JP2009217187A - マトリクス型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動回路を配置するために別途必要となる面積を確保して装置を小型化することが可能なマトリクス型表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置のアレイ基板11におけるデータ線とゲート線とTFTと画素電極とが配置されている第一主平面と反対側の面である第二主平面11bに、データドライバ14とゲートドライバ15とを配置する。また、データ線とデータドライバ14とは、アレイ基板の上縁部に設けられたスルーホール40により接続され、ゲート線とゲートドライバ15とは、アレイ基板の側縁部に設けられたスルーホール41により接続されている。このことによって、アレイ基板11における画像表示領域の外縁部分に設けられるデータドライバ14及びゲートドライバ15の配置領域が不要となり、表示装置を小型化することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、マトリクス型表示装置に関する。そしてより詳細には、画素のスイッチング制御を司る薄膜トランジスタを駆動する駆動回路を、基板における薄膜トランジスタの配設面と反対側の面に配設したマトリクス型表示装置に関する。
従前より、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)素子などの表示装置を駆動するための駆動方式として、アクティブマトリクス方式が知られている。アクティブマトリクス方式では、X軸方向とY軸方向との2方向に張り巡らせた導線の交点位置にアクティブ素子が配置された状態で、導線に電圧が印加される。こうしてアクティブ素子に電圧が印加されることにより、交点部分の表示素子を駆動させることが可能となっている。アクティブマトリクス方式は、単純マトリクス方式と比較して、残像が少なく、広視野角、高コントラストであり、そして反応速度が速いという特徴を有している。
また、アクティブマトリクス方式を採用した表示装置として、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor(TFT))をアクティブ素子として使用したTFT表示装置が広く知られている。そして、アモルファスシリコン(a−Si)をTFTとして使用したa−Si TFT、低温ポリシリコン(LTPS)をTFTとして使用したLTPS TFTなどが、LCDや有機EL素子などの表示装置に使用されている。また、軽量化、及び製造コスト削減を目的として、従来のシリコンの代わりに有機トランジスタをTFTとして使用した表示装置に関する研究が盛んに行われている。
ここで、TFTに電圧を供給するためのドライバ(駆動回路)は、通常、表示装置における画像表示領域の周縁部分に配置され、X軸方向とY軸方向との2方向に張り巡らせた導線にそれぞれ接続される。そして、それぞれの導線に電圧を供給することによりTFTを駆動させている。
ここで、アクティブマトリクス駆動に必要なゲートドライバやデータドライバといった駆動回路は、ドライバICという形で、セル作製後に実装するのが一般的であるが、低温ポリシリコンのような移動度の高い半導体を使うと、画像表示部と同じ基板上の周縁部に駆動回路部を同時に作りこむことが可能である。これにより、ドライバICのコストを削減できるため、安価に表示パネルを提供できる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−185005号公報
しかしながら、特許文献1の図3に記載の駆動回路を作製するにあたって、アモルファスシリコンや有機半導体のような、低温ポリシリコンに比べて移動度が小さい半導体材料を用いる場合には、ドライバの駆動能力を確保するために、構成される個々のTFTサイズを大きくしなければならず、それに従い駆動回路サイズも大きくなるため、駆動回路配置用に十分な面積を確保する必要があり、装置が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、駆動回路を配置するために別途必要となる面積を確保して装置を小型化することが可能なマトリクス型表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のマトリクス型表示装置は、対向して配置されたアレイ基板と対向基板と、当該アレイ基板と当該対向基板との間に保持された画像形成素子とから構成されるマトリクス型表示装置であって、前記アレイ基板の第一主平面上に配設された複数のデータ線と、前記アレイ基板の前記第一主平面上に配設され、前記データ線に交差して配設された複数のゲート線と、前記データ線と前記ゲート線との交差部にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極のそれぞれに対応して配設された薄膜トランジスタであって、ドレイン及びソースの一方が当該画素電極に接続され、前記ドレイン及び前記ソースの他方が当該画素電極に対応する前記データ線に接続され、前記ゲートが当該画素電極に対応する前記ゲート線に接続されている複数の薄膜トランジスタと、前記アレイ基板における前記第一主平面と反対側の面である第二主平面上に配設され、前記データ線に電圧を印加して前記薄膜トランジスタを駆動させるデータ駆動回路と、前記アレイ基板における前記第一主平面と反対側の面である第二主平面上に配設され、前記ゲート線に電圧を印加して前記薄膜トランジスタを駆動させるゲート駆動回路と、前記データ線と前記データ駆動回路との間、及び、前記ゲート線と前記ゲート駆動回路との間を電気的に接続させるために前記第一主平面と前記第二主平面とに跨って配置された接続パターンであって、前記アレイ基板の厚さ方向部分に相当する跨部が前記アレイ基板の縁部分に設けられている接続パターンとを備えている。
