JP2009217982A - 分岐接続部の絶縁カバー - Google Patents

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政之 古川
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Abstract

【課題】気密性能及び防水性能を共に高め、作業員によるバラツキを無くし、電線の分岐接続箇所へ取り付ける作業性を向上する。
【解決手段】分岐接続部の絶縁カバー1は、電線3の分岐接続部5に被せる一対の2つ割りのカバー本体7と、このカバー本体7の内部に設けた外側粘着剤層9とこの外側粘着剤層9の内側に設け、かつ、前記分岐接続部5を覆う容積を有する内側粘着剤層11とからなる2層構造の粘着剤層と、で構成し、前記外側粘着剤層9の針入度を前記内側粘着剤層11の針入度よりも小さくしていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、絶縁電線・ケーブル等の電線の分岐接続部を雨水などによる浸水を防止する絶縁処理構造の絶縁カバーに関する。
絶縁電線・ケーブル等の電線の分岐接続部が雨水などにより浸水すると、応力腐食が生じるために断線という事態が起きるので、前記分岐接続部の防水処理が行われる。そのために、従来、分岐接続部では本線と分岐線の両方の絶縁被覆を剥離して露出した導体同士を分岐スリーブ等の金具で圧縮結合され、所謂、分岐接続部が形成される。この分岐接続部は2つ割りで一対をなす絶縁カバーで被され、防水コンパウンドで絶縁カバーの内部に雨水が浸入しないようにしている。
例えば、特許文献1では、絶縁カバーが弾性プラスチックからなり、この絶縁カバーにはその充填部形成壁で内部に形成された空間に連通する小さい孔を設け、この孔から前記空間にシーラントを充填することで、防水処理が行われる。
また、特許文献2では、絶縁カバーがプラスチックからなり、絶縁カバーの内部にはパテ状シール剤が充填される。パテ状シール剤は粘性が高いので、電線相互が上下ともに開放の状態で上下に隔離された場合には、電線相互間に空隙が生じ、この空隙が流動性のパテ状シール剤で経時的に充填されていくものである。
また、特許文献3では、絶縁カバーに該当する水密カバーはPE、ポリスチレン、PP、ABS等のプラスチックからなり、2つ割りに形成して中央折畳線で折り畳まれる構造であり、前記中央折畳線の両側に側壁部を有し、各側壁部の両端部内側面に粘着性防水層を設けることで、防水処理が施されている。粘着性防水層としては、ブチルゴム、エチレン−プロピレン−ターポリマー等のゴム類を主成分とする。また、少なくとも一方の側壁部にナイフガイド用溝を成形しておき、ナイフガイド用溝にナイフを入れて水密カバーを簡易に取り外し易い構造にしたものである。
また、特許文献4では、絶縁カバーがプラスチックからなり、この絶縁カバーにはその内部に形成された空間に連通する小さいシール材充填孔を設け、このシール材充填孔から前記空間に常温硬化型RTVシリコンフォーム(2液の混合も可)を充填・発泡させることで、防水処理が行われる。
また、特許文献5では、絶縁カバーが低密度、高密度および架橋ポリエチレンからなり、2つ割りに形成され、防水コンパウンドがその使用量を低減する目的で、絶縁カバーの割り面の周辺部に充填されている。しかし、絶縁カバーの内部全体に充填されても可能である。また、防水コンパウンドは、粘着性と撥水性に富むもので、比較的流動性に富む粘稠液状のコンパウンドで、プリン状或いはパテ状の流動性に乏しいコンパウンドである。分岐線が風で振動し、絶縁カバーがずれないようにするための工夫がされている。
実開昭59−109075号公報 特許第3228434号公報 特許第2994108号公報 特開2003−70144号公報 特開平5−146045号公報
