JP2009221410A - インクジェット記録方法および記録物 - Google Patents

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Abstract

【課題】光照射によりインク硬化物を形成して記録媒体上に記録を行うインクジェット記録方法に関し、前記記録媒体を折り曲げた際にひび割れや剥がれの生じにくい(追従性に優れた)記録画像を形成するためのインクジェット記録方法を提供することにある。
【解決手段】本発明に係るインクジェット記録方法は、少なくとも単官能重合性化合物、多官能重合性化合物、分散剤および顔料を含有するインクジェット記録用インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体上に付着させた後、光照射により硬化物を形成して記録を行うインクジェット記録方法であって、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記分散剤のlogP値との差の絶対値は、1以下であり、かつ、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記多官能重合性化合物のlogP値との差の絶対値は、1以上である。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット記録方法および記録物に関する。
近年、紫外線等の光によって硬化する光硬化型インクの開発が進められている。この光硬化型インクは、プラスチック等の水性インクを吸収しない非吸収メディアに対する印刷において、速乾性があり、かつ、インクの滲みを防止した印刷を実現することができる(例えば、特許文献1参照)。光硬化型インクは、ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの非吸収メディアへのバリアブル印刷に適し、ラベル印刷などへの展開が期待されている。
OPPやPETなどの非吸収ソフトメディアに対する印刷では、記録された画像の耐擦過性、硬化性、および追従性を備えていることが必要となる。しかしながら、従来の光硬化型インクを用いて非吸収ソフトメディア上に記録された画像は、記録物を折り曲げた際にひび割れや剥がれが生じやすいという問題があった。
特開2007−182535号公報
本発明の目的は、光照射によりインク硬化物を形成して記録媒体上に記録を行うインクジェット記録方法に関し、前記記録媒体を折り曲げた際にひび割れや剥がれの生じにくい(追従性に優れた)記録画像を形成するためのインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明に係るインクジェット記録方法は、少なくとも単官能重合性化合物、多官能重合性化合物、分散剤および顔料を含有するインクジェット記録用インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体上に付着させた後、光照射により硬化物を形成して記録を行うインクジェット記録方法であって、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記分散剤のlogP値との差の絶対値は、1以下であり、かつ、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記多官能重合性化合物のlogP値との差の絶対値は、1以上である。
上記インクジェット記録方法によれば、前記記録媒体を折り曲げた際にひび割れや剥がれの生じにくい記録画像を形成することができる。
本発明に係るインクジェット記録方法によれば、前記記録媒体は、100μm以下の厚さを有するフィルム形状であることができる。
本発明に係るインクジェット記録方法によれば、前記記録媒体は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリエチレンテレフタレートから選択される少なくとも1種から形成されることができる。
本発明に係るインクジェット記録方法によれば、前記顔料の平均分散粒径は、100nm以下であることができる。
本発明に係る記録物は、上記のインクジェット記録方法により形成されたものである。
以下、本発明に好適な実施形態について、詳細に説明する。
1.インクジェット記録方法
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、少なくとも単官能重合性化合物、多官能重合性化合物、分散剤および顔料を含有するインクジェット記録用インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体上に付着させた後、光照射により硬化物を形成して記録を行うインクジェット記録方法であって、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記分散剤のlogP値との差の絶対値は、1以下であり、かつ、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記多官能重合性化合物のlogP値との差の絶対値は、1以上である。
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、詳細は後述するが、少なくとも単官能重合性化合物、多官能重合性化合物、分散剤および顔料を含有する光硬化型のインクである。
本発明は、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記分散剤のlogP値との差の絶対値は、1以下であり、かつ、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記多官能重合性化合物のlogP値との差の絶対値は、1以上であることを特徴とする。このような構成とすることにより、前記記録媒体を折り曲げた際にひび割れや剥がれの生じにくい記録画像を形成することができる。
ここで、「logP値」とは、化合物の疎水性を表す指標である。logP値はオクタノール/水系において、これら二層に溶質がどのような割合で分配されるかを示している。つまり、logPの値が大きいほど溶質は、疎水性が高く、オクタノール相によく溶ける。また、二種類の物質のlogP値が近似するということは、互いの疎水性が類似していることを表す。
logP値は、例えば、溶質と二種類の溶媒を実際にフラスコに入れ、よく振り混ぜて行うフラスコ振盪法、または高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いたHPLC法により求めることができる。
