JP2009216488A - チャック装置、引張試験装置、およびチャック装置の製造方法 - Google Patents

チャック装置、引張試験装置、およびチャック装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】替刃の長寿命化を図ることのできるチャック装置、引張試験装置、およびチャック装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】引張試験装置のチャック部は、チャックフレームと、滑り板と、替刃ホルダ240と、替刃250と、ホルダ支持部と、などを備えている。替刃250は、例えば金属素材により形成され、試験片10に対向して試験片10をチャックするチャック面251を有し、チャック面251の面全体にセレーションなどの凹凸が形成されている。チャック面251は、山形状の尖頭凸部252Aが複数形成されたチャック歯部252と、先端が平面状の裁頭凸部253Aが複数形成された保持部253と、を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、試験片を把持してこの試験片の引張試験を実施するチャック装置、このチャック装置を備えた引張試験装置およびチャック装置の製造方法に関する。
従来、試験片を把持した状態で、この試験片を引っ張り、試験片の引張強度を測定する引張試験装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
この特許文献1に記載のものは、互いに対向する一対の脚部を有するチャック本体と、この脚部の内面に対向する一対の楔形のツカミ歯と、を備え、このツカミ歯の歯面には刻み目が形成された引張試験機である。この引張試験機では、一対のツカミ歯にて試料を挟み、チャック本体を上昇させることでツカミ歯にて試料を把持することができる。
また、特許文献2に記載のものは、試験片を挟持するチャック歯が対向配設された一対のチャックホルダと、このチャックホルダの摺動面を摺動案内するチャックボディとを備え、このチャック歯の対向面側には鋸歯状の歯部が形成されたチャック歯潤滑機構である。
実開平06−74953号公報 実開昭61−46446号公報
ところで、上記特許文献1および特許文献2に記載のような従来の引張試験機では、試験片を挟持して引張試験を実施する場合に、試験片に伸びが生じると、試験片の伸びに応じてツカミ歯も伸び、ツカミ歯に引張応力が発生する。そして、この引張応力により、ツカミ歯に割れが生じやすいという問題がある。
なお、ツカミ歯に割れが生じると、試験データを採取するにあたり、荷重−伸び線図への不連続線が表れるなどの不具合が発生する。
また、割れにくくするにはツカミ歯の靭性を上げることも考えられるが、靭性を上げるためにツカミ歯の硬度を下げると試験片とツカミ歯との間に摩耗が生じやすいため、割れと摩耗のバランスをとることが難しいという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みて、替刃の長寿命化を図ることのできるチャック装置、引張試験装置、およびチャック装置の製造方法を提供することを1つの目的とする。
本発明のチャック装置は、試験片を把持する把持面を対向させた状態で配置される一対のホルダと、このホルダの前記把持面に設けられ、前記試験片と対向するチャック面を有する替刃と、前記ホルダを保持し、前記試験片を挿通する開口部を有するフレーム、とを具備し、前記試験片をチャックする引張試験装置のチャック装置であって、前記チャック面は、先端が尖った山形状の複数の尖頭凸部を有するチャック歯部と、前記チャック歯部よりも前記フレームの開口部側に形成され、先端が平面状に形成された複数の裁頭凸部を有する保持部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、試験片を把持するホルダの把持面に替刃を設け、この替刃が試験片と対向するチャック面に、先端が尖った山形状の複数の尖頭凸部を有するチャック歯部と、先端が平面状の複数の裁頭凸部を有する保持部とを設けた。
チャック歯部では、尖頭凸部の先端が試験片に食い込むため、試験片を確実に把持することができる。
