JP2009214834A - タイヤ用フラップ - Google Patents

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博明 石黒
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Abstract

【課題】 チューブの損傷を軽減することは勿論、タイヤ用フラップ自体の寿命をタイヤの寿命よりも確実に長くすることができるタイヤ用フラップを提供する。
【解決手段】 本発明は、リム3のリムベース部3Aに対応するフラップベース部1Aと、フラップベース部1Aから連続し、タイヤ径方向外側へ向けて湾曲するフラップショルダー部1Bと、フラップショルダー部1Bから連続し、タイヤ径方向外側へ向けて伸びるフラップウィング部1Cと、少なくとも一方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられ、金属からなる金属層1Dとを少なくとも備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、タイヤ用フラップに関し、特に、チューブの損傷を軽減することは勿論、タイヤ用フラップ自体の寿命をタイヤの寿命よりも確実に長くすることができるタイヤ用フラップに関する。
走行中の一般の空気入りタイヤでは、ビード部の先端であるビードトゥがリムホイール(以下、リム)から浮き上がってしまっており、特に、チューブ式タイヤの場合には、ビードトゥがリムから浮き上がることによって、ビードトゥとリムとの間に隙間が発生し、該隙間にチューブが入り込んでしまうことがある。そして、ビード部とリムの外周面とによりチューブが挟まれて、該チューブが損傷、最悪の場合にはパンク状態となってしまう。
このため、従来から、リムの外周面側でかつビード部とチューブとの間に、ゴム製のフラップ(以下、タイヤ用フラップ)を設けることで、チューブへの損傷を抑制することが行われていた。
図8に示すように、タイヤ用フラップ100は、リム101のリムベース部101Aに対応するフラップベース部100Aと、該フラップベース部100Aから連続し、タイヤ径方向外側へ向けて湾曲するフラップショルダー部100Bと、該フラップショルダー部100Bから連続し、タイヤ径方向外側へ向けて伸びるフラップウィング部100Cとによって構成されている。
車両静止時におけるチューブ式タイヤでは、図8(a)に示すように、充填されたチューブ103がフラップショルダー部100Bをビード部105へ押さえつけて密着状態となる。このとき、フラップショルダー部100Bは、ビードトゥ105aに向けて伸ばされた状態となる。
一方、車両走行時におけるチューブ式タイヤでは、図8(b)に示すように、ビードトゥ105aがリム101から浮き上がることによって、ビードトゥ105aとリム101との間に隙間が発生し、チューブ103によってビード部105へ押さえつけられているフラップショルダー部100Bが隙間に入り込んでしまうことがある。この結果、フラップショルダー部100Bがビードトゥ105aで突つかれ、かつリム101の外周面に擦られることで摩耗し、最悪の場合、摩耗して薄くなって裂けたフラップショルダー部100Bにチューブ103が挟まれてパンク状態となってしまう。
このため、例えば、リム101の外周面側において、フラップショルダー部100Bからフラップウィング部100Cにかけて、織り布とゴムとからなる補強層(不図示)が設けられることにより、フラップショルダー部100B及びフラップウィング部100Cを補強するタイヤ用フラップが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−115304号公報(第2〜3頁)
しかしながら、上述した従来のタイヤ用フラップでは、補強層によってフラップショルダー部及びフラップウィング部の摩耗を抑制しているものの、補強層が織り布とゴムとからなるため、ビードトゥとリムとの間に発生する隙間が大きいと、補強層がフラップショルダー部に押されて折り曲がり、該補強層と一緒にフラップショルダー部が入り込んでしまう。
この結果、フラップショルダー部が摩耗して薄くなり、最悪の場合、薄くなって裂けたフラップショルダー部にチューブが挟まれてしまうことがあった。結果的に、従来のタイヤ用フラップは、補強層によってチューブの損傷時期を若干遅らせられるものの、タイヤの寿命よりも短い寿命であるのが現状である。
このため、ビード部とリムとの間に発生する隙間が大きい場合であっても、タイヤ用フラップ(フラップショルダー部)が該隙間に入り込まずに、タイヤの寿命よりも長い寿命のタイヤ用フラップの開発が求められているのが現状である。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、チューブの損傷を軽減することは勿論、タイヤ用フラップ自体の寿命をタイヤの寿命よりも確実に長くすることができるタイヤ用フラップを提供することを目的とする。
上述した状況を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、リムホイールのリムベース部に対応するフラップベース部と、フラップベース部から連続し、タイヤ径方向外側へ向けて湾曲するフラップショルダー部と、フラップショルダー部から連続し、タイヤ径方向外側へ向けて伸びるフラップウィング部と、少なくとも一方のフラップショルダー部とリムホイールとの間に設けられ、金属からなる金属層とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、少なくとも一方のフラップショルダー部とリムホイールとの間に金属層が設けられていることによって、フラップショルダー部からフラップウィング部にかけて摩耗を抑制することができ、チューブの損傷を確実に軽減することができる。