インク組成物中に単官能性重合性化合物が含まれると、光により硬化されたインク層に柔軟性を付与することができる。ここで、単官能重合性化合物のlogP値と分散剤のlogP値との差の絶対値を1以下、かつ、単官能重合性化合物のlogP値と多官能重合性化合物のlogP値との差の絶対値を1以上とすることにより、分散剤は単官能重合性化合物と絡み合いやすくなるものと考えられる。したがって、分散剤に被覆されている顔料は、柔軟性を付与し得る単官能重合性化合物と優先的に絡み合うことができるため、記録媒体を折り曲げた際にひび割れや剥がれの生じにくい記録画像を形成することができるものと考えられる。
記録媒体としては、上記の条件を満たすことができれば特に制限されないが、例えば、100μm以下の厚さを有するフィルム形状であることが好ましい。記録媒体の材質としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(OPP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の非吸収ソフトメディアであることが好ましい。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、インクジェットプリンターを用いて、上記の条件を満たすような記録媒体上に、上記の条件を満たすような光硬化型インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体上に付着させた後、光照射により硬化物を形成して記録を行う。インクジェットプリンターは、主にインクジェット式記録ヘッド、本体、トレイ、ヘッド駆動機構、キャリッジおよびキャリッジの側面に搭載された光照射装置を備えている。インクジェット式記録ヘッドは、少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクカートリッジを備えており、フルカラー印刷ができるように構成されている。また、このインクジェットプリンターは、内部に専用のコントローラボード等を備えており、インクジェット式記録ヘッドのインクの吐出タイミングおよびヘッド駆動機構の走査を制御することができる。
光の照射には、インクジェットプリンター内のキャリッジ側面に搭載された光照射装置を用いることができる。照射光源の波長は、特に制限されないが、好ましくは350nm以上、450nm以下である。光の照射量は、好ましくは10mJ/cm以上、20,000mJ/cm以下であり、より好ましくは50mJ/cm以上、15,000mJ/cm以下の範囲で行う。この範囲内における光照射量であれば、十分硬化反応を行うことができる。
光の照射は、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ灯のランプを挙げることができる。例えば、Fusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いて行うことができる。また、紫外線発光ダイオード(紫外線LED)や紫外線発光半導体レーザ等の紫外線発光半導体素子により、紫外線照射を行うことができる。
本実施形態に係る記録物は、上記のインクジェット記録方法により形成されたものである。上記記録物は、画像の記録された記録媒体を折り曲げた際にひび割れや剥がれの生じにくい記録画像を有している。
2.インクジェット記録用インク組成物
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、少なくとも単官能重合性化合物、多官能重合性化合物、分散剤および顔料を含有する。以下、各成分について詳細に説明する。
2.1 重合性化合物
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、重合性化合物として単官能重合性化合物および多官能重合性化合物を含有する。これらの重合性化合物は、何らかのエネルギー付与により重合反応を生起し、硬化する化合物であれば特に制限されることはなく、モノマー、オリゴマー、ポリマーの種を問わず使用することができる。
本実施形態において、重合性化合物として用いられるカチオン性重合性化合物としては、例えば、特開平6−9714号、特開2001−31892号、特開2001−40068号、特開2001−55507号、特開2001−310938号、特開2001−310937号、特開2001−220526号などの各公報に記載されているエポキシ化合物、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物などが挙げられる。
エポキシ化合物としては、芳香族エポキシド、脂環式エポキシドなどが挙げられる。
単官能エポキシ化合物としては、例えば、フェニルグリシジルエーテル、p−tert―ブチルフェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、1,2−ブチレンオキサイド、1,3−ブタジエンモノオキサイド、1,2−エポキシドデカン、エピクロロヒドリン、1,2−エポキシデカン、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、3−メタクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−アクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−ビニルシクロヘキセンオキサイド等が挙げられる。
多官能エポキシ化合物としては、例えば、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテル、臭素化ビスフェノールAジグリシジルエーテル、臭素化ビスフェノールFジグリシジルエーテル、臭素化ビスフェノールSジグリシジルエーテル、エポキシノボラック樹脂、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールSジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3',4'−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタ−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビニルシクロヘキセンオキサイド、4−ビニルエポキシシクロヘキサン、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシル−3',4'−エポキシ−6'−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、メチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサン)、ジシクロペンタジエンジエポキサイド、エチレングリコールジ(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)エーテル、エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル類、1,1,3−テトラデカジエンジオキサイド、リモネンジオキサイド、1,2,7,8−ジエポキシオクタン、1,2,5,6−ジエポキシシクロオクタン等が挙げられる。
