JP2009221347A - プロピレン系樹脂組成物およびその成形体 - Google Patents

プロピレン系樹脂組成物およびその成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】耐衝撃性と耐熱性に成形体を作ることが可能なプロピレン系樹脂組成物及びその成形体を提供する。
【解決手段】プロピレン系重合体(A)10質量%以上88質量%以下と、ポリ乳酸系樹脂(B)10質量%以上88質量%以下と、エポキシ樹脂(C)1質量%以上20質量%以下と、(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)1質量%以上50質量%以下と、を含有した。(但し、プロピレン系重合体(A)とポリ乳酸系樹脂(B)とエポキシ樹脂(C)と(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)とのそれぞれの含有量の合計を100質量%とする。)
【選択図】なし

Description

本発明は、プロピレン系樹脂組成物およびその成形体に関するものである。
近年、地球環境への影響を意識して、植物を原料として合成されるポリ乳酸系樹脂の利用が検討されている。
例えば、特開2006−52248号公報(特許文献1)には、乳酸系樹脂、エポキシを含有するポリオレフィン樹脂と、エポキシ樹脂を含有することを特徴とする乳酸系樹脂組成物が記載されている。
特開2006−52248号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の乳酸系樹脂組成物から得られる成形体の耐衝撃性については、さらなる改良が求められている。
かかる状況の下、本発明の目的は、耐衝撃性に優れる成形体を提供することができるプロピレン系樹脂組成物およびその成形体を提供することにある。
本発明者等は、鋭意検討の結果、下記の構成を有する樹脂組成物が上記課題を解決できることを見出し、これを完成させるに至った。
すなわち本発明は、プロピレン系重合体(A)10質量%以上88質量%以下と、
ポリ乳酸系樹脂(B)10質量%以上88質量%以下と、
エポキシ樹脂(C)1質量%以上20質量%以下と、
(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)1質量%以上50質量%以下と、を含有するプロピレン系樹脂組成物を提供するものである。
(但し、プロピレン系重合体(A)とポリ乳酸系樹脂(B)とエポキシ樹脂(C)と(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)とのそれぞれの含有量の合計を100質量%とする。)
本発明によれば、耐衝撃性に優れる成形体を提供することができるプロピレン系樹脂組成物およびその成形体を提供することが可能となる。
本発明に係るプロピレン系樹脂組成物(以下、単に樹脂組成物ともいう)は、所定量のプロピレン系重合体(A)と、ポリ乳酸系樹脂(B)と、エポキシ樹脂(C)と、(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)と、を含有する。以下詳細に説明する。
[プロピレン系重合体(A)]
本発明のプロピレン系樹脂組成物に用いられるプロピレン系重合体(以下、成分(A)ともいう)は、プロピレンに由来する単量体単位を有し、プロピレン単独重合体(以下、成分(A−1)ともいう)、および、プロピレン−エチレン共重合体(以下、成分(A−2)ともいう)からなる群から選ばれる少なくとも1種のプロピレン系重合体が用いられる。
プロピレン−エチレン共重合体(成分(A−2))としては、プロピレン−エチレンランダム共重合体(以下、成分(A−2−1)ともいう)、プロピレン−エチレンブロック共重合体(以下、成分(A−2−2)ともいう)が挙げられる。このプロピレン−エチレンブロック共重合体(成分(A−2−2))とは、プロピレン単独重合体成分と、プロピレン−エチレンランダム共重合体成分とからなる共重合体である。
プロピレン系重合体(成分(A))として、好ましくは、成形体の剛性、耐熱性または硬度の観点から、プロピレン単独重合体(成分(A−1))または、プロピレン−エチレンブロック共重合体(成分(A−2−2))である。
プロピレン単独重合体(成分(A−1))の13C−NMRによって測定されるアイソタクチック・ペンタッド分率は0.95以上が好ましく、さらに好ましくは0.98以上である。プロピレン−エチレンブロック共重合体(成分(A−2))のプロピレン単独重合体成分の、13C−NMRによって測定されるアイソタクチック・ペンタッド分率は0.95以上が好ましく、さらに好ましくは0.98以上である。
