JP2009218071A - 燃料カートリッジ、燃料電池との結合機構及び燃料電池への燃料供給方法 - Google Patents

燃料カートリッジ、燃料電池との結合機構及び燃料電池への燃料供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
容器内部を加圧するための特殊な機構を不要とし、燃料カートリッジのコスト低減を図る。
【解決手段】
燃料電池に燃料を供給する燃料カートリッジ1は、燃料を収納する容器2と、燃料電池に接続される接続部31と、接続部が燃料電池に接続されるとき、燃料を供給する流路を開状態にして燃料を供給可能にする第1のバルブ4と、接続部が燃料電池に接続されるとき、外部から容器内に空気を供給する流路を開状態にする第2のバルブ5とを有する。更に、第2のバルブが開状態の時に容器内へ供給される空気を調整する第3のバルブ6を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料カートリッジ、燃料電池との結合機構及び燃料電池への燃料供給方法に係り、特に燃料として使用されるメタノール等の液体燃料及び水を収納するカートリッジ、そのカートリッジを燃料電池本体に装着する結合機構、及び燃料カートリッジから燃料電池への燃料供給方法に関する。
携帯用電子機器や小型の電子装置に使用される携帯可能な燃料電池として、メタノール等の液体燃料が利用されている。また、燃料電池を小型化するために、液体燃料を水素に改質しないで燃料と水の混合液を直接アノード電極へ供給する、所謂ダイレクト・メタノール型燃料電池(DMFC)が注目されている。
このDMFC型の燃料電池は、例えば、特許文献1(特開2007−335145号公報)に開示されているように、燃料タンクから供給される液体燃料と、別のタンクから供給される水を混合タンク内で混合して適当な濃度に希釈化し、ポンプやファンを用いて混合燃料や空気を発電部へ供給している。
また、この種の燃料電池に液体燃料を供給するために、液体燃料又は液体燃料と水の混合液を収納した容器(カートリッジ)を燃料電池に装着して使用することが知られている。例えば、特許文献2(特開2007−214029号公報)には、燃料電池が搭載された携帯用電子機器に接続される接続機構を持った燃料カートリッジが開示されている。
特開2007−335145号公報 特開2007−214029号公報
ところで、最近では、発電容量が100ワット(W)以上で数時間にわたって電子機器を駆動することができる発電能力を持った燃料電池が要望されている。然るに、携帯用電子機器に使用される、従来の液体燃料電池や液体燃料カートリッジは発電能力が数ワット程度用のものであり、燃料消費量や速度の上昇に対して、従来の燃料カートリッジでは安定した燃料供給が困難である。
また、特許文献2に開示された、燃料カードリッジは、液体燃料を収納する容器内部を加圧し、その加圧によって燃料を電池本体側へ排出する、所謂加圧型カートリッジである。従って、容器内部を加圧するための特別な機構、即ち圧縮ガスや燃料を電池本体側へ押し出すための押し出し手段等が必要となり、燃料カートリッジの機構が複雑になる。また、カートリッジ容器内に圧縮ガスや液体燃料を封入して、加圧状態に維持するための特別な設備も必要となる。更に、燃料カードリッジは消耗品のため、複雑な機構を省略してカートリッジとしてのコストを可能な限り抑えたいという要求もある。
本発明の目的は、燃料カートリッジ容器内を加圧するための特殊な機構を不要とし、燃料カートリッジのコスト低減を図ることができる、液体燃料を収納する燃料カートリッジ、燃料電池本体との結合機構、及び燃料電池への燃料供給方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、容器内へ空気を供給して容器内の圧力を調整することができる新規な構造の燃料カートリッジ、燃料電池本体との結合機構及び燃料電池への燃料供給方法を提供することにある。
本発明に係る燃料カートリッジは、好ましくは、燃料電池に接続されて、該燃料電池に燃料を供給する燃料カートリッジであって、内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する流路を制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続されるとき、外部から該容器内に空気を供給する流路を制御する第2のバルブと、を有することを特徴とする燃料カートリッジとして構成される。
また、本発明に係る燃料カートリッジは、好ましくは、燃料電池に接続されて、該燃料電池に燃料を供給する燃料カートリッジであって、内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続されるとき、燃料を供給する第1の流路を制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続されるとき、外部から該容器内に空気を供給する第2の流路を制御する第2のバルブと、該第2の流路に配置され、該第2のバルブが開状態の時に該容器内へ供給される空気を調整する第3のバルブと、を有し、該第1のバルブを通して該容器内の燃料が該燃料電池へ供給されるとき、該容器内の圧力の応じて、該第3のバルブを開閉して該容器内に供給される空気を調整することを特徴とする燃料カートリッジとして構成される。