これらのエポキシ化合物の中でも、硬化速度に優れるという観点から、芳香族エポキシドおよび脂環式エポキシドが好ましく、脂環式エポキシドが特に好ましい。
単官能ビニルエーテルとしては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ノニルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルメチルビニルエーテル、4−メチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、ジシクロペンテニルビニルエーテル、2−ジシクロペンテノキシエチルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、ブトキシエチルビニルエーテル、メトキシエトキシエチルビニルエーテル、エトキシエトキシエチルビニルエーテル、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル、テトラヒドロフリフリルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ポリエチレングリコールビニルエーテル、クロルエチルビニルエーテル、クロルブチルビニルエーテル、クロルエトキシエチルビニルエーテル、フェニルエチルビニルエーテル、フェノキシポリエチレングリコールビニルエーテル等が挙げられる。
多官能ビニルエーテルとしては、例えば、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ポリエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリコールジビニルエーテル、ブチレングリコールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、ビスフェノールAアルキレンオキサイドジビニルエーテル、ビスフェノールFアルキレンオキサイドジビニルエーテルなどのジビニルエーテル類;トリメチロールエタントリビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、ジトリメチロールプロパンテトラビニルエーテル、グリセリントリビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタビニルエーテル、ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテル、エチレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリビニルエーテル、エチレンオキサイド付加ジトリメチロールプロパンテトラビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加ジトリメチロールプロパンテトラビニルエーテル、エチレンオキサイド付加ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、エチレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテルなどが挙げられる。
ビニルエーテル化合物としては、硬化性、被記録媒体との密着性、形成された画像の表面硬度などの観点から、ジまたはトリビニルエーテル化合物が好ましく、ジビニルエーテル化合物が特に好ましい。
オキセタン化合物は、オキセタン環を有する化合物を指し、特開2001−220526号、特開2001−310937号、特開2003−341217号の各公報に記載されている公知のオキセタン化合物を使用できる。
本実施形態に用いられるオキセタン環を有する化合物としては、その構造内にオキセタン環を1〜4個有する化合物が好ましい。このような化合物を使用することにより、インク組成物の粘度をハンドリング性の良好な範囲に維持することが容易となり、また硬化後のインクの被記録媒体との高い密着性を得ることができる。
単官能オキセタンとしては、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−(メタ)アリルオキシメチル−3−エチルオキセタン、(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチルベンゼン、4−フルオロ−[1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、4−メトキシ−[1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、[1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)エチル]フェニルエーテル、イソブトキシメチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−エチルヘキシル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、エチルジエチレングリコール(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンタジエン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラヒドロフルフリル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−テトラブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−トリブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシプロピル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ブトキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタクロロフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル等が挙げられる。
