JP2009217422A - 携帯型決済端末の充電装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 携帯型決済端末を携帯型だけでなく据え置き型としても使用可能な携帯型決済端末の充電装置を提供する。
【解決手段】 少なくともキーボード部１２を有する携帯型決済端末１００の充電装置２００である。充電装置２００は、携帯型決済端末１００を載せるための充電台２０と、充電台２０の所定位置にキーボード部１２を覆うように設けられたかざし部２１とを有する
【選択図】 図４

Description

本発明は、少なくともキーボード部を有し決済認証のための暗証入力が必要でかつ持ち運び可能な携帯型決済端末の充電装置に関する。

決済端末は、レジカウンターなどで使用する据え置き型とレストランなどでの各テーブルでの清算や宅配便等での玄関先での清算などに使用する携帯型の２種類があり、それぞれ下記のような特徴がある。

レジカウンターでカード等での清算をする場合に使用する据え置き型決済端末では、他人に暗証番号入力を見られないようにキーボード部を覆うかざし部を設けている。

しかしながら、携帯型決済端末装置では、手に持って装置の向きが変えられるため、かざし部がなくても暗証番号入力を見られないようにすることができる。たとえ、携帯型決済端末装置にかざし部を取り付けた場合でも、携帯性（かざし部による体積アップや重量アップ）を考慮すると、小さいかざし部（据え置き時では不十分な大きさ）を取り付けるしかなかった。

このように、据え置き型決済端末装置では、暗証番号入力を隠すためのかざし部が必要であるが、携帯型決済端末装置では、かざし部は必ずしも必要ではなく、逆にかざし部があると持ち運び性を損ねるという懸念事項があった。

このため、据え置き型決済端末装置と携帯型決済端末装置の両方を開発する必要があった。また、装置使用者側の一例として、レストランなどでのレジカウンターでの清算（据え置き型使用）、各テーブルでの清算（携帯型使用）があり、据え置き型と携帯型の両方の端末が必要であった。従って、据え置き型と携帯型は、携帯性を考慮すると１種類に統一することはできなかった。

ここで、携帯型決済端末装置自体にキーボードからの暗証入力動作を隠すための遮蔽用カバーあるいはかざし部を設けた従来技術として、例えば、特開２００２−３２８５２号公報（特許文献１）あるいは特開２００２−９９３７２号公報（特許文献２）がある。

特開２００２−３２８５２号公報 特開２００２−９９３７２号公報

そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、携帯型決済端末を携帯型だけでなく据え置き型としても使用可能な携帯型決済端末の充電装置を提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明では、少なくともキーボード部を有する携帯型決済端末の充電装置であって、携帯型決済端末を載せるための充電台と、充電台の所定位置にキーボード部を覆うように設けられたかざし部とを有することを特徴とする。

本発明によれば、携帯型決済端末を携帯型だけでなく据え置き型としても使用できる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。

まず、図１を参照して、携帯型決済端末の構成について説明する。

図１に示すように、携帯型決済端末１００は、磁気カードリーダ部１０、表示部１１、キーボード部１２、ＩＣカードリーダ部１３及び充電端子部１４を有する。このように、携帯型決済端末１００自体には、暗証番号入力動作を隠すためのかざし部は設けられていない。

次に、図２（ａ）、（ｂ）を参照して、充電装置の構成を説明する。

図２（ａ）、（ｂ）に示すように、充電装置２００は、充電台（置き台部）２０、かざし部２１及び充電端子部２２を有する。

図３に示すように、本発明の実施の形態では、充電台２０の上に携帯型決済端末１００を置いたときに、かざし部２１により、キーボード部１２を覆い暗証番号入力動作が隠されるように成っている。

次に、図４（ａ）、（ｂ）を参照して、携帯型決済端末１００を充電台２０にセットする場合の動作について説明する。

まず、携帯型決済端末１００を充電台２０にセットする場合は、携帯型決済端末１００を充電台２０の後方（矢印の方向）より差込む（図４（ａ）参照）。そして、かざし部２１の下を携帯型決済端末１００が通り抜け所定位置で止まる（図４（ｂ）参照）。

この状態で、携帯型決済端末１００の充電端子部１４と充電装置２００の充電端子部２２とが接触し充電がはじまる。ここで、充電装置２００のかざし部２１は、携帯型決済端末１００のキーボード部１２を覆う位置に設けられている。

このように、本発明の実施の形態では、携帯型決済端末１００を携帯用として使用する場合には、携帯型決済端末１００自体にはかざし部２１が設けられていないので、携帯性を損ねることはない。一方、充電が必要な時には、携帯型決済端末１００を充電装置２００の充電台２０に乗せて充電する。この状態では、決済端末として使用できるように、かざし部２１により暗証番号入力動作を隠すように成っている。

本発明の実施の形態によれば、以下のような効果がある。

第１に、携帯型決済端末１００の充電台２００に暗証番号入力を隠すかざし部２１を設けているので、携帯型を据え置き型としても使用できる。このため、従来は据え置き型と携帯型の２種類の装置が必要であったが、携帯型１種類で両方の使用形態に対応できる。これにより開発側では、開発機種が２種類から１種類になるため開発費用を抑えることができる。また、装置使用者は、据え置き用としても、携帯用としても使用できるため、１台で様々なサービスに対応きる。