また、請求項2に係る発明のマトリクス型表示装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記接続パターンの前記跨部は、前記アレイ基板の側縁に表出して配設されている。
また、請求項3に係る発明のマトリクス型表示装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記接続パターンの前記跨部は、前記アレイ基板の縁部分に設けられたスルーホールを介して配設されている。
請求項1に係る発明のマトリクス型表示装置では、専有面積の大きいデータ駆動回路及びゲート駆動回路を、表示素子におけるデータ線及びゲート線が配設されている第一主平面と反対側の第二主平面に配置し、双方間を接続パターンにより電気的に接続する。ここで接続パターンは、アレイ基板の縁部分に設けられている跨部を介して、第一主平面上の信号線(データ線、ゲート線)と、第二主平面上の駆動回路(データ駆動回路、ゲート駆動回路)とを電気的に接続している。従って、データ駆動回路及びゲート駆動回路を配置するための領域を別途確保する必要がなくなり、表示装置を小型化することが可能となる。また、第一主平面と第二主平面とを跨いでいる跨部をアレイ基板の周縁部に配置することとして、基板製作工程を簡略化することを可能としている。
また、請求項2に係る発明のマトリクス型表示装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、接続パターンの跨部を基板の外側に表出させる構成とすることによって、基板作製工程における接続パターンの跨部の作製を容易化することが可能となる。
また、請求項3に係る発明のマトリクス型表示装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、基板作製工程において予めスルーホールを設けておくことにより、接続パターンの跨部の作製を容易化することが可能となる。
以下、本発明のマトリクス型表示装置(以下、「表示装置1」と略す。)について、A.表示装置1の構成、B.表示装置1を構成するアレイ基板11の作製方法、C.アレイ基板11作製の実施例、の順に図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている内容は、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<A.表示装置1の構成>
はじめに、図1を参照して、表示装置1の機能構成について説明する。図1は、表示装置1の構成概要及び機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、表示装置1は、アレイ基板11と対向基板12とが対向して配置され、アレイ基板11と対向基板12とで挟まれた部分に画像形成素子13が充填された構成を有している。ここで画像形成素子13としては、電圧が印加されることによって物理的特性を変化させるような特性を有する公知の材料が使用される。たとえば、液晶素子やEL(Electroluminecsence)素子が挙げられる。
また、アレイ基板11には、データ線16とゲート線17とがマトリクス状に配置される。そして、データ線16とゲート線17との交差部には、TFT19が配置される。さらに、各々のTFT19に対応する画素電極18が配置される。そして、TFT19のソース電極がデータ線16に接続され、ゲート電極がゲート線17に接続され、ドレイン電極が画素電極18に接続された状態となっている。また、アレイ基板11には、データ線16に電圧を印加するためのデータ駆動回路としてのデータドライバ14と、ゲート線17に電圧を印加するためのゲート駆動回路としてのゲートドライバ15とが夫々配置される。そして、データドライバ14にはデータ線16が接続され、ゲートドライバ15にはゲート線17が接続される。なお、データドライバ14及びゲートドライバ15は、アレイ基板11上に機能的に配置された複数のTFTを含む構造を有している。
さらに、データドライバ14及びゲートドライバ15からデータ線16及びゲート線17に対して電圧が印加されるタイミングを制御するための制御回路21が設けられている。制御回路21は、入出力回路、タイミングジェネレータ、画像メモリ等(いずれも図示せず)から構成されており、データドライバ14及びゲートドライバ15を制御することによってデータ線16及びゲート線17への電圧印加のタイミングを制御する。
また、図示しないが、対向基板12には共通電極が配置されている。共通電極は、画素電極18に印加される電圧の基準電位として作用する。
