JP2009220473A - 流体噴射装置 - Google Patents

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徳次郎 奥野
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Abstract

【課題】流体噴射装置において、噴射対象物を搬送する際の抵抗力の増大を抑制しながら、噴射対象物の搬送方向に長尺化された流体の配置領域にて噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢する。
【解決手段】プラテン11によって支持された噴射対象物X上に流体を噴射して配置する流体噴射装置であって、上記プラテン11は、上記噴射対象物Xの搬送方向に回転可能であると共に周面にて上記噴射対象物Xを吸引することにより吸着する吸引ローラ100を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体噴射装置に関するものである。
従来から、インクジェットプリンタ等の流体噴射装置では、流体を噴射可能な噴射ヘッドからプラテンに支持された記録紙等の噴射対象物に流体を噴射して配置している。
このような流体噴射装置では、噴射ヘッドから噴射対象物までの距離が変動すると、流体の飛翔距離が変化して噴射対象物への良好な流体の配置が行えなくなる。このため、流体噴射装置がインクジェットプリンタである場合には、流体であるインクの記録紙への配置不良が生じ、印刷不良が発生することとなる。
したがって、流体噴射装置においては、噴射ヘッドから噴射対象物までの距離を一定とすべく、噴射対象物をできるだけプラテンから離間させないことが好ましい。
そこで従来では、単一のニップ部を形成する一対のローラを傾けて配置することで、噴射対象物をプラテン表面に対して角度をつけて搬送し、これにより、噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢して噴射対象物をできるだけプラテンから離間させない方法や押え板によって噴射対象物をできるだけプラテンから離間させない方法が用いられている。
特開平9−48161号公報
しかしながら、従来のローラを傾ける方法では、ローラあるいは押え板の近傍においてのみしか噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢することができない。
これに対して、近年は、噴射ヘッドが噴射対象物の搬送方向に長尺化してきており、プラテン上における流体の配置領域が噴射対象物の搬送方向に長尺化している。
このため、従来の方法では、長尺化した流体の配置領域の全長に亘って噴射対象物をプラテンの表面に対して付勢することは難しい。
例えば、流体の配置領域においてプラテンの表面に噴射対象物を吸引するための吸引孔を複数形成し、これらの吸引孔を介して噴射対象物を吸引することにより噴射対象物をプラテンの表面に付勢することも考えられるが、噴射対象物を搬送する際の抵抗力が増大し、大型のモータ等が必要となってしまう。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、流体噴射装置において、噴射対象物を搬送する際の抵抗力の増大を抑制しながら、噴射対象物の搬送方向に長尺化された流体の配置領域にて噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、プラテンによって支持された噴射対象物上に流体を噴射して配置する流体噴射装置であって、上記プラテンが、上記噴射対象物の搬送方向に回転可能であると共に周面にて上記噴射対象物を吸引することにより吸着する吸引ローラを備えることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、吸引ローラの周面にて噴射対象物が吸引されることにより噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢することができる。また、吸引ローラが噴射対象物の搬送方向に回転されることにより、噴射対象物を吸引している場合であっても、噴射対象物を搬送する際の抵抗力の増大が抑制される。
したがって、本発明によれば、流体噴射装置において、噴射対象物を搬送する際の抵抗力の増大を抑制しながら、噴射対象物の搬送方向に長尺化された流体の配置領域にて噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢することが可能となる。
また、本発明においては、上記吸引ローラは、上記プラテンにおける上記流体の配置領域の上記搬送方向に対する中央部に配置されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明よれば、吸引ローラが流体の配置領域の中央部に配置されているため、噴射対象物を流体の配置領域の中央部にて強く吸引することができる。このため、流体の配置領域の中央部を中心として、搬送方向に対する上段側及び下段側において、均等に噴射対象物を付勢することができる。
