JP2009218247A - 基板位置撮像装置、基板アライメント装置及び基板撮像条件の調整方法 - Google Patents

基板位置撮像装置、基板アライメント装置及び基板撮像条件の調整方法 Download PDF

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Abstract

【目的】撮像条件調整をシステム化した装置を提供することを目的とする。
【構成】本発明の一態様の基板位置撮像装置は、チャンバ344と、チャンバ344内で基板101を支持する支持ピン345と、基板101のエッジ部分が照明領域に含まれるように基板に向けて照明光を照射する照明装置346と、基板101のエッジ部分のカラー像を撮像するCCDカメラ348と、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように照明光の光量を制御する制御計算機130と、を備えたことを特徴とする。本発明によれば、撮像条件の調整作業を効率化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板位置撮像装置、基板アライメント装置及び基板撮像条件の調整方法に係り、例えば、電子ビーム描画を行なう際に基板をアライメントする基板アライメント装置、その際の基板位置撮像装置及び基板撮像条件の調整方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。例えば、電子ビーム描画は以下のように行なわれる。
ここで、上述した電子ビーム描画では、高精度な位置に試料がセットされた状態で描画を行なう必要がある。そのため、描画前に試料のアライメント(位置合わせ)が行なわれる(例えば、特許文献1参照)。描画装置では、真空状態でアライメントが行われるため、試料は真空チャンバ内でアライメントされることになる。
図6は、チャンバ内で試料の位置測定を行なう場合の問題点を説明するための概念図である。
図6において、試料となる基板501は真空状態のチャンバ544内でアライメントされることになる。その際に、照明装置546から照射された照明光を用いてCCDカメラ548等で撮像した像を使って基板501の位置測定が行われるが、基板501やチャンバ544はその表面が鏡面に近いため照明光が鏡面反射して露出オーバーになりやすい。そのため、光量を適切に調整しないと高精度の撮像が困難となってしまう。高精度の撮像ができないと基板501の位置を正確に把握することができなくなってしまう。そのため、描画装置を設置するたびに人力による調整作業を余儀なくされていた。ここでは、描画装置の例を記載しているが、描画装置に限らず、撮像環境が露出オーバーになりやすい環境では同様の調整作業を余儀なくされることになる。
特開2007−294562号公報
上述したように、描画装置を設置するたびに人力による光量の調整作業を余儀なくされていた。その結果、装置の立ち上げまでに多大な時間と労力が必要であった。そして、作業を効率化するための十分な手法も確率されていなかった。そのため、光量調整といった撮像条件調整のシステム化、或いは自動化が求められていた。
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、撮像条件調整をシステム化した装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の基板位置撮像装置は、
チャンバと、
チャンバ内で基板を支持する支持部と、
基板のエッジ部分が照明領域に含まれるように基板に向けて照明光を照射する光源と、
基板のエッジ部分のカラー像を撮像する撮像部と、
撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように照明光の光量を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、予め3原色の各基準濃度を設定しておけば、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と各基準濃度との関係から照明光の光量といった撮像条件の調整が可能となる。
特に、カラー像の赤色濃度と赤色の濃度基準値との差と、カラー像の緑色濃度と緑色の濃度基準値との差と、カラー像の青色濃度と青色の濃度基準値との差との2乗和が最小値となるように、照明光の光量が制御されると好適である。
さらに、制御部は、2乗和が最小値となる照明光の光量を用いて、撮像部の感度を変更しながら改めて2乗和が最小値となるように撮像部の感度を制御すると好適である。
本発明の一態様の基板アライメント装置は、
チャンバと、
チャンバ内で基板を支持する支持部と、
基板のエッジ部分が照明領域に含まれるように基板に向けて照明光を照射する光源と、