アイソタクチック・ペンタッド分率とは、A.ZambelliらによってMacromolecules,6,925(1973)に記載されている方法、すなわち13C−NMRによって測定されるプロピレン重合体分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖、換言すればプロピレンモノマー単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位の分率である(ただし、NMR吸収ピークの帰属は、その後発刊されたMacromolecules,8,687(1975)に基づいて決定される)。具体的には、13C−NMRスペクトルによって測定されるメチル炭素領域の吸収ピークの面積に対する、mmmmピークの面積の割合が、アイソタクチック・ペンタッド分率である。この方法によって測定された英国 NATIONAL PHYSICAL LABORATORYのNPL標準物質 CRM No.M19−14Polypropylene PP/MWD/2のアイソタクチック・ペンタッド分率は、0.944であった。
上記プロピレン単独重合体(成分(A−1))の135℃のテトラリン溶媒中で測定される極限粘度([η]P)、ブロック共重合体(成分(A−2))のプロピレン単独重合体成分の135℃のテトラリン溶媒中で測定される極限粘度([η]P)、ランダム共重合体(成分(A−2−1))の135℃のテトラリン溶媒中で測定される極限粘度([η])は、好ましくはそれぞれ0.7dl/g以上5dl/g以上であり、より好ましくは0.8dl/g以上4dl/g以下である。
また、プロピレン単独重合体(成分(A−1))、ブロック共重合体(成分(A−2−2))のプロピレン単独重合体成分、ランダム共重合体(成分(A−2−1))のゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定した分子量分布(Q値、Mw/Mn)として、好ましくはそれぞれ3以上7以下である。
上記ブロック共重合体(成分(A−2−2))のプロピレン−エチレンランダム共重合体成分に含有されるエチレン含有量は20質量%以上65質量%以下、好ましくは25質量%以上50質量%以下である(ただし、プロピレン−エチレンランダム共重合体成分の全量を100質量%とする)。
上記ブロック共重合体(成分(A−2−2))のプロピレン−エチレンランダム共重合体成分の135℃のテトラリン溶媒中で測定される極限粘度([η]EP)は、好ましくは、1.5dl/g以上12dl/g以下であり、より好ましくは2dl/g以上8dl/g以下である。
上記ブロック共重合体(成分(A−2−2))を構成するプロピレン−エチレンランダム共重合体成分の含有量は、10質量%以上60質量%以下であり、好ましくは10質量%以上40質量%以下である。
上記プロピレン単独重合体(成分(A−1))のメルトフローレイト(MFR)は、好ましくは、0.1g/10分以上400g/10分以下であり、より好ましくは1g/10分以上300g/10分以下である。但し、測定温度は230℃で、荷重は2.16kgである。
上記プロピレン−エチレン共重合体(成分(A−2))のメルトフローレイト(MFR)は、好ましくは、0.1g/10分以上200g/10分以下であり、より好ましくは1g/10分以上150g/10分以下である。但し、測定温度は230℃で、荷重は2.16kgである。
プロピレン系重合体(成分(A))を製造する方法としては、チーグラー・ナッタ型触媒またはメタロセン触媒を用いて、プロピレンを単独重合する方法、またはプロピレン以外のオレフィンから選ばれる1種以上のオレフィンとプロピレンとを共重合する方法等が挙げられる。チーグラー・ナッタ型触媒としては、チタン含有固体状遷移金属成分と有機金属成分を組み合わせて用いる触媒系が挙げられる。メタロセン触媒としては、シクロペンタジエニル骨格を少なくとも1個有する周期表第4族〜第6族の遷移金属化合物および助触媒成分を組み合わせて用いる触媒系が挙げられる。
重合法としては、スラリー重合法、気相重合法、バルク重合法、溶液重合法、および、これらを組み合わせた重合法が挙げられる。また重合法は、バッチ式、連続式のいずれでもよく、一段重合でも、多段重合でもよい。また、プロピレン系重合体(成分(A))としては、市販のプロピレン系重合体を用いてもよい。
[ポリ乳酸系樹脂(B)]
本発明のプロピレン系樹脂組成物に用いられるポリ乳酸系樹脂(以下、成分(B)ともいう)とは、L乳酸に由来する繰り返し単位および/またはD乳酸に由来する繰り返し単位を有するポリ乳酸(以下、単にポリ乳酸という)、またはこのポリ乳酸と他の植物由来ポリエステル樹脂との共重合体である。成分(B)は、必要に応じて、他の植物由来ポリエステル樹脂を含有していてもよい。
乳酸と共重合可能な他の植物由来のモノマーとしては、グリコール酸等のヒドロキシカルボン酸、ブタンジオール等の脂肪族多価アルコールおよびコハク酸等の脂肪族多価カルボン酸が挙げられる。ポリ乳酸系樹脂(成分(B))は乳酸および/または他の植物由来モノマーを直接脱水重縮合する方法、または乳酸および/またはヒドロキシカルボン酸の環状二量体(例えば、ラクチド、グリコリド、ε−カプロラクトン)を開環重合させる方法により製造することができる。
