JP2009220474A - 流体噴射装置 - Google Patents

流体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009220474A
JP2009220474A JP2008068866A JP2008068866A JP2009220474A JP 2009220474 A JP2009220474 A JP 2009220474A JP 2008068866 A JP2008068866 A JP 2008068866A JP 2008068866 A JP2008068866 A JP 2008068866A JP 2009220474 A JP2009220474 A JP 2009220474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
platen
fluid
recording paper
ejecting apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008068866A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokujiro Okuno
徳次郎 奥野
Hiroyasu Okuda
泰康 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008068866A priority Critical patent/JP2009220474A/ja
Publication of JP2009220474A publication Critical patent/JP2009220474A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

【課題】流体噴射装置において、噴射対象物の搬送方向に流体の配置領域が長尺化された場合であっても噴射対象物がプラテンから離間することを抑制する。
【解決手段】プラテン11によって支持された噴射対象物X上に流体を噴射して配置する流体噴射装置であって、上記プラテン11は、上記噴射対象物Xの搬送方向に回転可能であると共に噴射対象物との接触面に粘着性を有する粘着手段100を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体噴射装置に関するものである。
従来から、インクジェット式プリンタ等の流体噴射装置では、流体を噴射可能な噴射ヘッドからプラテンに支持された記録紙等の噴射対象物に流体を噴射して配置している。
このような流体噴射装置では、噴射ヘッドから噴射対象物までの距離が変動すると、流体の飛翔距離が変化して噴射対象物への良好な流体の配置が行えなくなる。このため、流体噴射装置がインクジェットプリンタである場合には、流体であるインクの記録紙への配置不良が生じ、印刷不良が発生することとなる。
したがって、流体噴射装置においては、噴射ヘッドから噴射対象物までの距離を一定とすべく、噴射対象物をできるだけプラテンから離間させないことが好ましい。
そこで従来では、単一のニップ部を形成する一対のローラを傾けて配置することで、噴射対象物をプラテン表面に対して角度をつけて搬送し、これにより、噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢して噴射対象物をできるだけプラテンから離間させない方法や押え板によって噴射対象物をできるだけプラテンから離間させない方法が用いられている。
特開平9−48161号公報
しかしながら、従来のローラを傾ける方法では、ローラあるいは押え板の近傍においてのみしか噴射対象物をプラテンの表面に向けて付勢することができない。
これに対して、近年は、噴射ヘッドが噴射対象物の搬送方向に長尺化してきており、プラテン上における流体の配置領域が噴射対象物の搬送方向に長尺化している。
このため、従来の方法では、長尺化した流体の配置領域の全長に亘って噴射対象物をプラテンの表面に対して付勢することは難しい。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、流体噴射装置において、噴射対象物の搬送方向に流体の配置領域が長尺化された場合であっても噴射対象物がプラテンから離間することを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、プラテンによって支持された噴射対象物上に流体を噴射して配置する流体噴射装置であって、上記プラテンは、上記噴射対象物の搬送方向に回転可能であると共に上記噴射対象物との接触面に粘着性を有する粘着手段を備えることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、粘着手段の接着面に噴射対象物が粘着することにより噴射対象物がプラテンの表面から離間することを抑制することができる。また、粘着手段が噴射対象物の搬送方向に回転されることにより、噴射対象物を搬送する際の抵抗力の増大が抑制される。
このように本発明によれば、流体噴射装置において、噴射対象物の搬送方向に流体の配置領域が長尺化された場合であっても噴射対象物がプラテンから離間することを抑制することが可能となる。
また、本発明においては、上記粘着手段の上記接触面に粘着剤を供給する粘着剤供給手段を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、粘着手段の接触面に新たな粘着剤が供給されるため、接触面の粘着性を維持することが可能となる。
また、本発明においては、上記粘着手段の上記接触面に付着した異物を除去するクリーニング手段を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、粘着性低下の原因となる異物が粘着手段の接触面から除去されるため、接触面の粘着性を維持することが可能となる。
