JP2009216397A - 分光光度計 - Google Patents

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滋郎 橋爪
Yasuo Osone
靖夫 大曽根
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早人 戸辺
Takashi Nishimura
崇 西村
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Abstract

【課題】
分光光度計の波長走査を簡易な構成を用いて、高精度に制御することである。
【解決手段】
光源からの光を回折格子により特定波長の光に分けて、分光された分光光を試料に照射して、その分光光に対する吸光度を検出する分光光度計において、分光される光と異なる光を照射する他の光源と、この他の光源から出射した光を第1と第2の光束に分割する分割手段と、前記回折格子と連動して回転して前記第1の光束を反射するコーナーキューブプリズムと、前記第2の光束を参照光として反射する反射ミラーと、前記コーナーキューブプリズムから反射した信号光と前記反射ミラーで反射した参照光との干渉した光の強度を検出する検出器と、前記回折格子の回転角度を前記検出器の出力に基づき制御する制御回路と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分光光度計の波長制御技術に関する。
測定試料固有の光の吸収スペクトルを測定する分光光度計では、従来、波長の走査機構としてサインバー機構が用いられてきた。
この機構を介してモータの回転に連動して回折格子を回転させる。モータの回転数と分光波長とが比例関係にあるため、この機構は波長の制御が容易である。
しかしサインバー機構は、機構が複雑であり走査速度も遅いという課題がある。これらの課題を解決する手法として、モータで直接回折格子を回転させる方式が知られている。
特開昭63−163121号公報 特開平1−221627号公報
しかし、モータのフォア回路のみのオープンループ制御を用いて駆動する方式であるため、従来のモータで直接回折格子を回転させる方式では、十分な波長精度を満たす制御は実現されていない問題があった。
また、従来の方式では、回折格子を超高精度に直接回転させるためには、超高精度の角度分解能を持つステッピングモータが必要である。しかし現実には必要な精度のステッピングモータが存在しない。
一方、ギヤを使用する減速機を用いた機構では、バックラッッシュと呼ばれる歯車間に存在する隙間による公差が存在するため、角度再現性が出ないという問題がある。そのため、現在は、減速機を用いて回折格子を直接高精度に回転させる機構は存在しない。更に述べると、この問題を解決するには、高精度に回転角度を測定し、モータへフィードバック制御を行う必要がある。
これまでの角度測定系は、信号光と参照光の干渉縞をCCDなどの2次元の撮像装置を用い、干渉縞間隔から角度ずれを求めていた。しかし、この光学系では、干渉縞を撮像するために、大きくて高価な装置が必要となる課題があった。
一方、回折格子を設置している回転ステージにロータリーエンコーダを設置し、回転位置検出信号をモータへフィードバックするクローズドループ制御手法も提案されている。しかし、この機構は高精度の角度分解能を持つロータリーエンコーダを必要とするため、このロータリーエンコーダが非常に高価なため、装置自体の製品コストが増大するという課題があった。
本発明の目的は、分光光度計の波長走査を簡易な構成で、高精度に制御することが可能な分光光度計を実現することにある。
そこで本発明の分光光度計は、レーザ干渉を用いた簡易で高精度な角度測定センサを有し、当該センサを用いて得た角度情報をモータの駆動部へフィードバックし閉ループ制御する回路を備えることで、回折格子の回転角度をモータで高精度・高速に直接回転制御する分光光度計を実現するものである。
本発明によれば、高精度・高速に制御可能な分光光度計を実現できる。
図1は、本発明の分光光度計の一実施例である。この実施例の構成は大きく分けて、分光光で試料の吸光度を測定する分光光度計の主構成と、その分光光の波長を走査する回折格子の回転角を測定する機構と、回折格子の回転角度の情報から分光光の波長を制御する回路から成り立っている。