一方、保持部は、裁頭凸部の先端が平面状となっているため、裁頭凸部が試験片に食い込みにくい。
一般に、試験片は、チャック面に接している部分の中でもフレーム開口部側が最も伸びるため、替刃のチャック面におけるフレームの開口部側に引張応力がかかりやすい。
本発明では、前述の保持部がチャック歯部よりもフレームの開口部側に形成されるため、試験片が局部的に伸びたとしても、試験片の伸びに対して裁頭凸部の食い込み状態は開放され、引張応力を低減させることができる。
したがって、替刃の割れを防止することができ、長寿命化を図ることができる。
特に、チャック面にチャック歯部と保持部とを設けたので、チャック歯部によるチャック力を維持しながら、効率よく引張応力を低減させることができ、替刃の長寿命化を図ることができる。
また、替刃の割れ性が向上することにより、硬度の大きい替刃を使用することも可能となる。硬度が大きいほど、試験片と替刃との間の摩擦力が小さくなるので、替刃の摩耗性の向上を図ることができる。
すなわち、割れ性および摩耗性の両方を向上させることができるので、より一層の長寿命化を図ることができる。
本発明のチャック装置において、前記保持部は、前記チャック面における前記フレームの開口部側の端部から最大径寸法を有する前記試験片の半径の1倍以上2倍以下の範囲内に形成されることが好ましい。
試験片に付与される引張応力は、フレームの開口部側から段階的に替刃のチャック面に伝わる。すなわち、試験片がチャック面と接する部分のうち、最も伸びが大きいのはフレームの開口側の端部から試験片の半径の1倍以上2倍以下の範囲内である。
なお、チャック装置では、様々な径を有する試験片の引張試験を実施する。試験片の径が大きいほど試験片の伸びる量が多いため替刃に荷重がかかりやすく、割れが生じやすい。一般的に、引張試験にはφ15mm以上φ40mmの範囲内の径を有する試験片を使用するので、例えば、最大径φ40mmを有する試験片の場合、保持部の範囲を20mm以上40mm以下の範囲内に設定する。
この発明によれば、上記範囲内に前述の保持部を形成するので、最も引張応力の大きい部分の引張応力を低減させることができる。前記保持部の範囲が、フレームの開口側の端部から最大径寸法を有する試験片の半径の2倍を超えると、チャック歯部の領域が小さくなり、試験片を確実に把持することができなくなるおそれがある。また、前記保持部の範囲が、フレームの開口側の端部から最大径寸法を有する試験片の半径の1倍よりも小さいと、引張応力のかかる範囲が広くなってしまい、割れが発生しやすくなる。なお、保持部の範囲のより好ましい範囲は、フレームの開口側の端部から試験片の半径の1.4倍以上1.6倍以下である。
以上より、保持部の範囲を最大径寸法を有する試験片の半径の1倍以上2倍以下の範囲内とすることにより、替刃に割れが発生しにくくなり、替刃の長寿命化を図ることができる。
本発明のチャック装置において、前記尖頭凸部は、前記試験片の引張方向に対して逆の方向に傾斜して形成されていることが好ましい。
この発明では、尖頭凸部が、試験片の引張方向に対して、いわゆる逆目状に形成されている。したがって、尖頭凸部の先端が試験片に食い込みやすいため、試験片をより確実に把持することができる。
本発明のチャック装置において、前記裁頭凸部は、前記尖頭凸部の頂部に加工が施されて形成されることが好ましい。
この発明では、一度形成した尖頭凸部の頂部を加工することで裁頭凸部を形成する。具体的には、尖頭凸部の頂部を切削する。
このように、簡単に裁頭凸部を有する保持部を形成することができるので、従来の製造工程を大きく変更する必要がなく、製造性に優れている。
本発明の引張試験装置は、上述したようなチャック装置と、前記試験片を前記チャック装置にて把持した状態で、前記試験片に引張応力を加える応力付与手段と、前記応力付与手段により加えられた引張応力を測定する測定手段と、を具備したことを特徴とする。
この発明によれば、引張試験装置は、上述したように、チャック装置により試料を把持
して大きな引張応力を加え、これに伴って試料が伸びたとしても、替刃にかかる引張応力を抑えることができ、割れ性を向上させることができる。また、割れ性の向上に伴い、硬度の大きい替刃を使用することができるので、摩耗性も向上する。