好ましい例では、前記容器を密閉する部材であって前記接続部が設けられるキャップを有し、前記第1のバルブ及び前記第2のバルブは、該キャップに配設される。
また、好ましくは、前記第1及び第2のバルブは、該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池に接続される時に、燃料電池側に設けられた作動部材によって押圧されて開状態となる。
また、好ましくは、前記第1のバルブは、該第1の流路内で摺動する第1ステム弁と、該第1ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、該燃料カートリッジが燃料電池に装着される時、該燃料電池側に設けられた作動部材によって、該第1ステム弁が押されて開状態となり、該第1の流路内で該スプリング及び該第1ステム弁の周囲を通って該容器内の燃料が燃料電池へ供給される。
また、好ましくは、前記第2のバルブは、該第2の流路内で摺動する第2ステム弁と、該第2ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、該燃料カートリッジが燃料電池に装着される時、該燃料電池側に設けられた作動部材によって、該2ステム弁が押されて開状態となり、該第2の流路内で該スプリング及び該第2ステム弁の周囲を通って外部より空気が該容器内へ供給可能となる。
また、好ましくは、前記燃料カートリッジの前記接続部が下向きの状態で、該燃料電池の受容部に接続される。
また、好ましくは、前記第3のバルブは、該第2の流路内に移動可能に配置されたボールと、該ボールを該第2のバルブの方へ付勢するスプリングとを有して構成される。
また、好ましくは、前記第1のバルブを通して、該容器内の燃料が燃料電池へ供給される時、前記第2のバルブを通して外部より該第2の流路に空気が流入し、該容器内の圧力に応じて前記ボールは前記スプリング力に抗して該第2の流路内を移動して開閉制御する。
また、好ましくは、前記ボールは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオキシメチレン、ポリブチレン、ポリアクリル、テフロン(登録商標)、の何れか樹脂又は他の樹脂で形成される。
また、好ましくは、前記第3のバルブの一端には、空気の流路が形成されたチューブが接続され、該チューブの先端は該容器のほぼ底部まで延伸している。
また、好ましくは、前記第1のバルブを構成するハウジング内に形成された前記第1の流路の内壁面と、前記第1ステム弁の下部には嵌着されたOリングとの間で密着状態を形成することができ、該Oリングよりも該容器側に比較的大きい空間部を有する前記第1の流路が形成される。
また、好ましくは、前記第1ハウジングはその内側に突出したフランジを有し、前記第1の作動部材が上方へ移動したときに、該第1の作動部材に嵌着されたOリングが該フランジに密着する。
本発明に係る燃料電池との結合機構は、燃料を収納する燃料カートリッジと燃料電池の結合機構であって、前記燃料カートリッジは、内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する流路を制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて、外部から該容器内に空気を供給する流路を制御する第2のバルブとを有し、
前記燃料電池は、前記接続部と接続される受容部と、該受容部にあって該第1のバルブに作用する第1の作動部材と、該受容部にあって該第2のバルブに作用する第2の作動部材と、を有し、
該燃料カートリッジの前記接続部が前記受容部に接続される時、前記第1及び第2の作動部材によって前記第1のバルブ及び第2のバルブを開状態にすることを特徴とする結合機構として構成される。
好ましい例では、前記第1のバルブは、該第1の流路内で摺動する第1ステム弁と、該第1ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池の該受容部に装着される時、該燃料電池の前記第1の作動部材によって、該第1ステム弁が押されて開状態となり、該第1の流路内で該スプリング及び該第1ステム弁の周囲を通って該容器内の燃料が該燃料電池へ供給される。
また、好ましくは、前記第2のバルブは、該第2の流路内で摺動する第2ステム弁と、該第2ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池の該受容部に装着される時、該燃料電池の前記第2の作動部材によって、該2ステム弁が押されて開状態となり、該第2の流路内で該スプリング及び該第2ステム弁の周囲を通って外部より空気が該容器内へ供給可能となる。
また、好ましくは、前記燃料電池の前記受容部は上向きに配置され、前記燃料カートリッジは下向きの状態で、前記接続部が前記受容部に接続される。
また、好ましくは、前記受容部は、前記第1の作動部材を収納する第1ハウジングと、該第1ハウジング内に保持され、前記第1の作動部材を支持する第2ハウジングとを有し、かつ該第2ハウジング内には燃料を流通する縦溝及び横溝が形成され、