基板のエッジ部分のカラー像を撮像する撮像部と、
撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように照明光の光量を制御する制御部と、
照明光の光量と撮像部の感度との少なくとも1つが所定の関係に制御された状態で撮像されたカラー像を基に、基板の位置をアライメントするアライメント機構と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、照明光の光量といった撮像条件が調整された状態で基板の位置を撮像することができる。そのため、カラー像を基に高精度な位置測定を行うことができる。そして、測定された位置の誤差を修正するように基板の位置をアライメントすればよい。
本発明の一態様の基板撮像条件の調整方法は、
チャンバ内で支持された基板のエッジ部分が照明領域に含まれるように基板に向けて照明光を照射する工程と、
基板のエッジ部分のカラー像を撮像する工程と、
撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように照明光の光量を制御する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、基板撮像条件をシステム化することができる。よって、撮像条件の調整作業を効率化することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における基板アライメント装置の構成を示す概念図である。
図1において、基板アライメント装置300は、チャンバ344、回転ステージ342、照明装置346、CCDカメラ348、搬送ロボット358、及び制御系を備えている。チャンバ344内には、回転ステージ342が配置され、回転ステージ342上に基板101を3点支持する複数の支持ピン345が配置されている。また、チャンバ344上には、光源となる照明装置346が配置され、チャンバ344上部に設けられた窓部341を介してチャンバ344内を照明する。また、チャンバ344の下側には、照明装置346と対向する位置にCCDカメラ348が配置されている。CCDカメラ348は、チャンバ344下部に設けられた窓部343を介して照明光を受光する。回転ステージ342は、ステッピングモータ352によって両方向に回転し、その角度θを調整することができる。搬送ロボット358には、ハンド359が配置されている。基板アライメント装置300内では、チャンバ344、回転ステージ342、照明装置346、CCDカメラ348、及び制御系により基板位置撮像装置を構成する。また、搬送ロボット358は、基板101をハンド359上に載置した状態で回転ステージ342の支持ピン345上に搬送する。そして、基板101を支持ピン345上に載置する。その際、基板101の載置位置についてx方向とy方向の位置を調整する。このように、回転ステージ342が角度を変更することによって基板101の角度θが、搬送ロボット358によって基板101のx方向とy方向が位置合わせ(アライメント)される。よって、回転ステージ342の回転機構や搬送ロボット358により基板101のアライメント機構を構成する。また、基板アライメント装置300は、制御系として、制御計算機130、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)132、照明電源134、カメラコントローラ136、ロボットコントローラ138、モータコントローラ140、磁気ディスク装置142、及びメモリ144を有している。制御系の各構成は、図示しないバスを介して互いに接続されている。制御計算機130に入力される情報或いは演算処理中及び処理後の各情報はその都度メモリ144に記憶される。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。基板アライメント装置300には、その他の構成が含まれても構わないことは言うまでもない。
図2は、実施の形態1における基板撮像条件の調整方法と基板アライメント方法の要部工程を示すフローチャート図である。
基板アライメント装置300を設置した最初の段階では、基板101の位置を測定するために基板101を撮像しても上述したように露出オーバーとなってしまう恐れがある。そのため、所望する精度で基板101の像が撮像できるように以下のフローに従ってまずは基板の撮像条件の調整を行なう。ここでは、露出オーバーを防ぐための対象となる撮像条件のパラメータとなる、照明装置346の明るさを決める光量と撮像するCCDカメラ348の感度の調整を行なう。以下、工程順に説明する。
S(ステップ)102において、基板搬送工程として、搬送ロボット358は、基板101をハンド359上に載置した状態でアーム機構を延ばして基板101をチャンバ344内に挿入する。そして、回転ステージ342上の支持ピン345上に搬送する。
