JP2009215758A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】臀部の広範囲を洗浄することができる衛生洗浄装置を提供する。
【解決手段】便器に腰掛けた使用者の人体に向けて洗浄水を噴射する吐水ノズルと、前記吐水ノズルを軸方向に移動させる第1の駆動部と、前記吐水ノズルを軸心回りに回動させる第2の駆動部と、前記第1および前記第2の駆動部を制御し、前記吐水ノズルから洗浄水を噴射させながら前記吐水ノズルを前記移動させつつ前記回動させ且つ前記移動と前記回動の少なくともいずれかを反復させる反復洗浄を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関し、具体的には洋式腰掛便座に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置に関する。
衛生洗浄装置は、洗浄水を噴射する吐水ノズルをその内部に進退自在に収容し、洋式腰掛便器の上部に設置して使用する形態のものが主流となっている。これによれば、便器内に吐水ノズルを進出させ、便座に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴射することによって、使用者の局部を洗浄することができる。
また、洗浄範囲をより広げて洗浄感の充足を図るために、吐水ノズルを左右方向に首振り動作させることができる衛生洗浄装置がある(例えば、特許文献1参照)。さらに、吐水ノズルの旋回移動用の余分なスペースを不要とするために、吐水ノズルをその軸心回りに回動させることができる衛生洗浄装置がある(例えば、特許文献2参照)。特許文献1(特開2000−144847号公報)および特許文献2(特開2002−115305号公報)に記載された装置は、洗浄範囲をより広げて、局部の周囲を洗浄することができる。
しかしながら、高齢者などは臀部(肛門周辺)の筋肉が弱く、その部分の肉が垂れ下がっているため、排泄の際に汚物が臀部の広い範囲に付着するおそれがある。また、高齢者などが、おむつを含む衣類などを着衣した状態のままで排泄行為を行った場合や、失禁した場合などにも、汚物が臀部の広い範囲に付着するおそれがある。このような場合には、特許文献1(特開2000−144847号公報)および特許文献2(特開2002−115305号公報)に記載された装置は、臀部の広範囲を洗浄することはできない。すなわち、これらの装置は、局部洗浄を主な目的の1つとしているため、臀部の広範囲に洗浄水を噴射して、その臀部の広範囲を洗浄する目的に対しては不十分である。
特開2000−144847号公報 特開2002−115305号公報
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、臀部の広範囲を洗浄することができる衛生洗浄装置を提供する。
本発明の一態様によれば、便器に腰掛けた使用者の人体に向けて洗浄水を噴射する吐水ノズルと、前記吐水ノズルを軸方向に移動させる第1の駆動部と、前記吐水ノズルを軸心回りに回動させる第2の駆動部と、前記第1および前記第2の駆動部を制御し、前記吐水ノズルから洗浄水を噴射させながら前記吐水ノズルを前記移動させつつ前記回動させ且つ前記移動と前記回動の少なくともいずれかを反復させる反復洗浄を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、便器と、前記便器に付設された上記の衛生洗浄装置と、を備えたことを特徴とするトイレ装置が提供される。
本発明の態様によれば、臀部の広範囲を洗浄することができる衛生洗浄装置が提供される。
第1の発明は、便器に腰掛けた使用者の人体に向けて洗浄水を噴射する吐水ノズルと、前記吐水ノズルをその軸方向に前方および後方へ移動させる第1の駆動部と、前記吐水ノズルをその軸心回りに回動させる第2の駆動部と、前記第1および前記第2の駆動部を制御し、前記吐水ノズルから洗浄水を噴射させながら前記吐水ノズルを前記移動させつつ前記回動させ且つ前記移動と前記回動の少なくともいずれかを反復させる反復洗浄を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、臀部の広範囲を洗浄することができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動と、前記回動と、によって生ずる前記洗浄水の走査軌跡を、前方への前記移動の際と、後方への前記移動の際と、の間において変更させることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、吐水ノズルの前方への移動と、後方への移動と、の洗浄水の走査軌跡は異なるため、吐水ノズルは異なった軌跡上の箇所に洗浄水を噴射することができる。したがって、洗浄箇所をより増加させた臀部洗浄動作を行うことができる。
また、第3の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動と、前記回動と、のいずれかの速度を変更し、前記洗浄水の走査軌跡を異ならせることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄箇所をより増加させた臀部洗浄動作を行うことができる。
また、第4の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動と、前記回動と、のいずれかの移動量を変更し、前記洗浄水の走査軌跡を異ならせることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄箇所をより増加させ、洗浄範囲をより広げた臀部洗浄動作を行うことができる。