多官能オキセタンとしては、例えば、3,7−ビス(3−オキセタニル)−5−オキサ−ノナン、3,3'−(1,3−(2−メチレニル)プロパンジイルビス(オキシメチレン))ビス−(3−エチルオキセタン)、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、1,2−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]エタン、1,3−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]プロパン、エチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリシクロデカンジイルジメチレン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリメチロールプロパントリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、1,4−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ブタン、1,6−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ヘキサン、ペンタエリスリトールトリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ポリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジトリメチロールプロパンテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールF(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル等が挙げられる。
このようなオキセタン環を有する化合物については、前記特開2003−341217号公報、段落[0021]〜[0084]に詳細に記載されており、ここに記載されている化合物は本発明にも好適に用いられる。本発明で使用するオキセタン化合物の中でも、インク組成物の粘度と粘着性の観点から、オキセタン環を1〜2個有する化合物を用いることが好ましい。
また、本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、重合性化合物として光ラジカル開始剤から発生する開始種により重合反応を生じる各種公知のラジカル重合性化合物を使用することも好ましい。ラジカル重合性化合物としては、(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリルアミド類、芳香族ビニル類等が挙げられる。なお、本明細書中において、「アクリレート」、「メタクリレート」の双方あるいはいずれかを指す場合「(メタ)アクリレート」と、「アクリル」、「メタクリル」の双方あるいはいずれかを指す場合「(メタ)アクリル」と、それぞれ記載することがある。
単官能(メタ)アクリレートとしては、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、tert−オクチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4−n−ブチルシクロへキシル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルジグリコール(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−クロロエチル(メタ)アクリレート、4−ブロモブチル(メタ)アクリレート、シアノエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ブトキシメチル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレンモノアクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、アルコキシメチル(メタ)アクリレート、2−エチルへキシルカルビトール(メタ)アクリレート、アルコキシエチル(メタ)アクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2,2,2−テトラフルオロエチル(メタ)アクリレート、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシル(メタ)アクリレート、4−ブチルフェニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、2,4,5−テトラメチルフェニル(メタ)アクリレート、4−クロロフェニル(メタ)アクリレート、フェノキシメチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジロキシブチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシドモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、オリゴエチレンオキシドモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシド(メタ)アクリレート、オリゴエチレンオキシド(メタ)アクリレート、オリゴエチレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、オリゴプロピレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、2−メタクリロイロキシエチルコハク酸、2−メタクリロイロキシヘキサヒドロフタル酸、2−メタクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリフロロエチル(メタ)アクリレート、パーフロロオクチルエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、EO変性フェノール(メタ)アクリレート、EO変性クレゾール(メタ)アクリレート、EO変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、PO変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、EO変性−2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
二官能(メタ)アクリレートとしては、1,4−ブタンジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジアクリレート、ポリプロピレンジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ブチルエチルプロパンジオール(メタ)アクリレート、エトキシ化シクロヘキサンメタノールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、オリゴエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、2−エチル−2−ブチル−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、EO変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFポリエトキシジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、オリゴプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、2−エチル−2−ブチル−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