S104において、感度設定工程として、制御計算機130は、カメラコントローラ136にCCDカメラ348の感度を設定するための信号を出力する。そして、カメラコントローラ136は、制御計算機130から入力した信号に従って、CCDカメラ348に感度を設定する。ここでは、事前に他の同一構成の装置を用いて、3原色の各基準濃度を取得した時に設定した感度を初期値として設定すればよい。
S106において、照明工程として、制御計算機130は、PLC132に照明装置346が出力可能な最小の光量で照明するための信号を出力する。そして、PLC132は、制御計算機130から入力した信号に従って、照明装置346の光量Qを設定する。照明装置346は、設定された最小の光量でチャンバ344内の基板101に向けて照明光301を照射する。
図3は、実施の形態1における照明領域を説明するための概念図である。
図3において、照明装置346は、設定された光量で基板101のエッジ部分が照明領域10に含まれるように基板101に向けて照明光301を照射する。このように、基板101のエッジ部分、特に、x方向とy方向の像が撮像できるように4つの角の1つの角が照明領域10に含まれるように照明すると好適である。x方向とy方向のエッジ部分の像を得ることで基板101のx方向とy方向の位置及び角度θのずれを測定することができる。また、図1では、1セットの照明装置とCCDカメラとそれらの制御機器が記載されているが、これに限るものではなく、図3に示すように、4つの角のうち別の角についても、その角が証明領域12に含まれるように2セット目の照明装置とCCDカメラとそれらの制御機器を設置して、2つのセットを使って基板101の2つのエッジ部分を撮像することでX,Y,θ方向の精度を向上させることができる。
S108において、撮像工程として、CCDカメラ348は、基板101のエッジ部分のカラー像を撮像する。ここで、CCDカメラ348は、撮像部の一例となる。そして、得られたカラー像は、カメラコントローラ136によって、その像の3原色濃度、すなわち、赤色の成分濃度と緑色の成分濃度と青色の成分濃度が制御計算機130に出力される。
S110において、目的関数演算工程として、制御計算機130は、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、以下に示す目的関数Jを演算する。ここで、事前に他の同一構成の装置を用いて所望する精度で基板の位置が撮像できたときの基板の像の3原色の各濃度を求めておく。そして、この事前に求めておいた3原色の各濃度を濃度基準値とする。以下、赤色の濃度基準値をRre、緑色の濃度基準値をGre、そして、青色の濃度基準値をBreと示す。赤色の濃度基準値Rreと緑色の濃度基準値Greと青色の濃度基準値Breは、磁気ディスク装置142に格納しておく。そして、制御計算機130は、磁気ディスク装置142から赤色の濃度基準値Rreと緑色の濃度基準値Greと青色の濃度基準値Breを読み出し、撮像工程(S108)で得られたカラー像の赤色濃度R、緑色濃度G、及び青色濃度Bを用いて、以下の目的関数Jを演算する。演算結果はメモリ144に格納される。目的関数Jは、以下の式(1)に示すように、カラー像の赤色濃度Rと赤色の濃度基準値Rreとの差と、カラー像の緑色濃度Gと緑色の濃度基準値Greとの差と、カラー像の青色濃度Bと青色の濃度基準値Breとの差との2乗和で定義される。
(1) J=(R−Rre)+(G−Gre)+(B−Bre)
S112において、判定工程として、制御計算機130は、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて得られた目的関数Jの結果が、以下に示す所定の関係になっているかどうかを判定する。具体的には、演算された目的関数Jの結果が、所定の閾値Δより小さいかどうかを判定する。目的関数Jが閾値Δより小さければ、既に所望する精度での撮像条件が整っているものとして基板101の撮像条件の調整は終了して、後述する撮像工程(S134)に進む。目的関数Jが閾値Δより小さくない場合には、次のS114に進む。
S114において、判定工程として、制御計算機130は、照明装置346に設定されている光量Qが最大値Qmaxかどうかを判定する。設定されている光量Qが最大値QmaxでなければS116に進む。設定されている光量Qが最大値QmaxであればS118に進む。ここでは、まず、第1回目の設定として最小の光量が設定されているのでS116に進むことになる。
S116において、光量増量工程として、制御計算機130は、PLC132に照明装置346の光量が所定の幅で増量された光量になるための信号を出力する。そして、PLC132は、制御計算機130から入力した新たな信号に従って、照明装置346の新たな光量Qを設定する。そして、照明工程(S106)に戻る。