また、第5の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動および前記回動の移動量をそれぞれ変更し、前記洗浄水の走査軌跡を異ならせることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、臀部の後方部のより広範囲を洗浄することができる。一方、臀部の前方の中央部をより重点的に洗浄することができる。
また、第6の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記吐水ノズルから洗浄水を噴射させながら前記回動を停止させた状態で前記移動させる直進洗浄と、前記反復洗浄と、を交互に実行することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、臀部の形状に合わせて、臀部の中央部をより重点的に洗浄することができる。また、吐水ノズルの反復回動を停止させることによって左右方向へ向かう洗浄水がなくなるため、吐水ノズルは臀部のより前方へ洗浄水を噴射することができる。
また、第7の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前方への前記移動の前半において前記反復洗浄を実行し、前方への前記移動の後半において前記直進洗浄を実行することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、臀部の形状に合わせて、臀部の中央部をより重点的に洗浄することができる。また、吐水ノズルの反復回動を停止させることによって左右方向へ向かう洗浄水がなくなるため、吐水ノズルは臀部のより前方へ洗浄水を噴射することができる。
また、第8の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記反復洗浄と、前記洗浄水を噴射させずに前記吐水ノズルの前記移動及び前記回動の少なくともいずれと、を交互に実行することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄水や汚物などが所定の方向へ飛散することを防止することができる。
また、第9の発明は、第8の発明において、前記制御部は、前方への前記移動の際には前記洗浄水を噴射させず、後方への前記移動の際には前記回動を反復させる前記反復洗浄を実行することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、臀部で跳ね返った洗浄水の前方への水跳ねを抑えることができるため、臀部の前方および便座・便器の前方へ洗浄水や汚物が飛散することを抑えることができる。
また、第10の発明は、便器と、前記便器に付設された第1〜第9のいずれか1つに記載の発明の衛生洗浄装置と、を備えたことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、便座に座った使用者の臀部の広範囲を洗浄することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を例示するブロック図である。
また、図2は、本実施形態の衛生洗浄装置を斜めから眺めた模式斜視図である。なお、図2(a)は、吐水ノズルが収納された状態を表す模式図であり、図2(b)は、吐水ノズルが進出した状態を表す模式図である。
本実施形態の衛生洗浄装置100は、ノズルユニット200を備えている。ノズルユニット200が有する吐水ノズル202は、ノズル直進モータ(第1の駆動部)206から伝達される駆動力により、衛生洗浄装置100の本体から進退自在に移動することができる。また、吐水ノズル202は、後に詳述するように、ノズル回動モータ(第2の駆動部)208から伝達される駆動力により、軸心回りに回動することができる。吐水ノズル202は、便座に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴射する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加温されたお湯も含むものとする。
ノズルユニット200の前に形成された開口を塞ぐノズルダンパー450は、例えばスプリングにより閉状態に付勢されている。そのため、吐水ノズル202が収納された状態においては、図2(a)に表したように、閉じた状態にある。そして、吐水ノズル202が矢印A(図1)の方向に進出すると、ノズルダンパー450が裏面から押されて、図2(b)に表したように開く。
また、衛生洗浄装置100は、図1に表したように、制御部410と、人体検知センサ460と、操作部490と、を備えている。制御部410は、ノズル直進モータ206と、ノズル回動モータ208と、を駆動させて、吐水ノズル202の動作を制御することができる。人体検知センサ460は、図示しない便座に座った使用者を検知することができる。この人体検知センサ460が便座に座った使用者を検知している場合において、制御部410は吐水ノズル202を進出させて洗浄水を噴射することができる。また、制御部410には、リモコンなどの操作部490からの信号が入力され、使用者の指示に応じた動作を実行可能とされている。
