JP2009218018A - 照明灯制御装置 - Google Patents

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陽康 村林
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康行 北原
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Abstract

【課題】MERSを使用して、蛍光灯などの照明灯を調光する照明灯制御装置において、たとえ負荷電圧が変動し、放電管や安定器などの周辺機器の寿命がユーザ等により設定された寿命に対して変動したとしても、これを的確に検出(把握)するようにして、これらの周辺機器の適切な交換時期をユーザに知らせる。
【解決手段】少なくとも1個の蛍光管および安定器を備える蛍光灯2及び交流電源3間に接続され、蛍光灯を駆動する負荷電圧Vloadを、交流電源の電源電圧Vから調整出力するMERS4と、このMERSを制御する制御装置13とを備えた蛍光灯システム1であって、制御装置は、照明灯に対する負荷電圧に少なくとも基づいて安定器の交換時期を算出する交換時期算出部47と、算出された安定器の交換時期を外部に通知する交換時期通知部49と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば蛍光灯等の照明灯及び交流電源間に接続され、前記交流電源の電源電圧を、前記照明灯を点灯するための所望の負荷電圧となるように調整して出力する磁気エネルギー回生スイッチ(以下、単にMERSと称する)と、所望の負荷電圧となるように前記電源電圧を調整させるべく、MERSの駆動を制御する制御装置とを備えた照明灯制御装置に関する。
近年、このようなMERSを使用して、例えば蛍光灯を調光する照明灯制御装置が開発されつつある。
このような照明灯制御装置としては、蛍光灯及び交流電源間に直列に接続され、蛍光灯を点灯するための負荷電圧となるように、交流電源の電源電圧を調整して出力するMERSと、電源電圧が所望の負荷電圧となるように、MERSの駆動を制御する制御装置とを備えた技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
MERSは、直列に相互接続された一方側の2個の逆導通型半導体スイッチ及び、直列に相互接続された他方側の2個の逆導通型半導体スイッチで構成するブリッジ回路と、一方側の逆導通型半導体スイッチ間の中点及び他方側の逆導通型半導体スイッチ間の中点を接続するコンデンサとを有して構成している。
そして、このように構成するMERSを制御する制御装置は、電源電圧の零クロスポイント及び、同零クロスポイントの時間差に相当するゲート位相角に基づき、ブリッジ回路を構成する4個の逆導通型半導体スイッチの内、対角線上に位置するペアの逆導通型半導体スイッチを同時にON又はOFF動作するためのスイッチ切替タイミングを調整するようになっており、このようなスイッチ切替タイミングに応じて、2組の逆導通型半導体スイッチのペアの内、一方のペアの逆導通型半導体スイッチがONした場合、他方のペアの逆導通型半導体スイッチをOFFするように、制御装置は、各ペアの逆導通型半導体スイッチを交互にON/OFF制御することになる。
さらに、制御装置は、ゲート位相角を調整し、この調整したゲート位相角に基づき、スイッチ切替タイミングを調整することで、同スイッチ切替タイミングに応じた所望の負荷電圧となるように、電源電圧を調整させるべく、MERS内部の各逆導通型半導体スイッチをON/OFF制御することになる。
そして、特許文献1に開示された照明灯制御装置は、ゲート位相角を調整することで、MERS内の各逆導通型半導体スイッチのスイッチ切替タイミングを調整し、同スイッチ切替タイミングに応じた各逆導通型半導体スイッチのON/OFF駆動に応じて、電源電圧からの出力電圧を調整する。調整された出力電圧を、所望の負荷電圧として、安定器を介して蛍光管に印加することで、蛍光灯を調光することができるものである。
ところで、蛍光灯に用いられる蛍光管は、使用を継続していく過程で、両端に接続された電極に塗布された電子放出物質の蒸発や飛散などが原因で劣化していく。このように蛍光管の劣化が進行すると、照度の低下や、明滅の発生を招き、ユーザに不快感などを与えることがある。
また、蛍光灯は、点灯開始時に蛍光管の両端に必要な電圧を与える、あるいは蛍光管に一定の電流を供給し、安定した点灯を維持するために安定器を備えて構成している。このような安定器として、例えば、磁気安定器が使用されており、かかる磁気安定器は、コイル、コンデンサ、出口線を備えて構成しており、かかるコイル、コンデンサ、出口線などは絶縁物を用いて構成しているのであるが、これらの絶縁物は、使用を継続していく過程で、劣化していくことが知られており、絶縁物の劣化が相当進行すれば寿命が到来することになり、寿命が到来すると、磁気安定器を構成する回路や素子などに過電流が流れ、発熱などの発生の要因となってしまうおそれがある。
このように、蛍光管や安定器などの照明灯制御装置の周辺機器が寿命に近づくと、ユーザに不快感を与える原因となるばかりでなく、機器の発熱などの不具合の原因となってしまうことがある。そのため、周辺機器の寿命をメーカなどが事前にカタログなどを通じてユーザに知らせておくのが一般的である。しかし、メーカなどが定めた周辺機器の寿命は、常に一率的に到来するものではなく、ユーザ側における実際の使用環境などの違いにより個別の機器によって寿命は異なる場合が発生する。
そこで、特許文献2や特許文献3などによって、蛍光灯などの照明灯の点灯時間や点灯回数に基づいて照明灯の寿命を判定する技術が既に提案されているところである。
また、特許文献4には、照明灯の明るさを検知して、その明るさに基づいて寿命を予測する技術が開示されている。
特許第3735673号公報(「特許請求の範囲」及び段落番号「0014」〜「0015」参照) 特開平10−148895号公報 特開平8−152862号公報 特開平8−69883号公報
さて、MERSを使用して、蛍光管などの放電管および安定器などから構成される照明灯を調光する照明灯制御装置は、上記の通り、設定される調光量に応じてゲート位相角を調整することで、電源電圧を調整し、調整された電圧を所望の負荷電圧として、安定器を介して放電管に印加し、これにより、照明灯の照度が調整されるように構成されている。
つまり、MERSを使用した照明灯制御装置では、照度の調整に伴い、安定器や放電管などから構成される照明灯に印加される負荷電圧が変動することになり、負荷電圧の大きさが変わると、放電管や安定器などの周辺機器に対する電気的な負荷や周囲温度も変化することになってしまう。
このように放電管や安定器などの周辺機器に対して電気的な負荷や周囲温度が変化するような場合には、一般に、これらの周辺機器の寿命にも少なからず影響を与えることになる。
よって、MERSを使用して、蛍光灯などの照明灯を調光するように構成された照明灯制御装置では、ユーザによって設定される調光量によって負荷電圧が変動するため、放電管や安定器などの周辺機器の寿命にも少なからず影響を与える。そのため、ユーザが、周辺機器の寿命を感知して、周辺機器の適切な交換時期を予測することをより困難になる。
