支持されている。これに伴い、蒸気供給管61は回転継手63Aを介して蒸気供給管64に連通され、ドレン排出管62は回転継手63Aを介してドレン排出管65に連通されている。
また、前述の回転接続管72の他端側も回転継手63Bに繋がっていて、この回転継手63の回転接続管72に対応する部分の他端側が送気管74を介して、撹拌ガスKを供給する前述のフィルタ88に具体的に接続されている。さらに、回転接続管72の一端が回転筒10内に噴射し得るガス噴射管71と接続されると共に、この回転接続管72の他端が回転継手63及び送気管74を介してフィルタ88と接続されている。この為、回転式スチームドライヤ1に供給されたロータリバルブ85からのリークガスが撹拌ガスKとして利用されるようになっている。
つまり、本実施の形態では、フィルタ88、送気管86及び送気管74がガス供給手段を構成し、これらのフィルタ88、送気管86及び送気管74が、リークガスを撹拌ガスKとして回転式スチームドライヤ1に供給するようになっている。さらに、回転接続管72の一端が回転筒10内に噴射し得るガス噴射管71と接続されると共に、この回転接続管72の他端が回転継手63及び送気管74を介して送気管74と接続されている。
他方、ガスGに再利用ガスを含んでいる場合には、被乾燥物由来の粉塵等もガスGに含まれることになる。この場合でも、ガスGの装入される前記円筒隔壁23の内周側のガス通路L2には、上記のとおりリボンスクリュウ25が配されているので、当該ガスGに混入している被乾燥物由来の粉塵等のうち円筒隔壁23に堆積した粉塵等は、このリボンスクリュウ25によって排出される。
一方、本実施の形態において、このリボンスクリュウ25は前記円筒隔壁23に溶接により固定されており、ガス通路L2の中心部分であるドレン排出管62の近傍は、空洞となっている。よって、ガスGはこの空洞部分をとおりリボンスクリュウ25によって妨げられることなく回転筒10内へ装入され、ガスGに含まれる粉体のうち円筒隔壁23に堆積した粉塵等はリボンスクリュウ25によって排出される。
さらに、当該リボンスクリュウ25は、前記回転筒10の回転に伴って回転するので、前記リボンスクリュウ25によって捕捉された被乾燥物Hは、リボンスクリュウ25の送り作用により開口部21に向かって送られ、排出ケーシング31内に排出される。排出された被乾燥物Hは、自由落下により排出ケーシング31下方の排出口31Aから排出される。
他方、回転筒10の回転に伴って、スクリュウ羽根24も軸心周りに回転するので、被乾燥物Hは、開口部21に向かってスクリュウ羽根24の送り作用により送られ、開口部21から排出され、やがて自重により排出ケーシング31内に落とし込まれ、その排出口31Aから機外に排出される。
次に、本実施の形態に係る乾燥システムの作用を説明する。
本実施の形態によれば、軸心C廻りに回動自在な回転筒10及び、回転筒10内に位置して蒸気を連通させる加熱管11を回転させながら、回転筒10の一端側から被乾燥物Hを装入することで、加熱管11内の蒸気の熱により被乾燥物Hを乾燥させて被乾燥物Hを回転筒10の他端側とされる回転式スチームドライヤ1の排出口31Aから排出するようになっている。
そして、回転式スチームドライヤ1から排出された被乾燥物Hを輸送する空気輸送装置81とこの回転式スチームドライヤ1との間に配置されるロータリバルブ85を介して、回転式スチームドライヤ1内の密閉性を保持しつつ被乾燥物Hを回転式スチームドライヤ1側から空気輸送装置81側に送り出すことになる。この際、ロータリバルブ85からリークガスが漏れるものの、ガス供給配管である送気管86、74がこのリークガスを撹拌ガスKとして回転式スチームドライヤ1に供給することで、回転筒10の底部に堆積した被乾燥物H内にこの撹拌ガスKを噴射して、被乾燥物Hを撹拌することができる。
つまり、本実施の形態では、送気管86、74に繋がるガス噴射管71が回転筒10の内周面に沿って配置され、このガス噴射管71が回転筒10の底部に堆積した被乾燥物H内にリークガスを噴射するようになっている。
以上より、本実施の形態の乾燥システムによれば、回転筒10の回転に合わせてガス噴射管71が回転することで、回転筒10の回転に伴ってガス噴射管71が回転筒10の底部に堆積した被乾燥物H内を通過して、この被乾燥物Hが撹拌されるだけでなく、ガス噴射管71が回転筒10の底部に堆積した被乾燥物Hに対して撹拌ガスKを噴射してこの被乾燥物Hを撹拌しつつ乾燥することにより、撹拌効果を高めて被乾燥物Hの乾燥効率が高まるようになる。これに伴い、減率乾燥区間内における回転式スチームドライヤ1の乾燥能力が向上し、回転式スチームドライヤ1による被乾燥物Hの処理量を高めることが可能となる。
さらに、ロータリバルブ85から排出されるリークガスを上記のように有効利用することにより、このリークガスの処理装置を大型化させることがないだけでなく、処理装置が不要ともなる。
他方、本実施の形態では、蒸気供給管61及びドレン排出管62が、加熱管11に繋がって蒸気を加熱管11に対して給排し得ると共に、加熱管11と一体的に回転するようになっている。これに伴い、これら蒸気供給管61及びドレン排出管62内に設けられた回転接続管72の一端がガス噴射管71と接続されると共に、この回転接続管72の他端が回転継手63及び送気管74を介して送気管74と接続されて、送気管74からガス噴射管71に撹拌ガスKが供給されるようにもなっている。