なお、図2に表したように、衛生洗浄装置100の前方とは、図示しない便座に座った使用者の腹部側に相当し、衛生洗浄装置100の後方とは、図示しない便座に座った使用者の背面側に相当する。また、本実施形態では、モータによって吐水ノズル202を移動させる場合を例に挙げているが、本発明はこれに限定されず、水圧、電磁ソレノイド、あるいは圧空によって吐水ノズル202を移動させる場合も包含する。
図3は、本実施形態の衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットを表す斜視模式図である。なお、図3(a)は、吐水ノズルが収納された状態を表す模式図であり、図3(b)は、吐水ノズルが進出した状態を表す模式図である。
吐水ノズル202は例えば単段式であり、ノズル先端部211と、ノズル後端部212と、を有している。ノズル先端部211の先端には、ひとつあるいは複数の吐水口216が設けられ、便座(図示せず)に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴射可能とされている。
吐水ノズル202は、図3(b)に表した矢印Aのように、シリンダ部213に対して摺動自在に設けられ、少なくともその一部がシリンダ部213の中に格納可能とされている。すなわち、吐水ノズル202は、吐水ノズル202の軸方向に直進移動することができる。シリンダ部213は、ノズル基部218に対して固定されている。なお、シリンダ部213は、必ずしも完全な筒状体である必要はなく、吐水ノズル202を摺動自在に保持できればよい。これら各要素の摺動動作は、ノズル直進モータ206により実施される。
一方、ノズル先端部211は、図3(b)に表した矢印Bのように、ノズル後端部212に対して左右方向に回動することができる。すなわち、ノズル先端部211は、吐水ノズル202の軸心回りに回動することができる。したがって、ノズル先端部211は、後に詳述するように、矢印Aの方向の直進移動と、矢印Bの方向の回動と、を行いつつ吐水口216から洗浄水を噴射することができる。
また、本実施形態のノズルユニット200には、ノズル洗浄室217が設けられている。ノズル洗浄室217は、ノズル基部218に対して固定され、その内部に設けられた吐水口から水を噴射することにより、吐水ノズル202の外周表面を洗浄することができる。図3(a)に表したように、吐水ノズル202が収納された状態において、ノズル先端部211の吐水口216の部分は、ノズル洗浄室217の中にほぼ収容されている。また、図3(b)に表したように、吐水ノズル202は、ノズル洗浄室217を貫通して進出または後退する。
なお、図3には、単段式の吐水ノズルを例示したが、本発明はこれに限定されず、2段式すなわち2本の可動部を有する多段式の吐水ノズルや、可動部が3本以上の多段式の吐水ノズルも備えたものも包含する。
図4は、吐水ノズルの内部構造を例示する断面模式図である。
吐水ノズル202は、前述したように、ノズル先端部211とノズル後端部212とを有している。ノズル後端部212の後方側には、ノズル回動モータ208が設けられている。ノズル回動モータ208の駆動力は、モータ軸受222を介して回動軸224に伝達される。また、回動軸224には、ストッパ226が設けられており、回動軸224はノズル後端部212に対して略位置決めされている。さらに、回動軸224とノズル後端部212との間には、回動シール部228が設けられている。これらの結果、回動軸224は、ノズル後端部212に対して軸心回りに回動することができる。
回動軸224とノズル先端部211との間には、組立シール部230が設けられており、ノズル先端部211は、回動軸224に略固定されている。そのため、ノズル先端部211は、回動軸224の回動に従って軸心回りに回動することができる。
回動軸224の内部には、給水管が設けられている。また、回動軸224の後端には、給水孔232が設けられており、この給水孔232の周囲には図示しないチャンバーが設けられている。チャンバーから供給された洗浄水は、給水孔232から回動軸224の内部を通り、吐水口216から噴射される。すなわち、回動軸224は、ノズル先端部211を回動させる機能と、洗浄水を通水させる給水管としての機能と、を兼用している。なお、ノズル先端部211およびノズル後端部212が図3(b)に表したように進出した場合には、それらと共にノズル回動モータ208は前方へ直進移動することができる。
図5は、本実施形態の吐水ノズルの概略動作を表す模式図である。なお、図5(a)は、吐水ノズルが収納された状態を表す模式図であり、図5(b)は、吐水ノズルが動作準備をしている状態を表す模式図であり、図5(c)は、吐水ノズルが動作している状態を表す模式図である。
また、説明の便宜上、シリンダ部213およびノズル基部218を省略して表しているいる。
吐水ノズル202が収納された状態では、図5(a)に表したように、吐水口216はノズル洗浄室217の中にほぼ収容されている。続いて、衛生洗浄装置100が動作を開始すると、図5(b)に表したように、吐水ノズル202はノズル洗浄室217を貫通して進出し、動作始点へ向かって移動する。
続いて、衛生洗浄装置100が臀部洗浄動作を開始すると、吐水ノズル202は、前後方向(矢印A方向)の直進移動と、左右方向(矢印B方向)の回動と、を行いつつ吐水口216から洗浄水を噴射することができる。ここで、左右方向の回動については、同一方向のみの回動ではなく、左右方向に反復した回動が行われる。そのため、吐水ノズル202は、吐水口216を前後左右方向に移動させつつ、洗浄水を噴射することができる。すなわち、吐水口216から洗浄水を噴射させながら吐水ノズル202を直進移動させつつ回動させ且つ移動と回動の少なくともいずれかを反復させる反復洗浄を実行することができる。