以上のようにして、演算された目的関数Jの結果が閾値Δより小さくならない限り、設定されている光量Qが最大値Qmaxになるまで照明工程(S106)から光量増量工程(S116)までの各工程を繰り返す。そして、設定されている光量Qが最大値Qmaxになっても演算された目的関数Jの結果が閾値Δより小さくならない場合にはS118に進む。
S118において、光量/感度設定工程として、制御計算機130は、メモリ144から目的関数Jの結果が最小となる照明装置346の光量を読み出し、PLC132に目的関数Jの結果が最小となる照明装置346の光量になるための信号を出力する。そして、PLC132は、制御計算機130から入力した新たな信号に従って、照明装置346の新たな光量Qを設定する。そして、制御計算機130は、カメラコントローラ136にCCDカメラ348に設定可能な最小の感度を設定するための信号を出力する。そして、カメラコントローラ136は、制御計算機130から入力した信号に従って、CCDカメラ348に感度を設定する。
S120において、照明工程として、照明装置346は、設定された目的関数Jの結果が最小となる光量でチャンバ344内の基板101に向けて照明光301を照射する。
S122において、撮像工程として、CCDカメラ348は、基板101のエッジ部分のカラー像を撮像する。そして、得られたカラー像は、カメラコントローラ136によって、その像の3原色濃度である赤色濃度R、緑色濃度G、及び青色濃度Bが制御計算機130に出力される。
S124において、目的関数演算工程として、制御計算機130は、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と上述した3原色の各基準濃度とを用いて、式(1)で示す目的関数Jを演算する。具体的には、制御計算機130は、磁気ディスク装置142から赤色の濃度基準値Rreと緑色の濃度基準値Greと青色の濃度基準値Breを読み出し、撮像工程(S122)で得られたカラー像の赤色濃度R、緑色濃度G、及び青色濃度Bを用いて、目的関数Jを演算する。演算結果はメモリ144に格納される。
S126において、判定工程として、制御計算機130は、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて得られた目的関数Jの結果が、以下に示す所定の関係になっているかどうかを判定する。具体的には、演算された目的関数Jの結果が、上述した閾値Δより小さいかどうかを判定する。目的関数Jが閾値Δより小さければ、既に所望する精度での撮像条件が整っているものとして基板101の撮像条件の調整は終了して、後述する撮像工程(S134)に進む。目的関数Jが閾値Δより小さくない場合には、次のS128に進む。
S128において、判定工程として、制御計算機130は、CCDカメラ348に設定されている感度γが最大値γmaxかどうかを判定する。設定されている感度γが最大値γmaxでなければS130に進む。設定されている感度γが最大値γmaxであればS132に進む。ここでは、まず、第1回目の設定として最小の感度が設定されているのでS130に進むことになる。
S130において、感度増強工程として、制御計算機130は、カメラコントローラ136にCCDカメラ348に感度が所定の幅で増強された感度になるための信号を出力する。そして、カメラコントローラ136は、制御計算機130から入力した信号に従って、CCDカメラ348に新たな感度を設定する。そして、撮像工程(S122)に戻る。
以上のようにして、演算された目的関数Jの結果が閾値Δより小さくならない限り、設定されている感度γが最大値γmaxになるまで撮像工程(S122)から感度増強工程(S130)までの各工程を繰り返す。そして、設定されている感度γが最大値γmaxになっても演算された目的関数Jの結果が閾値Δより小さくならない場合にはS132に進む。
S132において、光量/感度設定工程として、制御計算機130は、メモリ144から目的関数Jの結果が最小となる感度γを読み出し、カメラコントローラ136に目的関数Jの結果が最小となるCCDカメラ348の感度になるための信号を出力する。そして、カメラコントローラ136は、制御計算機130から入力した信号に従って、CCDカメラ348に新たな感度を設定する。また、照明装置346の光量については、既に設定済みの目的関数Jの結果が最小となる照明装置346の光量のままとする。
