JP2009219147A - 携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも通常モードと緊急モードを有し、使用可能な複数の機能を有する携帯端末であって、緊急モードの場合に、複数の機能のうち予め規定された機能のみ限定して動作させるおよび/または複数の機能のうち予め規定された機能を抑止する。詳細には緊急モード時に、表示機能の画面表示の抑止や、文字だけの表示、簡易な図形だけの表示、白黒表示などの画面表示を簡略化することで、緊急時に消費電力の低減により長時間救難を報知することができ、通常モードの電池残量表示より詳細な情報を電池残量として表示することで緊急時により使い勝手がよい携帯端末を提供する。
【選択図】図3
Description
たとえば、通常通話用のバッテリとは別系統の緊急用バッテリを備え、所定の緊急電話番号がダイヤルされるとその緊急用のバッテリが起動する携帯電話機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、バッテリの消耗量が所定値を超えた場合に電源供給を停止し、緊急ボタンが押下された場合に電源が供給されて通信が可能となり、その通信が終了後、電力供給が停止する携帯電話機が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
また、バッテリの残量が所定値以下になった場合、所定に猶予期間後にシャットダウンを行う携帯電話が知られている(たとえば、特許文献3参照)。
また、エマージェンシーモードを設定可能で、そのモードでは携帯電話機が基地局の圏内に入ると警告音を発して通話可能であることを知らせ、所定の連絡先に連絡する自動発信機能を有する携帯電話機も知られている。
また、内蔵バッテリの電圧低下を検知して、メインバッテリからサブバッテリに切り換える携帯電話機も知られている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、緊急時に消費電力の低減により長時間救難を報知することや、緊急時により使い勝手がよい携帯端末を提供することにある。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る携帯端末および基地局を採用した通信システム100の全体構成図である。
本実施形態に係る通信システム100は、たとえば図1に示すように、携帯端末1、および無線基地局21を有する。
携帯端末1は本発明に係る携帯端末の一具体例に相当する。
無線基地局21は、緊急モードが設定可能な携帯端末1と通信を行うために、特別な機能や動作を行う緊急モードを有する。
以下、各構成要素について図面を参照しながら説明する。
〔携帯端末1〕
携帯端末1は、たとえば図1に示すように、無線通信部11、タイマ部12、報知部13、音声出力部14、音声入力部15、キー入力部16、画面表示部17、メモリ部18、制御部(CPU:Central processing unit)19、電池残量検出部20、および電池(バッテリ)BT1を有する。
詳細には、無線通信部11は、たとえば、電波を利用した無線通信を行うために、制御部19で処理された音声情報、電子メールなどを変調して不図示のアンテナを介して無線基地局21に送信する。無線基地局21は、通信部211により携帯電話機1から受信した信号を復調した音声情報や電子メールを送信先に通信路22を介して出力する。
図2は、図1に示した携帯電話機1の外観の一具体例を示す図である。
複数のキーは、たとえば図2に示すように、インターネットに接続するためのウェブキー16a、電子メール機能を行うためのメールキー16b、ソフト1キー16cおよびソフトキー16f、上下左右キー16d、処理を確定するための決定キー16e、発話するためのオフフックキー16g、クリアキー16h、終話するためのオンフックキー16i、ならびに、英数文字、「*」、および「#」に対応したテンキー16jなどから構成される。
上下左右キー16dは、上下左右の4方向の操作が可能なキーである。たとえば画面表示部17が複数の選択項目をリスト表示している場合、上下左右キー16dを操作することで、ユーザは複数の選択項目の中から1つの選択項目を指定することができる。
PRG1)、メッセージデータ、インターネットブラウザ、名前や電話番号および電子メールアドレスなどが登録されたアドレス帳などを記憶する。
たとえば制御部19は、プログラム(PRG1)を実行することにより、本発明に係る機能を実現する。
たとえば、制御部19は、無線通信部11による各種情報の無線による送受信の制御、音声出力部14および音声入力部15の音声処理の制御、画面表示部17への情報の表示制御、キー入力部16からの入力情報に応じた処理、メモリ部18に対するアクセス制御など、本発明に係る処理を行う。
制御部19の詳細な機能および動作については、携帯端末1や無線基地局21の動作と関連付けて後述する。