これにより、本実施形態の衛生洗浄装置100は、便座に座った使用者の臀部の広範囲を洗浄することができる。なお、吐水ノズル202の駆動手段は、前述したように、モータだけに限定されず、水圧、電磁ソレノイド、あるいは圧空によるものであってもよい。
以下、本実施形態の吐水ノズルの動作の具体例について図面を参照しつつ説明する。
図6は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡の具体例を表す模式図である。
本実施形態の衛生洗浄装置100においては、前述したように、吐水ノズル202は、前後方向の直進移動と、左右方向の反復回動と、を行いつつ、吐水口216から洗浄水を噴射することができる。そのため、吐水口216から噴射された洗浄水の走査軌跡は、図6に表したように、左右方向の振幅を有する波形となる。そのため、衛生洗浄装置100は、便座に座った使用者の臀部の広範囲を洗浄することができる。
なお、本具体例の動作においては、吐水ノズル202が前方へ移動する場合の走査軌跡と、吐水ノズル202が後方へ移動する場合の走査軌跡と、は同じ軌跡である。
図7は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡の他の具体例を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合と、後方へ移動する場合と、の洗浄水の走査軌跡の位相をずらすことができる。すなわち、図7に表したように、衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合と、後方へ移動する場合と、の走査軌跡を例えば逆位相に設定することができる。
図6に表した具体例の動作によれば、吐水ノズル202の前方移動と、後方移動と、の洗浄水の走査軌跡は同じ軌跡となるため、吐水ノズル202は常に同一軌跡上の箇所に洗浄水を噴射することになる。これに対して、図7に表した具体例の動作によれば、吐水ノズル202の前方移動と、後方移動と、の洗浄水の走査軌跡は異なるため、吐水ノズル202は異なった軌跡上の箇所に洗浄水を噴射することができる。したがって、本具体例の衛生洗浄装置100は、洗浄箇所をより増加させた臀部洗浄動作を行うことができる。
図8は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。なお、図8(a)は、吐水ノズルの前後方向の速度(直進速度)を半分に設定した場合の走査軌跡を表す模式図であり、図8(b)は、吐水ノズルの前後方向の速度(直進速度)を2倍に設定した場合の走査軌跡を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合と、後方へ移動する場合と、の吐水ノズル202の前後方向の速度(直進速度)を変更することができる。吐水ノズル202の直進速度を半分に設定した場合には、図8(a)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、波長が半分になった波形となる。一方、吐水ノズル202の直進速度を2倍に設定した場合には、図8(b)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、波長が2倍になった波形となる。
そこで、本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合には、図6に表した走査軌跡となり、吐水ノズル202が後方へ移動する場合には、図8(a)または図8(b)に表した走査軌跡となるように、吐水ノズル202の直進速度を変更することができる。また、その逆となるように、吐水ノズル202の直進速度を変更してもよい。
このように、衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の直進速度を変更することによって、吐水ノズル202の前方移動と、後方移動と、の洗浄水の走査軌跡を異ならせることができる。そのため、本具体例の衛生洗浄装置100は、洗浄箇所をより増加させた臀部洗浄動作を行うことができる。
また、例えば、吐水ノズル202が前方へ移動する場合の直進速度よりも、後方へ移動する場合の直進速度を速く設定した場合には、吐水ノズル202が前方へ移動するときの洗浄を重点的に行い、且つ吐水ノズル202の動作始点(図5(b)参照)への戻りをより速くすることができる。これは、吐水ノズル202が前方へ移動する場合の直進速度をより遅く設定すると、図8(a)に表したように、走査軌跡の波長がより短くなり、前後方向に対して密度の高い洗浄を行うことができるためである。
なお、本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の回動速度を変更することによっても、図8(a)および図8(b)に表した洗浄水の走査軌跡を得ることができる。すなわち、吐水ノズル202の回動速度を2倍に設定した場合には、図8(a)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、波長が半分になった波形となる。一方、洗浄ノズル202の回動速度を半分に設定した場合には、図8(b)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、波長が2倍になった波形となる。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の前方移動と後方移動との間ではなく、1往復毎に吐水ノズル202の直進速度を変更してもよい。すなわち、吐水ノズル202の1往復目には、図6に表した走査軌跡となり、2往復目には、図8(a)または図8(b)に表した走査軌跡となるように、吐水ノズル202の直進速度を変更してもよい。なお、3往復目以降には、図6に表した走査軌跡と、図8(a)または図8(b)に表した走査軌跡と、が交互に設定されるように、吐水ノズル202の直進速度を変更する。
