JP2009221005A - エレベータのかご内記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗りかご内の監視用カメラに対する不審行為がなされても、当該不審行為を記録する。
【解決手段】カメラユニット1の異常検出部8のセンサ12は、接触センサ、電源遮断検出回路、加速度センサなどによりカメラユニット1の物理的な異常を検出した場合に記録処理部5に異常検出信号を出力する。記録処理部5は異常検出信号を検出したら、この検出時から一定設定時間だけ遡った時点までの間の映像情報が検出後の時間経過に関わらずにバックアップ記録ユニット10内に記録保存されるように、バックアップ記録ユニット10内の作業用RAM9に格納される、異常検出信号検出時から一定時間だけ遡った時間内の映像情報をフラッシュメモリ7にコピーして格納する。
【選択図】 図2
【解決手段】カメラユニット1の異常検出部8のセンサ12は、接触センサ、電源遮断検出回路、加速度センサなどによりカメラユニット1の物理的な異常を検出した場合に記録処理部5に異常検出信号を出力する。記録処理部5は異常検出信号を検出したら、この検出時から一定設定時間だけ遡った時点までの間の映像情報が検出後の時間経過に関わらずにバックアップ記録ユニット10内に記録保存されるように、バックアップ記録ユニット10内の作業用RAM9に格納される、異常検出信号検出時から一定時間だけ遡った時間内の映像情報をフラッシュメモリ7にコピーして格納する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、防犯を目的としてエレベータの乗りかご内で映像などを記録するエレベータのかご内記録装置に関する。
近年の防犯意識の向上に伴い、防犯目的で監視用カメラを設置する共同住宅が増えている。共同住宅での監視用カメラは、共有部すなわちエントランスホール、駐車場、駐輪場、ごみ集積所、エレベータホール、乗りかご内などに設置するケースが多い。
特に乗りかご内は、戸閉して目的階へ走行を始めると一種の密室となり、犯罪が発生しやすい状況になってしまうため、監視用カメラ設置の要求が多い場所である。
乗りかご内に監視用カメラを設置する際には、ハードディスクドライブなどの記録装置の設置箇所が課題となる場合がある。すなわち、記録装置が管理人室など、エレベータの昇降路の外に設置される場合には、乗りかご内に設置された監視用カメラからの映像信号の伝送ケーブルは、例えば特許文献1に開示されるようにテールコードと呼ばれる可動式ケーブルを介して昇降路外へ出し、さらに建屋内の配線用ダクトなどを通して管理人室まで敷設されるため、工事費用が増大することとなる。
この課題を解決するために、近年では例えば特許文献2に開示されるように監視用カメラ内部にメモリカードなどの記録部を内蔵したいわゆる記録部一体型の監視用カメラがある。
特開平11−171439号公報
特開平10−245167号公報
しかしながら、前述したような記録部一体型カメラでは、メモリカードなどの記録部が監視用カメラに内蔵されているため、悪意ある人物によって監視用カメラが破壊されて記録部が持ち去られる可能性がある。
たとえば、前述のように、許可された人物のみが入出できる管理人室などに記録装置を設置するシステムであれば、悪意ある人物は当該記録装置を持ち去ることが困難であるため、当該人物の人相風体や破壊行為を証拠として記録保存した記録装置の捜査機関等への提出も可能であるが、記録部一体型カメラの監視用カメラ場合、前述したように監視用カメラそのものが破壊されて内部の記録部を持ち去られてしまっては、破壊行為などの映像を証拠として提出することが不可能となる。
そこで、本発明の目的は、乗りかご内の監視用カメラに対する不審行為がなされても、当該不審行為を記録することが可能になるエレベータのかご内記録装置を提供することにある。
すなわち、本発明に係わるエレベータのかご内記録装置は、乗りかご内において映像情報および音声情報のうち少なくとも映像情報を得る監視用カメラと、乗りかごにおける当該乗りかご内から視認出来ない位置に設けられる記録媒体を備え、現時点から一定時間だけ遡った時間内に前記監視用カメラにより得た情報を周期的に前記記録媒体に上書き記録保存し、監視用カメラに加えられた物理的な異常状態を検出した場合に、当該検出時から一定時間だけ遡った時間内に監視用カメラにより得た情報が検出後の時間経過に関わらずに記録媒体へ記録保存されるように、当該記録媒体への記録保存を終了させることを特徴とする。
本発明によれば、乗りかご内の監視用カメラに対する不審行為がなされても、当該不審行為を記録することができる。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるカメラユニットおよびバックアップ記録ユニットの乗りかごへの取り付け形態の一例を示す図である。
乗りかご16の内部、つまり乗客が乗る側にはカメラユニット1が設置される。さらに乗りかご16の外の天板上にはバックアップ記録ユニット10が設置される。バックアップ記録ユニット10は映像ケーブル15を介してカメラユニット1と接続される。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるカメラユニットおよびバックアップ記録ユニットの乗りかごへの取り付け形態の一例を示す図である。