ところで、上述した従来の特許文献1においては、絶縁カバーの小さいシール材充填孔から粘度のあるシーラントを注入するには作業性が良くないことと、シーラントが満充填されたかを確認できないものであった。
また、特許文献2においては、パテ状シール剤で分岐接続部を覆うので防水機能があるが、気密性能は維持できないものであった。
また、特許文献3においては、ケーブルシースと粘着性防水層(防水混和物)の界面に隙間ができるために気密性能が維持できないものであった。
また、特許文献4においては、絶縁カバーの小さい孔から粘度のある常温硬化型RTVシリコンフォームを注入するには作業性が良くないことと、前記RTVシリコンフォームが満充填されたかを確認できないものであった。
また、特許文献5においては、絶縁カバーの内部の中央室は空気層であるために金属酸化や熱膨張による気密性能劣化がある。
この発明は、気密性能及び防水性能を共に高め、取り付け作業が容易で、作業員によるバラツキを無くし、特に狭隘な場所に敷設される低圧屋内配線の分岐接続箇所へ取り付ける作業性を向上することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の分岐接続部の絶縁カバーは、電線の分岐接続部に被せる一対の2つ割りのカバー本体と、このカバー本体の内壁に沿って設けた外側粘着剤層とこの外側粘着剤層の内側に設け、かつ、前記分岐接続部を覆う容積を有する内側粘着剤層とからなる2層構造の粘着剤層と、で構成し、
前記外側粘着剤層の針入度を前記内側粘着剤層の針入度よりも小さくしていることを特徴とするものである。
また、この発明の分岐接続部の絶縁カバーは、前記分岐接続部の絶縁カバーにおいて、前記外側粘着剤層がIIRまたはPIBで、前記内側粘着剤層がBR+EEAまたはIIR+ポリブデンであることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、電線の分岐接続部に被せる絶縁カバーが外側粘着剤層と内側粘着剤層の2層構造で充填され、かつ外層粘着剤層の針入度が内層粘着剤層の針入度より小さい構造であるので、内層粘着剤層で防水性能を高め、かつ外層粘着剤層で気密性能を高めることができ、取付け作業がワンタッチで、防水のテープレス化を図ることが可能であり、取付け作業性を向上させることができる。
また、上記の理由で作業者によるバラつきが無くなるので、気密性能及び防水性能を安定させることができる。
また、粘着剤層が2層構造となっているので、特に粘着性能が良い柔らかい内側粘着剤層で分岐接続部の隙間に効率よく充填できる。
また、電線が動いた場合でも、内側粘着剤層が電線に密着して気密性能を確保することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A)〜(C)を参照するに、この実施の形態に係る分岐接続部の絶縁カバー1は、電線としての例えば電力ケーブル3(以下、単に「ケーブル」という)の分岐接続部5に被せる一対の2つ割りのカバー本体7と、このカバー本体7の内壁に沿って設けた外側粘着剤層9とこの外側粘着剤層9の内側に設けた内側粘着剤層11とからなる2層構造の粘着剤層と、で構成される。なお、前記内側粘着剤層11は、前記分岐接続部5を覆う容積を有している。
しかも、前記外側粘着剤層9の針入度を前記内側粘着剤層11の針入度よりも小さくしている。すなわち、気密性能(水圧0.1MPa)が要求されるカバー外周部分である外側粘着剤層9には気密性能が高い粘着剤層を用いており、一方、導体露出部である分岐接続部5を覆う部分の内側粘着剤層11には防水性能が要求される金属(導体)との粘着性能の良い粘着剤層を用いていることが特徴である。
なお、針入度試験とは、材料の硬さを測定する方法の1つで、規定重量の針を試料中に垂直に進入させ、進入した長さにより試料の硬さを表すものである。針入度の値は、1/10mmが針入度1になり、数値が大きいほど柔らかな材料となる。