上記「ポリ乳酸」および「ポリ乳酸とその他の植物由来ポリエステル樹脂との共重合体中のポリ乳酸セグメント」に含有されるL乳酸またはD乳酸に由来する繰り返し単位の含有量は、耐熱性を高める観点から、好ましくは80モル%以上であり、より好ましくは90モル%以上であり、さらに好ましくは95モル%以上である。
ポリ乳酸系樹脂(成分(B))の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは1万以上100万以下であり、さらに好ましくは5万以上50万以下である。分子量分布(Q値、Mw/Mn)として、好ましくは1以上4以下である。なお、分子量および分子量分布は、ゲルパーミエイションクロマトグラフ(GPC)により、標準ポリスチレンを分子量標準物質として測定される。
[エポキシ樹脂(C)]
本発明で用いられるエポキシ樹脂(以下、成分(C)ともいう)とは、分子中に平均して少なくとも2個のエポキシ基を有し、かつポリ乳酸樹脂に属さない化合物である。本発明の効果を十分に発現させるという観点から、好ましくは、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、環状脂肪族型エポキシ樹脂である。なお、エポキシ樹脂(成分(C))は、単独で用いてもよく、少なくとも2種を併用してもよい。
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂は、グリシジルエーテル基を有するエポキシ樹脂であって、フェノール類やアルコールとエピクロルヒドリンを強アルカリ存在下で反応させて合成されるエポキシ樹脂である。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフェニルエタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等が挙げられる。また、ハイドロキノン、レゾルシン等の二価フェノール類を用いて得られるエポキシ樹脂も挙げられる。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂の市販品としては、グレード828、同1001、同1007FS(以上、いずれもジャパンエポキシレジン株式会社製、商品名)、アデカレジンEP−4100シリーズ、同EP−4500シリーズ(以上、いずれも株式会社アデカ製、商品名)、エポミックR−140P、同R−304(以上、いずれも三井化学株式会社製、商品名)、エピクロン855(大日本インキ株式会社製、商品名)、DER331(ダウケミカル株式会社製、商品名)等が挙げられる。
ビスフェノールF型エポキシ樹脂の市販品としては、グレード806、同807、同4004P(以上、いずれもジャパンエポキシレジン株式会社製、商品名)、アデカレジンEP−4900シリーズ(株式会社アデカ製、商品名)、エピクロン830(大日本インキ株式会社製、商品名)等が挙げられる。
ビフェニル型エポキシ樹脂の市販品としては、グレードYX4000、同YL6640、同YL6677(以上、いずれもジャパンエポキシレジン株式会社製、商品名)等が挙げられる。
フェノールノボラック型エポキシ樹脂の市販品としては、グレード152、同154(以上、いずれもジャパンエポキシレジン株式会社製、商品名)、エピクロンN−740、同N−770、同N−775(大日本インキ株式会社製、商品名)等が挙げられる。
o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂は、オルトクレゾールノボラックをグリシジルエーテル化したエポキシ樹脂である。o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の市販品としては、エピコート180S65、同180H65(以上、いずれもジャパンエポキシレジン株式会社製、商品名)、エピクロンN−660、同N−665、同N−670(大日本インキ株式会社製、商品名)、EOCN−102S、EOCN−103S、EOCN−104S(以上、いずれも日本化薬株式会社製、商品名)、エポトートYDCN−701、同−702、同−703、同−704(以上、いずれも東都化成株式会社製)、スミエポキシESCN200HH(住友化学株式会社製、商品名)等が挙げられる。
グリシジルエステル型エポキシ樹脂は、フタル酸誘導体や合成脂肪族酸のカルボニル基とエピクロルヒドリンを反応させて合成されるエポキシ樹脂である。グリシジルエステル型エポキシ樹脂として、p−オキシ安息香酸、m−オキシ安息香酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族カルボン酸から誘導されるグリシジルエステル型エポキシ樹脂を例示することができる。