そして、表示装置1に画像を表示させる場合においては、制御回路21によりデータドライバ14が制御され、データ線16に電圧が印加される。また、制御回路21によりゲートドライバ15が制御され、TFT19のゲートをONさせるための電圧がゲート線17に印加される。このことにより、画素電極18に電圧が印加され、画素電極18の近傍の画像形成素子13に電圧が印加されてその物理特性を変化させる。このことによって、表示装置1の画像表示領域に画像が形成される。
次に、図2及び図3を参照して、アレイ基板11における画像形成素子13と接する面(以下、「第一主平面11a」という。)に配置されているデータ線16、ゲート線17、画素電極18、及び半導体20の物理的構成について説明する。図2は、アレイ基板11の第一主平面11aに配置されているデータ線16、ゲート線17、画素電極18、及び半導体20の物理的構成を示す拡大平面図であり、図3は、図2のA−A線における矢視方向断面図である。なお、以下の説明では、図2における右側をアレイ基板11の右方、左側をアレイ基板11の左方、上側をアレイ基板11の上方、下側をアレイ基板11の下方とする。
図2に示すように、第一主平面11aには、複数のデータ線16、複数のゲート線17、画素電極18、及び半導体20が夫々配置されている。なおこれらは、図3に示すように第一主平面11aに積層した状態で配置されている。データ線16、ゲート線17及び画素電極18を構成する材料としては、伝導率の大きい特性を有する従来公知の材料が使用される。また、半導体20を構成する材料としては、TFTを形成させることが可能な従来公知の材料が使用される。例えば、a−Si、LTPS、有機半導体が挙げられる。
図2に示すように、データ線16は上下方向に直線状に複数配置され、ゲート線17は左右方向に直線状に複数配置される。そのため、データ線16及びゲート線17はマトリクス状に配置された状態となっている。また、データ線16とゲート線17とで囲まれた部分には、画素電極18が配置される。そして、表示装置1における画素電極18が配置されている領域が、実際に画像が表示される画像表示領域に相当する。
データ線16は、第一主平面11aを上下方向に跨ぐように配置された細長い電極であり、一端部がアレイ基板11の上縁部分に位置し、他端側がアレイ基板11の下縁部分に位置している。また、半導体20と接続してTFT19を形成させるための凸起部16aが、画素電極18との隣接部分に右方に凸設されている。
また、ゲート線17は、第一主平面11aを左右方向に跨ぐように配置された細長い電極であり、一端側がアレイ基板11の左縁部分に位置し、他端側がアレイ基板11の右縁部分に位置している。また、TFT19を形成させるために半導体20に重なるように配置される凸起部17aが、画素電極18との隣接部分に下方に凸設されている。
また、データ線16とゲート線17とで囲まれた部分には、平面視略長方形状の画素電極18が設けられている。また、半導体20と接続してTFT19を形成させるための凸起部16aが、データ線16と隣接する部分に左方に凸設されている。画素電極18は、左方に配置されるデータ線16と、上方に配置されるゲート線17によって印加される電圧が制御される。
また、半導体20は、図2及び図3に示すように、ゲート線17の凸起部17aの上面に、データ線16の凸起部16a及び画素電極18の凸起部18aを覆うように配置されている。そして、データ線16の凸起部16aがソース信号、画素電極18の凸起部18aがドレイン信号、ゲート線17の凸起部17aがゲート信号として動作するTFT19が構成される。このことにより、データ線16に電圧が印加された状態で、TFT19のゲートをONさせる電圧をゲート線17に印加することにより、画素電極18に電圧を印加することが可能となっている。
また、図2に示すように、データ線16の上端部にはスルーホール40が接続されている。スルーホール40は、アレイ基板11の上縁部分を左右方向に一列に並んで配置される。そして、スルーホール40を介して、アレイ基板11における第一主平面11aと反対側の面(以下「第二主平面11b」という。)に配置されるデータドライバ14(図4参照、後述)と電気的に接続した状態となっている。また、ゲート線17の左端部にはスルーホール41が接続されている。スルーホール41は、アレイ基板11の左縁部分を上下方向に一列に並んで配置される。そして、スルーホール41を介して、第二主平面11bに配置されるゲートドライバ15(図4参照、後述)と電気的に接続した状態となっている。
また、図3に示すように、データ線16、ゲート線17a、画素電極18、及び半導体20は、基板10の一方の面10a(アレイ基板11における第一主平面11aの側の面)に積層して配置されている。具体的には、基板10の面10aにゲート線の凸起部17aが積層され、ゲート線17の上面に、ゲート線17aを覆うように絶縁体31が積層され、絶縁体31の上面にデータ線16と画素電極18とが一定間隔を空けて積層され、データ線16の凸起部16aと画素電極18の凸起部18aとの上面に、凸起部16aと凸起部18aとを覆うように半導体20が積層される。そして、ゲート線17の凸起部17a、データ線16の凸起部16a、画素電極18の凸起部18a、絶縁体31及び半導体20により、TFT19(図1参照)が形成された状態となっている。
なお、図3に示すように、基板10における面10aと反対側の面10b(アレイ基板11における第二主平面11bの側の面)には、データドライバ14及びゲートドライバ15(以下、総称して「ドライバ33」という。)が積層される。詳細は後述する。