上記の絶縁カバー1についてより詳しく説明すると、上記の分岐接続部5は、図1(C)に示されているように、電線としての例えば幹線ケーブル3Aの途中で分岐ケーブル3Bを接続して分岐する箇所である。まず、幹線ケーブル3Aの途中でシース13である絶縁体を除去し、導体15を露出させる。一方、分岐ケーブル3Bの端部についても同様にシース13である絶縁体を除去し、導体15を露出させる。次に、上記の幹線ケーブル3Aと分岐ケーブル3Bの相互の導体露出部が圧縮スリーブ17により接続されることで、分岐接続部5が形成される。
また、カバー本体7は、半割の箱形容器形状の上部カバー本体19と、この上部カバー本体19とヒンジ部21で一体的に連結され、かつ前記ヒンジ部21を中心に対称をなす半割の箱形容器形状の下部カバー本体23と、で構成されている。さらに、上記の上部カバー本体19と下部カバー本体23には、それぞれ前記ヒンジ部21の反対側の側縁に、前記ヒンジ部21を中心にして対称をなす位置に互いに係合するカバー固定部としての例えばホックボタン25が設けられている。したがって、上部カバー本体19と下部カバー本体23を前記ヒンジ部21で折り畳んで重ね合わせると、対応する各ホックボタン25同士で係合して固定されることになる。
また、上部カバー本体19と下部カバー本体23の図1(C)の左側の各側壁には幹線ケーブル3Aを挟み込む第1凹部27が設けられており、上部カバー本体19と下部カバー本体23の図1(C)の右側の各側壁には幹線ケーブル3Aと分岐ケーブル3Bを挟み込む第2凹部29が設けられている。
また、カバー本体7の材質は、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)等のプラスチックで構成されている。
さらに、上部カバー本体19の内壁面の内側には、全周に亘ってほぼ一定の厚さで上部外側粘着剤層31が設けられており、上部外側粘着剤層31の内側には上部内側粘着剤層33が設けられている。しかも、上部内側粘着剤層33は、上記の分岐接続部5の上側を十分に覆うだけの容積を有している。
一方、下部カバー本体23の内壁面の内側には、全周に亘って上記の上部外側粘着剤層31とほぼ同じ一定の厚さで下部外側粘着剤層35が設けられており、下部外側粘着剤層35の内側には下部内側粘着剤層37が設けられている。しかも、下部内側粘着剤層37は、上記の分岐接続部5の下側を十分に覆うだけの容積を有している。
したがって、上部カバー本体19と下部カバー本体23を前記ヒンジ部21で折り畳んで重ね合わせると、上部外側粘着剤層31と下部外側粘着剤層35が重ね合わさって外側粘着剤層9を形成し、上部内側粘着剤層33と下部内側粘着剤層37が重ね合わさって内側粘着剤層11を形成することになる。なお、上記の分岐接続部5は内側粘着剤層11の中に収納されるので、内側粘着剤層11は、圧縮スリーブ17を含む分岐接続部5を十分に覆うだけの容積を有している。換言すれば、内側粘着剤層11の図1(C)の左右方向の長さと、上下方向の幅と、深さは、前記分岐接続部5を収納するだけの十分な寸法を有している。
また、上記の外側粘着剤層9は、IIR(ブチルゴム)またはPIB(ポリイソブチレン)が用いられる。
一方、上記の内側粘着剤層11は、BR(ブタジエン)とEEA(エチレンエチルアクリート)の混合剤、または、IIR(ブチルゴム)とポリブデンの混合剤が用いられる。
上記構成により、図1(C)に示されているように、上記の分岐接続部5のほぼ下半分が、絶縁カバー1の下部カバー本体23の下部内側粘着剤層37の中に収納されると共に、左側の幹線ケーブル3Aが下部カバー本体23の左側の側壁の第1凹部27に嵌め込まれ、右側の幹線ケーブル3Aと分岐ケーブル3Bが下部カバー本体23の右側の側壁の第2凹部29に嵌め込まれる。