したがって、チャック装置の長寿命化を図ることができ、引張試験装置の長寿命化をも図ることができる。
本発明のチャック装置の製造方法は、上述したようなチャック装置の製造方法であって、前記替刃の前記チャック面の全体にわたって前記尖頭凸部を形成するチャック歯形成工程と、前記尖頭凸部の頂部に加工を施して前記保持部を形成する保持部形成工程と、を実施することを特徴とする。
この発明では、チャック面全体に複数の尖頭凸部からなるチャック歯を形成した後、保持部が形成される領域に対して加工を実施する。
例えば、従来の工程と同様にチャック面全体にチャック歯である尖頭凸部を形成し、チャック面のうちフレームの開口部側において、尖頭凸部の先端を切削する切削加工や追込加工を実施することにより保持部を形成する。
このように、従来の製造工程に切削加工または追込加工の工程を追加するだけの簡単な工程で替刃を製造することができる。したがって、製造工程を大幅に変更する必要がないので、製造性に優れている。
以下、本発明に係る一実施形態の引張試験装置を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の引張試験装置の概略を示す図である。図2は、前記実施形態の引張試験装置における一対のチャック部を示す断面図である。図3は、前記実施形態のチャック部における一対の替刃を模式的に示す断面図である。
〔引張試験装置の構成〕
図1において、100は、引張試験装置であり、この引張試験装置100は、例えばPC鋼棒などの高強度な素材にて形成される試験片10を把持してその引張強度を測定する装置である。
この引張試験装置100は、試験片保持部200と、台座部300と、測定手段400と、などを備えている。
試験片保持部200は、台座部300から延出する一対の支持軸201と、これらの支持軸201の先端側に固定される上サドル202と、上サドル202および台座部300の間で支持軸201に支持される下サドル203と、を備えている。上サドル202は、台座部300に設けられる図示しない応力付与手段としての油圧シリンダにより、支持軸201に沿って進退移動可能に設けられている。
上サドル202および下サドル203は、それぞれ例えば金属製のブロック部202A,203Aを備えている。そして、これらのブロック部202A,203Aの略中心位置には、それぞれチャック装置としてのチャック部210が設けられている。このチャック部210は、図2および図3に示すように、フレームとしてのチャックフレーム220と、滑り板230と、ホルダとしての替刃ホルダ240と、替刃としての替刃250と、ホルダ支持部260と、などを備えている。なお、図3は、説明の都合上、替刃250を誇張して模式的に示す概念図である。
チャックフレーム220は、上サドル202および下サドル203の互いに対向する方向に開口する長手状のホルダ収納溝221を備えている。このホルダ収納溝221は、互いに対向する保持面221Aと、これらの保持面221A同士を連結する連結面221Bとを備えている。
保持面221Aは、ホルダ収納溝221のコ字開口部222側から連結面221B側に向かうに従って、対向する他方の保持面221Aから離隔する方向に傾斜する状態に形成されている。
また、連結面221Bの略中心位置には、ホルダ連結保持孔部221Cが設けられている。このホルダ連結保持孔部221Cには、ホルダ支持部260が固定されている。
滑り板230は、保持面221Aおよび替刃ホルダ240に当接して配設されている。この滑り板230は、例えば表面層に摩擦係数が小さくなる潤滑被膜が形成されている。そして、この滑り板230により、保持面221Aおよび傾斜摩擦面242の傾斜角度が異なり平行とならない場合に、これらの角度差を補正することが可能となる。
また、滑り板230とこの滑り板230に対応する替刃ホルダの組み合わせを複数用意することで、任意の傾斜角度の傾斜摩擦面242を備えた替刃ホルダ240をチャックフレーム220に設置可能となる。