乗りかご16の内部、つまり乗客が乗る側にはカメラユニット1が設置される。さらに乗りかご16の外の天板上にはバックアップ記録ユニット10が設置される。バックアップ記録ユニット10は映像ケーブル15を介してカメラユニット1と接続される。
図2は、本発明の第1の実施形態におけるカメラユニットおよびバックアップ記録ユニットの構成例を示すブロック図である。
乗りかご16内に設置されるカメラユニット1には、カメラ2、マイク3、映像音声変換部4、記録処理部5、メモリカード6、異常検出部8を備える。
メモリカード6は不揮発性メモリであり、例えばカードスロットなど、カメラユニット1と分離できる構造を用いてカメラユニット1に対する着脱が可能である。
乗りかご16内に設置されるカメラユニット1には、カメラ2、マイク3、映像音声変換部4、記録処理部5、メモリカード6、異常検出部8を備える。
メモリカード6は不揮発性メモリであり、例えばカードスロットなど、カメラユニット1と分離できる構造を用いてカメラユニット1に対する着脱が可能である。
また、異常検出部8は、カメラユニット1への物理的な異常を検出するセンサ12、突然の電源遮断に備えたバックアップ電源であるスーパーキャパシタ11を有する。スーパーキャパシタ11はセンサ12および記録処理部5の電源バックアップを行なう。
カメラユニット1への物理的な異常とは、カメラユニット1が開けられたり、メモリカード6が抜き取られたり、カメラユニット1への電源供給が断たれたり、カメラユニット1に一定以上の振動が加えられたりすることなどが挙げられる。よって、センサ12は、接触センサ、電源遮断検出回路、加速度センサなどでなる。
バックアップ記録ユニット10は、カメラユニット1とは分離独立したユニット構成であり、電源も各々独立して供給される。バックアップ記録ユニット10は、作業用RAM9、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ7および信号遮断検出部17を備える。
バックアップ記録ユニット10の設置位置は乗りかご16の上や天井面上部、側面外部、床面下部、エレベータの昇降路壁面、またはかご操作盤などの一般の利用者の手が届かない部位である。これにより、乗りかご16内からはバックアップ記録ユニット10はもちろん、内部のフラッシュメモリ7や作業用RAM9も視認できない。
フラッシュメモリ7および作業用RAM9の記録容量は潤沢であるに越したことはないが、例えば10秒間程度の音声付き動画を記録することができる程度の比較的小さな容量でも十分である。
記録処理部5は、平常時、つまり異常検出部8による異常の検出がなされていない場合には、カメラ2によって得た映像情報やマイク3によって得た音声情報をメモリカード6に記録保存するとともに、当該映像情報や音声情報を映像ケーブル15を介してバックアップ記録ユニット10の作業用RAM9にも記録保存する。また、平常時はバックアップ記録ユニット10のフラッシュメモリ7への映像情報や音声情報の記録はなされない。
記録処理部5は、平常時、つまり異常検出部8による異常の検出がなされていない場合には、カメラ2によって得た映像情報やマイク3によって得た音声情報をメモリカード6に記録保存するとともに、当該映像情報や音声情報を映像ケーブル15を介してバックアップ記録ユニット10の作業用RAM9にも記録保存する。また、平常時はバックアップ記録ユニット10のフラッシュメモリ7への映像情報や音声情報の記録はなされない。
ただし、メモリカード6や作業用RAM9の記録容量が限られているため、記録処理部5によるメモリカード6や作業用RAM9への記録保存処理はサイクリックな上書き処理であり、記録処理部5は、カメラ2によって得た映像情報やマイク3によって得た音声情報のうち現時点より一定時間、例えば数秒〜10秒程度遡った時点までの間の映像情報や音声情報を周期的にメモリカード6や作業用RAM9に上書き記録保存する。
本実施形態では、メモリカード6は建物内に侵入した不審者の乗りかご16内でのカメラユニット1への物理的な異常を与えない場合の行動を記録するなどの目的で設けられる。よって、メモリカード6の記憶容量は作業用RAM9の記憶容量より大きい。この記憶容量の大小にしたがって、記録処理部5は、平常時はカメラ2によって得た映像情報やマイク3によって得た音声情報のうち現時点より第1の設定時間だけ遡った時点までの映像情報や音声情報を周期的にメモリカード6に上書き記録保存する一方で、カメラ2によって得た映像情報やマイク3によって得た音声情報のうち現時点より前述した第1の設定時間より短い第2の設定時間だけ遡った時点までの映像情報や音声情報を周期的に作業用RAM9に上書き記録保存する。
また、バックアップ記録ユニット10の信号遮断検出部17は、映像ケーブル15の断線など、何らかの異常によるカメラユニット1とバックアップ記録ユニット10との間の通信遮断を検出する。信号遮断検出部17は、作業用RAM9へのアクセスを行ない、この結果、当該作業用RAM9への上書き記録処理が停止したと認められる場合にカメラユニット1とバックアップ記録ユニット10と間の通信が遮断されたと判別する。
