JP2009216209A - 減衰力可変ダンパ - Google Patents
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Abstract
【課題】 MRFを用いた可変減衰力ダンパに於いて、磁気回路の効率を向上させ、減衰力の可変幅を大きく、車両の乗り心地性能を向上させる。
【解決手段】 ダンパのピストンロッド13が、相対的に非磁性体からなる部分を介してピストン16に結合され、ピストン内に組み込まれた磁気回路からピストンロッドへの磁束の漏洩を最小化する。磁気回路の効率が向上し、減衰力の可変幅を大きくすることが可能となる。相対的に非磁性体からなる部分としては、ピストンロッドとピストン内のインナヨークとの間の摩擦溶接による結合部分であって良い。
【選択図】 図3
【解決手段】 ダンパのピストンロッド13が、相対的に非磁性体からなる部分を介してピストン16に結合され、ピストン内に組み込まれた磁気回路からピストンロッドへの磁束の漏洩を最小化する。磁気回路の効率が向上し、減衰力の可変幅を大きくすることが可能となる。相対的に非磁性体からなる部分としては、ピストンロッドとピストン内のインナヨークとの間の摩擦溶接による結合部分であって良い。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動車用サスペンションを構成するテレスコピック式の減衰力可変ダンパに係り、詳しくは、減衰力の可変幅を大きくする技術に関する。
近年、自動車のサスペンションに用いられる筒型ダンパでは、乗り心地や操縦安定性の向上を図るべく、減衰力の可変制御が可能な減衰力可変ダンパが種々開発されている。減衰力可変ダンパとしては、オリフィス面積を変化させるロータリバルブをピストンに設け、このロータリバルブをアクチュエータによって回転駆動する機械式のものが主流であったが、構成の簡素化や応答性の向上等を実現すべく、作動液に磁気粘性流体を用い、ピストンと一体に形成された磁気流体バルブによって磁気粘性流体の粘度を制御するものが出現している(特許文献1参照)。
特許文献1の減衰力可変ダンパでは、ピストンが、外周にコイルが巻き回された円柱状のインナヨークと、インナヨークの両端に配置された一対のエンドプレートと、インナヨークと両エンドプレートを収容する円筒状のアウタヨークとから主に構成されている。インナヨークおよびアウタヨークはともに強磁性体を素材としており、エンドプレートによって保持されることによって両者の間に環状流路が形成される。エンドプレートは、非磁性体を素材とした円盤状のものであり、環状流路に連通する複数の円弧状孔と、インナヨーク端部の凸部が係合する環状凹部と、ピストンロッド固定用のリングが係合する環状溝とを有している。また、インナヨークおよびエンドプレートは、アウタヨークの両端外縁を加締めることによって固定されている。
米国特許6,260,675号公報
このような減衰力可変ダンパに於いては、好適な或いは広範囲の用途に適用可能なものであるためには、減衰力の可変幅が大きく、かつ応答性が良好であることが望まれる。特許文献2及び特許文献3には、ピストンの外周に軸線方向溝を設け、非通電時の減衰力を小さくしたり、ピストン速度に対する減衰力を最適化することが提案されている。
米国特許6,637,556号公報
米国特許6,318,519号公報
一般に、減衰力の可変幅を大きくし、非通電時の減衰力を小さくすると良く、応答性を向上させるためには、コイルのインダクタンスを小さくすると良い。しかしながら、実際には、非通電時の減衰力を効果的に小さくすることが困難であり、減衰力の応答性に遅れが出る等の問題があった。
その原因としては、従来のMRFを用いた可変減衰力ダンパは減衰力を発生させる流路の中間部にコイルを配置していたため流路全長が長くなってしまい、結果電流を通電しないときの減衰力が大きくなってしまい、乗り心地性能を悪化させていたという問題があった、また、従来のMRFを用いた可変減衰力ダンパでは、コイルを流路内周面近傍に配置しており、インダクタンスが大きくなり制御指示電流に対する減衰力の応答性を悪化させていた。
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的は、MRFを用いた可変減衰力ダンパに於いて、磁気回路の効率を向上させ、減衰力の可変幅を大きく、車両の乗り心地性能を向上させることにある。
本発明の第2の目的は、MRFを用いた可変減衰力ダンパに於いて、磁気回路が組み込まれたピストンの小型化を図ることにある。
本発明の第3の目的は、MRFを用いた可変減衰力ダンパに於いて、ピストンの小型化を図り、それにより非通電時の減衰力を小さく、減衰力の可変幅をより一層大きくすることにある。
