JP2009221713A - 護床工の施工方法及び護床工ブロック - Google Patents

護床工の施工方法及び護床工ブロック Download PDF

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優 東田
Kazuhiko Washio
一彦 鷲尾
Takeshi Togawa
武司 十河
Masashi Yamamoto
正志 山本
将史 山本
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Abstract

【課題】比較的小規模な河川に護床を施すと共に、自然河川のような瀬と淵や曲線的な流れを有する河道を創出する。
【解決手段】河川の渓流20をなす流路23を形成するに当り、形成すべき河道縦断面の全深さの数分の1の厚さの三角形状の小型の護床工ブロック10を互いに隣接接触させて平面的に敷き詰めると共に上下に複数段重ねて配設し、各段のブロック10は、上下段のブロック10と係合させ、所望の渓流20のプロフィールに近似するようにブロック10を欠除させて流路23を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、河床の洗掘を防止するための護床工の施工方法及びこれに用いる護床工ブロックに関する。さらに詳しくは、比較的小規模な河川に用いられ、渓流、魚道等を容易に形成することができる護床工の施工方法及びこれに用いる好適な小型コンクリート護床工ブロックに係るものである。
河床の洗掘を防止するための護床工では、従来、1辺が40〜50cm程度の小型のコンクリートブロックから1辺が2mを超える大型のコンクリートブロックまで、様々な護床工コンクリートブロックが用いられ、護床工が施工されていた。
従来の護床工ブロックは、平面形状が、正方形、矩形、L字形、U字形、I字形などで、上表面に凸部又は凹部を設けた平面一段配列のものである。
このような従来の護床工ブロックを用いる施工では、どのブロックにおいても、河床に配置する際は、一様に敷き詰める形で配置しており、複数段積み重ねることがないため、河床の多様な変化を形成することはできなかった。
また魚道ブロックでは、堰を上面に設けた階段状のものなどが知られている。
例えば、擬石模様などの凹凸による溢流壁を上面に横断方向に形成して、上流側にプールを設け魚道を形成するブロックがある(例えば、特許文献1参照。)。
この技術は、大型のブロックの上面の擬石模様により魚道となる凹凸路を形成したもので、特定の敷設場所ごとに、特定の水深、蛇行などの形状を設計した多種多様な擬石模様をブロック上面に付与するものである。このブロックは他の構造を有するブロックと組合せ使用することもできるが、任意の流路を形成するような自由度や汎用性はない。
また、縦、横、高さ寸法が一定の直方体状のボックスを上下に2分の1だけずらして積重ねて結合し、魚巣、動植物の育成、護岸等も兼ねる根固めボックスもある(例えば、特許文献2参照。)。この技術も任意の渓流を形成する自由度が乏しい。
特開2001−81765号公報(第2−3頁、図1) 特公平7−51765号公報(第2−3頁、図1)
本発明は、比較的小規模な河川に、自然河川のような、瀬と淵や曲線的な流れを有する河川を創出することができる自由度の高い護床工の施工方法及びこの護床工施工方法に適切に用いることができる護床工ブロックを提供することを目的とするものである。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、河川の渓流をなす河道を形成するに当り、形成すべき河道縦断面の深さの数分の1の厚さをもつ小型平板状の護床工ブロックを用い、該護床工ブロックは隣接ブロック同士を隣接させて配設し、上下段のブロック
を、互いに係合させて積重すると共に河道を形成する部分のブロックを欠除させて護床工全体を立体的に組合わせることを特徴とする護床工の施工方法である。
本発明の護床工の施工方法では、河道を形成するために瀬や淵を創出し、より自然に近い河道とするために、ブロックを河床に積み重ねて、その積み段数を変えたり、ブロックの配置に変化をもたせ、水深、水路形状、水路幅に変化をつけた河道を創出する。このとき、河道の形状を任意の断面変化をもつ曲線状とすることも容易である。
上記本発明において、前記上下段ブロックの係合は、上下段ブロックに設けた上下貫通孔内に挿入した間伐材、現場打鉄筋コンクリート又は連結材補強間詰土によるものとすると好適である。間伐材は施工場所近傍で産出され、利用されなければ処理に費用を要するものなので、これを利用することは資源の有効利用に寄与する。
上記本発明の施工方法に好適に用いることができる本発明の護床工ブロックは、正三角形の各頂点を中心とする3個の同径の円を包絡する平面プロフィールを有し、前記正三角形の各頂点を中心とする上下貫通孔を備えた平板状のコンクリートブロックから成ることを特徴とする護床工ブロックである。
この護床工ブロックは、前記三角形の一辺の寸法が200〜300mm、ブロックの厚さが100〜300mm、前記上下貫通孔が直径100〜150mmの直孔又はテーパ孔とすると、製造、取扱い、現場施工作業等が容易となり、好ましい。このような三角形のプロフィールをもつ小型の護床工ブロックは、任意の配列ができ、人力で任意の渓流形状を施工するのに最適である。
前記貫通孔の周縁に上下ブロックが係合するリング状の凸部を設けると、上下ブロックの位置決め、係合、敷設作業が容易となる。
本発明によれば、コンクリートブロックによる護床工の役割を担いつつ、河川の水深、水路幅、水路形状および河床勾配など、河道の条件を自由に変えることで、自然河川に近い変化に富んだ河道を創出することが可能となる。
また、大規模な魚道の施工が困難な場所であっても、ブロック集合体として魚道化が可能である。