図3は、本発明の実施形態におけるカメラユニットの外観の一例を示す図である。
カメラ2およびマイク3はカメラユニット1の内部に組み込まれている。図3に示すように、カメラユニット1からは電源ケーブル14および映像ケーブル15が延出しており、これらのうち映像ケーブル15は前述したようにバックアップ記録ユニット10に接続される。
カメラ2およびマイク3はカメラユニット1の内部に組み込まれている。図3に示すように、カメラユニット1からは電源ケーブル14および映像ケーブル15が延出しており、これらのうち映像ケーブル15は前述したようにバックアップ記録ユニット10に接続される。
図4は、本発明の実施形態におけるカメラユニットのカバーを開いた状態の一例を示す図である。
図4に示すように、カメラユニット1を覆うカバー1aを開くと、内蔵されたメモリカード6が取り出せる構造になっている。また、カメラユニット1とカバー1aの間にはセンサ12が設けられ、カバー1aが開いた状態になるとセンサ12は、カメラユニット1への物理的な異常が発生したことを検知する。
図4に示すように、カメラユニット1を覆うカバー1aを開くと、内蔵されたメモリカード6が取り出せる構造になっている。また、カメラユニット1とカバー1aの間にはセンサ12が設けられ、カバー1aが開いた状態になるとセンサ12は、カメラユニット1への物理的な異常が発生したことを検知する。
次に、図2に示した構成のカメラユニット1およびバックアップ記録ユニット10の各部の動作について説明する。
まず、通常の映像記録の場合の各部の処理動作を説明する。映像音声変換部4は、カメラ2で撮像された映像、あるいはマイク3で集音された音声をデジタル変換する。さらに、記録処理部5は当該デジタル変換された情報をメモリカード6とバックアップ記録ユニット10内の作業用RAM9に格納する。以下、映像信号の処理を例にとって説明し、音声信号の処理については説明を省略するが、音声信号についても映像信号と同様の処理がなされる。
まず、通常の映像記録の場合の各部の処理動作を説明する。映像音声変換部4は、カメラ2で撮像された映像、あるいはマイク3で集音された音声をデジタル変換する。さらに、記録処理部5は当該デジタル変換された情報をメモリカード6とバックアップ記録ユニット10内の作業用RAM9に格納する。以下、映像信号の処理を例にとって説明し、音声信号の処理については説明を省略するが、音声信号についても映像信号と同様の処理がなされる。
次に、カメラユニット1に物理的な異常が発生した場合の各部の処理動作について説明する。
センサ12は、カメラユニット1の物理的な異常を検出した場合に記録処理部5に異常検出信号を出力する。
センサ12は、カメラユニット1の物理的な異常を検出した場合に記録処理部5に異常検出信号を出力する。
記録処理部5はセンサ12からの異常検出信号を検出したら、この検出時から前述した第2の設定時間だけ遡った時点までの間の映像情報が異常検出信号検出後の時間経過に関わらずにバックアップ記録ユニット10内のフラッシュメモリ7に記録保存されるように、バックアップ記録ユニット10内の作業用RAM9に格納されている、異常検出信号検出時から第2の設定時間だけ遡った時間内の映像情報をフラッシュメモリ7にコピーして格納する。かつ、記録処理部5は作業用RAM9への映像情報の上書き記録保存を終了する。
また、バックアップ記録ユニット10の信号遮断検出部17は、記録処理部5と作業用RAM9との間の信号の遮断を検出した場合には、カメラユニット1に物理的な異常が発生したために映像情報の記録が途絶えたとみなし、作業用RAM9に格納されている、現時点の遮断検出時から第2の設定時間だけ遡った時間内の映像情報をフラッシュメモリ7にコピーして格納する。
以上のように、本発明の第1の実施形態におけるカメラユニット1およびバックアップ記録ユニット10では、乗りかご16内に設置されたカメラユニット1に物理的な異常が発生した場合あるいは映像ケーブル15の異常等で映像信号が途絶した場合でも、バックアップ記録ユニット10内のフラッシュメモリ7に、異常発生時点の直近の数秒〜10秒程度の映像が記録保存される。
このような処理を行なえば、悪意ある人物が乗りかご16の内部に設置されたカメラユニット1内のメモリカード6抜き取りのためにカバー1aを開けたり、カメラユニット1の電源を故意に切断したりした場合も、当該悪意ある人物の手の届かない場所で乗りかご16内から視認できない場所にあるバックアップ記録ユニット10内のフラッシュメモリ7に、その人相風体や破壊行為などの情報が記録保存されることになる。このようにすれば、管理者は、フラッシュメモリ7に記録保存された映像情報を、前述した悪意ある人物による不審行動の証拠として必要時に捜査機関等へ提出することも可能となる。
なお、前述した例ではバックアップ記録ユニット10の内部に作業用RAM9を搭載するものとして説明したが、これは一般的なメモリカードやフラッシュメモリの特性を考慮してのものである。
すなわち、一般的なメモリカードやフラッシュメモリなどの不揮発性半導体メモリは書き込み回数の上限が定められているものが多く、一定数以上の書き込みができない性質を持つため、書き込み回数を減らす処置が必要である。