そこで、本発明は、MERSを使用して、蛍光灯などの照明灯を調光する照明灯制御装置において、たとえ負荷電圧が変動し、放電管や安定器などの周辺機器の寿命がユーザ等により設定された寿命に対して変動したとしても、これを的確に検出(把握)するようにして、これらの周辺機器の適切な交換時期をユーザに知らせる構成を有する照明灯制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明灯制御装置は、少なくとも1個の放電管と、当該放電管に供給される電力を制御する安定器とを備える照明灯及び交流電源間に接続され、前記交流電源の電源電圧を調整して、前記照明灯を点灯するための負荷電圧として出力する磁気エネルギー回生スイッチと、前記照明灯の調光量を設定する調光量設定手段と、前記調光量設定手段によって設定された調光量に応じた負荷電力が前記磁気エネルギー回生スイッチから出力されるように、前記磁気エネルギー回生スイッチの駆動を制御する制御手段と、前記照明灯に対する負荷電圧に少なくとも基づいて前記安定器の交換時期を算出する交換時期算出手段と、算出された前記安定器の交換時期を外部に通知する交換時期通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、交換時期算出手段が、照明灯に対する負荷電圧に少なくとも基づいて安定器の交換時期を算出し、交換時期通知手段が算出された交換時期を外部に通知するようにしたので、調光量に応じて負荷電力が変動しても、ユーザはメーカ等の設定した交換時期に影響されることなく当該使用環境に適合した安定器の交換時期を的確に検出(把握)することができる。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様では、照明灯制御装置は、さらに、前記照明灯に対する負荷電圧と前記安定器の使用可能期間との関係が、所定期間あたりの前記照明灯の点灯時間に応じて示されたマップを記憶する記憶手段を備え、前記交換時期算出手段は、所定期間における前記照明灯の点灯時間と、前記照明灯に対する負荷電圧とを所定期間ごとに測定し、前記マップを参照することで、測定された前記照明灯の点灯時間と負荷電圧とに対応する前記安定器の使用可能期間を所定期間ごとに求め、求められた各使用可能期間と、前記安定器の使用開始時点からの経過期間とに基づいて前記安定器の交換時期を算出する、ことを特徴とする。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様によれば、交換時期算出手段が、照明灯に対する負荷電圧と安定器の使用可能期間との関係を、所定期間あたりの照明灯の点灯時間ごとに示したマップを参照することで、測定された照明灯の点灯時間と負荷電圧とに対応する安定器の使用可能期間を所定期間ごとに求め、求められた各使用可能期間と、安定器の使用開始時点からの経過期間とに基づいて安定器の交換時期を算出する。よって、照明灯に対する負荷電圧のほかに所定期間あたりの照明灯の点灯時間も考慮して、安定器の交換時期が算出されるため、より精度よく安定器の交換時期を算出することができる。
本発明に係る照明灯制御装置は、少なくとも1個の放電管と、当該放電管に供給される電力を制御する安定器とを備える照明灯及び交流電源間に接続され、前記交流電源の電源電圧を調整して、前記照明灯を点灯するための負荷電圧として出力する磁気エネルギー回生スイッチと、前記照明灯の調光量を設定する調光量設定手段と、前記調光量設定手段によって設定された調光量に応じた負荷電力が前記磁気エネルギー回生スイッチから出力されるように、前記磁気エネルギー回生スイッチの駆動を制御する制御手段と、前記照明灯の近傍に設けられ前記照明灯の周囲温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段により検知された前記照明灯の周囲温度に少なくとも基づいて前記安定器の交換時期を算出する交換時期算出手段と、算出された前記安定器の交換時期を外部に通知する交換時期通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る照明灯制御装置によれば、交換時期算出手段が、温度検知手段により検知された照明灯の周囲温度に少なくとも基づいて安定器の交換時期を算出し、交換時期通知手段が、算出された安定器の交換時期を外部に通知するようにしたので、調光量に応じて負荷電力が変動しても、ユーザは容易に安定器の交換時期を把握することができる。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様では、照明灯制御装置は、さらに、前記照明灯の周囲温度と前記安定器の使用可能期間との関係が、所定期間あたりの前記照明灯の点灯時間に応じて示されたマップを記憶する記憶手段を備え、前記交換時期算出手段は、所定期間における前記照明灯の点灯時間と、前記照明灯の周囲温度とを所定期間ごとに測定し、前記マップを参照することで、測定された前記照明灯の点灯時間と周囲温度とに対応する前記安定器の使用可能期間を所定期間ごとに求め、求められた各使用可能期間と、前記安定器の使用開始時点からの経過期間とに基づいて前記安定器の交換時期を算出することを特徴とする。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様によれば、交換時期算出手段は、照明灯の周囲温度と安定器の使用可能期間との関係を、所定期間あたりの照明灯の点灯時間ごとに示したマップを参照することで、測定された照明灯の点灯時間と周囲温度とに対応する安定器の使用可能期間を所定期間ごとに求め、求められた各使用可能期間と、安定器の使用開始時点からの期間とに基づいて安定器の交換時期を算出する。よって、よって、照明灯の周囲温度のほかに所定期間あたりの照明灯の点灯時間も考慮して、安定器の交換時期が算出されるため、より精度よく安定器の交換時期を算出することができる。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様では、放電管の点灯回数および放電管の点灯時間に基づいて、放電管の交換時期を算出し、算出された交換時期を外部に通知する放電管交換時期通知部を、備えることを特徴とする。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様によれば、放電管交換時期通知部が放電管の点灯回数および放電管の点灯時間に基づいて、放電管の交換時期を算出し、算出された交換時期を外部に通知するようにしたので、調光量に応じて負荷電力が変動しても、ユーザは容易に放電管の交換時期を把握することができる。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様によれば、放電管の照度を測定する照度測定手段と、測定された照度が所定の閾値未満となった時点で、前記放電管が交換時期に達したと判定して、その旨を外部に通知する放電管交換時期通知部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る照明灯制御装置の1つの態様によれば、放電管交換時期通知部が測定された照度が所定の閾値未満となった時点で、蛍光灯が交換時期に達したと判定して、その旨を外部に通知するようにしたので、調光量に応じて負荷電力が変動しても、ユーザは容易に放電管の交換時期を把握することができる。
本発明によれば、MERSを使用して、照明灯を調光する照明灯制御装置において、安定器や放電管の交換時期が通知されるため、調光量に応じて負荷電力が変動しても、ユーザはメーカ等により設定された交換時期に影響されることなく当該使用環境に適合した安定器或いは放電管の交換時期を的確に検出(把握)することができる。