図9は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。なお、図9(a)は、吐水ノズルの回動量を半分に設定した場合の走査軌跡を表す模式図であり、図9(b)は、吐水ノズルの回動量を2倍に設定した場合の走査軌跡を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合と、吐水ノズル202が後方へ移動する場合と、の吐水ノズル202の回動量を変更することができる。吐水ノズル202の回動量を半分に設定した場合には、図9(a)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、振幅が半分になった波形となる。一方、吐水ノズル202の回動量を2倍に設定した場合には、図9(b)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、振幅が2倍になった波形となる。
そこで、本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合には、図6に表した走査軌跡となり、吐水ノズル202が後方へ移動する場合には、図9(a)または図9(b)に表した走査軌跡となるように、吐水ノズル202の回動量を変更することができる。また、その逆となるように、吐水ノズル202の回動量を変更してもよい。
このように、衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の回動量を変更することによって、吐水ノズル202の前方移動と、後方移動と、の洗浄水の走査軌跡および洗浄範囲を異ならせることができる。そのため、本具体例の衛生洗浄装置100は、洗浄箇所をより増加させ、洗浄範囲をより広げた臀部洗浄動作を行うことができる。
例えば、吐水ノズル202が前方へ移動する場合には、図6に表した走査軌跡となり、吐水ノズル202が後方へ移動する場合には、図9(a)に表した走査軌跡となるように、吐水ノズル202の回動量を設定すると、臀部の中央部をより重点的に洗浄することができ、且つより広範囲な洗浄を行うことができる。これにより、汚物などが臀部の中央部に多く付着した場合に、その中央部に対する洗浄効率を向上させることができる。
なお、本具体例の衛生洗浄装置100は、図8に関して前述した場合と同様に、吐水ノズル202の前方移動と後方移動との間ではなく、1往復毎に吐水ノズル202の回動量を変更してもよい。このようにしても、衛生洗浄装置100は、洗浄箇所をより増加させ、洗浄範囲をより広げた臀部洗浄動作を行うことができる。
図10は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。なお、図10(a)は、吐水ノズルの直進移動量を半分に設定した場合の走査軌跡を表す模式図であり、図10(b)は、吐水ノズルの直進移動量を2倍に設定した場合の走査軌跡を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の直進移動の1往復毎に、吐水ノズル202の直進移動量を変更することができる。吐水ノズル202の直進移動量を半分に設定した場合には、図10(a)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、直進移動量が半分になった波形となる。一方、吐水ノズル202の直進移動量を2倍に設定した場合には、図10(b)に表したように、洗浄水の走査軌跡は、図6に表した波形に対して、直進移動量が2倍になった波形となる。
そこで、本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の1往復目には、図6に表した走査軌跡となり、2往復目には、図10(a)または図10(b)に表した走査軌跡となるように、吐水ノズル202の直進移動量を変更することができる。3往復目以降には、図6に表した走査軌跡と、図10(a)または図10(b)に表した走査軌跡と、が交互に設定されるように、吐水ノズル202の直進移動量を変更する。
このように、衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の直進移動量を1往復毎に変更することによって、前後方向の洗浄距離を変更することができる。例えば、吐水ノズル202の1往復目には、図6に表した走査軌跡となり、2往復目には、図10(a)に表した走査軌跡となるように、吐水ノズル202の直進移動量を設定すると、臀部の後方部を重点的に洗浄することができ、且つ臀部の前方部にまで洗浄範囲を広げることができる。これにより、汚物などが臀部の後方部に広がった場合に、臀部の後方部に対する洗浄効率を向上させることができる。