よって本実施形態では作業用RAM9をフラッシュメモリ7とは別に準備することで当該フラッシュメモリ7の書き込み回数を低減する処置を講じている。逆にいえば、フラッシュメモリ7に代えて、書き込み回数に上限のない記録媒体をバックアップ記録ユニット10内で使用する場合には作業用RAM9は不要である。
このように作業用RAM9を設けない場合には、記録処理部5は、カメラ2によって得た映像情報やマイク3によって得た映像情報や音声情報のうち現時点より一定時間遡った時点までの間に得た情報を周期的にバックアップ記録ユニット10側の記録媒体に上書き記録保存する。
そして、記録処理部5はセンサ12からの異常検出信号を検出したら、この検出時から一定時間だけ遡った時点までの間の映像情報や音声情報が異常検出信号検出後の時間経過に関わらずにバックアップ記録ユニット10内の記録媒体に記録保存されるように、当該記録媒体への映像情報や音声情報の上書き記録保存を終了する。
また、メモリカード6やフラッシュメモリ7に記録する情報は映像情報および音声情報であると説明したが、犯罪行為の記録として有効であれば映像情報のみとしても構わない。その場合は、マイク3やその他の音声記録に関する部位および処理は削除できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る構成のうち第1の実施形態で示したものと同一部分の説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態におけるカメラユニットおよびバックアップ記録ユニットの構成例を示すブロック図である。
この第2の実施形態では、第1の実施形態のようにカメラユニット1とバックアップ記録ユニット10とを映像ケーブル15で有線接続する代わりに、カメラユニット1の内部に無線通信装置13aが搭載され、記録処理部5は、映像情報や音声情報を無線通信装置13aによってバックアップ記録ユニット10に無線送信させる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る構成のうち第1の実施形態で示したものと同一部分の説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態におけるカメラユニットおよびバックアップ記録ユニットの構成例を示すブロック図である。
この第2の実施形態では、第1の実施形態のようにカメラユニット1とバックアップ記録ユニット10とを映像ケーブル15で有線接続する代わりに、カメラユニット1の内部に無線通信装置13aが搭載され、記録処理部5は、映像情報や音声情報を無線通信装置13aによってバックアップ記録ユニット10に無線送信させる。
また、バックアップ記録ユニット10は無線通信装置13bを内蔵する。無線通信装置13bはカメラユニット1の無線通信装置13aから送信された映像信号や音声情報を受信して作業用RAM9に一時格納する。
ここで、無線通信装置13a,13bは数mから数十mの距離の通信を行うもので十分であり、例えば、Bluetooth(登録商標)やZigBee、UWBなどのIEEE802.15シリーズの小規模無線の通信規格で十分である。
もちろん、いわゆる無線LANと呼ばれるIEEE802.11シリーズの規格を用いても何ら差し支えない。なお、無線通信以外の構造および処理、すなわち平常時の動作処理および異常検出に関する動作処理は、第1の実施形態の説明で述べたとおりである。
第2の実施形態において、バックアップ記録ユニット10の信号遮断検出部17は、作業用RAM9へのアクセスを行ない、この結果、当該作業用RAM9への上書き記録処理が停止したと認められる場合に無線通信装置13a,13b間の信号が遮断されたことを検出する。以後の処理は第1の実施形態と同様である。
以上述べたように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と比較してバックアップ記録ユニット10とカメラユニット1とを有線接続する必要がなくなるため、バックアップ記録ユニット10の取り付け位置の自由度が高まり、配線工事コストの低減にもつながる。
以上に述べた各実施形態では、バックアップ記録ユニット10の設置場所を乗りかご16の天板上とする構成を説明したが、第三者の手の届かない場所で乗りかご16内から視認できない場所であれば、昇降路壁面、かご操作盤内部などであってもよい。
また、カメラユニット1に電源を供給するための電源ユニットが当該カメラユニット1とは分離したユニット構成となっている場合、バックアップ記録ユニット10内のフラッシュメモリ7を含む各種構成を電源ユニットの内部に収納して乗りかご16の天板上に設置してもいい。このようにすれば、バックアップ記録ユニット10を別途設ける必要がなくなるので、設置スペースの低減や部品点数の低減につながる。