以上のように、照明装置346の光量とCCDカメラ348の感度を調整することにより、より高精度な基板撮像条件にすることができる。予め同一装置1台について、赤色の濃度基準値Rreと緑色の濃度基準値Greと青色の濃度基準値Breを求めておけば、他の同一装置に対して、上述したシステム化された基板撮像条件の調整方法の各ステップを行なうことで撮像条件の調整を行なうことができる。よって、撮像条件の調整作業を効率化することができる。この手法を用いることで、従来、人の目による色と照度計の明度による調整を自動化することができる。また、この手法で光量と感度を調整することで、対象とする計測物である基板101の後述する位置測定を行なう場合にも位置計測結果のばらつきを最小に抑える、或いはより小さいばらつきに抑えることができる。また、照明装置346やCCDカメラ348の設置環境が異なっていても、或いは基板アライメント装置300の特性にばらつきがあっても本手法により調整することでこれらの影響を低減させ、所望する計測精度を得ることが可能となる。
以上のように、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように照明光301の光量とCCDカメラ348の感度が制御された後に、基板101のアライメントを行なうための撮像を行なう。
S134において、撮像工程として、CCDカメラ348は、基板101のエッジ部分のカラー像を撮像する。
S136において、位置測定工程として、カメラコントローラ136は、入力したカラー像から基板101のエッジ部分の位置を検出し、制御計算機130に出力する。上述したように、撮像されたカラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、上述した関係になるように照明光301の光量とCCDカメラ348の感度が制御されているので、高精度な位置測定を行なうことができる。
S138において、アライメント工程として、制御計算機130は、照明光の光量と撮像部の感度が上述した関係に制御された状態で撮像されたカラー像を基に測定された位置に基づいて、x,y方向の位置ずれ分があればその位置ずれ分についてロボットコントローラ138に所望する位置に基板101が配置されるように信号を出力する。ロボットコントローラ138は、制御計算機130から入力した信号に従って、搬送ロボット358により基板101の配置位置を位置合わせする。また、制御計算機130は、照明光の光量と撮像部の感度が上述した関係に制御された状態で撮像されたカラー像を基に測定された位置に基づいて、θ方向の位置ずれ分があればその位置ずれ分について、PLC132と通信して、PLC132からモータコントローラ140に所望する角度位置に基板101が配置されるように信号を出力させる。モータコントローラ140は、PLC132から入力した信号に従って、モータ352を回転させることにより基板101の角度位置を位置合わせする。
以上のように、高精度な位置測定に基づいて位置合わせができるので、高精度な位置あわせが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1の基板アライメント装置300を搭載した荷電粒子ビーム描画装置について説明する。以下、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム描画装置の一例として、特に、可変成形型の電子ビーム描画装置について説明する。以下、電子ビーム描画装置を一例として説明するが、これに限るものではなく、レーザマスク描画装置についても同様に当てはめることができる。
図4は、実施の形態2における描画装置を上面から見た構成を示す概念図である。
図4において、荷電粒子ビーム描画装置の一例である描画装置100は、カセットチャンバ(C−Ch)310、ロードロック(L/L)チャンバ(L/L−Ch)320、真空室370を備えている。真空室370内には、アライメント(ALN)チャンバ(ALN−Ch)となる実施の形態1で説明したチャンバ344、ロボットチャンバ350、描画室となるライティングチャンバ(W−Ch)103が配置されている。チャンバ344内には、実施の形態1と同様、回転ステージ342が配置され、回転ステージ342上に基板101を3点支持する複数の支持ピン345が配置されている。そして、チャンバ344上には、光源となる照明装置346が配置され、チャンバ344上部に設けられた窓部341を介してチャンバ344内を照明する。そして、チャンバ344の下側には、照明装置346と対向する位置にCCDカメラ348が配置されている。
カセットチャンバ310内には、カセット312、カセット314、カセット316、搬送ロボット318、レール317が配置されている。カセットチャンバ310とL/Lチャンバ320との間には、ゲートバルブ322が配置され、双方間が遮断されている。L/Lチャンバ320と真空室370との間には、ゲートバルブ324が配置され、双方間が遮断されている。ロボットチャンバ350内には、搬送ロボット358が配置されている。ライティングチャンバ103内には、XYステージ105が配置されている。搬送ロボット318は、XY方向、回転方向、上下方向の4軸に移動可能であり、レール317に沿って移動し、ハンド319を用いて基板101を搬送する。搬送ロボット358は、X或いはY方向、回転方向、上下方向の3軸に移動可能であり、ハンド359を用いて基板101を搬送する。真空室370は、図示していない真空ポンプで真空引きされ、大気圧よりも低い圧力の真空雰囲気に制御されている。図4では、本実施の形態2を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。