該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池の該受容部に装着される時、該第1ハウジングの下部と該第2ハウジングの下部は前記第1バルブと接続される。
また、好ましくは、前記第1ハウジングは内側に突出した突起部を有し、前記第1の作動部材は該突起部の対向する位置にくびれ部を有し、該突起部と該くびれ部との間に流路が形成され、その上側には比較的多量の燃料を流通する比較的大きな空間部を持つ流路が形成される。
本発明に係る燃料電池への燃料供給方法は、好ましくは、内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する第1の流路を開閉制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて、外部から該容器内に空気を供給する第2の流路を開閉制御する第2のバルブと、を有する燃料カートリッジを該燃料電池に接続して、該容器内の燃料を燃料電池へ供給する燃料供給方法であって、該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第1のバルブを開にして容器内の燃料を前記第1の流路を通して流通可能にするステップと、該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第2のバルブを開にして外部から空気を、前記第2の流路を通して前記容器内に供給可能にするステップと、該燃料電池側から該第1の流路を介して該容器内の燃料を吸引するステップと、該吸引によって該容器内の燃料を前記第1の流路を通して該燃料電池へ供給し、該燃料の供給期間に、該第2の流路を通して、外部から該容器内に空気を供給するステップと、を有することを特徴とする燃料電池への燃料供給方法として構成される。
また、本発明に係る燃料電池への燃料供給方法は、好ましくは、内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する第1の流路を開閉制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて、外部から該容器内に空気を供給する第2の流路を開閉制御する第2のバルブと、該第2の流路に配置され、該第2のバルブが開状態の時に該容器内へ供給される空気を調整する第3のバルブと、を有する燃料カートリッジを燃料電池に接続して、該容器内の燃料を燃料電池へ供給する燃料供給方法であって、該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第1のバルブを開にするステップと、該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第2のバルブを開にするステップと、該第1のバルブを通して該容器内の燃料が該燃料電池へ供給される時、前記第2のバルブを開状態にして外部から空気を供給し、かつ該容器内の圧力に応じて該第3のバルブを開閉して該容器内へ供給される空気を調整するステップと、を有することを特徴とする燃料電池への燃料供給方法として構成される。
本発明によれば、従来のような、容器内部を加圧するための特殊な機構が不要となり、必要な燃料供給量を確保しつつ、燃料カートリッジのコスト低減することが可能となる。
また、燃料容器内へ空気を供給して容器内の圧力を調整することができる新規な構成の燃料カートリッジ及びその結合機構、燃料カートリッジから燃料電池への燃料の供給方法を実現することが可能となる。
本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は燃料カートリッジの概観図、図2はその内部断面図を示す。
燃料カートリッジ1は、燃料を収納する容器2と、容器2を密閉するキャップ3により構成される。キャップ3は、その内壁に形成されたねじ部32が容器2の上端のねじ部22に係合することで、容器2に固定される。ここで、燃料カートリッジ1の容器2及びキャップ3は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオキシメチレン、ポリブチレン、ポリアクリル、テフロンの何れかの樹脂又は他の樹脂で成形されている。
燃料カートリッジ1は、メタノールを収納するメタノールカートリッジと、水を収納する水カートリッジの2種がある。図12に示すように、それぞれの燃料カートリッジ1は、キャップ2を下側にした状態で(重力方向に対して下向き)、燃料電池本体10の両側に設けられた受容部11に装着される。各燃料カートリッジ1から供給されるメタノールと水は、燃料電池10内の混合タンク内で混合して使用される。
図1に戻って、キャップ3の頭部には、燃料電池本体10の受容部11と係合する接続部31、及び位置決めガイド9が設けられる。位置決めガイド9は、燃料カートリッジ1が燃料電池本体10の受容部11に装着される時の、カートリッジの位置合わせ用として機能する。
接続部31には、容器2内の燃料の流通を制御するバルブ(第1バルブ)4、外部の空気を容器2内へ流通制御するバルブ(第2バルブ)5、これらのバルブ4,5を保護するためのガイド80、内部ガイド81が設けられる。