また、カメラユニット1内の記録媒体はメモリカード6に限らず、映像情報や音声情報の上書き記録が可能な記録媒体であれば、ハードディスクドライブやDVDなどであってもよい。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…カメラユニット、1a…カメラユニットカバー、2…カメラ、3…マイク、4…映像音声変換部、5…記録処理部、6…メモリカード、7…フラッシュメモリ、8…異常検出部、9…作業用RAM、10…バックアップ記録ユニット、11…スーパーキャパシタ、12…センサ、13a,13b…無線通信装置、14…電源ケーブル、15…映像ケーブル、16…乗りかご、17…信号遮断検出部。
Claims (6)
- 乗りかご内において映像情報および音声情報のうち少なくとも映像情報を得る監視用カメラと、
前記乗りかごにおける当該乗りかご内から視認出来ない位置に設けられる記録媒体と、
現時点から一定時間だけ遡った時間内に前記監視用カメラにより得た情報を周期的に前記記録媒体に上書き記録保存する第1の記録処理手段と、
前記監視用カメラに加えられた物理的な異常状態を検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段により異常状態を検出した場合に、当該検出時から一定時間だけ遡った時間内に前記監視用カメラにより得た情報が前記検出後の時間経過に関わらずに前記記録媒体へ記録保存されるように、前記第1の記録処理手段による当該記録媒体への記録保存を終了させる第2の記録処理手段と
を備えたことを特徴とするエレベータのかご内記録装置。 - 前記監視用カメラと前記記録媒体との間の信号遮断を検出する信号遮断検出手段をさらに備え、
前記第2の記録処理手段は、前記信号遮断検出手段により信号遮断を検出した場合に、当該検出時から一定時間だけ遡った時間内に前記監視用カメラにより得た情報が前記信号遮断の検出後の時間経過に関わらずに前記記録媒体へ記録保存されるように、前記第1の記録処理手段による当該記録媒体への記録保存を終了させる
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご内記録装置。 - 前記記録媒体は、乗りかごの天井面上部、側面外部、床面下部、エレベータの昇降路壁面、またはかご操作盤内のいずれかの部位に設置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのかご内記録装置。 - 前記第1の記録処理手段は、前記前記監視用カメラにより得た情報を近距離無線通信によって前記記録媒体に記録保存する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエレベータのかご内記録装置。 - 前記監視用カメラ内に設けられる第2の記録媒体をさらに備え、
前記第1の記録処理手段は、現時点から前記一定時間だけ遡った時間内に前記監視用カメラにより得た情報を周期的に前記第2の記録媒体にも上書き記録保存する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご内記録装置。 - 前記第2の記録媒体は、前記視認出来ない位置に設けられる記録媒体に比べて記憶容量が小さい不揮発性半導体メモリである
ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータのかご内記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008070158A JP2009221005A (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | エレベータのかご内記録装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=41238212
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JP (1) | JP2009221005A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015051873A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-03-19 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
JP2015173371A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | フジテック株式会社 | 防犯カメラ装置及び防犯カメラシステム |
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CN109194898A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-11 | 山西晋城无烟煤矿业集团有限责任公司 | 一种可视频对讲的罐笼实时监控装置 |
-
2008
- 2008-03-18 JP JP2008070158A patent/JP2009221005A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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