JP2009220575A5 - - Google Patents

Description

この効果は、引張力センサを射出力測定装置の壁の中立軸の領域に好ましく配置することにより請求項２に従ってさらに改善される。中立軸の領域に作用する力は、ハウジングの壁に非常に小さい影響を与えるだけである。

請求項１は、さらに、引張力センサの射出ハウジングへの構造的に特に単純な一体化（集積）を教示する。請求項３によれば、好ましくは、引張力センサを受容するための凹部が、射出ユニットハウジングの壁の開口として構成される。結局、取り付けサイトは、センサの交換の観点でも良好にアクセスできるようになる。

請求項４に従う工業規格の引張力センサの使用は、一方で経済的な代替をつとめ、他方で射出力決定の高い測定精度と信頼性を伴う。

請求項５によれば、中央射出軸に対して反対の関係で射出ユニットハウジングに一体化された２つの引張力センサの使用は、測定精度をさらに改良する。

図５から明瞭に分かるように、引張力センサ１６はそれぞれ、引張力Ｚに対して直交して延在するハウジング２の縁領域２１におけるねじ穴２０の締付ボルト１９により一方のサイドを凹部１５に対して固定される。締付ボルトと同軸に一直線に設けられているのは、それぞれ側壁１３，１４の受容穴２３のストッパ２４まで挿入されるソケットピン２２である。ソケットピンは、引張力センサ１６に向かう自由端を有し、引張力センサ１６の締付ボルト２５のねじ係合のために同軸のねじ穴２０も具備している。締付ボルト２５は、締付ボルト１９と反対に向いている。結局、締付ボルト２５は、凹部１５の縁領域２１，２６との強制係合により配置され、それぞれの側壁１３又は１４が膨張すると、引張力センサ１６の測定部分２７は膨張し、それぞれの電気信号が入力され、さらに接触スリーブ２８及び付属信号ケーブル（図示せず）を介してそれぞれの評価ユニットに伝えられる。

図４から明瞭に分かるように、それぞれの凹部１５を有する引張力センサ１６は、射出ユニットハウジング２のそれぞれの側壁１３，１４の中立軸に配置される。結局、射出力測定装置１７は、ねじり力、ねじりモーメント及びねじり振動の結果側壁１３，１４に作用する干渉影響が実質的にない。

Claims (5)

1. 射出ユニット（１）を有するプラスチック射出成形機であって、
   射出ユニット（１）の中央部分として射出ユニットハウジング（２）、
   射出ユニットハウジング（２）に連結した可塑化シリンダ（４）、
   射出材料を調製するために回転し、軸方向の射出ストロークを生み出すために移動するために、可塑化シリンダ（４）内に支持されたスクリュー（５）、
   スクリュー（５）に連結し、スクリュー（５）の回転運動及び軸方向運動を生成し、モータフランジ（１２）を介して射出ユニットハウジング（２）に支持された駆動モータ（１０，１１）、及び
   その射出ストロークを実行する際スクリュー（５）により加えられる射出力（Ｓ）を決定する射出力測定装置（１７）を有するプラスチック射出成形機において、
   射出力測定装置（１７）は、射出ユニットハウジング（２）に一体化された少なくとも１つの引張力センサ（１６）を有し、射出力（Ｓ）により生成され、モータ（１０，１１）及びモータフランジ（１２）を介して射出ユニットハウジング（２）に導入される、射出力の反力（Ｒ）が検出でき、
   少なくとも１つの引張力センサ（１６）は、射出ユニットハウジング（２）の凹部（１５）に配置され、反力（Ｒ）に対して直交して延在する射出ユニットハウジング（２）の縁領域（２１，２６）との強制係合により凹部（１５）に対して配置されることを特徴とするプラスチック射出成形機。
2. 少なくとも１つの引張力センサ（１６）は、射出ユニットハウジング（２）の壁（１３，１４）の中立軸の領域に配置されることを特徴とする請求項１に記載のプラスチック射出成形機。
3. 少なくとも１つの凹部（１５）は、射出ユニットハウジング（２）の壁（１３，１４）における開口であることを特徴とする請求項１又は２に記載のプラスチック射出成形機。
4. 少なくとも１つの引張力センサ（１６）は、工業規格の引張力センサであることを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載のプラスチック射出成形機。
5. 射出力測定装置（１７）は、中央射出軸に関して反対の関係で射出ユニットハウジング（２）に一体化された２つの引張力センサ（１６）を有することを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載のプラスチック射出成形機。