以下、図面に基づき本発明の照明灯制御装置に関わる実施の形態を示す蛍光灯システムについて説明する。図1は本実施の形態を示す蛍光灯システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す蛍光灯システム1は、例えば蛍光灯等の誘導性負荷に相当する蛍光灯2と、電源電圧Vを供給する交流電源3と、蛍光灯2及び交流電源3間に直列接続され、交流電源3の電源電圧Vから蛍光灯2へ印加する負荷電圧Vloadを調整出力するMERS4と、蛍光灯2のON/OFFは勿論のこと、蛍光灯2の調光量を設定する調光量設定部5と、交流電源3の電源電圧Vを検出する電源電圧検出部6と、蛍光灯2への負荷電圧Vloadを検出する負荷電圧検出部7と、蛍光灯2への負荷電流を検出する負荷電流検出部8と、MERS4内部のコンデンサ電圧を検出するコンデンサ電圧検出部9と、蛍光灯2の現在調光量を測定する調光量測定部10と、交流電源3及びMERS4間の位相を検出すると共に、蛍光灯2及びMERS4間の位相を検出する位相検出部11と、様々な情報を表示する情報表示部12と、MERS4を駆動制御すると共に、蛍光灯システム1全体を制御する制御装置13と、蛍光灯2の電源ON/OFFを設定する電源ON/OFF設定部14とを有している。また、蛍光灯システム1は、交流電源3及びMERS4間の接続をON/OFFする第1SW31と、MERS4を経由することなく、交流電源3及び蛍光灯2間の迂回接続をON/OFFする第2SW32とを備え、制御装置13は、第1SW31及び第2SW32をON/OFF駆動制御する。
MERS4は、スイッチOFF時の導通方向が相互に逆向きに直列接続した第1MOSFET(以下、単に第1MOSと称する)21A及び第4MOSFET(以下、単に第4MOSと称する)24A、スイッチOFF時の導通方向が相互に逆向きに直列接続した第2MOSFET(以下、単に第2MOSと称する)22A及び第3MOSFET(第3MOSと称する)23Aで構成するブリッジ回路20と、第1MOS21A及び第4MOS24A間の中点にある端子a及び、第2MOS22A及び第3MOS23A間の中点にある端子bを接続し、各MOS21A、22A、23A及び24AのON/OFFタイミング(スイッチ切替タイミング)に応じて充放電を繰り返すコンデンサ25と、交流電源3に接続する接続端子26と、蛍光灯2に接続する接続端子27とを有している。
また、各MOS21A,22A,23A及び24Aには、ダイオードを並列に接続し、第1MOS21Aには第1ダイオード21B、第2MOS22Aには第2ダイオード22B、第3MOS23Aには第3ダイオード23B、第4MOS24Aには第4ダイオード24Bを並列接続している。
また、制御装置13は、交流電源3の電源電圧Vの零クロスポイント及び、この零クロスポイントを基準にした時間差に相当するゲート位相角αに基づくスイッチ切替タイミングに応じて、ブリッジ回路20を構成する各MOS21A,22A,23A及び24Aの内、対角線上に位置する第1MOS21A及び第3MOS23Aを同時にON(又はOFF)動作すると共に、第2MOS22A及び第4MOS24Aを同時にOFF(又はON)動作すべく、MERS4を駆動制御するものである。その結果、一方の第1MOS21A及び第3MOS23Aが同時にONした場合、他方の第2MOS22A及び第4MOS24Aが同時にOFFするのに対し、一方の第1MOS21A及び第3MOS23Aが同時にOFFした場合、他方の第2MOS22A及び第4MOS24Aが同時にONし、交互にON/OFFするものである。尚、第1MOS21A、第2MOS22A、第3MOS23A及び第4MOS24Aは、設定に応じて同時にOFFする期間(デッドタイム)や、同時にONする期間を設けるようにしても良い。
また、制御装置13は、MERS4内の第1MOS21A、第2MOS22A、第3MOS23A及び第4MOS24AのゲートG1,G2,G3及びG4をON/OFF制御するゲート駆動信号を出力するゲート位相制御部41を備え、ゲート位相制御部41は、調光量設定部5で設定した調光量に相当する負荷電圧VloadをMERS4で調整出力させるべく、同調光量に相当する負荷電圧Vloadに対応したゲート位相角αを算出し、この算出したゲート位相角αを設定したゲート駆動信号を出力するものである。
また、MERS4は、ゲート駆動信号に応じて、同ゲート駆動信号に含むゲート位相角αに基づき、第1MOS21A、第2MOS22A,第3MOS23A及び第4MOS24AをON/OFF駆動制御し、これら各MOS21A、22A、23A及び24AのON/OFF駆動に応じて、蛍光灯2へ印加する負荷電圧Vloadを交流電源3の電源電圧Vから調整出力し、蛍光灯2は、負荷電圧Vloadに応じた調光量で点灯するものである。尚、当然ながら、MERS4は、負荷電圧Vloadの調整に応じて負荷電力を調整し、同負荷電力の調整に応じて調光量を調整するものである。
また、調光量設定部5は、電源ON/OFF設定部14にて電源ON設定中に、例えば調光量100%、すなわち定格電圧1.0相当の通常点灯から調光量約70%、すなわち定格電圧0.7相当の範囲内で所定調光量相当の定格電圧の割合を設定するものである。
また、調光量測定部10は、蛍光灯2の現在調光量、例えば蛍光灯2の明るさを直接測定する光センサに相当するものである。尚、調光量測定部10としては、光センサを使用せず、例えばMERS4の入力電力や出力電力を測定し、この測定結果から逆算して間接的に蛍光灯2の現在調光量を測定するようにしても良いことは言うまでもない。
また、制御装置13は、調光量測定部10を通じて蛍光灯2の現在調光量を測定し、現在調光量が設定調光量となるように、MERS4を駆動制御するものである。
また、位相検出部11は、交流電源3の電源電圧Vの位相を検出し、この電源電圧Vの位相を位相情報としてゲート位相制御部41に通知するものである。
ゲート位相制御部41は、位相検出部11からの電源電圧Vの位相情報に基づき、ゲート駆動信号をMERS4の各MOS21A,22A,23A及び24A側のゲートG1,G2,G3及びG4に供給し、その結果、ゲート駆動信号ONに応じてMOSのゲートをON作動することでソース及びドレイン間の接続をスイッチONすると共に、ゲート駆動信号OFFに応じてMOSのゲートをOFF作動することでソース及びドレイン間の接続をスイッチOFFするものである。
各MOS21A,22A,23A及び24Aは、ゲート駆動信号ONに応じてソース及びドレイン間の接続をスイッチONした場合、電流Iを両方向に導通可能とするのに対し、ゲート駆動信号OFFに応じてソース及びドレイン間の接続をスイッチOFFした場合、ダイオード21B,22B,23B,24Bを通じて電流Iをダイオード順方向の一方向にのみ導通可能とするものである。
また、MERS4は、第1MOS21A及び第3MOS23Aへのゲート駆動信号ONに応じて第1MOS21A及び第3MOS23A側のソース及びドレイン間の接続をスイッチONすると同時に、第2MOS22A及び第4MOS24Aへのゲート駆動信号OFFに応じて第2MOS22A及び第4MOS24A側のソース及びドレイン間の接続をスイッチOFFするものである。
また、同様に、MERS4は、第2MOS22A及び第4MOS24Aへのゲート駆動信号ONに応じて第2MOS22A及び第4MOS24A側のソース及びドレイン間の接続をスイッチONすると同時に、第1MOS21A及び第3MOS23Aへのゲート駆動信号OFFに応じて第1MOS21A及び第3MOS23A側のソース及びドレイン間の接続をスイッチOFFするものである。
つまり、第1MOS21A及び第3MOS23Aは同一方向のスイッチ極性、第2MOS22A及び第4MOS24Aは同一方向のスイッチ極性を備え、第1MOS21A及び第3MOS23Aのスイッチ極性は、第2MOS22A及び第4MOS24Aのスイッチ極性と逆方向となる。