グリシジルアミン型エポキシ樹脂は、1級あるいは2級アミン類と、エピクロルヒドリンを反応させて合成されるエポキシ樹脂である。例えば、p−アミノフェノール、m−アミノフェノール、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、m−キシリレンジアミン等から誘導される芳香族アミン系エポキシ樹脂が挙げられる。
環状脂肪族エポキシ樹脂は、(1)炭素−炭素二重結合を持つ相当する化合物を過酢酸のような過酸化物で酸化する工程と、(2)エポキシ化する工程、とからなる製造方法によって製造することができる。
環状脂肪族エポキシ樹脂の市販品としては、セロキサイド2021P(ダイセル化学工業株式会社製、商品名)、チッソノックス206(チッソ株式会社製、商品名)、アラルダイトCY179(日本チバ・ガイギー株式会社製、商品名)等が挙げられる。
これらのエポキシ樹脂の中で、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いることが、流動性と成形品の外観の観点から好ましい。
o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のエポキシ等量は、100g/eq以上500g/eq以下が好ましく、180g/eq以上300g/eq以下がより好ましい。100g/eq以上とすることにより成形品表面にフィッシュアイや黄変などの外観不良の発生を防止することが可能となる。また500g/eq以下とすることにより、樹脂組成物の流動性を良好にすることが可能となる。ここでエポキシ当量とは、エポキシ基1個あたりのエポキシ樹脂の分子量で定義される。
o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の軟化点は、50℃以上150℃以下が好ましく、70℃以上110℃以下がより好ましい。50℃以上とすることにより成形品表面にフィッシュアイや黄変などの外観不良の発生を防止することが可能となる。
o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の粘度は、1Pa・s以上100Pa・s以下が好ましく、2Pa・s以上50Pa・s以下がより好ましい。1Pa・s以上とすることにより成形品表面にフラッシュや黄変などの外観不良の発生を防止することが可能となる。粘度はICI粘度計((株)コーディックス製、測定温度150℃、60Hz)で測定した。
o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の加水分解性塩素の濃度は、1000ppm以下が好ましく、800ppmがより好ましい。1000ppm以下とすることにより成形品表面にシルバーや黄変等の外観不良の発生を防止することが可能となる。ここで、加水分解性塩素とは、エポキシ樹脂をジオキサンに溶解し、水酸化カリウムのアルコール溶液を加え、還流状態で30分加熱したときに脱離する塩素イオンを、硝酸銀水溶液で逆滴定し、該化合物中の重量百分率で表したものである。
[(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)]
本発明で用いられる(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(以下、成分(D)ともいう)は(無水)カルボキシル基を有する不飽和化合物をオレフィン系モノマーと共重合するか、または該不飽和化合物をオレフィン系重合体に付加してなる。該不飽和化合物は、同一分子内に少なくとも1種の不飽和基を持つ化合物、および/または、製造工程内で脱水反応等により構造が変化し、同一分子内に少なくとも1種の不飽和基を持つ構造に変化する化合物である。少なくとも1種の不飽和基とは、炭素−炭素二重結合を有する基、または、炭素−炭素三重結合を有する基が挙げられ、好ましくは炭素−炭素二重結合を有する基である。
(無水)カルボキシル基を有する不飽和化合物としては、α,β−不飽和ジカルボン酸、不飽和モノカルボン酸、前記α,β−不飽和ジカルボン酸または前記不飽和モノカルボン酸の酸無水物、および、前記α,β−不飽和ジカルボン酸または前記不飽和モノカルボン酸のアルキルエステルが挙げられる。
α,β−不飽和ジカルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、クロロマレイン酸、ハイミック酸、シトラコン酸、イタコン酸等が挙げられる。
不飽和モノカルボン酸としては、例えば、アクリル酸、ブタン酸、クロトン酸、ビニル酢酸、メタクリル酸、ペンテン酸、ドデセン酸、リノール酸、アンダリカ酸、けい皮酸等が挙げられる。
前記α,β−不飽和ジカルボン酸または前記不飽和モノカルボン酸の酸無水物としては、例えば、無水マレイン酸、無水ハイミック酸、アクリル酸無水物等が挙げられる。
該不飽和化合物は、単独で用いてもよく、少なくとも2種を併用しても良い。