替刃ホルダ240は、略楔形状に形成されている。具体的には、替刃ホルダ240は、試験片10に対向し、上サドル202から下サドル203に向かう軸方向に沿う平面状の把持面241と、滑り板230に対向する傾斜面としての傾斜摩擦面242と、連結面221Bに対向するホルダ連結面243と、これら把持面241、傾斜摩擦面242、およびホルダ連結面243に連続するとともに、ホルダ収納溝221の長手方向に略直交する図示しないホルダ側面と、を備えている。
把持面241は、前述したように、一対の替刃ホルダ240において、互いに対向する状態で配設されている。これら一対の把持面241は、互いに対向する位置にそれぞれ替刃設置溝241Aを備え、この替刃設置溝241Aには、替刃250が嵌合されている。
傾斜摩擦面242は、滑り板230に対向して形成されている。この傾斜摩擦面242、および滑り板230により囲われた空間がグリス溜め部として形成される。このグリス溜め部には、潤滑剤としてのグリスが吐出されて封入される。
ホルダ連結面243は、把持面241に連続する端縁に沿って連結挿通溝243Aが設けられている。この連結挿通溝243Aには、図2に示すように、ホルダ支持部260が嵌合される。これにより、一対の替刃ホルダ240が連結される。
替刃250は、替刃ホルダ240の把持面241に設けられる替刃設置溝241Aに嵌合されている。この替刃250は、例えば金属素材により形成され、試験片10に対向して試験片10をチャックするチャック面251を有し、図3に示すように、チャック面251の面全体にセレーションなどの凹凸が形成されている。
チャック面251は、山形状の尖頭凸部252Aが複数形成されたチャック歯部252と、先端が平面状の裁頭凸部253Aが複数形成された保持部253と、を有している。なお、チャック面251のホルダ収納溝221のコ字開口部222側を開口端部251A、連結溝部243A側を閉口端部251Bとする。
チャック歯部252は、閉口端部251B側に形成される。尖頭凸部252Aは、その先端が試験片10の引張方向とは逆向きに傾斜した形状で、逆目状に形成されている。具体的には、図示しないが、チャック面251の試験片10の引張方向に対して、右側30度方向に平行に線状の頂点を有する山部とこの山部に隣接した線状の谷部とが交互に配置される。山部のピッチは1.5mmであり、線状の山部と直交する方向のうち試験片10の引張方向とは逆方向に向かって傾斜している。また、同様の形状の山部および谷部が、チャック面251の試験片10の引張方向に対して、左側30度方向に平行な方向にも形成されている。すなわち、試験片10の引張方向に対して右側30度方向に傾斜した山部と左側30度方向に傾斜した山部とが交差することにより、逆目状の尖頭凸部252Aが形成される。
そして、このような形状の尖頭凸部252Aにより、試験片10を確実に把持することができる。
保持部253は、開口端部251A側に形成される。
ここで使用する試験片10は、φ40mmの径をもつ丸鋼棒である。したがって、保持部253は、開口端部251A側から30mm程度の範囲となるように形成されるが、28mm以上32mm以下の範囲であればよい。保持部253の幅が28mm未満であると、チャック面251にかかる引張応力が大きくなり、割れなどの不具合が発生するおそれがある。また、保持部の幅が32mmを超えると、試験片10をチャックする力が弱くなり、確実に把持できなくなるおそれがある。すなわち、保持部253の幅を28mm以上32mm以下の範囲で形成することによって、試験片10のチャック力を維持するとともに、チャック面251の割れの発生を防止することができる。
なお、チャック歯部252および保持部253を形成するには、まず、従来の方法でチャック歯部252の尖頭凸部252Aをチャック面251全体に形成する。その後、保持部253に相当する領域に対して、切削加工や追込加工などにより、尖頭凸部の頂部を切削して平面状に加工した裁頭凸部253Aを形成する。
ホルダ支持部260は、図2に示すように、ホルダ収納溝221のホルダ連結保持孔部221Cに設けられて、チャックフレーム220と替刃ホルダ240とを連結する。ホルダ支持部260は、内部に例えばシリンダを備え、このシリンダに挿通された軸部を軸方向に進退可能に保持する。これにより、ホルダ支持部260は、替刃ホルダ240を軸部の軸方向に進退可能にチャックフレーム220に連結している。