図5は、実施の形態2における描画装置を正面から見た構成を示す概念図である。
図5において、描画装置100は、上述したカセットチャンバ310、L/Lチャンバ320、ALN用のチャンバ344、搬送ロボット358、描画部を構成するライティングチャンバ103及び電子鏡筒102を備えている。そして、制御系として、CPU120、メモリ122、磁気ディスク装置124を備えている。また、L/Lチャンバ320には、真空ポンプ326が接続されている。また、図5では、基板アライメント装置300の制御系について記載を省略しているが、その構成は実施の形態1と同様である。
そして、電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208が配置されている。ライティングチャンバ103内には、XYステージ105が配置されている。
コンピュータとなるCPU120には、図示していない制御回路やバス等と介して、メモリ122、磁気ディスク装置124、ライティングチャンバ103内の各機器及び電子鏡筒102内の各機器に接続され、CPU120から出力される制御信号により制御される。また、CPU120で演算される入力データ或いは出力データ等はメモリ122に記憶される。
以下、描画装置100の動作について説明する。まず、搬送ロボット318が、ハンド319を用いて選択された基板101が配置されたカセット(例えばカセット312)から基板101を搬出し、ゲートバルブ322を開けて基板101をL/Lチャンバ320内に搬送する。基板101がL/Lチャンバ320内に搬送されるとゲートバルブ322を閉じて、L/Lチャンバ320内を真空ポンプ326で排気し、内部圧力を真空室370と同じ或いは真空室370より若干低い圧力まで真空引きする。L/Lチャンバ320を設けることで、外気側となるカセットチャンバ310と真空室370との圧力を維持することができる。また、内部圧力を真空室370と同じ或いは真空室370より若干低い圧力まで真空引きすることでカセットチャンバ310側から真空室370へのパーティクルの進入を抑制することができる。
次に、ゲートバルブ324を開けて、搬送ロボット358がハンド359を用いてL/Lチャンバ320内に配置された基板101をロボットチャンバ350内に搬入し、ALNチャンバ344に搬送する。ALNチャンバ344内では、搬送された基板101の向き等の位置合わせ(アライメント)を行なう。アライメントを行なうことで、所望する位置に描画することができる。その際のアライメントの手法は、実施の形態1と同様である。また、アライメントを行なう前に基板アライメント装置300の撮像条件については実施の形態1と同様、調整しておくことは言うまでもない。
次に、搬送ロボット358がハンド359を用いてALNチャンバ344内に配置された基板101をロボットチャンバ350内に搬入し、描画室となるライティングチャンバ103に搬送し、XYステージ105に配置する。
一方、描画データ準備工程としては、外部装置による所定のパターンを描画するための描画データの作成する工程と外部装置が描画装置100へ作成された描画データを転送(描画装置100への入力)する工程等が挙げられる。そして、描画データは、描画装置100内の磁気ディスク装置124に格納される。そして、CPU120が、磁気ディスク装置124に格納された描画データの中から描画データを読み出して入力する。そして、入力された描画データの処理が行なわれる。
真空室370内では、基板となる基板101に所定のパターンが描画される。以下、具体的に説明する。電子銃201から出た荷電粒子ビームの一例となる電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、偏向器205によって偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208により偏向され、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料となる基板101の所望する位置に照射される。