次に、図4及び図5を参照して、アレイ基板11における第二主平面11bに配置されているデータドライバ14及びゲートドライバ15の物理的構成について説明する。図4は、アレイ基板11の第二主平面11bに配置されているデータドライバ14及びゲートドライバ15の物理的構成を示す平面図であり、図5は、図2におけるB−B線での矢視方向断面図である。なお、図4における右側がアレイ基板11の左方に相当し、左側がアレイ基板11の右方に相当する。
図4に示すように、第二主平面11bには、第一主平面11aにおける正面視略長方形状の画像表示領域(画素電極18(図2参照)が配置されている領域)の裏面部分を覆うようにドライバ33(データドライバ14及びゲートドライバ15)が配置されている。ドライバ33は、画像表示領域の裏面部分の正面視略長方形における左上部の頂点付近と右下部の頂点付近とを結ぶ階段状の溝部47を隔てて右上部と左下部とに分割された形状となっている。そして、右上部分にデータドライバ14が配置され、左下部分にゲートドライバ15が配置されている。さらに、制御回路21(図1参照)がデータドライバ14を駆動するための信号線45が、データドライバ14の下端部に接続され、制御回路21がゲートドライバ15を駆動するための信号線46が、ゲートドライバ15の下端部に接続されている。
また、図4及び図5に示すように、データドライバ14の上端部には、アレイ基板11の上縁部に配置されたスルーホール40と接続するための接続線22が複数接続されている。そして、各々の接続線22の電気状態を制御することにより、第一主平面11aに配置されている各データ線16への電圧印加を制御することが可能となっている。また、図4に示すように、ゲートドライバ15の左端部には、アレイ基板11の左縁部分に配置されたスルーホール41と接続するための接続線23が複数接続されている。そして、データドライバ14、接続線22、スルーホール40及びデータ線16の配置(図5参照)と同様に、各々の接続線23の電気状態を制御することにより、第一主平面11aに配置されている各ゲート線17への電圧印加を制御することが可能となっている。このようにして、第一主平面11aに配置されるTFT19のON/OFF状態を切り替え、画素電極18への電圧印加を制御して、表示装置1(図1参照)の画像表示領域に所望の画像を表示させている。
以上説明したように、アレイ基板11の第一主平面11aにデータ線16、ゲート線17、画素電極18、及びTFT20が配置され、アレイ基板11の第二主平面11bにデータドライバ14及びゲートドライバ15が配置される。このことによって、配置されるTFT19の移動度が小さく、ドライバ33(データドライバ14及びゲートドライバ15)の占める面積を大きくしなければTFT19を駆動できないような場合であっても、ドライバ33を配置するために必要な領域を第一主平面11a上に別途確保する必要がなくなるため、表示装置1(図1参照)を小型化することが可能となる。
また、スルーホール40がアレイ基板11の上縁部に設けられ、スルーホール41がアレイ基板11の左縁部に設けられる。そして、スルーホール40を介して、データ線16とデータドライバ14とが接続し、スルーホール41を介して、ゲート線17とゲートドライバ15とが接続している。このことによって、マトリクス型の駆動方式にて駆動する表示装置1の画像表示領域に所望の画像を表示させることが可能となる。スルーホール40、41は画像表示領域外に配置されることとなるため、スルーホールが表示画像に重なり合って表示画像の品質を劣化させてしまうことを防止することが可能となる。
<B.表示装置1を構成するアレイ基板11の作製方法>
次に、本発明の表示装置1を構成するアレイ基板11の作製方法の一例について、図6〜図14を参照して説明する。図6は、第一無機化膜形成工程を示す模式図であり、図7は、第一マイクロコンタクトプリント工程を示す模式図であり、図8は、第一触媒付着工程を示す模式図であり、図9は、第一無電解めっき工程を示す模式図であり、図10は、絶縁膜形成工程を示す模式図であり、図11は、第二マイクロコンタクトプリント工程を示す模式図であり、図12は、第二触媒付着工程を示す模式図であり、図13は、第二無電解めっき工程を示す模式図であり、図14は、半導体形成工程を示す模式図である。
本発明の表示装置1を構成するアレイ基板11には、第一主平面11aにデータ線16、ゲート線17、画素電極18、及び、半導体20が積層され、TFT19(ゲート電極:凸起部17a、ソース電極:凸起部16a、ドレイン電極:凸起部18a)が形成される。また、第二主平面11bにデータドライバ14及びゲートドライバ15を構成する複数のTFTが形成される。ここで、一般的なTFT作製方法であるフォトリソグラフィー法及びエッチング法により、基板の両面にTFTを形成させる場合には、片面ずつTFTを形成させる工程を2度実施しなければならず、製造コストがかさんでしまうという問題点があるが、以下に示すアレイ基板11の作製方法では、マイクロコンタクトプリント法を用いることにより、容易に基板の両面に同時にTFTを形成させることが可能となり、製造コストを抑制することが可能となる。
なお、以下の説明では、表示装置1を構成するアレイ基板11の作製方法として、第一主平面11a及び第二主平面11bの両面にTFT65を形成させる方法のみを示し、第一主平面11aに配置されるデータ線16、ゲート線17、画素電極18、及び、第二主平面11bに配置されるTFT以外の構成要素(信号線等)を形成させる方法については省略している。しかしながら、これらの構成要素に関しても、TFT65を構成する各種電極の形成方法と同様、マイクロコンタクトプリント法により形成される。