また、本発明においては、上記吸引ローラは、上記プラテンにおける上記流体の配置領域の上記搬送方向に対する中央部よりも上記搬送方向の後段側に配置されているという構成を採用することができる。
このような構成を採用する本発明によれば、吸引ローラが流体の配置領域の中央部よりも後段側に配置されているため、噴射対象物が流体の配置領域の中央部よりも後段側にて強く吸引される。そして、流体の配置領域の吸引ローラよりも前段側における付勢力の変化が均一化されるため、付勢力が均一に変化する領域を広く確保することが可能となる。
また、本発明においては、上記吸引ローラを複数備えるという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、複数個所において噴射対象物が吸引されるため、流体の配置領域全体においてより確実にプラテンの表面に向けて噴射対象物を付勢することができる。
また、本発明においては、上記吸引ローラが上記搬送方向と直交する平面方向に配列されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、噴射対象物の搬送方向と直交する平面方向の複数個所において噴射対象物を吸引して付勢することができる。
また、本発明においては、複数の上記吸引ローラが、上記搬送方向にオーバーラップして配置されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、複数の吸引ローラが搬送方向にオーバーラップして配置されているため、噴射対象物を搬送する過程において、噴射対象物に対する吸引が継続される。したがって、常に噴射対象物を吸引することができ、噴射対象物をプラテンの表面に向けて安定した状態で付勢することができる。
また、本発明においては、複数の上記吸引ローラのうち、外部から搬送される上記噴射対象物に最も先に触れる上記吸引ローラの吸引力が他の吸引ローラの吸引力よりも強いという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、噴射対象物の搬送過程において、最も先に噴射対象物に触れた吸引ローラが噴射対象物を相対的に強く吸引し、その後に噴射対象物に触れた吸引ローラが噴射対象物を相対的に弱く吸引する。このため、噴射対象物は、最も先に吸引される箇所を基準として他の箇所が追従して吸引される。したがって、噴射対象物の複数個所を吸引することによって噴射対象物に無理な力が作用することを防止することができる。
また、本発明においては、上記吸引ローラは、上記噴射対象物の搬送速度よりも速く回転されるという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明においては、吸引ローラによってより強く噴射対象物を搬送することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る流体噴射装置の一実施形態について説明する。
なお、以下の説明においては、本発明に係る流体噴射装置の一例として、インク等の流体を記録ヘッド(噴射ヘッド)から噴射対象物である記録紙に噴射して、記録紙に対する印刷(記録)を行うインクジェットプリンタを挙げて説明する。
また、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1〜図4は、本実施形態のインクジェットプリンタPの概略構成を示す図であり、図1がインクジェットプリンタPの内部構成を示す斜視図、図2がインクジェットプリンタPの内部構成を示す平面図、図3がインクジェットプリンタPの内部構成を示す断面図(記録紙Xの搬送方向沿う断面図)、図4が電気的な接続を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、インクジェットプリンタPは、記録紙X(噴射対象物)にインク(流体)を噴射して配置することにより記録紙Xに対する印刷(記録)を行うキャリッジユニット1と、記録紙Xを給紙する給紙ユニット2と、該給紙ユニット2によって給紙された記録紙Xを搬送する記録紙搬送ユニット3とを備えている。
キャリッジユニット1は、インクを噴射する記録ヘッド4(噴射ヘッド)と、該記録ヘッド4を支持するキャリッジ5と、該キャリッジ5を記録紙Xの搬送方向(副走査方向)と直交する平面方向(走査方向)に移動するキャリッジ駆動装置6(図4参照)とを備える。
記録ヘッド4は、インクを噴射するためのノズルを複数備えており、内部に形成された駆動素子(例えばピエゾ素子)により、ノズルを介してインクを噴射するものである。
キャリッジ5には、不図示のインクカートリッジが搭載され、該インクカートリッジから記録ヘッド4にインクの供給が行われる。