三官能の(メタ)アクリレートとしては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンのアルキレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ((メタ)アクリロイルオキシプロピル)エーテル、イソシアヌル酸アルキレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリ((メタ)アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、ヒドロキシピバルアルデヒド変性ジメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ソルビトールトリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エトキシ化グリセリントリアクリレート等が挙げられる。
四官能の(メタ)アクリレートとしては、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
五官能の(メタ)アクリレートとしては、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートが挙げられる。
六官能の(メタ)アクリレートとしては、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート、フォスファゼンのアルキレンオキサイド変性ヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(メタ)アクリルアミド類としては、例えば、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイルモルフォリンが挙げられる。
芳香族ビニル類としては、スチレン、メチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、クロルメチルスチレン、メトキシスチレン、アセトキシスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ビニル安息香酸メチルエステル、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、3−エチルスチレン、4−エチルスチレン、3−プロピルスチレン、4−プロピルスチレン、3−ブチルスチレン、4−ブチルスチレン、3−ヘキシルスチレン、4−ヘキシルスチレン、3−オクチルスチレン、4−オクチルスチレン、3−(2−エチルヘキシル)スチレン、4−(2−エチルヘキシル)スチレン、アリルスチレン、イソプロペニルスチレン、ブテニルスチレン、オクテニルスチレン、4−t−ブトキシカルボニルスチレン、4−メトキシスチレン、4−t−ブトキシスチレン等が挙げられる。
さらに、本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物に使用可能なラジカル重合性化合物としては、ビニルエステル類(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニルなど)、アリルエステル類(酢酸アリルなど)、ハロゲン含有単量体(塩化ビニリデン、塩化ビニルなど)、ビニルエーテル(メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキシビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、クロロエチルビニルエーテルなど)、シアン化ビニル((メタ)アクリロニトリルなど)、オレフィン類(エチレン、プロピレンなど)等が挙げられる。
これらのうち、ラジカル重合性モノマーとしては、硬化速度の観点から(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリルアミド類が好ましく、特に硬化速度の観点から(メタ)アクリレート類が好ましい。さらに、放射線硬化型インク組成物の粘度の観点から、上記の(メタ)アクリレートと、単官能もしくは二官能の(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミドを併用することができる。
2.2 分散剤
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、分散剤を含有する。インク組成物中に分散剤を含有させると、顔料の分散安定性を向上させることができる。分散剤としては、高分子系顔料分散剤が好ましく、例えば、ポリオキシアルキレンポリアルキレンポリアミン(CN)−(PO)−(EO)−OH(式中、n、xおよびyは、それぞれ1以上の整数を意味し、POはプロピレンオキサイドを意味し、EOはエチレンオキサイドを意味する。)が挙げられる。ポリオキシアルキレンポリアルキレンポリアミンの具体例としては、例えば、ディスコールN−503、N−506、N−509、N−512、N−515、N−518、N−520などが挙げられる。
また、高分子系顔料分散剤として市販されている、アジスパーPB−711、821、822、411(以上、味の素ファインテクノ社製);ソルスパース5000、12000、13940、22000(以上、アビシア社製)なども好ましく用いられる。
上記分散剤の添加量は、好ましくは0.1〜20質量%であり、より好ましくは0.5〜10質量%である。
2.3 顔料
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、顔料を含有する。本実施形態に用いられるインク組成物は、プラスチックメディア等の水性インクを吸収しない非吸収メディアに直接印刷する目的で使用されることが多いため、印刷物の耐久性の観点から顔料を用いている。
顔料としては、特に制限されることなく、無機顔料、有機顔料を用いることができる。
無機顔料としては、酸化チタンおよび酸化鉄に加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。また、有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含む。)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用することができる。