また、ビード部の先端であるビードトゥとリムホイールとの間に発生する隙間が大きい場合であっても、タイヤ用フラップ(フラップショルダー部)が該隙間に入り込まないため、タイヤ(トレッド摩耗)の寿命よりも長い寿命となる。
その他の特徴は、金属層が、リムホイールに被さるホイールキャップ側のフラップショルダー部である可動側ショルダー部に設けられることを要旨とする。
かかる特徴によれば、金属層が可動側ショルダー部に設けられていることによって、タイヤ用フラップが両方のフラップショルダー部とリムとの間に設けられている場合と比べて、可動側ショルダー部の他側である固定側ショルダー部が軟性となり、タイヤ用フラップをリムホイールに嵌め込みやすくすることができる。
その他の特徴は、金属層とリムホイールとの間に設けられ、金属層をフラップショルダー部側へ向けて覆うとともに、繊維とゴムとからなる繊維層をさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、金属層とリムホイールとの間に繊維層が設けられていることによって、フラップショルダー部からフラップウィング部にかけてさらに補強することができるとともに、リムホイールやビード部(特に、ビードトゥ)を傷つけることを軽減することが可能となる。
その他の特徴は、金属層が、タイヤ周方向全周に渡って設けられることを要旨とする。
その他の特徴は、少なくともフラップウィング部のリムホイール側には、ビード部との密着を低減する密着低減部が設けられていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、少なくともフラップウィング部のリムホイール側に密着低減部が設けられていることによって、該フラップウィング部とビード部と接触面積(表面積)が減少し、フラップウィング部とビード部との密着を緩和させることができる。このフラップウィング部とビード部との密着が緩和されることに伴い、フラップウィング部の自由度がましてフラップショルダー部が伸びることをも緩和することができる。
その他の特徴は、密着低減部が、タイヤ周方向に一定の間隔で設けられる溝であることを要旨とする。
本発明によれば、チューブの損傷を軽減することは勿論、タイヤ用フラップ自体の寿命をタイヤの寿命よりも確実に長くすることができるタイヤ用フラップを提供することができる。
次に、本発明に係るタイヤ用フラップの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
以下において、本実施の形態に係るタイヤ用フラップの構成について、図1〜図5を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係るタイヤ用フラップが装着されるチューブ式タイヤを示すトレッド幅方向断面図であり、図2は、本実施の形態に係るタイヤ用フラップが装着されるチューブ式タイヤを示す拡大幅方向断面図であり、図3は、本実施の形態に係るタイヤ用フラップを示す斜視図であり、図4は、本実施の形態に係るタイヤ用フラップを示す幅方向断面図であり、図5は、本実施の形態に係るタイヤ用フラップを示す分解斜視図である。
なお、本発明に係るタイヤ用フラップは、トラック・バス用タイヤ(TB)や、産業車両用タイヤ(ID)等のチューブ式タイヤに用いられるものとする。このタイヤ用フラップは、主に平底リムや浅底リム、2つ割リムなどに用いられる。
図1及び図2に示すように、タイヤ用フラップ1は、リムホイール(以下、リム3)からチューブ式タイヤ5に設けられたチューブ7への損傷を防止するために、リム3の外周面側でかつビード部9とチューブ7との間に設けられている。
このタイヤ用フラップ1は、フラップベース部1Aと、フラップショルダー部1Bと、フラップウィング部1Cと、金属層1Dと、繊維層1Eとを備えている。
フラップベース部1Aは、リム3のリムベース部3Aに対応する。すなわち、フラップベース部は、リム3の全周に渡って環状をなしている。
フラップショルダー部1Bは、フラップベース部1Aから連続して設けられている。すなわち、フラップショルダー部1Bは、フラップベース部1Aと同様に、リム3の全周に渡って環状をなしている。このフラップショルダー部1Bは、タイヤ径方向外側へ向けて湾曲する。
フラップウィング部1Cは、フラップショルダー部1Bから連続して設けられている。すなわち、フラップウィング部1Cは、フラップベース部1Aやフラップショルダー部1Bと同様に、リム3の全周に渡って環状をなしている。このフラップウィング部1Cは、タイヤ径方向外側、すなわち、タイヤサイド部側へ向けて伸びている。
金属層1Dは、図2〜図5に示すように、両方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられている。すなわち、金属層1Dは、フラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられているため、タイヤ周方向全周、すなわち、リム3の全周に渡って設けられている。また、金属層1Dは、金属、特に、真鋳板(銅と亜鉛の合金板)によって形成されている。