オレフィン系モノマーとしては、エチレン、プロピレン、炭素数4〜20のα−オレフィンが挙げられる。炭素数4〜20のα−オレフィンとしては、直鎖状のα−オレフィン、分岐状のα−オレフィンが挙げられる。直鎖状のα−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ナノデセン、1−エイコセン等が挙げられる。分岐状のα−オレフィンとしては、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン等が挙げられる。
オレフィン系重合体の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは1000以上100万以下であり、反応性と成形性の観点から、さらに好ましくは5000以上50万以下である。
本発明で用いられる(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(成分(D))としては、特に無水マレイン酸とプロピレン系重合体とからなる無水マレイン酸を有するプロピレン系重合体を用いることが好ましい。
無水マレイン酸を有するプロピレン系重合体は、プロピレン系重合体に無水マレイン酸と、ラジカル発生剤として有機過酸化物を添加し、溶融混練することにより得られるが、市販品を用いても良い。
市販の無水マレイン酸を有するプロピレン系重合体としては、ユーメックス1010(三洋化成株式会社製、商品名)等が挙げられる。
無水マレイン酸の含有量は、プロピレン系重合体への無水マレイン酸のグラフト量を低下させることなく十分な接着強度を得るという観点から、プロピレン系重合体100質量%に対して、0.01質量%以上であり、好ましくは0.1質量%以上である。
無水マレイン酸を有するプロピレン系重合体のための有機過酸化物としては、グラフト量を向上させるという観点や、樹脂の分解を防ぐという観点から、半減期が1分となる分解温度が50℃以上210℃以下である有機過酸化物が好ましい。また、分解してラジカルを発生した後、プロピレン系重合体からプロトンを引き抜く作用を有する有機過酸化物が好ましい。
半減期が1分となる分解温度が50℃以上210℃以下である有機過酸化物としては、ジアシルパーオキサイド化合物、ジアルキルパーオキサイド化合物、パーオキシケタール化合物、アルキルパーエステル化合物、パーカーボネート化合物等が挙げられる。好ましくは、ジアルキルパーオキサイド化合物、ジアシルパーオキサイド化合物、パーカーボネート化合物、アルキルパーエステル化合物である。
有機過酸化物として、具体的には、ジセチルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジミリスチルパーオキシカーボネート、1,1,3,3−テトラメチルブチルネオデカノエート、α―クミルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブテン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレラート、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレート、ジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3等が挙げられる。
有機過酸化物の配合量は、プロピレン系重合体100質量%に対して、0.001質量%以上20質量%以下であり、好ましくは0.003質量%以上10質量%以下である。
〔その他の成分〕
本発明では上記の成分のほかに、必要に応じて他の付加的成分を添加してもよい。例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤、造核剤、難燃剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、各種着色剤、有機充填剤、無機充填剤、エラストマーおよびその他の樹脂等が挙げられる。
無機充填剤としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラスビーズ、マイカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、チタン酸カリウムウィスカー、タルク、カオリナイト、ベントナイト、スメクタイト、セピオライト、ワラストナイト、モンモリロナイト、クレー、アロフェン、イモゴライト、繊維状マグネシウムオキシサルフェート硫酸バリウム、ガラスフレーク、カーボンブラック等が挙げられる。
無機充填剤の平均粒子径としては、0.01μm以上50μm以下であり、好ましくは0.1μm以上30μm以下であり、より好ましくは0.1μm以上5μm以下である。ここで無機充填剤の平均粒子径とは、遠心沈降式粒度分布測定装置を用いて水、アルコール等の分散媒中に懸濁させて測定した篩下法の積分分布曲線から求めた50%相当粒子径D50のことを意味する。