つまり、本実施の形態によれば、回転筒10内に蒸気を連通させる加熱管11の熱により被乾燥物Hを乾燥するのに伴い、この加熱管11に対して蒸気を給排し得る蒸気供給管61及びドレン排出管62内に回転接続管72が配置されたことで、蒸気供給管61及びドレン排出管62内の蒸気が有している熱が回転接続管72に伝達されて利用可能となる。
従って、蒸気供給管61及びドレン排出管62内の蒸気が有している熱が回転接続管72に伝達されることで、ロータリバルブ85から排出されるリークガスの温度が高まって、被乾燥物Hの乾燥効率が高まるのに伴い、リークガスをより一層有効に利用可能になる。
次に、本発明の乾燥システムの第2の実施の形態を図4に示し、この図を参照しながら本実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
第1の実施の形態では、回転継手63の回転接続管72に対応する部分の他端側が送気管74を介して、フィルタ88に接続されていたが、本実施の形態では、ガスの貯留タンクとなるガス供給源73があり、このガス供給源73からキャリアガスであるガスGは排出ケーシング31の上部のガス吹き込み口31Bから円筒隔壁23の内周側に送入されるようになっている。
つまり、回転筒10内にガスGを吹込むガス吹込み口31Bに送気管74が繋がっており、この送気管74の途中にも、ガスの供給及び停止を可能とするバルブ75が配置されている。この為、このガス供給源73から送り出されるガスが、キャリアガスであるガスGとして用いられることになる。そして、ロータリバルブ85に繋がる送気管86の途中に前述のフィルタ88が配置されており、この送気管86の端部が送気管74に繋がっている。
従って、本実施の形態の乾燥システムによれば、ロータリバルブ85から漏れるリークガスをキャリアガスとして回転式スチームドライヤ1に供給することで、被乾燥物Hの乾燥効率が高まる。これに伴い回転式スチームドライヤ1の乾燥能力が向上し、回転式スチームドライヤ1による被乾燥物Hの処理量を高めることが可能となる。さらに、ロータリバルブ85から排出されるリークガスを上記のように有効利用することにより、第1の実施の形態と同様に、このリークガスの処理装置を大型化させること等もなくなる。
これに伴い、本実施の形態によれば、リークガスをキャリアガスとして利用することで、キャリアガスとして本来供給すべきガス量を低減することができる為、誘引ブロワである供給ブロワの小型化も図れるようになる。
本発明の第1の実施の形態に係る乾燥システムの概念を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る乾燥システムを示す要部断面図である。 図2の3−3矢視線断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る乾燥システムの概念を示す図である。 横型回転式乾燥機の概念斜視図である。 従来例の概念を示す図である。
符号の説明
1 回転式スチームドライヤ(乾燥機)
10 回転筒
11 加熱管(蒸気配管)
31A 排出口
61 蒸気供給管(熱媒体給排管)
62 ドレン排出管(熱媒体給排管)
71 ガス噴射管
72 回転接続管
73 ガス供給源
74 送気管(ガス供給手段)
81 空気輸送装置
85 ロータリバルブ
86 送気管(ガス供給手段)
88 フィルタ(ガス供給手段)

Claims (4)

  1. 回転筒を回転させながら回転筒の一端側から装入した被乾燥物を他端側から排出させる過程で、撹拌ガスを回転筒の底部に堆積した被乾燥物内に噴射しつつ、この被乾燥物を乾燥させる乾燥機と、
    乾燥機から排出された被乾燥物を輸送する輸送装置と、
    乾燥機と輸送装置との間に配置され且つ、被乾燥物を乾燥機側から輸送装置側に送り出すロータリバルブと、
    ロータリバルブから漏れるリークガスを撹拌ガスとして乾燥機に供給するガス供給手段と、
    を有することを特徴とする乾燥システム。
  2. 回転筒内に熱媒体を連通させる加熱管と、
    加熱管に繋がって熱媒体を加熱管に対して給排し得る熱媒体給排管と、
    熱媒体給排管内に設けられ且つ、ガス供給手段と接続されて回転筒内に撹拌ガスを供給する回転接続管と、
    を有したことを特徴とする請求項1記載の乾燥システム。
  3. ガス供給手段に繋がるガス噴射管が回転筒の内周面に沿って配置され、このガス噴射管が回転筒の底部に堆積した被乾燥物内にリークガスを噴射することを特徴とする請求項1記載の乾燥システム。
  4. 回転筒を回転させながら回転筒の一端側から装入した被乾燥物を他端側から排出させる過程で、キャリアガスを回転筒内に装入しつつ、被乾燥物を乾燥させる乾燥機と、
    乾燥機から排出された被乾燥物を輸送する輸送装置と、
    乾燥機と輸送装置との間に配置され且つ、被乾燥物を乾燥機側から輸送装置側に送り出すロータリバルブと、
    ロータリバルブから漏れるリークガスをキャリアガスとして乾燥機に供給するガス供給手段と、
    を有することを特徴とする乾燥システム。
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