では、まず、MERS4の基本原理について説明する。図2は交流電源3の電源電圧VとMERS4を駆動制御するゲート駆動信号との関係を端的に示すタイミング説明図である。
図2(a)は交流電源3が供給する電源電圧Vの時間的な変化を示し、電源電圧Vは、定格電圧の正電圧+Va及び定格電圧の負電圧−Vaを1周期Tとした正弦波である。尚、説明の便宜上、負電圧から正電圧へ移行する零クロスポイント(周期“0”)のタイミングを“t2”、次の正電圧から負電圧へ移行する零クロスポイント(周期“T/2”=180°)のタイミングを“t4”、更に次の負電圧から正電圧へ再び移行する零クロスポイント(周期“T”=360°)のタイミングを“t7”とする。
図2(b)及び(c)はゲート位相角αに応じた第1MOS21A、第2MOS22A、第3MOS23A及び第4MOS24Aへのゲート駆動信号を端的に示すタイミング説明図である。尚、図2(a)乃至図2(c)は同一時間軸に相当するものである。
図2(b)はゲート位相角αを0°<α≦90°に設定した場合のゲート駆動信号を端的に示し、第1MOS21A及び第3MOS23AをOFFからONするゲート駆動信号のタイミングを、電源電圧Vの零クロスポイント(周期“0”)のタイミング“t2”を基準に、同タイミング“t2”からαだけ位相を進めたタイミング“t1”とした場合、同タイミング“t1”から電源電圧Vの半周期T/2後のタイミング“t3”を、第1MOS21A及び第3MOS23AをONからOFFするゲート駆動信号のタイミングとするものである。尚、第2MOS22A及び第4MOS24Aのスイッチング位相は、第1MOS21A及び第3MOS23Aとは逆相となるため、タイミング“t1”では第2MOS22A及び第4MOS24AをONからOFFするタイミングに相当し、タイミング“t3”では第2MOS22A及び第4MOS24AをOFFからONするタイミングに相当するものである。
また、図2(c)はゲート位相角αを90°<α<180°に設定した場合のゲート駆動信号を端的に示し、第1MOS21A及び第3MOS23AをOFFからONするゲート駆動信号のタイミングを、電源電圧Vの零クロスポイント(周期“0”)のタイミング“t2”を基準に、同タイミング“t2”からαだけ位相を進めたタイミング“t0”とした場合、同タイミング“t0”から電源電圧Vの半周期T/2後のタイミング“t2y”を、第1MOS21A及び第3MOS23AをONからOFFするゲート駆動信号のタイミングとするものである。尚、タイミング“t0”では第2MOS22A及び第4MOS24AをONからOFFするタイミングに相当し、タイミング“t2y”では第2MOS22A及び第4MOS24AをOFFからONするタイミングに相当するものである。
また、図示せぬが、ゲート位相角αをα=180°に設定した場合、電源電圧Vが正電圧の場合、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち第2MOS22A及び第4MOS24AがON、電源電圧Vが負電圧の場合、第1MOS21A及び第3MOS23AがON、すなわち第2MOS22A及び第4MOS24AがOFFである。
また、同様に図示せぬが、ゲート位相角αをα=0°に設定した場合、電源電圧V及びゲート駆動信号は同期し、電源電圧Vが正電圧の場合、第1MOS21A及び第3MOS23AがON、すなわち第2MOS22A及び第4MOS24AがOFF、また、電源電圧Vが負電圧の場合、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち第2MOS22A及び第4MOS24AがONである。
図3はゲート位相角αを(α=0°)に設定した場合に関わるMERS4の内部動作を端的に示す説明図である。
MERS4は、交流電源3の電源電圧Vが正電圧の場合、図3(a)に示すように、第1MOS21A及び第3MOS23AがONで導通状態、第2MOS22A及び第4MOS24AがOFF、すなわち第2ダイオード22B及び第4ダイオード24Bが順方向で導通状態となるため、コンデンサ25の両端が短絡状態となる。その結果、電源電圧Vは、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
また、MERS4は、交流電源3の電源電圧Vが負電圧の場合、図3(b)に示すように、第2MOS22A及び第4MOS24AがONで導通状態、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bが順方向で導通状態となるため、コンデンサ25の両端が短絡状態となる。その結果、電源電圧Vは、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
つまり、MERS4は、ゲート位相角をα=0°に設定した場合、電源電圧Vが、そのまま、蛍光灯2に対する負荷電圧Vloadとなるため、交流電源3及び蛍光灯2間にMERS4を配置しない場合と同じである。
次にゲート位相角αを0°<α≦90°に設定した場合のMERS4の内部動作について説明する。図4はゲート位相角(0°<α≦90°)に設定した場合の電源電圧V、ゲート駆動信号、コンデンサ電圧Vc及び負荷電圧Vload(点線)の関係を端的に示す説明図、図5乃至図6はゲート位相角(0°<α≦90°)に設定した場合に関わるMERS4の内部動作を端的に示す説明図である。
MERS4は、図4に示すように、ゲート位相角αに設定したゲート駆動信号に応じて第1MOS21A及び第3MOS23Aと、第2MOS22A及び第4MOS24Aとを交互にON/OFF駆動するものである。
タイミング“t1”直前においてMERS4は、電源電圧Vが負電圧のため、図5(a)に示すように、第2MOS22A及び第4MOS24AがONで導通状態、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bが順方向で導通状態となるため、コンデンサ25の両端が短絡状態となる。その結果、第1ダイオード21B→第4MOS24A、第2MOS22A→第3ダイオード23Bの電流経路で、コンデンサ25のコンデンサ電圧Vcは0Vを保持、電源電圧Vが、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
次にMERS4は、電源電圧Vが負電圧のまま、タイミング“t1”に到達すると、図5(b)に示すように、第1MOS21A及び第3MOS23AがONで導通状態、第2MOS22A及び第4MOS24AがOFF、すなわち、第2MOS22A、第2ダイオード22B、第4MOS24A及び第4ダイオード24Bの電流経路は遮断状態となる。尚、第1MOS21A及び第3MOS23Aは、OFFからON駆動するに際し、第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bが導通状態であるため、スイッチング損失が生じることなく、零電圧スイッチングを実現している。
その結果、タイミング“t1”〜“t2”の最初の期間においてMERS4は、第1MOS21A→コンデンサ25→第3MOS23Aの経路で電流が流れて、コンデンサ25の充電動作を開始し、コンデンサ電圧Vcは上昇することになる。
更に負荷電圧Vloadは、図4に示すように、電源電圧Vに90°までの進み位相でコンデンサ電圧Vcが重畳されることになるため、負荷電圧Vloadの負電圧の減少は更に加速され、電源電圧Vの周期0°に到達するタイミング“t2”前、すなわち、電源電圧Vが負電圧であるにもかかわらず、負荷電圧Vloadは正電圧に反転することになる。
その結果、MERS4内の負荷電流は徐々に減少して電流の向きが反転して(図5(b)内の点線電流方向参照)、コンデンサ25の放電を開始し、コンデンサ電圧Vcは、第3MOS23A→コンデンサ25→第1MOS21Aの電流経由で放電することになる。