次いで、上部カバー本体19が前記ヒンジ部21で折り畳んで上記の下部カバー本体23に被せて重ね合わせて対応する各ホックボタン25で固定されると、上記の分岐接続部5の上半分が上部カバー本体19の上部内側粘着剤層33の中に収納されると共に、左側の幹線ケーブル3Aが上部カバー本体19の上側の側壁の第1凹部27に嵌め込まれ、右側の幹線ケーブル3Aと分岐ケーブル3Bが上部カバー本体19の右側の側壁の第2凹部29に嵌め込まれることで、上部、下部内側粘着剤層33、37及び上部、下部外側粘着剤層31、35がそれぞれ互いに接着して容易に一体化される。
したがって、分岐接続部5は、絶縁カバー1の内側粘着剤層11の中に確実にしかもワンタッチで収納され、絶縁・防水処理が施されることになる。
以上のように、気密性能(水圧0.1MPa)が要求されるカバー外周部分には、気密性能が高い粘着剤層を用いると共に、導体露出部である分岐接続部5には防水性能が要求される金属と粘着性能が良い粘着剤層を用いた。これにより、絶縁カバー1は防水性能及び気密性能を共に高めたカバーとなる。すなわち、外側粘着層9に針入度の小さい材料を用いることにより変形しにくいため気密性を保持できる。内側粘着剤層11は針入度の大きいので導体3のより線のすき間に入り込み防水性能を保持することができる。
次に、前述した外側粘着剤層9及び内側粘着剤層11の各種粘着剤の材料について、気密性能、ケーブル3のシース13との粘着性、及び防水性能、金属との粘着性能を観察した結果が表1に示されている。
なお、判定基準としては、気密性能、防水性能の判定は、◎は「優れている」で、○は「良好」で、×は「十分ではない」である。一方、粘着性の判定基準は、目視判定と、絶縁カバー1を剥がした時に粘着剤層がシース13や分岐接続部5の金属部に残るかどうかを判定することとした。◎は「粘着剤が金属部に十分に付着している状態」で、○は「一部剥がれた部分がある状態」で、×は「きれいに剥がれた状態」である。
Figure 2009217982
表1から、外層粘着材層9の役割は、カバー外界からの湿気及び水を内側へ通さないことであり、PIB、IIRはシース13の粘着性能が良く、気密性能が優れているので、外側粘着剤層9に最も適していることが分かる。
一方、内側粘着剤層11の役割は、銅スリーブとケーブル導体を腐食(サビ)から保護することであり、BR+EEA、IIR+ポリブデンは、それぞれ金属との粘着性、防水性能が良好もしくは優れているので、内側粘着剤層11に適していることが分かる。ただし、EVAは酢酸を含んでおり、銅を腐食すると言われているので、防水性能を×とした。
以上のことから、この実施の形態の分岐接続部の絶縁カバー1は、下記に示す効果を奏する。
(1)ケーブル3の分岐接続部5の全体が、絶縁カバー1の外側粘着剤層9と内側粘着剤層11の2層構造で充填され、かつ外層粘着剤層9の針入度が内層粘着剤層11の針入度より小さい構造であるので、内層粘着剤層11で防水性能を高め、かつ外層粘着剤層9で気密性能を高めることができ、取り付け作業がワンタッチで、防水のテープレス化を図ることが可能であり、取付け作業性を向上させることができる。
(2)上記の(1)の理由で作業者によるバラつきが無いので、作業者の熟練度を必要とせず、気密性能及び防水性能を安定させることができる。
(3)粘着剤層が2層構造となっているので、特に金属との粘着性能が良い柔らかい内側粘着剤層11で分岐接続部5の隙間に効率よく充填でき、防水性能を確保することができる。
(4)ケーブル3が動いた場合でも、外側粘着剤層9が比較的柔らかいためにケーブル3に密着して気密性能を確保することができる。
なお、前述した絶縁カバー1は、特に、分岐接続部5が大きい場合には、カバー本体7をバンド等で縛れば、内側粘着剤層11への締め付け圧力が増すので防水性能も向上し、安定する。
また、幹線ケーブル3Aと分岐ケーブル3Bをバンドで縛れば、ケーブル3の動きを拘束できるので、ケーブル3と内側粘着剤層11の隙間が生じにくくなり、より一層防水性能を安定させることができる。