キャリッジ駆動装置6は、図4に示すように、駆動プーリ6aと、従動プーリ6bと、これらの駆動プーリ6a及び従動プーリ6bに回し掛けられると共にキャリッジ5に一部が固定される無端ベルト6cと、キャリッジ5の移動を案内するキャリッジ軸6dとを有している。そして、キャリッジ駆動装置6の駆動プーリ6aの駆動により無端ベルト6cを移動させることによって、キャリッジ5がキャリッジ軸6dに沿って走査方向に移動する。
また、キャリッジユニット1は、キャリッジモータ1a(図4参照)を備えている。そして、当該キャリッジモータ1aから、駆動プーリ6aに駆動力が伝達される。
給紙ユニット2は、図3に示すように、複数の記録紙Xを積層して配置可能な給紙カセット7と、該給紙カセット7に積層して配置された記録紙Xを1枚のみピックアップして給紙する給紙ローラ8と、該給紙ローラ8にて給紙された記録紙Xを検出する記録紙検出センサ9とを備える。
給紙カセット7は、インクジェットプリンタPの後ろ上方に向けて斜めに延在されており、記録紙Xを斜めに設置可能とする。
給紙ローラ8は、図3に示すように、回転方向において一部に切欠きが形成された駆動ローラであり、切欠きのない周面にて記録紙Xをピックアップして給紙するものである。なお、給紙ローラへは、後述の記録紙搬送ユニット3が備える搬送モータ3aから伝達ギアを介して駆動力が伝達される。
記録紙検出センサ9は、検出レバー9aと、回動軸9bを中心として回動可能に支持されるセンサ本体部9cとを備えている。また、記録紙検出センサ9は、検出レバー9aの上方に配置され、発光部(不図示)からの光を受光する受光部(不図示)を備えている。そして、記録紙Xの通過に伴って検出レバー9aが上方に押し上げられるように回動することにより受光部に発光部からの光が受光され、記録紙Xの通過が完了すると検出レバー9aが下方に戻るように回動することにより発光部からの光が遮断される。記録紙検出センサ9は、このように検出レバー9aの回動動作により、発光部から受光部に向かう光の遮断及び通過を行うことにより、記録紙Xの検出を行う。
記録紙搬送ユニット3は、給紙ユニット2の給紙記録紙検出センサ9を通過した記録紙Xを搬送する紙送りローラ対10と、該紙送りローラ対10を通過した記録紙Xを下方から支持するプラテン11と、該プラテン11を通過した記録紙Xを排紙する排紙ローラ対12とを備える。
紙送りローラ対10は、回転駆動される紙送りローラ10aと、従動ローラ10bとを有しており、紙送りローラ10aと従動ローラ10bとによって形成されるニップ部にて記録紙Xを挟んで搬送するものである。
プラテン11は、キャリッジユニット1のキャリッジ5の下方においてキャリッジ5の移動可能範囲に対応して設けられている。このプラテン11上において記録紙Xに対してキャリッジ5によって支持された記録ヘッド4からインクが噴射される。そして、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、後に詳説するようにプラテン11が吸引ローラ100を備えている。
排紙ローラ対12は、回転駆動される排紙ローラ12aと、従動ローラ10bとを有しており、排紙ローラ12aと従動ローラ12bとによって形成されるニップ部にて記録紙Xを挟んで搬送するものである。
なお、記録紙搬送ユニット3は、搬送モータ3a(図4参照)を備えている。そして、当該搬送モータ3aから、伝達ギア3bを介して紙送りローラ10aと排紙ローラ12bと吸引ローラ100とに駆動力が伝達される。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタPは、記録ヘッド4のメンテナンスを行うメンテナンス装置13を備えている。
このメンテナンス装置13は、記録ヘッド4に対するフラッシング処理、吸引処理、ワイピング処理、及びキャッピング処理等のメンテナンス処理を行うものであり、キャリッジ5の走査方向の端部に配置されている。
さらに、図4に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタPは、制御部20を備えている。
制御部20は、本実施形態のインクジェットプリンタPの全体を制御するものであり、キャリッジユニット1と給紙ユニット2と記録紙搬送ユニット3とメンテナンス装置13等と電気的に接続されている。
そして制御部20は、CPU等の演算処理装置、ROMやRAM等の記憶装置を備え、例えば外部から供給される印刷データ等に基づいて、記録ヘッド4、キャリッジモータ1a、搬送モータ3a及び後述する吸引装置110を制御する。
そして、本実施形態のインクジェットプリンタPは、図3及び図4に示すように、プラテン11が、記録紙Xの搬送方向に回転可能であると共に周面にて記録紙Xを吸引することにより吸着する吸引ローラ100を備えている。
吸引ローラ100は、周面に複数の吸引孔が形成されたローラであり、図4に示すように吸引装置110と接続されている。そして、吸引装置110による吸引により、吸引ローラ100は、吸引孔を介して記録紙Xを吸着する。