まず、分光光度計の主構成について説明する。重水素ランプ1とタングステンランプ2は光源である。それぞれのランプから出射された光は、いずれかの光源に切り替える光源切り替えミラー3によって1つの光源に選択される。
光源から照射された光は入射スリット4を通過し、回折格子5に照射される。回折格子5で入射スリット4を通過した入射光は分光され、入射光の各波長に依存した角度で反射し、出射スリット9上に照射される。
特定波長が出射スリット9を通過するように回転ステージ6上に設けられた回折格子5の出射スリット9に対する角度が調整される。特定波長の分光光が出射スリット9を通過して、ミラー15dに照射される。ミラー15dで反射された分光光は、ハーフミラー15bで信号光と参照光に分けられる。
本実施例では、信号光はハーフミラー15b、及びミラー15cで反射されて測定試料16に照射される。測定試料16を透過した透過光(信号光)は、受光器18で電気信号に変換される。一方、ハーフミラー15bを透過した参照光は、ミラー15aで反射され受光器17で電気信号に変換される。
制御回路19では、受光器17と受光器18の電気信号強度の差分を計算する事により測定試料16の吸収量測定を行う。
次に、分光光の波長を走査する回折格子5の回転角を電気信号にエンコードする機構は、分光光の光源とは異なる光源としてレーザを用いたレーザ干渉原理を用いる。レーザ14から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ13を通りコリメート光に変換され、コリメート光を第1と第2の光束に分割する分割手段として、例えばビームスプリッタ11で、レーザ信号光とレーザ参照光の二光束に分割される。レーザ参照光は平面ミラー12で反射され、再びビームスプリッタ11を透過し、受光器10に入射される。一方、レーザ信号光は、ビームスプリッタ11を透過した後、詳細は後述するが、回折格子5の回転に伴い入射面の角度を変えるコーナーキューブプリズム7で反射され、再びビームスプリッタ11で反射して、レーザ参照光と合波され受光器10に入射する。受光器10では、レーザ信号光とレーザ参照光とが合波した干渉光の強度を検出する。
なお、コーナーキューブプリズム7は、光の入射軸に対して入射面が傾いても反射される光は入射軸方向に反射する特徴を持つ。そのため、ビームスプリッタ11で合波されたレーザ信号光とレーザ参照光の同一位相の面である波面は回折格子5が回転しコーナーキューブプリズム7が入射光軸に対して傾いても歪まず、良好な干渉条件を保てる。
図2は、回折格子5の回転機構を横から見た図である。回転機構としては、上面に回折格子が固定された回転ステージ6と、回転ステージ6を回転するモータ8を有する。
コーナーキューブプリズム7は回折格子5の光の照射されない領域、例えば上端部に固定されている。回折格子5は回転ステージ6上に設けられていて、モータ8の駆動により回転ステージ6が回転し、回折格子5とコーナーキューブプリズム7とが回転ステージ6の回転に伴い回転する。
この場合、コーナーキューブプリズム7の入射端面は回折格子5の入射端面と平行に固定されている、コーナーキューブプリズム7の頂点は、回折格子5の回転中心(本実施例では回折格子5の入射端面に設けられている)から離れた、例えば入射端面と同一平面上に配置され(図3参照)、回折格子5の回転中心から距離L0離れた位置に固定される。
このとき、レーザ14とコーナーキューブプリズム7の光路長変位ΔLは、コーナーキューブプリズム7へ入射方向に対して時計周りに90゜回転した点を基準角度θ=0゜とすると、コーナーキューブプリズム7が基準角度から回転した時、以下の式で与えられる。
ΔL=L0・sin(θ) (1)
また、受光器10で受光される干渉光強度はレーザ信号光とレーザ参照光の光路長差により変化し、この光路差に起因する光強度は、レーザ14の発振波長λ、信号光と参照光の電界振幅A、θ=0゜の時のレーザ信号光とレーザ参照光の初期光路長差をLiとした時、干渉した2光束の干渉強度Pは受光器10面上で以下の式で与えられる。
P=|A|2・cos2[π/λ・(Li+ΔL)] (2)
上記式(1),式(2)より、回折格子5の各回転角度に対する受光器10で受光される電圧値は図4で示す強度変動する事がわかる。この振幅の回数と電圧値を制御回路19で演算することにより、回折格子5の初期状態からの相対的角度が導出される。
回折格子5の回転角度変化は、受光器10からの出力電圧強度を制御回路19で計算し、モータ8へフィードバックし、モータの回転角度を調整する閉ループ制御することにより、高精度に制御することが可能となる。