円環状のガイド80の内壁には3つの突起801が設けられ、この突起801により、燃料カートリッジ1の接続部31と燃料電池本体10の受容部11の位置決めをする。かつ、メタノールカートリッジと水カートリッジとでは、それら突起801の配置場所、又はその円周方向の長さを異ならせておき、メタノールカートリッジ又は水カートリッジが、燃料電池本体10において間違った側の受容部11に装着されることを防止する。なお、突起801の個数、その配置場所、長さは適宜変更することができる。
また、円環状の内部ガイド81は、バルブ4を取り巻き、バルブ4の先端部を保護する。更に、内部ガイド81の外周壁には、それぞれ対を成した複数の爪部811が設けられ、これによって接続部31が燃料電池本体10の受容部11に装着した時に、これらの爪部811が受容部11側の凹部に係合して、両者のロック状態を維持する。
図2に示すように、バルブ4は第1の流路71の開閉制御を行い、容器2内の燃料を燃料電池10へ流通させる。バルブ5は、第2の流路72の開閉制御を行い、燃料カートリッジ1の外部から空気を容器2内へ流入させる。
本発明の特徴の1つとして、第2の流路72にあってバルブ5の先に、更にバルブ(第3バルブ)6が配置される。バルブ6は、バルブ5が開状態の時に容器2内へ供給される空気を調整するように、弁機構を開閉制御する。その弁機構は、流路72内に移動可能に配置されるボール61と、そのボール61を常時はバルブ5の方へ付勢するスプリング62を有して構成される。バルブ4を通して容器2内の燃料が燃料電池本体10へ供給される時、容器2内は徐々に減圧されるが、その時にバルブ5が開となって容器2内へ外部から空気が供給されて、容器2内の減圧状態は軽減され、遂には容器内圧力が均衡する状態となる。なお、バルブ4,5,6の開閉と容器2内の圧力制御については、図13を参照して後述される。
ここで、ボール61は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオキシメチレン、ポリブチレン、ポリアクリル、テフロン、の何れか樹脂又は他の樹脂で成形されている。また、スプリング62も同様の材質のものがよい。
バルブ6の一端には、空気の流路が形成されたチューブ73が接続され、そのチューブ73の先端は容器2のほぼ底部まで延伸している。燃料カートリッジ1は、逆さ状態で燃料電池の受容部11に装着され、容器2内の燃料は底部から減少するので、燃料がバルブ6を逆流するのを確実に防ぐためには、チューブ73の先端は容器2の底部まで延伸しているのが好ましい。
なお、バルブ4及びバルブ5、バルブ6の特徴的な構成及び作用については、後で更に詳述する。
次に、図3及び図4を参照して、燃料カートリッジと燃料電池本体との結合機構について説明する。図3は燃料カートリッジと燃料電池本体の結合機構を示し、図4はその拡大断面図を示す。なお、燃料カートリッジと燃料電池本体との実際の結合状態は、図3,4は逆さ状態となる。
図3に示すように、燃料カートリッジ1の接続部31は受容部11に装着される。この時、受容部11側に設けられた作動部材14、15が、バルブ4及び5の弁をそれぞれ突いて開く。そして、容器2内の燃料は、矢印F1方向へ、バルブ4を通って受容部11のハウジング17内の流路を流れ、管111をF2方向へ流れて、燃料電池本体10へ供給される。また、外気が部位112より矢印E方向へ流入して、バルブ5を通って、バルブ6で容器2の内部圧と調整されながら、容器2内へ送られる。
図4を参照してより詳しく説明する。
まず、燃料の流れを制御するバルブ4及びその開閉機構について説明する。
バルブ4は、流路71となる管内に摺動可能なステム弁41と、そのステム弁41を常時は閉じる方向(F1方向)に付勢するスプリング42を装着して構成される。
一方、受容部11側には作動部材14が配置される。燃料カートリッジ1の接続部31が受容部11に正しく係合されると、作動部材14の先端がステム弁41に突き当り、スプリング42の力に抗してステム弁41を容器2の内部方向へ押す。これによってステム弁41が開放状態となり、燃料カートリッジ1が受容部11に装着している間はその開放状態が維持されて、燃料が矢印F1方向から、流路71、流路1171(作動部材14の周囲を通って)、ハウジング17内の流路1171を流れてF2方向へ供給される。
本実施例において、容器2内は、従来のように格別な加圧手段を用いて加圧されない。そこで、容器2内の燃料を燃料電池10へ流通させることを加速するために、好ましくは、燃料電池本体10側にポンプを設けて、燃料をF2方向へ吸引するように作用させるのがよい。
次に、外部からの空気の流入を制御するバルブ5及びその開閉機構について説明する。
バルブ5は、流路72となる管内に摺動可能なステム弁51と、そのステム弁51を常時は閉じる方向(空気の流入方向Eとは逆方向)に付勢するスプリング52を装着して構成される。