図11は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が直進移動および反復回動を行っている際に、その直進移動量および回動量を変更することができる。そのため、図11に表したように、本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動するにつれて、洗浄水の走査軌跡の振幅が小さくなるように直進移動量および回動量を変更することができる。すなわち、本具体例の衛生洗浄装置100は、洗浄の初期段階と終期段階との洗浄水の走査軌跡を異ならせることができる。
これによれば、臀部の後方部のより広範囲を洗浄することができる、一方、臀部の前方の中央部をより重点的に洗浄することができる。したがって、汚物などが臀部の後方部に広がった場合に、臀部の後方部に対する洗浄効率を向上させることができる。一方、汚物の広がりがより狭い前方部に対しては、中央部をより重点的に洗浄することができる。すなわち、本具体例の衛生洗浄装置100は、臀部の形状に合わせた洗浄を行うことができる。
図12は、吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。なお、図12(a)は、吐水ノズルが直進移動のみを行う直進洗浄の場合の走査軌跡を表す模式図であり、図12(a)は、吐水ノズルが直進移動および反復回動を行う反復洗浄の場合の走査軌跡を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合と、吐水ノズル202が後方へ移動する場合と、の吐水ノズル202の動作を変更することができる。吐水ノズル202が直進移動のみを行う直進洗浄の場合には、図12(a)に表したように、洗浄水の走査軌跡は直線となる。一方、吐水ノズル202が直進移動および反復回動を行う反復洗浄の場合には、図12(b)に表したように、洗浄水の走査軌跡は左右方向の振幅を有する波形となる。
そこで、本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202が前方へ移動する場合には、図12(a)に表した走査軌跡となり、吐水ノズル202が後方へ移動する場合には、図12(b)に表した走査軌跡となるように、吐水ノズル202の動作を変更することができる。すなわち、吐水ノズル202は、前方へ移動する場合には反復回動を停止し、直進移動のみを行うことができる。また、その逆となるように、吐水ノズル202が後方へ移動する場合に反復回動を停止してもよい。
これにより、本具体例の衛生洗浄装置100は臀部の形状に合わせて、臀部の中央部をより重点的に洗浄することができる。また、吐水ノズル202の反復回動を停止させることによって左右方向へ向かう洗浄水がなくなるため、吐水ノズル202は臀部のより前方へ洗浄水を噴射することができる。
なお、本具体例の衛生洗浄装置100は、図8に関して前述した場合と同様に、吐水ノズル202の前方移動と後方移動との間ではなく、1往復毎に、直進移動のみの動作と、直進移動および反復回動の動作と、を変更してもよい。このようにしても、衛生洗浄装置100は、臀部の形状に合わせて、臀部の中央部をより重点的に洗浄することができる。
図13は、吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の前方移動の前半において、直進移動および反復回動を伴う反復洗浄を行い、前方移動の後半において直進移動のみの直進洗浄を行うことができる。そのため、図13に表したように、吐水ノズル202の前方移動の前半においては、洗浄水の走査軌跡は波形となる。一方、吐水ノズル202の前方移動の後半においては、洗浄水の走査軌跡は直線となる。すなわち、吐水ノズル202は、前方移動の後半において反復回動を停止することができる。
これにより、図12に関して前述した具体例と同様に、衛生洗浄装置100は臀部の形状に合わせて、臀部の中央部をより重点的に洗浄することができる。また、吐水ノズル202の前方移動の後半において反復回動を停止させることによって左右方向へ向かう洗浄水がなくなるため、吐水ノズル202は臀部のより前方へ洗浄水を噴射することができる。
図14は、吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、図11に関して前述した具体例と、図13に関して前述した具体例と、を組み合わせた動作を行うことができる。そのため、図14に表したように、吐水ノズル202の前方移動の前半の反復洗浄においては、吐水ノズル202が前方へ移動するにつれて、振幅が小さくなるように直進移動量および回動量を変更することができる。一方、吐水ノズル202の前方移動の後半においては、吐水ノズル202は反復回動を停止して直進移動のみの直進洗浄を行うことができる。これにより、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果を得ることができる。
図15は、吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。なお、図15(a)は、吐水ノズルが前方へ移動する際の走査軌跡を表す模式図であり、図15(b)は、吐水ノズルが後方へ移動する際の走査軌跡を表す模式図である。
本具体例の衛生洗浄装置100は、吐水ノズル202の前方移動の際には洗浄水を吐水せず、後方移動の際にのみ回動を反復させる反復洗浄を実行することができる。そのため、吐水ノズル202が前方移動を行う際には、図15(a)に表したように、洗浄水を吐水せずに直進移動のみを行う。一方、吐水ノズル202が後方移動を行う際には、図15(b)に表したように、吐水口216を左右方向に移動させつつ、洗浄水を吐水する反復洗浄を実行することができる。したがって、吐水ノズル202が後方移動を行う際にのみ、吐水口216から噴射された洗浄水の走査軌跡は左右方向の振幅を有する波形となる。