また、絶縁カバー1はケーブル3の分岐接続部5にワンタッチで取り付けることができるので、架空配電線の各種接続箇所における間接活線工法(ホットスティック工法)に適用も可能である。
また、絶縁カバー1は、電力ケーブル3のみでなく絶縁電線や通信ケーブル等の電線においても同様の構造で分岐接続できる。
図2(A)、(B)を参照するに、前述した実施の形態の変形例の絶縁カバー39としては、基本的には図1の絶縁カバー1と同様であり、異なる点は、全体としては直方体の形状であり、下部カバー本体23では下部外側粘着剤層35と下部内側粘着剤層37との境界に下部隔壁41が設けられており、上部カバー本体19では上部外側粘着剤層31と上部内側粘着剤層33との境界に上部隔壁43が設けられている。また、上部隔壁43と下部隔壁41の図2(A)において左側には、上部カバー本体19と下部カバー本体23の図2(A)の左側の各側壁に設けた第1凹部27と共に幹線ケーブル3Aを挟み込む第3凹部45が設けられており、上部隔壁43と下部隔壁41の図2(A)において右側には、上部カバー本体19と下部カバー本体23の図2(A)の右側の各側壁に設けた第2凹部29と共に幹線ケーブル3Aと分岐ケーブル3Bを挟み込む第4凹部47が設けられている。
また、カバー固定部としては、下部カバー本体23の前記ヒンジ部21の反対側の側縁に2箇所の係合部49が設けられており、上部カバー本体19の前記ヒンジ部21の反対側の側縁に、2箇所の係合部49に係合する爪部51を有する係合突部53が設けられている。他は図1の絶縁カバー1とほぼ同様である。
ちなみに、絶縁カバー39の大きさは、上部カバー本体19と下部カバー本体23がほぼ同じ寸法であり、図2(A)の左右方向の長さがそれぞれ例えば100mmで、図2(A)の上下方向の幅が例えば67mmで、図2(B)の高さが例えば19mmである。上部カバー本体19と上部隔壁43の上部外側粘着剤層31の幅が例えば10mmであり、これと同様に、下部カバー本体23と下部隔壁41の下部外側粘着剤層35の幅が例えば10mmである。上部隔壁43内の上部内側粘着剤層33の長さが例えば78mmで、幅が例えば40mmであり、これと同様に、下部隔壁41内の下部内側粘着剤層37の長さが例えば78mmで、幅が例えば40mmである。
この発明の実施の形態の絶縁カバーを示すもので、(A)は斜視図で、(B)は(A)の矢視IB−IB線の断面図で、(C)は(A)の下部カバー本体にケーブルの分岐接続部を収納した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態の変形した絶縁カバーを示すもので、(A)は平面図で、(B)は(A)の右側面図である。
符号の説明
1 絶縁カバー
3 ケーブル(電線)
3A 幹線ケーブル
3B 分岐ケーブル
5 分岐接続部
7 カバー本体
9 外側粘着剤層
11 内側粘着剤層
13 シース(絶縁体)
15 導体
17 圧縮スリーブ
19 上部カバー本体
21 ヒンジ部
23 下部カバー本体
25 ホックボタン(カバー固定部)
27 第1凹部
29 第2凹部
31 上部外側粘着剤層
33 上部内側粘着剤層
35 下部外側粘着剤層
37 下部内側粘着剤層

Claims (2)

  1. 電線の分岐接続部に被せる一対の2つ割りのカバー本体と、このカバー本体の内壁に沿って設けた外側粘着剤層とこの外側粘着剤層の内側に設け、かつ、前記分岐接続部を覆う容積を有する内側粘着剤層とからなる2層構造の粘着剤層と、で構成し、
    前記外側粘着剤層の針入度を前記内側粘着剤層の針入度よりも小さくしていることを特徴とする分岐接続部の絶縁カバー。
  2. 前記外側粘着剤層がIIRまたはPIBで、前記内側粘着剤層がBR+EEAまたはIIR+ポリブデンであることを特徴とする請求項1記載の分岐接続部の絶縁カバー。
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