このような目的は、本発明によれば、磁性流体または磁気粘性流体が充填されるとともに車体側部材と車輪側部材とのどちらか一方に連結されたシリンダと、前記シリンダを一側液室と他側液室とに区画するとともに前記磁性流体または磁気粘性流体を当該一側液室と他側液室との間で流通させる流路が形成されたピストンと、前記車体側部材と車輪側部材とのどちらか他方を当該ピストンに連結するピストンロッドと、前記ピストン内に設けられたコイルと、前記コイルのためのヨークとを有し、前記コイルに電流を流すことにより発生する磁界を前記流路を通過する前記磁性流体または前記磁気粘性流体に印加することで減衰力が制御される減衰力可変式ダンパであって、前記ピストンロッドが、相対的に非磁性体からなる部分を介して前記ピストンに結合されていることを特徴とする減衰力可変ダンパを提供することにより達成される。
このような構成によれば、コイルに電流を流すことにより発生した磁界の、ヨークからピストンロッドを介して漏洩する量を最小化することができ、ピストンに組み込まれた磁気回路の磁気効率を最大化することができる。
相対的に非磁性体からなる部分は、ヨークよりも低い透磁率を有する部材からなるものとすれば良く、そのような部材としては、ピストンロッドとヨークとの間に介在する構造部材であっても、ピストンロッドとヨークとの間の結合構造例えば溶接、ろう付け部分からなるものであって良い。溶接構造に於いては、溶接に伴う熱、フラックス、酸化物、その他の影響により形成される低い透磁率を有する部分からなるものであって良い。特に、摩擦圧接によれば、溶接部分が、高い結合強度と低い透磁率とを有するものとなり、好適な結果が得られる。更に、ピストンロッドが、高い強度と低い透磁率とを兼ね備えた種類の金属性材料、例えばステンレス合金等の、低透磁率材料からなるものであると良い。
以下、図面を参照して、本発明を4輪自動車のリヤサスペンションに適用した実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のリヤサスペンション1は、いわゆるH型トーションビーム式サスペンションであり、左右のトレーリングアーム2、3や、両トレーリングアーム2、3の中間部を連結するトーションビーム4、懸架ばねである左右一対のコイルスプリング5、左右一対のダンパ6等から構成されており、左右のリヤホイール7、8を懸架している。ダンパ6は、MRF(Magneto-Rheological Fluid:磁気粘性流体)を作動流体とする減衰力可変型ダンパであり、トランクルーム内等に設置されたECU9によってその減衰力が可変制御される。
図2に示すように、本実施形態のダンパ6は、モノチューブ式(ド・カルボン式)であり、MRFが充填された円筒状のシリンダ12と、このシリンダ12に対して軸方向に摺動するピストンロッド13と、ピストンロッド13の先端に装着されてシリンダ12内を上部液室(一側液室)14と下部液室(他側液室)15とに区画するピストン16と、シリンダ12の下部に高圧ガス室17を画成するフリーピストン18と、ピストンロッド13等への塵埃の付着を防ぐカバー19と、フルバウンド時における緩衝を行うバンプストップ20とを主要構成要素としている。
シリンダ12は、下端のアイピース12aに嵌挿されたボルト21を介して、車輪側部材であるトレーリングアーム2の上面に連結されている。また、ピストンロッド13は、上下一対のブッシュ22とナット23とを介して、その上部ねじ軸13aが車体側部材であるダンパベース(ホイールハウス上部)24に連結されている。
図3はピストン16の詳細を示す。ピストン16の中心部には、円柱状をなす強磁性体からなるインナヨーク26が設けられ、その一方の軸線方向端にピストンロッド13の一端が結合されている。インナヨーク26は、軸線方向に分割された2つの部分26a、26bからなり、ピストンロッド13側の第1の部分26aの、ピストンロッド13から離反する側の端部の中心部には、雌ねじ孔49が設けられ、第2の部分26bの、雌ねじ孔49に対向する部分には、雄ねじ突部48が設けられ、かつ雌ねじ孔49に螺合されている。第2の部分26bの外側の軸線方向端部の中心には、インナヨーク26の両部分を互いに螺合して締結するための工具を係合するための凹部50が設けられている。
インナヨーク26の両部分26a、26bの互いに離反する側の軸線方向端面外周には、半径方向フランジ25a、25bが設けられ、これらフランジ25a、25b間には、エンドピース32を介して、強磁性体からなる円筒状のフラックスリング即ちアウタヨーク40が挟持されている。即ち、インナヨーク26の両部分26a、26bを互いに捩じ込むことにより、両フランジ25a、25b間に、エンドピース32及びアウタヨーク40が緩みなく挟持されるようになっている。エンドピース32は、強磁性体又は非磁性体からなり、それぞれ周方向に等間隔に設けられた4つの円弧状スロット36を備えている。また、アウタヨーク40の内周面は、インナヨーク26の外周面に対して同心状に所定の間隔の空隙41をおいて対峙している。エンドピース32及びアウタヨーク40の外周面は、互いに協働して、ピストン16の外周面を画定している。この外周面自体がピストン16の摺動面をなすものでも、或いは別途図示されないピストンリング部材或いはコーティングを用いて、それをピストン16の摺動面とすることもできる。
更に、ピストンロッド13は、インナヨーク26の対向端面の中心に設けられた凹部35の底面に対して、摩擦圧接法により結合されている。摩擦圧接法とは、接合する部材(たとえば金属や樹脂など)を高速で擦り合わせ、その