一方、受容部11の管12側には作動部材15が配置される。燃料カートリッジ1の接続部31が受容部11に正しく係合されると、作動部材15の先端がステム弁51に突き当り、スプリング52の力に抗してステム弁51を容器2の内部方向へ押す。これによってステム弁51が開放状態となり、燃料カートリッジが受容部11に装着している間はその開放状態が維持されて、外部から空気が矢印E方向へ流路72´、流路72(スプリング52と流路72の内壁の間を通って)、容器2内へ供給可能となる。この場合、容器2内の燃料の減少に伴い、バルブ6の開閉によって容器2内の圧力が調整される。
次に、図5〜図11を参照して、バルブ4の構成及び作用について更に詳しく説明する。
図5はバルブ4の閉状態、図6はその開状態を示す。
図において、バルブハウジング40には、燃料が流通する流路71の空間が形成され、その流路71内に、ステム弁41が摺動可能にスプリング42によって支持される。
ステム弁41は常時、スプリング41によって上方向(矢印Yと逆方向)へ付勢されているが、燃料カートリッジ1が燃料電池に装着される時には、作動部材14によって頭部411が押されてステム弁41は下方向(矢印Y)へ摺動され、弁が開状態となる。この状態で、容器2内の燃料が流路71内を流通可能となる。
ここで、バルブハウジング40内の流路71は、下部に空間部711及び712、その上側に多段の空間部713,714、更にその上部に比較的長めの長空間部715、が一体的に形成されて構成される。長空間部715にはスプリング42が嵌着される。
下部の空間部711、712は、上下方向に形成された空間溝である。例えば、図8に示すように、空間部711は、比較的大きめの円筒構造であり、流路71を拡張させている。また、空間部712は円周方向に90度ずつ4ヶ所に形成される縦溝空間構造であり、流路71を更に拡張する役目を果たしている。ステム弁41が閉じている時には、この空間部711,712まで燃料が到達している状態である。ステム弁41が開くと、空間部711,712に溜まった燃料が即、最狭の流路空間部713に流れ込む。このような構造により容器2から燃料電池へより短時間で燃料を供給することが可能となる。
なお、バルブハウジング40の上部及び下部の外周部には、このハウジング40をキャップ3の接続部31に密着固定するためのOリング43及び44が嵌め込まれている。
次に、図9を参照して、ステム弁41の構造について詳細に説明する。
ステム弁41は、頭部411と、円柱状の中部413及び下部415から成る。頭部411は、頭上に凹部4112、及び側部に3つの切欠き部4113が形成される。凹部4112は作動部材14の先端がステム弁41の中心に突き当たるときのガイドとなる。
燃料カートリッジ1が燃料電池に装着される時に、頭部411には燃料電池側に設けられた作動部材14が当接して、ステム弁41を矢印Y方向へ押す。図7に示すように、切り欠部4113は、その円周に120度ずつ3ヶ所に形成される。燃料は頭部411の外周と流路71の内壁面の間を流通するが、この切り欠部4113により流路が一層拡張される。そのため容器から燃料電池へ燃料を短時間で供給することができる。
中部413の周囲には、スプリング42が装着される。下部415は、多段の円柱部4152,4153,4154から構成される。円柱部4152はくびれ構造であり、この円柱部の外周と空間部713の内壁面との間の流路を拡張することで、燃料の流量増加を図っている。
図5及び図6に示すように、円柱部4154にはOリング45が装着され、このOリング45によってバルブハウジング40の内壁面7123との間を密着状態とする。
次に、図5及び図6〜図10及び図11を参照して、ステム弁41の開閉動作、及びそれに伴う燃料の流通について説明する。図10及び図11は、燃料が流通する流路71を斜線で示している。
通常、燃料カートリッジ1が燃料電池10に装着していない時には、図5及び図10のように、スプリング42がステム弁41を押して、Oリング45と流路の内壁面7123の隙間は密接状態で、弁を閉状態にしている。
一方、燃料カートリッジ1が燃料電池に装着されると、図6及び図11に示すように、燃料電池10の受容部11に設けられた作動部材14によってステム弁41の頭部411が、矢印Y方向へ押されて、ステム弁41は矢印Y方向へ摺動される。この時、Oリング45と流路の内壁面7123の密接状態は開放されて弁は開状態となる。
この状態で、容器2内の燃料は、矢印F方向へ流路71内を流通可能となる。即ち、流路71の下部の空間部711、712まで到達していた燃料は、円柱部4153と流路713の内壁面との間を通って、長空間部715とスプリング42の間を通り、更に頭部411の切り欠部4113と長空間部715の内壁面との間を通って、燃料電池10へ流れていく。
次に、図15及び図16を参照して、燃料カートリッジとの結合部における燃料電池側の機構について説明する。
燃料電池本体10の受容部11は、作動部材14を支持するための、作動部材用第1ハウジング(単に第1ハウジングという)141と、その第1ハウジング141内に収納された作動部材用第2ハウジング(単に第2ハウジングという)142を有する。下側の第1ハウジング141と第2ハウジング142は、燃料カートリッジ1のバルブ4のバルブハウジング40と係合して両者が結合する。
