JP2009217352A - 情報漏えい抑止印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 大判印刷装置から印刷された内容を蓄積し追跡可能とすることで情報漏洩を抑止するネットワーク印刷システムで、ユーザ指定どおりイメージ抽出を行うと抽出データサイズが大きくなる。そのため印刷ページイメージの生成負荷の増大と、データベースの容量圧迫が問題になる。またCADなどの特定画像に関しては例外として解像度を低下させない状態で抽出したい。
【解決手段】 印刷ジョブのページ毎に大きさをチェックし規定用紙サイズ以上の場合、解像度を段階的に低下させて抽出保存可能なサイズまでイメージの解像度を低下させイメージ抽出を行う。またページ描画を構成している命令を解析し、条件に合致する場合は指定の解像度で抽出を行う。
【選択図】 図12

Description

本発明は、情報処理装置とプリンタなどの印刷装置を有して構成される情報漏えい抑止印刷システムにおいて、前記印刷装置から印刷された内容を蓄積し追跡可能とすることで情報漏洩を抑止するネットワーク印刷システムに関するものである。特に大判用紙対応の印刷装置から印刷された内容への蓄積に関するものである。
近年、企業の顧客情報等の機密情報漏えい事件が発生している。一度情報漏えい事件が公になると、情報漏えいを起した企業に対する信用を失うことに加え、損害賠償や対応に莫大な出費を強いられる事例が存在する。
従来の情報漏えい事件とは比べものにならないほど大規模な情報漏えい事件が発生しており、より適切な情報漏えい対策が情報を管理する側に求められている。
この背景には、情報のデジタル化、ネットワーク化、モバイル化が進展したことに伴い、一度に大量の情報にアクセスすることが可能になると共に、情報の可搬性が飛躍的に向上したことなどがあり、今後もこれらの傾向は加速していく。
従来、情報漏えい対策として広く用いられている手法として、機密情報またはこれを格納するストレージサーバーなどにアクセス権を設定することで機密情報にアクセスできる人を限定する方法がある。
しかしながら、近年の情報漏えい事件は機密情報へのアクセスを許可された人物の意図的な内部犯行が圧倒的に多い傾向にあり、もはやアクセス権を設定することによる情報漏えい抑止効果だけでは充分な情報漏えい対策とは言えない。
一方、情報漏えいから守るべき情報として、大企業の顧客情報に代表されるような量的に膨大な情報のみではなく、情報量は少ないが質的に重要な情報も考慮に入れる必要がある。このような情報は、印刷物として容易に持ち出すことが可能であり、印刷についても情報漏えい抑止を意識した対策が望まれている。
本発明ではこの印刷、特にネットワーク印刷システムについて、印刷された内容を蓄積し情報追跡を可能にする情報漏えい抑止方法に関するものである。
本発明の技術分野であるネットワーク印刷システムに係わるものでも情報漏えい防止のための手段が発明されてきた。
例えば、印刷する文書や印刷データに印刷許可情報を設定しておき、印刷を行う場合にこの印刷許可情報を参照するもの(例えば、特許文献1参照)。
ネットワークに接続されたデバイスを利用するためにユーザ認証を行う方法(例えば、特許文献2参照)。
プリントサーバーにより印刷データを再印刷可能な状態で保管すると共に、ジョブ名、クライアント名、ユーザ名などの情報を取得しタイムスタンプを付加したり、更には印刷データからビットマップを生成したりして印刷ログとして保管する方法。(例えば、特許文献3参照)。
上記に加えプリンタ側でも印刷ログを取得しておき、これをサーバーに格納する方法(例えば、特許文献4参照)。
また、同様にプリントサーバーはクライアントから印刷データを受信すると同時に、ユーザを一意に特定できる情報も受信し、この印刷データとユーザ情報を元に印刷ログを生成し検索、閲覧、再印刷を可能とする方法。(例えば、特許文献5参照)。
等々様々な情報漏えい抑止の手段が提案されている。
しかしながら、上記従来例の印刷許可情報を埋め込むもの(特許文献1)、ユーザ認証を行うもの(特許文献2)などでは特別なアプリケーション、特別なプリンタなどのネットワークデバイスを必要とするものであり、限定された用途での運用に留まらざるを得ない。
つまり、日常的な業務で個人情報などの機密性の高い情報を扱うオフィスなどでの運用においては、特別な印刷アプリケーションや特別なプリンタなどのネットワークデバイスを導入することにより適用できる環境が狭まってしまうとい問題がある。
これとは対照的に前記特許文献3〜特許文献5の方法ではこのような制限はなく、一般オフィスでの運用には大きな支障はなく、プリントサーバーを介した印刷に限定すれば印刷内容情報の収集や蓄積、追跡が行えることになる。