はじめに、第一無機化膜形成工程について、図6を参照して説明する。図6に示すように、第一無機化膜形成工程では、第一マイクロコンタクトプリント工程(図7参照)において自己組織化膜(Self Assembled Monolayer,以下「SAM」という。)を良好に基板10上に形成させるための前処理として、基板10の表面に無機化膜52を形成させる処理が施される。基板10としては、樹脂材料より構成される従来公知の基板が使用される。例えば、樹脂基板が挙げられる。なお、基板10として無機材料より構成される基板(ガラス基板など)が使用される場合には、無機化膜形成工程は不要である。
第一無機化膜形成工程における無機化膜形成方法としては、例えば、基板10を表面無機化剤に浸漬させることにより、両面に無機化剤の薄膜(無機化膜52に相当)を形成させる方法や、酸化シリコン(SiO)をスパッタリングすることにより、両面にSiO膜(無機化膜52に相当)を形成させる方法が用いられる。
次に、第一マイクロコンタクトプリント工程について、図7を参照して説明する。図7に示すように、第一マイクロコンタクトプリント工程では、第一無機化膜形成工程(図6参照)において形成させた無機化膜52上に、TFTにおけるゲート電極61(図10参照)を配置させる部位にSAM53を形成させる。図7に示す例では、基板10両面の面方向中央付近にSAM53を形成させている。SAM53の形成方法として、図7に示すように、SAM53の材料をあらかじめスタンプ51の凸表面に付着させておき、スタンプ51を基板10の両面に押圧することにより、SAM53の材料を基板10に転写させるマイクロコンタクトプリント方法が挙げられる。
次に、第一触媒付着工程について、図8を参照して説明する。図8に示すように、第一触媒付着工程では、第一マイクロコンタクトプリント工程(図7参照)において形成させたSAM53に触媒54を選択的に付着させる。このことにより、第一無電解めっき工程(図9参照)において触媒54の付着部分に選択的にめっきを施し、TFTにおけるゲート電極61(図10参照)を形成させることが可能となる。触媒54としては、めっき処理時において金属膜形成を促進させることが可能であり、且つ、SAMの端末基と親和性の強い特性を有する従来公知の材料が使用され、例えば、Pd−Snコロイド、Pd触媒が挙げられる。そして、触媒54を含む溶液中に基板10を浸漬させることにより、触媒54をSAM53の端末基に付着させる。なお、Pd−Snコロイドは−極性を有しており、+極性を有する末端基に良好に付着する。また、Pd触媒はアミノ基と錯体を形成する特性を有しており、アミノ基に良好に付着する。
なお、第一マイクロコンタクトプリント工程(図7参照)において基板10に形成させるSAM53の材料として、めっき処理時において金属膜形成を促進させる触媒機能を有する末端基を備えたSAM53の材料を使用することも可能である。このようなSAM53の材料としては、例えば、MPTS(Mercaptopropyltrimethoxysilane)が挙げられる。MPTSのチオール基は、金属と容易に化学結合するという特徴を有しているため、第一無電解メッキ工程(図9参照)において選択的にめっきを施すことが可能となる。従ってSAM53の材料としてMPTSを使用することにより、第一触媒付着工程(図8参照)において触媒54をSAMに付着させる処理を省略することができる。
次に、第一無電解めっき工程について、図9を参照して説明する。図9に示すように、第一無電解めっき工程では、めっき処理を施すことによって、第一触媒付着工程(図8参照)において触媒54を付着させたSAM53の配置されている部分に選択的に金属膜を形成させる。めっき処理により形成された金属膜はゲート電極61(図10参照)に相当する。第一無電解めっき工程におけるめっき処理方法としては、従来公知の方法が用いられる。まためっき材料としては、従来公知の材料が使用され、例えば、銅、銀、金、すず、パラジウム、鉛、などが挙げられる。
次に、第一絶縁膜形成工程について、図10を参照して説明する。図10に示すように、第一絶縁膜形成工程では、第一無電解めっき工程(図9参照)において基板10の両面に形成されたゲート電極61を覆うように絶縁体31が積層され配置される。絶縁体31の層は、TFTにおけるゲート絶縁膜に相当する。第一絶縁膜形成工程における絶縁体31の積層方法としては、例えば、絶縁材料を溶解させた溶液に、第一無電解めっき工程(図9参照)を経た基板10を浸漬させ、絶縁体の膜を形成させる方法が用いられる。なお、図9では、基板10の両面に形成された無機化膜52、無機化膜52の表面に形成されたSAM53、及びSAM53に付着した触媒54は省略されている(以下の図においても同様に省略している)。
次に、第二無機化膜形成工程について説明する。第二無機化膜作製工程では、第二マイクロコンタクトプリント工程(図11参照)においてSAM53を良好に絶縁体31上に形成させるための前処理として、第一絶縁膜形成工程(図10参照)において形成させたゲート絶縁膜の表面に無機化膜52を形成させる処理が施される。第二無機化膜形成工程における無機化膜形成方法としては、例えば、第一無機化膜形成工程(図6参照)における無機化膜形成方法と同様の方法が用いられる。