次にMERS4は、タイミング“t2”に到達して、電源電圧Vが正電圧に反転した場合、図5(c)に示すように、第3MOS23A→コンデンサ25→第1MOS21Aの経路でコンデンサ25の放電を継続することになる。
更にMERS4は、タイミング“t2x”に到達すると、放電中のコンデンサ25のコンデンサ電圧Vcが0Vとなるため、図6(a)に示すように、OFF中の第2MOS22A及び第4MOS24A側の第2ダイオード22B及び第4ダイオード24Bは順方向で導通状態となり、コンデンサ25の両端が短絡状態となるため、タイミング“t2x”〜“t3”の期間では、第4ダイオード24B→第1MOS21A、第3MOS23A→第2ダイオード22Bの電流経路で、電源電圧Vは、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
次にMERS4は、電源電圧Vが正電圧のまま、タイミング“t3”に到達すると、図6(b)に示すように、第2MOS22A及び第4MOS24AがONで導通状態、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち、第1MOS21A、第1ダイオード21B、第3MOS23A及び第3ダイオード23Bの電流経路は遮断状態となる。尚、第2MOS22A及び第4MOS24Aは、OFFからON駆動するに際し、第2ダイオード22B及び第4ダイオード24Bが導通状態であるため、スイッチング損失が生じることなく、零電圧スイッチングを実現している。
その結果、タイミング“t3”〜“t4”の最初の期間においてMERS4は、第4MOS24A→コンデンサ25→第2MOS22Aの経路で電流が流れて、コンデンサ25の充電動作を開始し、コンデンサ電圧Vcは上昇することになる。
更に負荷電圧Vloadは、電源電圧Vに90°までの進み位相でコンデンサ電圧Vcが重畳されることになるため、負荷電圧Vloadの正電圧の減少は更に加速し、電源電圧Vの周期180°に到達するタイミング“t4”前、すなわち、電源電圧Vが正電圧であるにもかかわらず、負荷電圧Vloadは、負電圧に反転することになる。
その結果、MERS4内の負荷電流は徐々に減少して電流の向きが反転して(図6(b)内の点線矢印参照)、コンデンサ25の放電を開始し、コンデンサ電圧Vcは、第2MOS22A→コンデンサ25→第4MOS24Aの経由で放電することになる。
次にMERS4は、タイミング“t4”に到達して、電源電圧Vが負電圧に反転した場合、図6(c)に示すように、第2MOS22A→コンデンサ25→第4MOS24Aの経路でコンデンサ25の放電を継続することになる。
更にMERS4は、タイミング“t4x”に到達すると、放電中のコンデンサ25のコンデンサ電圧Vcが0Vとなるため、図5(a)に示すように、OFF中の第1MOS21A及び第3MOS23A側の第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bは順方向で導通状態となり、コンデンサ25の両端が短絡状態となるため、タイミング“t4x”〜“t6”の期間では、第1ダイオード21B→第4MOS24A、第2MOS22A→第3ダイオード23Bの電流経路で、電源電圧Vは、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
そして、MERS4は、タイミング“t6”以降、前述したタイミング“t1”〜“t6”の処理動作を繰り返し継続することになる。
従って、MERS4は、ゲート位相角を0°<α≦90°に設定した場合、誘導性負荷の蛍光灯2による遅れ力率に対してコンデンサ電圧Vcを進み位相で電源電圧Vに重畳することになるため、ゲート位相角αを進めるに連れて力率が改善され、負荷電圧Vload(Vload=V+Vc)が上昇し、その結果、負荷電力も上昇することになる。
尚、MERS4内のコンデンサ25の容量及びゲート位相角αのタイミングに応じてコンデンサ25の充電から放電に反転するタイミングは異なる場合があることは言うまでもなく、さらに、コンデンサ25の容量を大きくした場合、コンデンサ25のコンデンサ電圧Vcが0Vにはならない動作もあり得ることは言うまでもない。
次にゲート位相角αを90°<α<180°に設定した場合のMERS4の内部動作について説明する。図7はゲート位相角(90°<α<180°)に設定した場合の電源電圧V、ゲート駆動信号、コンデンサ電圧Vc及び負荷電圧Vload(点線)の関係を端的に示す説明図、図8乃至図10はゲート位相角(90°<α<180°)に設定した場合に関わるMERS4の内部動作を端的に示す説明図である。
MERS4は、図7に示すように、ゲート位相角αに設定したゲート駆動信号に応じて第1MOS21A及び第3MOS23Aと、第2MOS22A及び第4MOS24Aとを交互にON/OFF駆動するものである。
タイミング“t0”直前においてMERS4は、電源電圧Vが負電圧のため、図8(a)に示すように、第2MOS22A及び第4MOS24AがONで導通状態、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bが順方向で導通状態となるため、コンデンサ25の両端が短絡状態となる。その結果、第1ダイオード21B→第4MOS24A、第2MOS22A→第3ダイオード23Bの電流経路で、コンデンサ25のコンデンサ電圧Vcは0Vを保持、電源電圧Vが、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
次にMERS4は、電源電圧Vが負電圧のまま、タイミング“t0”に到達すると、図8(b)に示すように、第1MOS21A及び第3MOS23AがONで導通状態、第2MOS22A及び第4MOS24AがOFF、すなわち、第2MOS22A、第2ダイオード22B、第4MOS24A及び第4ダイオード24Bの電流経路は遮断状態となる。尚、第1MOS21A及び第3MOS23Aは、OFFからON駆動するに際し、第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bが導通状態であるため、スイッチング損失が生じることなく、零電圧スイッチングを実現している。
その結果、タイミング“t0”〜“t1x”の最初の期間においてMERS4は、第1MOS21A→コンデンサ25→第3MOS23Aの経路で電流が流れて、コンデンサ25の充電動作を開始し、コンデンサ電圧Vcは上昇することになる。
更に負荷電圧Vloadは、電源電圧Vに90°を超えて進み位相でコンデンサ電圧Vcが重畳されることになるため、図7に示すように、電源電圧Vがピークの負電圧になる前に、逆電圧方向でコンデンサ電圧Vcが重畳されることになるため、負荷電圧Vloadは電源電圧Vに比較して減少する。その結果、タイミング“t0”〜“t1x”間では、電源電圧Vが負電圧であるにもかかわらず、負荷電圧Vloadは負電圧から正電圧に反転することになる。
その結果、MERS4内のコンデンサ25に流れる負荷電流の向きが反転して(図8(b)内の点線電流方向参照)、コンデンサ25の放電を開始し、コンデンサ電圧Vcは、第3MOS23A→コンデンサ25→第1MOS21Aの電流経路で放電することになる。
次にMERS4は、タイミング“t1x”に到達すると、コンデンサ25のコンデンサ電圧Vcが0V、さらに、タイミング“t2”に到達すると、電源電圧Vが正電圧に反転することになる。尚、これらタイミング“t1x”〜タイミング“t2”の期間は、電源電圧Vの位相が0Vに近く、しかも、コンデンサ電圧Vcが0Vとなるため、負荷電圧Vloadは、電源電圧Vのピーク値に比較して0Vに近い電圧となる。図7に示す波形例では電源電圧Vが正電圧に反転するタイミング“t2”の前にコンデンサ電圧Vcが0Vとなるものである。