また、吸引ローラ100は、上述のように搬送モータ3aから駆動力が伝達されるように構成されており、搬送モータ3aから駆動力が伝達されることによって記録紙Xの搬送方向に回転可能とされている。なお、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいて、吸引ローラ100は、記録紙Xの搬送速度よりも速く回転される。
また、プラテン11を模式的に示した平面図である図5に示すように、プラテン11の表面のうち、キャリッジ5に支持された記録ヘッド4が走査される領域が、インクの配置領域A(流体の配置領域)とされ、吸引ローラ100は、配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に対する中央部に配置されている。
次に、このように構成された本実施形態のインクジェットプリンタPの動作について説明する。なお、本動作の説明において、動作の主体は制御部20である。
まず給紙ユニット2の給紙カセット7に複数の記録紙Xが積層して配置された状態にて、給紙ユニット2の給紙ローラ8が回転駆動され、これによって給紙カセット7に積層して配置された記録紙Xの最上部の1枚の記録紙Xのみがピックアップされて給紙される。
給紙ローラ8の回転駆動により給紙された記録紙Xは、記録紙検出センサ9を通過する。この際、記録紙検出センサ9は、記録紙Xの存在を検出し、その検出結果を制御部20に入力する。
記録紙検出センサ9を通過した記録紙Xは、記録紙搬送ユニット3の紙送りローラ対10によってプラテン11上に搬送される。
そして、プラテン11の配置領域Aまで記録紙Xが搬送されると、記録紙Xに対してキャリッジユニット1の記録ヘッド4からインクが噴射され、これによって印刷が行われる。なお、記録ヘッド4からインクを噴射する際には、記録紙検出センサ9の検出結果、印刷データ等に基づいて、記録ヘッド4を支持するキャリッジ5が走査方向に移動されながら、記録紙Xの所望の箇所に記録ヘッド4から噴射されたインクが配置されるように、記録ヘッド4からのインクの噴射タイミングが制御される。
ここで、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、プラテン11の配置領域Aの中央部に記録紙Xの搬送方向に回転される吸引ローラ100が配置されている。
このため、プラテン11上を搬送される記録紙Xは、吸引ローラ100によって吸引されることによって、プラテン11の表面に向けて付勢される。
このため、記録紙Xが撓む等に変形することでプラテン11の表面から離間することを抑止することができ、記録ヘッド4から記録紙Xの表面までの距離を常に一定に保つことができる。
また、吸引ローラ100が記録紙Xの搬送方向に回転されているため、吸引ローラ100の吸引により記録紙Xの搬送における抵抗力が増大することを抑制することができる。
したがって、搬送モータ3aへの負荷の増大を抑制しながら、記録ヘッド4から噴射したインクを記録紙Xの所望の箇所に配置することが可能となり、良好な印刷を行うことができる。
そして、このようにしてインクが配置された記録紙Xは、記録紙搬送ユニット3の排紙ローラ対12によってインクジェットプリンタPの外部に排紙される。
以上のような本実施形態のインクジェットプリンタPは、プラテン11が記録紙Xの搬送方向に回転可能であると共に周面にて記録紙Xを吸引することにより吸着する吸引ローラ100を備える。
このため、吸引ローラ100の周面にて記録紙Xが吸引されることにより記録紙Xをプラテン11の表面に向けて付勢することができる。また、吸引ローラ100が記録紙Xの搬送方向に回転されることにより、記録紙Xを吸引している場合であっても、記録紙Xを搬送する際の抵抗力の増大が抑制される。
したがって、本実施形態のインクジェットプリンタPによれば、記録ヘッドが記録紙Xの搬送方向に長尺化されて配置領域Aが記録紙Xの搬送方向に長尺化された場合であっても、記録紙Xを搬送する際の抵抗力の増大を抑制しながら、配置領域Aにて記録紙Xをプラテン11の表面に向けて付勢することが可能となる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、吸引ローラ100が、配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に対する中央部に配置されている。
このため、記録紙Xを配置領域Aの中央部にて強く吸引することができる。よって、配置領域Aの中央部を中心として、搬送方向に対する上段側及び下段側において、均等に記録紙Xを付勢することができる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、吸引ローラ100が、駆動モータ3aにより回転される駆動ローラである。