次に、第二マイクロコンタクトプリント工程について、図11を参照して説明する。図11に示すように、第二マイクロコンタクトプリント工程では、第二無機化膜形成工程において形成された無機化膜52の表面に、TFTのソース電極62及びドレイン電極63(図13参照)を配置させる部位にSAM53を形成させる。図11に示す例では、絶縁体31上に形成させた無機化膜52の表面に、面方向に所定の間隔を設けた状態でソース電極62及びドレイン電極63を形成させるためのSAM53がそれぞれ配置されている。そして、SAM53間の離隔部の基板10方向に、第一マイクロコンタクトプリント工程(図7参照)〜第一無電解めっき工程(図9参照)にて形成させたゲート電極61が位置する状態となっている。SAM53の形成方法としては、例えば、第一マイクロコンタクトプリント工程(図7参照)におけるSAM53の形成方法と同様の方法が用いられる。
次に、第二触媒付着工程について、図12を参照して説明する。図12に示すように、第二触媒付着工程では、第二マイクロコンタクトプリント工程(図11参照)において形成させたSAM53に触媒54を選択的に付着させる。このことにより、第二無電解めっき工程(図13参照)において触媒54の付着部分に選択的にめっきを施し、ソース電極62及びドレイン電極63(図参照)を形成させることが可能となる。触媒54の材料及び触媒54の付着方法については、例えば、第一触媒付着工程(図8参照)における触媒材料及び触媒付着方法と同様の材料及び方法が用いられる。
次に、第二無電解めっき工程について、図13を参照して説明する。図13に示すように、第二無電解めっき工程では、第二触媒付着工程(図12参照)において触媒54を付着させたSAM53の配置されている部分に選択的に金属膜(62、63)を形成させる。第二無電解めっき工程におけるめっき処理方法としては、例えば、第一無電解めっき工程(図9参照)と同様の方法が用いられる。
次に、置換めっき工程について説明する。置換めっき工程では、第二無電解めっき工程(図13参照)において形成させた金属膜(62、63)(図13参照)を構成する金属を、別の金属に置換する置換めっき処理が施される。置換めっき処理により形成された金属膜は、TFTにおけるソース電極62及びドレイン電極63に相当する。置換めっき処理は、酸化に強く、金属酸化皮膜を表面に形成させないような金属(貴金属など)に置換させてTFTへの電荷注入効率を向上させるために実施される。置換めっき処理の方法としては、従来公知の置換めっき処理方法が用いられる。
次に、半導体形成工程について、図14を参照して説明する。図14に示すように、半導体形成工程では、第二無電解めっき工程(図13参照)において形成させ、置換めっき工程において貴金属などにより置換させた状態のソース電極62及びドレイン電極63と、双方の電極間の離隔部とを覆うように半導体64が積層される。このようにして、ゲート電極61、絶縁体31からなるゲート絶縁層、ソース電極62、ドレイン電極63、及び半導体64により構成されたTFT65が基板10の両面に形成された状態のアレイ基板11が作製される。なお、積層される半導体64の材料としては、a−Si、LTPS、有機半導体が挙げられる。
以上説明したように、マイクロコンタクトプリント法を用いることにより、基板10の両面にTFT65を形成させることが可能である。また、TFT65の電極を形成させる方法と同様の方法により信号線を形成させることが可能であることは明らかである。従って、基板の一方の面にデータ線16、ゲート線17、画素電極18、TFT19が形成され、他方の面にデータドライバ14、ゲートドライバ15を形成されたアレイ基板11を作製することが可能である。マイクロコンタクトプリント法を用いることにより、共通のスタンプ51を使用して複数の基板にSAM53を形成させることが可能であるため、TFTの製造コストを抑制することが可能となる。また、基板10の両面から同時にスタンプ51を押圧してSAM53を形成させることが可能であるため、TFTの製造コストをさらに抑制することが可能となる。
<C.アレイ基板11作製の実施例>
次に、「B.表示装置1を構成するアレイ基板11の作製方法」に基づいてアレイ基板11を作製した結果について説明する。
基板10として、ポリエチレンナフタレート(PEN)(「Q65FA−200um」帝人デュポン株式会社製)を使用した(以下「試料基板」という。)。そして、第一無機化膜形成工程として、試料基板の表面に無機化膜を形成させる処理を実施した。
次いで、第一マイクロコンタクトプリント工程として、SAMを形成させる処理を実施した。まず、第一マイクロコンタクトプリント工程の前処理として、第一無機化膜形成工程において形成させた無機化膜に対して紫外線を照射して水酸基リッチとすることにより、SAMが良好に吸着するように表面処理を施した。次いで、アミノ基を有するシランカップリング剤であるAEAPTS(Aminoethylaminopropyltrimethoxysilane)(東京化成工業株式会社製)をSAMの材料としてスタンプに付着させ、表面処理を施したアレイ基板にスタンプを押圧させた。このことにより、試料基板の表面にAEAPTSのSAMを形成させた。