第1ハウジング141の中央部には、中央へ突出した円周状のフランジ1412が形成される。このフランジ1412は作動部材14を案内する役目と、作動部材14が上方へ移動したときOリングが密接して、密着状態を形成する役目を果たす。
一方、作動部材14には、上記フランジ1412に対向する位置に、くびれ部1401が形成される。中央下部には、Oリング181が嵌着されて、作動部材14を第2ハウジング1422内に支持し、更にスプリング182が装着されて作動部材14を常時下方向へ押している。第1ハウジング141の上部には、燃料の流量を増やすために、比較的大きな空間部から成る流路1171が形成される。
第2ハウジング1422の内壁には、流路1171内を流通する燃料の流量を増やすために、90度ずつ4ヶ所(スプリング182の外周の4ヶ所)に縦溝1422、及びその縦溝1422を連絡するように、下部に横溝1421が形成されている。
燃料は、下方から流路となる横溝1421及び縦溝1422を上方へ流れて、更にフランジ1412とくびれ部1401の間を通って、大きな空間部1171に流れ込み更に先へ行く。
なお、他の変形例として、上記構造例に加えて、上記横溝1421及び縦溝1422をOリング181に対向する、第2ハウジング1422の内壁に形成して、燃料の流量を増やすようにしてもよい。
次に、図13及び図14を参照して、燃料カートリッジ1から燃料電池10へ燃料を供給時の、燃料カートリッジの各バルブの動作と容器内の圧力の関係について説明する。
メタノールカートリッジ及び水カートリッジ1が、それぞれ燃料電池本体10受容部11に装着されると(図12)、バルブ4及び5が開となる。この時に、バルブ6は未だ閉状態である。
この状態で、燃料電池本体10内に設けられたポンプが作動すると、容器2内の燃料21を吸引し始める。燃料21はバルブ4を通ってF方向へ流れ、燃料電池内に供給される。
ポンプによって燃料の吸引が続き、容器2内の圧力は初期圧P0からある圧力P1に下がると、その時にバルブ6が開となる。すると、外部(E方向)からバルブ5及び6を通って、空気が容器2内に供給され、容器2内の圧力はP2に上昇する。容器内の圧力が所定P2まで上昇すると、バルブ6を構成するボール61はスプリング62の力に抗して、空気の流路を閉じる。
このように、バルブ6の開閉動作を繰り返すことにより、容器内の圧力の均衡が保たれながら、容器2内の燃料は減り、その底部(逆さ状態の上部)から空気22が徐々に溜まっていく。また、バルブ6の開閉制御により、容器内の燃料がバルブ6,5を通って外部に逆流することが防止される。
なお、燃料電池本体10のポンプが停止した時にはバルブ6は閉状態であり、容器内への空気の供給は止まる。また、燃料電池10本体からは燃料カートリッジ1を外した場合には、バルブ4及び5は閉となり、容器2内は外部と遮断状態となる。
一実施例による燃料カートリッジの概観図。 燃料カートリッジの内部断面斜視図。 燃料カートリッジと燃料電池本体の結合状態を示す断面図。 燃料カートリッジと燃料電池本体との結合機構の拡大断面図。 燃料カートリッジのバルブ4の拡大断面図(バルブ4の閉状態を示す図)。 燃料カートリッジのバルブ4の拡大断面図(バルブ4の開状態を示す図)。 図6のA−A断面図(ステム弁の上部の横断面図)。 図6のB−B断面図(ステム弁の下部の横断面図)。 バルブ4のステム弁の構造を示す斜視図。 バルブ4における燃料の流路(バルブ4が開)を示す断面図。 バルブ4における燃料の流路(バルブ4が閉)を示す断面図。 燃料電池本体とそれに結合される燃料カートリッジの関係を示す斜視図。 燃料供給時における燃料カートリッジの各バルブの動作と容器内の圧力の関係を示す図。 燃料供給時の動作説明に供する燃料カートリッジの模式図。 燃料カートリッジとの結合部における燃料電池側の機構を示す断面図。 図15のA−A断面図(作動部材14下部の横断面図)。
符号の説明
1:燃料カートリッジ 2:容器 3:キャップ 31:接続部
4:バルブ 5:バルブ 6:バルブ 61:ボール 62:スプリンング
71,72:流路 73:チューブ 80:ガイド 801:突起 81:内部ガイド 811:爪部 9:位置決めガイド
10:燃料電池本体 11:受容部 14,15:作動部材 17:ハウジング 21:燃料 22:空気 40:バルブハウジング 41:ステム弁 42:スプリング。

Claims (21)

  1. 燃料電池に接続されて、該燃料電池に燃料を供給する燃料カートリッジであって、
    内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する流路を制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続されるとき、外部から該容器内に空気を供給する流路を制御する第2のバルブと、を有することを特徴とする燃料カートリッジ。
  2. 燃料電池に接続されて、該燃料電池に燃料を供給する燃料カートリッジであって、
    内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続されるとき、燃料を供給する第1の流路を制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続されるとき、外部から該容器内に空気を供給する第2の流路を制御する第2のバルブと、該第2の流路に配置され、該第2のバルブが開状態の時に該容器内へ供給される空気を調整する第3のバルブと、を有し、