これによれば、臀部で跳ね返った洗浄水の前方への水跳ねを抑えることができるため、臀部の前方および便座・便器の前方へ洗浄水や汚物が飛散することを抑えることができる。なお、吐水ノズル202が前方移動を行う際の速度を、後方移動を行う際の速度よりも速く設定すると、前方移動のための時間を短縮することができるため、洗浄時間を短縮することができ、洗浄効率を向上させることができる。
図16は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。
本具体例の臀部洗浄装置100は、吐水ノズル202の軸回りの回動速度よりも、前後方向の直進速度の方が速い。そのため、図6〜図15に表した洗浄水の走査軌跡は、左右方向の振幅を有する波形であるのに対して、本具体例の洗浄水の走査軌跡は、前後方向の振幅を有する波形となっている。
これにより、本具体例の臀部洗浄装置100は、臀部の形状に合わせた洗浄を行うことができ、臀部の前後方向に対する洗浄効果を向上させることができる。また、汚物などが臀部の前方部に広がった場合であっても、洗浄水の走査軌跡が前後方向の振幅を有する波形となっているため、より早い段階で汚物などを洗い流すことができる。
図17は、反復洗浄において吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。
本具体例の臀部洗浄装置100は、図11に表した具体例と同様に、吐水ノズル202が直進移動および反復回動を行っている際に、その直進移動量および回動量を変更することができる。さらに、図16に表した具体例と同様に、吐水ノズル202の軸回りの回動速度よりも前後方向の直進速度の方が速い。そのため、図17に表したように、本具体例の臀部洗浄装置100は、吐水ノズル202が左右側方へ移動するにつれて、洗浄水の走査軌跡の前後方向の振幅が小さくなるように直進移動量および回動量を変更することができる。
これにより、図16に表した具体例と同様の効果を得ることができる。さらに、臀部の前方の中央部をより重点的に洗浄することができる。したがって、汚物などが臀部の形状に沿って広がった場合に、臀部の中央部の前後方向に対する洗浄効果を向上させることができる。
次に、衛生洗浄装置の設置形態の具体例について図面を参照しつつ説明する。
図18は、トイレ装置に設置された衛生洗浄装置の要部構成を例示するブロック図である。
また、図19は、衛生洗浄装置が設置されたトイレ装置の外観を例示する模式図である。
トイレ装置に設置された衛生洗浄装置500は、図18に表したように、便座に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き出す温風乾燥ユニット420と、温風乾燥ユニット420の温風吹出口の前に形成された開口を塞ぐ温風ダンパー440と、温風ダンパー440を開閉駆動する駆動部430と、便蓋を開閉する便蓋開閉ユニット470と、便座を開閉する便座開閉ユニット480と、を備えることができる。なお、その他の各要素については、図1に表した衛生洗浄装置100の各要素と同様である。
これら各要素の動作は、制御部410により制御される。また、制御部410には、リモコンなどの操作部490からの信号が入力され、使用者の指示に応じた動作を実行可能とされている。
衛生洗浄装置500が備えられたトイレ装置は、図19に表したように、洋式腰掛便器510を備えている。また衛生洗浄装置500は、本体部530と、便座532と、便蓋534と、を有する。便座532と便蓋534とは、本体部530に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
本体部530の内部には、図18に関して前述したような各要素が設けられている。すなわち、人体検知センサ460により使用者が便座532に座ったことを検知し、使用者のスイッチ操作などに応じて本体部530から吐水ノズル(図示せず)を便器510のボウル520内に進出させることができる。続いて、吐水ノズルの先端付近に設けられた吐水口から水を噴射して、便座に座った使用者の「おしり」などを洗浄可能とされている。
またさらに、本体部530には、「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられ、その側面には、脱臭ユニットからの排気口540及び室内暖房ユニットからの排出口542が適宜設けられている。また、使用者の接近を検知して便蓋534を自動的に開き、使用者がいなくなると便蓋534を自動的に閉じる「オート開閉機能」を設けることもできる。またさらに、便器510に洗浄水を流す「自動水洗機能」を、衛生洗浄装置500に付加してもよい。これは、ロータンクやフラッシュバルブの排水機構を動作させる駆動機構を設け、この駆動機構を動作させる信号を本体部530から出力して、便器510に自動的に洗浄水を流す機能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、吐水ノズル202は、前後方向(軸方向)の直進移動と、左右方向(軸回り方向)の反復回動と、を行いつつ、吐水口216から洗浄水を噴射することができる。そのため、衛生洗浄装置100は、便座に座った使用者の臀部の広範囲を洗浄することができる。