エラストマーとはゴム状の弾性体を意味する。エラストマーは、分子内に架橋点を有するゴムと、分子内に硬質層の分子グループにより分子を拘束状態にした熱可塑性エラストマーとを含む。特にエラストマー類は190℃で測定したメルトフローレイトが0.1g/10分以上3.0g/10分以下であるといった物性に規定される。
エラストマーとしては、特に限定されないが、ポリオレフィン系エラストマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体)、脂肪族ポリエステルエラストマー(例えば、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリブチレンサクシネートカーボネート)、各種アクリルゴム、エチレン−アクリル酸共重合体およびそのアルカリ金属塩(いわゆるアイオノマー)、エチレン−グリシジルメタアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸アルキルエステル共重合体等のアクリル酸系エラストマー(例えば、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合体)、酸変性エチレン−プロピレン共重合体、ジエンゴム(例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン)、ジエンとビニルモノマーとの共重合体(例えば、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体)等が挙げられる。
エチレン−プロピレン−α−オレフィン共重合体に用いられるα−オレフィン系モノマーとしては、上述と同様に炭素数4〜20のα−オレフィンが挙げられる。炭素数4〜20のα−オレフィン系モノマーとしては、直鎖状のα−オレフィン、分岐状のα−オレフィンが挙げられる。
本発明のプロピレン系樹脂組成物に用いられる成分(A)、成分(B)、成分(C)および成分(D)の含有量としては、成分(A)、成分(B)、成分(C)および成分(D)の合計量を100質量%としたとき、成分(A)の含有量が10質量%以上88質量%以下であり、成分(B)の含有量が10質量%以上88質量%以下であり、成分(C)の含有量が1質量%以上20質量%以下であり、成分(D)の含有量が1質量%以上50質量%以下である。そして得られる成形体の耐衝撃性をより向上させるという観点から、好ましくは、成分(A)の含有量が50質量%以上88質量%以下であり、成分(B)の含有量が10質量%以上50質量%以下であり、成分(C)の含有量が1質量%以上10質量%以下であり、成分(D)の含有量が1質量%以上50質量%以下である。
また、必要に応じて上記その他の付加的成分を添加してもよい。その添加量としては、例えば、付加的成分としてエラストマーを用いた場合、上記成分(A)〜成分(D)の総量100質量部に対して、1質量部以上50質量部以下であることが好ましい。
該樹脂組成物のメルトフローレイト(MFR)は、好ましくは、1g/10分以上400g/10分以下であり、より好ましくは10g/10分以上200g/10分以下である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物からなる成形体の製造方法としては、例えば、射出成形法、押出成形法、回転成形法、真空成形法、発泡成形法、ブロー成形法等の成形法が挙げられる。本発明のプロピレン系樹脂組成物は、耐衝撃性に優れることから、自動車や家電等の産業分野での用途に用いられる。
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。なお、物性の評価は、以下の方法により行った。
(1)メルトフローレイト(MFR、単位:g/10分)
JIS K7210に規定された方法に従い、試験温度230℃、試験荷重21.18Nで測定した。
(2)IZOD衝撃強度(単位:KJ/m2
JIS K7110に規定された方法に従い、測定した。射出成形によって成形された試験片を用いた。厚みが3.2mmのノッチ付き試験片を用いて、IZOD衝撃強度を評価した。測定温度は23℃で行った。
(3)(無水)カルボキシル基の含有量(グラフト量)(単位:質量%)
変性プロピレン系重合体中の、(無水)カルボキシル基の含有量は以下のステップからなる方法で測定した。
<1>サンプル1.0gをキシレン10mlに溶解して、溶液を調製する。
<2>上記溶液をメタノール300mlに攪拌しながら滴下して変性プロピレン系重合体を再沈殿させる。
<3>再沈殿された変性プロピレン系重合体を回収する。
<4>回収した変性プロピレン系重合体を真空乾燥する(80℃、8時間)。
<5>乾燥された変性プロピレン系重合体を熱プレスして、厚さ100μmのフィルムを作成する。
<6>フィルムの赤外吸収スペクトルを測定し、1780cm-1付近の吸収からグラフト量を定量する。
実施例に使用した材料は、以下のとおりである。