台座部300は、上記したように一対の支持軸201を支持している。また、台座部300は、内部に応力付与手段としての油圧シリンダを備えている。この油圧シリンダは、上サドル202に連結され、油圧により上サドル202を支持軸201に沿って進退移動させる。そして、油圧シリンダにより上サドル202が台座部300から離れる方向に移動すると、チャック部210に把持された試験片10に引張応力が加えられる。
また、台座部300には、油圧シリンダの油圧を検出する図示しない検出手段が設けられている。この検出手段は、測定手段400に接続され、検出された油圧に応じた電気信号を測定手段400に出力する。
測定手段400は、台座部300の検出手段から入力される電気信号に基づいて、試験片10に加えられた引張応力を演算し、例えば出力部410にて出力させる。
〔引張試験装置の動作〕
次に上記実施の形態の引張試験装置100におけるチャック部210の引張試験動作について説明する。
引張試験装置100にて試験片10の引張試験を実施するためには、先ず、チャック部210に試験片10を把持させる。
これには、まず、一対の替刃250間に試験片10を挟み込む。この時、替刃250のチャック面251、特にチャック歯部252の摩擦力により試験片10が良好に把持される。そして、油圧シリンダにより上サドル202を台座部300から離れる方向に移動させる。これにより、チャックフレーム220の保持面221Aと替刃ホルダ240の傾斜摩擦面242が滑り板230を介してスライドし、替刃250の間隔が狭くなり、試験片10が確実に把持される。
この後、試験片10の引張試験を実施する。すなわち、油圧シリンダにより上サドル202をさらに台座部300から離れる方向に移動させ、試験片10に引張応力を加える。この時、台座部300の検出手段は、油圧シリンダの油圧を検出して検出信号を測定手段400に出力する。そして、測定手段400は、入力された検出信号に基づいて、試験片10に加えられる引張応力を演算し、出力部410に出力させて表示させる。
ここで、本実施形態のチャック部210と従来のチャック機構とにおいて、替刃の硬度の違いによる摩耗の程度と割れ性について比較する。
替刃としては、以下の3種類の硬度を有するものを使用した。硬度の指標は、ロックウェル硬度(HRC)である。
[硬度]
硬度A:HRC60−63
硬度B:HRC59−61
硬度C:HRC57−60
従来のチャック機構では、以下の表1に示す結果が得られた。
評価方法は以下の通りである。
[摩耗性]
○:摩耗しにくい
△:やや摩耗しにくい
×:摩耗しやすい
[割れ性]
○:割れにくい
△:やや割れにくい
×:割れやすい
[摩耗性と割れ性のバランス]
○:一定期間経過後の摩耗性と割れ性が同程度である
△:一定期間経過後の摩耗性と割れ性の程度がやや異なる
×:一定期間経過後の摩耗性と割れ性の程度が大きく異なる
[寿命]
サイズがφ15mm以上φ40mm以下の複数の試験片を以下の使用頻度で使用した場合における寿命を判定した。
使用頻度:平均20〜30本/日 で1ヶ月に20日間稼動させた。
Figure 2009216488
表1に示すように、従来のチャック機構では、硬度Aの硬い替刃を使用した場合、摩耗は少ないものの、割れやすく寿命が短い。
硬度Bの替刃を使用した場合は、摩耗と割れの程度が同程度であったが、寿命が短い。
硬度Cの軟らかい替刃を使用した場合は、割れは少ないものの、摩耗が激しく寿命も短い。
これに対して本実施形態のチャック機構を有する引張試験装置による引張試験では、表2に示すような試験結果が得られた。表2中の保持部の範囲とは、開口端部251Aからの距離である。
なお、引張試験装置100のチャック面251の全長は、いずれも161mmであった。
Figure 2009216488
表2に示すように、実施例1は、硬度Aの硬い替刃を使用したので、摩耗が少ないことは当然のことながら、割れ性にも強いため、寿命が長い。摩耗性と割れ性のバランスも良い。
実施例2では、硬度Bの替刃を使用したので、従来例に比べて割れ性に優れている分、寿命も長くなっている。
実施例3では、硬度Cの替刃を使用したので、摩耗が早く、寿命は従来例と同程度となっている。