しかし、これらの特許文献3〜特許文献5の方法では印刷を行う経路がプリントサーバーを介した印刷に限定されてしまう。つまり、クライアントPCから直接プリンタなどの印刷デバイスに印刷データを送信するような送信形態やローカルポート接続、ネットワークプロトコルによる接続等には対応できない。更には、プリントサーバーを経由した印刷のため、プリントサーバーは通常の印刷処理に加え印刷内容情報の収集や生成を行う必要がある。そのため複数のクライアントPCからほとんど同時に同じプリンタに対して印刷要求が発行される場合に印刷パフォーマンスの低下が予想される。また、当然ではあるが、プリントサーバーを設置することが必須となるため物理的にこれらを設置するスペースを確保する必要がある。
特許文献6の方法では、特殊なアプリケーションや特殊な機能を有するデバイスなどを必要とせず、プリンタドライバ上で印刷時に、印刷内容情報の収集や生成を行うものが存在する。
特開2004−252784号公報 特開2003−288327号公報 特開2002−149371号公報 特開2003−330677号公報 特開2004−118243号公報 特開2006−146814号公報
大判用紙対応の印刷装置で、ユーザ指定どおりイメージ抽出を行うと抽出データサイズが大きくなる。例えば最大15mの幅の用紙など存在し、大判以外の印刷装置が混在する環境でユーザが指定したアーカイブ用の解像度と同じ解像度でイメージを抽出すると、抽出イメージの生成負荷の増大と、その保存によるデータベースの容量圧迫が発生する。
またその反面、例外としてCADなどの線による複雑な画像などの特徴がある画像では、解像度を極端に低下させない状態で抽出したいという要望もある。
印刷した内容を印刷ログ情報として蓄積し追跡可能とすることで、情報漏えい抑止を行う印刷システムである。印刷ジョブを構成する各ページのイメージ抽出のための解像度を決定する抽出解像度決定手段と、抽出解像度決定手段で決定された解像度で、イメージを抽出するイメージ抽出手段とで構成される。
上記抽出解像度決定手段で、抽出後のイメージの縦または横のピクセル数が規定数以上にならないことを基準として、イメージ抽出のための解像度を決定することを特徴とする。
さらに、抽出解像度決定手段で、抽出後のイメージのデータ量が規定数以上にならないことを基準として、イメージ抽出のための解像度を決定することを特徴とする。
加えて、抽出解像度決定手段で、各ページの描画を構成する特徴量が一定基準を満たす場合に、指定の解像度を用いることを特徴とする。
上記、各ページの描画を構成する、イメージ描画、グラフィクス描画、そして、文字列描画において、それぞれ以下を特徴量として利用する。
イメージ描画の特徴量として、元イメージのサイズと、その元イメージを構成している色数を指標として用いることを特徴とする。
グラフィックス描画の特徴量として、ポリゴンの頂点数を指標として用いることを特徴とする。
文字描画の特徴量として、文字数とフォントサイズを指標として用いることを特徴とする。
印刷用紙サイズの大きさにより、抽出解像度を変更することにより、抽出イメージの生成負荷の増大と、その保存によるデータベースの容量圧迫を抑えることが可能になる。
またページイメージを構成する描画命令を判定することにより、特徴のあるページイメージに対して解像度を極端に低下させない状態で抽出イメージを生成することが可能になる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
チェイシングシステムの構成
図1は本発明の実施形態に係る印刷システムの構成例を示すブロック図である。本印刷システムはネットワーク5000につながったホストコンピュータ3000、プリンタ1500、追跡情報格納サーバー1000、及び管理用クライアント4000から構成される。
ホストコンピュータ3000はユーザから印刷要求を受け付け、印刷要求の内容に従った印刷データを生成しプリンタ1500へ送信する。更に、ホストコンピュータ3000はこの印刷要求に合致した追跡用データの抽出・生成を行い、追跡情報格納サーバー1000へ送信する。
プリンタ1500は受け取った印刷データに従い印刷処理を実行する。
追跡情報蓄積サーバー1000はホストコンピュータ3000から受け取る追跡用データを自身または他の情報機器内に構築された記憶領域にデータベースとして登録し保管する。
管理者用クライアント4000はシステム管理者が必要に応じて前記データベース内に登録された追跡用データを検索、閲覧するために使用する。
尚、管理者用クライアント4000は追跡情報蓄積サーバー1000と同一の情報機器であっても良い。
ホストコンピュータ3000およびプリンタ1500の構成