また、MERS4は、タイミング“t1x”に到達すると、コンデンサ25の放電継続に応じてコンデンサ電圧Vcが0Vとなるため、図8(c)に示すように、OFF中の第2MOS22A及び第4MOS24A側の第2ダイオード22B及び第4ダイオード24Bが順方向で導通状態となり、コンデンサ25の両端が短絡状態となるため、タイミング“t1x”〜“t2”の期間では、第4ダイオード21B→第1MOS21A、第3MOS23A→第2ダイオード22Bの電流経路で、電源電圧Vは、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
次にMERS4は、タイミング“t2”に到達して、電源電圧Vが正電圧に反転すると、図9(a)に示すように、第2ダイオード22B及び第4ダイオード24Bは順方向で導通状態となり、コンデンサ25の両端が短絡状態となるため、タイミング“t2”〜“t2y”の期間では、第4ダイオード24B→第1MOS21A、第3MOS23A→第2ダイオード22Bの電流経路で、電源電圧Vは、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
次にMERS4は、電源電圧Vが正電圧のまま、タイミング“t2y”に到達すると、図9(b)に示すように、第2MOS22A及び第4MOS24AがONで導通状態、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち、第1MOS21A、第1ダイオード21B、第3MOS23A及び第3ダイオード23Bの電流経路は遮断状態となる。尚、第2MOS22A及び第4MOS24Aは、OFFからON駆動するに際し、第2ダイオード22B及び第4ダイオード24Bが導通状態であるため、スイッチング損失が生じることなく、零電圧スイッチングを実現している。
その結果、タイミング“t2y”〜“t3x”の最初の期間においてMERS4は、第4MOS24A→コンデンサ25→第2MOS22Aの経路で電流が流れて、コンデンサ25の充電動作を開始し、コンデンサ電圧Vcは上昇することになる。
更に負荷電圧Vloadは、電源電圧Vに90°を超えて進み位相でコンデンサ電圧Vcが重畳されることになるため、図7に示すように、電源電圧Vがピークの正電圧になる前に、逆電圧方向でコンデンサ電圧Vcが重畳されることになるため、負荷電圧Vloadは電源電圧Vに比較して減少する。その結果、タイミング“t2y”〜“t3x”間では、電源電圧Vが正電圧であるにもかかわらず、負荷電圧Vloadは正電圧から負電圧に反転することになる。
その結果、MERS4内のコンデンサ25に流れる負荷電流の向きが反転して(図9(b)内の点線電流方向参照)、コンデンサ25の放電を開始し、コンデンサ電圧Vcは、第2MOS22A→コンデンサ25→第4MOS24Aの電流経路で放電することになる。
次にMERS4は、タイミング“t3x”に到達すると、コンデンサ25のコンデンサ電圧Vcが0V、さらに、タイミング“t4”に到達すると、電源電圧Vが負電圧に反転することになる。尚、これらタイミング“t3x”〜タイミング“t4”の期間は、電源電圧Vの位相が0Vに近く、しかも、コンデンサ電圧Vcが0Vとなるため、負荷電圧Vloadは、電源電圧Vのピーク値に比較して0Vに近い電圧となる。図7に示す波形例では電源電圧Vが負電圧に反転するタイミング“t4”の前にコンデンサ電圧Vcが0Vとなるものである。
MERS4は、タイミング“t3x”に到達すると、コンデンサ25の放電継続に応じてコンデンサ電圧Vcが0Vとなるため、図9(c)に示すように、OFF中の第1MOS21A及び第3MOS23A側の第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bが順方向で導通状態となり、コンデンサ25の両端が短絡状態となるため、タイミング“t3x”〜“t4”の期間では、第1ダイオード21B→第4MOS24A、第2MOS22A→第3ダイオード23Bの電流経路で、電源電圧Vは、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
更にMERS24は、タイミング“t4”に到達すると、電源電圧Vが負電圧に反転し、図10に示すように、第2MOS22A及び第4MOS24AがONで導通状態、第1MOS21A及び第3MOS23AがOFF、すなわち第1ダイオード21B及び第3ダイオード23Bが順方向で導通状態となるため、コンデンサ25の両端が短絡状態となる。その結果、第1ダイオード21B→第4MOS24A、第2MOS22A→第3ダイオード23Bの電流経路で、コンデンサ25のコンデンサ電圧Vcは0Vを保持、電源電圧Vが、そのまま、負荷電圧Vloadとなる。
つまり、MERS4は、タイミング“t4”以降、前述したタイミング“t0”〜“t4”の処理動作を繰り返し継続することになる。
従って、MERS4は、ゲート位相角を90°<α<180°に設定した場合、誘導性負荷の蛍光灯2に対してコンデンサ電圧Vcを更に90°を超えた進み位相で電源電圧Vに、コンデンサ電圧Vcを逆電圧方向に重畳することになるため、ゲート位相角αを進めるに連れて力率が低下し、負荷電圧Vload(Vload=V−Vc)が減少し、その結果、負荷電力も減少することになる。
尚、ここまで、ゲート位相角αを変化させた場合のMERS4の基本原理について説明してきたが、次に本実施の形態の主眼である安定器や蛍光管の交換時期の通知手順について説明する。まず、安定器の交換時期の通知手順について説明する。なお、本実施形態では、放電管の一例として蛍光管を用いる場合を説明する。しかし、蛍光管は一例に過ぎず、他の放電管、たとえば、水銀管、ネオン管などについても本実施形態に係るシステムは、適用可能である。
図11は、一般的なラピッド方式の蛍光灯2を端的に示す図である。図11は、1個の蛍光管を点灯させる1灯用の蛍光灯2の構成を示す。図11において、交流電源3から制御装置13を介して接続された蛍光灯2は、安定器2C及び1個の蛍光管2Dで構成される。安定器2Cは、いわゆる磁気安定器であり、図には示していないが、温度ヒューズ、インダクタ、抵抗、コンデンサなどで構成される。
このように構成された蛍光灯システム1において、安定器2Cは、一般に、負荷電圧が5%上昇すると、内部の温度が10度程度上昇し、寿命が2/3〜1/2程度に減る。逆に言えば、負荷電圧が5%減少すれば、安定器2Cの寿命が3/2〜2程度増加することが期待される。このように、負荷電圧の大きさによって、安定器2Cの寿命は変動する。
MERSを使用しない一般的な蛍光灯システムでは、通常、負荷電圧を調整することで、蛍光灯の照度を調整することはしていない。したがって、負荷電圧も安定しており、負荷電圧の大きさに応じて安定器2Cの寿命を予測することは比較的容易である。一方、MERSを使用した蛍光灯システム1では、上記の通り、ゲート位相角を調整することで、負荷電圧を調整し、蛍光灯1の照度を調整することができる。つまり、負荷電圧の変動により、安定器2Cの寿命が変動し、安定器2Cの適切な交換時期を予想が困難な場合がある。
そこで、本実施の形態では、制御装置13が、負荷電圧をパラメータとして、安定器2Cの寿命を予測し、ユーザに交換時期を通知する。
以下、制御装置13において安定器2Cの交換時期を予測する際に機能する各部について説明する。