顔料の具体例としては、カーボンブラックとして、C.I.ピグメントブラック7、三菱化学社製のNo.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No.2200B等;コロンビア社製のRaven5750、同5250、同5000、同3500、同1255、同700等;キャボット社製のRegal 400R、同330R、同660R、Mogul L、同700、Monarch800、同880、同900、同1000、同1100、同1300、同1400等;デグッサ社製のColor Black FW1、同FW2、同FW2V、同FW18、同FW200、Color Black S150、同S160、同S170、Printex 35、同U、同V、同140U、Special Black 6、同5、同4A、同4等が挙げられる。
イエローインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、109、110、114、120、128、129、138、150、151、154、155、180、185、213等が挙げられる。
マゼンタインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、168、184、202、209、C.I.ピグメントヴァイオレット19等が挙げられる。
シアンインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15:3、15:4、60、16、22が挙げられる。
顔料の平均分散粒径は、好ましくは100nm以下であり、より好ましくは50〜100nmである。顔料の平均分散粒径が100nmを超えると、光照射により硬化されたインクと記録媒体との接着性に優れないことがある。インク組成物における色材の含有量は、好ましくは0.1〜25質量%程度の範囲であり、より好ましくは0.5〜15質量%程度の範囲である。
上記の顔料は、上述した分散剤を用いて上記重合性化合物中に分散させて得られた顔料分散液として使用することができる。
2.4 その他の添加剤
2.4.1 重合開始剤
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、重合開始剤を含有することが好ましい。重合開始剤として、ラジカル重合またはカチオン重合の光重合開始剤を含有することが好ましい。光重合開始剤は、光の作用、または増感色素の電子励起状態との相互作用を経て、化学変化を生じ、ラジカル、酸、および塩基のうちの少なくともいずれか1種を生成する化合物である。光重合開始剤は、照射される活性光線、例えば、400〜200nmの紫外線、遠紫外線、g線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光、ArFエキシマレーザー光、電子線、X線、分子線、またはイオンビーム等に感度を有するものを適宜選択して使用することができる。
光重合開始剤として、例えば、芳香族ケトン類、芳香族オニウム塩化合物、有機過酸化物、ヘキサアリールビイミダゾール化合物、ケトオキシムエステル化合物、ボレート化合物、アジニウム化合物、メタロセン化合物、活性エステル化合物、炭素ハロゲン結合を有する化合物等を挙げることができる。
(a)芳香族ケトン類
芳香族ケトン類の好ましい例としては、「RADIATION CURING IN POLYMER SCIENCE AND TECHNOLOGY」J.P.FOUASSIER J.F.RABEK(1993)、p77〜117記載のベンゾフェノン骨格あるいはチオキサントン骨格を有する化合物等を挙げることができる。
芳香族ケトン類としては、例えば、特公昭47−6416記載のα−チオベンゾフェノン化合物、特公昭47−3981記載のベンゾインエーテル化合物、特公昭47−22326記載のα−置換ベンゾイン化合物、特公昭47−23664記載のベンゾイン誘導体、特開昭57−30704号公報記載のアロイルホスホン酸エステル、特公昭60−26483号公報記載のジアルコキシベンゾフェノン、特公昭60−26403号公報、特開昭62−81345号公報記載のベンゾインエーテル類、特公平1−34242号公報、米国特許第4,318,791号、ヨーロッパ特許0284561A1号記載のα−アミノベンゾフェノン類、特開平2−211452号公報記載のp−ジ(ジメチルアミノベンゾイル)ベンゼン、特開昭61−194062号公報記載のチオ置換芳香族ケトン、特公平2−9597号公報記載のアシルホスフィンスルフィド、特公平2−9596号公報記載のアシルホスフィン、特公昭63−61950号公報記載のチオキサントン類、特公昭59−42864号公報記載のクマリン類等を挙げることができる。
(b)芳香族オニウム塩化合物
芳香族オニウム塩化合物としては、周期律表の第V、VI、およびVII族の元素、具体的にはN、P、As、Sb、Bi、O、S、Se、Te、またはIの芳香族オニウム塩が含まれる。例えば、欧州特許104143号明細書、米国特許4837124号明細書、特開平2−150848号公報、特開平2−96514号公報に記載されるヨードニウム塩類、欧州特許370693号、同233567号、同297443号、同297442号、同279210号、および同422570号各明細書、米国特許3902144号、同4933377号、同4760013号、同4734444号、および同2833827号各明細書に記載されるスルホニウム塩類、ジアゾニウム塩類(置換基を有してもよいベンゼンジアゾニウム等)、ジアゾニウム塩樹脂類(ジアゾジフェニルアミンのホルムアルデヒド樹脂等)、N−アルコキシピリジニウム塩類等(例えば、米国特許4,743,528号明細書、特開昭63−138345号、特開昭63−142345号、特開昭63−142346号、および特公昭46−42363号各公報等に記載されるもので、具体的には1−メトキシ−4−フェニルピリジニウムテトラフルオロボレート等)、さらには特公昭52−147277号、同52−14278号、および同52−14279号各公報記載の化合物が好ましい。
(c)有機過酸化物
有機過酸化物としては、分子中に酸素−酸素結合を1個以上有する有機化合物のほとんど全てが含まれるが、その例としては、3,3′,4,4′−テトラ−(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラ−(t−アミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラ−(t−へキシルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラ−(t−オクチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラ−(クミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラ−(p−イソプロピルクミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレート等の過酸化エステル系が好ましい。
(d)ヘキサアリールビイミダゾール化合物