図2は、ホストコンピュータ3000及びプリンタ1500の構成を示すブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続され、処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
同図において、コンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて動作する。後述される本発明の各実施形態に係わる処理を含む図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理およびそれに基づく印刷処理の実行を制御するCPU1を備えている。このCPU1がシステムバス4に接続される各デバイスの制御を総括する。また、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶されている。また、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶されている。さらに、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶されている。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ(CRT)10による表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)を示す。ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶する外部メモリ11とのアクセスを制御する。外部メモリ11としては、例えばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)などが考えられる。
プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インターフェース(インターフェース)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
なお、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて、予め登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウィンドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行うことができる。
プリンタ1500は、そのCPU12によって制御される。プリンタCPU12は、ROM13に記憶された制御プログラム等、あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に印刷出力情報としての画像信号を出力する。
また、このROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等が記憶される。また、ROM13のフォント用ROMには上記印刷出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。また、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリンタの場合には、コンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU12は入力部18を介してコンピュータとの通信処理が可能となっている。これにより、プリンタ内の情報等をコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMである。また、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等である。
また、プリンタ1500は図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
印刷部17は本実施形態では電子写真方式のエンジンとしている。従って、印刷データはトナーのドットによって最終的に紙などの媒体上に記録される。なお、本発明における印刷の方式はこのような電子写真方式に限られないことはもちろんである。例えば、インクジェット方式など、ドットを形成して印刷を行ういずれの方式の印刷装置にも本発明を適用することができる。
図3は、図1に示したコンピュータ3000における印刷処理のための一構成を示す図である。アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、およびシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在する。そして、これらは、OSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされて実行されるプログラムモジュールである。