点灯時間測定部42は、電源ON/OFF設定部14から出力される電源ON信号および電源OFF信号を検知して、予め定められた所定期間(例えば、一日)ごとに、所定期間あたりの蛍光灯2の点灯時間を算出する。
負荷電圧測定部43は、蛍光灯2に印可される負荷電圧Vloadを、負荷電圧検出部7を介して測定し、所定期間における平均負荷電圧を算出する。使用可能期間算出部44は、所定期間における点灯時間および平均負荷電圧に基づいて、安定器2Cの使用可能期間を求め、使用可能期間蓄積部45に所定期間ごとに登録する。
使用可能期間算出マップ記憶部46は、使用可能期間算出部44が所定期間における点灯時間および平均負荷電圧に基づいて、安定器2Cの使用可能期間を求める際に参照するマップを記憶する。図12に使用可能期間算出マップの一例を示す。安定器の使用可能期間は、所定期間における蛍光灯2の点灯時間によっても異なる。
そこで、使用可能期間算出マップには、蛍光灯2の点灯時間ごとに負荷電圧と使用可能期間との関係を示すグラフが示されている。使用可能期間算出部44は、図12に示すような使用可能期間算出マップ上で、点灯時間測定部42が測定した蛍光灯2の点灯時間に対応する負荷電圧と使用可能期間との関係を示すグラフを特定し、そのグラフから負荷電圧測定部43が算出した平均負荷電圧に対応する使用可能期間を求める。
交換時期算出部47は、使用可能期間に基づいて安定器2Cの交換時期を算出する。より具体的には、交換時期算出部47は、最初に電源をONした時点でタイマ48の計測を開始する。
そして、交換時期算出部47は、例えば、1ヶ月ごとに、タイマ48の値を参照することで、その時点における蛍光灯システム1の使用期間Tbを求める。
次いで、交換時期算出部47は、使用可能期間蓄積部45に登録された使用可能期間群に基づいて平均使用可能期間Taを求める。さらに、交換時期算出部47は、平均使用可能期間Taから使用期間Tbを減算することで、交換時期Tc(つまり、安定器2Cが使用できる残余期間)を求める。
なお、本実施の形態では、交換時期Tcを算出する場合に、負荷電圧や使用可能期間は、複数の値の平均値を用いている。しかし、例えば、負荷電圧や使用可能期間の正規分布を求め、そのピークの値を平均値の代わりに用いてもよい。
交換時期通知部49は、求められた交換時期Tcを情報表示部12に表示する。なお、交換時期Tcを情報表示部12に表示するタイミングは、任意のタイミングでよい。例えば、電源のONやOFF時にその都度表示してもよい。あるいは、算出された交換時期Tcが予め設定された時期(例えば、交換時期までの期間が残り1週間など)に達した段階で、表示してもよい。
以上、本実施の形態によれば、制御装置13が、負荷電圧の大きさを考慮して、安定器2Cの交換時期を求め、情報表示部12を介してユーザに通知する。よって、ユーザはメーカ等により設定された交換時期に影響されることなく当該使用環境に適合した安定器2Cの交換時期を的確に検出(把握)することができる。
なお、上記の説明では、安定器2Cの使用可能期間Taを、負荷電圧をパラメータとして求める例について説明した。しかし、安定器2Cの使用可能期間Taは、蛍光灯2の周囲温度に基づいて求めてもよい。この場合、蛍光灯システム1は、次のように構成する。すなわち、蛍光灯2の周囲温度を測定する温度センサを蛍光灯2の近傍に設け、制御装置13に、負荷電圧測定部43の代わりに、周囲温度測定部を設ける。また、使用可能期間算出部マップ記憶部46には、図12に示すマップの代わりに、図13に示すようなマップを記憶しておく。つまり、使用可能期間算出部マップ記憶部46は、周囲温度と使用可能期間との関係を示すグラフを、所定期間における蛍光灯2の点灯時間ごとに示したマップを記憶しておく。
ここで、周囲温度測定部は、蛍光灯2の近傍に設けられた温度センサを介して測定し、所定期間における平均周囲温度を算出する。そして、使用可能期間算出部44は、図13に示すような使用可能期間算出マップ上で、点灯時間測定部42が測定した蛍光灯2の点灯時間に対応する周囲温度と使用可能期間との関係を示すグラフを特定し、そのグラフから周囲温度測定部52が算出した平均周囲温度に対応する使用可能期間を求める。交換時期算出部47は、求められた使用可能期間に基づいて、負荷電圧をパラメータとした場合と同様に、安定器2Cの交換時期を求める。
以上、負荷電圧の代わりに蛍光灯2の周囲温度をパラメータとして、安定器2Cの交換時期を求め、ユーザに通知してもよい。
続いて、蛍光管2Dの交換時期の通知手順について説明する。図1に示すように、制御装置13は、蛍光管交換時期通知部50を備える。蛍光管交換時期通知部50は、まず、最初に電源をONする時に、調光量100%で蛍光灯2を点灯し、その時点の初期電源電圧Voを電源電圧検出部6を介して取得するとともに、その時点における初期負荷電流Ioを負荷電流検出部8を介して取得する。
ここで、調光量100%は、第1MOS21A、第2MOS22A、第3MOS23A及び第4MOS24Aを同時にONするか、第2SW32をONすることで実現すればよい。次いで、蛍光管交換時期通知部50は、初期電源電圧Voと初期負荷電流Ioとを乗算することで、初期電力Woを算出し、メモリ(図示せず)に保存しておく。
その後、蛍光管交換時期通知部50は、予め定められたタイミング、例えば電源をONするごとに、電源電圧Vおよび負荷電流Iを取得し、電力Wを求め、その電力Wが初期電力Woより予め定められた割合小さくなった時点(例えば蛍光管2Dが一般形蛍光灯であればJIS規格に基づいて70%未満となった時点)で、蛍光管2Dが交換時期に達したと判定する。
次いで、蛍光管交換時期通知部50は、情報表示部12を介して、ユーザに蛍光管2Dの交換時期であることを通知する。なお、蛍光管2Dがコンパクト形蛍光灯や高演色性蛍光灯の場合には、JIS規格に基づいて、電力Wが初期電力Woの60%未満となった時点で蛍光管2Dが交換時期に達したと判定すればよい。
また、蛍光管交換時期通知部50は、電力Wではなく、蛍光管2Dの照度より直接、交換時期を判定してもよい。この場合、蛍光管交換時期通知部50は、蛍光管2Dの照度を測定する光センサとして機能する調光量測定部10から、蛍光管2Dの照度を取得して、交換時期を判定する。
つまり、蛍光管交換時期通知部50は、まず、最初に電源をONする時に、調光量100%で蛍光灯2を点灯し、その時点の蛍光管2Dの照度を調光量測定部10介して初期照度Lo取得し、初期照度Loをメモリに記憶する。
その後、蛍光管交換時期通知部50は、電源をONするごとなどに、蛍光管2Dの照度Lを取得して、照度Lが初期照度Loより所定の割合(例えば、一般形蛍光灯であれば70%)未満となった時点で、蛍光管2Dが交換時期に達したと判定する。
さらに、蛍光管交換時期通知部50は、蛍光管2Cの点灯回数および蛍光管2Cの点灯時間に基づいて、蛍光管2Cの交換時期を算出し、通知してもよい。蛍光管は、一般に、1回点灯すると寿命が1時間短くなると言われている。
また、蛍光管の使用可能期間(寿命)は、メーカの規格などで予め定められており、例えば、10000時間である。
そこで、蛍光管交換時期通知部50は、使用可能期間Tlから、使用時間Tmを減算するとともに、一回の点灯あたり1時間ずつ減算することで、交換時期を算出することができる。つまり、次式より交換時期Tmを算出することができる。
交換時期Tm(時間)=使用可能期間Tl−点灯回数×1時間−使用時間Tm
また、蛍光管交換時期通知部50は、例えば、一日ごとに交換時期Tmを算出し、所定期間(例えば、15日間)記録しておく。そして、これらの記録データに基づいて、例えば最小自乗法などを用いて図14に示すような回帰直線Lを求め、その回帰直線により一日あたりの交換時期Tmの変化量(傾き)を求め、その変化量から蛍光管の交換すべき日を予測してもよい。例えば、図14に示すような回帰直線Lを用いる場合には、X軸の切片の値を蛍光管の交換すべき日と予測すればよい。