とき生じる摩擦熱によって部材を軟化させると同時に圧力を加えて接合する技術である。
とき生じる摩擦熱によって部材を軟化させると同時に圧力を加えて接合する技術である。
インナヨーク26の、外周の軸線方向中間部分には環状溝28が設けられ、その内部にコイル30が受容され、樹脂モールド29内に埋め込まれている。この場合コイル30は、インナヨーク26の周方向に巻かれたコイルをなしている。また、環状溝28の外周部側には、コイル30の外周に向けてオーバーハングするようにインナヨーク26の部分が軸線方向に延出することにより形成される軸線方向延出部31が設けられている。図示された実施例では、この軸線方向延出部31は、環状溝28の両側から軸線方向に対称に延出している。このようにして、インナヨーク26の外周部分は、全体として概ね一定半径の円周面をなす外周面を画定すると共に、環状溝28の両側に位置する部分が、インナヨーク26の両部分26a、26bをなしている。
また、インナヨーク26の両部分の分割面33は、ピストンロッド13と離反する側の環状溝28の側面と同一面上に位置している。
図5に最も良く示されているように、コイル30は、インナヨーク26の両部分間に画定された環状空間内に、樹脂モールド29により保持されている。樹脂モールド29は、環状の本体部分56に加えて、本体部分56のピストンロッド13側の端面に対して、直径線方向に架設された直径部分51と、該直径部分の中心からピストンロッド13に向けて突出する大径ロッド部52と、大径ロッド部の遊端面から同軸的に突出する小径ロッド部53とを有する。コイル30のリード線44は、コイル30から、直径部分51を経て、大径ロッド部52及び小径ロッド部53の内部を通過して、ピストンロッド13の内孔46内から外部に引き出されている。
また、小径ロッド部53は、インナヨーク26の第1の部分26a内の中心孔54内に突入し、かつ両部分間にOリング55が挟持され、これにより、リード線44を引き出すために設けられたピストンロッド13の内孔46を、ダンパ内のMRF流体に対してシールしている。
次に、このダンパ6の作動の要領を説明する。車両の走行などにより、車体に対して車輪が相対変位すると、その変位は、ピストンロッド13を介してピストン16に伝達され、ピストン16とシリンダ12との間に相対変位が引き起こされる。その結果、両液室14、15の容積が変化し、その変化に応じて、MRF(Magneto-Rheological Fluid:磁気粘性流体)が、一方のエンドプレート34aの円弧状スロット36、インナヨーク26とアウタヨーク40との間の空隙41及び両エンドピース32の円弧状スロット36を通過する。非通電時であれば、MRFは比較的抵抗を受けることなく流れ、概ねピストン16とシリンダ12との間の相対速度に比例する低い減衰力を発生する。コイル30に通電した場合には、MRFがインナヨーク26とアウタヨーク40との間の空隙を通過するときに、空隙41内に形成された磁界により強い流路抵抗が引き起こされ、概ねピストン16とシリンダ12との間の相対速度に比例する高い減衰力を発生する。このような特性を利用し、コイル30に制御された電流を供給することにより、所望のダンパ制御が実現される。
本実施例に於いては、ピストンロッド13が、インナヨーク26の対向端面に、摩擦圧接法により結合されている。摩擦圧接を行うと、溶接部分が高温となり、焼きが入る。図6は、互いにロッド(S45C)を衝き合わせて摩擦圧接を行った場合の、軸線方向についての硬度の分布を測定した結果であって、焼きなましを行わない状態では、圧接部に焼き入れがされていることにより、圧接部分の硬度が高くなることを示している。図7は、炭素量の大きさに関わらず、焼き入れ材では、焼きなまし材よりも飽和磁気密度が低くなることが示されている。
図8は、炭素鋼に於いては、印加した磁界に対する磁束密度が、焼き入れ材では、焼きなまし材よりも低くなり、これは焼き入れ材の非透磁率が相対的に低いことを意味する。特に、焼き入れ材では、印加した磁界の強さの小さい領域での、磁界強度の増大に対する磁束密度の立ち上がりが顕著に小さい。従って、本実施例では、ピストンロッド13は、S45C等の炭素鋼からなり、摩擦圧接を行った後に焼きなましを行わないまま利用するものとした。
また、ピストンロッド13を、例えばステンレス合金等の低透磁率金属材料からなるものとすることもできる。更に、所要の強度を達成できるものであれば、ピストンロッド13をセラミックス、ガラス等の無機構造材料や、プラスチック等の有機構造材料或いは低透磁率の複合材料からなるものとすることもできる。