ヘキサアリールビイミダゾールとしては、特公昭45−37377号公報、特公昭44−86516号公報記載のロフィンダイマー類、例えば、例えば、2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ブロモフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o,p−ジクロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラ(m−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(o,o′−ジクロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ニトロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−メチルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−トリフルオロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール等を挙げることができる。
(e)ケトオキシムエステル化合物
ケトオキシムエステルとしては、3−ベンゾイロキシイミノブタン−2−オン、3−アセトキシイミノブタン−2−オン、3−プロピオニルオキシイミノブタン−2−オン、2−アセトキシイミノペンタン−3−オン、2−アセトキシイミノ−1−フェニルプロパン−1−オン、2−ベンゾイロキシイミノ−1−フェニルプロパン−1−オン、3−p−トルエンスルホニルオキシイミノブタン−2−オン、2−エトキシカルボニルオキシイミノ−1−フェニルプロパン−1−オン等を挙げることができる。
(f)ボレート化合物
ボレート化合物としては、米国特許3,567,453号、同4,343,891号、ヨーロッパ特許109,772号、同109,773号に記載されている化合物を挙げることができる。
(g)アジニウム塩
アジニウム塩化合物としては、特開昭63−138345号、特開昭63−142345号、特開昭63−142346号、特開昭63−143537号、および特公昭46−42363号記載のN−O結合を有する化合物群を挙げることができる。
(h)メタロセン化合物
メタロセン化合物の例としては、特開昭59−152396号、特開昭61−151197号、特開昭63−41484号、特開平2−249号、特開平2−4705号記載のチタノセン化合物、および特開平1−304453号、特開平1−152109号記載の鉄−アレーン錯体を挙げることができる。
上記チタノセン化合物の具体例としては、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ジ−クロライド、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−フェニル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロ−フェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4,6−トリフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−2,6−ジフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニル−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(ピリ−1−イル)フェニル)チタニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ビス[2,6−ジフルオロ−3−(メチルスルホンアミド)フェニル]チタン、ビス(シクロペンタジエニル)ビス[2,6−ジフルオロ−3−(N−ブチルビアロイル−アミノ)フェニル]チタン等を挙げることができる。
(i)活性エステル化合物
活性エステル化合物としては、欧州特許0290750号、同046083号、同156153号、同271851号、および同0388343号各明細書、米国特許3901710号、および同4181531号各明細書、特開昭60−198538号および特開昭53−133022号各公報に記載されるニトロベンズルエステル化合物、欧州特許0199672号、同84515号、同199672号、同044115号、および同0101122号各明細書、米国特許4618564号、同4371605号、および同4431774号各明細書、特開昭64−18143号、特開平2−245756号、および特開平4−365048号各公報記載のイミノスルホネート化合物、特公昭62−6223号、特公昭63−14340号、および特開昭59−174831号各公報に記載される化合物等が挙げられる。
(j)炭素ハロゲン結合を有する化合物
炭素ハロゲン結合を有する化合物としては、例えば、若林ら著、Bull.Chem.Soc.Japan,42、2924(1969)記載の化合物、英国特許1388492号明細書記載の化合物、特開昭53−133428号公報記載の化合物、独国特許3337024号明細書記載の化合物等を挙げることができる。
また、F.C.Schaefer等によるJ.Org.Chem.29、1527(1964)記載の化合物、特開昭62−58241号公報記載の化合物、特開平5−281728号公報記載の化合物等を挙げることができる。ドイツ特許第2641100号に記載されているような化合物、ドイツ特許第3333450号に記載されている化合物、ドイツ特許第3021590号に記載の化合物群、あるいはドイツ特許第3021599号に記載の化合物群等を挙げることができる。
また、Vicure 10、30(Stauffer Chemical社製)、Irgacure 127、184、500、651、2959、907、369、379、754、1700、1800、1850、819、OXE01、Darocur 1173、TPO、ITX(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)、Quantacure CTX(Aceto Chemical社製)、Kayacure DETX−S(日本化薬社製)、ESACURE KIP150(Lamberti社製)の商品名で入手可能な光ラジカル重合開始剤も使用することができる。
2.4.2 界面活性剤
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、界面活性剤を添加することもできる。例えば、シリコーン系界面活性剤として、ポリエステル変性シリコーンやポリエーテル変性シリコーンを用いることが好ましく、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンまたはポリエステル変性ポリジメチルシロキサンを用いることが特に好ましい。具体的には、BYK−347、348、BYK−UV3500、3510、3530、3570(ビックケミー・ジャパン社製)を挙げることができる。