また、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部メモリ11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201はRAM2にロードされて実行される。このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202は、プリンタなどの印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ203を外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。また、グラフィックエンジン202はアプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数をDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へ出力する。プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインターフェース21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
また、本実施形態の印刷システムは、プリンタドライバ203内にジョブ追跡機能部400を有する。ジョブ追跡機能部400はプリンタドライバ203のビルドインモジュールであってもよいし、個別のインストーレーションによって追加されるライブラリモジュールの形式であっても構わない。
また、プリンタドライバ203は、ジョブ追跡機能部400のイメージ抽出手段402の実行により、追跡用データの抽出・生成を行い、ジョブ追跡管理部500へ送る。
ジョブ追跡管理部500は追跡用データを受け取り、これを追跡情報格納サーバー1000へ転送する。尚、ジョブ追跡管理部500は受け取った追跡用データを必要に応じて加工したり、選別したりしてもよい。また更に、追跡用データを受け取ると同時に追跡情報格納サーバー1000へ送信したり、一時的にハードディスク等の記憶領域内に貯め置きし、別途指定される追跡情報蓄積部1000への送信スケジュールに従い追跡情報格納サーバー1000へ送信しても良い。
本実施例では、加えて抽出解像度決定手段401をジョブ追跡機能部400に有している。この抽出解像度決定手段400により、イメージ抽出手段402で抽出するページイメージの解像度を決定する。図4に抽出解像度の設定可能項目の一例を示す。
ジョブ追跡印刷処理の説明
図7はジョブ追跡機能の全体処理を示すフローチャートである。この図を用いてジョブ追跡機能の処理の説明を以下に行う。
印刷ジョブが開始された後、ジョブを構成するページ毎に、ステップS701でプリンタドライバ203はGDIから描画命令(DDIコマンド)を受信する。その後ステップS702でプリンタドライバ203とジョブ追跡機能部400とは受信した描画命令に呼応した追跡用データの収集や生成を行い、これをジョブ追跡管理部500へと転送する。
より詳しくは、例えば、受信した描画命令が印刷開始命令であればジョブに関する属性情報や印刷が行われている環境情報などを追跡用データとし、ページ開始命令であればそのページに関する属性情報等を追跡用データとする。
従来から、ジョブ追跡機能部に対して、テキスト情報の抽出とページイメージ抽出が、指示できた。ジョブ追跡機能部に対してテキスト情報の抽出が指示されている場合、テキスト描画コマンドから文字列情報など抽出し追跡用データとする。同じくイメージ抽出が指示されているのであれば、各描画命令を確保してあるメモリ領域等にビットマップイメージとして描く。
さらに本発明では、抽出解像度決定手段401で決定した解像を用いてイメージの抽出を行う。その際の解像度の決定方法に関しては実施例1と2として、後で説明する。
受信した描画命令及びジョブ追跡機能部400に指示された各種設定に依存した処理を実行することで、追跡用データの収集・生成を行い、これをジョブ追跡管理部500へと転送する。
上記の様に追跡用データの収集・生成・転送が行われた後、ステップS703にて、ステップS701で受信した描画命令に合致する印刷データ(プリンタ1500が認知可能な制御コマンド)の生成を行う。これをシステムスプーラ204へ書き出し、プリンタ1500へ転送する。
このようにして、描画コマンドの受信(S701)、追跡用データの生成・転送(S702)、印刷データ生成・転送(S703)の各処理をジョブ終了命令が処理されるまで繰り返し実行する。(ステップS704)