次いで、第一触媒付着工程として、試料基板の表面に形成させたAEAPTSのSAMに触媒を付着させる処理を実施した。触媒液としてPd−Snコロイド液(上村工業株式会社製)を使用した。そして、第一マイクロコンタクトプリント工程にてSAMを形成させた試料基板を触媒液に浸漬し、Pd−SnコロイドをSAMに付着させた。Pd−Snコロイド溶液は酸性であり、SAM表面に配置された状態のアミノ基は酸性溶液中で+極性となる一方、Pd−Snコロイドは−極性となる。従って、静電作用によりSAMのアミノ基にPd−Snコロイドが付着する。このことにより、SAMにPd−Snコロイド触媒を付着させた。
次いで、第一無電解めっき工程として、無電解めっき処理によりSAMに付着させたPd−Snコロイド触媒に選択的にめっきを施し、金属膜を形成させた。金属の膜材料としてニッケルを使用した。そして、膜厚100〜1000nmニッケル膜(ゲート電極に相当)を形成させた。次いで、第一絶縁膜形成工程として、試料基板上に形成されたニッケルゲート電極を覆うように絶縁体を形成させる処理を実施した。絶縁体材料としてPVP(polyvinylphenol)を使用した。そして、ゲート電極を形成させた試料基板をPVP溶液に浸漬し、PVP絶縁膜を形成させた。
次いで、第二無機化膜形成工程として、第一絶縁膜形成工程において形成させたPVP絶縁膜の表面に無機化膜を形成させる処理を実施した。そして、第一無機化膜形成工程と同様の方法により、PVP絶縁膜の表面に無機化膜を形成させた。次いで、第二マイクロコンタクトプリント工程として、SAMを形成させる処理を実施した。そして、第一マイクロコンタクトプリント工程と同様の方法により、PVP絶縁膜の表面にAEPTSのSAMを形成せた。次いで、第二触媒付着工程として、PVP絶縁膜の表面に形成させたAEAPTSのSAMに触媒を付着させる処理を実施した。そして、第一触媒付着工程と同様の方法により、SAMにPd−Snコロイド触媒を付着させた。次いで、第二無電解めっき工程として、無電解めっき処理によりSAMに付着させたPd−Snコロイド触媒に選択的にめっきを施し、金属膜を形成させた。そして、第一無電解めっき工程と同様の方法により、膜厚100〜1000nmニッケル膜を形成させた。次いで置換めっき工程として、形成させたソース電極及びドレイン電極を構成するニッケル膜を金により置換する置換めっき処理を実施した(ソース電極、及びドレイン電極に相当)。以上により、試料基板の両面にTFTを形成させた。
以上説明したように、マイクロコンタクトプリント法を用いることにより、試料基板の両面に同時にTFTを形成させることが可能であることが明らかとなった。
なお、図1におけるデータドライバ14が、本発明の「データ駆動回路」に相当し、ゲートドライバ15が本発明の「ゲート駆動回路」に相当する。また、図2におけるスルーホール40に接続されるデータ線16、スルーホール41に接続されるゲート線17、図4における接続線22、接続線23、及び、図2並びに図4におけるスルーホール40、スルーホール41が、本発明の「接続パターン」に相当し、図2及び図4におけるスルーホール40、スルーホール41が、本発明の「跨部」に相当する。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において各種の変形が可能なことは言うまでもない。
本実施の形態においては、アレイ基板11に形成させたTFTは、ゲート電極が内層側に配置し、ソース電極及びドレイン電極が外層側に配置するボトムゲート構造を有しているが、この構造に限定されるものではない。従って、アレイ基板11に形成されるTFTは、ゲート電極が外層側に配置し、ソース電極及びドレイン電極が内層側に配置するトップゲート構造を有していても構わない。
また、本実施の形態においては、アレイ基板11の第一主平面11aに配置されている配線(データ線16、ゲート線17)と、第二主平面11bに配置されているドライバ(データドライバ14、ゲートドライバ15)とは、アレイ基板11の縁部に設けられたスルーホール40、41により電気的に接続する構成であったが、第一主平面11aと第二主平面11bとを電気的に接続する部位(跨部)はスルーホールに限定されない。従って、跨部は例えばフラットケーブルであっても構わない。また例えば、アレイ基板11を貫通する貫通孔を配置し、データ線16、ゲート線17、データドライバ14、及びゲートドライバ15を貫通孔に接続させた状態で、貫通孔に導電性インクを注入する。このことによって、アレイ基板11の第一主平面11a側と第二主平面11b側とを導通させ、第一主平面11aに配置されている配線と第二主平面11bに配置されているドライバとを電気的に接続させても構わない。なお、貫通孔に導電性インクを注入する方法としては、例えば、インクジェット技術により導電性インクを貫通孔内に噴射させる方法が用いられる。また、導電性インク材料としては、例えば、銀粒子を分散させたインクが挙げられる。
また、本実施の形態においては、マイクロコンタクトプリント法により、一枚のアレイ基板11の両面にTFTを形成させた後、双方をスルーホールにより電気的に接続することで、表示装置1を作製することを想定していた。しかしながら、この作製方法に限定されるものではない。以下、図15及び図16を参照し、表示装置1のアレイ基板11の構成の変形例を説明する。
<変形例>