また、本発明においては、上記粘着手段は、上記プラテンにおける上記流体の配置領域の上記搬送方向に対する中央部に配置されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明よれば、粘着手段が流体の配置領域の中央部に配置されているため、噴射対象物が流体の配置領域の中央部にて粘着される。このため、流体の配置領域の中央部を中心として、搬送方向に対する上段側及び下段側において、均等に噴射対象物を付勢することができる。
また、本発明においては、上記粘着手段は、上記プラテンにおける上記流体の配置領域の上記搬送方向に対する中央部よりも上記搬送方向の後段側に配置されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、粘着手段が流体の配置領域の中央部よりも後段側に配置されているため、噴射対象物が流体の配置領域の中央部よりも後段側にて粘着される。そして、流体の配置領域の粘着手段よりも前段側における付勢力の変化が均一化されるため、付勢力が均一に変化する領域を広く確保することが可能となる。
また、本発明においては、上記粘着手段を複数備えるという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、複数個所において噴射対象物を粘着するため、流体の配置領域全体においてより確実にプラテンから噴射対象物が離間することを抑制することができる。
また、本発明においては、上記粘着手段が上記搬送方向と直交する平面方向に離間して配列されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、上記粘着手段が噴射対象物の上記搬送方向と直交する平面方向において、粘着される箇所と粘着されない箇所が交互に存在することとなる。このため、噴射対象物が粘着手段を越える場合に、噴射対象物を粘着手段から容易に離間させることが可能となる。
また、本発明においては、上記粘着手段は、駆動手段から駆動力を伝達されるという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明によれば、粘着手段によって噴射対象物を搬送することができるため、他の搬送ローラ等の駆動力を低減させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る流体噴射装置の一実施形態について説明する。
なお、以下の説明においては、本発明に係る流体噴射装置の一例として、インク等の流体を記録ヘッド(噴射ヘッド)から噴射対象物である記録紙に噴射して、記録紙に対する印刷(記録)を行うインクジェットプリンタを挙げて説明する。
また、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1〜図4は、本実施形態のインクジェットプリンタPの概略構成を示す図であり、図1がインクジェットプリンタPの内部構成を示す斜視図、図2がインクジェットプリンタPの内部構成を示す平面図、図3がインクジェットプリンタPの内部構成を示す断面図(記録紙Xの搬送方向沿う断面図)、図4が電気的な接続を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、インクジェットプリンタPは、記録紙X(噴射対象物)にインク(流体)を噴射して配置することにより記録紙Xに対する印刷(記録)を行うキャリッジユニット1と、記録紙Xを給紙する給紙ユニット2と、該給紙ユニット2によって給紙された記録紙Xを搬送する記録紙搬送ユニット3とを備えている。
キャリッジユニット1は、インクを噴射する記録ヘッド4(噴射ヘッド)と、該記録ヘッド4を支持するキャリッジ5と、該キャリッジ5を記録紙Xの搬送方向(副走査方向)と直交する平面方向(走査方向)に移動するキャリッジ駆動装置6(図4参照)とを備える。
記録ヘッド4は、インクを噴射するためのノズルを複数備えており、内部に形成された駆動素子(例えばピエゾ素子)により、ノズルを介してインクを噴射するものである。
キャリッジ5には、不図示のインクカートリッジが搭載され、該インクカートリッジから記録ヘッド4にインクの供給が行われる。
キャリッジ駆動装置6は、図4に示すように、駆動プーリ6aと、従動プーリ6bと、これらの駆動プーリ6a及び従動プーリ6bに回し掛けられると共にキャリッジ5に一部が固定される無端ベルト6cと、キャリッジ5の移動を案内するキャリッジ軸6dとを有している。そして、キャリッジ駆動装置6の駆動プーリ6aの駆動により無端ベルト6cを移動させることによって、キャリッジ5がキャリッジ軸6dに沿って走査方向に移動する。
また、キャリッジユニット1は、キャリッジモータ1a(図4参照)を備えている。そして、当該キャリッジモータ1aから、駆動プーリ6aに駆動力が伝達される。
給紙ユニット2は、図3に示すように、複数の記録紙Xを積層して配置可能な給紙カセット7と、該給紙カセット7に積層して配置された記録紙Xを1枚のみピックアップして給紙する給紙ローラ8と、該給紙ローラ8にて給紙された記録紙Xを検出する記録紙検出センサ9とを備える。
給紙カセット7は、インクジェットプリンタPの後ろ上方に向けて斜めに延在されており、記録紙Xを斜めに設置可能とする。
給紙ローラ8は、図3に示すように、回転方向において一部に切欠きが形成された駆動ローラであり、切欠きのない周面にて記録紙Xをピックアップして給紙するものである。なお、給紙ローラへは、後述の記録紙搬送ユニット3が備える搬送モータ3aから伝達ギアを介して駆動力が伝達される。
記録紙検出センサ9は、検出レバー9aと、回動軸9bを中心として回動可能に支持されるセンサ本体部9cとを備えている。また、記録紙検出センサ9は、検出レバー9aの上方に配置され、発光部(不図示)からの光を受光する受光部(不図示)を備えている。そして、記録紙Xの通過に伴って検出レバー9aが上方に押し上げられるように回動することにより受光部に発光部からの光が受光され、記録紙Xの通過が完了すると検出レバー9aが下方に戻るように回動することにより発光部からの光が遮断される。記録紙検出センサ9は、このように検出レバー9aの回動動作により、発光部から受光部に向かう光の遮断及び通過を行うことにより、記録紙Xの検出を行う。