繊維層1Eは、図3〜図5に示すように、金属層1Dとリム3との間に設けられている。つまり、、繊維層1Eは、金属層1Dが両方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられているため、両方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられる。
この繊維層1Eは、金属層1Dをフラップショルダー部1B側へ向けて覆っている。すなわち、繊維層1Eは、金属層1Dをフラップショルダー部1B側へ向けて覆っているため、タイヤ周方向全周、すなわち、リム3の全周に渡って設けられている。また、繊維層1Eは、繊維とゴムとによって形成されている。
図5に示すように、繊維層1Eを貼り付けるためには、まず、フラップショルダー部1Bからフラップウィング部1Cにかけて、上述した金属層1Dを貼り付ける。その後、金属層1Dが貼り付けられたフラップショルダー部1Bからフラップウィング部1Cにかけて、該金属層1Dをフラップショルダー部1B側へ向けて覆うように繊維層1Eを貼り付ける。
なお、金属層1D及び繊維層1Eは、加流された後に貼り付けられるのが通常であるが、タイヤ用フラップを加流成形する際に、貼り付けられても勿論よい。
ここで、図5に示すように、フラップベース部1A、フラップショルダー部1B及びフラップウィング部1Cのリム3側には、ビード部9との密着を低減する密着低減部11が設けられている。この密着低減部11は、タイヤ周方向に一定の間隔で設けられる溝である。
なお、密着低減部11は、必ずしもフラップベース部1A、フラップショルダー部1B及びフラップウィング部1Cのリム3側に設けられている必要はなく、少なくともフラップウィング部1Cのリム3側に設けられていればよい。
(作用・効果)
以上説明した実施の形態に係るタイヤ用フラップ1によれば、少なくとも一方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に金属層1Dが設けられていることによって、フラップショルダー部1Bからフラップウィング部1Cにかけて摩耗を抑制することができ、チューブ7の損傷を確実に軽減することができる。
また、ビード部9の先端であるビードトゥ9aとリム3との間に発生する隙間が大きい場合であっても、タイヤ用フラップ1(フラップショルダー部1B)が該隙間に入り込まないため、タイヤ(トレッド摩耗)の寿命よりも長い寿命となる。
また、金属層1Dとリム3との間に繊維層1Eが設けられていることによって、フラップショルダー部1Bからフラップウィング部1Cにかけてさらに補強することができるとともに、リム3やビード部9(特に、ビードトゥ9a)を傷つけることを軽減することが可能となる。
また、少なくともフラップウィング部1Cのリム3側に密着低減部11が設けられていることによって、該フラップウィング部1Cとビード部9と接触面積(表面積)が減少し、フラップウィング部1Cとビード部9との密着を緩和させることができる。このフラップウィング部1Cとビード部9との密着が緩和されることに伴い、フラップウィング部1Cの自由度がましてフラップショルダー部1Bが伸びることをも緩和させることができる。
(変更例1)
上述した実施の形態に係るタイヤ用フラップ1では、金属層1D及び繊維層1Eが両方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられているものとして説明したが、以下のように変更してもよい。なお、上述した実施の形態に係るタイヤ用フラップ1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
金属層1D及び繊維層1Eは、少なくとも一方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられていればよい。特に、金属層1D及び繊維層1Eは、リム3に被さるホイールキャップ(不図示)側のフラップショルダー部1Bである可動側ショルダー部に設けられることが好ましい。
ところで、チューブ式タイヤ5をリム3に組む場合、まず、リム3のホイールキャップ(不図示)を取り外して、タイヤ用フラップ1、チューブ式タイヤ5及びチューブ7を嵌め込む。このため、金属層1D及び繊維層1Eが可動側ショルダー部に設けられていることによって、タイヤ用フラップ1が両方のフラップショルダー部1Bとリム3との間に設けられている場合と比べて、可動側ショルダー部の他側である固定側ショルダー部が軟性となり、タイヤ用フラップ1をリム3に嵌め込みやすくすることができる。
[その他の実施の形態]
上述したように、本発明の実施の形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、密着低減部11は、溝であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、図6に示すように、突起であっても勿論よい。また、密着低減部11は、タイヤ周方向に一定の間隔で設けられているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、不連続に設けられていても勿論よい。
また、タイヤ用フラップ1は、トラック・バス用タイヤ(TB)や、産業車両用タイヤ(ID)等のチューブ式タイヤに用いられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、チューブ式タイヤであれば車両が限定されるものではない。