一方、回折格子5の回転中心とコーナーキューブプリズム7中心との距離L0は初期取り付け等の誤差があるため、正確な長さを校正する必要がある。また回折格子5の角度の測定は、回折格子5の初期位置からの相対的回転角しか分からず、絶対的な角度校正を行う必要がある。その校正に、重水素ランプ1からの放射光を利用する。重水素ランプ1から放射される光は図5に示すように、波長486.0nmと656.1nmに輝線と呼ばれる鋭い強度ピークが存在する。
本実施例における回折格子の設定角度の校正法は、まず回折格子5を回転させ、出射スリット9からの透過光強度を受光器17からの出力信号を用いて測定して、重水素ランプ1からの上記2波長に相当する光出力ピークサーチ行う。ピーク中心が観測されるときの回折格子5の回転角度は既知なので、各強度ピークを取る点での変位量とそれに対応する既知の角度より、制御回路19で式(1)よりL0を求める。このピークをとった相対的回転角と回折格子5とコーナーキューブプリズム7間の距離L0のパラメータを制御回路19に記憶し、回転角度の絶対値を算出する。
なお、回折格子5の回転ステージ6に連動してコーナーキューブプリズム7も回転し、レーザ光軸から変位する。そのため本実施例における分光光度計では、図6に示すように、コーナーキューブプリズム7の入射端面にレーザ光が入射される範囲の回転角度内において測定可能となる。
図7は、本発明の他の実施例における分光光度計の概念図である。ビームスプリッタ20としてキューブタイプを用いている。ビームスプリッタ20は、レーザ参照光を反射するため、レーザ参照光が照射される1面のみを金属蒸着するなどの手法でミラー面21とすることにより、図1の参照光ミラーの初期角度調整を不用となる。
本発明の一実施例における分光光度計の概念図。 回折格子5の回転機構を横から見た図。 回折格子5とコーナーキューブプリズム7との関係を説明する図。 本実施例における回折格子の回転角度と受光光強度の関係を説明する図。 重水素ランプの光スペクトル強度分布を説明する図。 回折格子5とコーナーキューブプリズム7の位置関係を説明する図。 本発明の他の実施例における分光光度計の概念図。
符号の説明
1 重水素ランプ
2 タングステンランプ
3 光源切り替えミラー
4 入射スリット
5 回折格子
6 回転ステージ
7 コーナーキューブプリズム
8 モータ
9 出射スリット
10 受光器
11 ビームスプリッタ
12 平面ミラー
13 コリメートレンズ
14 レーザ
15a,15c,15d ミラー
15b ハーフミラー
16 測定試料
17,18 受光器
19 制御回路
20 ビームスプリッタ

Claims (2)

  1. 光源からの光を回折格子により特定波長の光に分けて、分光された分光光を試料に照射して、その分光光に対する吸光度を検出する分光光度計において、分光される光と異なる光を照射する他の光源と、この他の光源から出射した光を第1と第2の光束に分割する分割手段と、前記回折格子と連動して回転して前記第1の光束を反射するコーナーキューブプリズムと、前記第2の光束を参照光として反射する反射ミラーと、前記コーナーキューブプリズムから反射した信号光と前記反射ミラーで反射した参照光との干渉した光の強度を検出する検出器と、前記回折格子の回転角度を前記検出器の出力に基づき制御する制御回路と、を有することを特徴とする分光光度計。
  2. 請求項1記載の分光光度計において、前記光束を分割する分割手段は、ビームスプリッタであることを特徴とする分光光度計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103487144A (zh) * 2013-08-29 2014-01-01 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 消杂光能力稳定的双光栅分光系统封装结构
CN104964744A (zh) * 2015-07-01 2015-10-07 天津市德力电子仪器有限公司 一种光纤通信用高分辨率光栅光谱仪结构
CN105157832A (zh) * 2015-09-28 2015-12-16 厦门大学 一种紧凑型光栅更换装置

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