以上のように、実施の形態2では、実施の形態1で説明した基板アライメント装置300を搭載することで、実施の形態1と同様、照明装置346の照明光の光量とCCDカメラ348の感度が調整されているので、高精度な位置測定を行なうことができる。よって、高精度なアライメントができ、その結果、高精度な位置にパターンを描画することができる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置、パターンの寸法誤差補正装置及びパターンの寸法誤差補正方法は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における基板アライメント装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における基板撮像条件の調整方法と基板アライメント方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における照明領域を説明するための概念図である。 実施の形態2における描画装置を上面から見た構成を示す概念図である。 実施の形態2における描画装置を正面から見た構成を示す概念図である。 チャンバ内で試料の位置測定を行なう場合の問題点を説明するための概念図である。
符号の説明
10,12 照明領域
100 描画装置
101,501 基板
102 電子鏡筒
103 ライティングチャンバ
105 XYステージ
120 CPU
122,132 メモリ
124,142 磁気ディスク装置
130 制御計算機
132 PLC
134 照明電源
136 カメラコントローラ
138 ロボットコントローラ
140 モータコントローラ
144 メモリ
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
206 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
300 基板アライメント装置
301 照明光
310 カセットチャンバ
312,314,316 カセット
317 レール
318,358 搬送ロボット
319,359 ハンド
320 L/Lチャンバ
322,324 ゲートバルブ
326 真空ポンプ
330 電子線
340 試料
341,343 窓部
342 回転ステージ
344,544 チャンバ
345 支持ピン
346,546 照明装置
348,548 CCDカメラ
350 ロボットチャンバ
352 モータ
370 真空室

Claims (5)

  1. チャンバと、
    前記チャンバ内で基板を支持する支持部と、
    前記基板のエッジ部分が照明領域に含まれるように前記基板に向けて照明光を照射する光源と、
    前記基板のエッジ部分のカラー像を撮像する撮像部と、
    撮像された前記カラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように前記照明光の光量を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする基板位置撮像装置。
  2. 前記カラー像の赤色濃度と赤色の濃度基準値との差と、前記カラー像の緑色濃度と緑色の濃度基準値との差と、前記カラー像の青色濃度と青色の濃度基準値との差との2乗和が最小値となるように、前記照明光の光量が制御されることを特徴とする請求項1記載の基板位置撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記2乗和が最小値となる前記照明光の光量を用いて、前記撮像部の感度を変更しながら改めて前記2乗和が最小値となるように前記撮像部の感度を制御することを特徴とする請求項2記載の基板位置撮像装置。
  4. チャンバと、
    前記チャンバ内で基板を支持する支持部と、
    前記基板のエッジ部分が照明領域に含まれるように前記基板に向けて照明光を照射する光源と、
    前記基板のエッジ部分のカラー像を撮像する撮像部と、
    撮像された前記カラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように前記照明光の光量を制御する制御部と、
    前記照明光の光量が前記所定の関係に制御された状態で撮像された前記カラー像を基に、前記基板の位置をアライメントするアライメント機構と、
    を備えたことを特徴とする基板アライメント装置。
  5. チャンバ内で支持された基板のエッジ部分が照明領域に含まれるように前記基板に向けて照明光を照射する工程と、
    前記基板のエッジ部分のカラー像を撮像する工程と、
    撮像された前記カラー像の3原色の各濃度と予め設定された3原色の各基準濃度とを用いて、所定の関係になるように前記照明光の光量を制御する工程と、
    を備えたことを特徴とする基板撮像条件の調整方法。
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