    該第1のバルブを通して該容器内の燃料が該燃料電池へ供給されるとき、該容器内の圧力の応じて、該第3のバルブを開閉して該容器内に供給される空気を調整することを特徴とする燃料カートリッジ。
  3. 前記容器を密閉する部材であって前記接続部が設けられるキャップを有し、前記第1のバルブ及び前記第2のバルブは、該キャップに配設されることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかの項記載の燃料カートリッジ。
  4. 前記第1及び第2のバルブは、該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池に接続される時に、燃料電池側に設けられた作動部材によって押圧されて開状態となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項記載の燃料カートリッジ。
  5. 前記第1のバルブは、該第1の流路内で摺動する第1ステム弁と、該第1ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、
    該燃料カートリッジが燃料電池に装着される時、該燃料電池側に設けられた作動部材によって、該第1ステム弁が押されて開状態となり、該第1の流路内で該スプリング及び該第1ステム弁の周囲を通って該容器内の燃料が燃料電池へ供給されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項記載の燃料カートリッジ。
  6. 前記第2のバルブは、該第2の流路内で摺動する第2ステム弁と、該第2ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、
    該燃料カートリッジが燃料電池に装着される時、該燃料電池側に設けられた作動部材によって、該2ステム弁が押されて開状態となり、該第2の流路内で該スプリング及び該第2ステム弁の周囲を通って外部より空気が該容器内へ供給可能となることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項記載の燃料カートリッジ。
  7. 前記燃料カートリッジの前記接続部が下向きの状態で、該燃料電池の受容部に接続されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの項記載の燃料カートリッジ。
  8. 前記第3のバルブは、該第2の流路内に移動可能に配置されたボールと、該ボールを該第2のバルブの方へ付勢するスプリングとを有して構成されることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかの項記載の燃料カートリッジ。
  9. 前記第1のバルブを通して、該容器内の燃料が燃料電池へ供給される時、前記第2のバルブを通して外部より該第2の流路に空気が流入し、該容器内の圧力に応じて前記ボールは前記スプリング力に抗して該第2の流路内を移動して開閉制御することを特徴とする請求項8の燃料カートリッジ。
  10. 前記ボールは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオキシメチレン、ポリブチレン、ポリアクリル、テフロン、の何れか樹脂又は他の樹脂で形成されることを特徴とする請求項8又は9の項記載の燃料カートリッジ。
  11. 前記第3のバルブの一端には、空気の流路が形成されたチューブが接続され、該チューブの先端は該容器のほぼ底部まで延伸していることを特徴とする請求項2乃至10のいずれかの項記載の燃料カートリッジ。
  12. 前記第1のバルブを構成するハウジング内に形成された前記第1の流路の内壁面と、前記第1ステム弁の下部には嵌着されたOリングとの間で密着状態を形成することができ、該Oリングよりも該容器側に比較的大きい空間部を有する前記第1の流路が形成されることを特徴とする請求項5記載の燃料カートリッジ。
  13. 前記第1ステム弁は、前記作動部材が当接する頭部と、前記スプリングが嵌着された円柱状の中部と、前記Oリングが嵌着された下部から構成され、燃料の流量を増やすために、前記頭部の外周には複数の切り欠部が形成され、かつ前記スプリングが嵌着された前記中部の下側部はくびれ構造を成していることを特徴とする請求項5又は12の燃料カートリッジ。
  14. 燃料を収納する燃料カートリッジと燃料電池の結合機構であって、
    前記燃料カートリッジは、内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する流路を制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて、外部から該容器内に空気を供給する流路を制御する第2のバルブとを有し、
    前記燃料電池は、前記接続部と接続される受容部と、該受容部にあって該第1のバルブに作用する第1の作動部材と、該受容部にあって該第2のバルブに作用する第2の作動部材と、を有し、