記録紙搬送ユニット3は、給紙ユニット2の給紙記録紙検出センサ9を通過した記録紙Xを搬送する紙送りローラ対10と、該紙送りローラ対10を通過した記録紙Xを下方から支持するプラテン11と、該プラテン11を通過した記録紙Xを排紙する排紙ローラ対12とを備える。
紙送りローラ対10は、回転駆動される紙送りローラ10aと、従動ローラ10bとを有しており、紙送りローラ10aと従動ローラ10bとによって形成されるニップ部にて記録紙Xを挟んで搬送するものである。
プラテン11は、キャリッジユニット1のキャリッジ5の下方においてキャリッジ5の移動可能範囲に対応して設けられている。このプラテン11上において記録紙Xに対してキャリッジ5によって支持された記録ヘッド4からインクが噴射される。そして、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、後に詳説するようにプラテン11が粘着ローラ100(粘着手段)を備えている。
排紙ローラ対12は、回転駆動される排紙ローラ12aと、従動ローラ10bとを有しており、排紙ローラ12aと従動ローラ12bとによって形成されるニップ部にて記録紙Xを挟んで搬送するものである。
なお、記録紙搬送ユニット3は、搬送モータ3a(図4参照)を備えている。そして、当該搬送モータ3aから、伝達ギア3bを介して紙送りローラ10aと排紙ローラ12bと粘着ローラ100とに駆動力が伝達される。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタPは、記録ヘッド4のメンテナンスを行うメンテナンス装置13を備えている。
このメンテナンス装置13は、記録ヘッド4に対するフラッシング処理、吸引処理、ワイピング処理、及びキャッピング処理等のメンテナンス処理を行うものであり、キャリッジ5の走査方向の端部に配置されている。
さらに、図4に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタPは、制御部20を備えている。
制御部20は、本実施形態のインクジェットプリンタPの全体を制御するものであり、キャリッジユニット1と給紙ユニット2と記録紙搬送ユニット3とメンテナンス装置13等と電気的に接続されている。
そして制御部20は、CPU等の演算処理装置、ROMやRAM等の記憶装置を備え、例えば外部から供給される印刷データ等に基づいて、記録ヘッド4、キャリッジモータ1a、及び搬送モータ3aを制御する。
そして、本実施形態のインクジェットプリンタPは、図3及び図4に示すように、プラテン11が、記録紙Xの搬送方向に回転可能であると共に記録紙Xとの接触面である周面に粘着性を有する粘着ローラ100を備えている。
また、粘着ローラ100は、上述のように搬送モータ3aから駆動力が伝達されるように構成されており、搬送モータ3aから駆動力が伝達されることによって記録紙Xの搬送方向に回転可能とされている。
また、プラテン11を模式的に示した平面図である図5に示すように、プラテン11の表面のうち、キャリッジ5に支持された記録ヘッド4が走査される領域が、インクの配置領域A(流体の配置領域)とされ、粘着ローラ100は、配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に対する中央部に配置されている。
さらに、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、粘着ローラ100の下方に粘着ローラ100に一部が当接するようにクリーニングローラ200(クリーニング手段)が配置されている。このクリーニングローラ200は、例えば粘着ローラ100の表面を洗浄することによって、粘着ローラ100の表面に付着した紙粉等の異物を除去するものである。なお、クリーニングローラ200は、例えば搬送モータ3aから駆動力を伝達されることによって回転されている。
なお、粘着ローラ100に粘着性を付与する粘着剤としては、粘着ローラ100が回転することによって記録紙Xから剥離する程度の弱い粘着性を有する材料を用いる。
具体的には、粘着性の弱い合成樹脂系や合成ゴム系の粘着剤を用いることができ、一例としてはポストイット(登録商標)に用いられる粘着剤を用いることができる。
次に、このように構成された本実施形態のインクジェットプリンタPの動作について説明する。なお、本動作の説明において、動作の主体は制御部20である。
まず給紙ユニット2の給紙カセット7に複数の記録紙Xが積層して配置された状態にて、給紙ユニット2の給紙ローラ8が回転駆動され、これによって給紙カセット7に積層して配置された記録紙Xの最上部の1枚の記録紙Xのみがピックアップされて給紙される。
給紙ローラ8の回転駆動により給紙された記録紙Xは、記録紙検出センサ9を通過する。この際、記録紙検出センサ9は、記録紙Xの存在を検出し、その検出結果を制御部20に入力する。
記録紙検出センサ9を通過した記録紙Xは、記録紙搬送ユニット3の紙送りローラ対10によってプラテン11上に搬送される。
そして、プラテン11の配置領域Aまで記録紙Xが搬送されると、記録紙Xに対してキャリッジユニット1の記録ヘッド4からインクが噴射され、これによって印刷が行われる。なお、記録ヘッド4からインクを噴射する際には、記録紙検出センサ9の検出結果、印刷データ等に基づいて、記録ヘッド4を支持するキャリッジ5が走査方向に移動されながら、記録紙Xの所望の箇所に記録ヘッド4から噴射されたインクが配置されるように、記録ヘッド4からのインクの噴射タイミングが制御される。
ここで、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、プラテン11の配置領域Aの中央部に記録紙Xの搬送方向に回転される粘着ローラ100が配置されている。
このため、プラテン11上を搬送される記録紙Xは、粘着ローラ100によって粘着され、記録紙Xが撓む等に変形することでプラテン11の表面から離間することを抑止することができ、記録ヘッド4から記録紙Xの表面までの距離を常に一定に保つことができる。