さらに、タイヤ用フラップ1は、主に平底リムや浅底リム、2つ割リムなどに用いられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、深底リムに用いられるリムバンドとしても用いることも勿論可能である。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例1,2及び実施例に係る重荷重タイヤを用いて行った試験結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
各タイヤ用フラップが設けられるチューブ式タイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 1PR825R15
・ リムサイズ : 6.50T×15
・ 内圧条件 : 1000kPa
・ 試験車両 : 構内パレットキャリア
つまり、チューブ式タイヤの構成は、全て同一であり、本実施例では、以下で説明する各タイヤ用フラップの構成のみが異なる。
比較例1に係るタイヤ用フラップは、金属層や繊維層(補強層)が設けられていない(図8参照)。また、比較例2に係るタイヤ用フラップは、金属層が設けられていなく、繊維層(補強層)が設けられている。
実施例に係るタイヤ用フラップ1は、金属層1D及び繊維層1E(補強層)が設けられている(図1〜図5参照)。この実施例に係るタイヤ用フラップでは、フラップベース部1A、フラップショルダー部1B及びフラップウィング部1Cのリム3側に密着低減部11が設けられている。この密着低減部11は、深さ0.5mmである溝であり、タイヤ周方向へ30〜40mmの間隔で設けられている。
チューブ式タイヤに設けられた各タイヤ用フラップ(特に、フラップショルダー部1B)の摩耗量について、図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、比較例1に係るタイヤ用フラップの摩耗量は、チューブ式タイヤの寿命が約70%に達すると50%を超えた。この比較例1に係るタイヤ用フラップの厚さ(いわゆる、ゲージ厚)を多少厚くした場合であっても、チューブ式タイヤの寿命が約80%に達すると60%を超えた。
また、比較例2に係るタイヤ用フラップの摩耗量は、チューブ式タイヤの寿命が約80%に達すると50%を超えた。この比較例2に係るタイヤ用フラップの厚さを多少厚くした場合であっても、チューブ式タイヤの寿命が約90%に達すると60%を超えた。
一方、実施例に係るタイヤ用フラップの摩耗量は、約10%の時点から増えることがないことが分かる。つまり、少なくとも金属層1Dが設けられる実施例に係るタイヤ用フラップの寿命は、金属層が設けられていない比較例1,2に係るタイヤ用フラップの寿命と比べて、タイヤの寿命よりも確実に長くすることができる。この結果、実施例に係るタイヤ用フラップ1では、摩耗が抑制されて薄くなって裂けることがないため、チューブが挟まれてしまうことを確実に防止することができる。
本実施の形態に係るタイヤ用フラップが装着されるチューブ式タイヤを示すトレッド幅方向断面図である。 本実施の形態に係るタイヤ用フラップが装着されるチューブ式タイヤを示す拡大幅方向断面図である。 本実施の形態に係るタイヤ用フラップを示す斜視図である。 本実施の形態に係るタイヤ用フラップを示す幅方向断面図である。 本実施の形態に係るタイヤ用フラップを示す分解斜視図である。 その他の実施の形態に係るタイヤ用フラップを示す斜視図である。 実施例におけるタイヤ用フラップの摩耗量を示すグラフである。 背景技術(比較例1)に係るタイヤ用フラップを示す幅方向断面図である。
符号の説明
1…タイヤ用フラップ、1A…フラップベース部、1B…フラップショルダー部、1C…フラップウィング部、1D…金属層、1E…繊維層、3…リム(リムホイール)、3A…リムベース部、5…チューブ式タイヤ、7…チューブ、9…ビード部、9a…ビードトゥ、11…密着低減部

Claims (6)

  1. リムホイールのリムベース部に対応するフラップベース部と、
    前記フラップベース部から連続し、タイヤ径方向外側へ向けて湾曲するフラップショルダー部と、
    前記フラップショルダー部から連続し、前記タイヤ径方向外側へ向けて伸びるフラップウィング部と、
    少なくとも一方の前記フラップショルダー部と前記リムホイールとの間に設けられ、金属からなる金属層と
    を備えることを特徴とするタイヤ用フラップ。
  2. 前記金属層は、前記リムホイールに被さるホイールキャップ側の前記フラップショルダー部である可動側ショルダー部に設けられることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用フラップ。
  3. 前記金属層と前記リムホイールとの間に設けられ、前記金属層を前記フラップショルダー部側へ向けて覆うとともに、繊維とゴムとからなる繊維層をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ用フラップ。
  4. 前記金属層は、タイヤ周方向全周に渡って設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ用フラップ。
  5. 少なくとも前記フラップウィング部の前記リムホイール側には、ビード部との密着を低減する密着低減部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ用フラップ。
  6. 前記密着低減部は、タイヤ周方向に一定の間隔で設けられる溝であることを特徴とする請求項5に記載のタイヤ用フラップ。
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