〔無線基地局21〕
無線基地局21は、上述したように、緊急モードが設定可能な携帯端末1と通信を行うために、特別な機能や動作を行う緊急モードを有する。
また、無線基地局21は、図1に示すように通信部211を有する。
通信部211は、携帯電話機1とデータ通信を行い、また通信路22を介して他の通信装置と通信を行う。
携帯端末1の制御部19は、たとえば緊急モードが設定された場合に、無駄な電力消費を低減するために、携帯端末1の装置全機能のうち予め規定された機能のみ限定して動作させるまたは装置全機能のうち予め規定された機能を抑止する。
以下、詳細に図3を参照しながら説明する。
たとえば初期時に、携帯端末1は通常モードに設定されており、制御部19は、たとえばキー入力部16や無線通信部11から緊急モードに切り換える指示を示す信号を受けたか否かをチェックすることで、通常モードか緊急モードかをチェックする。
このため本実施形態に係る携帯端末1は、上述したように、緊急モード時に必要性の低い機能、たとえば待ち受け画面表示や、必要の低いプログラムの実行を抑止することで電力消費量を低減する。
具体的には、制御部19は、緊急モードの場合に画面表示を抑止、文字だけの表示、簡易な図形だけの表示、白黒表示いずれかの表示制御を行うことが好ましい。こうすることでより消費電力を低減することができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態に係る携帯端末1は、第1実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。第1実施形態と第2実施形態との相違点を中心に説明する。
理は、電力消費が比較的大きい。
本実施形態に係る制御部19は、緊急モードに設定されている場合かつ通話または通信を行う場合に、所定の警告を行う。
具体的には制御部19は、緊急モード時に音声通話やデータ通信などを開始する場合に警告画面を画面表示部17に表示する。
図4を参照しながら、携帯端末1の第2実施形態に係る動作を、制御部19の動作を中心に説明する。
この際、制御部19は、たとえばキー入力部16や無線通信部11から通話または通信を開始指示を示す信号を受けたか否かにより、上述の判断を行う。
具体的には、制御部19は、たとえば緊急モード時に音声通話やデータ通信などを開始する場合に警告画面を画面表示部17に表示する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る携帯端末1の警告画面表示の一具体例を説明するための図である。
制御部19は、たとえば図5に示すように、画面表示部17に、警告画面171を表示する。
警告画面171には、たとえば通話や通信に係る処理は電力消費量が比較的大きい旨を表示し、実際に通話や通信を行うか否かの選択を促す表示を行う。
〔第3実施形態〕
本実施形態に係る携帯端末1は、第1および第2実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。第1および第2実施形態と第3実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態に係る携帯電話1は、電池残量表示機能を有し、緊急モードに設定時に、電池容量表示を通常モードの電池残量表示より詳細化する。好ましくは単位時間当たりの消費電力を表示する。
詳細には、制御部19は、緊急モードの場合に、通常モードの場合の電池残量表示より詳細な情報を電池残量として表示するように画面表示部17の表示画面を制御する。
図6を参照しながら、本実施形態に係る携帯端末1の動作を、制御部19の動作を中心に説明する。
ステップST22において、制御部19は、ステップST21の処理結果を基に緊急モードか否かを判断し、緊急モードでない(通常モード)と判断した場合にステップST23の処理に進み、緊急モードであると判断した場合に、ステップST24の処理に進む。
図7は、本発明の第3実施形態に係る携帯端末1の通常モード時の電池容量に係る表示例を説明するための図である。
制御部19は、詳細には電池残量検出部20が検出した電池BT1の電力容量の残量(電池残量)を示す信号を受けて、たとえば図7に示すように、電池残量に応じた画像(ピクト画像)P1を画面表示部17に表示する。ピクト画像P1は、たとえば電池残量に比例した個数の矩形状画像を並べて表示する。
制御部19は、詳細には電池残量検出部20が検出した電池BT1の電力容量の残量(電池残量)を示す信号を受けて、たとえば図8に示すように、電池残量を示す数値(P2)や、所定時間(たとえば1時間)当りの消費電力量を示す数値(P3)を画面表示部17に表示する。
本実施形態に係る画面表示部17は図8に示すように電池残量900mAh(ミリアンペアアワー)であり、消費電力15mAhである旨を表示する。