また、粘着ローラ100が記録紙Xの搬送方向に回転されているため、粘着ローラ100の粘着により記録紙Xの搬送における抵抗力が増大することを抑制することができる。
したがって、搬送モータ3aへの負荷の増大を抑制しながら、記録ヘッド4から噴射したインクを記録紙Xの所望の箇所に配置することが可能となり、良好な印刷を行うことができる。
なお、粘着ローラ100が記録紙Xに粘着することによって粘着ローラ100の表面には、紙粉が付着するが、この紙粉等の異物は、クリーニングローラ200によって粘着ローラ100の表面から除去される。
そして、このようにしてインクが配置された記録紙Xは、記録紙搬送ユニット3の排紙ローラ対12によってインクジェットプリンタPの外部に排紙される。
以上のような本実施形態のインクジェットプリンタPは、さらに搬送されることによって粘着ローラ100から離間し、プラテン11が記録紙Xの搬送方向に回転可能であると共に記録紙Xとの接触面である周面に粘着性を有する粘着ローラ100を備えている。
このため、粘着ローラ100の接着面に記録紙Xが粘着することにより記録紙Xがプラテン11の表面から離間することを抑制することができる。
したがって、本実施形態のインクジェットプリンタPによれば、記録紙Xの搬送方向に配置領域Aが長尺化された場合であっても、記録紙Xがプラテン11から離間することを抑制することが可能となる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、粘着ローラ100が、配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に対する中央部に配置されている。
このため、記録紙Xが配置領域Aの中央部にて粘着され、これによって配置領域Aの中央部を中心として、搬送方向に対する上段側及び下段側において、均等に記録紙Xを付勢することができる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、粘着ローラ100が、駆動モータ3a(駆動手段)から駆動力を伝達されることにより回転される。
このため、粘着ローラ100によって記録紙Xを搬送することができるため、他の搬送ローラである紙送りローラ10aや排紙ローラ12aの駆動力を低減させることが可能となる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタPにおいては、クリーニングローラ200を備えるため、粘着性低下の原因となる異物が粘着ローラ100の接触面から除去されるため、接触面の粘着性を維持することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、本実施形態のインクジェットプリンタが備えるプラテン11を模式的に示した平面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタにおいては、粘着ローラ100が配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に対して中央部よりも後段側に配置されている。
このような構成を有する本実施形態のインクジェットプリンタによれば、粘着ローラ 100が配置領域Aの中央部よりも後段側に配置されているため、記録紙Xが配置領域Aの中央部よりも後段側にて粘着される。そして、配置領域Aの粘着ローラ100よりも前段側における付勢力の変化が均一化されるため、付勢力が均一に変化する領域を広く確保することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図7は、本実施形態のインクジェットプリンタが備えるプラテン11を模式的に示した平面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11は、配置領域Aの記録紙Xの搬送方向に複数(本実施形態のインクジェットプリンタにおいては3つ)の粘着ローラ100を備えている。
このような構成を有する本実施形態のインクジェットプリンタによれば、複数個所において記録紙Xが粘着されるため、配置領域A全体においてより確実にプラテン11の表面から記録紙Xが離間することを抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本第4実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図8は、本実施形態のインクジェットプリンタが備えるプラテン11を模式的に示した平面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11は、配置領域Aにおいて、複数の粘着ローラ100が記録紙Xの搬送方向と直交する平面方向(走査方向)に離間して配列されている。
このような構成を有する本実施形態のインクジェットプリンタによれば、複数の粘着ローラ100が記録紙Xの搬送方向と直交する平面方向において、粘着される箇所と粘着されない箇所が交互に存在することとなる。よって、記録紙Xにおける粘着領域が減少するため、記録紙Xが粘着ローラ100を越える場合に、記録紙Xを粘着ローラ100から容易に離間させることが可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、本第5実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図9は、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11を模式的に示した断面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11は、粘着ローラ100に供給する粘着剤300を貯留する粘着プール400(粘着剤供給手段)を備えている。そして、粘着ローラ100の下部は、粘着プール400に貯留された粘着剤300に浸漬されている。