本発明は、MERSを使用して、蛍光灯などの照明灯を調光する照明灯制御装置において、安定器や放電管の交換時期が通知されるため、調光量に応じて負荷電力が変動しても、ユーザはメーカ等により設定された交換時期に影響されることなく当該使用環境に適合した安定器或いは放電管の交換時期を的確に検出(把握)することができるために、例えば蛍光灯等の照明灯及び交流電源間に接続され、前記交流電源の電源電圧を、前記照明灯を点灯するための所望の負荷電圧となるように調整して出力する磁気エネルギー回生スイッチ(以下、単にMERSと称する)と、所望の負荷電圧となるように前記電源電圧を調整させるべく、MERSの駆動を制御する制御装置とを備えた照明灯制御装置等に好適である。
本発明の照明灯制御装置に関わる実施の形態を示す蛍光灯システム内部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に関わる交流電源の電源電圧とMERSを制御するゲート駆動信号との関係を端的に示すタイミング説明図である。(a)電源電圧のタイミング説明図(b)ゲート位相角(0°<α≦90°)設定時のゲート駆動信号のタイミング説明図(c)ゲート位相角(90°<α<180°)設定時のゲート駆動信号のタイミング説明図 ゲート位相角(α=0°)設定時に関わるMERS内部の動作を端的に示す説明図である。 ゲート位相角(0°<α≦90°)設定時に関わる電源電圧、ゲート駆動信号、コンデンサ電圧及び負荷電圧との関係を端的に示す説明図である。 ゲート位相角(0°<α≦90°)設定時に関わるMERS内部の動作を端的に示す説明図である。 ゲート位相角(0°<α≦90°)設定時に関わるMERS内部の動作を端的に示す説明図である。 ゲート位相角(90°<α<180°)設定時に関わる電源電圧、ゲート駆動信号、コンデンサ電圧及び負荷電圧との関係を端的に示す説明図である。 ゲート位相角(90°<α<180°)設定時に関わるMERS内部の動作を端的に示す説明図である。 ゲート位相角(90°<α<180°)設定時に関わるMERS内部の動作を端的に示す説明図である。 ゲート位相角(90°<α<180°)設定時に関わるMERS内部の動作を端的に示す説明図である。 一般的なラピッド方式の蛍光灯を端的に示す図である。 所定期間における点灯時間および平均負荷電圧に基づいて安定器の使用可能期間を求める際に参照されるマップの一例を示す図である。 所定期間における点灯時間および周囲温度に基づいて安定器の使用可能期間を求める際に参照されるマップの一例を示す図である。 蛍光管の交換すべき日を予測する際に用いる回帰直線の一例を示す図である。
符号の説明
1 蛍光灯システム(照明灯制御装置)
2 照明灯
3 交流電源
4 MERS(磁気エネルギー回生スイッチ)
5 調光量設定部
6 電源電圧検出部
7 負荷電圧検出部
8 負荷電流検出部
9 コンデンサ電圧検出部
10 調光量測定部
11 位相検出部
12 情報表示部
13 制御装置
14 電源ON/OFF設定部
31 第1SW
32 第2SW(迂回接続手段)
41 ゲート位相制御部
42 点灯時間測定部
43 負荷電圧測定部
44 使用可能期間算出部
45 使用可能期間蓄積部
46 使用可能期間算出マップ記憶部
47 交換時期算出部
48 タイマ
49 交換時期通知部
50 蛍光管交換時期通知部





Claims (6)

  1. 少なくとも1個の放電管と、当該放電管に供給される電力を制御する安定器とを備える照明灯及び交流電源間に接続され、前記交流電源の電源電圧を調整して、前記照明灯を点灯するための負荷電圧として出力する磁気エネルギー回生スイッチと、
    前記照明灯の調光量を設定する調光量設定手段と、
    前記調光量設定手段によって設定された調光量に応じた負荷電力が前記磁気エネルギー回生スイッチから出力されるように、前記磁気エネルギー回生スイッチの駆動を制御する制御手段と、
    前記照明灯に対する負荷電圧に少なくとも基づいて前記安定器の交換時期を算出する交換時期算出手段と、
    算出された前記安定器の交換時期を外部に通知する交換時期通知手段と、
    を備えることを特徴とする照明灯制御装置。
  2. 請求項1に記載の照明灯制御装置は、さらに、
    前記照明灯に対する負荷電圧と前記安定器の使用可能期間との関係が、所定期間あたりの前記照明灯の点灯時間に応じて示されたマップを記憶する記憶手段を備え、
    前記交換時期算出手段は、
    所定期間における前記照明灯の点灯時間と、前記照明灯に対する負荷電圧とを所定期間ごとに測定し、前記マップを参照することで、測定された前記照明灯の点灯時間と負荷電圧とに対応する前記安定器の使用可能期間を所定期間ごとに求め、求められた各使用可能期間と、前記安定器の使用開始時点からの経過期間とに基づいて前記安定器の交換時期を算出する、
    ことを特徴とする照明灯制御装置。
  3. 少なくとも1個の放電管と、当該放電管に供給される電力を制御する安定器とを備える照明灯及び交流電源間に接続され、前記交流電源の電源電圧を調整して、前記照明灯を点灯するための負荷電圧として出力する磁気エネルギー回生スイッチと、
    前記照明灯の調光量を設定する調光量設定手段と、
    前記調光量設定手段によって設定された調光量に応じた負荷電力が前記磁気エネルギー回生スイッチから出力されるように、前記磁気エネルギー回生スイッチの駆動を制御する制御手段と、
    前記照明灯の近傍に設けられ前記照明灯の周囲温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段により検知された前記照明灯の周囲温度に少なくとも基づいて前記安定器の交換時期を算出する交換時期算出手段と、
    算出された前記安定器の交換時期を外部に通知する交換時期通知手段と、
    を備えることを特徴とする照明灯制御装置。
  4. 請求項3に記載の照明灯制御装置は、さらに、
    前記照明灯の周囲温度と前記安定器の使用可能期間との関係が、所定期間あたりの前記照明灯の点灯時間に応じて示されたマップを記憶する記憶手段を備え、
    前記交換時期算出手段は、
    所定期間における前記照明灯の点灯時間と、前記照明灯の周囲温度とを所定期間ごとに測定し、前記マップを参照することで、測定された前記照明灯の点灯時間と周囲温度とに対応する前記安定器の使用可能期間を所定期間ごとに求め、求められた各使用可能期間と、前記安定器の使用開始時点からの経過期間とに基づいて前記安定器の交換時期を算出する、
    ことを特徴とする照明灯制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の照明灯制御装置において、
    前記放電管の点灯回数および放電管の点灯時間に基づいて、放電管の交換時期を算出し、算出された交換時期を外部に通知する放電管交換時期通知手段を、
    備えることを特徴とする照明灯制御装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の照明灯制御装置において、
    前記放電管の照度を測定する照度測定手段と、
    測定された照度が所定の閾値未満となった時点で、前記放電管が交換時期に達したと判定して、その旨を外部に通知する放電管交換時期通知手段と、
    を備えることを特徴とする照明灯制御装置。



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