プロピレン系重合体(A)
(A−1):住友化学株式会社製「ノーブレン X101」(プロピレン単独重合体、MFR(230℃)=40g/10分)
(A−2):住友化学株式会社製「ノーブレン WPX5343」(プロピレン―エチレンブロック共重合体、MFR(230℃)=50g/10分)
ポリ乳酸系樹脂(B)
(B−1):ユニチカ株式会社製「テラマック TE−2000」(ポリ乳酸樹脂、MFR(230℃)=40g/10分)
エポキシ樹脂(C)
(C−1):住友化学株式会社製「スミエポキシ ESCN200HH」(o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂 エポキシ等量=219g/eq、軟化点=90℃、ICI粘度=2.83Pa・s、加水分解性塩素=600ppm)
(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)
(D−1):住友化学株式会社製プロピレン単独重合体(MFR(230℃)=0.5g/10分)100質量部と、無水マレイン酸100質量部と、ラジカル発生剤として化薬アクゾ株式会社製「パーカドックス14/40C」0.16質量部、同社製「パーカドックス24FL」0.54質量部を一括混合した後、90mmφ二軸混練押出機(日本プラコン株式会社製)にて、シリンダー温度は250℃に設定し、押出量50kg/hr、スクリュー回転数200rpmで、(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体を製造した。無水マレイン酸のグラフト量は、該(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体の全量を100質量%として0.4質量%、MFR(230℃)は100g/10分であった。
エラストマー(E)
(E−1):ダウケミカル株式会社製「エンゲージ8842」(エチレン−オクテン共重合体、MFR(190℃)=1.2g/10分)
[実施例1]
(樹脂組成物)
本発明に係る樹脂組成物を次の方法で製造した。
プロピレン単独重合体(A−1)と、プロピレン−エチレンブロック共重合体(A−2)と、ポリ乳酸樹脂(B−1)と、エポキシ樹脂(C−1)と、(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D−1)と、エラストマー(E−1)と、を表1に記載の組成で、50mmφに軸混練押出機(東芝機械株式会社製TEM50)を用い、シリンダー温度は190℃に設定し、押出量50kg/hr、スクリュー回転数200rpmの条件で、樹脂組成物を製造した。
(射出成形体)
物性評価用試験片は、次の射出成形条件下で作製した。上記で得られた樹脂組成物を、住友重機械工業株式会社製Sycap50型射出成形機を用いて、成形温度200℃、金型冷却温度35℃、射出時間25秒、冷却時間25秒で射出成形を行った。
[比較例1]
プロピレン単独重合体(A−1)と、プロピレン−エチレンブロック共重合体(A−2)と、ポリ乳酸樹脂(B−1)と、エポキシ樹脂(C−1)と、エラストマー(E−1)と、を表1に記載の組成で実施例1と同様の手順で樹脂組成物および射出成形体を製造した。
[比較例2]
プロピレン単独重合体(A−1)と、プロピレン−エチレンブロック共重合体(A−2)と、ポリ乳酸樹脂(B−1)と、エラストマー(E−1)と、を表1に記載の組成で実施例1と同様の手順で樹脂組成物および射出成形体を製造した。
得られた樹脂組成物の射出成形体のIZOD衝撃強度を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2009221347

Claims (4)

  1. プロピレン系重合体(A)10質量%以上88質量%以下と、
    ポリ乳酸系樹脂(B)10質量%以上88質量%以下と、
    エポキシ樹脂(C)1質量%以上20質量%以下と、
    (無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)1質量%以上50質量%以下と、を含有するプロピレン系樹脂組成物。
    (但し、プロピレン系重合体(A)とポリ乳酸系樹脂(B)とエポキシ樹脂(C)と(無水)カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)とのそれぞれの含有量の合計を100質量%とする。)
  2. 前記カルボキシル基を有するオレフィン系重合体(D)は無水マレイン酸を有するプロピレン系重合体を含有する請求項1に記載のプロピレン系樹脂組成物。
  3. 前記エポキシ樹脂(C)は、ノボラック型エポキシ樹脂である請求項1または2に記載のプロピレン系樹脂組成物。
  4. 請求項1から3いずれかに記載のプロピレン系樹脂組成物からなる成形体。
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