実施例4および5では、保持部の範囲を適切に設定しなかったため、実施例1に比べて寿命が短くなっているが、従来よりも割れ性に優れている。
この後、油圧シリンダにより試験片10にさらに引張応力を加え、試験片10が引張応力により破断されると、その破断荷重を出力部410に出力させ、油圧シリンダの油圧を下げて測定を終了させる。
〔引張試験装置の作用効果〕
上述したように、上記実施形態の引張試験装置100では、試験片10を把持する替刃250のチャック面251に、先端の尖った山形状の尖頭凸部252Aを有するチャック歯部252と、先端が略平面状の裁頭凸部253Aを有する保持部253を形成した。
このため、チャック歯部252の尖頭凸部252Aの先端が試験片10に食い込むことにより、試験片10を確実に把持することができる。一方、保持部253の裁頭凸部253Aの先端は試験片10に食い込みが少ないため、試験片10と裁頭凸部253Aとの相互間および試験片10と保持部253と接する部分において、試験片10が伸びたとしても、試験片10への引っ掛かりが開放され、裁頭凸部253Aに引張応力がかからない。
したがって、保持部253において、割れが発生しにくくなる。その結果、替刃250の寿命を長くすることができる。
なお、従来は割れが発生するおそれがあったため、硬度の高い替刃を使用できず、硬度の低い替刃を使用すると摩耗が早かった。しかしながら、割れ性が向上したことにより、硬度の高い替刃を使用することができるので、摩耗性にも優れている。
すなわち、割れ性および摩耗性の両方が向上するので、替刃250のさらなる長寿命化を図ることができる。
このように、割れの発生を防止することができるので、試験上の不具合も発生しにくくなり、試験精度が向上する。
また、替刃250が長寿命化することにより、替刃250の交換作業の回数を少なくすることができるので、メンテナンス性も向上する。
また、替刃250の保持部253を、チャック面251の開口端部251Aから28mm以上32mm以下の範囲内に形成した。
ここで、径のサイズがφ40mmである試験片10に引張試験装置100で引張応力を加えたとき、替刃250のチャック面251に当接する部分のうち、引張応力を受け、替刃250に最も伸びが生じるのは、開口端部251Aから30mm以内の範囲である。すなわち、割れの発生しやすい位置のみに保持部253を形成したので確実に割れを防止することができるとともに、チャック面251の全長で試験片10をより確実に把持することができる。
したがって、従来のチャック力を維持したまま、替刃250の割れを防止することができ、替刃250の長寿命化を図ることができる。
さらに、保持部253の裁頭凸部253Aは、先端は平面状ではあるものの、凸状に形成されているので、ある程度のチャック力を維持することができる。
したがって、保持部253は、引張応力を緩和できるとともに、チャック力を維持することもできる。
本実施形態では、試験片のなかでも最大径を有する試験片10を使用した。替刃250は、試験片の径が大きいほど割れが生じやすいため、引張試験装置100の保持部253は、最大径を有する試験片10の径寸法に応じた寸法に形成された。これにより、最も割れの発生しやすい試験片10を用いたときの割れの発生を低減させることができる。また、試験片10よりも小さい径を有する試験片で引張試験を実施した場合であっても、割れの発生を低減させることができる。
そして、替刃250のチャック面251に保持部253を形成するにあたり、チャック面251全体に尖頭凸部252Aを形成した後、この尖頭凸部252Aの頂部を切削加工または追込加工することにより、裁頭凸部253Aからなる保持部253を形成した。
このため、従来の製造方法をそのまま使用できるので、工程を大きく変更しなくてもよい。
したがって、本発明を導入するにあたり、大掛かりな作業を行う必要がなく設備投資や導入費用のコスト削減を図ることができる。
そして、上記実施形態では、チャック歯部252の尖頭凸部252Aを、試験片10の引張方向に対して逆目状に傾斜する状態に形成した。
このため、試験片10の引張方向に対して尖頭凸部252Aが試験片10に食い込みやすく、替刃250のチャック力が大きくなる。すなわち、替刃250は、より確実に試験片10を把持することができる。