図9、10は、ピストンロッド13をインナヨーク26に結合する際に、材料の組織に変更を加えることなく結合した場合(図9)と、摩擦圧接を行い、しかに焼きなましを行わないまま利用した場合(図10)とついて、通電時に、インナヨーク26とアウタヨーク40との間に形成される磁束を示す。この場合、インナヨーク26、アウタヨーク40及びピストンロッド13の材質をS25C、コイルの材質を銅、コイル巻き数を105巻としてピストンを構成し、空隙41にMRFが充填された状態で、コイルに5Aの電流を流した場合の磁場をシュミレーションしたものである。図9の場合、磁束のかなりの部分がピストンロッド13内に向けて漏洩し、磁気的に無効となっているのに対し、図10の場合、そのような磁束の漏洩がなく、発生した磁束のより大きな部分が有効に利用されていることがわかる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態は4輪自動車のリヤサスペンションを構成する減衰力可変式ダンパに本発明を適用したものであるが、本発明は、フロントサスペンション用の減衰力可変式ダンパにも適用できるし、2輪自動車等の減衰力可変ダンパ等にも適用可能である。また、インナヨークに設けられる環状溝或いは軸線方向延出部の形状、寸法及び配置等についても、上記実施形態における例示に限るものではなく、設計や製造上の要請に応じて自由に設定可能である。
2 トレーリングアーム(車輪側部材)
6 ダンパ
12 シリンダ
13 ピストンロッド
14 上部液室(一側液室)
15 下部液室(他側液室)
16 ピストン
22 ダンパベース(車体側部材)
26 インナヨーク
28 環状溝
30 コイル
31 軸線方向延出部
40 アウタヨーク(フラックスリング)
6 ダンパ
12 シリンダ
13 ピストンロッド
14 上部液室(一側液室)
15 下部液室(他側液室)
16 ピストン
22 ダンパベース(車体側部材)
26 インナヨーク
28 環状溝
30 コイル
31 軸線方向延出部
40 アウタヨーク(フラックスリング)
Claims (4)
- 磁性流体または磁気粘性流体が充填されるとともに車体側部材と車輪側部材とのどちらか一方に連結されたシリンダと、前記シリンダを一側液室と他側液室とに区画するとともに前記磁性流体または磁気粘性流体を当該一側液室と他側液室との間で流通させる流路が形成されたピストンと、前記車体側部材と車輪側部材とのどちらか他方を当該ピストンに連結するピストンロッドと、前記ピストン内に設けられたコイルと、前記コイルのためのヨークとを有し、前記コイルに電流を流すことにより発生する磁界を前記流路を通過する前記磁性流体または前記磁気粘性流体に印加することで減衰力が制御される減衰力可変式ダンパであって、
前記ピストンロッドが、相対的に非磁性体からなる部分を介して前記ピストンに結合されていることを特徴とする減衰力可変ダンパ。 - 相対的に非磁性体からなる部分が、前記ヨークよりも低い透磁率を有することを特徴とする請求項1に記載の減衰力可変ダンパ。
- 前記ピストンロッドが、摩擦圧接により前記ピストンに結合されていることを特徴とする請求項1に記載の減衰力可変ダンパ。
- 前記ピストンロッドが、低透磁率材料からなることを特徴とする請求項1に記載の減衰力可変ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008062306A JP2009216209A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 減衰力可変ダンパ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008062306A JP2009216209A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 減衰力可変ダンパ |
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012037019A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Koganei Corp | 磁性流体装置 |
JP2013204775A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Kyb Co Ltd | 磁気粘性流体緩衝器 |
KR102190779B1 (ko) * | 2019-07-18 | 2020-12-14 | 인하대학교 산학협력단 | 핀치모드의 개선 구조를 갖는 mr 댐퍼와 이를 통한 핀치모드 개선 방법 |
-
2008
- 2008-03-12 JP JP2008062306A patent/JP2009216209A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012037019A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Koganei Corp | 磁性流体装置 |
JP2013204775A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Kyb Co Ltd | 磁気粘性流体緩衝器 |
KR102190779B1 (ko) * | 2019-07-18 | 2020-12-14 | 인하대학교 산학협력단 | 핀치모드의 개선 구조를 갖는 mr 댐퍼와 이를 통한 핀치모드 개선 방법 |
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