ジョブ追跡機能UIの説明
図5、図6は、ジョブ追跡に関する設定をおこなうユーザインターフェースの一例を示す図である。
図5はプリンタドライバ203内のアドインUI制御部401に配された、チェイシングに関するユーザインターフェースの初期画面の一例である。この例では、ダイアログ内のプロパティシート「ジョブ追跡機能」においてチェイシングに関する設定が行えるようになっている。
尚、この図5で示すジョブ追跡に関する設定画面をプリンタドライバ203とは別の専用ツール上に表示し、設定情報をプリンタドライバ203内のジョブ追跡機能部400に伝えることで実現しても構わない。
更に、このダイアログ510は本システムの運用目的からして、該当プリンタに対して設定変更を行うことが許可されたユーザのみに表示するのが望ましい。その手段として本ダイアログを開くためにパスワード等による認証を設けたり、実行ユーザ権限を限定したりすることが考えられる。
図5の「ジョブ追跡を行う」チェックボックス511はジョブ追跡機能の有効、無効を指示するチェックボックスである。ユーザはこのチェックボックスを操作することで本機能のON、OFFの制御が可能になる。
実施例1では、現在印刷を行うとしているページが、基本解像度を適用する条件に反している場合に、抽出解像度を低下してページイメージを抽出する方法を説明する。
実施例1のジョブ追跡機能UIの説明
図6に実施例1のジョブ追跡機能の詳細設定を示す。
図6のジョブ追跡機能の詳細設定を行うダイアログ601は図5の設定ボタン512を押下することで開く。図6の保存解像度設定601では、イメージ抽出に用いられる基本解像度602と、基本解像度を適用する条件であるページサイズ603とページデータ量604が設定できる。OKボタン610を押すことにより、保存解像度設定601上で設定された値の保存後、図5の510のダイアログに戻ることができる。キャンセルボタン611を押すことにより、保存解像度設定601上で設定された値を保存せずに、図5の510のダイアログに戻ることができる。
本実施例1では、イメージ抽出に用いられる基本解像度602と、基本解像度を適用する条件であるページサイズ603とページデータ量604を元にして、以下の2つの条件が成り立つ場合、基本解像度602でイメージ抽出を行う。
条件1:
現在の抽出解像度を元に現在印刷を行うとしているページの印刷用紙サイズより計算したドット単位の長辺・短辺がそれぞれ、基本解像度602を元にページサイズ603で指定された用紙サイズのドット単位の長辺・短辺より以下であること
条件2:
現在の抽出解像度を元に現在印刷を行うとしているページの印刷用紙サイズで計算した抽出ページデータ量が、ページデータ量604で指定されたデータ量以下であること
それ以外の場合は、上記2つの条件を満たすまで図4に示す解像度の候補を、現在の抽出イメージの解像度から段階的に低下させて、上記条件を満たす解像度を決定する。
実施例1の抽出解像度決定のアルゴリズムの説明
図10に実施例1の抽出解像度決定のアルゴリズムを示す。
S901:
基本解像度602を元に現在印刷を行うとしているページの印刷用紙サイズより計算したドット単位の長辺・短辺とデータ量がそれぞれ、基本解像度602を元にページサイズ603で指定された用紙サイズのドット単位の長辺・短辺とデータ量より以下か判断する。YESの場合はS902へ進む。NOの場合は、S903へ進む。
S902:
基本解像度をイメージ抽出の解像度として決定する。
S903:
図11の示す解像低下処理を実施して、イメージ抽出の解像度を決定する。
図11に、実施例1のジョブ追跡機能UIの説明で示した2つの条件を満たす抽出解像度を決定するための、解像低下処理の一例を示す。
S1001:
イメージ抽出に用いられる基本解像度602より低く、かつ一番近い値の解像度を、図4の抽出解像度の設定可能項目の表より選び出し、現在の抽出解像度の候補として取得する。
S1002:
現在の抽出解像度の候補を元に、現在印刷を行うとしているページの印刷用紙サイズより計算したドット単位の長辺・短辺とデータ量を計算する。
S1003:
S1002で計算したドット単位の長辺・短辺とデータ量が、基本解像度602を元に現在印刷を行うとしているページの印刷用紙サイズより計算したドット単位の長辺・短辺とデータ量以下の場合、抽出解像度の候補が決定値となるので終了する。それ以外は、S1004へ進む。
S1004:
図4の抽出解像度の設定可能項目より、現在の抽出解像度の候補の次の解像度を、現在の抽出解像度の候補として取得する。
S1005:
現在の抽出解像度の候補が、図4の抽出解像度の設定可能項目の最後の項目であれば、現在の抽出解像度の候補を、決定値として終了する。それ以外はS1002に進む。