また、制御部19は、電池残量を示す数値(P2)や消費電力量を示す数値(P3)を表示するので、緊急時に電池残量や消費電力量を報知することができる。
また、制御部19は、電池残量(P2)と消費電力量(P3)から、電池残量が所定値以下になり緊急時に必要な機能が動作しなくなるまでのおおよその時間を算出し、その算出結果を表示してもよい。
〔第4実施形態〕
本実施形態に係る携帯端末1は、第1から第3実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。相違点を中心に説明する。
たとえば、この間欠受信周期は、任意に設定することができる。また、緊急モード時に通信プロトコル規格に規定されている間欠受信周期よりも周期を大きく設定することで、緊急モード時に消費電力をより低減することができる。
無線基地局21から送信されたパイロット信号を受信できるか否かで、無線基地局21のサービス圏内か圏外かを特定する。
このため、通常モードの時、無線基地局21のサービス圏外にいる携帯端末1は定期的に無線基地局21が送信するパイロットチャネルの存在をサーチする。このパイロットサーチの手順や周期は、たとえば通信事業者によって予め規定されている。
本実施形態に係る携帯端末1は、緊急モードの場合に、システムサーチ周期を通常モードの場合と比べて、長い周期となるように制御することで、消費電力をさらに低減する。
図9を参照しながら、本実施形態に係る携帯端末1の動作を、制御部19の動作を中心に説明する。
ステップST22において、制御部19は、ステップST31の処理結果を基に緊急モードか否かを判断し、緊急モードでない(通常モード)と判断した場合にステップST33の処理に進み、緊急モードであると判断した場合に、ステップST35の処理に進む。
通常モード時の間欠受信周期は、通信プロトコル規格や通信事業者によって規定されている周期を用いる。
また、たとえば緊急モード時に通信プロトコル規格に規定されている間欠受信周期よりも周期を大きく設定することで、緊急モード時の消費電力をより低減することができ、より長時間、携帯電話が動作し続けることができる。
また、制御部19は、たとえばキー入力部16からシステムサーチ開始指示を示す信号を受けた場合に、上述したシステムサーチを行い、それ以外の場合にシステムサーチを抑止することで、さらに消費電力を低減することができる。
〔第5実施形態〕
本実施形態に係る携帯端末1は、第1から第4実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。相違点を中心に説明する。
これは一般的な携帯端末では、電池容量が少ないためや、無線通信部11のRF送信回路を傷めないため、比較的強い電波を送信すると電波の品質が悪くなるため、電波法および通信プロトコル規格で規制されているためなどの要因により、最大送信出力(パワー)を制限しているためである。
ステップST42において、制御部19は、ステップST41の処理結果を基に緊急モードか否かを判断し、緊急モードでない(通常モード)と判断した場合にステップST43の処理に進み、緊急モードであると判断した場合に、ステップST34の処理に進む。
無線通信部11は、設定された送信出力(パワー)にて無線信号を無線基地局21に送信して通信を行う。
また、制御部19は、緊急モード時に無線通信部11の送信パワーを最大送信パワー程度に設定することで、通信できる可能性がより高くなる。
〔第6実施形態〕
本実施形態に係る携帯端末1は、第1から第5実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。相違点を中心に説明する。
詳細には、制御部19は、緊急モードの場合に、無線通信状態を示す表示として通常モードの場合よりも詳細な情報を表示する。
ステップST52において、制御部19は、ステップST51の処理結果を基に緊急モードか否かを判断し、緊急モードでない(通常モード)と判断した場合にステップST53の処理に進み、緊急モードであると判断した場合に、ステップST54の処理に進む。
図12は、本発明の第6実施形態に係る携帯端末1の通常モード時の無線通信状態に係る表示例を説明するための図である。
制御部19は、詳細には無線通信部11による無線通信状態を示す信号、たとえば無線基地局21からの送信電波の受信強度を示す信号を受けて、たとえば図12に示すように、無線通信状態(受信強度)に応じた画像(ピクト画像)P4を画面表示部17に表示する。ピクト画像P4は、たとえば受信強度に比例した長さの矩形状画像を並べて表示する。
制御部19は、詳細には無線通信部11による無線通信状態を示す信号を受けて、たとえば図13に示すように、無線状態に応じた画像P5を画面表示部17に表示する。
その画像P5は、たとえば図13に示すように、バンドクラス、チャンネル番号、無線基地局21の識別子(識別情報)、受信強度(電波受信強度)を表示する。また、この画像P5は、無線基地局21の位置情報などを表示してもよい。