また、吐水ノズル202の直進速度、回動速度、直進移動量、あるいは回動量を臀部洗浄動作中に変更することによって、洗浄箇所をより増加させた臀部洗浄動作や、臀部の中央部を重点的に洗浄する動作などを行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置100や吐水ノズル202などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや衛生洗浄装置500の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。さらに、例えば、吐水ノズル202を駆動させる方法は、モータだけに限定されず、水圧、電磁ソレノイド、あるいは圧空によるものであってもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を例示するブロック図である。 本実施形態の衛生洗浄装置を斜めから眺めた模式斜視図である。 本実施形態の衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットを表す斜視模式図である。 吐水ノズルの内部構造を例示する断面模式図である。 本実施形態の吐水ノズルの概略動作を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡の他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 吐水口から噴射された洗浄水の走査軌跡のさらに他の具体例を表す模式図である。 トイレ装置に設置された衛生洗浄装置の要部構成を例示するブロック図である。 衛生洗浄装置が設置されたトイレ装置の外観を例示する模式図である。
符号の説明
100 衛生洗浄装置、 200 ノズルユニット、 202 吐水ノズル、 206 ノズル直進モータ、 208 ノズル回動モータ、 211 ノズル先端部、 212 ノズル後端部、 213 シリンダ部、 216 吐水口、 217 ノズル洗浄室、 218 ノズル基部、 222 モータ軸受、 224 回動軸、 226 ストッパ、 228 回動シール部、 230 組立シール部、 232 給水孔、 410 制御部、 420 温風乾燥ユニット、 430 駆動部、 440 温風ダンパー、 450 ノズルダンパー、 460 人体検知センサ、 470 便蓋開閉ユニット、 480 便座開閉ユニット、 490 操作部、 500 衛生洗浄装置、 510 洋式腰掛便器(便器)、 520 ボウル、 530 本体部、 532 便座、 534 便蓋、 540 排気口、 542 排出口

Claims (10)

  1. 便器に腰掛けた使用者の人体に向けて洗浄水を噴射する吐水ノズルと、
    前記吐水ノズルをその軸方向に前方および後方へ移動させる第1の駆動部と、
    前記吐水ノズルをその軸心回りに回動させる第2の駆動部と、
    前記第1および前記第2の駆動部を制御し、前記吐水ノズルから洗浄水を噴射させながら前記吐水ノズルを前記移動させつつ前記回動させ且つ前記移動と前記回動の少なくともいずれかを反復させる反復洗浄を実行する制御部と、
    を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動と、前記回動と、によって生ずる前記洗浄水の走査軌跡を、前方への前記移動の際と、後方への前記移動の際と、の間において変更させることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動と、前記回動と、のいずれかの速度を変更し、前記洗浄水の走査軌跡を異ならせることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動と、前記回動と、のいずれかの移動量を変更し、前記洗浄水の走査軌跡を異ならせることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記制御部は、前記反復洗浄において、前記移動および前記回動の移動量をそれぞれ変更し、前記洗浄水の走査軌跡を異ならせるすることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  6. 前記制御部は、前記吐水ノズルから洗浄水を噴射させながら前記回動を停止させた状態で前記移動させる直進洗浄と、前記反復洗浄と、を交互に実行することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  7. 前記制御部は、前方への前記移動の前半において前記反復洗浄を実行し、前方への前記移動の後半において前記直進洗浄を実行することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  8. 前記制御部は、前記反復洗浄と、前記洗浄水を噴射させずに前記吐水ノズルの前記移動及び前記回動の少なくともいずれと、を交互に実行することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  9. 前記制御部は、前方への前記移動の際には前記洗浄水を噴射させず、後方への前記移動の際には前記回動を反復させる前記反復洗浄を実行することを特徴とする請求項8記載の衛生洗浄装置。
  10. 便器と、
    前記便器に付設された請求項1〜9のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置と、
    を備えたことを特徴とするトイレ装置。
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