したがって、割れ防止のために応力緩和部253を形成しても、十分なチャック力を維持することができる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、上記実施形態では、替刃250のチャック面251を形成する際に、チャック面251全体に山形状の尖頭凸部252Aを形成した後、尖頭凸部252Aの頂部を切削して裁頭凸部253Aとしたが、この製造方法に限られない。
例えば、チャック歯部252と保持部253の各領域においてそれぞれの形状の凸部を形成してもよい。すなわち、チャック歯部252と保持部253に形成する凸部の形状やピッチを全く異なるものとすることができる。
これによれば、保持部253に形成する凸部の形状を自由に変えられるので、引張応力を低減しつつ試験片10を確実に把持できる形状の凸部を自由に形成することができる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる
本発明は、試験片を把持してこの試験片の引張試験を実施するチャック装置、およびこのチャック装置を備えた引張試験装置に利用できる。
本発明に係る一実施の形態の引張試験装置の概略を示す図である。 前記実施の形態の引張試験装置における一対のチャック部を示す断面図である。 前記実施の形態のチャック部における一対の替刃を示す断面図である。
符号の説明
10 …試験片
100 …引張試験装置
210 …チャック部
220 …チャックフレーム
240 …替刃ホルダ
241 …把持面
250 …替刃
251 …チャック面
252 …チャック歯部
252A…尖頭凸部
253 …保持部
253A…裁頭凸部
400 …測定手段

Claims (6)

  1. 試験片を把持する把持面を対向させた状態で配置される一対のホルダと、このホルダの前記把持面に設けられ、前記試験片と対向するチャック面を有する替刃と、前記ホルダを保持し、前記試験片を挿通する開口部を有するフレーム、とを具備し、前記試験片をチャックする引張試験装置のチャック装置であって、
    前記チャック面は、
    先端が尖った山形状の複数の尖頭凸部を有するチャック歯部と、
    前記チャック歯部よりも前記フレームの開口部側に形成され、先端が平面状に形成された複数の裁頭凸部を有する保持部と、を備えた
    ことを特徴とするチャック装置。
  2. 請求項1に記載のチャック装置において、
    前記保持部は、前記チャック面における前記フレームの開口部側の端部から最大径寸法を有する前記試験片の半径の1倍以上2倍以下の範囲内に形成される
    ことを特徴とするチャック装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のチャック装置において、
    前記尖頭凸部は、前記試験片の引張方向に対して逆の方向に傾斜して形成されている
    ことを特徴とするチャック装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のチャック装置において、
    前記裁頭凸部は、前記尖頭凸部の頂部に加工が施されて形成される
    ことを特徴とするチャック装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のチャック装置と、
    前記試験片を前記チャック装置にて把持した状態で、前記試験片に引張応力を加える応力付与手段と、
    前記応力付与手段により加えられた引張応力を測定する測定手段と、
    を具備したことを特徴とした引張試験装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のチャック装置の製造方法であって、
    前記替刃の前記チャック面の全体にわたって前記尖頭凸部を形成するチャック歯形成工程と、
    前記尖頭凸部の頂部に加工を施して前記保持部を形成する保持部形成工程と、を実施する
    ことを特徴とするチャック装置の製造方法。
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