このような構成を有する本実施形態のインクジェットプリンタにおいては、粘着ローラ100が回転されることによって、粘着ローラ100の表面に常に新しい粘着剤が供給される。
したがって、本実施形態のインクジェットプリンタによれば、粘着ローラの粘着性を維持することが可能となる。
なお、本実施形態においては、上記第1実施形態において説明したクリーニングローラ200に換えて粘着プール400を設置しているが、クリーニングローラ200と粘着プール400の両方を設置しても良い。このような場合には、粘着ローラ100に対して先にクリーニングローラ200による異物の除去を行ったのちに粘着プール400による粘着剤300の供給を行うことが好ましい。これによって、粘着プール400に異物が入り込むことを抑制することができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。なお、本第6実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図10は、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11を模式的に示した断面図である。
この図に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタのプラテン11は、粘着ローラ100に換えて、記録紙Xの搬送方向に回転されると共に表面が粘着性を有する無端ベルト500(粘着手段)を備えている。
このような構成を有する本実施形態のインクジェットプリンタにおいても、上記第1実施形態のインクジェットプリンタと同様の効果を奏する。
なお、図11に示すように、クリーニングローラ200に換えて、粘着プール400を設置しても良い。また、クリーニングローラ200及び粘着プール400の両方を設置しても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、上記各実施形態を組み合わせても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態においては、粘着ローラ100を記録紙Xの搬送方向に複数備える場合であっても、プラテン11において粘着ローラ100が分散して配置されている構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図12に示すように、記録紙Xの搬送方向に複数の粘着ローラ100が連続して配列されることによってプラテン11を構成するようにしても良い。
また、図13に示すように、無端ベルト500(図10参照)を記録紙Xの搬送方向に延在させ、無端ベルト500によってプラテン11を構成するようにしても良い。
また、上述の各実施形態においては、流体噴射装置がインクを流体として噴射するインクジェットプリンタである場合を例にして説明したが、流体噴射装置は、インクジェットプリンタに限られず、インクジェット方式の複写機及びファクシミリ等に適用することもできる。
また、本発明の流体噴射装置は、インク以外の他の流体を噴射する流体噴射装置に適用することができる。流体噴射装置が噴射可能な流体は、液体、機能材料の粒子が分散又は溶解されている液状体、ジェル状の流状体、流体として流して噴射できる固体、及び粉体(トナー等)を含む。また、本発明の流体噴射装置は、記録紙X以外の噴射対象物に流体を噴射する流体噴射装置に適用することができる。
例えば、本発明の流体噴射装置は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、及び面発光ディスプレイ(FED)の製造等に用いられる電極材、色材等の材料を所定の分散媒(溶媒)に分散(溶解)した流体を噴射する流体噴射装置に適用可能である。
また、本発明の流体噴射装置は、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置に適用可能である。
さらに、本発明の流体噴射装置は、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの内部の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの内部の概略構成を示す平面図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの内部の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタの電気的な接続を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。 本発明の第2実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。 本発明の第3実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。 本発明の第4実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した平面図である。 本発明の第5実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した断面図である。 本発明の第6実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンを模式的に示した断面図である。 本発明の第6実施形態におけるインクジェットプリンタが備えるプラテンの変形例を模式的に示した断面図である。 本発明のインクジェットプリンタの変形例を示すプラテンの断面図である。 本発明のインクジェットプリンタの変形例を示すプラテンの断面図である。
符号の説明
P……インクジェットプリンタ(流体噴射装置)、11……プラテン、100……粘着ローラ(粘着手段)、200……クリーニングローラ(クリーニング手段)、300……粘着剤、400……粘着プール、500……無端ベルト(粘着手段)、A……配置領域、X……記録紙(噴射対象物)

Claims (8)

  1. プラテンによって支持された噴射対象物上に流体を噴射して配置する流体噴射装置であって、