図15は、変形例における表示装置1のアレイ基板11を第一主平面11a側斜め上からみた拡大斜視図であり、図16は、図15におけるC−C線での矢視方向断面図である。図15に示すように、アレイ基板11は、基板10c、10dが重なった状態で1枚のアレイ基板11が構成されている。そして、基板10cにおける基板10dと接する面と反対側の面10eには、データ線16、ゲート線17、画素電極18、半導体20が配置されている。それぞれの形状及び配置は、図2におけるアレイ基板11の第一主平面11aと同様である。また、基板10dにおける基板10cと接する面と反対側の面10fには、図示しないが、データドライバ14、及びゲートドライバ15が配置されている。また、図15及び図16に示すように、基板10cに配置されているデータ線16と基板10dに配置されているデータドライバ14とは、基板10cと基板10dとの上側端に設けられている接続線70により電気的に接続した状態となっている。また、基板10cに配置されているゲート線17と基板10dに配置されているゲートドライバ15(図示外)とは、基板10cと基板10dとの左側端に設けられている接続線71により電気的に接続した状態となっている。
以上説明した構成とすることにより、アレイ基板11の作製方法を簡易化することが可能となる。すなわち、一般的なTFT作製方法であるフォトリソグラフィー法及びエッチング法により、片面にデータ線16、ゲート線17、画素電極18及びTFT19を形成させた基板10cと、片面にデータドライバ14、及びゲートドライバ15を形成させた基板10dとをそれぞれ作製する。そして、双方の基板10c、10dのうち、デバイスが形成されていない面どうしを重ね合わせる。そして、重ね合わせた状態のアレイ基板11の上側端と左側端とに、両面のデバイス同士を電気に接続させるための接続線70、71を形成させる。このことにより、表示装置1のアレイ基板11を作製することが可能となる。このことによって、一般的なTFT作製工程を利用してアレイ基板11を作製することが可能となる。また、接続線70、71が表出した状態となるので、接続線70、71の形成が容易化する。
表示装置1の構成概要及び機能構成を示すブロック図である。 アレイ基板11の第一主平面11aの物理的構成を示す拡大平面図である。 図2におけるA−A線矢視方向断面図である。 アレイ基板11の第二主平面11bの物理的構成を示す平面図である。 図2におけるB−B線矢視方向断面図である。 第一無機化膜形成工程を示す模式図である。 第一マイクロコンタクトプリント工程を示す模式図である。 第一触媒付着工程を示す模式図である。 第一無電解めっき工程を示す模式図である。 絶縁膜形成工程を示す模式図である。 第二マイクロコンタクトプリント工程を示す模式図である。 第二触媒付着工程を示す模式図である。 第二無電解めっき工程を示す模式図である。 半導体形成工程を示す模式図である。 変形例におけるアレイ基板11の物理的構成を示す拡大斜視図である。 図15におけるC−C線矢視方向断面図である。
符号の説明
1 表示装置
10 基板
11 アレイ基板
11a 第一主平面
11b 第二主平面
12 対向基板
13 画像形成素子
14 データドライバ
15 ゲートドライバ
16 データ線
17 ゲート線
18 画素電極
19 TFT
22、23、70、71 接続線
40、41 スルーホール

Claims (3)

  1. 対向して配置されたアレイ基板と対向基板と、当該アレイ基板と当該対向基板との間に保持された画像形成素子とから構成されるマトリクス型表示装置であって、
    前記アレイ基板の第一主平面上に配設された複数のデータ線と、
    前記アレイ基板の前記第一主平面上に配設され、前記データ線に交差して配設された複数のゲート線と、
    前記データ線と前記ゲート線との交差部にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、
    前記画素電極のそれぞれに対応して配設された薄膜トランジスタであって、ドレイン及びソースの一方が当該画素電極に接続され、前記ドレイン及び前記ソースの他方が当該画素電極に対応する前記データ線に接続され、前記ゲートが当該画素電極に対応する前記ゲート線に接続されている複数の薄膜トランジスタと、
    前記アレイ基板における前記第一主平面と反対側の面である第二主平面上に配設され、前記データ線に電圧を印加して前記薄膜トランジスタを駆動させるデータ駆動回路と、
    前記アレイ基板における前記第一主平面と反対側の面である第二主平面上に配設され、前記ゲート線に電圧を印加して前記薄膜トランジスタを駆動させるゲート駆動回路と、
    前記データ線と前記データ駆動回路との間、及び、前記ゲート線と前記ゲート駆動回路との間を電気的に接続させるために前記第一主平面と前記第二主平面とに跨って配置された接続パターンであって、前記アレイ基板の厚さ方向部分に相当する跨部が前記アレイ基板の縁部分に設けられている接続パターンとを備えたことを特徴とするマトリクス型表示装置。
  2. 前記接続パターンの前記跨部は、前記アレイ基板の側縁に表出して配設されていることを特徴とする請求項1に記載のマトリクス型表示装置。
  3. 前記接続パターンの前記跨部は、前記アレイ基板の縁部分に設けられたスルーホールを介して配設されていることを特徴とする請求項1に記載のマトリクス型表示装置。
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