実施例2では、実施例1に加えて、ページ描画を構成する描画要素に対する重み付けを例外条件として設定し、例外発生時は抽出解像度を低下せずにあらかじめ指定された解像度でページイメージを抽出する方法を説明する。
実施例2のジョブ追跡機能UIの説明
図8に実施例2のジョブ追跡機能の詳細設定を示す。
図8のジョブ追跡機能の詳細設定を行うダイアログ601は、実施例1の図6のダイアログ601と同様に図5の設定ボタン512を押下することで開く。図8のダイアログ601には、図6の詳細設定に加え、例外発生時の解像度605と、例外項目一覧606と、例外項目の新規追加ボタン607と、例外項目の編集ボタン608と、例外項目の削除ボタン609が配置されている。
例外項目一覧606では、現在設定されている例外項目が表示されており、その中のひとつを選択することができる。初期状態は、選択可能な例外項目が表示されていなくてもよいし、図8に示すような何らかの抽象的な例外項目を有していてもよい。
例外項目の新規追加ボタン607を押すことにより、図9の例外設定詳細ダイアログ701が開き、新規に例外項目を追加することができる。
例外項目一覧606を選択した状態で例外項目の編集ボタン608を押すことにより、その選択した例外項目に関する図9の例外設定詳細ダイアログ701を開くことができる。
また例外項目一覧606を選択した状態で、例外項目の削除ボタン609を押すことにより、選択した例外項目を削除することができる。
図9の例外設定詳細ダイアログ710では、例外項目の設定名称702と、そしてページ描画を構成する、イメージ描画、グラフィックス描画、テキスト描画毎に例外項目の判定条件を設定できる。
イメージ描画の例外判定条件としては、イメージ描画のソースイメージの合計ピクセル数を703で、その合計のカウント対象とするソースイメージの構成色数条件を704で指定できる。
グラフィックス描画の例外判定条件としては、グラフィック描画を構成するポリゴンの合計点数を705で指定できる。
テキスト描画の例外判定条件としては、文字描画中に含まれる合計文字数を706で、その合計のカウント対象とする文字描画の条件を707で指定できる。
OKボタン708を押すことにより、702から707で指定した条件を保存して、図8のダイアログ601へ戻る。キャンセルボタン709を押すことで、702から707で指定した条件を保存せずに、図8のダイアログ601へ戻る。
実施例2の抽出解像度決定のアルゴリズムの説明
図12に実施例1の抽出解像度決定のアルゴリズムを示す。
S1101:
基本解像度602を元に現在印刷を行うとしているページの印刷用紙サイズより計算したドット単位の長辺・短辺とデータ量がそれぞれ、基本解像度602を元にページサイズ603で指定された用紙サイズのドット単位の長辺・短辺とデータ量より以下か判断する。YESの場合はS1102へ進む。NOの場合は、S1103へ進む。
S1102:
基本解像度をイメージ抽出の解像度として決定する。
S1103:
現在印刷を行うとしているページ描画を構成する描画要素の複雑度を計算する。複雑度の計算の詳細については図13を用いて、後で説明する。
S1104:
S1103で計算したページ描画を構成する描画要素の複雑度が、図9の例外設定詳細ダイアログ710で指定した値703、705、706とすべて合致していれば、S1105へ進む。合致指定していなければS1106へ進む。
S1105:
例外が発生したと判断し、図8のダイアログ601の例外時解像度605で指定された値を、イメージ抽出の解像度として決定する。
S1106:
実施例1において図11を用いて説明した解像低下処理を実施し、イメージ抽出の解像度を決定する。
図13を用いて、ページ描画を構成する描画要素の複雑度の計算方法を説明する。
S1201:
現在印刷を行うとしているページ描画を構成する描画要素をすべて処理したか判断する。
もしすべて処理した場合は終了する。まだ描画要素が残っている場合、S1202へ進む。
S1202:
現在印刷を行うとしているページ描画を構成する描画要素から、次の描画要素を取得し、現在判定する描画要素とする。
S1203:
現在判定する描画要素がイメージ描画要素か判断する。イメージ描画の場合、S1204へ進む。それ以外の場合は、S1205へ進む。
S1204:
現在判定するイメージ描画のソースイメージがカウント対象とするソースイメージの構成色数条件704に合致している場合、ソースイメージのピクセル数を合計ピクセル数へ加算する。
S1205:
現在判定する描画要素がグラフィックス描画要素か判断する。グラフィックス描画の場合、S1206へ進む。それ以外の場合は、S1207へ進む。
S1206:
現在判定するグラフィックス描画要素に含まれる頂点数を、ポリゴンの合計点数へ加算する。
S1207:
現在判定する描画要素が文字描画要素か判断する。文字描画の場合、S1208へ進む。それ以外の場合は、S1201へ進む。
S1208:
現在判定する文字描画要素がカウント対象とする文字描画条件707に合致している場合、その文字描画要素で描画する文字数を合計文字数へ加算する。S1201へ進む。
[その他の実施例]
実施例2では、例外項目設定として、ページ描画を構成する描画要素の複雑度を用いて判断したが、印刷アプリケーションのモジュール名を判断条件として加えても良い。
なお、本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係るホストコンピュータ3000及びプリンタ1500の構成を示すブロック図 ホストコンピュータ3000における印刷処理のための一構成を示す図 抽出解像度の設定可能項目の表の一例 ジョブ追跡機能に関するユーザインターフェースの初期画面の一例を示す図 本発明の実施形態1に係るジョブ追跡機能に関するユーザインターフェースの保存解像度設定の一例を示す図 本発明の全体処理概要を示すフローチャート 本発明の実施形態2に係るジョブ追跡機能に関するユーザインターフェースの保存解像度設定の一例を示す図 本発明の実施形態2に係るジョブ追跡機能に関するユーザインターフェースの例外項目の一例を示す図 本発明の実施形態1に係る抽出解像度決定手段の概要を示すフローチャート 本発明の実施形態1に係る抽出解像度決定手段の一部の詳細を示すフローチャート 本発明の実施形態2に係る抽出解像度決定手段の概要を示すフローチャート 本発明の実施形態2に係る抽出解像度決定手段の一部の詳細を示すフローチャート
符号の説明
1 CPU
1500 プリンタ
3000 コンピュータ

Claims (7)

  1. プリンタに印刷した内容を印刷ログ情報として蓄積し追跡可能とすることで、
    情報漏えいを抑止する情報漏えい抑止印刷システムであって、
    印刷ジョブを構成する各ページのイメージ抽出のための解像度を決定する
    抽出解像度決定手段と、
    前記抽出解像度決定手段で決定された解像度で、イメージを抽出する
    イメージ抽出手段とで
    構成されることを特徴とする情報漏えい抑止印刷システム。
  2. 前記抽出解像度決定手段において、
    抽出後のイメージの縦または横のピクセル数が規定数以上にならないことを基準として、
    イメージ抽出のための解像度を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報漏えい抑止印刷システム。
  3. 前記抽出解像度決定手段において、
    抽出後のイメージのデータ量が規定数以上にならないことを基準として、
    イメージ抽出のための解像度を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報漏えい抑止印刷システム。
  4. 前記抽出解像度決定手段において、
    各ページの描画を構成する特徴量が一定基準を満たす場合に、
    指定の解像度を用いることを特徴とする請求項1に記載の情報漏えい抑止印刷システム。
  5. 前記各ページの描画を構成する特徴量として、
    イメージ描画に用いられる元イメージの合計サイズと、
    その元イメージを構成している色数を指標として用いることを
    特徴とする請求項4に記載の情報漏えい抑止印刷システム。
  6. 前記各ページの描画を構成する特徴量として、
    グラフィックス描画に用いられるポリゴンの頂点数を指標として
    用いることを特徴とする請求項4に記載の情報漏えい抑止印刷システム。
  7. 前記各ページの描画を構成する特徴量として、
    文字描画に用いられる文字数とフォントサイズを
    指標として用いることを特徴とする請求項4に記載の情報漏えい抑止印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011034153A1 (ja) 2009-09-18 2011-03-24 株式会社神戸製鋼所 光情報記録媒体用記録層、光情報記録媒体およびスパッタリングターゲット
JP2011121275A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置および画像処理方法
JP2016116074A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム

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