〔第7実施形態〕
本発明の第7実施形態に係る通信システム100は、第4実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。相違点を中心に説明する。
本実施形態に係る無線基地局21は、たとえば上述した第4実施形態に係る緊急モードが設定された携帯端末1に、確実にメッセージ(無線信号)を受信させるために、少なくとも緊急モード時の間欠受信周期に設定された携帯端末1が受信可能なタイミングで無線信号(メッセージ)を送信する。
好ましくは、無線基地局21は、携帯端末1が受信する可能性があるすべてのタイミングで(メッセージ)無線信号を送信する。
この際、無線基地局21は、緊急モードが設定された携帯端末1がサービス圏内にいる場合に、連続送信のみ使用することが好ましい。
ステップST101において、無線基地局21は、携帯端末1のモードチェックを行う。
ステップST102において、無線基地局21は、ステップST101の処理結果を基に緊急モードの携帯端末1に対して送信するか否かを判断し、緊急モードの携帯端末1に対して送信しない(つまり通常モードの携帯端末1に送信する)と判断した場合にステップST103の処理に進み、緊急モードの携帯端末1に送信すると判断した場合に、ステップST104の処理に進む。
ステップST104において、緊急モード時に、通信部211は、少なくとも緊急モード時の間欠受信周期に設定された携帯端末1が受信可能なタイミングで無線信号(メッセージ)を送信する。好ましくは、通信部211は、携帯端末1が受信する可能性があるすべてのタイミングで(メッセージ)無線信号を送信する。また、通信部211は、緊急モードが設定された携帯端末1がサービス圏内にいる場合に、連続送信のみ使用することが好ましい。
そして、ステップST101の処理に戻る。
また、通信部211は、緊急モードが設定された携帯端末1が受信する可能性があるすべてのタイミングで(メッセージ)無線信号を送信することで、携帯端末1がメッセージ(無線信号)を受信する可能性がより大きくなる。
〔第8実施形態〕
本発明の第8実施形態に係る通信システム100は、第7実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。相違点を中心に説明する。
本実施形態に係る無線基地局21は、たとえば緊急モードが設定された携帯端末1からその旨を示す信号を受信した場合や、たとえば携帯端末1に緊急モードに切り換えさせる信号送信時や、その後の通信時に、通常モード時よりも送信出力(パワー)を大きくする。
また、無線基地局21は、緊急モード時に、携帯端末1を緊急モードに切換えさせる緊急モード切換信号を送信する。
図15を参照しながら、第8実施形態に係る通信システム100の動作を、無線基地局21の動作を中心に説明する。
本発明の第9実施形態に係る通信システム100は、第7および第8実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。相違点を中心に説明する。
このため、本実施形態に係る通信システム100に係る無線基地局21は、緊急モードが設定された携帯端末1に、音声通話やデータ通信のため発信を行う際に警告を行い、実際に通話や通信を行うか否かの選択を促す。
ステップST304において、無線基地局21では、緊急モード切換指示を示す信号を受信した場合に緊急モードに移行する。
ステップST313において、無線基地局21では、通常モード切換指示を示す信号を受信した場合に通常モードに移行する。
ステップST314において、無線基地局21の通信部211は、たとえば携帯端末1を特定するための識別情報と共に通常モード切換信号を携帯端末1に送信する。
また、無線基地局21が警告信号を携帯端末1に送信して携帯端末1に警告を行わせるので、第2実施形態と比べて携帯端末1に新たな回路構成などを設ける必要がない。
〔第10実施形態〕
本発明の第10実施形態に係る通信システム100は、第1実施形態と略同じ構成や機能であり、同じ構成や機能については説明を省略する。相違点を中心に説明する。
図17は、本発明の第10実施形態に係る携帯端末の機能を模式的に示す図である。
図17において、図1に示した第1実施形態に係る携帯端末1と略同じ機能を有する構成要素については省略している。
本実施形態に係る無線通信部11は、RFハードウェア部111、および通信プロトコル部112を有する。
通信プロトコル部112は、通常モード時通信プロトコル情報113や緊急モード時通信プロトコル情報114を基に、所定の通信プロトコルによりRFハードウェア部111を介して通信を行う。
UI部30は、端末動作モード変更ユーザインタフェース(UI)301を有し、たとえば通常モード時ユーザインタフェース情報303や緊急モード時ユーザインタフェース情報304を基に、モードを変更するためのインタフェースを提供する。