    前記プラテンは、前記噴射対象物の搬送方向に回転可能であると共に前記噴射対象物との接触面に粘着性を有する粘着手段を備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記粘着手段の前記接触面に粘着剤を供給する粘着剤供給手段を備えることを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  3. 前記粘着手段の前記接触面に付着した異物を除去するクリーニング手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の流体噴射装置。
  4. 前記粘着手段は、前記プラテンにおける前記流体の配置領域の前記搬送方向に対する中央部に配置されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の流体噴射装置。
  5. 前記粘着手段は、前記プラテンにおける前記流体の配置領域の前記搬送方向に対する中央部よりも前記搬送方向の後段側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の流体噴射装置。
  6. 前記粘着手段を複数備えることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の流体噴射装置。
  7. 前記粘着手段が前記搬送方向と直交する平面方向に離間して配列されていることを特徴とする請求項6記載の流体噴射装置。
  8. 前記粘着手段は、駆動手段から駆動力を伝達されることによって回転することを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の流体噴射装置。
JP2008068866A 2008-03-18 2008-03-18 流体噴射装置 Pending JP2009220474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008068866A JP2009220474A (ja) 2008-03-18 2008-03-18 流体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008068866A JP2009220474A (ja) 2008-03-18 2008-03-18 流体噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009220474A true JP2009220474A (ja) 2009-10-01

Family

ID=41237787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008068866A Pending JP2009220474A (ja) 2008-03-18 2008-03-18 流体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009220474A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5046508B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2015074174A (ja) 圧電素子、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、画像形成装置及び圧電素子の製造方法
JP2010234735A (ja) 液体吐出装置およびその制御方法
JP2010030768A (ja) 給送装置及び記録装置
JP2011218746A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP5327435B2 (ja) 液体吐出ヘッド及びその製造方法、画像形成装置
JP2014162192A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2014183054A (ja) 圧電素子、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、画像形成装置及び圧電素子の製造方法
JP4602786B2 (ja) 画像形成装置
JP2009220474A (ja) 流体噴射装置
JP2008222418A (ja) インクジェット記録装置
US8047647B2 (en) Fluid ejecting apparatus
JP2009226617A (ja) 流体噴射装置
JP4985496B2 (ja) 流体噴射装置及び方法
JP5549162B2 (ja) 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド、及び画像形成装置
JP5728934B2 (ja) ヘッド回復装置及び画像形成装置
JP2011056730A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2010046886A (ja) 印刷装置
JP2004090297A (ja) 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2008149588A (ja) 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド、画像形成装置
JP2009220473A (ja) 流体噴射装置
JP2006315218A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2009226646A (ja) 流体噴射装置
JP2010201788A (ja) 流体噴射装置及び流体噴射装置のクリーニング方法
JP2007069545A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置