このため、吸引ローラ100によって記録紙Xを搬送することができるため、他の搬送ローラである紙送りローラ10aや排紙ローラ12aの駆動力を低減させることが可能となる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、吸引ローラ100が、記録紙Xの搬送速度よりも速く回転されている。
このため、吸引ローラ100によってより強く記録紙Xを搬送することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、本実施形態のインクジェットプリンタが備えるプラテン11を模式的に示した平面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタにおいては、吸引ローラ100が配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に対して中央部よりも後段側に配置されている。
このような構成を有する本実施形態のインクジェットプリンタによれば、吸引ローラ 100が配置領域Aの中央部よりも後段側に配置されているため、記録紙Xが配置領域Aの中央部よりも後段側にて強く吸引される。そして、配置領域Aの吸引ローラ100よりも前段側における付勢力の変化が均一化されるため、付勢力が均一に変化する領域を広く確保することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図7は、本実施形態のインクジェットプリンタが備えるプラテン11を模式的に示した平面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11は、配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に複数(本実施形態のインクジェットプリンタにおいては3つ)の吸引ローラ100を備えている。
このような構成を有する本実施形態のインクジェットプリンタによれば、複数個所において記録紙Xが吸引されるため、配置領域A全体においてより確実にプラテン11の表面に向けて記録紙Xを付勢することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本第4実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図8は、本実施形態のインクジェットプリンタが備えるプラテン11を模式的に示した平面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11は、配置領域Aにおいて、複数の吸引ローラ100が記録紙Xの搬送方向と直交する平面方向(走査方向)に配列されている。
そして、複数の吸引ローラ100は、記録紙Xの搬送方向にオーバーラップして配置され、さらに記録紙Xに最も先に触れる吸引ローラ100a(記録紙Xの搬送方向の最も上段側に配置される吸引ローラ)の吸引力が他の吸引ローラ100bの吸引力よりも強く設定されている。なお、吸引ローラ100aの吸引力を強くするには、吸引力の強い吸引装置を別途設けるか、単一の吸引装置の吸引力が吸引ローラ100aに多く分配されるように分圧するか、吸引ローラ100aの周面に形成される吸引孔の形状を変化させれば良い。
本実施形態のインクジェットプリンタにおいては、吸引ローラ100が記録紙Xの搬送方向と直交する平面方向に配列されている。
このため、走査方向の複数個所において記録紙Xを吸引して付勢することができる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタにおいては、複数の吸引ローラ100が、記録紙Xの搬送方向にオーバーラップして配置されている。
このため、記録紙Xが配置領域Aを搬送される過程において、記録紙Xに対する吸引が継続される。したがって、常に記録紙Xを吸引することができ、記録紙Xをプラテン11の表面に向けて安定した状態で付勢することができる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタにおいては、複数の吸引ローラ100のうち、記録紙Xに最も先に触れる吸引ローラ100aの吸引力が他の吸引ローラ100bの吸引力よりも強い。
このため、記録紙Xの搬送過程において、最も先に記録紙Xに触れた吸引ローラ100aが記録紙Xを相対的に強く吸引し、その後に記録紙Xに触れた吸引ローラ100bが記録紙X相対的に弱く吸引する。よって、記録紙Xは、最も先に吸引される箇所を基準として他の箇所が追従して吸引される。したがって、記録紙Xの複数個所を吸引することによって記録紙Xに無理な力が作用することを防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、上記各実施形態を組み合わせても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態においては、吸引ローラ100が搬送モータ3aによって回転駆動される駆動ローラである構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、吸引ローラが記録紙Xの搬送により回転される従動ローラであるという構成を採用することもできる。