第２に、携帯型決済端末１００自体にかざし部２１を設けるのではなく、充電装置２００にかざし部２１を設けているので、携帯型としての重要な持ち運び性を損ねることはない。

次に、図５を参照して、本発明の他の実施の形態について説明する。

本発明の他の実施の形態は、上記実施の形態と基本構成は同様なので、異なる点についてのみ説明する。

図５に示すように、携帯型決済端末１００の上部に取り付けられた磁気カードリーダ部１０で磁気カード５０を読み取りする際（磁気カード５０を磁気カードリーダ部１０のスリット部に入れて横方向にこする）、充電装置２００がガタつかないように、磁気カードリーダ部１０の左右に位置決め壁５１を設けている。

また、携帯型決済端末１００の側面に配置したＩＣカードリーダ部１３（ＩＣカード５２が挿入される）は、携帯型決済端末１００が充電台２０に置かれたときでも、かざし部２１や位置決め壁５１で塞がれないように切欠き部５３を有している。

以上説明したように、本発明の実施の形態は、暗証番号入力を他人から見られないように、携帯型決済端末１００の充電装置２００に、携帯型決済端末１００のキーボード部１２を隠すためのかざし部２１を設けたことを特徴としている。

据え置き決済端末装置（レジカウンターにレジと伴に設置している決済端末、暗証番号入力装置）では、装置をカウンターに置いた状態または装置が固定された状態で、キーボードからの暗証番号入力を行うので、暗証番号を他人に見られないようにキーボード部を覆うかざし部（壁）を設けている。

しかしながら、携帯型決済端末では、手に持って装置の向きを自由に変えられるので、容易に暗証番号入力を他人から見られないようにすることができる。このため携帯型決済端末では、キーボード部を覆うかざし部は必ずしも必要ではなかった。また、携帯型のため、かざし部のような突出部があると携帯するのに不便であった。

本発明の実施の形態では、携帯型決済端末１００を充電する際に使用する充電装置２００に、携帯型決済端末１００のキーボード部１２を覆うかざし部２１を設けることで、据え置きした場合（レジカウンターに置いて使用または固定して使用）でも、暗証番号入力を他人に見られないようにすることができる。また、携帯型として使用する場合は、かざし部がないので持ち運び性を損なわない。

このように、本発明の実施の形態では、携帯型決済端末としての持ち運び性を犠牲にすることなく、据え置き用として使用するときには、かざし部を設け暗証番号入力を隠すことができるようにし、携帯型１種類で据え置き型としても使用できるようにすることができる。

充電装置２００にかざし部２１を設けたことにより、据え置き型としてレジカウンターに置かれた状態や、固定された状態でも暗証番号入力を他人から見られないよう隠すことができる。無論、充電装置２００の充電台２０に置かれている状態なので、充電しながら据え置き型決済端末装置として使用できることになる。また、携帯時は、携帯型決済端末１００にかざし部がないので持ち運び性を損ねることはない。

以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。

例えば、上記の実施の形態（図２、図４参照）では、充電装置２００のかざし部２１は充電台２０に固定されたものであるが、かざし部２１は取り付け・取り外しできるようにしてもよい。また、充電台２０へのセット方向についても、図４においては、充電台２０の後方（矢印の方向）からの差込みとしたが、手前方向あるいは左右方向から差込んでもよい。

携帯型決済端末の構成を示す図である。 本発明の実施の形態の充電装置の構成を示す図である。 充電台の上に携帯型決済端末を置いたときの状態を示す図である。 携帯型決済端末を充電台にセットする場合の動作を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態の充電装置の構成を示す図である。

符号の説明

１０ 磁気カードリーダ部
１１ 表示部
１２ キーボード部
１３ ＩＣカードリーダ部
１４ 充電端子部
２０ 充電台
２１ かざし部
２２ 充電端子部
５０ 磁気カード
５１ 位置決め壁
５２ ＩＣカード
５３ 切欠き部
１００ 携帯型決済端末
２００ 充電装置

Claims (6)

1. 少なくともキーボード部を有する携帯型決済端末の充電装置であって、
   携帯型決済端末を載せるための充電台と、
   充電台の所定位置にキーボード部を覆うように設けられたかざし部とを有することを特徴とする携帯型決済端末の充電装置。
2. 前記かざし部は、前記充電台から取り外し自在に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の携帯型決済端末の充電装置。
3. 前記かざし部は、前記キーボード部に対する暗証入力動作を隠すように設けられていることを特徴とする請求項１又は２に記載の携帯型決済端末の充電装置。
4. 前記携帯型決済端末は、さらに上面に配置された磁気カードリーダ部を有し、
   前記携帯型決済端末を前記充電台に載せた状態で、前記磁気カードリーダでカード読み取り動作を行う際のガタを防止するための位置決め壁を有することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の携帯型決済端末の充電装置。
5. 前記携帯型決済端末は、さらに側面に配置されたＩＣカードリーダ部を有し、
   前記携帯型決済端末を前記充電台に載せた状態で、前記かざし部または前記位置決め壁により前記ＩＣカードリーダ部が塞がれないようにするための切欠き部を有していることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の携帯型決済端末の充電装置。
6. 携帯型決済端末が前記充電台に置かれている状態のときには、前記携帯型決済端末は据え置き型決済端末として機能することを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の携帯型決済端末の充電装置。

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