通信メッセージ処理部31は、端末動作モード変更要求メッセージ受信部311、および端末動作モード変更通信メッセージ送信部312を有する。
端末動作モード変更要求メッセージ受信部311は、無線通信部11から端末動作モード変更要求メッセージを受信すると端末動作モード部33に通知する。
端末動作モード変更通信メッセージ送信部312は、端末動作モード部33から要求を受信すると、端末動作モード変更要求メッセージを無線通信部11を介して送信する。
端末動作モード部33は、各UI部30、通信メッセージ処理部31、無線通信部11から受信した信号を基に、各構成要素についてモードを切り換える。
本実施形態に係る通信システム100は、携帯端末1主導(ユーザー主導)、または無線基地局21主導(通信事業者主導、携帯電話サービス会社主導)で、通常モードから緊急モードに切り換わる。
一方、警告表示状態404から、ユーザの意思確認がNGの場合には通常動作モード状態401に遷移する。
また、上述したように携帯端末1主導によるモード切り換え指示が入力された場合に、携帯端末1は無線基地局21に対してモード切り換え通知を送信してもよい。
上述した携帯端末1主導による切り換え機能は、携帯電話契約時に使用可/不可を決定することができる。
このとき、遭難者が存在すると思われる地域の無線基地局21から、必要に応じて通常よりも強い電波を送信してもよい。
一旦、緊急モードに設定された携帯端末1は、容易には通常モードに戻れないようにする。緊急モードが設定された携帯端末1は、たとえば通信事業者から遭難救助モード解除メッセージを受信したときだけ、通常モードに戻るようにする。
ただし、特定の電話番号への発信時に遭難救助モードに切り換えた場合は、発信終了時に通常モードに戻ることができる。
上述したように、遭難救助のために様々な操作が制限された緊急モードから、通常モードに容易に戻れなくすることで、携帯電話ユーザのいたずらを防止することができる。
上述した第1から第10実施形態の組み合わせにより、本発明を実現してもよい。
また、本発明に係る機能を制御部19がプログラムを実行することにより実現してもよいし、ハードウェアによる専用回路により本発明を実現してもよい。
Claims (9)
- 少なくとも通常モードと緊急モードを有し、使用可能な複数の機能を有する携帯端末であって、
前記緊急モードの場合に、前記複数の機能のうち予め規定された機能のみ限定して動作させるおよび/または前記複数の機能のうち予め規定された機能を抑止する制御手段を
有することを特徴とする携帯端末。 - 画面表示を行う画面表示機能を更に有し、
前記制御手段は、前記緊急モードの場合に、前記画面表示機能の画面表示を通常モードの画面表示より簡略化するように制御を行う
請求項1に記載の携帯端末。 - 前記制御手段は、前記緊急モードの場合に、前記表示機能の画面表示の抑止、文字だけの表示、簡易な図形だけの表示、白黒表示いずれかの制御を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。 - 基地局と無線通信を行う通信機能を更に有し、
前記制御手段は、前記緊急モードの場合に、前記通信機能による前記基地局からの着信の監視を行うための間欠受信周期を、通常モードの場合より長い周期となるよう制御する
請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯端末。 - 基地局と無線通信を行う機能を更に有し、
前記制御手段は、前記緊急モードの場合に前記通信機能による前記基地局が送信するパイロットチャンネルの存在をサーチする周期を、通常モードの場合より長い周期となるように制御する
請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯端末。 - 当該携帯端末が前記基地局の通信圏外状況にあるか否かの判断を行う判断手段を更に有し、
前記判断手段により通信圏外状況にあると判断した場合に、前記制御手段による前記長い周期となるように制御を行う
請求項4または請求項5に記載の携帯端末。 - 前記制御手段は、前記緊急モードの場合に、前記通信機能による送信パワーを、前記通常モードの場合の送信パワーより大きくなるように制御する
請求項4または請求項5に記載の携帯端末。 - 前記制御手段は、前記緊急モードの場合に、前記通信機能による最大送信パワーを、前記通常モードの場合の最大送信パワーより大きくなるように制御する
請求項4または請求項5に記載の携帯端末。 - 前記制御手段は、前記緊急モードに設定されかつ通話または通信を行う場合に所定の警告を行う
請求項1から請求項8のいずれかに記載の携帯端末。
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