    該燃料カートリッジの前記接続部が前記受容部に接続される時、前記第1及び第2の作動部材によって前記第1のバルブ及び第2のバルブを開状態にすることを特徴とする結合機構。
  15. 前記第1のバルブは、該第1の流路内で摺動する第1ステム弁と、該第1ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、
    該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池の該受容部に装着される時、該燃料電池の前記第1の作動部材によって、該第1ステム弁が押されて開状態となり、該第1の流路内で該スプリング及び該第1ステム弁の周囲を通って該容器内の燃料が該燃料電池へ供給されることを特徴とする請求項14の結合機構。
  16. 前記第2のバルブは、該第2の流路内で摺動する第2ステム弁と、該第2ステム弁を閉じる方向に付勢するスプリングと、を有し、
    該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池の該受容部に装着される時、該燃料電池の前記第2の作動部材によって、該2ステム弁が押されて開状態となり、該第2の流路内で該スプリング及び該第2ステム弁の周囲を通って外部より空気が該容器内へ供給可能となることを特徴とする請求項14又は15の結合機構。
  17. 前記燃料電池の前記受容部は上向きに配置され、前記燃料カートリッジは下向きの状態で、前記接続部が前記受容部に接続されることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかの項記載の結合機構。
  18. 前記受容部は、前記第1の作動部材を収納する第1ハウジングと、該第1ハウジング内に保持され、前記第1の作動部材を支持する第2ハウジングとを有し、かつ該第2ハウジング内には燃料を流通する縦溝及び横溝が形成され、
    該燃料カートリッジの該接続部が該燃料電池の該受容部に装着される時、該第1ハウジングの下部と該第2ハウジングの下部は前記第1バルブと接続されることを特徴とする請求項14乃至17のいずれかの項記載の結合機構。
  19. 前記第1ハウジングはその内側に突出したフランジを有し、前記第1の作動部材が上方へ移動したときに、該第1の作動部材に嵌着されたOリングが該フランジに密着することを特徴とする請求項14乃至18のいずれかの項記載の結合機構。
  20. 内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する第1の流路を開閉制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて、外部から該容器内に空気を供給する第2の流路を開閉制御する第2のバルブと、を有する燃料カートリッジを該燃料電池に接続して、該容器内の燃料を燃料電池へ供給する燃料供給方法であって、
    該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第1のバルブを開にして容器内の燃料を前記第1の流路を通して流通可能にするステップと、
    該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第2のバルブを開にして外部から空気を、前記第2の流路を通して前記容器内に供給可能にするステップと、
    該燃料電池側から該第1の流路を介して該容器内の燃料を吸引するステップと、
    該吸引によって該容器内の燃料を前記第1の流路を通して該燃料電池へ供給し、該燃料の供給期間に、該第2の流路を通して、外部から該容器内に空気を供給するステップと、
    を有することを特徴とする燃料電池への燃料供給方法。
  21. 内部に燃料を収納する容器と、該燃料電池に接続される接続部と、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて燃料を供給する第1の流路を開閉制御する第1のバルブと、該接続部が該燃料電池に接続される動作に応じて、外部から該容器内に空気を供給する第2の流路を開閉制御する第2のバルブと、該第2の流路に配置され、該第2のバルブが開状態の時に該容器内へ供給される空気を調整する第3のバルブと、を有する燃料カートリッジを燃料電池に接続して、該容器内の燃料を燃料電池へ供給する燃料供給方法であって、
    該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第1のバルブを開にするステップと、
    該燃料カートリッジの接続部が該燃料電池に接続される時に、前記第2のバルブを開にするステップと、
    該第1のバルブを通して該容器内の燃料が該燃料電池へ供給される時、前記第2のバルブを開状態にして外部から空気を供給し、かつ該容器内の圧力に応じて該第3のバルブを開閉して該容器内へ供給される空気を調整するステップと、
    を有することを特徴とする燃料電池への燃料供給方法。
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