このような構成を採用することによって、吸引ローラを駆動するモータ等の駆動手段を備える必要がなくなる。
また、上述の各実施形態においては、流体噴射装置がインクを流体として噴射するインクジェットプリンタである場合を例にして説明したが、流体噴射装置は、インクジェットプリンタに限られず、インクジェット方式の複写機及びファクシミリ等に適用することもできる。
また、本発明の流体噴射装置は、インク以外の他の流体を噴射する流体噴射装置に適用することができる。流体噴射装置が噴射可能な流体は、液体、機能材料の粒子が分散又は溶解されている液状体、ジェル状の流状体、流体として流して噴射できる固体、及び粉体(トナー等)を含む。また、本発明の流体噴射装置は、記録紙X以外の噴射対象物に流体を噴射する流体噴射装置に適用することができる。
例えば、本発明の流体噴射装置は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、及び面発光ディスプレイ(FED)の製造等に用いられる電極材、色材等の材料を所定の分散媒(溶媒)に分散(溶解)した流体を噴射する流体噴射装置に適用可能である。
また、本発明の流体噴射装置は、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置に適用可能である。
さらに、本発明の流体噴射装置は、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの内部の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの内部の概略構成を示す平面図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの内部の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの電気的な接続を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。 本発明の第2実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。 本発明の第3実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。 本発明の第4実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。
符号の説明
P……インクジェットプリンタ(流体噴射装置)、11……プラテン、100,100a,100b……吸引ローラ、A……配置領域、X……記録紙(噴射対象物)

Claims (8)

  1. プラテンによって支持された噴射対象物上に流体を噴射して配置する流体噴射装置であって、
    前記プラテンは、前記噴射対象物の搬送方向に回転可能であると共に周面にて前記噴射対象物を吸引することにより吸着する吸引ローラを備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記吸引ローラは、前記プラテンにおける前記流体の配置領域の前記搬送方向に対する中央部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  3. 前記吸引ローラは、前記プラテンにおける前記流体の配置領域の前記搬送方向に対する中央部よりも前記搬送方向の後段側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  4. 前記吸引ローラを複数備えることを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  5. 前記吸引ローラが前記搬送方向と直交する平面方向に配列されていることを特徴とする請求項4記載の流体噴射装置。
  6. 複数の前記吸引ローラが、前記搬送方向にオーバーラップして配置されていることを特徴とする請求項5記載の流体噴射装置。
  7. 複数の前記吸引ローラのうち、外部から搬送される前記噴射対象物に最も先に触れる前記吸引ローラの吸引力が他の吸引ローラの吸引力よりも強いことを特徴とする請求項4〜6いずれかに記載の流体噴射装置。
  8. 前記吸引ローラは、前記噴射対象物の搬送速度よりも速く回転されることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の流体噴射装置。
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