2.4.3 その他の添加剤
本実施形態に用いられるインクジェット記録用インク組成物は、その他の成分として、公知の湿潤剤、浸透溶剤、pH調整剤、防腐剤、防黴剤等を添加してもよい。さらに、必要に応じて、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加することができる。また、本実施形態に係るコンポジットブラックインクをインクジェット記録方法で使用する場合には、その粘度は、25℃で10mPa・s以下であることが使用上好ましい。
3.実施例
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
3.1 実施例1
3.1.1 光硬化型インク組成物の調製
1Lビーカーに、メトキシプロピレンモノアクリレートを50g、分散剤(味の素ファインテクノ社製、「アジスパーPB821」)を4.0g添加し、撹拌機(プライミクス社製、「T.K.ロボミックス」)で10,000rpmで30分間撹拌し、完全に溶解させた。該溶液に、シアン顔料(大日本インキ化学工業社製、「TGR−SD」)6.0gを添加し、16,000rpmで2時間撹拌し、ミルベースを作製した。該ミルベースをサンドグラインダー(シンマルエンタープライゼス社製、「ダイノミル」;ジルコニアビーズφ0.3mm、充填率80%、周速20m/sec.)で3時間分散し、顔料分散液を作製した。該分散液をカートリッジフィルター(ロキテクノ社製、「VNN−010」)で加圧ろ過した。このろ液に、1,6−ヘキサンジアクリレートを50g、Irgacure819を3g、Irgacure127を2g添加し、シアン光硬化型インク組成物を得た。
3.1.2 評価用記録物の作製
上記のようにして調製されたシアン光硬化型インク組成物をUV硬化インクジェットプリンター(ミマキエンジニアリング社製、型番「JF−1610」)のインクカートリッジに充填した。シアン光硬化型インク組成物が充填されたインクカートリッジを上記プリンターのシアンカートリッジ装着箇所に装着した。印刷台に記録メディア(東レ社製、PETフィルム型番「125−E20」をA4サイズにカットしたもの)を吸引装着し、シアン色ベタの印刷データを作成して(5cm×5cm正方形、duty100%)、同データを記録メディア上に印刷した(印刷モード;1200dpi、16パス、CMYKカラーコード、UV照射設定100%、クリアコートなし)。
3.1.3 追従性の評価
上記のようにして作製された評価用記録物を、印刷面が順次凸側または凹側となるようにそれぞれ45度の角度まで手で100往復の折り曲げを繰り返した後、目視により硬化物膜の状態を観察し、ひび割れその他外観上の異常の有無を確認した。
3.2 実施例2
メトキシプロピレンモノアクリレート(単官能重合性化合物)を、イソボルニルアクリレートに変更し、1,6−ヘキサンジアクリレート(多官能重合性化合物)を、ポリプロピレンジアクリレートに変更し、アジスパーPB821(分散剤)をソルスパース13940に変更した以外は、実施例1と同様にして追従性の評価を行った。
3.3 比較例1
メトキシプロピレンモノアクリレート(単官能重合性化合物)を、イソボルニルアクリレートに変更した以外は、実施例1と同様にして追従性の評価を行った。
3.4 比較例2
1,6−ヘキサンジアクリレート(多官能重合性化合物)を、ポリプロピレンジアクリレートに変更した以外は、実施例1と同様にして追従性の評価を行った。
3.5 評価結果
評価結果を表1に示す。
Figure 2009221410
表1において、追従性の評価基準を以下に示す。
1:ひび割れがない。
2:ひび割れがあるが、印刷面の剥がれはない。
3:印刷面の剥がれがある。
実施例1および2は、単官能重合性化合物のLogP値と分散剤のLogP値との差の絶対値が1以下であり、かつ、単官能重合性化合物のLogP値と多官能重合性化合物のLogP値との差の絶対値が1以上の例である。実施例1および2の追従性評価試験では共に印刷面のひび割れが認められず、実施例1および2に係る記録物は、優れた追従性を有することがわかった。
比較例1は、単官能重合性化合物のLogP値と分散剤のLogP値との差の絶対値が1以上であり、かつ、単官能重合性化合物のLogP値と多官能重合性化合物のLogP値との差の絶対値が1以上の例である。比較例1の追従性評価試験では、印刷面のひび割れだけでなく、剥がれも認められた。
比較例2は、単官能重合性化合物のLogP値と分散剤のLogP値との差の絶対値が1以下であり、かつ、単官能重合性化合物のLogP値と多官能重合性化合物のLogP値との差の絶対値が1以下の例である。比較例2の追従性評価試験では、印刷面の剥がれは認められなかったが、ひび割れが認められた。
以上の結果から、単官能重合性化合物のLogP値と分散剤のLogP値との差の絶対値が1以下であり、かつ、単官能重合性化合物のLogP値と多官能重合性化合物のLogP値との差の絶対値が1以上であることにより、記録媒体を折り曲げた際にひび割れや剥がれの生じにくい(追従性に優れた)記録画像が得られることがわかった。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。

Claims (5)

  1. 少なくとも単官能重合性化合物、多官能重合性化合物、分散剤および顔料を含有するインクジェット記録用インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体上に付着させた後、光照射により硬化物を形成して記録を行うインクジェット記録方法であって、
    前記単官能重合性化合物のlogP値と前記分散剤のlogP値との差の絶対値は、1以下であり、
    かつ、前記単官能重合性化合物のlogP値と前記多官能重合性化合物のlogP値との差の絶対値は、1以上である、インクジェット記録方法。
  2. 請求項1において、
    前記記録媒体は、100μm以下の厚さを有するフィルム形状である、インクジェット記録方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記記録媒体は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリエチレンテレフタレートから選択される少なくとも1種から形成される、インクジェット記録方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記顔料の平均分散粒径は、100nm以下である、インクジェット記録方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法により形成された、記録物。
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