本発明の護床工ブロックは、ブロックが小型であるため、重機の使用が困難な現場においても施工が容易である。また、上下ブロックの係合、固定には、近隣の山林で発生する間伐材を使用することも可能であるから、この面でも自然の育成、不用材の有効利用等に寄与することができる。
本発明の護床工施工方法では、積み重ねるブロックの方向や段数に変化を持たせることが任意であり、河川の形状を自由に設定することが可能である。また、本発明の護床工ブロックはより自然に近づけた河道を創出できる護床工ブロックである。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明の護床工ブロックの実施例を図2に示した。図2(a)は平面図、図2(b)はその側面図である。実施例の護床工ブロック10は正三角形の各頂点を中心とする3個の同径の円12を包絡する包絡線11に囲まれた平面プロフィールを有し、前記正三角形の
各頂点位置に上下貫通孔13を備えている。
この護床工ブロック10は、平面で見た円12の中心距離(3個の貫通孔13の相互の中心距離)が200〜300mm(つまり円12の直径が200〜300mm)、ブロック10の厚さが100〜300mmである。また、前記上下貫通孔13は直径100〜150mmの円筒孔又は円錐テーパ孔のいずれでもよい。
ブロック10の上面の上下貫通孔13の周縁部にリング状の凸部14を設け、ブロック10の下面の上下貫通孔13の周縁部にこの凸部14と嵌合する凹部15を設けたものとしてもよい。凹部は上下貫通孔13をテーパ孔にして、テーパの大径側に凸リング上の凸部14が嵌入するものとしてもよい。
上下貫通孔13内には、間伐材その他の棒状体を挿入して、上下ブロック10同士を互いに固定する。鉄筋又は鉄骨を挿入しコンクリート又はモルタルを流入して上下ブロック同士を固定することとしてもよい。最上端のブロックでは、この上下貫通孔13を植生材の育成孔として利用してもよい。
図3は、別の実施例の護床工ブロック10を示すもので、図3(a)は平面図、図3(b)は側面図である。図3の実施例が図2の実施例と異なる点は包絡線12が直線状の部分を有することで、その他は図2と同様である。図2、図3の護床工ブロックは、平面的に配列したとき、隣接ブロック同士の側面が小さな隙間を以て接するように配列することができ、上下ブロックの貫通孔がそれぞれ上下の別のブロックの貫通孔に対応することができる。従って、小型ブロックであるにも拘らず、上下ブロックを互い違いに係合させ、護床工全体として密で強固な護床工を形成することができる。そして、所望の部分のブロックの配置を欠落させることによって、任意の形状や落差の河道を容易に形成することができる。
本発明の護床工ブロックは、簡単な形状の小型ブロックであり、工場生産が容易で、運搬、取扱い、現場施工が容易である。
図1は本発明方法によって施工された護床工を模式的に示す河川の渓流20を示す斜視図である。この護床工は、図2又は図3に示す三角形状の多数のブロック10を互いに隣接させて平面的に敷き詰め、その上面に1個のブロックの3個の上下貫通孔を、下段の隣接する別々の3個のブロックの孔に合致させて敷き並べ、これを繰返して6段に積重した護床工ブロック群を示している。
そして、渓流20を形成すべき流路部分のブロックを欠除させることによって、上流21から下流22に向って、水流が円滑に流れて瀬や渕や流れを形成する階段状、曲線状の流路23を形成している。
このような護床工は河川の根固工や護床工として、水深、水路幅、水路形状、河床勾配を自由に形成することができ、河道に変化をもたせることによって、自然の流れに近い河道を形成することができる。
この護床工は小型のブロックを用いるので様々な魚種に対応した魚道を設計することが可能で魚道形状に制約がない。また、プレキャストブロックを用いるので現場でのコンクリート打設や養生期間が不要である。ブロックの固定は杭等により強固に固定することができる。
このような任意の渓流20を形成することによって、河川に防災用の堰等を設ける場合
にも、その一部に理想的な魚道等を造成することができる。
実施例の渓流を形成した護床工の模式的斜視図である。 実施例の護床工ブロックである。 実施例の護床工ブロックである。
符号の説明
10 護床工ブロック
11 包絡線
12 円
13 上下貫通孔
14 凸部
15 凹部
20 渓流
21 上流
22 下流
23 流路

Claims (5)

  1. 河川の渓流をなす河道を形成するに当り、形成すべき河道縦断面の深さの数分の1の厚さをもつ小型平板状の護床工ブロックを用い、該護床工ブロックはブロック同士を隣接させて配設し、上下段のブロックを互いに係合させて積重すると共に、河道を形成する部分のブロックを欠除させて護床工全体を立体的に組合わせることを特徴とする護床工の施工方法。
  2. 前記上下段ブロックの係合は、上下段ブロックに設けた上下貫通孔内に挿入した間伐材、現場打鉄筋コンクリート又は連結材補強間詰土によるものであることを特徴とする請求項1記載の護床工の施工方法。
  3. 正三角形の各頂点を中心とする3個の同径の円を包絡する平面プロフィールを有し、前記正三角形の各頂点を中心とする上下貫通孔を備えた平板状のコンクリートブロックから成ることを特徴とする護床工ブロック。
  4. 前記三角形の一辺の寸法が200〜300mm、ブロックの厚さが100〜300mm、前記上下貫通孔が直径100〜150mmの直孔又はテーパ孔であることを特徴とする請求項3記載の護床工ブロック。
  5. 前記上下貫通孔の周縁に上下ブロックが係合するリング状の凸部を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の護床工ブロック。
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